JP2016024513A - 情報処理装置、診断支援方法及び制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、診断支援方法及び制御プログラム Download PDF

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秀史 高
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Abstract

【課題】診断対象装置の現在の状態を精度良く検出し、ユーザによる診断対象装置の診断を適切に支援することが可能な情報処理装置、診断支援方法及び制御プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、診断対象装置の装置画像を記憶する記憶部と、撮影画像を撮影する撮影部と、表示部と、撮影部が撮影した撮影画像に記憶部に記憶された装置画像を重ねて表示部に表示する表示制御部213と、表示部に表示されている撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置が診断可能な状態であるか否かを判定する判定部214と、判定部が診断対象装置が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置の診断を支援するための診断支援処理を実行する処理部212とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、診断支援方法及び制御プログラムに関し、特に、ユーザによる診断対象装置の診断を支援する情報処理装置、診断支援方法及び制御プログラムに関する。
一般に、スキャナ装置等において故障が発生した場合、ユーザは、マニュアルに基づいてその装置を診断し、故障状態から復旧させていた。しかしながら、スキャナ装置のように複雑な構造を有する装置においては、マニュアルだけで簡単に診断することは困難であった。
マニュアルを用いることに代えて、携帯端末で装置を撮像した画像に基づいて、装置の不具合発生時に必要な操作に関する情報をユーザに提供するシステムが知られている(特許文献1を参照)。
特開2012−231361号公報
ユーザが診断のために装置を撮影する場合、装置の状態の検出に適した画像を撮影することができず、撮影した画像から装置の現在の状態を正しく検出することが困難となり、ユーザによる診断を適切に支援できない場合があった。
本発明の目的は、診断対象装置の現在の状態を精度良く検出し、ユーザによる診断対象装置の診断を適切に支援することが可能な情報処理装置、診断支援方法及び制御プログラムを提供することにある。
本発明の一側面に係る情報処理装置は、診断対象装置の装置画像を記憶する記憶部と、撮影画像を撮影する撮影部と、表示部と、撮影部が撮影した撮影画像に記憶部に記憶された装置画像を重ねて表示部に表示する表示制御部と、表示部に表示されている撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置が診断可能な状態であるか否かを判定する判定部と、判定部が診断対象装置が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置の診断を支援するための診断支援処理を実行する処理部と、を有する。
また、本発明の一側面に係る診断支援方法は、記憶部及び出力部を有する情報処理装置における診断支援方法であって、記憶部に診断対象装置の装置画像を記憶し、撮影部が撮影した撮影画像に記憶部に記憶された装置画像を重ねて表示するためのデータを出力部に出力し、表示されている撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置が診断可能な状態であるか否かを判定し、診断対象装置が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置の診断を支援するための診断支援処理を実行することを含む。
また、本発明の一側面に係る制御プログラムは、記憶部及び出力部を有する情報処理装置に実行させる制御プログラムであって、記憶部に診断対象装置の装置画像を記憶し、撮影部が撮影した撮影画像に記憶部に記憶された装置画像を重ねて表示するためのデータを出力部に出力し、表示されている撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置が診断可能な状態であるか否かを判定し、診断対象装置が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置の診断を支援するための診断支援処理を実行することを情報処理装置に実行させる。
本発明によれば、ユーザは診断対象装置の撮影位置及び撮影方向を容易且つ適切に調整することができ、情報処理装置は、診断対象装置をより適切な状態で撮影することができる。したがって、本発明に係る情報処理装置、表示方法及び制御プログラムは、診断対象装置の現在の状態を精度良く検出し、ユーザによる診断対象装置の診断を適切に支援することが可能となる。
実施形態に係る診断システム1を示す概略構成図である。 端末装置200のハードウェア構成図である。 CPU210の概略構成を示す図である。 サーバ装置300のハードウェア構成図である。 マニュアルテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 調査テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 修理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 確認テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 診断システム1における診断シーケンスの例を示すシーケンス図である。 装置選択画面の一例を示す図である。 端末装置による診断処理の動作の例を示すフローチャートである。 端末装置による調査処理の動作の例を示すフローチャートである。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置による修理処理の動作の例を示すフローチャートである。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置による確認処理の動作の例を示すフローチャートである。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。 端末装置200に表示される画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一側面に係る情報処理装置、診断支援方法及びコンピュータプログラムについて図を参照しつつ説明する。但し、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1は、実施形態に係る診断システムを示す図である。診断システム1は、一つ又は複数の診断対象装置100と、一つ又は複数の端末装置200と、サーバ装置300とを有する。診断対象装置100及び端末装置200は、ネットワークスイッチとして機能するアクセスポイント400を介して無線通信により相互に接続する。アクセスポイント400は、イーサネット(登録商標)等の有線LAN(Local Area Network)により、イントラネット、インターネット等のネットワーク500とさらに接続され、端末装置200はサーバ装置300と通信可能に接続される。
診断対象装置100は、故障が発生した場合に診断される装置であり、例えばスキャナ装置等である。なお、診断には、故障の原因を特定するために調査すること、故障の原因が特定された場合に修理すること、修理により故障の原因が解消されたか否かを確認すること等が含まれる。
端末装置200は、診断対象装置100の各種設定及び動作制御を行うとともに、診断対象装置100に故障が発生した場合には診断対象装置100を診断するための装置である。端末装置200は、例えばタブレットPC(Personal Computer)、ノートPC等である。端末装置200は、アクセスポイント400を介して無線通信により診断対象装置100と接続される。なお、診断対象装置100の各種設定及び動作制御を行う端末装置と、診断対象装置100を診断するための端末装置は、別個に設けられてもよい。
サーバ装置300は、診断対象装置100を診断するためのマニュアルデータを端末装置200に送信する。また、サーバ装置300は、端末装置200から診断結果を受信し、受信した診断結果に基づいて、マニュアルデータに含まれる各診断項目についての以降の診断における診断順序を決定する。
図2は、端末装置200のハードウェア構成図である。端末装置200は、情報処理装置の一例である。図2に示すように、端末装置200は、通信回路201と、入力装置202と、表示装置203と、撮影装置204と、音声出力装置205と、記憶装置206と、CPU(Central Processing Unit)210を有する。以下、端末装置200の各部について詳細に説明する。
通信回路201は、無線信号を送受信するアンテナと、所定の通信プロトコルに従って、無線通信回線を通じて信号の送受信を行うための無線通信インターフェース回路とを有する。通信回路201は、アクセスポイント400を介して診断対象装置100及びサーバ装置300と通信を行う。なお、通信回路201は、アクセスポイント400を介さずに、診断対象装置100と直接無線通信を行ってもよい。また、端末装置200は、診断対象装置100と、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルバスに準じるインターフェース回路を介して電気的に有線接続して通信を行ってもよい。
入力装置202は、入力部の一例であり、例えば、マウス、キーボード等の入力デバイス及び入力デバイスから信号を取得するインターフェース回路を有し、ユーザの操作に応じた信号をCPU210に対して出力する。
表示装置203は、表示部又は出力部の一例である。表示装置203は、液晶等から構成されるディスプレイ及びディスプレイに画像データ又は各種の情報を出力するインターフェース回路を有し、CPU210と接続されて、CPU210から出力された情報をディスプレイに表示する。なお、タッチパネルディスプレイを用いて、入力装置202と表示装置203を一体に構成してもよい。
撮影装置204は、撮影部の一例であり、1次元又は2次元に配列された撮像素子と、撮像素子に撮像対象物の像を結像する光学系を備え、撮影画像を撮影する。撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)、C−MOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)などである。撮影装置204は、撮影した撮影画像をCPU210に対して出力する。なお、撮影装置204は、所定間隔(例えば100msec)毎に撮影画像を撮影して出力し、CPU210は、撮影画像を動画像として取得する。
音声出力装置205は、スピーカ及びスピーカに音声信号を出力するインターフェース回路を有する。音声出力装置205は、CPU210と接続されて、CPU210から出力された音声データに応じた音声を発する。
記憶装置206は、記憶部の一例である。記憶装置206は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク、光ディスク等の可搬用の記憶装置等を有する。また、記憶装置206には、端末装置200の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が記憶される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いて記憶装置206にインストールされてもよい。可搬型記録媒体は、例えばCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)等とすることができる。
また、記憶装置206には、サーバ装置300から受信したマニュアルデータ、調査テーブル、修理テーブル、確認テーブル、装置画像、音声データ、指示画像及び修理用画像等が記憶される。マニュアルデータは、診断対象装置100の診断に用いられるマニュアルのデータである。調査テーブルは、診断対象装置100の故障の原因を特定するための複数の調査項目を管理するテーブルである。修理テーブルは、故障の原因が特定された場合に診断対象装置100を修理するための複数の修理項目を管理するテーブルである。確認テーブルは、修理により故障の原因が解消されたか否かを確認するための複数の確認項目を管理するテーブルである。各テーブルの詳細については後述する。
装置画像は、各調査項目、修理項目及び確認項目の実施に適した状態の診断対象装置を表す画像である。音声データは、装置画像に合致するように診断対象装置を撮影することをユーザに指示するための音声のデータである。指示画像は、診断対象装置が各調査項目を実施可能な状態である場合に、ユーザが実施すべき作業をユーザに指示するための画像である。修理用画像は、各修理項目の概要を説明するための画像である。
CPU210は、通信回路201、入力装置202、表示装置203、撮影装置204、音声出力装置205及び記憶装置206と接続され、これらの各部を制御する。CPU210は、通信回路201を介したデータ送受信制御、入力装置202の入力制御、表示装置203の表示制御、撮影装置204の撮影制御、音声出力装置205の音声出力制御、記憶装置206の制御等を行う。さらに、CPU210は、診断対象装置100の設定及び動作制御を行うとともに、ユーザによる診断対象装置100の診断を支援する。
図3は、CPU210の概略構成を示す図である。図3に示すように、CPU210は、マニュアル取得部211、処理部212、表示制御部213、判定部214及び診断結果送信部215等を有する。これらの各部は、プロセッサ上で動作するソフトウェアにより実装される機能モジュールである。なお、これらの各部は、それぞれ独立した集積回路、マイクロプロセッサ、ファームウェア等で構成されてもよい。
図4は、サーバ装置300のハードウェア構成図である。図4に示すように、サーバ装置300は、サーバ通信回路301と、サーバ入力装置302と、サーバ表示装置303と、サーバ記憶装置304と、サーバCPU310を有する。以下、サーバ装置300の各部について詳細に説明する。
サーバ通信回路301は、出力部の一例であり、イーサネット(登録商標)等の通信規格に従って、有線LAN等の有線通信ネットワークを通じて信号の送受信を行うための有線通信インターフェース回路を有する。サーバ通信回路301は、ネットワーク500を介して端末装置200と接続して各種の情報を送受信する。
サーバ入力装置302は、例えば、マウス、キーボード等の入力デバイス及び入力デバイスから信号を取得するインターフェース回路を有し、ユーザの操作に応じた信号をサーバCPU310に対して出力する。
サーバ表示装置303は、液晶等から構成されるディスプレイ及びディスプレイに画像データ又は各種の情報を出力するインターフェース回路を有し、サーバCPU310と接続されて、サーバCPU310から出力された情報をディスプレイに表示する。
サーバ記憶装置304は、記憶部の一例であり、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、又はフレキシブルディスク、光ディスク等の可搬用の記憶装置等を有する。また、サーバ記憶装置304には、サーバ装置300の各種処理に用いられるコンピュータプログラム、データベース、テーブル等が記憶される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶装置304にインストールされてもよい。可搬型記録媒体は、例えばCD−ROM、DVD−ROM等とすることができる。
また、サーバ記憶装置304には、各診断対象装置の診断に用いられるマニュアルデータを管理するマニュアルテーブルが記憶され、各マニュアルデータ毎に、調査テーブル、修理テーブル及び確認テーブルが記憶される。また、サーバ記憶装置304には、各調査項目、修理項目及び確認項目に対応する一つ以上の装置画像、音声データ、指示画像及び修理用画像等が記憶される。
サーバCPU310は、サーバ通信回路301、サーバ入力装置302、サーバ表示装置303及びサーバ記憶装置304と接続され、これらの各部を制御する。サーバCPU310は、サーバ通信回路301を介したデータ送受信制御、サーバ入力装置302の入力制御、サーバ表示装置303の表示制御、サーバ記憶装置304の制御等を行う。さらに、サーバCPU310は、マニュアルデータを端末装置200に送信する。
図5Aは、マニュアルテーブルのデータ構造の一例を示す図である。マニュアルテーブルには、複数のマニュアルデータ毎に、マニュアルID(Identification)、装置種別、装置版数及びエラーコード等が関連付けて記憶される。
マニュアルIDは、マニュアルデータ毎に一意に定められた識別情報である。装置種別及び装置版数は、それぞれ各マニュアルデータを診断に使用する診断対象装置の種別(製品名、型格等)及び版数である。エラーコードは、各マニュアルデータを用いて診断を行うべき故障に対応する、診断対象装置で検出されるエラーの識別情報である。なお、各マニュアルデータは、診断対象装置毎に別個に設定してもよい。その場合、各マニュアルデータは、診断対象装置毎に一意に定められた装置IDとさらに関連付けて記憶される。
図5Bは、調査テーブルのデータ構造の一例を示す図である。調査テーブルは、各マニュアルデータ毎に設定される。調査テーブルには、複数の調査項目毎に、調査ID、作業内容、装置画像情報、音声情報及び指示画像情報等が関連付けて記憶される。
調査IDは、調査項目毎に一意に定められた識別情報である。作業内容は、診断対象装置を各調査項目の実施が可能な状態にするために、ユーザが実施すべき作業を表す。調査テーブルで関連付けられる装置画像は、各調査項目の実施に適した状態の診断対象装置を表す画像であり、例えばCAD(computer aided design)システム等で設計された半透明な画像又は事前に撮影された画像である。装置画像情報は、各装置画像の格納場所及びファイル名を示す。音声情報は、装置画像に合致するように診断対象装置を撮影することをユーザに指示するための音声データの格納場所及びファイル名を示す。指示画像情報は、各指示画像の格納場所及びファイル名を示す。
図5Cは、修理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。修理テーブルは、各調査項目に関連付けて設定される。修理テーブルには、複数の修理項目毎に、修理ID、作業内容、装置画像情報、音声情報及び修理用画像情報等が関連付けて記憶される。
修理IDは、修理項目毎に一意に定められた識別情報である。作業内容は、診断対象装置を各修理項目の実施が可能な状態にするために、ユーザが実施すべき作業を表す。修理テーブルで関連付けられる装置画像は、各修理項目の実施に適した状態の診断対象装置を表す画像である。修理用画像情報は、各修理用画像の格納場所及びファイル名を示す。
図5Dは、確認テーブルのデータ構造の一例を示す図である。確認テーブルは、修理テーブルと同様に、各調査項目に関連付けて設定される。確認テーブルには、複数の確認項目毎に、確認ID、作業内容、装置画像情報、音声情報、処理後装置画像情報及び要求信号の情報等が関連付けて記憶される。
確認IDは、確認項目毎に一意に定められた識別情報である。作業内容は、診断対象装置を各確認項目の実施が可能な状態にするために、ユーザが実施すべき作業を表す。確認テーブルで関連付けられる装置画像は、各確認項目の実施に適した状態の診断対象装置を表す画像である。要求信号は、診断対象装置が各確認項目を実施可能な状態である場合に、診断対象装置100へ送信する信号である。処理後装置画像は、診断対象装置100へ要求した処理が正常に行われた場合の診断対象装置の状態を表す画像であり、例えばCADシステム等で設計された画像又は事前に撮影された画像である。処理後装置画像情報は、各処理後装置画像の格納場所及びファイル名を示す。
図6は、診断システム1における診断シーケンスの例を示すシーケンス図である。以下、図6に示したシーケンス図を参照しつつ、診断システム1の診断シーケンスの例を説明する。なお、以下に説明する各動作は、端末装置200において、予め記憶装置206に記憶されているプログラムに基づき主にCPU210により端末装置200の各要素と協働して実行される。同様に、各動作は、サーバ装置300において、予めサーバ記憶装置305に記憶されているプログラムに基づき主にサーバCPU310によりサーバ装置300の各要素と協働して実行される。
最初に、端末装置200のマニュアル取得部211は、入力装置202を用いたユーザの操作により診断対象装置100の診断開始を受け付けた場合、診断対象装置を選択するための装置選択画面を表示装置203に表示する(ステップS101)。
図7は、装置選択画面の一例を示す。図7に示すように、装置選択画面700には、現在、端末装置200と無線接続されている診断対象装置の一覧701と、診断する診断対象装置100を選択するためのラジオボタン702と、マニュアルデータを取得するための送付ボタン703が表示される。
なお、診断対象装置100は、故障が発生したとき、その旨を端末装置200に通知する。端末装置200は、通信回路201を介して診断対象装置100から故障が発生した旨を受信すると、その旨を表示装置203に表示する。ユーザは、その表示により診断対象装置100に故障が発生したことを即時に把握し、診断対象装置100の診断開始を指示することができる。
また、端末装置200は、診断対象装置100の診断開始を受け付けたときに、診断を実行するための診断プログラムがインストールされていない場合、自動的にサーバ装置300から診断プログラムをダウンロードしてインストールしてもよい。これにより、端末装置200に診断プログラムがインストールされていなくても、ユーザがサーバ装置300からダンロードしてインストールする必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
次に、マニュアル取得部211は、入力装置202を用いてユーザによりラジオボタン702が選択され、送付ボタン703が押下されると、診断対象装置情報の取得要求を通信回路201を介して、選択された診断対象装置100に送信する。診断対象装置情報は、診断対象装置100の診断に用いられる、診断対象装置100に関する情報である。診断対象装置情報には、診断対象装置100の装置種別、装置版数、診断対象装置100で検出されたエラーのエラーコード等が含まれる。マニュアル取得部211は、診断対象装置情報の取得要求の応答として診断対象装置情報を通信回路201を介して、選択された診断対象装置100から取得する(ステップS102)。なお、診断対象装置情報は、診断対象装置100に故障が発生したときに、診断対象装置100により端末装置200に自動的に送信されてもよい。その場合、ステップS102の処理は省略される。
次に、マニュアル取得部211は、診断対象装置情報を取得すると、マニュアルデータの抽出及び送信を要求するためのマニュアルデータ取得要求を通信回路201を介してサーバ装置300に送信する(ステップS103)。マニュアルデータ取得要求には、診断対象装置情報が含まれる。
次に、サーバ装置300のサーバCPU310は、サーバ通信回路301を介して端末装置200からマニュアルデータ取得要求を受信すると、受信したマニュアルデータ取得要求に含まれる診断対象装置情報を抽出する。サーバCPU310は、診断対象装置情報に含まれる装置種別、装置版数及びエラーコードに基づいて、診断対象装置100の診断に使用するマニュアルデータを特定する(ステップS104)。
次に、サーバCPU310は、特定したマニュアルデータ、そのマニュアルデータに対応する調査テーブル、修理テーブル、確認テーブル、各種画像及び音声データをサーバ通信回路301を介して端末装置200に送信する(ステップS105)。
次に、端末装置200のマニュアル取得部211は、通信回路201を介してサーバ装置300からマニュアルデータ、調査テーブル、修理テーブル、確認テーブル、各種画像及び音声データを受信すると、受信した各情報を記憶装置206に記憶する。そして、CPU210は、診断対象装置の診断処理を実行する(ステップS106)。CPU210は、診断処理において、受信したマニュアルデータを用いて、診断対象装置100の診断をユーザに実施させ、診断結果を取得する。診断処理の詳細については後述する。
次に、診断結果送信部215は、診断処理において取得した診断結果を通信回路201を介してサーバ装置300に送信する(ステップS107)。
次に、サーバCPU310は、サーバ通信回路301を介して端末装置200から診断結果を受信すると、受信した診断結果に基づいて、マニュアルデータに含まれる各診断項目についての以降の診断における診断順序を変更する(ステップS108)。そして、サーバCPU310は、一連のステップを終了する。したがって、サーバ装置300は、以降、端末装置200からマニュアルデータ取得要求を受信した場合、変更した診断順序で各診断項目を並べたマニュアルデータを端末装置200に送信する。
図8は、端末装置200による診断処理の動作の例を示すフローチャートである。図8に示す動作のフローは、図6に示すシーケンスのステップS106において実行される。
最初に、処理部212は、サーバ装置300から受信した調査テーブルから調査項目を抽出する(ステップS201)。処理部212は、調査テーブル内に並べられた順に調査項目を抽出する。
次に、処理部212は、抽出した調査項目について調査処理を実施する(ステップS202)。調査処理の詳細については後述する。
次に、処理部212は、調査処理において故障の原因が特定されたか否かを判定する(ステップS203)。
処理部212は、故障の原因が特定されなかった場合、調査テーブルに含まれる全ての調査項目に係る調査が実施されたか否かを判定する(ステップS204)。処理部212は、全ての調査項目に係る調査がまだ実施されていない場合、処理をステップS201へ戻し、次の調査項目を抽出する。
一方、処理部212は、全ての調査項目に係る調査が実施された場合、この調査テーブルでは故障の原因が特定されなかったと判定する。その場合、処理部212は、ユーザが故障について問合せを行うための問合せ先を表示装置203に表示し(ステップS205)、診断結果を診断結果送信部215に送信し(ステップS206)、一連のステップを終了する。この場合の診断結果には、診断対象装置100の装置種別、装置版数及びエラーコードと、故障の原因が特定されなかった旨とが含まれる。
一方、ステップS203において、故障の原因が特定された場合、処理部212は、故障の原因が特定された調査項目に対応する修理テーブルに含まれる修理項目に従って修理処理を実施する(ステップS207)。修理処理の詳細については後述する。
次に、処理部212は、故障の原因が特定された調査項目に対応する確認テーブルに含まれる確認項目に従って確認処理を実施する(ステップS208)。確認処理の詳細については後述する。
次に、処理部212は、確認処理により故障が解消されたことが確認されたか否かを判定する(ステップS209)。
処理部212は、故障が解消されなかった場合、この修理テーブル及び確認テーブルでは故障が解消されなかったと判定する。その場合、処理部212は、ユーザが故障について問合せを行うための問合せ先を表示装置203に表示し(ステップS205)、診断結果を診断結果送信部215に送信し(ステップS206)、一連のステップを終了する。この場合の診断結果には、診断対象装置100の装置種別、装置版数及びエラーコードと、故障の原因が特定された旨及び故障の原因が特定された調査項目の調査IDと、故障が解消されなかった旨とが含まれる。
一方、処理部212は、故障が解消された場合、診断結果を診断結果送信部215に送信し(ステップS206)、一連のステップを終了する。この場合の診断結果には、診断対象装置100の装置種別、装置版数及びエラーコードと、故障の原因が特定された旨と、故障の原因が特定された調査項目の調査IDと、故障が解消された旨とが含まれる。
なお、ステップS206で診断結果送信部215に送信された診断結果は、図6のステップS107において診断結果送信部215によりサーバ装置300に送信される。
図9は、端末装置200による調査処理の動作の例を示すフローチャートである。図9に示す動作のフローは、図8に示すシーケンスのステップS202において実行される。
最初に、表示制御部213は、撮影装置204が撮影した撮影画像に記憶装置206に記憶された装置画像を重ねて表示装置203に表示する(ステップS301)。表示制御部213は、動画像である撮影画像を撮影装置204から定期的に取得するとともに、処理部212が抽出した調査項目に対応する装置画像を記憶装置206から読み出し、撮影画像に重ねて表示する。なお、表示制御部213は、その調査項目に対応する作業内容を示す文字を撮影画像にさらに重ねて表示してもよい。さらに、表示制御部213は、その調査項目に対応する音声データを記憶装置206から読み出し、音声出力装置205を介して出力する。
次に、判定部214は、表示装置203に表示されている撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置100が診断可能な状態であるか否かを判定し、診断対象装置100が診断可能な状態になるまで待機する(ステップS302)。判定部214は、撮影画像と装置画像が略一致するか否かにより、診断対象装置100が診断可能な状態であるか否かを判定する。
判定部214は、まず、撮影画像から診断対象装置100の特徴的な部分を示す特徴点を抽出する。判定部214は、診断対象装置100の特徴点として、筐体、前面カバー及び用紙トレイの各角の点及び各辺上の点、並びに筐体及び全面カバーに設置された各ボタン上の点等を抽出する。そのために、判定部214は、撮影画像に対してエッジ抽出処理を行い、周辺画素との輝度差が所定値以上であるエッジ画素を抽出する。判定部214は、抽出したエッジ画素の位置、パターン等に基づいて求めた特徴量が診断対象装置100の筐体、前面カバー、ボタン等の各部について予め定められた条件を満たすか否かにより各部の位置を特定し、特定した各部の位置に基づいて特徴点を抽出する。
なお、サーバ装置300は、判定部214が撮影画像から特徴点を抽出するのと同様の方法により、装置画像が登録されたときに装置画像から特徴点を抽出しておき、抽出した特徴点を装置画像とともに端末装置200に送信する。判定部214は、サーバ装置300から受信した装置画像及び特徴点を関連付けて記憶装置206に記憶しておく。なお、装置画像における特徴点の抽出は、判定部214が行ってもよい。判定部214は、撮影画像から抽出した特徴点と、装置画像から抽出された特徴点について、対応する特徴点同士の位置関係の一致の程度を一致度として算出する。そして、判定部214は、一致度が所定の閾値以上である場合に、撮影画像と装置画像が略一致すると判定する。
処理部212は、判定部214が診断対象装置100が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置100の診断を支援するための診断支援処理として、表示装置203に表示される撮影画像を停止させる処理を実行する(ステップS303)。
次に、処理部212は、調査項目に対応する指示画像を記憶装置206から読み出し、停止させた撮影画像上に重ねて表示する(ステップS304)。指示画像は、例えばユーザの操作を指示する画像である。または、指示画像は、次に診断対象装置100を撮影する位置及び方向を指示する画像である。または、指示画像は、停止させた撮影画像において、診断対象部品を区別可能に表示するための画像である。
また、指示画像は、実際に操作している様子を表す静止画像(写真)を複数並べた画像、又は実際に操作している様子を表す動画像(ビデオ)等でもよい。ユーザは、端末装置200を一旦手から離して両手を用いることができるため、複雑な操作又は細かい操作が必要な場合でも、これらの指示画像を見ながら正しく作業することができる。
次に、判定部214は、入力装置202を用いてユーザにより指示が入力されるまで待機する(ステップS305)。
判定部214は、ユーザにより指示が入力された場合、入力された指示が次の調査項目へ進行するための進行指示であるか否かを判定する(ステップS306)。
判定部214は、入力された指示が進行指示でない場合、入力された指示に応じた処理を実行し(ステップS307)、処理をステップS306へ戻して、再度、ユーザにより指示が入力されるまで待機する。
一方、判定部214は、入力された指示が進行指示である場合、撮影画像の停止を解除し(ステップS308)、一連のステップを終了する。
図10A、10B、11、12A、12B、13A、13B及び14は、それぞれ端末装置200の表示装置203に表示される画面の一例を示す図である。以下、図10A、10B、11、12A、12B、13A、13B及び14に示した各画面を用いて、図9に示したフローチャートがどのように実施されるかについて説明する。
図10Aは、ステップS301において、撮影画像1001に、図5Bに示した調査テーブルの調査ID(01)に対応する装置画像1002が重ねて表示された画面1000を示す。図10Aに示す例では、装置画像1002は、CADシステムで設計された診断対象装置の正面図である。撮影画像1001に装置画像1002が重ねて表示されることにより、ユーザは、その位置に診断対象装置を配置する必要があることを直感的に理解することができる。
図10Bは、ユーザにより撮影領域内に配置された診断対象装置1012が撮影画像1011に写っている画面1010を示す。図10Bに示す状態では、撮影画像1011と装置画像1002が略一致し、ステップS302において、診断対象装置が診断可能な状態であると判定される。
図11は、ステップS303において撮影画像1101が停止され、ステップS304において指示画像1102及び1103が撮影画像1101上に重ねて表示された画面1100を示す。指示画像1102及び1103は、診断対象装置1012の前面カバーを開く方向の矢印を表示することにより、ユーザの操作として前面カバーを開くことを指示する画像である。さらに、画面1100には、次に行うユーザの作業を示す文字1104と、進行指示を入力するための「次へ」ボタン1105とが表示される。「次へ」ボタン1105が押下されると、ステップS305及びS306において進行指示が入力されたと判定され、ステップS308において撮影画像1101の停止が解除され、調査ID(01)に対応する処理は終了する。
このように、撮影画像1101が停止しているため、ユーザは端末装置200を一旦手から離して診断対象装置の横に置き、両手を用いて前面カバーを開けることができる。また、指示画像1102及び1103が撮影画像1101上に重ねて表示されるため、ユーザは、実施すべき作業を容易且つ確実に理解することができる。
図12Aは、図11の画面1100において、「次へ」ボタン1105が押下されたときに表示される画面1200を示す。画面1200では、本来、図10Aの画面1000と同様に、撮影画像1201に、図5Bに示した調査テーブルの調査ID(02)に対応する装置画像が重ねて表示されるが、図面をわかりやすくために装置画像の表示を省略する。図12Aに示す例では、装置画像として、前面カバーが開いた状態の診断対象装置の正面図が用いられる。図12Aに示す状態では、ユーザにより診断対象装置1202の前面カバーが開かれている。そのため、撮影画像1201と装置画像が略一致し、ステップS302において、診断対象装置が診断可能な状態であると判定される。
図12Bは、ステップS303において撮影画像1211が停止され、ステップS304において指示画像1212〜1215が撮影画像1211上に重ねて表示された画面1210を示す。指示画像1212〜1215は、次に診断対象装置を撮影する位置及び方向を指示する画像である。指示画像1212は、診断対象装置を撮影する端末装置200自体を示す画像である。指示画像1213及び1214は、端末装置200が撮影すべき方向を示す線である。指示画像1215は、端末装置200を現在の撮影位置及び撮影方向から変更する方向を示す矢印である。さらに、画面1210には、進行指示を入力するための「次へ」ボタン1216が表示される。「次へ」ボタン1216が押下されると、ステップS305及びS306において、進行指示が入力されたと判定され、ステップS308において撮影画像1211の停止が解除され、調査ID(02)に対応する処理は終了する。
図12Bに示す例では、指示画像として、次に診断対象装置を撮影する位置及び方向を指示する画像が表示されるため、ユーザは、次にどのような位置からどのような方向に向けて撮影すればよいかを容易に認識することができる。
図13Aは、図12Bの画面1210において、「次へ」ボタン1216が押下されたときに表示される画面1300を示す。画面1300では、本来、図10Aの画面1000と同様に、撮影画像1301に、図5Bに示した調査テーブルの調査ID(03)に対応する装置画像が重ねて表示されるが、図面をわかりやすくために装置画像の表示を省略する。図13Aに示す例では、装置画像として、前面カバーが開いた状態の診断対象装置の内部を上側から見た図が用いられる。図13Aに示す状態では、ユーザにより前面カバーが開いた状態の診断対象装置1302の内部が上側から撮影から撮影されている。そのため、撮影画像1301と装置画像が略一致し、ステップS302において、診断対象装置が診断可能な状態であると判定される。
図13Bは、ステップS303において撮影画像1311が停止され、ステップS304において指示画像1312〜1315が撮影画像1311上に重ねて表示された画面1310を示す。指示画像1312〜1315は、停止させた撮影画像において、診断対象部品を区別可能に表示するための画像である。指示画像1312は、ブレーキローラを区別可能に表示するための枠を示す画像であり、指示画像1313は、その部品名を示す文字である。指示画像1314は、ピックローラを区別可能に表示するための枠を示す画像であり、指示画像1315は、その部品名を示す文字である。これにより、ユーザは、故障の原因となり得る部品を容易に特定することができる。
なお、処理部212は、区別可能に表示した診断対象部品の診断優先順序を表示してもよい。一般に、ブレーキローラはピックローラより摩耗が激しく、故障の原因となりやすい。そこで、処理部212は、指示画像1312及び1314により、故障率の高いブレーキローラの診断を、ブレーキローラより故障率の低いピックローラの診断より先に行うことを明示する。図13Bに示す例では、ブレーキローラに対応する枠は二重線で示され、ピックローラに対応する枠は単線で示されている。なお、各ローラの診断優先順序は、各ローラに対応する枠の太さ、色等により示されてもよい。または、各ローラの診断優先順序を表す文字又は数字等が表示されてもよい。これにより、ユーザは、故障の原因となる可能性の高い部品から順番に効率良く調査を行うことができ、診断に要する時間及び労力を低減させることが可能となる。
指示画像1312〜1315が押下されると、ステップS305及びS306において、進行指示以外の指示が入力されたと判定される。指示画像1312又は1313が押下された場合、ステップS307において、入力された指示に応じた処理としてブレーキローラを詳細に調査するための画面が表示される。一方、指示画像1314又は1315が押下された場合、ステップS307において、入力された指示に応じた処理としてピックローラを詳細に調査するための画面が表示される。
さらに、画面1310には、進行指示を入力するための「次へ」ボタン1316が表示される。「次へ」ボタン1316が押下されると、ステップS305及びS306において、進行指示が入力されたと判定され、ステップS308において撮影画像1311の停止が解除され、調査ID(03)に対応する処理は終了する。
図14は、図13Bの画面1310において、ブレーキローラを示す指示画像1312が押下されたときに表示される画面1400を示す。画面1400の表示は、ステップS307において、入力された指示に応じた処理として実行される。画面1400には、正常な(摩耗していない)ブレーキローラを示す画像1401及びその拡大画像1402と、異常な(摩耗している)ブレーキローラを示す画像1403及びその拡大画像1404とが表示される。これにより、ユーザは、診断対象部品が正常であるか否かを目視により確認することができる。
さらに、画面1400には、「OK」ボタン1405と、「NG」ボタン1406と、OK又はNGの内の何れかの選択を指示する文字1407とが表示される。ユーザにより「OK」ボタン1405が押下されると、ブレーキローラには異常がないと判定され、再度図13Bの画面1310が表示される。この場合、再表示された画面1310において、指示画像1312及び1313を表示しないようにしてもよい。これにより、ユーザは、異常がないと判定されたブレーキローラを重複して選択することがなくなり、ユーザの利便性が向上する。一方、ユーザにより「NG」ボタン1406が押下されると、ブレーキローラには異常があると判定された上で、再度図13Bの画面1310が表示される。この場合、図8のステップS203において、故障の原因が特定されたと判定され、その後、修理処理及び確認処理が実行される。
図15は、端末装置200による修理処理の動作の例を示すフローチャートである。図15に示す動作のフローは、図8に示すシーケンスのステップS207において実行される。
最初に、処理部212は、原因が特定された調査項目に対応する修理テーブルから修理項目を抽出する(ステップS401)。処理部212は、修理テーブル内に並べられた順に修理項目を抽出する。
次に、表示制御部213は、処理部212が抽出した修理項目に対応する修理用画像を記憶装置206から読み出し、読み出した修理用画像を表示装置203に表示する(ステップS402)。
次に、表示制御部213は、入力装置202を用いてユーザにより、修理項目を実施するための実施指示が入力されるまで待機する(ステップS403)。
表示制御部213は、ユーザにより実施指示が入力された場合、撮影装置204が撮影した撮影画像に記憶装置206に記憶された装置画像を重ねて表示装置203に表示する(ステップS404)。表示制御部213は、撮影画像を撮影装置204から定期的に取得するとともに、処理部212が抽出した修理項目に対応する装置画像を記憶装置206から読み出し、取得した撮影画像に重ねて表示する。なお、表示制御部213は、その修理項目に対応する作業内容を示す文字を撮影画像にさらに重ねて表示してもよい。さらに、表示制御部213は、その修理項目に対応する音声データを記憶装置206から読み出し、音声出力装置205を介して出力する。
次に、判定部214は、表示装置203に表示されている撮影画像と装置画像に基づいて、修理項目に係る修理が完了した状態であるか否かを判定し、修理項目に係る修理が完了した状態になるまで待機する(ステップS405)。判定部214は、図9のステップS302に示した処理と同様に、撮影画像と装置画像が略一致するか否かにより、修理項目に係る修理が完了した状態であるか否かを判定する。
処理部212は、判定部214が修理項目に係る修理が完了した状態であると判定した場合、修理テーブルに含まれる全ての修理項目に係る修理が実施されたか否かを判定する(ステップS406)。処理部212は、全ての調査項目に係る修理がまだ実施されていない場合、処理をステップS401へ戻し、次の修理項目を抽出し、全ての修理項目に係る修理が実施された場合、一連のステップを終了する。
図16A、16B、17A及び17Bは、それぞれ端末装置200の表示装置203に表示される画面の一例を示す図である。以下、図16A、16B、17A及び17Bに示した各画面を用いて、図15に示したフローチャートがどのように実施されるかについて説明する。
図16Aは、ステップS402において、図5Cに示した修理テーブルの修理ID(01)に対応する修理用画像1601〜1604が表示された画面1600を示す。修理用画像1601は、診断対象装置の前面カバーを開くことを示す画像である。修理用画像1602は、診断対象装置からブレーキローラを取り外すことを示す画像である。修理用画像1603は、ブレーキローラをブレーキローラ軸から取り外すことを示す画像である。修理用画像1604は、診断対象装置にブレーキローラを再度設置することを示す画像である。さらに、画面1600には、修理用画像1601〜1604に対応する修理を実施する順番を示す矢印1605が示される。修理用画像1601〜1604及び矢印1605が表示されることにより、ユーザは、実施すべき修理の内容を視覚的に理解することができる。
さらに、画面1600には「次へ」ボタン1606が表示される。「次へ」ボタン1606が押下されると、ステップS403において実施指示が入力されたと判定され、ステップS404において撮影画像に装置画像が重ねて表示される。
図16Bは、図16Aの画面1600において、「次へ」ボタン1606が押下された後に表示される画面1610を示す。画面1610では、本来、図10Aの画面1000と同様に、撮影画像1611に、修理ID(01)に対応する装置画像が重ねて表示されるが、図面をわかりやすくために装置画像の表示を省略する。図16Bに示す例では、装置画像として、前面カバーが開かれた診断対象装置においてブレーキローラが取り付けられた状態の図が用いられる。図16Bに示す状態では、ユーザにより前面カバーが開かれた診断対象装置1612の内部にブレーキローラ1613がまだ設置されている。
図17Aは、ユーザによりブレーキローラ設置位置1703からブレーキローラが外された診断対象装置1702が撮影画像1701に写っている画面1700を示す。図17Aに示す状態では、撮影画像1701と装置画像が略一致し、ステップS405において、その修理項目に係る修理が完了した状態であると判定され、修理ID(01)に対応する処理は終了する。
図17Bは、図17Aの画面1700が表示された後に、ステップS401において、修理ID(02)に対応する修理用画像1711〜1714が表示された画面1710を示す。修理用画像1711は、ブレーキローラをブレーキローラ軸に取り付けることを示す画像である。修理用画像1712及び1713は、診断対象装置にブレーキローラを再度設置することを示す画像である。修理用画像1714は、診断対象装置の前面カバーを閉じることを示す画像である。さらに、画面1710には、修理用画像1711〜1714に対応する修理を実施する順番を示す矢印1715と、実施指示を入力するための「次へ」ボタン1716とが表示される。
図17Bの「次へ」ボタン1716が押下されると、図16Bに示した画面1610と同様の画面が表示される。この状態では、撮影画像1611と装置画像が略一致し、ステップS405において、その修理項目に係る修理が完了した状態であると判定され、修理ID(02)に対応する処理は終了する。
図18は、端末装置200による確認処理の動作の例を示すフローチャートである。図18に示す動作のフローは、図8に示すシーケンスのステップS208において実行される。
最初に、処理部212は、原因が特定された調査項目に対応する確認テーブルから確認項目を抽出する(ステップS501)。処理部212は、確認テーブル内に並べられた順に確認項目を抽出する。
次に、表示制御部213は、撮影装置204が撮影した撮影画像に記憶装置206に記憶された装置画像を重ねて表示装置203に表示する(ステップS502)。表示制御部213は、撮影画像を撮影装置204から定期的に取得するとともに、処理部212が抽出した確認項目に対応する装置画像を記憶装置206から読み出し、取得した撮影画像に重ねて表示する。なお、表示制御部213は、その調査項目に対応する作業内容を示す文字を撮影画像にさらに重ねて表示してもよい。さらに、表示制御部213は、その確認項目に対応する音声データを記憶装置206から読み出し、音声出力装置205を介して出力する。
次に、判定部214は、通信回路201を介して診断対象装置100から、診断対象装置100の状態を示す状態信号を受信するまで待機する(ステップS503)。
判定部214は、診断対象装置100から状態信号を受信すると、受信した状態信号が、特定の処理を実施可能な状態であることを示すか否かを判定する(ステップS504)。特定の処理は、例えば用紙の搬送であり、その場合、特定の処理を実施可能な状態は、用紙トレイに用紙がセットされている状態である。
判定部214は、状態信号が特定の処理を実施可能な状態であることを示さない場合、処理をステップS503に戻し、診断対象装置100から再度状態信号を受信するまで待機する。
一方、判定部214は、状態信号が特定の処理を実施可能な状態であることを示さない場合、表示装置203に表示されている撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置100が確認可能な状態であるか否かを判定する。判定部214は、診断対象装置100が確認可能な状態になるまで待機する(ステップS505)。判定部214は、図9のステップS302に示した処理と同様に、撮影画像と装置画像が略一致するか否かにより、診断対象装置100が確認可能な状態であるか否かを判定する。
処理部212は、判定部214が診断対象装置100が確認可能な状態であると判定した場合、診断支援処理として、診断対象装置100に特定の処理を要求する要求信号を送信する処理を実行する(ステップS506)。処理部212は、確認項目に対応する要求信号を記憶装置206から読み出し、通信回路201を介して診断対象装置100に送信する。要求信号は、例えば用紙の搬送を要求する用紙搬送要求信号である。
これにより、診断対象装置100が確認可能な状態になったときに、診断対象装置100が対応する処理を自動的に実行するため、ユーザは、診断対象装置100にその処理を実行させるための操作を行う必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
次に、判定部214は、表示装置203に表示されている撮影画像と、確認項目に対応する処理後装置画像に基づいて、診断対象装置100に要求した処理が正常に行われたか否かを判定する(ステップS507)。判定部214は、図9のステップS302に示した処理と同様に、撮影画像と処理後装置画像が略一致するか否かにより、診断対象装置100に要求した処理が正常に完了したか否かを判定する。
処理部212は、判定部214が、診断対象装置100に要求した処理が正常に完了しなかったと判定した場合、故障が解消されなかったと判定し(ステップS508)、一連のステップを終了する。
一方、処理部212は、判定部214が、診断対象装置100に要求した処理が正常に行われたと判定した場合、確認テーブルに含まれる全ての確認項目に係る確認が実施されたか否かを判定する(ステップS509)。処理部212は、全ての確認項目に係る確認がまだ実施されていない場合、処理をステップS501へ戻し、次の確認項目を抽出する。
一方、処理部212は、全ての確認項目に係る確認が実施された場合、即ち全ての確認項目において診断対象装置100に要求した処理が正常に完了した場合、故障が解消されたと判定し(ステップS510)、一連のステップを終了する。
なお、故障を解消するために修理した部品が消耗品である場合、処理部212は、故障が解消されたと判定したときに、修理した部品の使用回数をカウントするカウンタをリセットする。なお、このカウンタは、その部品の使用可能回数を超えたときにユーザにアラームを通知するためのカウンタである。これにより、ユーザがカウンタをリセットする操作を行う必要がなくなり、ユーザの利便性が向上する。
図19A、19B、20A及び20Bは、それぞれ端末装置200の表示装置203に表示される画面の一例を示す図である。以下、図19A、19B、20A及び20Bに示した各画面を用いて、図18に示したフローチャートがどのように実施されるかについて説明する。
図19Aは、ステップS502において、診断対象装置1902が写っている撮影画像1901に、図5Dに示した確認テーブルの確認ID(01)に対応する装置画像1903が重ねて表示された画面1900を示す。図19Aに示す例では、装置画像1903は、用紙トレイに用紙がセットされた診断対象装置の正面図である。撮影画像1901に装置画像1903が重ねて表示されることにより、ユーザは、診断対象装置に用紙をセットする必要があることを直感的に理解することができる。さらに、画面1900には、用紙を2枚セットすることを指示する文字1904が表示される。
図19Bは、ユーザにより用紙1912がセットされた診断対象装置1902が撮影画像1911に写っている画面1910を示す。図19Bに示す状態では、撮影画像1911と装置画像1903が略一致し、ステップS505において、診断対象装置が確認可能な状態であると判定される。
図20Aは、ステップS506において診断対象装置に用紙搬送要求信号が送信され、用紙トレイにセットされた2枚の用紙の内の1枚が搬送された診断対象装置1902が撮影画像2001に写っている画面2000を示す。用紙2002は搬送された用紙であり、用紙2003はまだ搬送されずに用紙トレイに残っている用紙である。即ち、画面2000では、修理したブレーキローラが正常に動作して、セットされた2枚の用紙が正しく分離し、重送にならずに正しく搬送されている。
なお、図20Aに示す例では、処理後装置画像として、用紙排出口に用紙が搬送され且つ用紙トレイに用紙が残っている状態の診断対象装置の正面図が用いられる。したがって、図20Aに示す状態では、撮影画像2001と処理後装置画像が略一致し、ステップS507において、診断対象装置に要求した用紙搬送処理が正常に完了したと判定され、修理ID(01)に対応する処理は終了する。
また、この例では、確認ID(01)に対応する処理後装置画像が、確認ID(02)に対応する装置画像としても用いられる。したがって、図20Aに示す状態では、撮影画像2001と装置画像が略一致し、確認ID(02)について実行されるステップS503においても、診断対象装置が確認可能な状態であると判定される。
図20Bは、ステップS506において再度診断対象装置に用紙搬送要求信号が送信され、用紙トレイに残っていた1枚の用紙が搬送された診断対象装置1902が撮影画像2011に写っている画面2010を示す。用紙2012は搬送された用紙である。即ち、画面2010では、修理したブレーキローラが正常に動作して、セットされた2枚の用紙がそれぞれ正しく搬送されている。
なお、図20Bに示す例では、処理後装置画像として、用紙排出口に用紙が搬送され且つ用紙トレイに用紙が残っていない状態の診断対象装置の正面図が用いられる。したがって、図20Bに示す状態では、撮影画像2001と処理後装置画像が略一致し、ステップS507において、診断対象装置に要求した用紙搬送処理が正常に完了したと判定され、修理ID(02)に対応する処理は終了する。
このように、端末装置200は、診断対象装置100から受信した状態信号と、撮影装置204が撮影した撮影画像の両方を用いることにより、診断対象装置100が確認可能な状態であるか否かを高精度に判定することができる。特に、撮影装置204が撮影した撮影画像を装置画像と比較することにより、用紙の重送、搬送された用紙におけるシワの発生等を検出することも可能となる。
以上詳述したように、図8、9、15、18に示したフローチャートに従って動作することによって、ユーザは診断対象装置の撮影位置及び撮影方向を容易且つ適切に調整でき、端末装置200は診断対象装置100をより適切な状態で撮影できるようになった。したがって、ユーザが診断対象装置に対する知識を十分に有していない場合でも、端末装置200は、診断対象装置100の現在の状態を精度良く検出し、ユーザによる診断対象装置100の診断を適切に支援することが可能となった。
また、端末装置200は、撮影画像上に指示画像を表示するため、ユーザは、端末装置200に表示された撮影画像を見るのと同じ目線で、作業内容、撮影位置及び方向、部品の位置等を確認することができ、作業を適切に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、診断システム1において、端末装置200ではなく、サーバ装置300が診断支援方法を実行してもよい。その場合、サーバCPU310は、サーバ通信回路301を介して端末装置200から撮影画像を取得し、取得した撮影画像に装置画像を重ねて表示するためのデータをサーバ通信回路301を介して端末装置200に送信する。このデータは、端末装置200に表示する画像データである。なお、このデータは、撮影画像に装置画像を重ねて表示することを端末装置200に指示するデータでもよい。サーバCPU310は、撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置100が診断可能な状態であるか否かを判定し、診断対象装置100が診断可能な状態であると判定した場合、診断支援処理を実行する。
なお、端末装置200とサーバ装置300の機能分担は、上記の例に限定されず、CPU内の各部を含めて端末装置200とサーバ装置300の各部を端末装置200とサーバ装置300の何れに配置するかは適宜変更可能である。
また、図18のフローチャートでは、用紙の搬送を、診断対象装置100に要求する処理とする例について説明したが、診断対象装置100に要求する処理はこれに限定されず、例えば診断対象装置100の状態の取得等でもよい。例えば、処理部212は、用紙トレイに用紙がセットされていることを検出するセンサによる検出結果、又は用紙が所定の位置を通過していることを検出するセンサによる検出結果等を診断対象装置100の状態として取得する。その場合、処理部212は、撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置100における用紙の状態を検出し、各センサによる検出結果と比較することにより、各センサが正常であるか否かを判定することができる。また、処理部212は、用紙搬送に要したモータの回転数を診断対象装置100の状態として取得してもよい。その場合、処理部212は、撮影画像と装置画像に基づいて、診断対象装置100にセットされた用紙のサイズを検出し、検出した用紙のサイズとモータの回転数から、各ローラが摩耗していないかを判定することができる。
1 診断システム
200 端末装置
201 通信回路
202 入力装置
203 表示装置
204 撮影装置
205 音声出力装置
206 記憶装置
210 CPU
211 マニュアル取得部
212 処理部
213 表示制御部
214 判定部
215 診断結果送信部

Claims (9)

  1. 診断対象装置の装置画像を記憶する記憶部と、
    撮影画像を撮影する撮影部と、
    表示部と、
    前記撮影部が撮影した撮影画像に前記記憶部に記憶された装置画像を重ねて前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記表示部に表示されている撮影画像と前記装置画像に基づいて、診断対象装置が診断可能な状態であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が診断対象装置が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置の診断を支援するための診断支援処理を実行する処理部と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記診断支援処理は、前記表示部に表示される撮影画像を停止させる処理である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記診断支援処理は、診断対象装置に特定の処理を要求する要求信号を送信する処理である、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部は、前記停止させた撮影画像上に、ユーザの操作を指示する画像を重ねて表示する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記処理部は、前記停止させた撮影画像上に、次に診断対象装置を撮影する位置及び方向を指示する画像を重ねて表示する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記処理部は、前記停止させた撮影画像において、診断対象部品を区別可能に表示する、請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理部は、前記区別可能に表示した診断対象部品の診断優先順序をさらに表示する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 記憶部及び出力部を有する情報処理装置における診断支援方法であって、
    前記記憶部に診断対象装置の装置画像を記憶し、
    撮影部が撮影した撮影画像に前記記憶部に記憶された装置画像を重ねて表示するためのデータを前記出力部に出力し、
    表示されている撮影画像と前記装置画像に基づいて、診断対象装置が診断可能な状態であるか否かを判定し、
    診断対象装置が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置の診断を支援するための診断支援処理を実行する、
    ことを含むことを特徴とする診断順序決定方法。
  9. 記憶部及び出力部を有する情報処理装置に実行させる制御プログラムであって、
    前記記憶部に診断対象装置の装置画像を記憶し、
    撮影部が撮影した撮影画像に前記記憶部に記憶された装置画像を重ねて表示するためのデータを前記出力部に出力し、
    表示されている撮影画像と前記装置画像に基づいて、診断対象装置が診断可能な状態であるか否かを判定し、
    診断対象装置が診断可能な状態であると判定した場合、ユーザによる診断対象装置の診断を支援するための診断支援処理を実行する、
    ことを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
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