JP5341368B2 - 落とし棒付き門扉 - Google Patents

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Description

本発明は、左右に門扉パネルを備えた両開き型の門扉に関し、特に一方の門扉パネルに落とし棒を備えている落とし棒付き門扉に関するものである。
一般に、門扉パネルに落とし棒が取付けられた門扉としては、例えば、一方の門扉パネルの敷地側に横断面C字状のホルダー内を取付けて落とし棒を挿通させると共に、落とし棒に設けられたつまみ部をホルダー上端に係止させて落とし棒を上げた門扉パネルが開放可能な状態と、C字部の開口隙間を通してつまみ部を下方向に移動させて落とし棒を下げた門扉パネルを開放不能な状態とするものが提案されている。
この門扉の落とし棒は、落とし棒を下げた門扉パネルを開放不能な状態においても、敷地外から落とし棒を操作して、落とし棒を上げた門扉パネルを開放可能な状態にすることができるため、敷地外から門扉パネルを敷地内に向けて押すと、左右の門扉パネルを錠で閉めていても、門扉パネルが開放する場合があり、その点が問題であった。
そこで、この問題を解決するために、対向する扉体の一方の扉体に設けられた落とし棒と、前記落とし棒から突出された操作体を備えた落とし棒装置において、前記操作体には二個の扉体との間の召し合わせに介在させうる回り止め部を設けると共に、一方の扉体には召し合わせに回り止め部を介在させた状態の操作体の上り止め部を設けた落とし棒装置が提案されている。
この落とし棒装置は、扉体施錠時には、上り止め部により操作体の上昇も規制されているので、落し棒を持ち上げることは不可能であり、且つ両扉体を開くことはできず、防犯性は優れたものとなる。
実開平5−40600号公報
しかしながら、前記の落とし棒装置には次のような問題点があった。すなわち、召し合わせの隙間幅は、回り止め部が挿入され且つ挿入後は回動しない程度の範囲で間隔と保持する必要があり、施工誤差等や、扉体が自重によって経時的に傾いて間隔が狭くなると、回り止め部が対向側の扉体と擦れたり、召し合わせに介在させにくくなったりすることにより扉体の開閉に問題が生じる恐れがあった。又、落とし棒装置は左右いずれかの扉体に取付けられるため、左右用にそれぞれ用意する必要があり、部品数が多くなる点も問題であった。更に、落とし棒装置の大部分が外部に露出しており、意匠性の点も問題であった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、落とし棒の大部分が門扉パネルの内部に収納されると共に、門扉パネルが閉じた時には、落とし棒の操作ができないようになされた落とし棒の取付構造を提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわちこの発明に係る落とし棒付き門扉は、左右に配置された2個の門扉パネルが中央から両側に開くようになされた落とし棒付き門扉であって、一の門扉パネルには、二の門扉パネルとの対向する端部に縦枠が設けられ、前記縦枠には二の門扉パネルと対向する端面から内側に向けて溝部が形成され、前記溝部には、落とし棒が挿通されたホルダーが収納され、且つ落とし棒の側面につまみ部が突出して形成されると共に、前記つまみ部は、ホルダーの側壁に開口されたガイド孔に沿って、所定の高さに係止される係止位置から略180度回転させて上下動可能となる可動位置へ移動するようになされ、つまみ部は、前記係止位置及び可動位置のいずれにおいても溝部より突出させず、係止位置から上下動させる可動位置へ移動させる際に、前記つまみ部を開口面より外方に突出させるようにして、門扉が閉じた状態では、前記つまみ部の可動位置への移動が二の門扉パネルに接触して阻止されるようになされたことを特徴とするものである。
本発明によれば、一の門扉パネルの縦枠には二の門扉パネルと対向する端面から内側に向けて溝部が形成され、前記溝部には、落とし棒が挿通されたホルダーが収納されているので、落とし棒の取付構造を左右用として共用することが可能であり、又落とし棒の大部分は外部から見えず意匠性を高めることができる。加えて、落とし棒の側面につまみ部が突出して形成されたつまみ部は、ホルダーの側壁に開口されたガイド孔に沿って、所定の高さに係止される係止位置から上下動可能となる可動位置へ移動するようになされ、つまみ部は、前記係止位置においては溝部より突出させず、上下動させる際に、前記つまみ部を開口面より外方に突出させるようにして、門扉が閉じた状態では、前記つまみ部の可動位置への移動が二の門扉パネルに接触して阻止されるようになされているので、門扉パネルが閉じた状態では、係止位置にあるつまみ部を移動させても、つまみ部先端が二の門扉パネルに接触してそれ以上の移動が阻止され可動位置まで移動できないので、外部から落とし棒を操作することができず、防犯性を高めることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
すなわち、図1は本発明に係る落とし棒付き門扉において実施の第一形態を示す正面図、図2は図1のA−A断面における主要部の拡大横断面図、図3は図2のヒンジの説明図、図4は一方の門扉パネルの正面図、図5は図4のB−B断面における主要部の拡大説明図、図6は図1の他方の門扉パネルの主要部の説明図、図7は図6のC−C断面における横断面図、図8は図6の主要部の拡大側面図、図9は図8の主要部の縦断面図、図10は落とし棒の説明図、図11は図1のF−F断面における主要部の横断面図、図12は図1の変形を示す正面図、図13は本発明に係る落とし棒の取付構造において実施の第二形態を示す正面図、図14は図13のG−G断面における主要部の拡大横断面図である。
図面において、1は支柱、2は支柱1に取付けられた縦框、3、4は縦框2に取付けられた門扉パネル、5は門扉パネル4に取付けられた落とし棒であり、本発明に係る落とし棒付き門扉Pは、支柱1、縦框2、門扉パネル3、及び落とし棒が取付けられた門扉パネル4から主に構成されるものである。
図1〜11は本発明に係る落とし棒付き門扉Pの実施の第一形態を示す説明図である。先ず、門扉Pは、図1、2に示すように、支柱1の一側面側に塀パネルHが取付けられ、支柱1の他側面側に縦框2を介して門扉パネル3、4が取付けられると共に、塀パネルH、支柱1、縦框2、及び門扉パネル3、4が同一面内に位置するものである。支柱1は、金属製で断面が矩形に形成された管状体であり、支柱1の上端部はキャップ11で覆われている。
支柱1は、縦框2を介して門扉パネル3、4が取付けられることを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム合金、ステンレス、鋼材等のパイプ形状の長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。
縦框2は、支柱1と同様に金属製で断面が矩形に形成された管状体であり、一側面側で支柱1に連結されると共に、他側面側に門扉パネル3、4が取付けられたものである。
縦框2は、門扉パネル3、4が取付けられることを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム合金、ステンレス、鋼材等のパイプ形状の長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。
次に、支柱1と縦框2との連結構造について詳しく説明する。図2に示すように、支柱1には支え部材12が取付けられ、縦框2の側面には取付部材21が取付けられ、支え部材12に取付部材21が固定されることによって、縦框2が支柱1に連結される。
支え部材12は、本実施形態では、支柱1に固定される縦長板部13と、この縦長板部13の前後端部から縦框2に向けて略垂直に突設された前突片14と、前突片14より左右方向に幅広となされて並行に突設された後突片15とからなる断面コ字状に形成されたものである。又、取付部材21は、本実施形態では、縦框2に固定される縦長板部22と前記縦長板部22の前側端部から支柱1に向けて略垂直に突設された取付片23とからなる。そして、取付片23が前突片14の前面側に配置され、取付片23及び前突片14を貫通する固定ボルトBを前突片14の背面側に固定されたナットCに螺着させることにより、取付片23が前突片14に固定される。この構造により、縦框2を支柱1の前面側から取付けることができる。又、取付片23には固定ボルトBが挿通される横長孔(図示せず)が設けられている。これにより、支柱1に対して縦框2は左右方向に位置調整することが可能となる。更に、取付片23が前突片14に固定された際、後突片15は縦框2の背面まで延びているので、支柱1と縦框2の背面側の隙間を隠蔽することができる。加えて、取付片23の前面には上下方向に延びるカバー片16が取付けられ、取付片23と前突片14との固定箇所を隠蔽している。尚、カバー片16の幅寸法を後突片15と同じ幅とすると、支柱1及び縦框2の箇所において外観上表裏の違いが目立ちにくくなり意匠性をより高めることができる。
支え部材12、及び取付部材21は、支柱1と縦框2とを連結する部材であることを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム合金、ステンレス、鋼材等のパイプ形状の長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。支え部材12、及び取付部材21は、支柱と縦框2とを強固に連結できるものであれば本形態に限られるものではない。例えば、支柱1と縦框2との周りを巻回して固定するようなバンド状となされたものでもよく、支え部材12又は取付部材21の一方のみを用いて連結するものでもよい。
隣合う縦框2の上部には、図1に示すように、横框24が架設されている。これにより、門扉パネル3から受ける荷重によって、縦框2は長期的には門扉パネル3に向けて傾く恐れがあるが、横框24によって前記傾きを抑えることができ、門扉パネル3、4の隙間が狭くなったり互いに接して門扉パネル3、4の開閉に不具合が生じたりするような問題は起こりにくくなる。
横框24は、縦框2が門扉パネル3側に倒れるのを抑えることを考慮すると、金属製であるものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム合金、ステンレス、鋼材等の長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。尚、上下方向の撓みを抑えるために角パイプ形状や断面コ字状のものを用いてもよい。
門扉パネル3は、図1、2、4に示すように、パネル31とパネル31の周縁部に沿って取付けられた枠材32とを備え、縦框2に取付けられたものである。本実施形態おいて門扉パネル3は、図2に示すように、前後に間隔をあけて配置された平板状のパネル31を枠材32で支持した二重壁構造となされたものである。この構造により、門扉の正面側或いは背面側から生じた騒音を遮り或いは吸収することができる。尚、前後のパネル31の間に形成された空間部にグラスウール等の吸音材を配置してもよく、更に、騒音が発生する側に配置されたパネル31にスリットや透孔等を設けて、前記吸音材で騒音を効果的に吸収するような構造としてもよい。
パネル31は、本実施形態においては、合成樹脂からなるシートの表裏に金属箔を貼着させた積層板であり、金属箔の表面には塗装が施されている。パネル31は、本実施形態に限られるものではない。例えば、遮音性の点を考慮すると、塀パネルにパネル31を1個のみ用いたものでもよく、又積層板の代わりに金属板を用いてもよく、或いは透明板や乳白色の樹脂板を用いて透光性を付与させてもよい。
枠材32は、縦枠33と横枠34とを四角形状に組み合わせて形成されると共に、その内側にパネル31を固定するものである。図2に示すように、縦枠33は、平板状の基板部35から長手方向に沿って溝部36が並設され、この溝部36にパネル31の側端部が挿入されている。横枠34も縦枠33と同様な形態である。
次に、門扉パネル3の組立構造について詳しく説明する。図5は、図4のB−B断面における主要部の拡大説明図であり、(a)は縦枠33の溝部36の形態を示す縦枠33の拡大側面図、(b)はパネル31の上下端部が横枠34に挿入された状態における主要部の縦断面図である。(a)に示すように、縦枠33の上下端部の溝部36は、内側の縦壁部の上下端部がそれぞれ切り欠かれると共に、溝部36の外側において縦壁部の内側面側がそれぞれ一部切り欠かれて、溝部36の間に基板部35を一端とする縦断面矩形状の空間部37が形成されている。そして、溝部36にパネル31の側端部が挿入され、空間部37に横枠34の側端部が配置されると共に、パネル31及び横枠34の側端部は、それぞれ基板部35に当接されている。更に縦枠33の基板部35から横枠34に形成されたビスホール38に向けてビスが螺着され、縦枠33と横枠34とが接合されている。この構造により、門扉パネル3の横幅を短くしたいときは、門扉パネル3から一方の縦枠33を外し、パネル31と横枠34との側端部の面を合わせて切断し、その切断面を新たな側端部として再び縦枠33を取付ければよいので、施工現場においても門扉パネル3の横幅の調整が容易であり、又、切断面は縦枠33に隠蔽されるので、意匠性の低下を防ぐことができる。
枠材32は、本実施形態においては、アルミニウム合金の押出型材からなる長尺体を適宜長さに切断したものであり、上記の如く、設置現場での切断作業が容易となるので好ましい。尚、枠材32の材質は、大きな風圧が加わるパネル31を支持することを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム合金、ステンレス、鉄鋼等の形材やプレス成形材からなる長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。
次に、縦框2と門扉パネル3との取付構造について詳しく説明する。図2に示すように、門扉パネル3はヒンジ6を介して縦框2に取付けられ、門扉パネル3は、このヒンジ6を軸として回動可能となされている。
図3は、ヒンジ6の一実施形態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のビス孔付近の拡大横断面図である。ヒンジ6は、本実施形態では、上下方向に延び上部が縮径された軸棒61と軸棒61の下部に取付けられ縦框2の側面に固定される下蝶番板62と、軸棒61の上部に挿通される円筒部63と、円筒部63から側方に突出されて門扉パネル3の縦枠33に固定される上蝶番板64とを備えたものである。そして、上蝶番板64は、円筒部63を介して軸棒61を軸心に回動可能となされたものである。
次に、下蝶番板62を縦框2に固定する固定方法について詳しく説明する。本実施形態において、下蝶番板62には、固定用の皿ビスSが貫通するビス孔65が設けられている。ビス孔65の形状は、(c)に示すように、皿ビスSの頭部の円錐形状に合わせて蝶番板62の表裏両面から内側に向けて縮径する2個の円錐台状部を突き合わせた形態である。又、これにより、下蝶番板62の表裏何れの面からでも皿ビスSで固定することができる。更に、上蝶番板64にも同様なビス孔65が形成されているので、例えば縦框2に対して門扉パネル3の開放方向を正面側から背面側に変更しても別のヒンジを用意する必要はなく、ヒンジ6を強固に取付けることができる。
図6は、図1の門扉パネル4の説明図であり、(a)は門扉パネル3側の主要部の側面図、(b)は主要部の正面図である。門扉パネル4は、門扉パネル3と左右一対に取付けられるものであり、前記門扉パネル3に対して落とし棒5が取付けられている点が異なり、又門扉パネル3、4には、一方に錠が取付けられ、他方に錠受けが取付けられたものであるが、他の形態は門扉パネル3と同様である。
すなわち、門扉パネル4は、パネル本体41とパネル本体41の周縁部に沿って取付けられた枠材42とを備え、縦框2に取付けられたものである。枠材42は、門扉パネル4の自由端側の端部に縦枠43を備えている。
図7は、図6のC−C断面を示す拡大縦断面図である。縦枠43は、横断面矩形状で内部に中空部が形成されたものであり、一方の側端部は門扉パネル3に相対して配置されると共に、他方の側端部にはパネル本体41の側端部が挿入される挿入溝が形成され、更に、下部には落とし棒5が下方向に出退可能に収納されている。
又、縦枠43の下部には、門扉パネル3と相対する端面から内側に向けて溝部44が設けられている。溝部44は、前記端面側に開口した横断面コ字状に形成されたものであり、溝部44の両側壁部の外周面は固定ビスを介して対向する縦枠43の内側壁部に固定されている。更に、溝部44には、落とし棒5を支持するためのホルダー7が取付けられている。
落とし棒5の側面には、つまみ部51が突出している。前記つまみ部51は、保持部72の側壁に開口されたガイド孔73を通って保持部72の外方に延びている。これにより、落とし棒5はつまみ部51を介して保持部72に支持される。つまみ部51は、本実施形態では、つまみ部51の基端側が落とし棒5に螺着されたものであるが、つまみ部51と落とし棒5とを接着等の手段で連結したものでもよい。
ホルダー7は、溝部44の底部に固定される縦板部71と溝部44内に配置された保持部72とを備えている。保持部72の内部には、落とし棒5の外径よりやや大きくなされた縦孔部が上下方向に形成され、この縦孔部内に落とし棒5が挿通されている。
ホルダー7は、本実施形態では、図7に示すように、縦板部71と保持部72との間は連結片8によって連結されている。連結片8は、板部71の横方向の中央部から保持部72に向けて略垂直に突設されたものである。これにより、作業者が落とし棒5のつまみ部51を摘んで操作する際に、つまみ部51の奥まで指が入るため操作しやすくなる。
図8〜11は、落とし棒5とホルダー7との関係を示す説明図であり、図8は溝部44の開口面側から見た拡大側面図、図9は図8の拡大縦断面図であり、(a)はD−D断面、(b)はE−E断面を示すものである。保持部72のガイド孔73は、本実施形態では、門扉Pの前面側に形成されて上下に延びる縦長孔部74と、この縦長孔部74の上下端部から溝部44の開口側を通って門扉Pの背面側に達する上下の横長孔部75、76を備え、更に横長孔部75の先端はつまみ部51が保持される鉤部77が下方向に延設されている。
図10は、落とし棒5の高さを変える際、つまみ部51の位置関係を説明したものである。つまみ部51は、図9の(a)及び図10の(a)に示される下横長孔部76から、図9(b)及び図10の(b)、(c)に示される縦長孔部74に沿って、図9の(a)及び図10の(d)に示される上横長孔75まで往復可能となされている。そして、つまみ部51は、下横長孔部76に位置している時は、落とし棒下端52が地表に設けられた落とし棒受け部53に収納されることにより門扉パネル4が回動不能となり、つまみ部51が上横長孔部75に位置している時は、落とし棒下端52が地表から離れ、門扉パネル4が開放可能になされている。
図11は、図1のF−F断面における主要部の横断面図であり、つまみ部51が、図10において、(a)から(b)に移動する際の可動範囲を説明するものである。つまみ部51は、図10の(a)に対応する(イ)の位置から、図10の(b)に対応する(ニ)の位置まで移動する際、つまみ部先端54は、(ロ)、(ハ)に示すように溝部44の開口面より外方に突出される。従って、門扉Pが閉じた状態においてつまみ部51が(イ)の位置に配置されていれば、外部からの衝撃が加わった場合、或いは部外者や子供等が門扉パネル4の下方に露出した落とし棒5を操作した場合に、つまみ部51が係止位置から可動位置に向けて移動しても、(ロ)に示すように、つまみ部先端54が門扉パネル3に接触して可動位置への移動が阻止されるので、つまみ部51は係止位置に留まり門扉を開放させず防犯性を高めることができる。更に、門扉Pが閉じた状態では、つまみ部51及びホルダー7は外部からは見えにくいため、防犯性をより高め、意匠性も高めることができる。
又、つまみ部51は、上横長孔部75の鉤部77に位置していれば、外部から衝撃が加わっても、可動位置には移動しにくいため、落とし棒5が不用意に落下するような不具合を防止することができる。
つまみ部51は、図11において、門扉Pを閉めた状態で、(イ)から(ニ)に向けて移動させる際、溝部44の開口面から略垂直に突出される位置(ハ)より(イ)の位置に寄った箇所で門扉パネル3に接触するように形成するのが好ましい。本実施形態においては、(ロ)の位置である。これにより、施工誤差や経年的な影響により門扉パネル3、4の間隔が離れる方向に変形した場合でも、つまみ部先端54を門扉パネル3に接触させて、つまみ部51の前記移動を阻止することができ、落とし棒5の高さを保持することができる。
落とし棒5は、ガイド孔73を介してつまみ部51を溝部44の開口面から突出させない係止位置に配置可能となされると共に、つまみ部51を係止位置から可動位置に移動する際に、つまみ部先端54が溝部44の開口面から外方に突出される形態であって、つまみ部先端54を突出させた状態を経由した後、前記つまみ部51を溝部44より突出させない状態に移動させ、次いで上下方向に移動可能となされている。すなわち、本実施形態の如く、つまみ部51を係止位置から略180度回転させて、つまみ部を溝部44より突出させた状態を経由すると共に、再び溝部44内に収められ、その状態で前記つまみ部51を上下方向に移動させるようになされている
尚、落とし棒5は、本実施形態においては、縦枠43の上部にも取付けられている。枠材43の下部に取付けられた落とし棒5と比べて、上部の落とし棒5は、上下の位置関係が反転している点、落とし棒受け部53の上端が縦框2の上部に架設された横框24の下部に設けられた孔部(図示せず)に挿通される点が異なるが、その他の形態は、前記の下部の落とし棒5と同様な形態である。上部の落とし棒5は、外観ではほとんど見えないため、下部の落とし棒5に比べて防犯性をより高めることができる。そして、落とし棒5を上下に設けることにより、防犯性を更に高めることができ、加えて、門扉パネル4にかかる風荷重等をより効果的に支えることができる。
本実施形態において、落とし棒5が取付けられた門扉パネルは門扉パネル4であるが、落とし棒5を門扉パネル3側に取付けてもよい。その際は、門扉パネル3と門扉パネル4、或いは縦枠33と縦枠43とが左右入れ替え可能な前後対して対称形状となされていれば、取り替え作業が容易となる。
図12は、門扉Pの変形を示すものである。本実施形態に係る門扉Pは、図1〜11に示された門扉Pと比べて、主に門扉パネル3、4より上方の構造が異なるものであり、その他の点は、図1〜11に示された門扉Pと同様である。
すなわち、図12に示された門扉Pは、門扉パネル3の高さに比べて、塀パネルHの高さが高いものであり、左右方向の高さを揃えるために、門扉パネル3の上方に調整パネルTが位置させたものである。この調整パネルTは、縦框2の横框24の上方に配置されると共に支柱1の間に架設されたものである。
図13、14は、門扉Pの実施の第二形態の説明図であり、図13は正面図、図14は図13のG−G断面における主要部の拡大横断面図である。本実施形態に係る門扉Pは、図1〜9に示された門扉と比べて、主に支柱1と縦框2との連結構造が異なるものであり、その他の点は、図1〜9に示された門扉Pと同様である。
すなわち、図11、12に示された門扉Pは、支柱1の前面側に塀パネルHと縦框2を介して門扉パネル3、4が取付けられ、塀パネルH、縦框2、及び門扉パネル3、4が同一面内に配置されたものである。支柱1の前面には、連結部材(図示せず)を介して塀パネルHが取付けられている。
次に、支柱1に対する縦框2の取付構造に関して、図2に示された門扉Pとの違いを詳しく説明する。図支え部材12は、本実施形態では、支柱1の側面に固定される縦長板部13と、この縦長板部13の前端部から縦框2側に向けて略垂直に突設された前突片14とからなる断面L字状に形成されたものである。取付部材21は、本実施形態では、縦框2の側面に固定される縦長板部22と前記縦長板部22の前後端部から塀パネルH側に向けて略垂直に突設された取付片23とからなる。後取付片23が前突片14の前面側に配置され、取付片23及び前突片14をボルト・ナットで螺着させることにより、取付片23が前突片14に固定される。尚、本実施形態においては、前取付片25の背面側に塀パネルHの端部が配置されたものである。
尚、本実施形態において、門扉パネル3の高さに比べて、塀パネルHの高さが高い場合は、図10に示される門扉Pと同様に調整パネルTを用いて、門扉パネル3と塀パネルHとの高さを揃えることができる。
本発明に係る落とし棒付き門扉において実施の第一形態を示す正面図である。 図1のA−A断面における主要部の拡大横である。 図2のヒンジの説明図である。 一方の門扉パネルの正面図である。 図4のB−B断面における主要部の拡大説明図 図1の他方の門扉パネルの主要部のである。 図6のC−C断面における横断面図である。 図6の主要部の拡大側面図である。 図8の主要部の縦断面である。 落とし棒の説明図である。 図1のF−F断面における主要部の横断面図である。 図12は図1の変形を示す正面図である。 本発明に係る落とし棒付き門扉において実施の第二形態を示す正面図である。 図13のG−G断面における主要部の拡大横断面図である。
1 支柱
2 縦框
24 横框
3 門扉パネル
31 パネル
32 枠材
4 門扉パネル
42 枠材
43 縦枠
44 溝部
5 落とし棒
51 つまみ部
54 つまみ部先端
6 ヒンジ
7 ホルダー
73 ガイド孔
74 縦長孔部
75 上横長孔部
76 下横長孔部
P 落とし棒付き門扉

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  1. 左右に配置された2個の門扉パネルが中央から両側に開くようになされた落とし棒付き門扉であって、一の門扉パネルには、二の門扉パネルとの対向する端部に縦枠が設けられ、前記縦枠には二の門扉パネルと対向する端面から内側に向けて溝部が形成され、前記溝部には、落とし棒が挿通されたホルダーが収納され、且つ落とし棒の側面につまみ部が突出して形成されると共に、前記つまみ部は、ホルダーの側壁に開口されたガイド孔に沿って、所定の高さに係止される係止位置から略180度回転させて上下動可能となる可動位置へ移動するようになされ、つまみ部は、前記係止位置及び可動位置のいずれにおいても溝部より突出させず、係止位置から上下動させる可動位置へ移動させる際に、前記つまみ部を開口面より外方に突出させるようにして、門扉が閉じた状態では、前記つまみ部の可動位置への移動が二の門扉パネルに接触して阻止されるようになされたことを特徴とする落とし棒付き門扉。
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