JP5339456B2 - イベントログ抽出方法、その装置及びプログラム - Google Patents

イベントログ抽出方法、その装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アプリケーションプログラム(以下、アプリケーション)の実行中に発生するイベントについて、少なくとも当該イベントに関連するテキスト及びイベント発生時刻と関連付けて記録するアプリケーションのイベント管理技術に関する。
顧客へのサービス提供や社内での決済、他企業への発注など、様々なオーダに対して効率的に業務を行うため、処理の進め方を定義し、それに合わせて多くの業務システム(プログラム)が開発され、利用されている。業務の進め方を常に適切な状態に保ち、また業務システムの有効利用により業務効率を上げるため、業務の進め方の改善(BPM)の重要性が認識されている。BPMでは、現在の業務の状況を把握し、問題点を分析し、その解決策を複数考えた上で、効果的な解決案を選択して実際の業務や業務システムに反映する。業務は外部要因により頻繁に変化するので、特にこれらの業務の現状の把握から業務システムへの反映という一連のステップを短期間で継続的に繰り返し実施することがBPMでは必要となる。しかしながら、従来、これらのステップを実施するのに多くの稼動がかかるため、継続的に行われない場合が多かった。
一方、業務システムは、ユーザの操作の開始や終了、エラーの発生時など特徴的なイベントについて、オーダの進捗状況の管理、システムのデバッグやトラブルシューティングのために、それらをイベントログとして残すことがある。そのイベントログは、実際の業務の状況に即した情報であるため、BPMにおいて現状の業務プロセスを把握する、あるいは業務プロセスの問題点を分析する上で非常に有益な情報である。
[従来技術]
実際、特許文献1には、業務分析のためにイベントログを用いて、オーダごとにどのような順序で処理が行われたかを把握したり、ユーザごとにどのような順序で業務をこなしているのかを把握するために、オーダやユーザなど業務を分析する上で、キーになる情報(キー情報)を元にイベントの発生順序を並列性も含めて推定する技術が提案されている。特許文献1によると、イベントログに残された各イベントの「イベントの種別」と「イベントの発生時刻」と「キー情報」とを入力として、キー情報ごとに並列性も考慮した上で、イベントの発生順序を推定することができる。
特許4380596号公報 特許3817442号公報
"ソフトウェアのテスト効率と精度を向上させるGUI画面の自動操作技術"、東芝レビュー、Vol.63、No.6、2008、インターネット<URL:http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2008/06/63#06pdf/f03.pdf> "クライアント自律操作エージェントの柔軟な構成方法"、IEICE technical report 108(396)、社団法人電子情報通信学会、2009-01-15、pp.41-46 インターネット<URL:http://yokohama.cool.ne.jp/chokuto/urawaza/hsgetmsg1.html> データベーストリガー、インターネット<URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AC>
しかし、業務システムがイベントログを残すのは、デバッグやトラブルシューティングが目的であり、業務分析で有益なイベントの種別とは一般に異なる。残されるイベントの種別が不足している場合、イベントログを出力するようにアプリケーションを改造することが要求され、本技術を適用する上でのネックになっている。また、イベントログが残される場合でも、必要な項目が不足しているときには、同様にアプリケーションを改造することが要求されるという問題があった。さらにまた、イベントログは特定のフォーマットで出力されるわけはなく、アプリケーションごとに様々なフォーマットで出力されるために、既存技術を適用するには、予めフォーマットを変換する必要があり、そのための稼動も問題であった。
一方、業務システムなどのアプリケーションの動作に伴い、当該アプリケーション以外の箇所にも様々なイベントが生じたり、先のキー情報に相当するテキストが発生する。そして、これらには、適切な手段を用いることで外部からアクセス可能である。以下、アクセス可能な手段をいくつか紹介する。
[オペレーティングシステム(ウィンドウ制御)]
始めにオペレーティングシステム(以下、OS)のウィンドウ制御機能を用いる方法を紹介する。
Windows(登録商標)やLinux(登録商標)などの最近の多くのOSは、一つの画面上に複数のウィンドウを表示可能である。これらのOSでは、統一的なルックアンドフィールを提供したり、複雑なウィンドウ管理をアプリケーションから切り離したりするために、ウィンドウ管理はOSが一元的に行う。そのため、OSはウィンドウ管理用のアプリケーションプログラムインタフェース(以下、API)を提供しており、アプリケーションはこのAPIによりウィンドウ管理を実現する。
例えば、Windows(登録商標)であれば、アプリケーションはOSが提供するAPIを介してウィンドウメッセージと呼ばれるメッセージをOSとやりとりすることでウィンドウ管理を実現している。このメッセージには様々な種類があり、例えば、新規ウィンドウの作成、アクティブなウィンドウの切り替えなどが実現される。さらに、マウス操作やキーボード操作もウィンドウ管理と同じ仕組みで行われており、例えば、特定のウィンドウの特定のボタンをマウスでクリックした、というイベントも検知可能である。一方、これらの情報は外部から取得することもできるので、イベント発生検知部はこれらの手段を用いることで、ウィンドウ上で発生した特定のイベントの検知が可能となる(非特許文献1,2参照)。
さらに、ウィンドウメッセージを用いれば、画面に表示されている文字列について、そのテキスト値を取得することはもちろん、文字色を取得することも可能である。また、図6に示すようなリストでオーダの一覧が表示され、そこから一つを選択することで処理対象のオーダを指定するウィンドウの場合、それぞれの行の各項目の値の取得はもちろん、選択された行を特定することもでき、その行の各項目の値を取得することもできる(非特許文献3参照)。従って、テキスト取得部はこれらの手段を用いることで、ウィンドウ上に表示された特定のキー情報の取得も可能である。
[表示画面]
また、イベントの検知やテキストの取得に、操作により生じる表示画面の変化を利用することも可能である。例えば、Windows(登録商標)であれば、アクティブなウィンドウをプリントスクリーン機能によりビットマップ画像として保存することができ、この画像をイベントの検知やテキストの取得に用いることができる。また、最近の画像認識技術(特許文献2参照)によれば、ビットマップ画像から文字列をかなりの精度で抽出することも可能である。
これらを鑑みると、イベント発生検知部は、アプリケーションの各ウィンドウの特徴(ウィンドウタイトルやウィンドウサイズ)を予め管理しておき、定期的に記録したアクティブなウィンドウのビットマップ画像から各ウィンドウの特徴を抽出することで、アクティブなウィンドウが切り替わるような特定のイベントを検知できる。
また、テキスト取得部は、レイアウトや色に関する条件から特定のキー情報を取得することも可能である。
[通信]
また、イベントの検知やテキストの取得に、操作により生じる通信の情報を利用することも可能である。例えば、クライアントとサーバで通信を行うアプリケーションにおいて、特定の操作をした際に、その操作に付随したデータがサーバに送信されるケースであれば、イベントの発生検知部はその送信データを検知することで、通信を伴うような特定のイベントを検知することができる。
また、テキスト取得部は、通信データ中にキー情報が含まれていれば、それを取得する手段を組み込み、実行することで、通信データ中に含まれる特定のキー情報を取得することが可能である。
[データベース管理システム]
また、データベース管理システム(以下、DBMS)を用いるアプリケーションであれば、操作に伴い発生するDBMSの変化によりイベントの検知やテキストの取得が可能である。そのために例えば、一般のDBMSで具備するトリガーという機能を用いることが考えられる。トリガーを用いると、特定のテーブルに変化(行の追加、行の削除、行の更新)があったことを検知したり、追加された行を特定することが可能である。
従って、例えば、ある操作をした際に、特定のテーブルに行が追加されるようなケースであれば、イベント発生検知部は、そのテーブルの行の追加をトリガーにより検知することで、DBMSに変化が生じるような特定のイベントを検知することは可能である。
また、例えば、操作により追加された行にキー情報が含まれる場合には、テキスト取得部は、トリガーにより特定のテーブルの追加行を検知し、その行の特定のカラムから値を取得することで、特定のキー情報を取得できる。
さらに、アプリケーション操作中のユーザの動きや表示画面をカメラで撮影し、それらを画像解析することで、特定のイベントを検知したり、特定のテキストを取得することも可能である。
もちろん、アプリケーションが元々出力しているイベントログを対象にすることも可能である。
本発明は上記問題、背景技術に鑑みてなされたもので、
コンピュータ上で動作する所定のアプリケーションプログラムの実行中に発生したイベントに、当該イベントと関連する少なくともテキスト及びイベント発生時刻を関連付けて記録するイベントログ抽出方法であって、
イベント発生検知部と、テキスト取得部と、イベントログ記録部と、これらを制御する制御部とを少なくとも用い、
イベント発生検知部が、予め定められた特定のイベントの発生を検知し、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部に通知し、
制御部が、イベント発生検知部から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、当該特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストの取得をテキスト取得部に依頼し、
テキスト取得部が、制御部から前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストの取得の依頼を受け取り、取得した特定のテキストのうち当該依頼に対応するテキストを制御部に通知し、
制御部が、テキスト取得部から前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部に通知し、
イベントログ記録部が、制御部から前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録する
ことを特徴とするイベントログ抽出方法を提案する。
イベント発生検知部は、従来技術やその他、対象のアプリケーションにて利用可能な手段により、操作に該当する特定のイベントの発生を検知する。実際のアプリケーションでは、イベントの発生の検知に利用可能な手段はアプリケーションに依存するので、アプリケーションに合わせて取捨選択する必要があるが、これらをアダプタとして組み込むことで、アプリケーションに合わせて切り替え可能とする。
テキスト取得部は、従来技術やその他、対象のアプリケーションにて利用可能な手段により、特定のキー情報を取得する。実際のアプリケーションでは、テキストの取得に利用可能な手段はアプリケーションの環境に依存するので、アプリケーションに合わせて取捨選択する必要があるが、これらをアダプタとして組み込むことで、アプリケーションに合わせて切り替え可能とする。
さらに、イベント発生検知部とテキスト取得部は独立であり、イベントの検知とテキストの取得はそれぞれ別々の手段により取得することも可能である。例えば、イベント発生検知部ではOSのウィンドウ制御機能を利用して特定のイベントの発生を検知し、それに関連したテキストの取得のために、テキスト取得部ではDBMSから特定のテキストを取得することも可能である。
このとき、テキスト取得部では、制御部からの依頼によりテキストの取得が行うが、イベントの発生検知後では、画像表示などテキストが取得できないケースがある。そのため、テキスト取得部は、特定のテキストを定期的あるいは前記テキストが発生する度に取得し、取得時間と合わせて記録しておく必要がある。そして、制御部からテキストの取得依頼を前記特定のイベントの発生時刻とともに受け取った場合には、前記記録したテキストのうち、この特定のイベント発生時刻を元に通知すべきテキストを判断して制御部へ返す。
また、時刻の取得には、OSなど時刻を取得可能な手段を用いる。
本発明によれば、これまで操作記録を取得することができなかったアプリケーションでも、改造を加えることなく任意の操作の記録を抽出することが可能となる。
本発明のイベントログ抽出装置の実施の形態を示す構成図 図1のイベントログ抽出装置の動作フローチャート 本発明の実施例のハードウェア構成を示す説明図 本発明の実施例のソフトウェア構成を示す説明図 実施例における表示画面の一例を示す説明図 実施例における表示画面の一例を示す説明図 実施例における表示画面の一例を示す説明図 ウィンドウメッセージによるイベント抽出のようすを示す説明図 画像認識によるイベント抽出のようすを示す説明図 DBMSのトリガーによるイベント抽出のようすを示す説明図
図1は本発明のイベントログ抽出装置の実施の形態の一例を示すもので、図中、11はイベント発生検知部、12はテキスト取得部、13はイベントログ記録部、14は制御部である。
イベント発生検知部11は、予め定められた特定のイベントの発生を検知し、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部14に通知する。ここで、イベント発生検知部11は、特定のイベントの発生を検知する機能部を追加、変更または削除可能なアダプタとして実装することで、アプリケーションに合わせて特定のイベントの検知対象を切り替え可能としている。
テキスト取得部12は、前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストを取得し、制御部14から前記特定のテキストの取得の依頼を受け取ると、前記取得した特定のテキストのうち当該依頼に対応するテキストを制御部14に通知する。ここで、テキスト取得部12は、特定のテキストを取得する機能部を追加、変更または削除可能なアダプタとして実装することで、アプリケーションに合わせて特定のテキストの取得対象を切り替え可能としている。また、テキスト取得部12は、前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストを定期的あるいは前記テキストが発生する度に取得し、その取得時刻とともに記録しておき、制御部14から前記特定のテキストの取得の依頼を前記特定のイベントの発生時刻とともに受け取ったときは、前記記録した特定のテキストのうち、当該特定のイベント発生時刻を元に通知すべき特定のテキストを判断して制御部14に通知する。例えばイベント発生時刻の直前または直後あるいは同時刻のいずれかに取得した特定のテキストを制御部14に通知するようにしても良い。
イベントログ記録部13は、制御部14から前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録する。
制御部14は、イベント発生検知部11から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、当該特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストの取得を(必要に応じて前記特定のイベントの発生時刻とともに通知して)テキスト取得部12に依頼し、テキスト取得部12から前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部13に通知する。
図2は図1のイベントログ抽出装置の動作フローチャートを示すもので、以下、本発明のイベントログ抽出方法における処理の流れを簡単に説明する。
まず、イベント発生検知部11が、予め定められた特定のイベントの発生を検知し(s1)、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部14に通知する(s2)。
次に、制御部14が、イベント発生検知部11から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、当該特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストの取得をテキスト取得部12に依頼する(s3)。
次に、テキスト取得部12が、制御部14から前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストの取得の依頼を受け取って当該依頼に対応するテキストを制御部14に通知する(s4)。
次に、制御部14が、テキスト取得部12から前記特定のイベントに関連する予め定められた特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともにこれと関連する特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部13に通知する(s5)。
最後に、イベントログ記録部13が、制御部14から前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録する(s6)。
図3は本発明の実施例のハードウェア構成の一例、ここではアプリケーションがクライアント・サーバ環境で動作し、ユーザはクライアントでアプリケーションを操作する場合の例を示すもので、図中、1はサーバ、2はクライアント、3はディスプレイ、4はキーボード、5はポインティングデバイス(マウス)、6はカメラ、7はサーバ1及びクライアント2間を接続する通信回線である。
図4は本発明の実施例のソフトウェア構成の概要を示すもので、図中、10は本発明のイベントログ抽出装置、20はアプリケーション、30はOS、40はDBMSである。
ここで、アプリケーション20は、OS30のウィンドウ制御機能を介してディスプレイ3に表示される表示画面上のウィンドウを管理し、また、DBMS40を利用するものとする。なお、クライアント・サーバ環境で動作するアプリケーションの場合、サーバ1及びクライアント2の双方に対応するアプリケーションが存在することになるが、図4では便宜上、これらを同一視して描いている。
また、イベントログ抽出装置10は通常、クライアント2上に実装され、クライアント2上のOS、ミドルウェアまたはハードウェアを通じてアプリケーション20に係るイベント発生検知及びテキスト取得を行う。具体的には、イベントログ抽出装置10は、OS30のウィンドウ制御機能を介してディスプレイ3の表示画面上のウィンドウの状態を取得し、また、DBMS40から直接もしくはOS30を介してその状態を取得する。また、イベントログ抽出装置10は、ディスプレイ3の表示画面上のアクティブなウィンドウの情報(画像情報)をOS30の画像取り込み機能(例えば、Windows(登録商標)であればプリントスクリーン機能)等によりビットマップ画像として取得することもでき、また、図示しないが、カメラ6からの情報(画像情報)や通信回線7上の情報も、直接もしくはOS30を介して取得可能であるとする。
また、本発明は、1台のコンピュータ上で動作するアプリケーションについても同様に適用可能であり、その場合、アプリケーションはクライアント上のみで動作し、サーバはDBMSの管理のみ行うような構成としても良い。
本実施例で想定するアプリケーション20は、ユーザがオーダを一つ選択し、そのオーダに対して、どの工場から出荷するかを選択するアプリケーションであり、以下、その動作について各タイミングの時刻の例とともに説明する。
クライアント2でアプリケーション20を起動(イベント(1))する(時刻10:00:00)と、図5に示す画面101がアクティブなウィンドウとして表示される。
画面101は、ウィンドウのタイトルは、”オーダ選択”であり、ウィンドウの上段に文字列”オーダ選択”表示され、中段に左クリックで選択可能なオーダのリスト(選択されたオーダは文字と地の色が反転する)が表示(図6に示す画面102)され、下段に”商品手配”ボタンを具備する。オーダのリストは、選択可能なオーダが行単位で表示され、オーダについての情報として、オーダID、顧客名及び受付日が表示される。
ユーザはオーダのリストからオーダを一つ選択、本実施例では図6に示すように”オーダ2”を選択(左クリック)(イベント(2))した(時刻10:05:00)後、”商品手配”ボタンを左クリック(イベント(3))する(時刻10:06:00)。すると、それと同時刻(実際にはイベント(3)の後であるが、本実施例では説明の都合上、同時刻と仮定する。)にOS30のウィンドウ制御機能により当該イベント(3)に相当するウィンドウ制御のイベントがアプリケーション20に通知され、それと同時刻に画面101(102)はクローズされる。そしてその3秒後に図7に示す画面103がアクティブなウィンドウとして表示される。
画面103は、ウィンドウのタイトルが”商品手配”であり、ウィンドウの上段に文字列”商品手配”、中段に手配を行う工場を選択するリスト、下段に”発送処理”ボタン”及び”戻る”ボタンを具備する。
ユーザはこの画面103で商品を手配する工場を選択(イベント(4))した(時刻10:10:00)後、”発送処理”ボタンを左クリック(イベント(5))する(時刻10:11:00)。
次に、以上の手順を行ったときにサーバ1・クライアント2間で送受信される通信データについて説明する。
サーバ1とクライアント2との通信は、SOAP/HTTPで行われ、SOAPメッセージがHTTPにより送信される。
まず、アプリケーション20を起動(イベント(1))すると、それと同時刻に(実際にはイベント(1)の後であるが、本実施例では説明の都合上、同時刻と仮定する。)に、以下のSOAPメッセージ(メッセージデータ1)により、オーダの一覧がサーバ1からクライアント2に送信される。
<SOAP-ENV:Envelope
xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/1999/XMLSchema-instance"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/1999/XMLSchema">
<SOAP-ENV:Header />
<SOAP-ENV:Body>
<ns1:getOrderList xmlns:ns1="urn:xmethods-getOrderList"
SOAP-ENV:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
<orderList>
<order>
<orderid>オーダ1</orderid>
<customerName>顧客1</customerName>
<date>12/1</date>
</order>
<order>
<orderid>オーダ2</orderid>
<customerName>顧客2</customerName>
<date>12/2</date>
</order>
<order>
<orderid>オーダ3</orderid>
<customerName>顧客3</customerName>
<date>12/3</date>
</order>
</orderList>
</ns1:getOrderList>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>
続いて、イベント(3)が発生すると、それと同時刻(実際にはイベント(3)の後であるが、本実施例では説明の都合上、同時刻と仮定する。)に以下のSOAPメッセージ(メッセージデータ2)により、ユーザが選択したオーダのオーダIDがクライアント2からサーバ1へ通知される。特徴として、サーバの呼び出しメソッドの名称”setOrderId”が含まれ、これにより他のイベントの通信と区別可能である。また、ユーザが選択したオーダのオーダIDは”orderid”タグに含まれる。
<SOAP-ENV:Envelope
xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/1999/XMLSchema-instance"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/1999/XMLSchema">
<SOAP-ENV:Header />
<SOAP-ENV:Body>
<ns1:setOrderId xmlns:ns1="urn:xmethods-setOrderId"
SOAP-ENV:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
<orderid>オーダ2</orderid>
</ns1:setOrderId>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>
続いて、クライアント2がメッセージデータ2を送信してから3秒後にサーバ1は、クライアント2へ工場のリストを通知する。このときのSOAPデータ(メッセージデータ3)を以下に示す。
<SOAP-ENV:Envelope
xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/1999/XMLSchema-instance"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/1999/XMLSchema">
<SOAP-ENV:Header />
<SOAP-ENV:Body>
<ns1:getFactoryList xmlns:ns1="urn:xmethods-getFactoryList"
SOAP-ENV:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
<factoryList>
<factory>
<factoryName>工場A</factoryName>
<amount>100</amount>
<date>12/6</date>
</factory>
<factory>
<factoryName>工場B</factoryName>
<amount>200</amount>
<date>12/7</date>
</factory>
<factory>
<factoryName>工場C</factoryName>
<amount>300</amount>
<date>12/8</date>
</factory>
</factoryList>
</ns1:getFactoryList>
</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>
また、サーバ1では、操作の対象のオーダを記録するために、DBMS40で”オーダテーブル”を管理しており、このオーダテーブルには、操作対象のオーダIDを格納する”オーダID”カラムと、顧客名を格納する”顧客名”カラムと、オーダの商品IDを格納する”商品ID”カラムとが存在する。オーダテーブルには、イベント(3)を実行すると、それと同時刻(実際にはイベント(3)の後であるが、本実施例では説明の都合上、同時刻と仮定する。)にユーザが指定したオーダについての情報が追加され、本実施例においては図10のオーダテーブルの2行目(オーダ2,顧客2,商品B)が追加される。
以上を踏まえて、時刻10:06:00に発生したイベント(3)のイベントログをイベントログ抽出装置10により抽出する方法を説明する。なお、イベント(3)に関連したテキストは、イベント(3)が行われた際に”オーダ選択”ウィンドウのオーダIDリストのうち、選択状態であった行のオーダID(本実施例では、”オーダ2”)であるとする。
<イベント検知>
始めに、イベントログ抽出装置10のイベント発生検知部11が時刻10:06:00に発生したイベント(3)の発生を検知する方法を説明する。なお、本実施例では、説明のため、複数の方法で検知可能な環境を想定しているが、実際にはこれらの中からいずれかを取捨選択し、組み込むことになる。以下、それぞれの方法を説明する。
[イベント検知方法1]
イベント発生検知部11は、OS30のウィンドウ制御機能を用いて、オーダ選択画面の”商品手配”ボタンが”左クリックされた”というウィンドウに関するイベントを検知することで、イベント(3)の発生を検知し、その時刻をOS30より取得することで発生時刻(時刻10:06:00)を取得する(図8)。
[イベント検知方法2]
イベント発生検知部11は、クライアント2からの送信データのうち、”urn:xmethods-setOrderId”という文字列を含む送信データ(メッセージデータ2)の発生を検知することで、イベント(3)の発生を検知し、その時刻をOS30より取得することで発生時刻(時刻10:06:00)を取得する。
[イベント検知方法3]
イベント発生検知部11は、定期的、例えば1秒ごとに記録したアクティブなウィンドウのビットマップ画像を解析し、ウィンドウタイトル”オーダ選択”から”商品手配”に変化したウィンドウタイトルの変化を検知することで、イベント(3)の発生を検知できる。本実施例の場合、時刻10:06:00にアクティブなウィンドウのウィンドウタイトルが”オーダ選択”であったことを認識し、時刻10:06:03に”商品選択”であったことを認識することで、時刻10:06:00にイベント(3)が発生したことを検知する(図9)。
[イベント検知方法4]
イベント発生検知部11は、DBMS40のトリガーにより、オーダテーブルに新たに行(本実施例では、”オーダ2”,”顧客2”,”商品B”)が追加されたことを検知することで、イベント(3)の発生を検知し、その時刻をOS30より取得することで発生時刻(時刻10:06:00)を取得する(図10)。
<テキスト取得>
続いて、イベントログ抽出装置10のテキスト取得部12がイベント(3)に関連したテキストを取得する方法を説明するが、制御部14からテキスト取得部12に通知されるイベント発生時刻を10:06:00として説明する。キー情報の取得についても、説明のため複数の手段を利用可能であるが、実際にはいずれかを取捨選択して組み込むことになる。以下、それぞれの方法を説明する。
[テキスト取得方法1]
テキスト取得部12は、OS30のウィンドウ制御機能を用いて、オーダ選択画面のリストから選択状態である行の左端のカラム値を特定のテキストとして定期的(例えば1秒ごと)に取得し、取得した時刻と取得したテキストを合わせて記録しており、制御部14からイベント(3)に関連したテキストの取得依頼を当該イベント(3)の発生時刻10:06:00とともに受け取ると、このイベント(3)の発生時刻10:06:00を元に、イベント(3)の発生時刻10:06:00の、例えば直前(時刻10:05:59)に取得したテキストを制御部14に通知する(図8)。
[テキスト取得方法2]
テキスト取得部12は、クライアント2から送信される送信データのうち、”urn:xmethods-setOrderId”という文字列を含む送信データが発生する度に、当該送信データから"orderid”タグに含まれるテキストを取得し、取得した時刻と取得したテキストを合わせて記録しており、制御部14からイベント(3)に関連したテキストの取得依頼を当該イベント(3)の発生時刻10:06:00とともに受け取ると、このイベント(3)の発生時刻10:06:00を元に、例えば同時刻(10:06:00)に取得したテキストを制御部14に通知する。
[テキスト取得方法3]
テキスト取得部12は、アクティブなウィンドウのビットマップ画像を定期的(例えば1秒ごと)に記録し、それを画像解析することで、ウィンドウタイトルが”オーダ選択”のウィンドウの文字列”オーダID”の下側の文字列のうちテキストの表示色が白色のテキストを定期的に取得し、取得した時刻と取得したテキストを合わせて記録しており、制御部14からイベント(3)に関連したテキストの取得依頼を当該イベント(3)の発生時刻10:06:00とともに受け取ると、このイベント(3)の発生時刻10:06:00を元に、ウィンドウタイトルが”オーダ選択”であるウィンドウが表示されている、イベント(3)の発生時刻10:06:00の、例えば直前(時刻10:05:59)に取得したテキストを制御部14に通知する(図9)。
[テキスト取得方法4]
テキスト取得部12は、DBMS40のトリガーにより、オーダテーブルの新規追加行の”オーダID”カラムの値を毎回取得し、取得した時刻と取得したテキストを合わせて記録しており、制御部14からイベント(3)に関連したテキストの取得依頼を当該イベント(3)の発生時刻10:06:00とともに受け取ると、このイベント(3)の発生時刻10:06:00を元に、例えば同時刻(時刻10:06:00)に取得したテキストを制御部14に通知する(図10)。
以上を踏まえると、イベント(3)のイベントログを抽出するための手順は以下のようになる。
イベント検知部11にイベント検知方法1〜4のいずれかを予め組み込んでおき、イベント検知部11がイベントの発生を検知すると、その発生時刻をOS30から取得し、イベントの種別をその発生時刻とともに制御部14に通知する。
制御部14は、テキスト取得部12にテキストの取得を依頼する。
テキスト取得部12にテキスト取得方法1〜4のいずれかを組み込んでおき、テキスト取得部12は、取得して記録したテキストのうち、イベント発生時刻を元に通知すべきテキストを判断し、これを制御部14に通知する。
制御部14は、イベントの種別とともにこれと関連するテキスト及びイベント発生時刻を記録部13へ通知する。
記録部13は、イベントの種別にテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録する。
以上の手順で、イベント(3)のイベントログ、ここではイベント種別”商品手配”、テキスト”オーダ2”、発生時刻”10:06:00”のイベントログの抽出が可能となる(イベント(3)を”商品手配”と置き換えた。)。
なお、カメラ6でアプリケーション20を操作中の画面を撮影した映像情報を画像情報とみなせば、[イベント検知方法3]及び[テキスト取得方法3]で説明した方法と同様な方法で特定のイベントを検知し、また、その画像情報から特定のイベントに関連する予め定められた特定のテキストを取得することも可能である。さらにまた、アプリケーション20から出力されるイベントログのうち、特定のイベントの発生に伴って出力される特定のイベントログを検出することで当該特定のイベントの発生を検知し、また、そのイベントログから特定のイベントに関連する予め定められた特定のテキストを取得することも可能である。
また、これまでは、抽出対象のイベントが一種類の場合について説明したが、複数の種別のイベントを抽出するようにしても良い。
この場合、イベント発生検知部は、複数の種別の特定のイベントの発生を検知し、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部に通知するものとする。
また、テキスト取得部は、前記複数の種別の特定のイベントに対応する種別の特定のテキストを取得し、制御部から前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストの取得の依頼を受け取ると、前記取得した特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストのうち当該依頼に対応するテキストを制御部に通知するものとする。
また、イベントログ記録部は、制御部から前記特定のイベントの種別とともに当該特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録するものとする。
また、制御部は、イベントの複数の種別と当該イベントの各種別に対応するテキストの種別とを管理する対応表を有し、イベント発生検知部から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、前記対応表より当該特定のイベントの種別に対応するテキストの種別を特定し、前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストの取得をテキスト取得部に依頼し、テキスト取得部から前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともに当該特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部に通知するものとする。
さらにまた、これまでの説明では、イベント発生検知部で検知した時刻を「イベント発生時刻」と記したが、[イベント検知方法3]等のような、定期的に取得した画像を解析した結果からイベントの発生を検知する場合では、厳密にはイベントの発生を検知した時刻となる。従って、本発明でいう「イベント発生時刻」には、イベント発生時刻相当の「イベント検知時刻」も含まれるものとする。
また、実施例の説明で、各イベントの発生時刻において、実際にはあるイベントの後に起こるイベントについても説明上、同時刻と仮定した箇所が複数あるが、一般的に業務分析で興味のある時間的スケールとコンピュータ内部の時間的スケールを比較すると、後者の方が比較にならない程高速なので、前記過程は現実的である。
なお、本発明は、周知のコンピュータに媒体もしくは通信回線を介して、図1の構成図に示された機能を実現するプログラムあるいは図2のフローチャートに示された手順を備えるプログラムをインストールすることによっても実現可能である。
1:サーバ、2:クライアント、3:ディスプレイ、4:キーボード、5:ポインティングデバイス、6:カメラ、7:通信回線、10:イベントログ抽出装置、11:イベント発生検知部、12:テキスト取得部、13:イベントログ記録部、14:制御部、20:アプリケーション、30:OS、40:DBMS。

Claims (12)

  1. コンピュータ上で動作する所定のアプリケーションプログラムの実行中に発生したイベントに、当該イベントと関連する少なくともテキスト及びイベント発生時刻を関連付けて記録するイベントログ抽出方法であって、
    イベント発生検知部と、テキスト取得部と、イベントログ記録部と、これらを制御する制御部とを用い、
    イベント発生検知部が、予め定められた特定のイベントの発生を検知し、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部に通知し、
    制御部が、イベント発生検知部から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、当該特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストの取得をテキスト取得部に依頼し、
    テキスト取得部が、前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストを定期的あるいは前記テキストが発生する度に取得し、その取得時刻とともに記録しておき、制御部から前記特定のテキストの取得の依頼を前記特定のイベントの発生時刻とともに受け取ったときは、前記記録した特定のテキストのうち、当該特定のイベント発生時刻を元に通知すべき特定のテキストを判断して制御部に通知し、
    制御部が、テキスト取得部から前記特定のイベントに関連する予め定められた特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともにこれと関連する特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部に通知し、
    イベントログ記録部が、制御部から前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録する
    ことを特徴とするイベントログ抽出方法。
  2. コンピュータ上で動作する所定のアプリケーションプログラムの実行中に発生したイベントに、当該イベントと関連する少なくともテキスト及びイベント発生時刻を関連付けて記録するイベントログ抽出方法であって、
    イベント発生検知部と、テキスト取得部と、イベントログ記録部と、これらを制御する制御部とを用い、
    イベント発生検知部が、複数の種別の特定のイベントの発生を検知し、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部に通知し、
    制御部が、イベント発生検知部から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、イベントの複数の種別と当該イベントの各種別に対応するテキストの種別とを管理する対応表より当該特定のイベントの種別に対応するテキストの種別を特定し、前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストの取得をテキスト取得部に依頼し、
    テキスト取得部が、前記複数の種別の特定のイベントに対応する種別の特定のテキストを定期的あるいは前記テキストが発生する度に取得し、その取得時刻とともに記録しておき、制御部から前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストの取得の依頼を前記特定のイベントの発生時刻とともに受け取ったときは、前記記録した特定のテキストのうち、当該特定のイベント発生時刻を元に通知すべき特定のテキストを判断して制御部に通知し、
    制御部が、テキスト取得部から前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともに当該特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部に通知し、
    イベントログ記録部が、制御部から前記特定のイベントの種別とともに当該特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録する
    ことを特徴とするイベントログ抽出方法。
  3. コンピュータ上で動作する所定のアプリケーションプログラムの実行中に発生したイベントに、当該イベントと関連する少なくともテキスト及びイベント発生時刻を関連付けて記録するイベントログ抽出装置であって、
    少なくともイベント発生検知部と、テキスト取得部と、イベントログ記録部と、制御部とからなり、
    予め定められた特定のイベントの発生を検知し、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部に通知するイベント発生検知部と、
    前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストを定期的あるいは前記テキストが発生する度に取得し、その取得時刻とともに記録しておき、制御部から前記特定のテキストの取得の依頼を前記特定のイベントの発生時刻とともに受け取ったときは、前記記録した特定のテキストのうち、当該特定のイベント発生時刻を元に通知すべき特定のテキストを判断して制御部に通知するテキスト取得部と、
    制御部から前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に前記特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録するイベントログ記録部と、
    イベント発生検知部から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、当該特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストの取得をテキスト取得部に依頼し、テキスト取得部から前記特定のイベントと関連する予め定められた特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともに前記特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部に通知する制御部とを備えた
    ことを特徴とするイベントログ抽出装置。
  4. コンピュータ上で動作する所定のアプリケーションプログラムの実行中に発生したイベントに、当該イベントと関連する少なくともテキスト及びイベント発生時刻を関連付けて記録するイベントログ抽出装置であって、
    少なくともイベント発生検知部と、テキスト取得部と、イベントログ記録部と、制御部とからなり、
    複数の種別の特定のイベントの発生を検知し、当該発生を検知した特定のイベントの種別をその発生時刻とともに制御部に通知するイベント発生検知部と、
    前記複数の種別の特定のイベントに対応する種別の特定のテキストを定期的あるいは前記テキストが発生する度に取得し、その取得時刻とともに記録しておき、制御部から前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストの取得の依頼を前記特定のイベントの発生時刻とともに受け取ったときは、前記記録した特定のテキストのうち、当該特定のイベント発生時刻を元に通知すべき特定のテキストを判断して制御部に通知するテキスト取得部と、
    制御部から前記特定のイベントの種別とともに当該特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻を受け取り、前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻を関連付け、予め定められたフォーマットで記録するイベントログ記録部と、
    イベントの複数の種別と当該イベントの各種別に対応するテキストの種別とを管理する対応表を有し、イベント発生検知部から前記特定のイベントの種別をその発生時刻とともに受け取り、前記対応表より当該特定のイベントの種別に対応するテキストの種別を特定し、前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストの取得をテキスト取得部に依頼し、テキスト取得部から前記特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキストを受け取り、前記特定のイベントの種別とともに当該特定のイベントの種別に対応する種別の特定のテキスト及びイベント発生時刻をイベントログ記録部に通知する制御部とを備えた
    ことを特徴とするイベントログ抽出装置。
  5. アプリケーションプログラムの実行中に当該アプリケーションプログラムとオペレーティングシステムとの間でやりとりされる画面制御情報のうち、特定のイベントの発生に伴ってやりとりされる特定の画面制御情報を検出することで当該特定のイベントの発生を検知するイベント発生検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のイベントログ抽出装置。
  6. アプリケーションプログラムの実行中に発生する通信データのうち、特定のイベントの発生に伴って送受信される特定の通信データを検出することで当該特定のイベントの発生を検知するイベント発生検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のイベントログ抽出装置。
  7. アプリケーションプログラムの実行中に表示装置に表示される表示画面の画像情報から特定のイベントの発生に伴って生じる特定の画面の変化を認識することで当該特定のイベントの発生を検知するイベント発生検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のイベントログ抽出装置。
  8. アプリケーションプログラムの実行中に追加または更新されるデータベース中のテーブルのデータのうち、特定のイベントの発生に伴って追加または更新されるデータを検出することで当該特定のイベントの発生を検知するイベント発生検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のイベントログ抽出装置。
  9. アプリケーションプログラムを操作中のユーザをカメラで撮影した映像情報から特定のイベントの発生をもたらすユーザの特定の画像を認識する、又はアプリケーションプログラムの実行中に表示装置に表示される表示画面をカメラで撮影した映像情報から特定のイベントの発生に伴って生じる特定の画面の変化を認識することで当該特定のイベントの発生を検知するイベント発生検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のイベントログ抽出装置。
  10. アプリケーションプログラムの実行中に当該アプリケーションプログラムから出力されるイベントログのうち、特定のイベントの発生に伴って出力される特定のイベントログを検出することで当該特定のイベントの発生を検知するイベント発生検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のイベントログ抽出装置。
  11. 特定のイベントの発生を検知する機能部を追加、変更または削除可能なアダプタとして実装することで、特定のイベントの検知対象を切り替え可能としたイベント発生検知部を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のイベントログ抽出装置。
  12. コンピュータを、請求項3乃至11のいずれかに記載のイベントログ抽出装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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