JP5339109B2 - ロータリーエンコーダ - Google Patents

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本発明は、ロータリーエンコーダに係り、さらに詳細には、回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダに関する。
近年、高分解能なエンコーダが幾つか提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照)。これらのエンコーダは、スケールとプローブとを備えており、ステージに取り付けられたスケールに対するプローブの相対変位を検出するシステムとして構成されている。スケールは1次元方向に沿った周期的なパターンを有している。プローブは、そのスケール上をそのパターンの配列方向に沿って振動可能に設置されている。このプローブは、スケール上をそのパターンの配列方向に振動することにより、スケールとプローブの振動中心の相対位置に関する情報を含んだ信号を出力するが、その信号は、プローブを振動させるための周期的な駆動信号により変調されている。
そこで、エンコーダは、プローブから出力された信号に基づいてスケールとプローブとの振動中心との相対変位を検出する検出装置をさらに備えている。この検出装置では、プローブの振動の駆動信号の高調波信号を周波数シンセサイザで発生させ、プローブを振動させる駆動信号と、プローブから出力される信号とを比較することでプローブとスケールとの相対位置を求めている。
エンコーダの検出装置においては、上記周波数シンセサイザなどをサンプル値系で構成するのが一般的である。サンプル値系において駆動信号の高調波を不都合なく発生させるためには、その演算周期を、信号の変調に用いられる元周波(駆動信号)の周期の整数分の一に設定する必要がある。
一方、回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダの中には、その検出ヘッドを、スケールディスクの回転方向に関して例えば180°ずらして2個搭載し、それぞれの計測角の和の1/2を物体の回転量として算出し、スケールディスクの偏心に関わらず、高精度に回転体の回転量を検出するものが知られている。このようなロータリーエンコーダでは、2つの検出ヘッドでの回転量の検出タイミングを同一とし、信号の遅れ時間(データエイジ)を厳密に揃える必要がある。しかしながら、ロータリーエンコーダの検出方式としてプローブを振動させる方式を採用する場合には、各プローブでの回転量のサンプリング周期を、信号の変調に用いられる駆動信号の周期の整数分の一にしなければならないという制約があり、プローブごとに振動させる駆動信号の周波数がまちまちであると、各プローブの検出タイミングを同一とするのが困難となる。
特表2000−511634号公報 米国特許第5,589,686号明細書 米国特許第6,639,686号明細書
本発明は、第1の観点からすると、回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダであって、前記回転体上にその回転方向に配列されたパターンを有するスケールと;前記スケールに前記回転方向に第1の周期信号で振動させた光を照射して前記パターンを検出することで、前記第1の周期信号で変調された信号を出力する第1のプローブと;前記スケールに前記回転方向に第2の周期信号で振動させた光を前記回転方向に関して前記第1のプローブとは異なる位置で照射して前記パターンを検出することで、前記第2の周期信号で変調された信号を出力する第2のプローブと;前記第1のプローブ及び前記第2のプローブからの信号を、前記第1の周期信号の周期及び前記第2の周期信号の周期の少なくとも一方との比が2以上の整数比となるように設定された所定のサンプリング周期で同期検波する検波装置と;前記第1の周期信号と、前記第2の周期信号とを同期させる同期装置と;を備え、前記検波装置からの検波情報から前記回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダである。
これによれば、第1のプローブの変調に用いられる第1の周期信号と、第2のプローブに用いられる第2の周期信号とを同期させるので、その変調された信号に基づいて回転量を検出するサンプル値系のサンプルのタイミングを同期させることができるようになり、各プローブからの信号の検出タイミングを一致させることが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダであって、前記回転体上にその回転方向に配列されたパターンを有するスケールと;第1の光を、第1の周期信号に従って前記回転方向に振動させた状態で前記スケールに照射する第1のプローブと;前記第1の周期信号とは周波数が異なる第2の周期信号に従って第2の光を前記回転方向に振動させた状態で、前記スケール上の前記第1の光の照射位置とは異なる位置に照射する第2のプローブと;前記スケールからの前記第1の光及び前記第2の光を受光し、その受光結果に応じた信号を出力する受光装置と;該受光装置からの出力信号を、前記第1の周期信号の周期及び前記第2の周期信号の周期の少なくとも一方との比が2以上の整数比となるように設定された所定のサンプリング周期で同期検波する検波装置と;を備え、前記検波装置からの検波情報から前記回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダである。
これによれば、第1の周期信号で変調された第1の光と、その第1の周期信号とは周波数が第2の周期信号で変調された第2の光とを、同一の受光装置で受光し、その受光装置からの信号を、同一の検波装置で、第1の周期信号及び第2の周期信号を用いて同期検波することができるようになるので、回転体の回転情報を複数の異なる位置で検出する場合であっても、受光装置や検波装置を複数備える必要がなくなる。
≪第1の実施形態≫
以下、本発明の第1の実施形態を図1〜図4(C)に基づいて説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係るロータリーエンコーダ100の概略的な構成が示されている。図1に示されるように、ロータリーエンコーダ100は、ディスク10と、発振回路12と、2つのプローブ141、142と、検出装置161、162と、処理装置18とを備えている。
ディスク10は、円板状の物体であり、回転情報の検出対象となっている不図示の回転体とともに回転する回転軸20を中心に、回転可能に構成されている。ディスク10上には、その回転方向に周期性を有する反射型の回折格子(図2のグレーティング1)が形成されている。この回折格子は凹凸面型の回折格子であり、その面形状は正弦波形状となっている。また、そのピッチ(周期)は、全区間で同一である。
発振回路12は、単一の水晶発振器を備えており、その水晶発振器から、所定の周波数のクロック信号を出力する。このクロック信号は、プローブ141、142と、検出装置161、162とに出力されている。
図2には、プローブ部141の構成が概略的に示されている。図2に示されるように、プローブ部141は、レーザダイオード3と、コリメータレンズ4と、ビームスプリッタ6と、対物レンズ7と、焦点レンズ8と、光センサ9とを備えている。対物レンズ7は、駆動装置11に接続され、ディスク10の回転方向、すなわちグレーティング1の配列方向に振動可能に構成されている。
レーザダイオード3から射出されたレーザビーム(波長は、例えば640nm)は、コリメータレンズ4でコリメートされた後、ビームスプリッタ6を通過して、対物レンズ7によってディスク10のグレーティング1上に集光される。駆動装置11は、発振回路12から入力されたクロック信号に従う正弦波電圧(周波数は例えば1.5KHz)を発生させ、内部に備える圧電素子がその正弦波電圧に従って対物レンズ7を振動させている。この振動によりビーム偏向が実現され、レーザビームがディスク10のグレーティング1上でその回転方向に振動する。この正弦波電圧の変動を表す関数をr×sinωtとする。rは振動の振幅であり、ωは振動角周波数であり、tは時間である。
グレーティング1上で反射したレーザビームは、対物レンズ7を通過して、ビームスプリッタ6で折り曲げられ、焦点レンズ8を経由して、光センサ9で受光される。光センサ9から受光された信号は、後述する検出装置161へ送られる。
このように、プローブ部141は、ディスク10のグレーティング1に向けてレーザビームを出力し、グレーティング1で反射したレーザビーム(ビームプローブ)を光センサ9で受光し、その受光結果に相当する信号を出力している。プローブ部141は、このビームプローブを円周方向に角周波数ωで振動させているため、プローブ部141から出力される信号は、ディスク10上のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号成分と、ビームプローブの振動角周波数ωの信号成分とを含んだ信号となっている。言い換えると、この出力信号は、ディスク10上のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号が、ビームプローブの振動角周波数ωの信号で変調された変調信号となっている。
プローブ部142の構成は、図2のプローブ部141の構成と同じとなっている。プローブ部142は、ディスク10のグレーティング1に向けてレーザビーム(ビームプローブ)を出力し、そのグレーティング1で反射したビームを光センサ9で受光し、その受光結果に相当する信号を出力している。すなわち、プローブ部142は、プローブ部141と同様に、ビームプローブを、発振回路12からの駆動信号に基づいて、ディスク10の回転方向に振動させている。このため、光センサ9で検出されプローブ部142から出力されている信号も、ディスク10上のグレーティング1の空間角周波数ω’による信号が、レーザビームの振動(角周波数ω)により変調された変調信号となっている。
なお、プローブ部141のビームプローブの振動中心の位置と、プローブ部142のビームプローブの振動中心の位置とは、互いに、ディスク10の回転方向に、180°ずれて配置されている。
図3には、検出装置161の概略的な構成が示されている。この検出装置161は、フィルタ91と、周波数シンセサイザ92と、乗算部931、932と、位相検出部94と、振幅検出部95と、距離算出部96とを備えている。
プローブ部141から出力された信号は、フィルタ91に入力される。ローパスフィルタであるフィルタ91では、この信号の高調波成分が除去される。一方、周波数シンセサイザ92は、発振回路12から入力された駆動信号に基づいて、ビームプローブの発振に対応する周期信号(振動角周波数ω、振幅r)を発生させる。フィルタ91の出力と、この周期信号とは、乗算器931、932で掛け合わされ、それぞれの乗算結果が位相検出部94、振幅検出部95に入力される。位相検出部94では、周波数シンセサイザ92から出力された周期信号の周波数に対応するフィルタ91の出力の成分の位相が検出され、振幅検出部95では、その周期信号に対応するフィルタ91の出力の成分の振幅が検出される。距離算出部96では、検出された位相及び振幅に基づいて、ディスク10のグレーティング1の頂点(峰)からのビームプローブの振動中心の距離が算出される。
検出装置162の構成は、図3の検出装置161の構成と同一であるため、説明を省略する。なお、これら検出装置161、162のさらなる詳細な構成については、特表2000−511634号公報又は米国特許第6639686号明細書に開示されているので、説明を省略する。また、検出装置161、162の構成は、図3のものには限られず、上記公報及び明細書等に開示された構成を採用することが可能である。
検出装置161、162は、サンプル値系で構成されており、所定のサンプル周期Δtで、一連のデジタル回路の演算が行われる。図4(A)に示されるように、本実施形態では、プローブ部141のビームプローブの発振と、プローブ部142のビームプローブの発振とを、発振回路12から発せられた同一のクロック信号に基づいて行っているので、それらの発振周波数は同一(ω)となる。また、検出装置161、162では、サンプル周期Δtと、発振回路12から発せられるプローブ発振の駆動信号(すなわち、変調用の信号)の周期2π/ωとの比が整数比となるように設定されている。このようにしなければ、プローブ部141、142からの出力信号に含まれる周波数成分と、検出装置161、162のサンプリング周波数との間にビートが発生し、このビートが、回転量の検出の妨げになるからである。以上のことから、検出装置161と、検出装置162とでは。そのサンプリング周期Δtを同一とすることができる。この結果、検出装置161での回転量の検出タイミングと、検出装置162での回転量の検出タイミングとを、同期させることができるようになる。図4(A)では、検出装置161の検出タイミングと、検出装置162の検出タイミングとは、完全に一致している。
検出装置161において検出されたディスク10の回転量と、検出装置162において検出されたディスク10の回転量とは、処理装置18に送られる。図4(A)に示されるように、検出装置161で検出された回転量と、検出装置162で検出された回転量とは同時に検出されたものであるため、この処理装置18では、これらの回転量の平均を、そのままディスク10の回転量として算出することができる。この算出結果は、ディスク10の偏心量が除去されたその回転量であり、そのまま、ディスク10が取り付けられた不図示の回転体の回転量とすることができる。処理装置18は、算出された回転量に基づいて回転体の回転情報(例えば回転量又は回転速度)を外部に出力する。
以上詳細に述べたように、本実施形態によれば、プローブ部141の変調に用いられる周期信号と、プローブ部142に用いられる周期信号とを、発振回路12から発生された同一の信号としているので、その発振周期の整数分の一とすべき検出装置161、162のサンプル周期を同一として、各プローブ部141、142からの信号の検出タイミングを同期させることが可能となる。この結果、検出装置161、162で検出されたディスク10の回転量は、常に同じタイミングで検出されたものとなるので、同時に検出されたディスク10の回転量に基づいて、回転体の回転情報を高精度に検出することができるようになる。
また、本実施形態では、プローブ部141のビームプローブを振動させるための信号と、プローブ部142のビームプローブを振動させるための信号とを、発振回路12から出力される同一のクロック信号に基づくものとし、それらの振動角周波数ωを同一とし、位相差を0に保っている。すなわち、2つのプローブ部141、142におけるビームプローブの振動を完全同期させている。このようにすれば、同時に検出されたディスク10の異なる位置での回転量を用いて、回転体の回転情報を、ディスク10の偏心に関わらず、かつ、遅れなく検出することができるようになる。
なお、2つのプローブ部141、142のビームプローブの振動を、完全に同期させる必要はなく、プローブ部141のビームプローブの振動角周波数と、プローブ部142のビームプローブの振動角周波数との比を整数比としてもよい。図4(B)には、プローブ部141のビームプローブの振動角周波数ω1と、プローブ部142のビームプローブの振動角周波数ω2との関係が、2ω1=ω2である場合のサンプル値系のタイムチャートが示されている。この場合においても、図4(B)に示されるように、検出装置161におけるの処理回路のサンプル周期と、検出装置162におけるサンプル周期をΔtで同一とすることが可能である。すなわち、各プローブ部141、142のビームプローブの発振周波数の比を整数としておけば、演算周期Δtを同一に設定することができ、検出信号の出力タイミングを完全に同期させることが可能である。
また、本実施形態によれば、プローブ部141、142は、ともに、ディスク10のグレーティング1に照射するビームをその回転方向に振動させるために対物レンズ7を駆動する駆動装置11を有している。そして、プローブ部141を構成する駆動装置11を振動させるための駆動信号と、プローブ部142を構成する駆動装置11を振動させるための駆動信号とを発振回路12から出力された同一の信号としている。しかしながら、本発明はこれには限られず、各プローブ部に入力される駆動信号は、一定の位相差を有していても良い。図4(C)には、プローブ部141の駆動信号と、プローブ部142の駆動信号との間に、位相差Δθが生じている場合のタイムチャートが示されている。この場合には、タイミングが早いプローブ部141の出力をΔθだけ遅延させるようにすれば、プローブ部141において検出されたディスク10の回転量の検出タイミングと、プローブ部142において検出されたディスク10の回転量の検出タイミングとを一致させることができる。
なお、本実施形態では、検出装置161、162において、プローブ部141、142のビームプローブを発振させる信号を用いて、ディスク10の回転情報を検出したが、本発明はこれには限られない。例えば、対物レンズ7の変位を検出するセンサを設け、そのセンサの検出信号を、検出装置161、162で発生させる高調波の元周波とすることが可能である。ただし、この場合には、PLL回路などを用いて、発振回路12から発せられる駆動信号を用いて、センサの出力信号の位相をロックするのが望ましい。
また、本実施形態では、対物レンズ7を振動させて、ビームプローブを発振させたが、本発明はこれには限られず、レーザビームの光路中にミラーや、プリズム又は平行平板を置き、そのミラーを振動させることにより、ビームプローブを発振させるようにしてもよい。また、レーザビームの光路中に回折格子を置き、その回折格子を振動させるようにしてもよい。また、レーザダイオード3から出力されたレーザビームの光路上に、回折角変更の要因となるアコースティック光学デバイスA/O又は屈折率変更の要因となる電子工学デバイスE/O等の光学デバイスを挿入し、挿入した光学デバイスに正弦波制御信号を加え、回折角や屈折率を正弦波状に変動させてグレーティング1上のビームプローブを発振させるようにしてもよい。
≪第2の実施形態≫
次に、本発明の第2の実施形態について、図5に基づいて説明する。図5には、本発明の第2の実施形態に係るロータリーエンコーダ101の概略的な構成が示されている。図5に示されるように、ロータリーエンコーダ101は、回転可能なディスク10と、レーザダイオード33と、アクチュエータ40と、変調ミラー41と、ビームスプリッタ42と、コリメータレンズ34と、ビームスプリッタ361、362と、ミラー431、432と、対物レンズ371、372と、焦点レンズ381、382と、光センサ391、392とを備えている。なお、ロータリーエンコーダ101においては、発振回路12、検出装置161、162、処理装置18を備えている点は、上記第1の実施形態に係るロータリーエンコーダ100の構成と同じであるので、それらの構成及び動作の詳細な説明は省略するとともに、図1ではそれらの図示を省略している。
レーザダイオード33としては、上記第1の実施形態におけるレーザダイオード3と同一のものを使用することができる。レーザダイオード33から発せられたレーザビームは、変調ミラー40で反射され、コリメータレンズ34でコリメートされた後、ビームスプリッタ42で2つに分岐される。
ビームスプリッタ42を通過した照明光は、ビームスプリッタ361を通過し、ミラー431で反射され、対物レンズ371を経て、ディスク10上のグレーティング1上に入射する。グレーティング1上で反射したレーザビームは、対物レンズ371を通過し、ミラー431で反射されて、ビームスプリッタ361で反射され、焦点レンズ381を経由して、光センサ391で受光される。受光の結果光センサ391から出力される信号は、上記第1の実施形態と同様に、検出装置161に送られる。
一方、ビームスプリッタ42で反射した照明光は、ビームスプリッタ362を通過し、ミラー432で反射され、対物レンズ372を経て、ディスク10上のグレーティング1上に入射する。グレーティング1上で反射したレーザビームは、対物レンズ372を通過し、ミラー432で反射された後、ビームスプリッタ362で反射され、焦点レンズ382を経由して、光センサ392で受光される。受光の結果光センサ392から出力された信号は、光センサ391から出力された信号と同様に、検出装置162に送られる。
アクチュエータ40は、ピエゾ素子や磁歪素子などから構成された、一方向に振動可能なアクチュエータであり、発振回路12からの駆動信号に従って振動する。変調ミラー41は、アクチュエータ40に取り付けられており、アクチュエータ40の振動により一方向に振動するようになる。この振動により、結果的に、対物レンズ371。372を通過したビームは、それぞれディスク10の回転方向に振動するようになる。それぞれのビームの振動中心の位置は、ディスク10の回転方向に180°ずれている。このときの振動の角周波数をωとすると、プローブ部141、142から出力される信号は、ディスク10上のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号成分と、ビームプローブの振動角周波数ωの信号成分とを含んだ信号となっている。言い換えると、この出力信号は、ディスク10上のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号が、ビームプローブの振動角周波数ωの信号で変調された変調信号となっている。
すなわち、この場合、2つのビームプローブの振動周波数及び位相は、同一となる。したがって、光センサ391、392から出力される信号は、同一の周期信号により変調された信号となっている。そこで、ロータリーエンコーダ101では、上記第1の実施形態に係るロータリーエンコーダ100と同様に、検出装置161、162において、その同一の周期信号を用いて、同一のサンプル周期で、ディスク10の回転量を検出することができるようになり、その検出タイミングを完全に同期させることができるようになる。
検出装置161において検出されたディスク10の回転量と、検出装置162において検出されたディスク10の回転量とは、処理装置18に送られ、処理装置18では、これらの回転量の平均を、そのままディスク10の回転量として算出し、その回転量に基づいて、回転体の回転情報を出力するのは、上記第1の実施形態と同様である。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、レーザダイオード33から射出された光を振動させる変調ミラー41及びアクチュエータ40と、変調ミラー41を介した光を対物レンズ371、372に供給するビームスプリッタ42とを備えている。そして、対物レンズ371は、ビームスプリッタ42から供給されるビームの振動方向を、スケールディスク1の回転方向とした状態で、その光をディスク10のグレーティング1上に照射し、対物レンズ372は、ビームスプリッタ42から供給される光の振動方向を、ディスク10の回転方向とした状態で、その光をディスク10のグレーティング1上に照射する。このようにすれば、検出装置161と検出装置162とでは、光センサ391から出力される信号と、光センサ392から出力される信号との検出タイミングを完全に同期させることができるので、同じタイミングで検出された、ディスク10の回転量に基づいて、回転体の回転量を高精度に検出することができるようになる。
なお、本実施形態では、レーザダイオード33から発せられたレーザを、一方向に振動する変調ミラー41で反射させることによって発振させたが、本発明は、これには限られない。例えば、変調ミラー41は回転振動するようになっていてもよい。また、プリズムや平行平板を用いて発振させるようにしてもよい。また、ビームスプリッタ42の代わりに、回折格子を用いても良い。この場合には、例えば+1次回折光をビームスプリッタ361に入射させ、−1次回折光を、ビームスプリッタ362に入射させるようになる。
なお、図5の紙面内に図示されたロータリーエンコーダ101の各種光学系は、実際には、これらの光学系は、2つのビームの発振方向が、ディスク10の回転方向となるように、3次元的に配置されているのは勿論である。また、本発明は、図5に示される構成には限られず、複数(3つ以上)のビームプローブが、同一の振動素子によって発振されたものであれば適宜変更が可能である。
≪第3の実施形態≫
次に、本発明の第3の実施形態について、図6に基づいて説明する。図6には、本発明の第3の実施形態に係るロータリーエンコーダ102の概略的な構成が示されている。図6に示されるように、ロータリーエンコーダ102は、回転可能なディスク10と、レーザダイオード531、532と、コリメータレンズ541、542と、ビームスプリッタ561、562と、アクチュエータ601、602と、変調ミラー611、612と、対物レンズ571、572と、ビームスプリッタ62と、焦点レンズ58と、光センサ59と、検出回路161、162とを備えている。レーザダイオード531、コリメータレンズ541と、ビームスプリッタ561と、アクチュエータ601と、変調ミラー611と、対物レンズ571とでヘッド651が構成され、レーザダイオード532と、コリメータレンズ542と、ビームスプリッタ562と、アクチュエータ602と、変調ミラー612と、対物レンズ572とでヘッド652が構成されている。
レーザダイオード531としては、上記第2の実施形態におけるレーザダイオード33と同一のものを使用することができる。レーザダイオード531から発せられたレーザビームL1は、コリメータレンズ541でコリメートされた後、ビームスプリッタ561で反射される。ビームスプリッタ561で反射されたビームL1は、変調ミラー611でさらに反射され、対物レンズ571を経て、ディスク10上のグレーティング1上に入射する。グレーティング1上で反射したレーザビームL1は、対物レンズ571を通過して、変調ミラー611で反射された後、ビームスプリッタ561を通過し、ビームスプリッタ62をさらに通過し、焦点レンズ58を経由して、光センサ59で受光される。
一方、レーザダイオード532についても、上記第2の実施形態におけるレーザダイオード33と同一のものを使用することができる。レーザダイオード532から発せられたレーザビームL2は、コリメータレンズ542でコリメートされた後、ビームスプリッタ562で反射される。ビームスプリッタ562で反射されたビームL2は、さらに変調ミラー612で反射され、対物レンズ572を経て、ディスク10上のグレーティング1上に入射する。グレーティング1上で反射したレーザビームL2は、対物レンズ572を通過して、変調ミラー612で反射した後、ビームスプリッタ562を通過し、ビームスプリッタ62で反射され、焦点レンズ58を経由して、光センサ59で受光される。
変調ミラー611は、アクチュエータ601に取り付けられており、アクチュエータ601は、不図示の発振回路からの周期信号(変調周波数f1)にしたがって振動している。このアクチュエータ601の駆動により、変調ミラー611は、一方向に振動するようになる。この振動により、対物レンズ571を通過したビームL1は、ディスク10の回転方向に振動するようになる。このときの振動の角周波数をω1(=2πf1)とすると、出力される信号は、ディスク10上のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号成分と、ビームプローブの振動角周波数ω1の信号成分とを含んだ信号となっている。言い換えると、この出力信号は、ディスク10のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号が、ビームプローブの振動角周波数ω1の信号で変調された変調信号となっている。
一方、変調ミラー612は、アクチュエータ602に取り付けられており、アクチュエータ602は、不図示の発振回路からの周期信号(変調周波数f2)にしたがって振動している。アクチュエータ602の駆動により、変調ミラー612は、一方向に振動するようになる。この振動により、対物レンズ572を通過したビームL2は、結果的に、ディスク10の回転方向に振動するようになる。このときの振動の角周波数をω2(=2πf2)とすると、出力される信号は、ディスク10のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号成分と、ビームプローブの振動角周波数ω2の信号成分とを含んだ信号となっている。言い換えると、この出力信号は、ディスク10上のグレーティング1の空間角周波数ω’の信号が、ビームプローブの振動角周波数ω2の信号で変調された変調信号となっている。
ただし、本実施形態では、ω1≠ω2(f1≠f2)としており、2つのビームプローブの発振周波数は異なるように設定されている。さらに望ましくは、ω1とω2との比が整数比とならないように設定されている。これは、後述する検出装置161における振動周波数f1での同期検波、検出装置162における振動周波数f2での同期検波を、正確に行うための措置である。
光センサ59から出力された信号は、検出装置161、162に送られる。検出装置161は、同期検波により、この信号から変調周波数f1の成分に相当する信号(空間角周波数成分ω’)を分離抽出してヘッド651の検出信号として出力する。また、検出装置162は、同期検波により、この信号から変調周波数f2の成分に相当する信号(空間角周波数成分ω’)を分離抽出し、ヘッド652の検出信号として出力する。2つの検出信号は、適当に増幅される。そして、上記第1、第2の実施形態と同様に、これらの2つの検出信号から、ディスク10の回転量が検出される。すなわち、処理装置18は、上記第1、第2の実施形態と同様に、それぞれのヘッド651、652の出力信号の平均をディスク10の回転量とする。この出力が、ロータリーエンコーダ102の出力となる。
このように、本実施形態に係るエンコーダ102では、それぞれ変調周波数が異なる2つのビームプローブのディスク10のグレーティング1からの反射光の進行方向を、ビームスプリッタ62で重ね合わせ、同一の光センサ59で受光した後、それぞれの変調周波数f1、f2の信号を用いて同期検波して、それぞれの信号を抽出し、それぞれの回転量を取得する。したがって、上記第2の実施形態のように、2つのビームプローブによる信号を検出するのに、光センサや検出装置を2つ備える必要がなくなる。この結果、装置全体を小型化、軽量化することができるとともに、その製造コストを引き下げることができる。
以上詳細に述べたように、本実施形態によれば、変調ミラー611において周波数f1の信号で変調されたビームL1と、変調ミラー612において、周波数f2の信号で変調されたビームL2とを、同一の光センサ59で受光し、光センサ59からの信号を、同一の検出装置161、162で、周波数f1の信号及び周波数f2の信号を用いてそれぞれ同期検波するので、回転体の回転量を2つの異なる位置で検出するのに、光センサや検出装置を2つ備える必要がなくなる。
なお、本実施形態においても、レーザダイオード531、532から発せられたレーザを、一方向に振動する変調ミラー611、612に反射させることによって発振させたが、本発明はこれには限られない。例えば、変調ミラー611、612は回転振動するようになっていてもよい。また、プリズムや平行平板などを用いて発振させるようにしてもよい。
また、図6の紙面内に図示されたロータリーエンコーダ102の各種光学系は、実際には、これらの光学系は、2つのビームの発振方向が、ディスク10の回転方向となるように3次元的に配置される。また、本発明は、図6に示される構成には限られず、異なる周波数で発振された複数(3つ以上)のビームの反射光が重ね合わされて、同一の光センサによって検出されるような構成であれば適宜変更が可能である。
なお、上記各実施形態では、ディスク10に照射するビームプローブの数を2つとしたが、これには限られず、3つ以上であってもよい。この場合には、ディスク10の回転方向に沿って、一定の間隔で設けるようにすればよい。例えば、ビームプローブの数を3つとする場合には120°間隔で配置すればよいし、4つとする場合には90°間隔で配置すればよい。ただし、このような均等配置を必ずしも行う必要はない。
なお、上記各実施形態では、ディスク10の偏心を補正しつつ、回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダについて説明したが、上記各実施形態のような検出点を複数個備えるロータリーエンコーダでは、ディスク10の偏心補正に限らず、例えばディスク10の変形に対する補正を行うことも可能である。
例えば、ディスク10が変形して、回転軸20の方向に起伏が生じその平面度が低下している場合には、その起伏に応じてグレーティング1上のパターンの粗密が観測されるようになり、それが検出誤差となって表れる可能性もある。このような検出誤差を生じさせないようにするためには、上記各実施形態のロータリーエンコーダのように、複数の検出点をディスク10上に有し、それらの検出点での検出結果を総合的に判断して、回転体の回転量を検出するようにすれば、その検出誤差を低減することができる。
例えば、ディスク10の起伏が無視できない4次成分を含んでいれば、ディスク10上の検出点を4つ以上として、それら4つの検出点における回転量の平均値を算出するようにすればよい。
なお、上記第3の実施形態においては、検出点を3つ以上とする場合には、それぞれの検出点において変調周波数を異なるものにする必要があるのは勿論である。
また、上記各実施形態では、ディスク10上のグレーティング1を反射型の回折格子としたが、これには限られず、透過型の回折格子としてもよい。この場合には、光センサ等の配置関係が適宜設計変更される。また、ディスク10のグレーティング1は、正弦波状でなくてもよい。要は、ディスク10は、その回転方向に配列されたパターンを有していればよい。
また、上記各実施形態では、ビームプローブを発振させるアクチュエータを、電歪素子や磁歪素子などとしたが、本発明は、アクチュエータの種類には限定されない。例えば、アクチュエータとしてボイスコイルモータを用いても良い。このアクチュエータは、変調に必要な周波数に応じて決定されるようになる。
また、上記各実施形態では、光ビーム(ビームプローブ)を発振させたロータリーエンコーダについて説明したが、本発明はこれに限らず、原子間力、トンネル電流、近接場光等の探針を用いたスキャン方式を採用したロータリーエンコーダにも用いることができるのは勿論である。これらの方式については、すでに、特表2000−511634号公報、米国特許第6,639,686号明細書などに開示されているので、詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本発明のロータリーエンコーダは、回転体の回転情報の検出に適している。
本発明の第1の実施形態に係るロータリーエンコーダの概略的な構成を示す図である。 プローブ部の構成の一例を示すブロック図である。 検出装置の一般的な構成を示すブロック図である。 図4(A)は、検出装置の演算周期と、ビームプローブの発振周期との関係を示すタイミングチャートであり、図4(B)は、2つのビームプローブの発振周期が整数倍の関係にある場合の検出装置の演算周期と、ビームプローブの発振周期との関係を示すタイミングチャートであり、図4(C)は、2つのビームプローブの振動に位相差があるときの検出装置の演算周期と、ビームプローブの発振周期との関係を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るロータリーエンコーダの概略的な構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るロータリ−エンコーダの概略的な構成を示す図である。
符号の説明
1…グレーティング、3…レーザダイオード、4…コリメータレンズ、6…ビームスプリッタ、7…対物レンズ、8…焦点レンズ、9…光センサ、10…スケールディスク、11…駆動装置、12…発振回路、141、142…プローブ部、16、161、162…検出装置、18…処理装置、20…回転軸、33…レーザダイオード、34…コリメータレンズ、361、362…ビームスプリッタ、371、372…対物レンズ、381、382…焦点レンズ、391、392…光センサ、40…アクチュエータ、41…振動ミラー、42…ビームスプリッタ、531、532…レーザダイオード、541、542…コリメータレンズ、561、562…ビームスプリッタ、571、572…対物レンズ、58…焦点レンズ、59…光センサ、601、602…アクチュエータ、611、612…変調ミラー、62…ビームスプリッタ、651、652…ヘッド、91…フィルタ、92…周波数シンセサイザ、931、932…乗算部、94…位相検出部、95…振幅検出部、96…距離同定部、100、101、102…ロータリーエンコーダ、L1、L2…ビーム。

Claims (7)

  1. 回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダであって、
    前記回転体上にその回転方向に配列されたパターンを有するスケールと;
    前記スケールに前記回転方向に第1の周期信号で振動させた光を照射して前記パターンを検出することで、前記第1の周期信号で変調された信号を出力する第1のプローブと;
    前記スケールに前記回転方向に第2の周期信号で振動させた光を前記回転方向に関して前記第1のプローブとは異なる位置で照射して前記パターンを検出することで、前記第2の周期信号で変調された信号を出力する第2のプローブと;
    前記第1のプローブ及び前記第2のプローブからの信号を、前記第1の周期信号の周期及び前記第2の周期信号の周期の少なくとも一方との比が2以上の整数比となるように設定された所定のサンプリング周期で同期検波する検波装置と;
    前記第1の周期信号と、前記第2の周期信号とを同期させる同期装置と;を備え、前記検波装置からの検波情報から前記回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダ。
  2. 前記同期装置は、
    前記第1の周期信号の周波数と前記第2の周期信号の周波数との比を整数比とすることを特徴とする請求項1に記載のロータリーエンコーダ。
  3. 前記同期装置は、
    前記第1の周期信号の周波数と前記第2の周期信号の周波数とを同一とし、位相差を0に保つことを特徴とする請求項2に記載のロータリーエンコーダ。
  4. 前記第1のプローブ及び前記第2のプローブは、前記スケールに照射する光を前記回転方向に振動させる振動素子をそれぞれ有しており、
    前記同期装置は、前記第1のプローブの振動素子を振動させるための駆動信号と、前記第2のプローブの振動素子を振動させるための駆動信号とを、同期させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータリーエンコーダ。
  5. 光源から射出された光を振動する振動素子と;
    前記振動素子を介した光を前記第1のプローブ及び前記第2のプローブに供給する供給系と;をさらに備え、
    前記第1のプローブは、前記供給系から供給される光の振動方向を、前記回転方向とした状態で、その光を前記スケールに照射し、
    前記第2のプローブは、前記供給系から供給される光の振動方向を、前記回転方向とした状態で、その光を前記スケールに照射することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータリーエンコーダ。
  6. 前記第1の周期信号と、前記第2の周期信号とは、同一のクロック信号に基づいて生成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のロータリーエンコーダ。
  7. 回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダであって、
    前記回転体上にその回転方向に配列されたパターンを有するスケールと;
    第1の光を、第1の周期信号に従って前記回転方向に振動させた状態で前記スケールに照射する第1のプローブと;
    前記第1の周期信号とは周波数が異なる第2の周期信号に従って第2の光を前記回転方向に振動させた状態で、前記スケール上の前記第1の光の照射位置とは異なる位置に照射する第2のプローブと;
    前記スケールからの前記第1の光及び前記第2の光を受光し、その受光結果に応じた信号を出力する受光装置と;
    該受光装置からの出力信号を、前記第1の周期信号の周期及び前記第2の周期信号の周期の少なくとも一方との比が2以上の整数比となるように設定された所定のサンプリング周期で同期検波する検波装置と;を備え、前記検波装置からの検波情報から前記回転体の回転情報を検出するロータリーエンコーダ。
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