JP5338360B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン及びモータを有する駆動源と、駆動源から駆動輪への動力伝達を断接するクラッチとを備え、モータのクランキングによってエンジン始動するハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
従来、エンジンのクランクシャフトと駆動輪につながるインプットシャフトとの間の動力伝達を断接するクラッチブレーキ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このクラッチブレーキ装置では、クランクシャフトに固定された油圧装置の本体からクラッチディスクを離脱させた後、インプットシャフトに装着されたブレーキディスクを固定部材に押圧し、クラッチディスクの連れ回りを防止してインプットシャフトの回転を停止させる。これにより、エンジン始動時に生じたトルクがクラッチブレーキ装置を介してインプットシャフトに入力し、車両が挙動することを防止している。
特開平5-71563号公報
しかしながら、従来のクラッチブレーキ装置では、インプットシャフトの回転を停止するためのブレーキディスクと、これを押圧する固定部材とが必要になり、コストの増大やクラッチブレーキ装置の大型化を招いてしまうという問題が生じていた。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、コストの増大や装置の大型化を伴うことなく、エンジン始動時に運転手の意図しない車両の挙動を防止することができるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、エンジンとモータを有する駆動源と駆動輪との間に、動力伝達を断接する第2クラッチを介装した駆動系と、モータによるクランキングでエンジン始動するエンジン始動制御手段とを有するハイブリッド車両の制御装置において、駆動系に供給される作動油温を検出する油温検出手段を備えている。さらに、エンジン始動制御手段は、フリクショントルク相当値を演算するフリクショントルク演算手段と、クランキング可能回転数を設定するクランキング回転数設定手段と、せん断トルク相当値を設定するせん断トルク演算手段と、を有している。そして、第2クラッチが開放状態であって、フリクショントルク相当値がせん断トルク相当値以上の時に、エンジンのクランキングを許可する。
よって、本発明のハイブリッド車両の制御装置にあっては、エンジン始動制御手段において、第2クラッチが開放状態であって、駆動系フリクショントルク相当値が第2クラッチせん断トルク相当値以上の時にエンジンのクランキングの許可がなされる。
これにより、例えば低温下において作動油粘度が高くなっている場合等に、エンジン始動時における第2クラッチせん断トルクが高くなっていても、駆動系フリクショントルクにより第2クラッチせん断トルクが駆動輪に伝達されず、エンジンのクランキングを行っても運転手の意図に反して車両が挙動することを防止できる。
この結果、コストの増大や装置の大型化を伴うことなく、エンジン始動時に運転手の意図しない車両の挙動を防止することができる。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置が適用された前輪駆動によるFFハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)を示す全体システム図である。 実施例1のハイブリッド車両の制御装置が適用されたFFハイブリッド車両のコントローラにて実行されるエンジン始動時演算処理を示す制御ブロック図である。 コントローラでの変速機フリクショントルク検出処理を行う際に用いられる変速機フリクショントルクマップである。 コントローラでの下流側フリクショントルク検出処理を行う際に用いられる下流側フリクショントルクマップである。 コントローラでの制動トルク検出処理を行う際に用いられる制動トルクマップである。 コントローラにおいて設定される第2クラッチせん断トルク特性を示すマップである。 実施例1のコントローラにて実行されるエンジン始動制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2のハイブリッド車両の制御装置が適用された前輪駆動によるFFハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)を示す全体システム図である。 実施例2のコントローラにて実行されるエンジン始動制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2のコントローラにおいて設定されるクランキング回転数特性を示すマップである。
以下、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1のハイブリッド車両の制御装置が適用されたFFハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)を示す全体システム図である。以下、図1に基づいて、駆動系および制御系の構成を説明する。
実施例1のFFハイブリッド車両の駆動系は、図1に示すように、エンジンEngと、第1クラッチCL1と、モータ/ジェネレータMGと、機械式オイルポンプO/Pと、第2クラッチCL2と、無段変速機CVTと、ファイナルギアFGと、ディファレンシャルDFと、左ホイールシャフトWSLと、右ホイールシャフトWSRと、左前輪FL(駆動輪)と、右前輪FR(駆動輪)と、を有する。
実施例1のFFハイブリッド車両の駆動系は、電気自動車走行モード(以下、「EVモード」という。)と、ハイブリッド車走行モード(以下、「HEVモード」という。)と、準電気自動車走行モード(以下、「準EVモード」という。)と、駆動トルクコントロール発進モード(以下、「WSCモード」という。)等の走行モードを有する。
前記「EVモード」は、第1クラッチCL1を開放状態とし、モータ/ジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。前記「HEVモード」は、第1クラッチCL1を締結状態とし、モータアシスト走行モード・走行発電モード・エンジン走行モードの何れかにより走行するモードである。前記「準EVモード」は、第1クラッチCL1が締結状態であるがエンジンEngをOFFとし、モータ/ジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。前記「WSCモード」は、「HEVモード」からのP,N→Dセレクト発進時、または、「EVモード」や「HEVモード」からのDレンジ発進時等において、モータ/ジェネレータMGを回転数制御させることで第2クラッチCL2のスリップ締結状態を維持し、第2クラッチCL2を経過するクラッチ伝達トルクが、車両状態やドライバー操作に応じて決まる要求駆動トルクとなるようにクラッチトルク容量をコントロールしながら発進するモードである。なお、「WSC」とは「Wet Start clutch」の略である。
前記エンジンEngは、希薄燃焼可能であり、スロットルアクチュエータによる吸入空気量とインジェクタによる燃料噴射量と、点火プラグによる点火時期の制御により、エンジントルクが指令値と一致するように制御される。
前記第1クラッチCL1は、エンジンEngとモータ/ジェネレータMGとの間の位置に介装される。この第1クラッチCL1としては、例えば、ダイアフラムスプリングによる付勢力にて常時締結(ノーマルクローズ)の乾式クラッチが用いられ、エンジンEng〜モータ/ジェネレータMG間の締結/半締結/開放を行なう。この第1クラッチCL1が完全締結状態ならモータトルク+エンジントルクが第2クラッチCL2へと伝達され、開放状態ならモータトルクのみが、第2クラッチCL2へと伝達される。なお、半締結/開放の制御は、油圧アクチュエータに対するストローク制御にて行われる。
前記モータ/ジェネレータMGは、交流同期モータ構造であり、発進時や走行時に駆動トルク制御や回転数制御を行うと共に、制動時や減速時に回生ブレーキ制御による車両運動エネルギーのバッテリー(図示せず)への回収を行なうものである。
前記第2クラッチCL2は、モータ/ジェネレータMGと無段変速機CVTとの間の位置に介装される。この第2クラッチCL2としては、ノーマルオープンの湿式多板クラッチが用いられ、クラッチ油圧(押付力)に応じて伝達トルク(クラッチトルク容量)が発生する。この第2クラッチCL2は、エンジンEngおよびモータ/ジェネレータMG(第1クラッチCL1が締結されている場合)から出力されたトルクを、無段変速機CVTおよびファイナルギアFGを介して左右前輪(左右駆動輪)FL,FRへと伝達する。
なお、第2クラッチCL2としては、図1に示すように、モータ/ジェネレータMGと無段変速機CVTの間の位置に設定する以外に、無段変速機CVTと左右前輪FL,FRの間の位置に設定しても良い。また、有段自動変速機であれば、その自動変速機内の動力経路途中にある摩擦締結要素を第2クラッチとしても良い。
前記無段変速機CVTは、一対のプーリと、両プーリ間に掛け渡されたプーリベルトと、を有するベルト式無段変速機である。一対のプーリのそれぞれのプーリ幅を変更し、プーリベルトを挟持する面の径を変更して変速比(プーリ比)を自在に制御する。
前記機械式オイルポンプO/Pは、前記モータ/ジェネレータMGの出力軸の回転駆動力により作動するポンプであり、例えば、ギアポンプやベーンポンプ等が用いられる。ここでは、モータ/ジェネレータMGの出力軸に取り付けられたポンプギアPGにチェーンChを介してポンプ入力ギアPGinが接続している。この機械式オイルポンプO/Pから供給される作動油によって第1クラッチCL1、第2クラッチCL2、無段変速機CVT等が動作する。なお、第2クラッチCL2及び無段変速機CVTには、同一の油圧システムOILから作動油が供給される。
また、この駆動系には、ブレーキペダルBPにより油圧調整され、左右前輪FL,FR(図1では左前輪のみに図示)に設けられたディスクブレーキDBを制御するフットブレーキ構造が設けられている。このフットブレーキ構造では、ブレーキペダルBPの踏力によりディスクブレーキDBに供給される油圧力を変化させる。
実施例1のFFハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、コントローラ1と、油圧調整回路2と、を備えている。また、実施例1のFFハイブリッド車両の制御系は、図示しないが、直流/交流の変換を行なってモータ/ジェネレータMGの駆動電流を生成する高電圧インバータ、モータ/ジェネレータMGからの回生エネルギーを、上記高電圧インバータを介して蓄積する高電圧バッテリ、車両全体の消費エネルギーを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担う統合コントローラ等、をも備えている。
前記コントローラ1は、エンジンEngのクランキング時に生じるトルクを管理し、車両が不測の挙動をすることを防止するための機能を担うものである。このコントローラ1には、モータ回転数センサ3からのモータ回転数情報と、作動油温センサ(油温検出手段)4からの作動油温情報と、外気温センサ5からの外気温情報と、エンジン吸気温センサ6からのエンジン吸気温情報と、エンジン水温センサ7からのエンジン水温情報と、ブレーキストロークセンサ8からのブレーキストローク情報と、ブレーキ踏力センサ9からのブレーキ踏力情報と、マスターシリンダ圧センサ10からのマスターシリンダ圧情報と、ホイルシリンダ圧センサ11からのホイルシリンダ圧情報と、エンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情報と、第2クラッチ油圧センサ13からの第2クラッチ油圧情報と、を入力し、油圧調整回路2に第1クラッチ油圧指令値及び第2クラッチ油圧指令値を出力し、モータ/ジェネレータMGへクランキングモータトルク指令値を出力する。
なお、作動油温センサ4によって検出される作動油情報は、第2クラッチCL2及び無段変速機CVTに作動油を供給する油圧システムOILにおける作動油温である。
前記油圧調整回路2は、機械式オイルポンプO/Pから高圧の作動油が供給されると共に、供給された作動油の圧力(オイルポンプ油圧)を元圧(ライン圧)とし、コントローラ1からの第1クラッチ油圧指令値に基づいて、第1クラッチCL1に適切な油圧と油量のオイルを供給する。また、第2クラッチ油圧指令値に基づいて、第2クラッチCL2に適切な油圧と油量のオイルを供給する。
図2は、実施例1のハイブリッド車両の制御装置が適用されたFFハイブリッド車両のコントローラにて実行されるエンジン始動時演算処理を示す制御ブロック図である。図3は、コントローラでの変速機フリクショントルク検出処理を行う際に用いられる変速機フリクショントルクマップである。図4は、コントローラでの下流側フリクショントルク検出処理を行う際に用いられる下流側フリクショントルクマップである。図5は、コントローラでの制動トルク検出処理を行う際に用いられる制動トルクマップである。図6は、コントローラにおいて設定される第2クラッチせん断トルク特性を示すマップである。以下、図2〜図6に基づき、実施例1のコントローラ1にて実行されるエンジン始動時演算処理を説明する。
前記コントローラ1は、図2に示すように、駆動系フリクショントルク算出部100と、クランキング上限回転数演算部200と、クランキング可能回転数設定部300と、クランキング可否判定部400と、クランキング回転数F/B制御部500と、エンジン初爆判定部600と、を有する。
前記駆動系フリクショントルク算出部100では、以下の演算を実行して駆動系フリクショントルクTFRを出力する。出力された駆動系フリクショントルクTFRは、クランキング上限回転数演算部200に入力する。
(1)変速機フリクショントルクTFRT検出
・変速機フリクショントルクTFRTは無段変速機CVTに生じているフリクショントルクであり、無段変速機CVTに供給される作動油温と相関関係を有している。この相関を予め計測し、図3に示すマップとしてコントローラ1に記憶しておく。
・作動油温情報(TOIL)及び図3に示すマップに基づいて、変速機フリクショントルクTFRTを検出する。
(2)下流側フリクショントルクTFRD
・外気温情報又はエンジン吸気温情報のどちらか一方と、エンジン水温情報のうち、検出値が最大のものを選択し、選択された温度を駆動系みなし温度に設定する。通常、エンジン冷却水の比熱は金属の比熱よりも大きいため、外気温によって冷却される場合には、「エンジン水温>駆動系温度>外気温(エンジン吸気温)」になるので、エンジン水温を駆動系みなし温度に設定する。一方、気温が上昇する場合には、「外気温(エンジン吸気温)>駆動系温度>エンジン水温」になるので、外気温を駆動系みなし温度に設定する。
・下流側フリクショントルクTFRDは、無段変速機CVTの下流側に生じているフリクショントルク、すなわちファイナルギアFGや左右ホイールシャフトWSL,WSR、タイヤハブ(図示せず)等に生じている摩擦抵抗トルクであり、駆動系みなし温度と相関関係を有している。この相関を予め計測し、図4に示すマップとしてコントローラ1に記憶しておく。
・駆動系みなし温度(TD)及び図4に示すマップに基づいて、下流側フリクショントルクTFRDを検出する。
(3) 制動トルクTBRK
・ブレーキストローク情報、ブレーキ踏力情報、マスターシリンダ圧情報、ホイルシリンダ圧情報のいずれか一つから、ブレーキ液圧を算出する。なお、ブレーキ液圧はいずれの情報からも算出することができるが、複数の情報から算出しても良い。
・制動トルクTBRKは、フットブレーキ構造により車両に作用する制動トルクであり、ブレーキ液圧と相関関係を有している。この相関を予め計測し、図5に示すマップとしてコントローラ1に記憶しておく。
・ブレーキ液圧(PBLK)及び図5に示すマップに基づいて、制動トルクTBRKを検出する。
(4)駆動系フリクショントルクTFR
・駆動系フリクショントルクTFRは、上記変速機フリクショントルクTFRT、下流側フリクショントルクTFRD、制動トルクTBRKの和となるため、下記の式(1)に基づいて算出する。
FR=TFRT+TFRD+TBRK ・・・(1)
前記クランキング上限回転数演算部200では、以下の演算を実行してフリクショントルク相当値を出力する。出力されたフリクショントルク相当値は、クランキング可否判定部400及びクランキング回転数F/B制御部500に入力する。
・第2クラッチせん断トルク特性を設定する。ここで、第2クラッチせん断トルクとは、第2クラッチCL2に供給された作動油のせん断力によって第2クラッチCL2を経過して伝達されるトルクである。この第2クラッチせん断トルクは、モータ回転数である第2クラッチ差回転及び第2クラッチCL2に供給される作動油温と相関がある。この相関を予め計測し、図6に示すマップとしてコントローラ1に記憶しておく。なお、作動油温が高ければ図中破線で示す特性になり、作動油温が低ければ図中実線で示す特性になる。以下、実線に基づいて説明する。
・駆動系フリクショントルクTFRと同じ大きさの第2クラッチせん断トルクが入力した場合のモータ回転数(=第2クラッチ差回転)を、第2クラッチせん断トルク特性(図6)に基づいて検出する。
・検出されたモータ回転数は、エンジンEngをクランキングする際に上限となる回転数、すなわちクランキング上限回転数NMAXとなる。
・このクランキング上限回転数NMAXと第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、駆動系フリクショントルクTFRを設定できるため、このクランキング上限回転数NMAXがフリクショントルク相当値になる。
前記クランキング可能回転数設定部300は、以下の演算を実行してクランキング可能回転数を設定すると共に、せん断トルク相当値を出力する。出力されたせん断トルク相当値は、クランキング可否判定部400に入力する。
・エンジン特性(例えばバルブタイミング状態等)から一義的に決まるエンジンEngを始動するために必要な最低回転数、すなわちクランキング可能回転数Nを設定する。
・このクランキング可能回転数Nと第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、クランキング可能回転数Nでモータ/ジェネレータMGを回転させた場合の第2クラッチせん断トルクを設定できるため、このクランキング可能回転数Nがせん断トルク相当値となる。
前記クランキング可否判定部400では、以下の演算を実行してクランキングの可否を判定し、可否判定フラグを出力する。出力された可否判定フラグは、クランキング回転数F/B制御部500に入力する。
・フリクショントルク相当値であるクランキング上限回転数NMAXと、せん断トルク相当値であるクランキング可能回転数Nとの大きさを比較する。
・クランキング上限回転数NMAX≧クランキング可能回転数Nのときには、クランキングを許可する可否判定フラグを出力する。
・クランキング上限回転数NMAX<クランキング可能回転数Nのときには、クランキングを不可にする可否判定フラグを出力する。
前記クランキング回転数F/B制御部500は、以下の演算を実行してクランキングモータトルクと、第1クラッチ油圧指令値を出力する。
・モータ回転数情報から、現在のモータ回転数をクランキング可能回転数Nにするために必要なクランキング回転数指令値を算出する。
・クランキング回転数指令値に基づいて、クランキングモータトルクを演算して出力する。
・第1クラッチCL1の締結に必要な油圧を算出し、第1クラッチ油圧指令値を演算して出力する。
前記エンジン初爆判定部600は、エンジン回転数情報からエンジンEngが初爆したか否かを判定し、エンジン初爆フラグを出力する。なお、初爆の判定は、エンジン回転数が予め設定したエンジン初爆回転数に達したか否かにより判定する。
さらに、このコントローラ1は、第2クラッチCL2の開放指令つまり無段変速機CVTのニュートラル制御の実行指令が入力した時に、第2クラッチCL2の開放に必要な油圧を算出し、第2クラッチ油圧指令値を演算して出力する。
図7は、実施例1のコントローラにて実行されるエンジン始動制御処理(エンジン始動制御手段)の流れを示すフローチャートである。以下、図7に示すフローチャートの各ステップについて説明する。
ステップS1では、第2クラッチCL2が開放しているか否かを判断し、YES(開放)の場合にはステップS2へ進み、NO(締結又は半締結)の場合にはステップS1を繰り返す。なお、第2クラッチCL2の開放は、第2クラッチ油圧に基づいて判断する。
ステップS2では、ステップS1での第2クラッチCL2開放との判断に続き、作動油温と図3に示すマップとから変速機フリクショントルクTFRTを検出し、ステップS3へ進む。
ステップS3では、外気温又はエンジン吸気温のどちらか一方と、エンジン水温とのうち最大値を選択し、駆動系みなし温度TDを設定してステップS4へ進む。
ステップS4では、ステップS3で設定した駆動系みなし温度TDと図4に示すマップとから下流側フリクショントルクTFRDを検出し、ステップS5へ進む。
ステップS5では、ブレーキストローク、ブレーキ踏力、マスターシリンダ圧、ホイルシリンダ圧のいずれか一つから、ブレーキ液圧PBLKを算出し、算出したブレーキ液圧と図5に示すマップとから制動トルクを検出してステップS6へ進む。
ステップS6では、変速機フリクショントルクTFRTと、下流側フリクショントルクTFRDと、制動トルクTBRKとを合計し、駆動系フリクショントルクTFRを算出してステップS7へ進む。
ステップS7では、ステップS6で算出した駆動系フリクショントルクTFRと、図6に示す第2クラッチせん断トルク特性とから、クランキング上限回転数NMAXを設定してステップS8へ進む。ここで、このクランキング上限回転数NMAXと第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、駆動系フリクショントルクTFRを設定できるため、このクランキング上限回転数NMAXがフリクショントルク相当値になる。
ステップS8では、エンジン特性から一義的に決まるクランキング可能回転数Nを設定し、ステップS9へ進む。ここで、このクランキング可能回転数Nと第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、クランキング可能回転数Nでモータ/ジェネレータMGを回転させた場合の第2クラッチせん断トルクを設定できるため、このクランキング可能回転数Nがせん断トルク相当値となる。
ステップS9では、ステップS7で設定したクランキング上限回転数NMAXがステップS8で設定したクランキング可能回転数N以上であるか否かを判断し、すなわち、フリクショントルク相当値がせん断トルク相当値以上であるか否かを判断し、YES(フリクショントルク大)の場合はステップS10へ進み、NO(フリクショントルク小)の場合はステップS11へ進む。
ステップS10では、ステップS9でのフリクショントルク相当値がせん断トルク相当値以上との判断に続き、クランキングを許可する可否判定フラグを出力し、ステップS12へ進む。
ステップS11では、ステップS9でのフリクショントルク相当値がせん断トルク相当値よりも小さいとの判断に続き、クランキングを不可にする可否判定フラグを出力し、ステップS19へ進む。
ステップS12では、変速機フリクショントルクTFRT、下流側フリクショントルクTFRD、制動トルクTBRKのそれぞれを再検出し、再検出した値を合計することで駆動系フリクショントルクTFRを再算出してステップS13へ進む。
ステップS13では、ステップS12で再算出した駆動系フリクショントルクTFRと、図6に示す第2クラッチせん断トルク特性とから、クランキング上限回転数NMAXを再設定してステップS14へ進む。
ステップS14では、ステップS13で再設定したクランキング上限回転数NMAXがステップS8で設定したクランキング可能回転数N以上であるか否かを判断し、すなわち、再設定したフリクショントルク相当値がせん断トルク相当値以上であるか否かを判断し、YES(フリクショントルク大)の場合はステップS16へ進み、NO(フリクショントルク小)の場合はステップS15へ進む。
ステップS15では、ステップS14での再設定したフリクショントルク相当値がせん断トルク相当値よりも小さいとの判断に続き、ステップS10において出力したクランキングを許可する可否判定フラグを、クランキングを不可にする可否判定フラグへと変更する。すなわち、クランキングを中止してステップS19へ進む。
ステップS16では、現在のモータ回転数をクランキング可能回転数Nにするために必要なクランキング回転数指令値を算出するクランキング回転数F/B制御を実行し、ステップS17へ進む。
ステップS17では、ステップS16で算出したクランキング回転数指令値に基づいて、クランキングモータトルクを演算してモータ/ジェネレータMGへ出力し、ステップS18へ進む。これにより、モータ/ジェネレータMGの回転数がクランキング可能回転数Nに制御される。
ステップS18では、第1クラッチCL1の締結に必要な油圧を算出し、第1クラッチ油圧指令値を演算して油圧調整回路2へ出力し、ステップS19へ進む。これにより、第1クラッチCL1が締結する。
ステップS19では、エンジン回転数からエンジンEngが初爆したか否かを判断し、YES(エンジン初爆)の場合はエンジン初爆フラグを出力してエンドへ進み、NO(エンジン未初爆)の場合はステップS2へ戻る。
なお、ステップS2〜ステップS6は、第2クラッチCL2の下流側に生じる駆動系フリクショントルクTFRに相当するフリクショントルク相当値を演算するフリクショントルク演算手段に相当する。また、ステップS7は、エンジンEngの始動に必要な最低回転数であるクランキング可能回転数Nを設定するクランキング回転数設定手段、及び、クランキング可能回転数Nでモータ/ジェネレータMGを回転させた場合に第2クラッチCL2を経過するせん断トルクに相当するせん断トルク相当値を、作動油温に基づいて演算するせん断トルク演算手段に相当する。
次に、作用を説明する。
実施例1のFFハイブリッド車両の制御装置におけるエンジン始動制御作用を説明する。
[エンジン始動制御作用]
図1に示すFFハイブリッド車両においてエンジン始動するには、まず、第2クラッチCL2が開放しているか否か、つまり無段変速機CVTがニュートラル制御中か否かを判断し(ステップS1)、第2クラッチCL2が開放している場合には、ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6へと進んで駆動系フリクショントルクTFRを算出し、算出した駆動系フリクショントルクTFRからクランキング上限回転数NMAX(フリクショントルク相当値)を設定する(ステップS7)。
そして、ステップS8へと進んで、エンジン特性から一義的に決まるエンジンEngの始動に必要な最低回転数であるクランキング可能回転数N(せん断トルク相当値)を設定し、ステップS9へ進んでクランキング上限回転数NMAXとクランキング可能回転数Nとを比較する。ここで、クランキング上限回転数NMAXがクランキング可能回転数N以上であれば、駆動系フリクショントルクが第2クラッチCL2を経過するせん断トルクよりも大きいと判断でき、ステップS10へ進んでクランキングを許可する。
これにより、例えば、低温下において作動油温が低くて作動油の粘度が高くなっている場合等に、エンジン始動時における第2クラッチCL2のせん断トルクが高くなっていても、駆動系フリクショントルクTFRによりせん断トルクが駆動輪(左右前輪)FL,FRに伝達されない。つまり、駆動系フリクショントルクTFRが第2クラッチCL2に入力するトルクに打ち勝つことができる。そのため、第2クラッチCL2のドリブン側が回転しないようにするブレーキ装置等を設けなくても、第2クラッチCL2のせん断トルクの伝達を防止できる。この結果、コストの増大や装置の大型化を伴うことなく、エンジン始動時に運転手の意図しない車両の挙動を防止することができる。
また、この実施例1のハイブリッド車両の制御装置では、クランキングの許可を行った後、ステップS12→ステップS13→ステップS14へと進み、再設定したクランキング上限回転数NMAXがクランキング可能回転数N以上であるか否かを判断する。そして、ブレーキ解除操作(ブレーキペダルBPの足離し)等によりクランキング上限回転数NMAXがクランキング可能回転数Nよりも小さくなっていれば、ステップS15へと進み、速やかにクランキングを中止する。
これにより、運転手の操作等により、クランキング許可後に駆動系フリクショントルクTFRが変化した場合であっても、運転手の意図に反して車両が挙動することを防止できる。
さらに、この実施例1のハイブリッド車両の制御装置では、駆動系フリクショントルクTFRは、変速機フリクショントルクTFRTと、下流側フリクショントルクTFRDと、制動トルクTBRKとの和として算出される。そのため、駆動系フリクショントルクTFRの値が大きくなり、車両の挙動を抑制しつつ、エンジン始動ができる機会を増加することができる。
ここで、下流側フリクショントルクTFRDは、エンジン水温、外気温、エンジン吸気温の少なくとも一つに基づいて設定される駆動系みなし温度に基づいて設定される。これにより、下流側フリクショントルクTFRDを簡易的に設定することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のハイブリッド車両の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) エンジンEngとモータ(モータ/ジェネレータ)MGを有する駆動源と駆動輪(左右前輪)FL,FRとの間に、動力伝達を断接する第2クラッチCL2を介装した駆動系と、前記モータMGによるクランキングでエンジン始動するエンジン始動制御手段(図7)とを有するハイブリッド車両の制御装置において、前記駆動系に供給される作動油温を検出する油温検出手段(作動油温センサ)4を備え、前記エンジン始動制御手段(図7)は、前記第2クラッチCL2の下流側に生じる駆動系フリクショントルクTFRに相当するフリクショントルク相当値(クランキング上限回転数NMAX)を演算するフリクショントルク演算手段(ステップS2〜ステップS6)と、前記エンジンEngの始動に必要な最低回転数であるクランキング可能回転数Nを設定するクランキング回転数設定手段(ステップS7)と、前記クランキング可能回転数Nで前記モータMGを回転させた場合に前記第2クラッチCL2を経過するせん断トルクに相当するせん断トルク相当値(クランキング可能回転数N)を、前記作動油温に基づいて演算するせん断トルク演算手段(ステップS7)と、を有し、前記第2クラッチCL2が開放状態であって、前記フリクショントルク相当値(クランキング上限回転数NMAX)が前記せん断トルク相当値(クランキング可能回転数N)以上の時に、前記エンジンEngのクランキングを許可する構成とした。このため、コストの増大や装置の大型化を伴うことなく、エンジン始動時に運転手の意図しない車両の挙動を防止することができる。
(2) 前記第2クラッチCL2と前記駆動輪FL,FRとの間に変速機(無段変速機)CVTを配置し、前記フリクショントルク演算手段(ステップS1〜ステップS6)は、前記作動油温に基づいて検出した変速機フリクショントルクTFRTと、フットブレーキの操作により生じた制動トルクTBRKと、前記変速機CVTの下流側に生じた下流側フリクショントルクTFRDとの和を、前記駆動系フリクショントルクTFRとする構成とした。このため、駆動系フリクショントルクTFRの値が大きくなり、車両の挙動を抑制しつつ、エンジン始動ができる機会を増加することができる。
(3) 前記フリクショントルク演算手段(ステップS1〜ステップS6)は、エンジン水温、外気温、エンジン吸気温の少なくとも一つに基づいて駆動系みなし温度を設定し、この駆動系みなし温度に基づいて前記下流側フリクショントルクTFRDを設定する構成とした。このため、下流側フリクショントルクTFRDを簡易的に設定することができる。
(4) 前記エンジン始動制御手段(図7)は、前記エンジンEngのクランキングを許可した後に、前記フリクショントルク相当値が前記せん断トルク相当値未満になったら、前記エンジンEngのクランキングを中止する構成とした。このため、運転手の操作等により、クランキング許可後に駆動系フリクショントルクTFRが変化した場合であっても、運転手の意図に反して車両が挙動することを防止できる。
実施例2は、バルブタイミング角度を進角させることでクランキング可能回転数を調整可能にした例である。
まず、構成を説明する。
図8は、実施例2のハイブリッド車両の制御装置が適用された前輪駆動によるFFハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)を示す全体システム図である。
図8に示すハイブリッド車両では、コントローラ1に、モータ回転数センサ3からのモータ回転数情報と、作動油温センサ(油温検出手段)4からの作動油温情報と、外気温センサ5からの外気温情報と、エンジン吸気温センサ6からのエンジン吸気温情報と、エンジン水温センサ7からのエンジン水温情報と、ブレーキストロークセンサ8からのブレーキストローク情報と、ブレーキ踏力センサ9からのブレーキ踏力情報と、マスターシリンダ圧センサ10からのマスターシリンダ圧情報と、ホイルシリンダ圧センサ11からのホイルシリンダ圧情報と、エンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情報と、第2クラッチ油圧センサ13からの第2クラッチ油圧情報と、VTC角度センサ14からのVTC角度(バルブタイミング角度)情報と、を入力し、油圧調整回路2に第1クラッチ油圧指令値及び第2クラッチ油圧指令値を出力し、モータ/ジェネレータMGへクランキングモータトルク指令値を出力し、エンジンEngのVTC角度調整部にVTC進角指令値を出力する。
ここで、バルブタイミング角度(VTC角度)とは、エンジンEngの吸気バルブの作動中心角の大きさ、又は、吸気バルブの最大リフト量である。VTC角度センサ14は、上記作動中心角又は最大リフト量を検知してVTC角度情報として出力する。また、VTC進角指令値とは、バルブタイミングの進角側への移動量(位相ずれ量)を指示する指令値である。
他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
図9は、実施例2のコントローラにて実行されるエンジン始動制御処理(エンジン始動制御手段)の流れを示すフローチャートである。図10は、バルブタイミング角度とエンジン始動可能回転数との関係を示すマップである。以下、図9に示すフローチャートの各ステップについて説明する。
ステップS20では、第2クラッチCL2が開放しているか否かを判断し、YES(開放)の場合にはステップS21へ進み、NO(締結又は半締結)の場合にはステップS20を繰り返す。なお、第2クラッチCL2の開放は、第2クラッチ油圧に基づいて判断する。
ステップS21では、ステップS20での第2クラッチCL2開放との判断に続き、駆動系フリクショントルクTFRを算出してステップS22へ進む。なお、駆動系フリクショントルクの算出手順は実施例1と同様である。
ステップS22では、ステップS21で算出した駆動系フリクショントルクTFRと、図6に示す第2クラッチせん断トルク特性とから、クランキング上限回転数NMAXを設定してステップS23へ進む。ここで、このクランキング上限回転数NMAXと第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、駆動系フリクショントルクTFRを設定できるため、このクランキング上限回転数NMAXがフリクショントルク相当値になる。
ステップS23では、現在のVTC角度情報、すなわちエンジンEng停止時のバルブタイミング角度A1VTCと、図10に示すマップとから第1のクランキング可能回転数N1を設定し、ステップS24へ進む。
ここで、バルブタイミング角度とエンジン始動可能回転数とは相関関係を有しており、この相関を予め計測し、図10に示すマップとしてコントローラ1に記憶しておく。
なお、このステップS23が、エンジン停止時のバルブタイミング角度A1VTCに基づいて、第1のクランキング可能回転数N1を設定する第1回転数設定部に相当する。また、この第1のクランキング可能回転数N1と第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、第1のクランキング可能回転数N1でモータ/ジェネレータMGを回転させた場合の第2クラッチCL2を経過するせん断トルクを設定できるため、この第1のクランキング可能回転数N1が第1のせん断トルク相当値になる。
ステップS24では、ステップS23で設定した第1のクランキング可能回転数N1がステップS22で設定したクランキング上限回転数NMAXよりも大きいか否かを判断、すなわち、第1のせん断トルク相当値がフリクショントルク相当値よりも大きいか否かを判断し、YES(せん断トルク大)の場合はステップS25へ進み、NO(せん断トルク小)の場合はステップS31へ進む。
ステップS25では、ステップS24での第1のせん断トルク相当値がフリクショントルク相当値よりも大きいとの判断に続き、バルブタイミング角度を最進角AMINにしたときの第2のクランキング可能回転数N2を図10に示すマップから設定し、ステップS26へ進む。なお、このステップS25は、第2回転数設定部に相当する。また、この第2のクランキング可能回転数N2と第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、第2のクランキング可能回転数N2でモータ/ジェネレータMGを回転させた場合の第2クラッチCL2を経過するせん断トルクを設定できるため、この第2のクランキング可能回転数N2が第2のせん断トルク相当値になる。
ステップS26では、ステップS25で設定した第2のクランキング可能回転数N2がステップS22で設定したクランキング上限回転数NMAX以下であるか否かを判断、すなわち、第2のせん断トルク相当値がフリクショントルク相当値以下である否かを判断し、YES(せん断トルク小)の場合はステップS28へ進み、NO(せん断トルク大)の場合はステップS27へ進む。
ステップS27では、ステップS26でのせん断トルク相当値がフリクショントルク相当値より大きいとの判断に続き、クランキングを不可にする可否判定フラグを出力し、ステップS21へ戻る。
ステップS28では、ステップS26でのせん断トルク相当値がフリクショントルク相当値以下との判断に続き、エンジンEng停止時のバルブタイミング角度A1VTCを進角方向に移行させ、ステップS29へ進む。ここで、バルブタイミング角度A1VTCの進角方向への移行は、予め定めた設定角度分移行させる、いわゆるランプ制御により行われる。なお、このステップS28は、エンジン停止時のバルブタイミング角度を進角させる角度設定部に相当する。
ステップS29では、ステップS28において進角方向に移行されたバルブタイミング角度AVTCと、図10に示すマップとから第3のクランキング可能回転数N3を設定し、ステップS30へ進む。なお、このステップS29は、第3のクランキング可能回転数N3を設定する第3回転数設定部に相当する。そして、ステップS23〜ステップS29はクランキング回転数設定部に相当する。さらに、この第3のクランキング可能回転数N3と第2クラッチせん断トルク特性(図6)とから、第3のクランキング可能回転数N3でモータ/ジェネレータMGを回転させた場合の第2クラッチCL2を経過するせん断トルクを設定できるため、この第3のクランキング可能回転数N3がせん断トルク相当値になり、ステップS29は、せん断トルク演算手段に相当する。
ステップS30では、ステップS29で設定した第3のクランキング可能回転数N3がステップS22で設定したクランキング上限回転数NMAX以下であるか否かを判断、すなわち、せん断トルク相当値がフリクショントルク相当値以下である否かを判断し、YES(せん断トルク小)の場合はステップS31へ進み、NO(せん断トルク大)の場合はステップS28へ戻る。
ステップS31では、ステップS30でのせん断トルク相当値がフリクショントルク相当値以下との判断に続き、クランキングを許可する可否判定フラグを出力し、ステップS32へ進む。
ステップS32では、現在のモータ回転数をせん断クラッチ相当値である第3のクランキング可能回転数N3に設定するために必要なクランキング回転数指令値を出力し、ステップS33へ進む。これにより、モータ/ジェネレータMGの回転数が第3のクランキング可能回転数N3に制御される。
ステップS33では、第1クラッチCL1の締結に必要な油圧を算出し、第1クラッチ油圧指令値を演算して油圧調整回路2へ出力し、ステップS34へ進む。これにより、第1クラッチCL1が締結する。
ステップS34では、エンジン回転数からエンジンEngが初爆したか否かを判断し、YES(エンジン初爆)の場合はステップS35へ進み、NO(エンジン未初爆)の場合はステップS21へ戻る。
ステップS35では、エンジン回転数からエンジンEngが完爆したか否かを判断し、YES(エンジン完爆)の場合はステップS36へ進み、NO(エンジン未完爆)の場合はステップS21へ戻る。
ステップS36では、現在のモータ回転数を、せん断トルク相当値を演算する際に使用したクランキング可能回転数である第3のクランキング可能回転数N3に維持するために必要なクランキング回転数指令値を出力し、ステップS37へ進む。これにより、モータ/ジェネレータMGの回転数が第3のクランキング可能回転数N3に維持される。
ステップS37では、第1クラッチCL1の開放に必要な油圧を算出し、第1クラッチ油圧指令値を演算して油圧調整回路2へ出力し、エンドへ進む。これにより、第1クラッチCL1が開放する。
次に、作用を説明する。
実施例2のFFハイブリッド車両の制御装置におけるエンジン始動制御作用を説明する。
[エンジン始動制御作用]
図8に示すFFハイブリッド車両においてエンジン始動するには、まず、第2クラッチCL2が開放しているか否か、つまり無段変速機CVTがニュートラル制御中か否かを判断し(ステップS20)、第2クラッチCL2が開放している場合には、ステップS21→ステップS22へと進んで算出した駆動系フリクショントルクTFRからクランキング上限回転数NMAX(フリクショントルク相当値)を設定する。
そして、ステップS23へと進んで、エンジン停止時のバルブタイミング角度A1VTCに基づいて、エンジンEngの始動に必要な最低回転数である第1のクランキング可能回転数N1(第1のせん断トルク相当値)を設定する。そして、ステップS24へ進んでクランキング上限回転数NMAXと第1のクランキング可能回転数N1とを比較、すなわちフリクショントルク相当値と第1のせん断トルク相当値とを比較する。
ここで、第1のクランキング可能回転数N1が、クランキング上限回転数NMAXよりも大きければ、ステップS25へ進み、バルブタイミング角度を最進角AMINにしたときの第2のクランキング可能回転数N2(第2のせん断トルク相当値)を設定する。そして、ステップS26へ進んでクランキング上限回転数NMAXと第2のクランキング可能回転数N2とを比較、すなわちフリクショントルク相当値と第2のせん断トルク相当値とを比較する。
ここで、第2のクランキング可能回転数N2が、クランキング上限回転数NMAX以下であれば、ステップS28へ進み、現在のバルブタイミング角度A1VTCを進角側に移行させる。そして、ステップS29へ進んで進角方向へ移行されたバルブタイミング角度AVTCに基づいて、第3のクランキング可能回転数N3(せん断トルク相当値)を設定する。
さらに、ステップS30へ進んで、クランキング上限回転数NMAXと第3のクランキング可能回転数N3とを比較、すなわちフリクショントルク相当値とせん断トルク相当値とを比較する。ここで、クランキング上限回転数NMAXが第3のクランキング可能回転数N3以下であれば、駆動系フリクショントルクが第2クラッチCL2を経過するせん断トルクよりも大きいと判断でき、ステップS31へ進んでクランキングを許可する。
これにより、エンジンEng停止時のバルブタイミング角度A1VTCにおけるクランキング可能回転数(第1のクランキング可能回転数N1)がクランキング上限回転数NMAXよりも大きくてクランキングを許可することができない場合に、バルブタイミング角度A1VTCを進角させることでクランキング可能回転数を低くし、エンジンEngを始動できる機会を増加することができる。
また、この実施例2のハイブリッド車両の制御装置では、エンジンEngの完爆後、ステップS36へ進み、モータ/ジェネレータMGの回転数を、せん断トルク相当値を演算する際に使用したクランキング可能回転数である第3のクランキング可能回転数N3に維持する。このため、エンジン始動後においても、車両への動力伝達を抑制して車両が不測の挙動をすることを防止できる。
さらに、この実施例2のハイブリッド車両の制御装置では、ステップS36においてモータ/ジェネレータMGの回転数を第3のクランキング可能回転数N3に維持した後、ステップS37へ進み、第1クラッチCL1を開放する。このため、エンジン始動後に車両の挙動を防止すると共に、エンジン回転数を暖機に適した回転数にすることができる。
次に、効果を説明する。
実施例2のハイブリッド車両の制御装置にあっては、実施例1の(1)〜(4)の効果に加え、下記に列挙する効果を得ることができる。
(5) 前記クランキング回転数設定手段(ステップS23〜ステップS29)は、前記エンジンEng停止時のバルブタイミング角度A1VTCに基づいて、第1のクランキング可能回転数N1を設定する第1回転数設定部(ステップS23)と、前記第1のクランキング可能回転数N1で前記モータMGを回転させた場合に前記第2クラッチCL2を経過するせん断トルクに相当する第1のせん断トルク相当値が、前記フリクショントルク相当値よりも大きいときに、バルブタイミング角度を最進角AMINにしたときの第2のクランキング可能回転数N2を設定する第2回転数設定部(ステップS25)と、前記第2のクランキング可能回転数N2で前記モータMGを回転させた場合に前記第2クラッチCL2を経過するせん断トルクに相当する第2のせん断トルク相当値が、前記フリクショントルク相当値以下のときに、前記エンジンEng停止時のバルブタイミング角度A1VTCを進角させる角度設定部(ステップS28)と、該角度設定部(ステップS28)により進角させたバルブタイミング角度AVTCに基づいて、第3のクランキング可能回転数N3を設定する第3回転数設定部(ステップS29)と、を有し、前記せん断トルク演算手段(ステップS29)は、前記第3のクランキング可能回転数N3を、前記クランキング可能回転数としてせん断トルク相当値を演算する構成とした。このため、エンジンEng停止時のバルブタイミング角度A1VTCにおけるクランキング可能回転数N1がクランキング上限回転数NMAXよりも大きくてクランキングを許可することができなくても、バルブタイミング角度A1VTCを進角させることでクランキング可能回転数を低くし、エンジンEngを始動できる機会を増加することができる。
(6) 前記エンジン始動制御手段(図8)は、前記エンジンEngの完爆後、前記モータMGの回転数を、前記せん断トルク相当値を演算する際に使用したクランキング可能回転数(第3クランキング可能回転数N3)に維持する構成とした。このため、エンジン始動後においても、車両への動力伝達を抑制して車両が不測の挙動をすることを防止できる。
(7) 前記エンジンEngと前記モータMGとの動力伝達を断接する第1クラッチCL1を備え、前記エンジン始動制御手段(図8)は、前記エンジンEngの完爆後、前記モータMGの回転数を、前記せん断トルク相当値を演算する際に使用したクランキング可能回転数(第3クランキング可能回転数N3)に維持すると共に、前記第1クラッチCL1を開放する構成とした。このため、エンジン始動後に車両の挙動を防止すると共に、エンジン回転数を暖機に適した回転数にすることができる。
以上、本発明のハイブリッド車両の制御装置を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1及び実施例2では、駆動系フリクショントルクTFRは、変速機フリクショントルクTFRT、下流側フリクショントルクTFRD、制動トルクTBRKの和となっているが、最も影響が大きいと思われる変速機フリクショントルクTFRTのみであっても良い。この場合、駆動系フリクショントルクTFRの算出を簡易化できる。
また、駆動系フリクショントルクTFRは、変速機フリクショントルクTFRTと制動トルクTBRKとの和であっても良い。この場合には、変速機フリクショントルクTFRTが小さくても、運転手が十分にブレーキペダルを踏んでいれば駆動系フリクショントルクTFRの値を大きく算出することができ、車両の挙動を防止しつつエンジン始動ができる機会を増やすことができる。
さらに、実施例1及び実施例2では、第2クラッチCL2の下流側に無段変速機CVTを配置した例を示したが、有段の自動変速機であっても良いし、手動変速機であっても良い。
そして、実施例1及び実施例2では、モータとして発電をも行うことができるモータ/ジェネレータMGとしたが、発電機(ジェネレータ)と電動機(モータ)とを別々に搭載してもよい。
実施例1及び実施例2では、本発明のハイブリッド車両の制御装置を、FFハイブリッド車両用に適用する例を示したが、FRハイブリッド車両や四輪駆動ハイブリッド車両に適用することもできる。要するに、エンジンとモータを有する駆動源と駆動輪との間に、変速機と第2クラッチを介装した駆動系を有し、モータによるクランキングでエンジン始動するハイブリッド車両であれば適用することができる。
Eng エンジン
MG モータ/ジェネレータ(モータ)
CL1 第1クラッチ
CL2 第2クラッチ
CVT 無段変速機
FL 左前輪(駆動輪)
FR 右前輪(駆動輪)

Claims (9)

  1. エンジンとモータを有する駆動源と駆動輪との間に、動力伝達を断接する第2クラッチを介装した駆動系と、前記モータによるクランキングでエンジン始動するエンジン始動制御手段とを有するハイブリッド車両の制御装置において、
    前記駆動系に供給される作動油温を検出する油温検出手段を備え、
    前記エンジン始動制御手段は、前記第2クラッチの下流側に生じる駆動系フリクショントルクに相当するフリクショントルク相当値を演算するフリクショントルク演算手段と、
    前記エンジンの始動に必要な最低回転数であるクランキング可能回転数を設定するクランキング回転数設定手段と、
    前記クランキング可能回転数で前記モータを回転させた場合に前記第2クラッチを経過するせん断トルクに相当するせん断トルク相当値を、前記作動油温に基づいて演算するせん断トルク演算手段と、
    前記第2クラッチが開放状態であって、前記フリクショントルク相当値が前記せん断トルク相当値以上であると判定した時に、前記エンジンのクランキングを許可するクランキング可否判定部と、
    を有する
    ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記第2クラッチと前記駆動輪との間に変速機を配置し、
    前記フリクショントルク演算手段は、前記作動油温に基づいて検出した変速機フリクショントルクを、前記駆動系フリクショントルクとすることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  3. 請求項1に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記第2クラッチと前記駆動輪との間に変速機を配置し、
    前記フリクショントルク演算手段は、前記作動油温に基づいて検出した変速機フリクショントルクと、フットブレーキの操作により生じた制動トルクとの和を、前記駆動系フリクショントルクとすることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  4. 請求項1に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記第2クラッチと前記駆動輪との間に変速機を配置し、
    前記フリクショントルク演算手段は、前記作動油温に基づいて検出した変速機フリクショントルクと、フットブレーキの操作により生じた制動トルクと、前記変速機の下流側に生じた下流側フリクショントルクとの和を、前記駆動系フリクショントルクとすることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  5. 請求項4に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記フリクショントルク演算手段は、エンジン水温、外気温、エンジン吸気温の少なくとも一つに基づいて駆動系みなし温度を設定し、この駆動系みなし温度に基づいて前記下流側フリクショントルクを設定することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記クランキング回転数設定手段は、前記エンジン停止時のバルブタイミング角度に基づいて、第1のクランキング可能回転数を設定する第1回転数設定部と、
    前記第1のクランキング可能回転数で前記モータを回転させた場合に前記第2クラッチを経過するせん断トルクに相当する第1のせん断トルク相当値が、前記フリクショントルク相当値よりも大きいときに、バルブタイミング角度を最進角にしたときの第2のクランキング可能回転数を設定する第2回転数設定部と、
    前記第2のクランキング可能回転数で前記モータを回転させた場合に前記第2クラッチを経過するせん断トルクに相当する第2のせん断トルク相当値が、前記フリクショントルク相当値以下のときに、前記エンジン停止時のバルブタイミング角度を進角させる角度設定部と、
    該角度設定部により進角させたバルブタイミング角度に基づいて、第3のクランキング可能回転数を設定する第3回転数設定部と、を有し、
    前記せん断トルク演算手段は、前記第3のクランキング可能回転数を、前記クランキング可能回転数としてせん断トルク相当値を演算することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジン始動制御手段は、前記エンジンのクランキングを許可した後に、前記フリクショントルク相当値が前記せん断トルク相当値未満になったら、前記エンジンのクランキングを中止することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジン始動制御手段は、前記エンジンの完爆後、前記モータの回転数を、前記せん断トルク相当値を演算する際に使用したクランキング可能回転数に維持することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
    前記エンジンと前記モータとの動力伝達を断接する第1クラッチを備え、
    前記エンジン始動制御手段は、前記エンジンの完爆後、前記モータの回転数を、前記せん断トルク相当値を演算する際に使用したクランキング可能回転数に維持すると共に、前記第1クラッチを開放することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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