JP2005242915A - コンピュータ関連機器監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 より綿密に正確な報知ディスプレイの監視を、多くの労力を必要とすることなく実施することのできるコンピュータ関連機器監視システムを提供すること。
【解決手段】 状況を報知するための報知LEDを備えるサーバコンピュータを監視するコンピュータ関連機器監視システム1であって、報知LEDを含む画像を撮像する子機220と、子機220の撮像画像中における報知LEDを含む監視領域と、監視領域に含まれる報知LEDの点灯態様を異常と判定するための監視パターンとを設定するための管理コンピュータ7と、子機220の撮像画像中の監視領域に含まれる報知LEDの点灯態様が設定された監視パターンを満たすか否かを画像認識により判定する監視ユニット2(親機210)と、報知LEDの点灯態様が監視パターンを満たすと判定されたときに、その旨を報知するランプユニット5と、を備える。
【選択図】 図12

Description

本発明は、サーバコンピュータ或いはサーバコンピュータの周辺機器を少なくとも含むコンピュータ関連機器の状況を表示態様により報知するための報知ディスプレイを備えるコンピュータ関連機器を監視するためのコンピュータ関連機器監視システムに関する。
従来、例えば、多数のサーバコンピュータ或いはサーバコンピュータの周辺機器を少なくとも含むコンピュータ関連機器が設置されるデータセンタ(IDC)においては、コンピュータ関連機器の前面等に設けられている当該コンピュータ関連機器の処理状況や稼働状況等を示す報知LEDや報知LCD等の報知ディスプレイが、異常な状態となっていないかを、人的に定期的に監視するサービスが提供されている。
これらの監視サービスは、コンピュータ関連機器の異常をいち早く検知して対応するために有効となるサービスであるが、これらの報知ディスプレイの表示態様を人的に定期的に監視する場合には、コンピュータ関連機器には多数の報知ディスプレイが設けられており、どの報知ディスプレイを監視対象とするのかが判り難いとともに、当該監視対象の報知ディスプレイがどのような表示態様となっている場合に異常なのかを、例えばチェックシートに照らし合わせてチェックする必要があり、これらのチェックが煩雑であるばかりか、異常なのか異常でないのかの判定を間違え易いとともに、有る程度の時間に亘り報知ディスプレイがどのような表示態様となっているかを観察する必要があるため、多くの報知ディスプレイを監視する場合には、これらのチェックに多くの時間を必要とするため、定期的にしかチェックを実施し難いという問題があり、より綿密に正確な報知ディスプレイの監視を、多くの労力を必要とすることなく実施することのできるシステムが切望されていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、より綿密に正確な報知ディスプレイの監視を、多くの労力を必要とすることなく実施することのできるコンピュータ関連機器監視システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、
サーバコンピュータ或いはサーバコンピュータの周辺機器を少なくとも含むコンピュータ関連機器の状況を表示態様により報知するための報知ディスプレイを備えるコンピュータ関連機器を監視するためのコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記コンピュータ関連機器に設けられた報知ディスプレイを含む画像を撮像するための撮像手段と、
該撮像手段により撮像された画像中において、監視を行う前記報知ディスプレイを含む監視領域の指定を受付けるとともに、該受付けた監視領域に含まれる報知ディスプレイの表示態様を異常と判定するための異常判定条件を設定するための異常判定条件設定手段と、
該異常判定条件設定手段にて設定された異常判定条件を、前記撮像手段により撮像された画像中の前記監視領域に含まれる報知ディスプレイの表示態様が満たすか否かを画像認識により判定する画像認識判定手段と、
該判定手段により前記報知ディスプレイの表示態様が前記異常判定条件を満たすと判定されたときに、当該異常判定条件を満たすと判定されたことを報知する報知手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、監視しようとする報知ディスプレイが前記撮像手段による画像中に含まれるように該撮像手段を配置し、当該画像中において監視しようとする報知ディスプレイを含む領域を監視領域に指定するとともに、当該監視領域に含まれる報知ディスプレイの異常判定条件を設定することで、当該報知ディスプレイの点灯態様が前記異常判定条件を満たすか否かが前記画像認識判定手段にて常時監視され、その判定結果が異常判定条件を満たすと判定されたときに、該異常判定条件を満たすと判定されたこと、つまりは異常が発生したことが前記報知手段により報知されるようになるため、常時監視されることでより綿密に、しかも監視対象の報知ディスプレイを含む監視領域と異常判定条件とを一度設定することで、当該設定内容に基づいた判定が実施されるようになり、正確な報知ディスプレイの監視を、多くの労力を必要とすることなく実施することができる。
本発明の請求項2に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1に記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記撮像手段により撮像された画像中に含まれる前記報知ディスプレイを含む監視領域が複数であって、
前記画像認識判定手段は、各報知ディスプレイを含む各監視領域毎に前記異常判定条件に基づく判定を実施することを特徴としている。
この特徴によれば、1つの撮像手段による画像中に複数の監視領域が設定可能となることで、撮像手段の数や設置スペースを大幅に省くことができ、システムをより低廉化できるばかりか、撮像手段を設置するための労力を低減できる。
本発明の請求項3に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1または2に記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記異常判定条件設定手段は、前記各監視領域毎に異なる異常判定条件を設定可能とされていることを特徴としている。
この特徴によれば、個々の監視領域毎に異なる異常判定条件が設定可能とされていることで、これら異常判定条件毎に異なる撮像手段を設ける必要がなく、さらに撮像手段の数や設置スペースを省くことができ、システムをより低廉化できるばかりか、撮像手段を設置するための労力をさらに低減できる。
本発明の請求項4に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1〜3のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記異常判定条件設定手段において設定可能な複数の異常判定条件を記憶するための異常判定条件記憶手段を備え、
前記異常判定条件設定手段においては、該異常判定条件記憶手段において記憶されている複数の異常判定条件の中から選択して異常判定条件を設定可能とされていることを特徴としている。
この特徴によれば、異常判定条件の設定を簡便に実施することができる。
本発明の請求項5に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1〜4のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記判定手段により前記報知ディスプレイの表示態様が前記異常判定条件を満たすと判定されたときの画像を記憶するための異常判定時画像記憶手段と、
該異常判定時画像記憶手段に記憶されている画像を出力するための出力手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、報知ディスプレイの表示態様が前記異常判定条件を満たすと判定されたときの画像を、前記報知手段による報知後において確認することができ、どのような異常が生じたのかを判断するための判断材料に当該画像を資することができる。
本発明の請求項6に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1〜5のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記撮像手段を、前記コンピュータ関連機器を収納するラックの前面を覆う開閉扉の内方位置に設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、撮像手段が開閉扉の内方に収容されるようになるため、これら撮像手段に人等が誤って触れることにより、その配置位置にズレが生じる等の危険性を大幅に低減できる。
本発明の請求項7に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1〜6のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
監視対象となるサーバコンピュータの近傍に設けられた監視ユニットと、
複数の当該監視ユニットにデータ通信可能に接続され、該監視ユニットを管理する管理コンピュータと、
から成り、
前記監視ユニットは、前記撮像手段と、前記画像認識判定手段と、該画像認識判定手段において前記異常判定条件を満たすと判定されたときに、当該判定結果と当該監視ユニットに固有に付与された識別情報とを含む異常通知を前記管理コンピュータに送信する異常通知送信手段と、を備え、
前記管理コンピュータは、前記異常通知送信手段からの異常通知の受信に基づいて、異常が発生した旨と当該異常と判定した監視ユニットの識別情報を出力することを特徴としている。
この特徴によれば、多数のコンピュータ関連機器に設けられた報知ディスプレイを監視する場合において、各監視ユニット側に画像認識判定手段を備えることで、これら画像認識判定に必要となる画像認識処理に要する負荷を分散することができ、より多くのコンピュータ関連機器に設けられた報知ディスプレイの監視が可能となるとともに、どの監視ユニットが異常判定条件を満たすと判定したかを管理コンピュータ側にて把握できるようになり、異常に対して迅速に対応できるようになる。
本発明の請求項8に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項7に記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記監視ユニットは、前記撮像手段にて撮像された画像を表示可能とされるとともに、該画像上において、少なくとも前記監視領域の指定が可能とされ、操作者が可搬可能とされた設定端末を接続するための設定端末接続手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、撮像手段を設置する際に、設定端末を設定端末接続手段にて監視ユニットに接続することで、該撮像手段を設置している場所において撮像手段により撮像された画像中に、監視対象となる報知ディスプレイが含まれるか否かを簡便に確認しながら撮像手段を配置でき、便利であるとともに、実際の報知ディスプレイと、画像中の当該報知ディスプレイとを見比べながら監視領域や異常判定条件を設定できることから、これら監視領域や異常判定条件の設定操作を、確実かつ簡便に実施できる。
本発明の請求項9に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項7または8に記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記監視ユニットは、前記コンピュータ関連機器を収納するラックに該監視ユニットを着脱自在とするための装着手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、ラックに収納されているコンピュータ関連機器の数等により、監視ユニットを適宜に増減できるとともに、監視対象となる報知ディスプレイを備えるコンピュータ関連機器が収納されている位置に応じて、監視ユニットを適宜に配置できるようになるため、監視ユニットの数を最小限に留めることができ、システムコストをより安価なものに抑えることができる。
本発明の請求項10に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項7〜9のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記監視ユニットは、前記画像認識判定手段並びに異常通知送信手段とを備える親機と、当該親機に接続され、前記撮像手段を備える複数の子機とから構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、前記撮像手段となる複数の子機に対して前記画像認識判定手段並びに異常通知送信手段とを備える親機を設けることで、画像認識判定手段を備える親機の数を低減でき、よって、システムコストをより安価なものに抑えることができる。
本発明の請求項11に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項10に記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記親機に接続される子機数が増減可能とされていることを特徴としている。
この特徴によれば、親機に接続される子機の数を、必要に応じて増減でき、必要最小限に子機の数を抑えることができ、よって、システムコストをより安価なものに抑えることができる。
本発明の請求項12に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項10または11に記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記監視ユニットは、前記子機の配置位置を調節するための調節手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、調節手段を備えることで、子機の配置位置の調節が可能となり、該子機に設けられた撮像手段により撮像される画像の範囲の調節を、容易に実施できるようになる。
本発明の請求項13に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1〜12のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記コンピュータ関連機器を収納するラック単位毎に前記報知手段を設け、
該報知手段は、当該報知手段が対応するラック中に収納される前記コンピュータ関連機器に設けられた報知ディスプレイの表示態様が前記異常判定条件を満たすと判定されたときに報知することを特徴としている。
この特徴によれば、複数のラックが設けられていても、異常と判断されたコンピュータ関連機器を収容しているラックを簡便に特定することができる。
本発明の請求項14に記載のコンピュータ関連機器監視システムは、請求項1〜13のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システムであって、
前記撮像手段に対応付けて前記報知手段を設け、
該報知手段は、対応する撮像手段による画像中の前記監視領域において、前記異常判定条件を満たすと判定されたときに報知することを特徴としている。
この特徴によれば、複数の撮像手段が近接して設けられていても、どの撮像手段が撮像している報知ディスプレイが異常判定条件を満たすと判定されたかを簡便に特定することができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明をデータセンタに適用した本実施例のコンピュータ関連機器監視システムの構成を示す図である。
本実施例のコンピュータ関連機器監視システムは、図1に示すように、主に、データセンタ内に多数設置されたサーバラック(以下、ラックと略称する)1に収納された本発明におけるコンピュータ関連機器としてのサーバコンピュータの報知ディスプレイとしての報知LEDの監視を行うためのユニット構成とされた多数の監視ユニット2と、これら各ラック1に設置された監視ユニット2とデータ通信可能に接続され、これらデータセンタ内に設置されている多数の監視ユニット2におけるエラーや設定内容等の管理を行うとともに、外部への監視結果の送信を行う管理コンピュータ7とから構成されている。
また、各ラック1には、図5に示すように、前記監視ユニット2と管理コンピュータ7とをデータ通信可能に接続するとともに、当該ラック1に対応して設けられている報知手段としてのランプユニット5や、前記監視ユニット2における監視領域や異常判定条件を設定するための可搬可能とされたノートパソコン7’を接続可能とされたハブ4が設置されていて、接続されている各機器間のデータ通信を可能とするローカルエリアネットワーク(LAN)6が形成されている。
本実施例に用いた監視ユニット2は、図3並びに図5に示すように、ラック1内に収納されたサーバコンピュータに設けられている報知LEDを含む領域の画像を撮像するための撮像手段となるカメラ221と、当該カメラ221による画像中に含まれる報知LEDの画像から、当該報知LEDが異常と判定されたことを点灯により報知するためのLED222とを有する子機220と、該子機220に接続されて、当該子機220により撮像された報知LEDの画像に基づいて、該報知LEDが予め設定された異常報知条件を満たすか否かを判定するとともに、異常報知条件を満たすと判定したときに、該判定したことを管理コンピュータ7に通知する親機210とから構成されていて、本実施例では、親機210の1台に対して、最大4台の子機220を接続可能とされていて、これら子機220の数を適宜に増減できるようになっている。
次いで、監視ユニット2の形状について説明すると、図3に示すように、監視ユニット2は、略T字状のユニット装着台203と、親機210と、子機220と、ユニット装着台203をラック1の開閉扉101に固定するための固定爪部204L、204Rとから構成される。
ユニット装着台203は、親機210を装着可能な大きさを有する四角板状の親機装着部203aと、ラック1の開閉扉101の幅方向と略等しい長さを有する四角棒状とされた子機装着部203bとから構成される。親機210は、親機装着部203aにネジにより着脱可能に固定される。子機220は、子機220に設置されたカメラ221がラック1の内方向に向くように子機装着部203bに嵌着できるようなコ字状をされていて、上部側面に設けられたネジにより子機装着部203bに固定され、ネジを緩めた状態でスライドさせて、位置調節自在とされている。また、子機220の上側にLED222が設けられており、利用者は、ラック1の開閉扉101のガラス部101aを透して、ラック1の開閉扉101の開閉に関わらずLED222により異常を報知している子機220の場所を確認することができる。
子機装着部203bの子機220の装着側とは反対側、つまりラック1の開閉扉101側に面する側には、開閉扉101の中央部に設けられたガラス部101aの外周枠部に、差込可能とされた固定爪205L、205Rを備え、子機装着部203bに嵌着可能とするためにコ字状とされた固定爪部204L、204Rが設けられており、上部側面に設けられたネジにより子機装着部203bに固定され、ネジを緩めた状態でスライドさせて、位置調節自在とされている。また、上部及び下部側面の厚みは、子機220と衝突しないような厚みとされている。このように、子機装着部203bは、ラック1の開閉扉101に対して、高さ位置に関して無段階に、かつ着脱可能に固定できるようになっている。
このように、本実施例では、監視ユニット2を、図3に示すように、ラック1の前面を覆う開閉扉101の内方位置となる内面に配置しており、このようにすることで、監視ユニット2が開閉扉101の内方に収容されるようになるため、これら監視ユニット2に人等が誤って触れることにより、その配置位置にズレが生じる等の危険性を大幅に低減できるようになっている。
本実施例の親機210には、図5に示すように、CPUの制御プログラムや各種データテーブル等を格納するROM、当該ROMに格納された画像認識により報知LEDが異常判定条件を満たすか否かの判定処理等の各種処理を実施するための処理プログラムを実施するCPU、必要なデータの書き込み及び読み出しを行うRAMを備える制御部211と、図15に示すように、後述する設定処理において設定される各種の情報、具体的には、監視対象となる報知LEDの画像を含む監視領域の情報や、当該監視領域に含まれる報知LEDの異常を判定するための異常判定条件となる監視パターン情報や、報知LEDの異常を判定したときに異常通知(警報)を送信するランプユニット5や管理コンピュータ7など送信先のネットワークアドレスを含む警報送信先情報等を記憶する記憶部212と、子機220と通信するための通信部213と、管理コンピュータ7や設定用管理コンピュータ(ノートパソコン)7’等を含むLAN内の各種機器と通信するための異常通知送信手段としての通信部214と、監視ユニット2に振動(衝撃)や転倒等の不適切な加速度が発生した旨を検出する加速度センサ215と、監視ユニット2の周辺温度を計測する温度センサ216が設けられており、前記制御部211が、前述した各部やセンサ等と接続されることで、接続されている子機220を含む監視ユニット2全体の動作制御を実施できるようになっている。
この親機210の監視領域と条件の設定は、ハブ4に可搬可能なノートパソコンによる設定用管理コンピュータ7’を繋げることで、親機210と設定用管理コンピュータ7’とがデータ通信を実施することで、設定用管理コンピュータ7’において、該親機210を含む監視ユニット2が設けられていて、監視対象とする報知LEDを目視できるとともに、子機220の位置を調節可能な場所において設定を実施できるようになっており、これらハブ4を介して設定用管理コンピュータ7’との通信を可能とする通信部214により、本発明の設定端末接続手段が形成されている。
また、本実施例では、図1並びに図2に示すように、各ラック1毎に1対1に対応付けてランプユニット5を、遠方からでも、当該ランプユニット5の点灯を目視確認できるように、ラック1の天面上に設けており、該ランプユニット5は、ハブ4と接続されたランプ制御部501と、ランプ制御部501と接続されたランプ502とから構成されている。このランプ制御部501は、当該ランプユニット5が対応するラック1内に設置されている親機210から送信される異常通知(警報)が管理コンピュータ7へ送信されることで、当該管理コンピュータ7からハブ4を介して送信されてくる点灯指示に基づいて点灯することで、対応するラック1内に収納されているサーバコンピュータにおいて異常が発生していることを報知するようになっていて、これら異常の発生しているサーバコンピュータを収納しているラック1を、データセンタ内に設置されている多数のラック1内から容易に特定できるようになっている。
本実施例に用いた管理コンピュータ7の構成は、図5に示すように、当該管理コンピュータ7に接続されている監視ユニット2(親機210)を集中管理するための各種処理や、異常時の画像を表示出力する処理や、外部に対して監視結果を通知する処理等の各種処理を実施する制御部711と、前述の監視ユニット2(親機210)の制御部211の記憶部212に記憶されている情報と同様の情報を冗長的に記憶するとともに、警報情報や、監視ログ、後述する設定画面(設定用管理コンピュータ7’)において設定可能な複数の異常判定条件となる監視パターン情報や、異常通知(警報)時の画像を記憶する異常判定時画像記憶手段並びに異常判定条件記憶手段としての記憶部712と(図5参照)、前記記憶部712に記憶されている警報時画像や、後述する画面(図5、図6参照)に基づいて利用者からの入力を受付可能な入出力装置(本実施例では、ディスプレイ、キーボード、マウス)を備えた出力手段となる入出力部713と、LAN6に接続されている各種機器とのデータ通信を実施するための通信部714と、インターネット8に接続された通信部715と、電話網9と接続された通信部716と、から構成されていて、接続されている監視ユニット2(親機210)において設定されている設定内容の確認や、設定内容の変更、並びに前述の異常通知(警報)の受信に基づく異常発生の報知や、当該異常通知(警報)を送信してきた監視ユニット2(親機210)が設けられているラック1に対応するランプユニット5への点灯指示の送信を実施するようになっている。
図9、図10、図11は、本実施例のコンピュータ関連機器監視システムを構成する管理コンピュータ7の記憶部712に記憶される本実施例における情報を示す図である。また、図10に示す情報は、監視ユニット2(親機210)の記憶部212にも冗長に記憶されるようになっている。
図9(a)は、ラックIDごとにラック1の名前と説明を定めたラック情報であり、管理コンピュータ7においてラック1の管理情報として用いられる。
図9(b)は、ラックIDごとにランプユニット5のネットワークアドレスを定めたランプ情報であり、管理コンピュータ7においてラックIDにより識別されるラック1に取り付けられたランプユニット5と情報の送受信を行うときに用いられる。
図9(c)は、ラックID及び監視ユニットIDごとに監視ユニット2の名前とネットワークアドレスを定めた監視ユニット情報であり、管理コンピュータ7において監視ユニットIDにより識別される監視ユニット2と情報の送受信を行うときに用いられる。
図9(d)は、監視ユニットID及び子機IDごとに子機220の名前とネットワークアドレスを定めた子機情報であり、管理コンピュータ7において子機IDにより識別される子機220と情報の送受信を行うときに用いられる。
図10(a)は、子機ID及び領域IDごとに、子機220に取り付けられたカメラ221の撮像範囲(本実施例では、図6(a)に示すように、撮像範囲の左上の座標を(0、0)、右下の座標を(100、100)とする)に設定された監視領域(基準位置と、基準位置からの横幅ポイント数と縦幅ポイント数)と、この監視領域に適用される後述する監視パターンを識別可能な監視パターンIDと、監視パターンに照らして異常と判定されたときに送信する後述する警報を識別可能な警報IDと、を定めた領域情報である。報知LEDごとに設定された異常判定条件として用いられる。
図10(b)は、監視パターンIDごとに監視色と監視時間と点滅回数と説明を定めた監視パターン情報である。例えば、監視色が黒で、監視時間が3秒で、点滅回数が0回であるときには、黒色が3秒間、点滅せずに点灯しつづける点灯態様を示しており、図7(c)に示す異常判定条件設定画面においては、消灯中なら警告、という選択肢として表示される。尚、点滅回数として負の数が設定されているときには、監視時間に点滅が回数を問わず発生したときに異常と判定する旨を示している。監視パターン情報は領域情報(図10(a)参照)とともに、監視ユニット2において報知LEDごとに設定された異常判定条件として用いられる。
図10(c)は、警報IDごとに警報送信先のネットワークアドレスを定めた警報送信先情報であり、監視ユニット2において、設定された異常判定条件に従って監視領域において異常が発生したと判定されたときや、加速度センサ215や温度センサ216により予め定められた大きさ以上の振動や温度が検出されたときに、異常通知(警報)を送信するあて先として利用される。あて先としては、主に管理コンピュータ7や、ランプユニット5のいずれか、または両方が設定されており、ランプユニット5が設定されているときには、管理コンピュータ7からランプユニット5へ点灯指示としての異常通知(警報)が送信される。
図11(a)は、警報IDごとに説明と処理内容を定めた警報情報であり、管理コンピュータ7において、監視ユニット2から警報IDを含む異常通知(警報)が送信されてきたときに、この異常通知(警報)の処理内容を決定するために用いられる。図11(b)は、日時、ラックID、監視ユニットID、子機ID、領域ID、警報ID、画像ファイル名からなる監視ログ情報であり、管理コンピュータ7において監視ユニット2から警報が送信されてきた日時や、警報の内容、警報の送信元を記録するために用いられる。
図4(a)は、4台の子機202a〜202dが設定された監視ユニット2が、ラック1の開閉扉101の内方に取り付けられた場合のラック1の水平方向の断面図であり、点線は各々の子機220a〜220dによる撮像範囲を示している。本実施例では、子機220の水平方向の撮像範囲は10cmとされており、監視ユニット2に各々の子機220a〜220dの撮像範囲が重複しないように取り付ければ、監視ユニット2により水平方向に約40cmの範囲を撮像することができ、大半が約45cmの横幅を有するように製造された市販のサーバコンピュータの報知LEDをもれなく撮像できるようになっている。また、サーバコンピュータの報知LEDのうち、監視対象となる報知LEDが10cmの範囲内にすべて取り付けらている場合には、子機220を1台の取り付けた監視ユニット2で撮像できるようになっている。
図4(b)は、子機220e、220f、220gを各々備える3つの監視ユニット2e、2f、2gが、ラック1の開閉扉101の内方に取り付けられた場合のラック1の垂直方向の断面図であり、点線は各々の子機220e、220f、220gにより撮像される範囲を示している。本実施例では、子機220の垂直方向の撮像範囲は10cmとされており、子機202e、202f、202gの撮像範囲が重複しないように監視ユニット2e、2f、2gをラック1に取り付ければ、3つの監視ユニット2e、2f、2gにより、垂直方向に約30cmの範囲を撮像することができる。市販のサーバコンピュータは、いわゆる1U(約4.5cm)を基準として、1U、2U、3U等の高さを有するように製造されたものが大半であり、特に1Uの高さをもつサーバコンピュータが広く利用されている。このため、監視ユニット2により1Uの高さをもつサーバコンピュータ2台分のLEDを撮像できるようになっている。このように、適切に監視ユニット2及び子機220を設置することにより、監視ユニット2及び子機220の設置数を抑制しながらも、確実にサーバの監視を行うことができる。
次いで、本実施例のコンピュータ関連機器監視システムの利用方法について説明する。本実施例では、設定用管理コンピュータ7’を用いてサーバコンピュータの監視を行うための各種情報がラック1に設置された監視ユニット2(親機210)及び管理コンピュータ7に登録されると、監視ユニット2及び管理コンピュータ7においてサーバコンピュータの監視が開始される。また、設定用管理コンピュータ7’を用いてサーバコンピュータの監視を行うための各種情報がラック1に設置された監視ユニット2及び管理コンピュータ2から削除されると、該監視ユニット2においてサーバコンピュータの監視が停止されるようになっている。
そこで、データセンタの従業員等の利用者は、まず、監視を所望するサーバコンピュータが収納されたラック1のハブ4に設定用管理コンピュータ7’を接続し、この設定用管理コンピュータ7’により、サーバコンピュータを撮像する監視ユニット2及び管理コンピュータ7に対して、前述したサーバコンピュータの監視を行うための各種情報(図10〜図11参照)の設定を行う。その後、監視ユニット2では、サーバコンピュータの報知LEDを監視して監視パターンに基づく異常条件判定を行うとともに、親機210の加速度センサ215及び温度センサ216を監視して予め定められた大きさ以上の振動や温度の検出に基づく異常判定を行い、異常通知(警報)等を行うようになる。また、管理コンピュータ7では、サーバコンピュータの監視、すなわち監視を所望するサーバコンピュータを撮像する監視ユニット2から撮像画像を取得して稼動状況を確認したり、監視ユニット2から送信されたサーバコンピュータの報知LEDと振動や温度に関する異常通知(警報)の確認等を行うようになる。
まず、サーバコンピュータの監視を行うための各種情報の設定について説明していく。サーバコンピュータの監視を行うための各種情報の設定とは、データセンタ内に設置されたラック1に関する情報の設定と、ラック1に取り付けられた監視ユニット2とランプユニット5に関する情報の設定と、監視ユニット2に取り付けられた子機220に関する情報の設定と、子機220による撮像範囲に含まれるサーバコンピュータの報知LEDに1対1に対応づけた監視領域の設定と、監視領域に対するサーバコンピュータの報知LEDの異常判定条件の設定と、からなる。このように、サーバコンピュータの監視を行うための各種情報は階層構造を形成しており、ラック1、監視ユニット2とランプユニット5、子機220、監視領域、異常判定条件の順に上層から下層の情報へと設定を行うようになっている。
例えば、新たにラック1を設置し、当該ラック1に収納されたサーバコンピュータを監視する監視ユニット2を設定し、当該監視ユニット2をコンピュータ関連機器監視システムに登録するときには、ラック1に関する情報の登録から異常判定条件に関する情報へと階層順に順次登録することとなる。このように、新たにラック1とサーバコンピュータを設置した場合に、利用者がコンピュータ関連機器監視システムに対して実行する操作を、図6、図7に基づいて以下に説明していく。
利用者が、設定用管理コンピュータ7’において、本実施例のコンピュータ関連機器監視システムのプログラムを起動すると、図6(a)に示す初期画面が表示される。この初期画面(図6(a)参照)において、登録済みのラック1が一覧表示されており、利用者は監視対象のラック1を選択するが、ラック1が未登録である場合には、ボタン操作によりラック追加操作を実行する。ボタン操作後、図6(b)に示すラック1の登録画面が表示される。利用者が名前と説明からなるラック情報を入力し、ボタン操作により登録操作を実行すると、入力されたラック情報が設定用管理コンピュータ7’からLAN6を介して管理コンピュータ7に送信されて、管理コンピュータ7の記憶部712に登録されるとともに、当該ラック情報が設定用管理コンピュータ7’の初期画面(図6(a)参照)に表示されて、監視対象として選択できるようになる。
利用者がラック1を選択すると、初期画面(図6(a)参照)にラック1に取り付けられた監視ユニット2とランプユニット5が一覧表示される。新たに登録されたラック1には、監視対象として選択可能な監視ユニット2もランプユニット5も登録されておらず、利用者はこれらの登録操作を実行する。
まず、利用者は、ボタン操作によりランプユニット追加操作を実行する。ボタン操作後、図6(d)に示すランプユニット5の登録画面が表示される。利用者がランプユニット5のネットワークアドレスを入力し、ボタン操作により登録操作を実行すると、入力されたランプユニット情報が設定用管理コンピュータ7’から、LAN6を介して管理コンピュータ7に送信されて、管理コンピュータ7の記憶部712に登録されるとともに、当該ランプユニット情報が設定用管理コンピュータ7’の初期画面(図6(a)参照)に表示されて、監視対象として選択できるようになる。また、管理コンピュータ7は、登録されたネットワークアドレスに制御信号を送信することで、ランプユニット5の点灯及び消灯が可能となる。
次に、利用者は、ボタン操作により監視ユニット追加操作を実行する。ボタン操作後、図7(a)に示す監視ユニット2の登録画面が表示される。利用者が名前と監視ユニット2のネットワークアドレスを入力し、ボタン操作により登録操作を実行すると、入力された監視ユニット情報が設定用管理コンピュータ7’からLAN6を介して管理コンピュータ7に送信されて、管理コンピュータ7の記憶部712に登録されるとともに、当該監視ユニット情報が設定用管理コンピュータ7’の初期画面(図6(a)参照)に表示されて、監視対象として選択できるようになる。
利用者が監視ユニット2を選択すると、初期画面(図6(a)参照)に監視ユニット2に取り付けられた子機220が一覧表示される。新たに登録された監視ユニット2には、監視対象として選択可能な子機220は登録されておらず、利用者はボタン操作により子機220の登録操作を実行する。
ボタン操作後、図7(b)に示す子機220の登録画面が表示され、利用者は名前と子機220のネットワークアドレスを入力し、ボタン操作により登録操作を実行すると、入力された子機情報が設定用管理コンピュータ7’からLAN6を介して管理コンピュータ7に送信されて、管理コンピュータ7の記憶部712に登録されるとともに、当該子機情報が設定用管理コンピュータ7’の初期画面(図6(a)参照)に表示されて、監視対象として選択できるようになる。
利用者が子機220を選択すると、子機220のネットワークアドレスに基づいて、該選択された子機220に取り付けられたカメラ221から撮像画像が取得されて、図6(a)に示すように、初期画面の右側に表示されるようになっている。本実施例では、カメラ221の撮像範囲は10cm×10cmの四角面状とされており、サーバコンピュータの報知LEDの密集度に応じて撮像範囲内に複数の報知LEDが存在する場合があるが、子機220の撮像範囲内に、報知LEDの画像を含む監視領域を最大で32点登録できるようになっている。新たに登録された子機220には、監視領域は登録されておらず、利用者はマウス操作(例えば、任意の個所でクリックし、クリックしたままマウスカーソルを移動させるいわゆるクリック&ドラッグ)により監視領域の登録操作を実行する。
例えば、図6(a)の初期画面の右側(黒塗りの矢印はマウスカーソル、実線の四角形がマウスカーソルにより設定中の監視領域、四角形の上の数字である2は設定中の監視領域の通し番号をそれぞれ示している)に示すように、利用者がマウス操作を行って報知LED(Nという文字が印字されたLED)の画像を含む領域を設定すると、入力された領域情報が設定用管理コンピュータ7’から管理コンピュータ7に送信される。そして、管理コンピュータ7の記憶部712に登録されるとともに、該領域情報が設定用管理コンピュータ7’の初期画面(図6(a)参照)に表示されて、監視対象として選択できるようになる。また、この領域情報は監視ユニット2(親機210)にも送信され、監視ユニット2(親機210)の記憶部212に登録される。このように、領域情報は管理コンピュータ7と監視ユニット2に冗長に記憶される。
尚、本実施例では、監視領域として報知LEDの画像を含む領域を設定するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、子機220による撮像画像がサーバコンピュータに設けられた報知LCDを含む場合には、報知LEDの画像を含む領域を監視領域として設定する場合と同様に、初期画面(図6(a)参照)を利用して該報知LCDの画像を含む領域を監視領域として設定できる。
利用者が監視領域を選択した後、初期画面(図6(a)参照)に示す監視/警報設定ボタンを操作すると、図7(c)に示す異常判定条件設定画面が表示される。異常判定条件設定画面は、監視パターン、警報内容、警報送信先、を予め定められた選択肢の中から選択して入力できるようになっている。監視パターンは、報知LEDの異常を判定するための異常判定条件であり、設定用管理コンピュータ7’では、管理コンピュータ7の記憶部712に記憶されている監視パターン情報を管理コンピュータ7から受信して、選択肢を生成し異常判定条件設定画面(図7(c)参照)に表示している。このように、本実施例では、各監視領域に設定する異常判定条件は、記憶されている設定内容データに基づいて設定メニュー内に一覧表示され、当該一覧の中から選択して設定できるようになっており、例えば、サーバコンピュータを設定するごとに、報知LEDの点灯態様を調査して監視パターンを新たに検討し、その監視パターンが確実に異常判定を行えるかをテストし、その監視パターンを設定するというような場合に比べて、確実に異常を判定可能な監視パターンを簡単に設定できるようになっている。
また、異常判定条件設定画面(図7(c)参照)における警報内容は、監視領域に含まれる報知LEDが監視パターンにて定められた点灯態様となったときの異常通知(警報)の種別であり、設定用管理コンピュータ7’では、管理コンピュータ7の記憶部712に記憶されている警報情報を管理コンピュータ7から受信することにより、選択肢を生成し異常判定条件設定画面(図7(c)参照)に表示している。また、警報送信先は、監視ユニット2が報知LEDの異常通知(警報)を送信するときのあて先であり、設定用管理コンピュータ7’により、管理コンピュータ7や異常通知(警報)の送信元であるラック1に取り付けられたランプユニット5を設定できるようになっている。異常通知(警報)が管理コンピュータ7に送信されると、管理コンピュータ7の記憶部712に記憶されている警報情報に基づいて処理が実行される。また、異常通知(警報)がランプユニット5に送信されると、異常通知(警報)の送信元であるラック1に取り付けられたランプユニット5のランプ501が点灯する。
例えば、サーバコンピュータのメーカが作成したマニュアル等において、Nが印字された報知LEDの消灯中はネットワーク未接続と定められている場合は、図7(c)に示すように、監視パターンとして消灯中なら警告、警報内容としてネットワーク未接続を選択することにより、初期画面(図6(a)参照)の右側に示すNが印字された報知LEDの画像を含む監視領域に、Nが印字された報知LEDの消灯であるときに、ネットワーク未接続という異常通知(警報)を管理コンピュータ7に送信する異常判定条件を設定できる。
利用者が、異常判定条件設定画面(図7(c)参照)において選択した監視パターン(監視パターンID)、警報内容(警報ID)、警報送信先(ネットワークアドレス)、は、管理コンピュータ7と監視ユニット2(親機210)に送信され、管理コンピュータ7の記憶部712と、監視ユニット2(親機210)の記憶部212に冗長に記憶される。
このように、本実施例では、1つの撮像手段である子機220にて撮像される画像中において、複数の監視領域を設定できる(最大32点まで)とともに、その個々の監視領域に対して、個別の異常判定条件を設定できるようになっている。
このようにして設定用管理コンピュータ7’により、監視ユニット2(親機210)に対して監視領域と異常判定条件の設定を行うと、監視ユニット2(親機210)の制御部211は、加速度センサ215及び温度センサ216に基づく振動や温度の異常判定と、設定された監視領域と異常判定条件に基づく画像監視処理を繰返し実行し、異常と判定されたときに異常通知(警報)を行うようになっている。
この画像監視処理について図12に基づいて説明すると、まず、親機210は、記憶部212に記憶された領域情報を例えば領域ID順にひとつずつ選択し(S1)、選択した領域情報により特定される監視パターンID基づいて、監視パターン情報を特定し、監視色、監視時間、点滅回数を制御部211に設定する(S2)。
このようにして設定された監視領域と異常判定条件に基づいて、監視ユニット2(親機210)の制御部211が行う画像監視処理について図12に基づいて説明すると、画像監視処理において、まず、親機210は、記憶部212に記憶された領域情報を例えば領域ID順にひとつずつ選択し(S1)、選択した領域情報により特定される監視パターンID基づいて、監視パターン情報を特定し、監視色、監視時間、点滅回数を制御部211に設定する(S2)。
次いで、点滅回数が0であるか否かを判定し(S3)、点滅回数が0である場合には、報知LEDが監視時間の間、継続して監視色となっていたか否かを判定する継続時間判定処理に移行する(S18〜S30)。継続時間判定処理に移行すると、子機220のカメラ221から画像を取得し(S18)、画像中に設定された監視領域の色を判定し検出色を特定する(S19)。
次いで、検出色が監視色であるか否かを判定し(S20)、監視色である場合には、監視中である旨を示す監視中フラグがセットされているか否かを判定する(S21)。監視中でない場合には、監視中フラグをセットして(S29)、検出色が連続して監視色となっていた時間を計時する監視タイマをスタートする(S30)。
S21のステップにおいて、監視中である場合には、監視タイマにより計時された時間が監視時間に到達したか否かを調べ(S22)、監視時間に到達していない場合にはS18に移行し、再び検出色を確認する。また、監視時間に到達している場合には、監視中フラグをクリアするとともに(S23)、警報IDに基づいて警報送信先情報を特定し(S24)、S18のステップにおいて最後に取得された画像と警報IDと子機220のネットワークアドレスからなる警報情報を、警報送信先に送信する(S25)。そして、子機220のLED222を発光させて(S26)、S1において選択した領域情報に基づく監視を終了して、S1に再び移行し、次の領域情報に基づく監視を開始する。
S20のステップにおいて、検出色が監視色でない場合に、監視中フラグが設定されていると(S27)、監視中フラグをクリアして(S28)、S1において選択した領域情報に基づく監視を終了して、S1に移行し、次の領域情報に基づく監視を開始する。
S3のステップにおいて、点滅回数が0でない場合、すなわち点滅があるかないかを調べる必要がある場合には、報知LEDが監視時間の間に、何回点滅したかを判定する点滅回数判定処理に移行する(S4〜S17、S31〜S36)。点滅回数判定処理に移行すると、子機220のカメラ221から画像を取得し(S4)、画像中に設定された監視領域の色を判定し検出色を特定する(S5)。
次いで、検出色が監視色であるか否かを判定し(S6)、監視色である場合には、監視色と監視色以外の色とが交互に出現する点滅状態が連続した時間を計時する監視タイマをスタートし(S7)、点滅回数を計測する点滅カウンタに0をセットする(S8)。
そして、監視タイマにより計時された時間が監視時間に到達したか否かを調べ(S9)、監視時間に到達していない場合には、子機220のカメラ221から画像を取得し(S10)、画像中に設定された監視領域の色を判定し検出色を特定する(S11)。そして、検出色が監視色以外であるか否かを判定し(S12)、監視色から監視色以外に変化したか否か、すなわち点滅したか否かを特定する。監視色が継続して検出された場合には、S9へ移行し、監視タイマが監視時間に到達するか、監視色以外の色が検出されるまでS9〜S12を繰返し実行する。
S12において、検出色が監視色以外であった場合には、点滅カウンタに1を加算する(S13)。
そして、監視タイマにより計時された時間が監視時間に到達したか否かを調べ(S14)、監視時間に到達していない場合には、子機220のカメラ221から画像を取得し(S15)、画像中に設定された監視領域の色を判定し検出色を特定する(S16)。そして、検出色が監視色であるか否かを判定し(S17)、監視色以外から監視色に変化したか否か、すなわち点滅したか否かを特定する。監視色以外が継続して検出された場合には、S14へ移行し、監視タイマが監視時間に到達するか、監視色が検出されるまでS14〜S17を繰返し実行する。
S17において、検出色が監視色であった場合には、S9へ移行して、監視タイマが監視時間に到達するか、監視色以外の色が検出されるまでS9〜S12を繰返し実行する。
S9及びS14において、監視タイマにより計時された時間が監視時間に到達したときには、監視時間中の点滅回数に応じて異常状態か否かを判定する処理へ移行する(S31〜S36)。
領域情報に設定された点滅回数が0より大きいか否かを判定し(S31)、0より大きいときには、点滅カウンタが点滅回数と同じか否か、すなわち設定された回数だけ点滅したかを判定する(S32)。点滅カウンタが点滅回数と同じときには、警報IDに基づいて警報送信先情報を特定し(S33)、S18のステップにおいて最後に取得された画像と警報IDと子機220のネットワークアドレスからなる警報情報を、警報送信先に送信する(S34)。そして、子機220のLED222を発光させて(S35)、S1において選択した領域情報に基づく監視を終了し、S1に再び移行して、次の領域情報に基づく監視を開始する。また、S32において、点滅カウンタが点滅回数と異なるときには、警報を送信せずにS1に移行する。
S31において、点滅回数が0より小さいときには、点滅カウンタが0より大きいか否かを判定することにより(S32)、点滅があったか否かのみを判定する。点滅カウンタが0より大きいときには、S33に移行し、警報と画像を送信するとともに(S34、S35)、LEDを点灯させて(S36)、S1へ移行する。また、S32において、点滅カウンタが0以下であるときには、警報を送信せずにS1に移行する。
本実施例のコンピュータ関連機器監視システムでは、監視ユニット2(親機210)の制御部211が前述した画像監視処理を実行することにより、サーバコンピュータの報知LEDの点灯態様が、監視ユニット2(親機210)の記憶部212に記憶された監視パターンとなったときには、記憶部212に記憶された送信先情報に基づいて、異常通知(警報)を異常判定条件を満たす契機となった子機220の撮像画像とともに、管理コンピュータ7に送信されるようになっている。以下、この送信された異常通知(警報)に基づく、本実施例のコンピュータ関連機器監視システムにおけるサーバコンピュータの監視方法について説明していく。
本実施例におけるサーバコンピュータの監視とは、監視を所望するサーバコンピュータを撮像する監視ユニット2から撮像画像を取得して稼動状況を確認と、監視ユニット2から送信されたサーバコンピュータの報知LEDの異常通知(警報)の確認と、からなる。それぞれの場合に、利用者がコンピュータ関連機器監視システムに対して実行する操作を、図8に基づいて以下に説明していく。
利用者が、管理コンピュータ7に表示された初期画面(図8参照)の左側の階層構造のメニューをマウス操作により選択することで、監視を所望する子機220を選択すると、管理コンピュータ7は、子機220に取り付けられたカメラ221から撮像画像を取得して、初期画面の右側(図8参照)に表示する。このようにして、監視を所望するサーバコンピュータを撮像する監視ユニット2から撮像画像を取得して稼動状況を確認できる。
また、管理コンピュータ7に表示された初期画面(図8参照)の下部には、データセンタのラック1に設置されたいずれかの監視ユニット2から送信された警報情報の履歴が表示されるようになっており、表示されている警報情報を選択することにより、監視ユニット2から警報情報とともに送信された警報時の撮像画像が初期画面の右側に表示される。このようにして、監視ユニット2から送信されたサーバコンピュータの報知LEDの異常通知(警報)の確認でき、また、利用者は警報情報に応じて、該当するラック1へ移動してサーバコンピュータの稼働状況の確認等を行うこともできる。
尚、本実施例では、報知ディスプレイの一形態として報知LEDを適用し、報知LEDの点灯態様に基づく異常判定及び異常通知(警報)について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、報知ディスプレイとしてLCD等の文字表示可能な表示装置を適用しても良く、このような場合にも表示態様、例えば、子機220の撮像画像中のLCDを含む画像を監視領域として設定し、該監視領域中のLCDに表示された文字等の認識結果、に基づいて異常判定及び異常通知(警報)を行う構成としても良い。
以上説明したように、本実施例におけるコンピュータ関連機器監視システムでは、監視しようとする報知ディスプレイとしての報知LEDが監視ユニット2(親機210)に取り付けられた子機220による撮像画像中に含まれるように子機220を配置し、当該画像中において監視しようとする報知LEDを含む領域の監視領域に指定するとともに、当該監視領域に含まれる報知LEDの監視パターンを設定することで、当該報知LEDの点灯態様が監視パターンを満たすか否かが監視ユニット2(親機210)の制御部211にて常時監視され、その判定結果が監視パターンを満たすと判定されたときに、該監視パターンを満たすと判定されたこと、つまりは異常が発生したことが監視ユニット2(親機210)の制御部211から送信された異常通知(警報)に基づく管理コンピュータ7の入出力部713による表示や、ランプユニット5や子機220のLED222の点灯により報知されるようになるため、常時監視されることでより綿密に、しかも監視対象の報知LEDを含む監視領域と監視パターンとを一度設定することで、当該設定内容に基づいた判定が実施されることで、正確な報知LEDの監視を、多くの労力を必要とすることなく実施することができる。
また、本実施例では、1つの監視ユニット2(親機210)に取り付けられた子機220による撮像画像中に複数の監視領域が設定可能となることで、子機220の数や設置スペースを大幅に省くことができ、システムをより低廉化できるばかりか、子機220を設置するための労力を低減できる。
また、本実施例では、個々の監視領域毎に異なる監視パターンが設定可能とされていることで、これら監視パターン毎に異なる監視ユニット2(親機210)に取り付けられた子機220を設ける必要がなく、さらに子機220の数や設置スペースを省くことができ、システムをより低廉化できるばかりか、子機220を設置するための労力をさらに低減できる。
また、本実施例では、一覧表示から選択するのみで監視パターンの設定を簡便に実施することができる。
また、本実施例では、報知LEDの点灯態様が監視パターンを満たすと判定されたときの画像を、監視ユニット2(親機210)の制御部211から送信された異常通知(警報)に基づく管理コンピュータ7の入出力部713による表示や、ランプユニット5や監視ユニット2(親機210)に取り付けられた子機220のLED222の点灯後において確認することができ、どのような異常が生じたのかを判断するための判断材料に当該画像を資することができる。
また、本実施例では、多数のサーバコンピュータに設けられた報知LEDを監視する場合において、各監視ユニット2側に画像認識判定手段としての画像監視処理を実行する制御部211を有する親機210を備えることで、これら画像認識判定に必要となる画像認識処理に要する負荷を分散することができ、より多くのサーバコンピュータに設けられた報知LEDの監視が可能となるとともに、どの監視ユニット2が監視パターンを満たすと判定したかを管理コンピュータ7側にて把握できるようになり、異常に対して迅速に対応できるようになる。
また、本実施例では、監視ユニット2(親機210)に取り付けられた子機220を設置する際に、設定用管理コンピュータ7’を通信部214を介して監視ユニット2に接続することで、子機220を設置している場所において子機220による撮像画像中に、監視対象となる報知LEDが含まれるか否かを簡便に確認しながら子機220を配置でき、便利であるとともに、実際の報知LEDと、画像中の当該報知LEDとを見比べながら監視領域や監視パターンを設定できることから、これら監視領域や監視パターンの設定操作を、確実かつ簡便に実施できる。
また、本実施例では、ラック1に収納されているサーバコンピュータの数等により、監視ユニット2を適宜に増減できるとともに、監視対象となる報知LEDを備えるサーバコンピュータが収納されている位置に応じて、監視ユニット2を適宜に配置できるようになるため、監視ユニット2の数を最小限に留めることができ、システムコストをより安価なものに抑えることができる。
また、本実施例では、撮像手段となる複数の監視ユニット2(親機210)に取り付けられた子機220に対して画像認識判定手段並びに異常通知送信手段としての画像監視処理を実行する制御部211を有する親機210を設けることで、画像認識判定手段を備える親機210の数を低減でき、よって、システムコストをより安価なものに抑えることができる。
また、本実施例では、親機210に接続される子機220の数を、必要に応じて増減でき、必要最小限に子機220の数を抑えることができ、よって、システムコストをより安価なものに抑えることができる。
また、本実施例では、子機220に設けられたカメラ221がラック1の内方向に向くように子機装着部203bに嵌着できるようなコ字状をされていて、上部側面に設けられたネジにより子機装着部203bに固定され、ネジを緩めた状態でスライドさせて、位置調節自在とされた形状をした子機220であることで、子機220の配置位置の調節が可能となり、該子機220に設けられたカメラ221により撮像される画像の範囲の調節を、容易に実施できるようになる。
また、本実施例では、監視ユニット2が開閉扉101の内方に収容されるようになるため、これら監視ユニット2に人等が誤って触れることにより、その配置位置にズレが生じる等の危険性を大幅に低減できる。
また、本実施例では、報知LEDの異常が判定されたラック1のランプユニット5が点灯することにより、複数のラック1が設けられていても、異常と判断されたサーバコンピュータを収容しているラック1を簡便に特定することができる。
また、本実施例では、報知LEDの異常が判定された監視ユニット2(親機210)に取り付けられた子機220のLED222が点灯することにより、複数の子機220が近接して設けられていても、どの子機220が撮像している報知LEDが監視パターンを満たすと判定されたかを簡便に特定することができる。
また、本実施例のように、サーバコンピュータに設けられた報知LEDの点灯態様を監視することは、これら処理内容を監視する監視プログラムをサーバコンピュータに組み込んで実施させる場合に比較して、これら組み込んだ監視プログラムが各処理プログラムの動作に干渉することがないとともに、サーバコンピュータの処理が中断して監視プログラムが動作不能となっても、サーバコンピュータの動作状況に拘わらず確実な監視を実施することができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
例えば、前記実施例では、多数のラックを配置しデータセンタに本発明のコンピュータ関連機器監視システムを適用した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当該発明をデータセンタ以外にも適用可能なことは言うまでもなく、例えば、少数のラックが配置された企業内のデータ処理室等に本発明のコンピュータ関連機器監視システムを適用する場合には、管理コンピュータ7を有しない構成としても良い。
また、前記実施例では、監視ユニット2を親機210と子機220とで構成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらを個別ではなく一体とした構成としても良い。
また、前記実施例では、監視ユニット2をラック1の開閉扉101の内方位置に設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、開閉扉101が透明なガラスを有するものであれば、該開閉扉101の外側に配置しても良いし、或いは、報知LEDがサーバの表面ではなく、裏面側にある場合には、裏面側に監視ユニット2を設置するようにしても良い。
また、前記実施例では、子機220毎にLED222を設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらLED222を設けない構成としても良い。
また、前記実施例では、各領域毎に個別の異常判定条件を設定できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら異常判定条件を、撮像手段である子機220における画像中において、全て共通としても良い。
また、前記実施例では、各監視領域毎の異常判定条件を、メニューから選択できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら異常判定条件を直接入力するようにしても良いし、また、これらの異常判定条件のメニューを光磁気記憶媒体に各サーバコンピュータのメーカ名と機種名等に対応付けて条件メニューデータとして記憶しておき、これらのデータを設定時に読み込んで、適宜に使用できるようにしても良い。
また、前記実施例では、各ラック1毎の設けられたランプユニット5への点灯指示を管理コンピュータ7が実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら点灯指示を、当該ラック1内に設置された親機210から、異常通知(警報)とともに送信するようにしても良い。
また、前記実施例では、撮像手段となる子機220により撮像された画像中において、複数の監視領域を設定できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら監視領域を、各画像中において1つのみとしても良い。
また、前記実施例では、親機210及び子機220の双方をラック1の開閉扉101の内方位置に設けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、親機210を開閉扉101の外方位置に、子機220をラック1の開閉扉101の内方位置に設置するようにしても良い。
また、前記実施例では、親機210が加速度センサ215及び温度センサ216を有するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、加速度センサ及び温度センサを別体とするとともに親機210に接続可能としておき、ラック1に設けられた親機210のいずれか1つにこれら別体とされた加速度センサ及び温度センサを接続することにより、ラック1がこれら加速度センサ及び温度センサを1つずつ有するようにしても良い。
本発明の第1実施例であるラック1が適用されたコンピュータ関連機器監視システムの構成を示す図である。 ラック1の斜視図である。 ラック1を構成する監視ユニット2の取付状況の一例を示す斜視図である。 監視ユニット2に取り付けられた子機220によるラック1に収納されたサーバの報知LEDの撮影状況の一例を示すラック1の断面図である。(a)は水平方向、(b)は垂直方向の断面図である。 ラック1のコンピュータ関連機器監視システムのブロック図である。 (a)(b)(c)は、管理コンピュータ7、設定用管理コンピュータ7’において、コンピュータ関連機器監視システムのシステム管理を行うときに表示される画面の一例を示す図である。 (a)(b)(c)は、管理コンピュータ7、設定用管理コンピュータ7’において、各種情報の設定を行うときに表示される画面の一例を示す図である。 管理コンピュータ7、設定用管理コンピュータ7’において、サーバコンピュータの監視を行うときに表示される画面の一例を示す図である。 管理コンピュータ7の記憶部712に記憶される各種情報を示す図である。 管理コンピュータ7の記憶部712、監視ユニット2の記憶部212に記憶される各種情報を示す図である。 管理コンピュータ7の記憶部712に記憶される各種情報を示す図である。 監視ユニット2の制御部211で行われる画像監視処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ラック
2 監視ユニット
3 通信ケーブル
4 ハブ
5 ランプユニット
6 LAN
7 管理コンピュータ
7’ 設定用管理コンピュータ
8 インターネット
9 電話網
101 開閉扉
101a ガラス部
203 ユニット装着台
204L、R 固定爪部
205L、R 固定爪
210 親機
211 制御部
212 記憶部
213 通信部
214 通信部
215 加速度センサ
216 温度センサ
220 子機
221a、b・・ カメラa、b・・
222a、b・・ LEDa、b・・
501 ランプ制御部
502 ランプ
711 制御部
712 記憶部
713 入出力部
714 通信部
715 通信部
716 通信部

Claims (14)

  1. サーバコンピュータ或いはサーバコンピュータの周辺機器を少なくとも含むコンピュータ関連機器の状況を表示態様により報知するための報知ディスプレイを備えるコンピュータ関連機器を監視するためのコンピュータ関連機器監視システムであって、
    前記コンピュータ関連機器に設けられた報知ディスプレイを含む画像を撮像するための撮像手段と、
    該撮像手段により撮像された画像中において、監視を行う前記報知ディスプレイを含む監視領域の指定を受付けるとともに、該受付けた監視領域に含まれる報知ディスプレイの表示態様を異常と判定するための異常判定条件を設定するための異常判定条件設定手段と、
    該異常判定条件設定手段にて設定された異常判定条件を、前記撮像手段により撮像された画像中の前記監視領域に含まれる報知ディスプレイの表示態様が満たすか否かを画像認識により判定する画像認識判定手段と、
    該判定手段により前記報知ディスプレイの表示態様が前記異常判定条件を満たすと判定されたときに、当該異常判定条件を満たすと判定されたことを報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ関連機器監視システム。
  2. 前記撮像手段により撮像された画像中に含まれる前記報知ディスプレイを含む監視領域が複数であって、
    前記画像認識判定手段は、各報知ディスプレイを含む各監視領域毎に前記異常判定条件に基づく判定を実施することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  3. 前記異常判定条件設定手段は、前記各監視領域毎に異なる異常判定条件を設定可能とされていることを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  4. 前記異常判定条件設定手段において設定可能な複数の異常判定条件を記憶するための異常判定条件記憶手段を備え、
    前記異常判定条件設定手段においては、該異常判定条件記憶手段において記憶されている複数の異常判定条件の中から選択して異常判定条件を設定可能とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  5. 前記判定手段により前記報知ディスプレイの表示態様が前記異常判定条件を満たすと判定されたときの画像を記憶するための異常判定時画像記憶手段と、
    該異常判定時画像記憶手段に記憶されている画像を出力するための出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  6. 前記撮像手段を、前記コンピュータ関連機器を収納するラックの前面を覆う開閉扉の内方位置に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  7. 監視対象となるサーバコンピュータの近傍に設けられた監視ユニットと、
    複数の当該監視ユニットにデータ通信可能に接続され、該監視ユニットを管理する管理コンピュータと、
    から成り、
    前記監視ユニットは、前記撮像手段と、前記画像認識判定手段と、該画像認識判定手段において前記異常判定条件を満たすと判定されたときに、当該判定結果と当該監視ユニットに固有に付与された識別情報とを含む異常通知を前記管理コンピュータに送信する異常通知送信手段と、を備え、
    前記管理コンピュータは、前記異常通知送信手段からの異常通知の受信に基づいて、異常が発生した旨と当該異常と判定した監視ユニットの識別情報を出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  8. 前記監視ユニットは、前記撮像手段にて撮像された画像を表示可能とされるとともに、該画像上において、少なくとも前記監視領域の指定が可能とされ、操作者が可搬可能とされた設定端末を接続するための設定端末接続手段を備えることを特徴とする請求項7に記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  9. 前記監視ユニットは、前記コンピュータ関連機器を収納するラックに該監視ユニットを着脱自在とするための装着手段を備えることを特徴とする請求項7または8に記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  10. 前記監視ユニットは、前記画像認識判定手段並びに異常通知送信手段とを備える親機と、当該親機に接続され、前記撮像手段を備える複数の子機とから構成されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  11. 前記親機に接続される子機数が増減可能とされていることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  12. 前記監視ユニットは、前記子機の配置位置を調節するための調節手段を備えることを特徴とする請求項10または11に記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  13. 前記コンピュータ関連機器を収納するラック単位毎に前記報知手段を設け、
    該報知手段は、当該報知手段が対応するラック中に収納される前記コンピュータ関連機器に設けられた報知ディスプレイの表示態様が前記異常判定条件を満たすと判定されたときに報知することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システム。
  14. 前記撮像手段に対応付けて前記報知手段を設け、
    該報知手段は、対応する撮像手段による画像中の前記監視領域において、前記異常判定条件を満たすと判定されたときに報知することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のコンピュータ関連機器監視システム。
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