JP5341296B2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5341296B2
JP5341296B2 JP2005179030A JP2005179030A JP5341296B2 JP 5341296 B2 JP5341296 B2 JP 5341296B2 JP 2005179030 A JP2005179030 A JP 2005179030A JP 2005179030 A JP2005179030 A JP 2005179030A JP 5341296 B2 JP5341296 B2 JP 5341296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
predicted
radar
relative position
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005179030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006349603A (ja
Inventor
康介 棟方
光洋 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2005179030A priority Critical patent/JP5341296B2/ja
Publication of JP2006349603A publication Critical patent/JP2006349603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5341296B2 publication Critical patent/JP5341296B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

本発明は、レーダ装置において物標の位置を算出する技術に関するものである。
レーダ装置の技術としては、レーダを用いて複数回計測した物標の位置(レーダ装置に対する角度や距離)を平均化した値を、当該物標の位置として用いることにより、物標の位置の算出精度を向上する技術が知られている(たとえば、特許文献1、特許文献2)。
特開2003-344534号公報 特開2004-226120号公報
前記レーダ装置で複数回計測した物標の位置を平均化した値を、当該物標の位置として用いる技術によれば、物標の位置の算出に、レーダによる物標の複数回の計測が必要となるため、応答性の優れた物標の位置の算出を行うことができない。
そこで、本発明は、応答性を劣化を抑制しつつ精度良く物標位置の算出を行うことのできるレーダ装置を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、レーダ装置を、レーダを用いて物標の位置を計測位置として計測するレーダ測位手段と、前記レーダ測位手段が前記計測位置を計測した物標を追尾する追尾手段と、前記追尾手段が追尾している物標の位置を、当該物標の過去の位置に基づいて予測位置として予測する予測手段と、前記レーダ測位手段が計測した計測位置と前記予測手段が予測した予測位置との間の位置に、物標の位置を算出する物標位置算出手段とを含めて構成したものである。
そして、前記物標位置算出手段において、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標までの距離が小さいほど、当該計測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出するようにしたものである。
または、前記物標位置算出手段において、前記追尾手段が物標を追尾した回数が大きいほど、前記予測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出するようにしたものである。
または、前記物標位置算出手段において、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標の方向と前記予測手段が予測した予測位置が示す当該物標の方向との差の絶対値の、現在までの平均値が大きいほど、前記予測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出するようにしたものである。
ここで、以上のように本発明に係るレーダ装置では、レーダ測位手段が計測した計測位置を、前記予測手段が予測した予測位置を考慮して補正した位置を物標の位置として算出する。
そして、このような補正を、前記物標位置算出手段において、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標までの距離が小さいほど、当該計測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出することにより行えば、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標までの距離が小さいほど、前記レーダ測位手段が計測した計測位置の信頼性が高いため、予測位置を考慮した適正な計測位置の補正が可能となる。また、このような補正を、前記物標位置算出手段において、前記追尾手段が物標を追尾した回数が大きいほど、前記予測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出することにより行えば、前記追尾手段が物標を追尾した回数が大きいほど、過去の物標の位置に基づいて行われる予測位置の予測の精度は高い蓋然性が大きいため、予測位置を考慮した適正な計測位置の補正が可能となる。また、このような補正を、前記物標位置算出手段において、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標の方向と前記予測手段が予測した予測位置が示す当該物標の方向との差の絶対値の、現在までの平均値が大きいほど、前記予測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出することにより行えば、前記平均値が小さい場合には、予測位置の精度が高い蓋然性が大きいため、予測位置を考慮した適正な計測位置の補正が可能となる。
そして、このようにレーダ測位手段が計測した計測位置の、前記予測手段が予測した予測位置を考慮した適正な補正が行えるので、レーダ測位手段において、1回もしくは少数回計測した物標の位置を平均化した値を計測位置とするようにしても、適正な物標の位置の算出が可能となる。よって、応答性の劣化を抑制しつつ、精度良く物標の位置を算出することが可能となる。
なお、前記物標位置算出手段は、前記レーダ測位手段が計測した計測位置と前記予測手段が予測した予測位置とを結ぶ線分上の位置に、物標の位置を算出するようにしても良いし、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標の距離と同じ距離を有し、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標の方向と前記予測手段が予測した予測位置が示す物標の方向との間の方向を有する位置に、物標の位置を算出するようにしてもよい。また、以上のレーダ装置は、自動車に搭載され、自動車周辺の物標の位置を算出する車載のレーダ装置であってよい。
以上のように、本発明によれば、応答性を劣化を抑制しつつ精度良く物標位置の算出を行うことのできるレーダ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、自動車に搭載されるレーダシステムへの適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係るレーダシステムの構成を示す。
図示するようにレーダシステムは、レーダ測位部1、物標検出部2、物標情報出力装置3、ECU4と含んで構成される。そして、レーダ測位部1は、アンテナ11と送受信機12とレーダ計測信号処理部13とよりなる。また、物標検出部2は、物標追尾部21、物標管理メモリ22、物標位置予測部23、物標位置補正部24とを含んで構成される。
ここで、レーダシステムは、当該レーダシステムが搭載された自動車周辺または前方に設定したスキャン範囲内に存在する他車両を物標として検出するものである。
このような構成において、ECU4は、自動車の各状態の監視と制御を行う。レーダ計測信号処理部13は、送受信機12を介してアンテナ11を駆動し、定期的に、スキャン範囲内に存在する物標(他車両等)をスキャンし、スキャンの各回毎に、スキャンによって検出された各物標のレーダシステムに対する相対位置(相対距離、相対方向角)と相対速度を、計測相対位置と計測相対速度として計測し物標検出部2に出力する。ただし、レーダ計測信号処理部13は、複数回のスキャンの各回で計測された各物標のレーダシステムに対する相対位置と相対速度を平均した値を、各回の計測相対位置と計測相対速度として出力してもよい。
一方、レーダ計測信号処理部13が行うスキャンの各回毎に、物標検出部2は、レーダ計測信号処理部13から入力する各物標の計測相対位置と計測相対速度に基づいて、スキャン範囲内に存在する各物標の追尾と、スキャン範囲内に存在する各物標の自車に対する相対位置や相対速度の算出とを行い、算出した各物標の相対位置や相対速度等を物標情報出力装置3に出力する。物標情報出力装置3は、物標検出部2から通知された各物標の相対位置を表示したり、物標検出部2から通知された各物標の位置に応じた警報(たとえば、接近警報)を出力したり、物標検出部2から通知された各物標の位置に応じたECU4の制御(たとえば、自動制動)などを行う。
ここで、図2に、物標検出部2の物標管理メモリ22に保持する物標管理テーブルを示す。
図示するように、物標管理テーブルは、レーダシステムが追尾している物標である追尾中物標毎に設けたエントリ(図の各行)を有する。そして、各エントリには、追尾中物標の識別子であるラベルが登録される。また、各エントリには、最終回のスキャン(t)から、n回前のスキャン(t-n)までの、各回のスキャンのそれぞれについて設けられたスキャン算出情報が登録される。そして、各スキャン算出情報には、当該回jのスキャンに対して算出された追尾中物標の相対位置P(j)と、当該回のスキャンに対して算出された追尾中物標の相対速度V(j)と、当該回のスキャンに対して後述するように物標位置予測部23が予測した追尾中物標の予測相対位置が示す相対方向角と当該回のスキャンにおいてレーダ計測信号処理部13から入力した物標の計測相対位置が示す相対方向角の差分dθが登録される。
さて、物標検出部2における物標の追尾と位置の算出は以下のように行われる。
スキャンの各回毎に、物標位置予測部23は、物標管理テーブルにエントリが登録されている各追尾中物標について、当該エントリに登録されている過去の回のスキャン算出情報に登録されている相対位置P(j)、相対速度V(j)より、今回の追尾中物標の相対位置と相対速度を予測相対位置と予測相対速度として予測する。
また、物標追尾部21は、以下の物標追尾処理を行う。
すなわち、物標追尾部21は、物標追尾処理において、レーダ計測信号処理部13から計測相対位置と計測相対速度が入力された各物標について、計測相対位置と近似する予測相対位置が物標位置予測部23によって予測されている追尾中物標を探索し、探索が成功した場合には、この物標は探索した追尾中物標と同一の物標であるとして、物標管理テーブルの探索した追尾中物標のエントリに今回tのスキャン算出情報の相対位置P(t)、相対速度V(t)として、レーダ計測信号処理部13から入力された計測相対位置と計測相対速度を仮登録する。また、物標追尾部21は、物標位置予測部23が予測した予測物標装置位置が示す方向角と、レーダ計測信号処理部13から入力した計測相対位置が示す方向角の差分dθを求め、追尾中物標のエントリの今回tのスキャン算出情報に登録する。
一方、探索が失敗した場合には、この物標は新たなに検出されるようになった物標であるとして、物標管理テーブルに新たなエントリを生成し、生成したエントリに一意なラベルを生成して登録すると共に、生成したエントリに今回tのスキャン算出情報の相対位置P(t)、相対速度V(t)として、レーダ計測信号処理部13から入力された計測相対位置と計測相対速度を仮登録する。また、物標追尾部21は、物標位置予測部23が予測した予測物標装置位置が示す方向角と、レーダ計測信号処理部13から入力した計測相対位置が示す方向角の差分dθを求め、追尾中物標のエントリの今回tのスキャン算出情報に登録する。
次に、物標位置算出部が行う物標位置補正処理について説明する。
図3に、この物標位置補正処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、レーダ測位部1のスキャンが終了し、今回のスキャンについての物標追尾部21の物標追尾処理が終了したならば(ステップ302)、各追尾中物標、すなわち物標管理テーブルの対応するエントリの今回のスキャン算出情報に相対位置P(t)、相対速度V(t)が仮登録されている各物標について(ステップ304、322、324)、以下の処理を行う。
すなわち、まず、物標管理テーブルの対応するエントリの今回tのスキャン算出情報に相対位置P(t)として仮登録されている追尾中物標の計測相対位置Poを取得する(ステップ306)。次に、その追尾中物標の今回のスキャン時の位置として物標位置予測部23が予測した予測相対位置Pfを取得する(ステップ308)。ただし、その追尾中物標が今回のスキャンで初めて物標管理テーブルに登録されたものである場合には、予測相対位置Pfとして、計測相対位置Poを用いる。
次に、計測相対位置Poが示す追尾中物標までの距離Qを算出する(ステップ310)。また、その追尾中物標が、過去一定期間に追尾された回数Rを取得する(ステップ312)。この回数Rは、物標管理テーブルの、当該追尾物標のラベルが登録されているエントリのスキャン情報のうちから、より後に登録したものより一定数抽出したスキャン算出情報のうちの、相対位置P(j)と相対速度V(j)とが設定されているスキャン算出情報の数として求められる。
次に、追尾中物標について求められた過去一定期間に行われたスキャンの各回において物標追尾で求められた物標位置予測部23が予測した予測物標装置位置が示す方向角とレーダ計測信号処理部13から入力した計測相対位置が示す方向角との差分dθの絶対値の平均値Φを算出する(ステップ314)。このΦは、物標管理テーブルの、当該追尾物標のラベルが登録されているエントリのスキャン情報のうちから、より後に登録したものより一定数抽出したスキャン算出情報に登録されている各dθの絶対値の平均値として求まる。
そして、今回tの追尾中物標の相対位置P(t)を、ステップ306で取得した計測相対位置Poと、ステップ306で取得した予測相対位置Pfと、ステップ310で取得した距離Qとステップ312で取得した回数Rとステップ314で取得した平均Φとに基づいて算出する(ステップ316)。
ここで、相対位置P(t)は、位置または方向に関して測相対位置Poと予測相対位置Pfの間の位置として算出する。また、距離Qが小さいほど計測相対位置Poよりの位置となり、回数Rが多いほど予測相対位置Pfよりの位置となり、平均Φが小さいほど予測相対位置Pfよりの位置となるように算出する。これは、距離Qが小さいほど、レーダ計測信号処理部13で計測された物標の方向角の精度が高く、従って、計測相対位置Poの信頼性が高いと考えられるからである。また、追尾中物標を今までに追尾した回数Rが多いほど、予測相対位置Pfの予測精度は高い水準で推移していると考えられるからである。また、平均Φが小さいほど、計測相対位置Poと予測相対位置Pfの誤差が小さいので、予測相対位置Pfの精度が高いと考えられるからである。
より具体的には、相対位置P(t)は、たとえば、
{(aQ + bR)Pf+(cΦ)PO}/(aq + bR + cΦ)
などとして、計測相対位置Poと予測相対位置Pfとを結ぶ線分上の位置として、求めることができる。ここで、a,b,cは、チューニングのための係数である。
さて、以上のようにして、今回tの追尾中物標の相対位置P(t)を求めたならば、物標管理テーブルの、追尾中物標に対応するエントリの今回tのスキャン算出情報に仮登録されている相対位置P(t)を、ステップ316で求めた相対位置P(t)に書き換える(ステップ318)。また、このとき、対応するエントリの今回tのスキャン算出情報に仮登録されている相対速度V(t)も、ステップ316で求めた相対位置P(t)と前回t-1のスキャン算出情報に登録されている相対位置P(t-1)間の移動距離より求まる相対速度に書き換えるようにしてもよい。
そして、追尾中物標のエントリに今回tのスキャン算出情報に登録した相対位置P(t)と相対速度V(t)を、物標情報出力装置3に出力する(ステップ320)。
以上、物標位置補正部24が行う物標位置補正処理について説明した。
ここで、図4に、このような物標位置補正処理による追尾中物標の相対位置P(t)の算出例を示す。
いま、前々回の物標位置補正処理によって相対位置Pt-2が、前回の物標位置補正処理によって相対位置Pt-1が算出されているものとする。この場合、この相対位置Pt-2、相対位置Pt-1に基づいて、物標位置予測部23によって今回の予測相対位置Pftが予測される。このような状態において、今回のレーダ計測信号処理部13によって今回の計測相対位置として図中のPOtが算出されると、物標位置補正処理によって、今回の相対位置Ptとしては、計測相対位置POtと予測相対位置Pftとを結ぶ線分上の位置が算出される。ここで、この今回の相対位置Ptと計測相対位置POtとの距離をD1とし、今回の相対位置Ptと予測相対位置Pftとの距離D2とすると、前述のように、計測相対位置POtまでの距離Qが小さいほどD1が小さくD2が大きくなるように、すなわち、計測相対位置POtよりの位置となるように相対位置Ptは算出される。また、この物標の今までの追尾回数Rが多いほど、D1が大きくD2が小さくなるように、すなわち、予測相対位置Pftよりの位置となるように相対位置Ptは算出される。また、図中に示した計測相対位置POtの方向角と予測相対位置Pftの方向角の差dθの絶対値の今までの平均値が小さいほど、D1が大きくD2が小さくなるように、すなわち、予測相対位置Pftよりの位置となるように相対位置Ptは算出される。
ただし、このような物標位置補正処理による追尾中物標の相対位置P(t)の算出は、計測相対位置Potの示す物標の方向角に比べ計測相対位置Potの示す物標の距離は信頼性が高いことを考慮して、次のように行うようにしてもよい。
すなわち、追尾中物標の相対位置P(t)までの距離は、計測相対位置POtまでの距離と同じ距離とする。そして、相対位置P(t)の方向角を、計測相対位置POtの方向角と、予測相対位置Pftの方向角の間の方向角とする。また、この相対位置P(t)の方向角と計測相対位置POtの方向角との差分ψ1と、相対位置P(t)の方向角と予測相対位置Pftの方向角との差分ψ2は、計測相対位置Potまでの距離Qが小さいほどψ1が小さくψ2が大きくなるように、すなわち、計測相対位置POtよりの方向となるように相対位置Ptを算出する。また、この物標の今までの追尾回数Rが多いほど、ψ1が大きくψ2が小さくなるように、すなわち、予測相対位置Pftよりの方向となるように相対位置Ptを算出する。また、図中に示した計測相対位置Potの方向角と予測相対位置Pftの方向角の差dθの絶対値の今までの平均値φが小さいほど、ψ1が大きくψ2が小さくなるように、すなわち、予測相対位置Pftよりの方向となるように相対位置Ptを算出する。
なお、物標位置補正処理による追尾中物標の相対位置P(t)の算出は、以上示したアルゴリズム以外のアルゴリズムによって行うようにしてもよい。ただし、計測相対位置POtまでの距離Qが小さいほど、計測相対位置POtよりの位置または方向となるように相対位置Ptは算出する。また、この物標の今までの追尾回数Rが多いほど、予測相対位置Pftよりの位置または方向となるように相対位置Ptは算出する。また、計測相対位置POtの方向角と予測相対位置Pftの方向角の差dθの絶対値の今までの平均値φが小さいほど、予測相対位置Pftよりの位置または方向となるように相対位置Ptは算出する。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように本実施形態によれば、レーダ計測信号処理部13が計測した計測相対位置を、物標位置予測部23が予測した予測相対位置を考慮して、物標位置補正部24で補正した位置を物標の位置として算出する。
そして、このような補正を、計測相対位置が示す物標までの距離や、物標追尾手段が物標を追尾した回数や、計測相対位置と予測相対位置の方向角との差の絶対値の現在までの平均値を考慮して、計測相対位置と予測相対位置の信頼性の比を定め、定めた信頼性の比に応じた計測相対位置と予測相対位置の間の位置に、物標の位置を算出することにより行う。したがって、本実施形態によれば、計測相対位置の、予測相対位置を考慮した適正な計測位置の補正が可能となる。そして、このように適正な補正が行えるので、レーダ計測信号処理部13において、1回もしくは少数回計測した物標の相対位置を平均化した値を計測相対位置とするようにしても、適正な物標の位置の算出が可能となる。よって、応答性の劣化を抑制しつつ、精度良く物標の位置を算出することが可能となる。
なお、本実施形態は、自動車に搭載する車載のレーダシステム以外の任意のレーダシステムに同様に適用可能である。
本発明の実施形態に係るレーダシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る物標管理メモリに格納する物標管理テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係る物標位置補正部が行う物標位置補正処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る物標位置補正処理の処理例を示す図である。
符号の説明
1…レーダ測位部、2…物標検出部、3…物標情報出力装置、4…ECU、11…アンテナ、12…送受信機、13…レーダ計測信号処理部、21…物標追尾部、22…物標管理メモリ、23…物標位置予測部、24…物標位置補正部。

Claims (6)

  1. レーダを用いて物標の位置を計測位置として計測するレーダ測位手段と、
    前記レーダ測位手段が前記計測位置を計測した物標を追尾する追尾手段と、
    前記追尾手段が追尾している物標の位置を、当該物標の過去の位置に基づいて予測位置として予測する予測手段と、
    前記レーダ測位手段が計測した計測位置と前記予測手段が予測した予測位置との間の位置に、物標の位置を算出する物標位置算出手段とを有し、
    前記物標位置算出手段は、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標の方向と前記予測手段が予測した予測位置が示す当該物標の方向との差の絶対値の、現在までの平均値が小さいほど、前記予測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出することを特徴とするレーダ装置。
  2. 請求項1記載のレーダ装置であって、
    前記物標位置算出手段は、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標までの距離が小さいほど、当該計測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出することを特徴とするレーダ装置。
  3. 請求項1または2記載のレーダ装置であって、
    前記物標位置算出手段は、前記追尾手段が物標を追尾した回数が大きいほど、前記予測位置よりの位置となるように、当該物標の位置を算出することを特徴とするレーダ装置。
  4. 請求項1、2または3記載のレーダ装置であって、
    前記物標位置算出手段は、前記レーダ測位手段が計測した計測位置と前記予測手段が予測した予測位置とを結ぶ線分上の位置に、物標の位置を算出することを特徴とするレーダ装置。
  5. 請求項1、2または3記載のレーダ装置であって、
    前記物標位置算出手段は、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標の距離と同じ距離を有し、前記レーダ測位手段が計測した計測位置が示す物標の方向と前記予測手段が予測した予測位置が示す物標の方向との間の方向を有する位置に、物標の位置を算出することを特徴とするレーダ装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載のレーダ装置であって、
    当該レーダ装置は、自動車に搭載され、自動車周辺の物標の位置を算出する車載のレーダ装置であることを特徴とするレーダ装置。
JP2005179030A 2005-06-20 2005-06-20 レーダ装置 Expired - Fee Related JP5341296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005179030A JP5341296B2 (ja) 2005-06-20 2005-06-20 レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005179030A JP5341296B2 (ja) 2005-06-20 2005-06-20 レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006349603A JP2006349603A (ja) 2006-12-28
JP5341296B2 true JP5341296B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=37645612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005179030A Expired - Fee Related JP5341296B2 (ja) 2005-06-20 2005-06-20 レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5341296B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5895601B2 (ja) * 2011-03-28 2016-03-30 株式会社デンソーウェーブ 方向探知装置
JP2014137288A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Mitsubishi Electric Corp 車両周辺監視装置および車両周辺監視方法
JP7277412B2 (ja) * 2020-04-10 2023-05-18 株式会社Soken 物標追跡装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690278B2 (ja) * 1987-09-14 1994-11-14 日本電気株式会社 レーダ用追尾フィルタ
JPH05150038A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Nec Corp 航跡追尾処理装置
JPH07181247A (ja) * 1993-12-24 1995-07-21 Oki Electric Ind Co Ltd 物標追尾映像表示装置
JPH08271622A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Mitsubishi Electric Corp 目標追尾装置
JPH0990027A (ja) * 1995-09-20 1997-04-04 Mitsubishi Electric Corp 目標曲進判定装置
JP2003337170A (ja) * 2002-03-14 2003-11-28 Furuno Electric Co Ltd レーダ信号処理装置およびレーダ
JP2004245769A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Fujitsu Ten Ltd 物標検出装置、及び物標検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006349603A (ja) 2006-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2400269B1 (en) Track information generating device, track information generating method, and computer-readable storage medium
US9453911B2 (en) Target tracking system and target tracking method
US20220215673A1 (en) Device, system, and method for generating occupancy grid map
US10793145B2 (en) Object recognition device, object recognition method, and vehicle control system
US10623292B2 (en) Receiver and event-detection-time-point estimation method
JP4480632B2 (ja) 車載レーダ装置
JP6464978B2 (ja) 位置推定装置
US20210348943A1 (en) Map information correction apparatus, mobile object, map information correction system, map information correction method, control circuit, and non-transitory storage medium
JP2006292518A (ja) 車両用物体検出装置
JP5341296B2 (ja) レーダ装置
JP6169146B2 (ja) 物体認識統合装置および物体認識統合方法
US11346939B2 (en) Surrounding monitoring radar device
CN114268787B (zh) 基于ar-hud的延时补偿方法、装置、设备及存储介质
US9797736B2 (en) Drive assist system, method, and program
US20110137524A1 (en) Angle control method and apparatus, and automatic parking system using the same
JP6333437B1 (ja) 物体認識処理装置、物体認識処理方法および車両制御システム
IL272897B1 (en) System and method for building combined tracks from radar detections
CN113269260B (zh) 一种智能驾驶车辆多传感器目标融合及跟踪方法及系统
CN110807942B (zh) 智能驾驶汽车航迹更新方法及其更新系统
JP2007200074A (ja) 周辺物体追尾装置及び周辺物体位置予測方法
Ruan et al. Use of the interacting multiple model algorithm with multiple sensors
JP4730832B2 (ja) 車載レーダ装置
WO2023058559A1 (ja) 情報処理装置、物体追跡装置、追跡方法、プログラム
US11921191B2 (en) Object recognition device and object recognition method
JP6780555B2 (ja) 車両制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5341296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees