JP6780555B2 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6780555B2
JP6780555B2 JP2017052414A JP2017052414A JP6780555B2 JP 6780555 B2 JP6780555 B2 JP 6780555B2 JP 2017052414 A JP2017052414 A JP 2017052414A JP 2017052414 A JP2017052414 A JP 2017052414A JP 6780555 B2 JP6780555 B2 JP 6780555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
distance
vehicles
unit
preceding vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017052414A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018154226A (ja
Inventor
岳生 早笘
岳生 早笘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2017052414A priority Critical patent/JP6780555B2/ja
Publication of JP2018154226A publication Critical patent/JP2018154226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6780555B2 publication Critical patent/JP6780555B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、車両制御装置に関し、特に、隊列走行可能な車両制御装置の技術分野に関する。
この種の装置として、例えば、レーダで検出した前方物体までの距離の履歴と、車車間通信装置を用いて取得した他車両との相対距離の履歴とを比較して先行車を特定するとともに、他車両からの、該他車両の先行車の車両ID、該他車両の車両ID及び両車両の前後関係を含む直近情報に基づいて、隊列の前後関係を決定する装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2013−205960号公報
例えば、隊列を形成する複数の車両のうち一台の車両が隊列から離脱した場合、該離脱した車両の直後を走行していた車両は新たな先行車を特定する必要がある。このとき、特許文献1に記載の技術では、新たな先行車が特定されるまでにかかる時間が比較的長くなる可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、隊列を形成する車両が該隊列から離脱した場合に、新たな先行車を比較的速やかに特定することができる車両制御装置を提供することを課題とする。
本発明の車両制御装置は、上記課題を解決するために、車車間通信を用いて、自車両を含む複数の車両で隊列を形成して走行する隊列走行を実施可能な車両制御装置であって、前記自車両と、前記自車両の周辺に存在する物体との距離を検出する距離検出手段と、前記隊列走行が実施されている際に、隊列において前記自車両より前方を走行する一又は複数の車両から、前記車車間通信を介して、前記一又は複数の車両各々の先行車との相対距離を示す距離情報を取得して、前記自車両と前記一又は複数の車両各々との相対距離を推定する距離推定手段と、前記隊列走行が実施されている際に、前記自車両の直前を走行する現在の先行車が隊列から離脱した場合に、前記推定された相対距離、及び、前記距離検出手段により検出された前記自車両と前記自車両の前方を走行する車両との距離を比較して新たな先行車を特定する特定手段と、を備える。
当該車両制御装置では、隊列走行中に、自車両と、隊列において該自車両より前方を走行する各車両との相対距離が逐次推定される。このため、自車両の現在の先行車が隊列から離脱した場合であっても、予め推定された相対距離、及び、距離検出手段によって検出された距離に基づいて、新たな先行車を比較的速やかに特定することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
実施形態に係る車両制御装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る先行車特定動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る車群構成処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る距離推定処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る先行車特定処理を示すフローチャートである。 車両の走行状況の一例を示す図である。
本発明の車両制御装置に係る実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。
(構成)
実施形態に係る車両制御装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る車両制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、車両制御装置100は、車両1に搭載されている。車両制御装置100は、データ受信部11、データ送信部12、自車速度計測部13、先行車距離計測部14、車群判定部15、距離推定部16及び先行車特定部17を備えて構成されている。
データ受信部11及びデータ送信部12は、車車間通信装置の一部として構成されている。自車速度計測部13は、例えば車速センサ、車輪速センサ等の検出結果に基づいて、車両1の速度である自車速を計測する。先行車距離計測部14は、例えばミリ波レーダ等の検出結果に基づいて、車両1と該車両1の直前を走行する車両との間の距離を計測する。
車群判定部15、距離推定部16及び先行車特定部17各々は、物理的に実現される処理回路として構成されていてもよいし、例えばメモリ、プロセッサ等を備える制御ユニット内に論理的に実現される処理ブロックとして構成されていてもよい。
上述の如く構成された車両制御装置100は、車車間通信を用いて、車両1を含む複数の車両で隊列を形成して走行する隊列走行を実施可能に構成されている。
データ受信部11は、隊列走行時に、隊列を形成する複数の車両各々に係る情報を車車間通信により受信する。車両に係る情報(即ち、受信データ)には、車両1に対してデータを送信した車両のID(受信データの“自車ID”)、該車両が先行車として特定している車両のID(受信データの“先行車ID”)、該車両と、該車両が先行車として特定している車両との間の距離(受信データの“車間距離”)、該車両の前後方向の長さ(受信データの“自車長”)、及び該車両の速度(受信データの“自車速”)が含まれている。
データ送信部12は、隊列走行時に、隊列を形成する複数の車両各々に対して車両1に係る情報を車車間通信により送信する。車両1に係る情報(即ち、送信データ)には、車両1のID(送信データの“自車ID”)、車両1が先行車として特定している車両のID(送信データの“先行車ID”)、車両1と、車両1が先行車として特定している車両との間の距離(送信データの“車間距離”)、車両1の前後方向の長さ(送信データの“自車長”)、及び車両1の速度(送信データの“自車速”)が含まれている。
車両制御装置100は、隊列走行時に、受信データ等に基づいて車両1を制御するとともに、車両1に係る情報を、隊列を形成する複数の車両に送信する。本実施形態では特に、隊列走行時における先行車特定動作について説明する。
(先行車特定動作)
車両制御装置100が実施する先行車特定動作について、図2乃至図6を参照して説明する。
先行車特定動作の全体像について、図2のフローチャートを参照して説明する。図2において、車両制御装置100の車群判定部15は、車両1を含む隊列を形成する複数の車両(車群)を特定するために車群構成処理を行う(ステップS1)。次に、車両制御装置100の距離推定部16は、車両1を含む隊列を構成する又は構成していた車両と、車両1との間の距離を推定するために距離推定処理を行う(ステップS2)。
次に、車両制御装置100は、自車両(即ち、車両1)の先行車が特定されているか否かを判定する(ステップS3)。この判定において、先行車が特定されていると判定された場合(ステップS3:Yes)、図2に示す先行車特定動作は終了される。その後、微小時間Δt(例えば数ミリ秒〜数十ミリ秒)経過後にステップS1の処理が実施される。つまり、図2に示す先行車特定動作は、微小時間Δtに応じた周期で繰り返し行われる。
ステップS3の判定において、先行車が特定されていないと判定された場合(ステップS3:No)、車両制御装置100の先行車特定部17は、先行車を特定するために先行車特定処理を行う(ステップS4)。ステップS4の処理の後、微小時間Δt経過後にステップS1の処理が実施される。
車群構成処理
車群構成処理(S1)について、図3のフローチャートを参照して具体的に説明する。図3において、車群判定部15は、車両1の先行車が特定されているか否かを判定する(ステップS101)。この判定において、車両1の先行車が特定されていないと判定された場合(ステップS101:No)、後述するステップS104の処理が行われる。
他方、ステップS101の判定において、車両1の先行車が特定されていると判定された場合(ステップS101:Yes)、車群判定部15は、車両1の先行車を、車両1を含む車群に加える(ステップS102)。
尚、先行車の特定方法には、既存の技術を適用可能であるので、その詳細についての説明は省略するが、例えば次のような方法で先行車を特定することができる。即ち、車車間通信で取得された他車両の速度等の時間変化と、ミリ波レーダ等(先行車距離計測部14に相当)により検出された車両1の直前を走行する車両の速度等の時間変化とを比較し、両者が一致(又はほぼ一致)していれば、車両1の直前を走行する車両が先行車として特定される。
ステップS102の後、車群判定部15は、更なる先行車が特定されているか否かを判定する(ステップS103)。車群判定部15は、受信データ(図1参照)に「先行車ID」が含まれている場合、更なる先行車が特定されていると判定する。この判定において、更なる先行車が特定されていると判定された場合(ステップS103:Yes)、車群判定部15は、更なる先行車を、車両1を含む車群に加える(ステップS102)。車群判定部15は、ステップS103の判定において、更なる先行車が特定されていないと判定されるまで、即ち“No”となるまで、ステップS102及びS103の処理を繰り返す。
ここで、図6(a)に示すように、車両1及び車両a〜fが走行しているとする。車両1は、車両aを先行車として特定しているものとする。また、車両a、b、c及びdは、夫々、車両b、c、d及びeを先行車として特定しているものとする。車両eは、車両fを先行車として特定していないものとする。
この場合、車両1の先行車である車両aからの受信データには、車両aのIDと、車両aの先行車である車両bのIDとが含まれるので、車群判定部15は、上記ステップS102の処理において、車両1を含む車群に車両bを加える(車両aは、車両1を含む車群に既に加えられているものとする)。車両bからの受信データには、車両bのIDと、車両bの先行車である車両cのIDとが含まれるので、車群判定部15は、上記ステップS102の処理において、車両1を含む車群に車両cを加える。車両cからの受信データには、車両cのIDと、車両cの先行車である車両dのIDとが含まれるので、車群判定部15は、上記ステップS102の処理において、車両1を含む車群に車両dを加える。車両dからの受信データには、車両dのIDと、車両dの先行車である車両eのIDとが含まれるので、車群判定部15は、上記ステップS102の処理において、車両1を含む車群に車両eを加える。車両eからの受信データには、先行車のIDがないので、上記ステップS103の判定において、更なる先行車が特定されていないと判定される(ステップS103:No)。
図3に戻り、ステップS103の判定において、更なる先行車が特定されていないと判定された場合(ステップS103:No)、車群判定部15は、車両1が後方車の先行車として特定されているか否かを判定する(ステップS104)。車群判定部15は、受信データの「先行車ID」として車両1のIDが含まれている場合、車両1が後方車の先行車として特定されている判定する。
ステップS104の判定において、車両1が後方車の先行車として特定されていないと判定された場合(ステップS104:No)、図3に示す処理は終了される。他方、ステップS104の判定において、車両1が後方車の先行車として特定されていると判定された場合(ステップS104:Yes)、車群判定部15は、後方車を車両1を含む車群に加える(ステップS105)。
次に、車群判定部15は、後方車が更なる後方車の先行車として特定されているか否かを判定する(ステップS106)。この判定において、後方車が更なる後方車の先行車として特定されていないと判定された場合(ステップS106:No)、図3に示す処理は終了される。
他方、ステップS106の判定において、後方車が更なる後方車の先行車として特定されていると判定された場合(ステップS106:Yes)、車群判定部15は、更なる後方車を車両1を含む車群に加える(ステップS105)。車群判定部15は、ステップS106の判定において、後方車が更なる後方車の先行車として特定されていないと判定されるまで、即ち“No”となるまで、ステップS105及びS106の処理を繰り返す。
車群判定部15は、図3に示す処理の結果としての車群データ配列(図1参照)を生成する。この車群データ配列には、車両1を含む車群に含まれる各車両の前後関係に加えて、各車両とその先行車との間の距離(即ち、車間距離)、及び各車両の前後方向の長さ(即ち、自車長)が含まれる。車群データ配列は、距離推定部16に送信される。
距離推定処理
距離推定処理(S2)について、図4のフローチャートを参照して具体的に説明する。本実施形態に係る距離の計算(推定)方法には、2つの方法がある。第1の方法は、車群データ配列等に基づいて、車両1を含む車群に含まれる各車両と、車両1との間の距離を計算する方法である。図6(a)に示す場合、例えば車両1と車両bとの間の距離は、「(先行車距離計測部14により計測された)車両1及び車両a間の距離」と、「(車群データ配列により示される)車両aの前後方向の長さ」と、「(車群データ配列により示される)車両a及び車両b間の距離」との和として求められる。同様に、例えば車両1と車両eとの間の距離は、「車両1及び車両a間の距離」と、「車両aの前後方向の長さ」と、「車両a及び車両b間の距離」と、「車両bの前後方向の長さ」と、「車両b及び車両c間の距離」と、「車両cの前後方向の長さ」と、「車両c及び車両d間の距離」と、「車両dの前後方向の長さ」と、「車両d及び車両e間の距離」との和として求められる。
第2の方法は、車両1を含む車群から離脱した車両と、車両1との間の距離を推定する方法である。図6(b)に示すように、車両1及び車両a〜eを含む車群(図6(a)参照)から車両aが離脱した場合、車両1及び車両a間の距離は、車両aが車群が離脱したときの「車両1及び車両a間の距離」と、車両aが離脱してから現在までの「車両aの速度の積分値」との和から、車両aが離脱してから現在までの「(自車速度計測部13により計測された)車両1の速度の積分値」を引いた値として求められる(即ち、現在の“車両1及び車両a間の距離”=離脱時の“車両1及び車両a間の距離”+“車両aの速度の積分値”−“車両1の速度の積分値”)。言い換えれば、現在の車両1及び車両a間の距離は、離脱時の車両1及び車両a間の距離と、車両aの速度と車両1の速度との速度差の車両aが離脱してから現在までの積分値との和として求められる。本実施形態では、第2の方法により求められる距離を「推定距離」と称する。
図4において、距離推定部16は、周辺車両nを対象とする(ステップS201)。次に、距離推定部16は、周辺車両nが推定距離を計算中の車両(即ち、推定距離の計算対象の車両)であるか否かを判定する(ステップS202)。この判定において、周辺車両nが推定距離を計算中の車両ではないと判定された場合(ステップS202:No)、後述するステップS207の処理が行われる。
他方、ステップS202の判定において、周辺車両nが推定距離を計算中の車両であると判定された場合(ステップS202:Yes)、距離推定部16は、周辺車両nが車両1を含む車群内の車両であるか否かを判定する(ステップS203)。この判定において、周辺車両nが車両1を含む車群内の車両ではないと判定された場合(ステップS203:No)、距離推定部16は、車両1と周辺車両nとの速度差から推定距離を更新する(ステップS204)。
次に、距離推定部16は、周辺車両nについて積度限界で推定距離の計算を終了するか否かを判定する(ステップS205)。ここで、「積度限界」とは、積分により累積する誤差の許容範囲の上限値を意味する。この判定において、推定距離の計算を終了しないと判定された場合(ステップS205:No)、後述するステップS207の処理が行われる。
ステップS203の判定において、周辺車両nが車両1を含む車群内の車両であると判定された場合(ステップS203:Yes)又はステップS205の判定において、推定距離の計算を終了すると判定された場合(ステップS205:Yes)、距離推定部16は、周辺車両nを推定距離を計算中の車両から除外する(即ち、推定距離の計算対象から除外する)(ステップS206)。
次に、距離推定部16は、周辺車両nが車両1を含む車群内の車両であるか否かを判定する(ステップS207)。この判定において、周辺車両nが車両1を含む車群内の車両であると判定された場合(ステップS207:Yes)、距離推定部16は、車群データ配列等に基づいて、即ち、車群内の各車両とその先行車との間の距離(即ち、車間距離)、及び各車両の前後方向の長さ(即ち、車長)を加算することにより、車両1と周辺車両nとの間の距離を計算する(ステップS208)。その後、後述するステップS212の処理が行われる。
他方、ステップS207の判定において、周辺車両nが車両1を含む車群内の車両ではないと判定された場合(ステップS207:No)、距離推定部16は、周辺車両nが、前時刻(即ち、図2に示す先行車特定動作の前回実施時)では、車両1を含む車群内の車両であったか否かを判定する(ステップS209)。この判定において、周辺車両nが、前時刻でも車両1を含む車群内の車両ではないと判定された場合(ステップS209:No)、後述するステップS212の処理が行われる。
他方、ステップS209の判定において、周辺車両nが、前時刻では車両1を含む車群内の車両であったと判定された場合(ステップS209:Yes)、距離推定部16は、前時刻での(言い換えれば、車両1を含む車群からの離脱時の)車両1と周辺車両nとの間の距離と、車両1の速度と周辺車両nの速度との速度差とに基づいて推定距離を算出する(ステップS210)。距離推定部16は、ステップS210の処理と並行して、周辺車両nを推定距離を計算中の車両に追加する(ステップS211)。
次に、距離推定部16は、車両1の周辺に未処理の(即ち、未だ当該距離推定処理の対象になっていない)周辺車両があるか否かを判定する(ステップS212)。この判定において、未処理の周辺車両があると判定された場合(ステップS212:Yes)、距離推定部16は、対象とする周辺車両を変更して(ステップS213)、ステップS202以降の処理を行う。
他方、ステップS212の判定において、未処理の周辺車両がないと判定された場合(ステップS212:No)、図4に示す処理は終了される。距離推定部16は、図4に示す処理の結果としての推定距離データ配列(図1参照)を生成する。推定距離データ配列は、先行車特定部17に送信される。尚、推定距離データ配列には、車両1と周辺車両nとの間の距離に加えて、車群データ配列により示されるデータも含まれる。
先行車特定処理
先行車特定処理(S4)について、図5のフローチャートを参照して具体的に説明する。図5において、先行車特定部17は、周辺車両nを対象とする(ステップS401)。次に、先行車特定部17は、推定距離データ配列に基づいて、周辺車両nが推定距離を計算中の車両(即ち、推定距離の計算対象の車両)であるか否かを判定する(ステップS402)。この判定において、周辺車両nが推定距離を計算中の車両ではないと判定された場合(ステップS402:No)、後述するステップS406の処理が行われる。
他方、周辺車両nが推定距離を計算中の車両であると判定された場合(ステップS402:Yes)、先行車特定部17は、周辺車両nが、その後方車(即ち、車両1以外の車両)の先行車として特定されているか否かを判定する(ステップS403)。この判定において周辺車両nが、その後方車の先行車として特定されていると判定された場合(ステップS403:Yes)、後述するステップS406の処理が行われる。この場合、周辺車両nが車両1の先行車であることはないからである。
他方、ステップS403の判定において、周辺車両nが、その後方車の先行車として特定されていないと判定された場合(ステップS403:No)、先行車特定部17は、推定距離と、先行車距離計測部14により計測された距離とが一致するか否かを判定する(ステップS404)。この判定において、推定距離と、先行車距離計測部14により計測された距離とが一致すると判定された場合(ステップS404:Yes)、先行車特定部17は、周辺車両nを新たな先行車として特定して(ステップS405)、図5に示す処理を終了する。
他方、ステップS404の判定において、推定距離と、先行車距離計測部14により計測された距離とが一致しないと判定された場合(ステップS404:No)、先行車特定部17は、車両1の周辺に未処理の(即ち、未だ当該先行車特定処理の対象になっていない)周辺車両があるか否かを判定する(ステップS406)。この判定において、未処理の周辺車両があると判定された場合(ステップS406:Yes)、先行車特定部17は、対象とする周辺車両を変更して(ステップS407)、ステップS402以降の処理を行う。他方、ステップS406の判定において、未処理の周辺車両がないと判定された場合(ステップS406:No)、図5に示す処理は終了される。
図6(b)に示すように、車両1及び車両a〜eを含む車群(図6(a)参照)から車両aが離脱した場合、車両aの離脱直後は、車両a〜eが、推定距離を計算中の車両となる。このため、上述の先行車特定処理では、車両a〜e各々について、ステップS403以降の処理が行われる。車両c、d及びeは、夫々、車両b、c及びdの先行車であるので、ステップS403の判定において“Yes”となり、車両1の新たな先行車候補から除外される。
図6(b)に示す場合、先行車距離計測部14は、計測結果として、車両1から車両bまでの距離を出力するので、ステップS404の判定において、車両1及び車両b間の距離と、先行車距離計測部14により計測された距離とが一致することになる。従って、車両bが車両1の新たな先行車として特定される。この結果、図6(c)に示すように、車両1及び車両b〜eにより新たな車群(隊列)が形成される。
(技術的効果)
仮に、車両1の先行車が特定された後、車両1と周辺車両との間の距離が計算されないとすると、車両1を含む車群から該車両1の先行車が離脱した場合、車両1と周辺車両との間の距離の計算を一からやり直す必要がある。
当該車両制御装置100では、隊列走行時に、上述した距離推定処理により、車両1と周辺車両との間の距離が逐次計算(推定)されている。このため、車両1の現在の先行車が車両1を含む車群から離脱した場合であっても、車両1と周辺車両との間の距離の計算をやり直す必要がないので、新たな先行車を比較的速やかに特定することができる。
実施形態に係る「先行車距離計測部14」、「距離推定部16」及び「先行車特定部17」は、夫々、本発明に係る「距離検出手段」、「距離推定手段」及び「特定手段」の一例である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う車両制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1…車両、11…データ受信部、12…データ送信部、13…自車速度計測部、14…先行車距離計測部、15…車群判定部、16…距離推定部、17…先行車特定部、100…車両制御装置

Claims (1)

  1. 車車間通信を用いて、自車両を含む複数の車両で隊列を形成して走行する隊列走行を実施可能な車両制御装置であって、
    前記自車両と、前記自車両の周辺に存在する物体との距離を検出する距離検出手段と、
    前記隊列走行が実施されている際に、隊列において前記自車両より前方を走行する一又は複数の車両から、前記車車間通信を介して、前記一又は複数の車両各々の先行車との相対距離を示す距離情報を取得して、前記自車両と前記一又は複数の車両各々との相対距離を推定する距離推定手段と、
    前記隊列走行が実施されている際に、前記自車両の直前を走行する現在の先行車が隊列から離脱した場合に、前記推定された相対距離、及び、前記距離検出手段により検出された前記自車両と前記自車両の前方を走行する車両との距離を比較して新たな先行車を特定する特定手段と、
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
JP2017052414A 2017-03-17 2017-03-17 車両制御装置 Active JP6780555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052414A JP6780555B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 車両制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052414A JP6780555B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 車両制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018154226A JP2018154226A (ja) 2018-10-04
JP6780555B2 true JP6780555B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=63717193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052414A Active JP6780555B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 車両制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6780555B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003115095A (ja) * 2001-10-03 2003-04-18 Denso Corp 車群走行制御装置
JP4710529B2 (ja) * 2005-10-05 2011-06-29 日産自動車株式会社 走行制御装置
JP5071396B2 (ja) * 2009-01-29 2012-11-14 トヨタ自動車株式会社 隊列走行制御システム
WO2010097943A1 (ja) * 2009-02-27 2010-09-02 トヨタ自動車株式会社 車両相対位置推定装置及び車両相対位置推定方法
JP6252007B2 (ja) * 2013-07-17 2017-12-27 日産自動車株式会社 隊列走行制御装置、隊列走行制御方法、走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018154226A (ja) 2018-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220049972A1 (en) Surrounding information collection system and surrounding information acquisition apparatus
JP6907083B2 (ja) 搬送波伝播距離のアンビギュイティ推定用分散カルマン・フィルタ・アーキテクチャ
US9794519B2 (en) Positioning apparatus and positioning method regarding a position of mobile object
JP7200897B2 (ja) 占有グリッドマップ生成装置、占有グリッドマップ生成システム、占有グリッドマップ生成方法、およびプログラム
US9527509B2 (en) Driver convenience system and method for determining vertical angle abnormality of radar therein
US11163308B2 (en) Method for creating a digital map for an automated vehicle
JP5796597B2 (ja) 車両判定方法及び車両判定装置
KR102371616B1 (ko) 차량의 센서 데이터 연계 장치 및 방법
EP3605489A1 (en) Processing device and method for generating object identification information
WO2018062291A1 (ja) 他車線監視装置
JP6169146B2 (ja) 物体認識統合装置および物体認識統合方法
EP4119973A1 (en) Positioning in a mobile communication system
JP6780555B2 (ja) 車両制御装置
JP6333437B1 (ja) 物体認識処理装置、物体認識処理方法および車両制御システム
JP2010044543A (ja) プローブデータ収集システム、プローブデータ収集方法、プログラムおよびプログラム記録媒体
JP7221381B2 (ja) ターゲット追跡方法及び装置
JP2006292502A (ja) ナビゲーション装置
CN113810877B (zh) 车辆及其车速确定方法及装置、存储介质、终端
JP2020504387A (ja) 周囲センサによる移動情報の決定
JP6693145B2 (ja) 状態推定装置
CN116569071A (zh) 校正数据生成装置、车载装置、校正数据生成方法、误差校正方法、校正数据生成程序及误差校正程序
JP2019027995A (ja) 情報処理装置、プログラム、及び車両位置の推定方法
CN113325415A (zh) 车辆雷达数据和相机数据的融合方法及系统
CN112346479A (zh) 一种基于集中式卡尔曼滤波的无人航行器状态估计方法
CN111596288A (zh) 测量速度的方法、装置、车载终端和车载测速系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190806

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200928

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6780555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151