JP5338090B2 - ステッピングモータ検査システム - Google Patents

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Description

本発明は、ステッピングモータ検査システムに関する。
従来から、シート部材後処理装置におけるシート部材搬送や可動部分の動作にはステッピングモータが多く使用され、その駆動方式としては定電圧駆動方式よりもトルクの出力特性に優れた定電流駆動方式が一般的である。
定電流駆動方式を用いる際は、ステッピングモータで動作する各負荷の必要トルクを算出し、その必要トルクに対して十分にマージンが確保できる定電流が設定される。
一般的に、モータの駆動電流を徐々に下げていき、モータが脱調した際の電流値に対して1以上の値の係数を乗算することにより実施されている。
特許文献1には、CPUによる制御を用いてステッピングモータの駆動電流を順次小さくして、モータが脱調したときの駆動電流値を計測し、これに基づいて通常運転時の駆動電流を定め、メモリに格納するモータ駆動制御装置が開示されている。
また、特許文献2には、ステッピングモータの駆動量(使用量)とモータのトルク特性とを基に必要な設定電流値を算出し、これに基づいて通常運転時の駆動電流を定め、メモリに格納するモータ駆動制御装置が開示されている。
特開平11−215890号公報 特許第3818447号公報
しかしながら、いずれのモータ駆動制御装置においても、算出された駆動電流値を格納しておく書き換え可能なメモリが必要であり、コストアップの要因となっていた。
また、ステッピングモータが搭載された機器の製造工程では、組み上がった機器の構成部品や組み付けに異常、問題がないかが検査される。その検査方法としては、実際にシート部材を通紙して所望の処理が行われるか否かで合否を判断しているが、製造工程での組立不具合により、ステッピングモータにかかる負荷が想定よりも大きくなってしまった場合、その条件にて設定電流を算出するため、モータの駆動に必要とする電流値が大きくなってしまい、消費電力の増大、モータ温度の異常上昇、温度上昇によるモータの破損などを招いてしまうことがあった。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、ステッピングモータの脱調検出をコストアップをともなうことなく容易に実現するステッピングモータ検査システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、設定電流値を複数切り替え可能な電流制御手段と、設定電流値を格納する不揮発記憶手段を備えた演算装置が実装された制御基板と、設定電流値を通常よりも小さい電流値に切り替えて自装置を検査モードとするための切替手段とを有し、ステッピングモータを定電流駆動するステッピングモータ駆動制御装置と、ステッピングモータ駆動制御装置により駆動制御されるステッピングモータと、ステッピングモータによって駆動されシート部材の搬送を行うシート部材搬送ローラ軸と、ステッピングモータにおける脱調の有無を判断する検査装置と、を備え、検査装置は、シート部材搬送ローラ軸の回転が伝達される検査用軸と、検査用軸の回転数を計測する回転数検出手段と、検査用軸に負荷を印加する負荷印加手段と、回転数検出手段で計測したステッピングモータの実回転数と、検査モード用動作を行った場合のシート部材搬送ローラ軸の理論上の回転数とを比較することによってステッピングモータに脱調があったか否かを判断する判断手段と、を備え、検査モードの状態かつ、負荷印加手段によって検査用軸に一定の負荷をかけて検査モード用動作が行われた状態でステッピングモータにおける脱調の有無を判断することを特徴とするステッピングモータ検査システムを提供するものである。
本発明によれば、ステッピングモータの脱調検出をコストアップをともなうことなく容易に実現するステッピングモータ検査システムを提供できる。
本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るシート部材後処理装置の構成を示す。シート部材後処理装置1には、搬送ガイド板201、開閉ガイド板202、排紙ガイド板203が設けられており、これらによって搬送路204が形成されている。
搬送路204の最上流には搬送ガイド板201と開閉ガイド板202とによって搬入口205が開設されており、搬入口205の直後にシートの位置を検知する入口センサ206が設けられ、入口センサ206の近傍下流に搬送ローラ対207が設けられている。さらに、搬送路204の下流には排紙ローラ対208が設けられており、排紙ローラ対208近傍上流に排紙センサ209が設けられている。
また、図2に示すように、搬送ローラ対207及び排紙ローラ対208の駆動側ローラ(207a、208a)は、プーリ210及びタイミングベルト211を介してステッピングモータ212に連結されており、ステッピングモータ212の回転駆動により各ローラ対207、208が回転する。
図3(a)、(b)に示すように、排紙ローラ対208の駆動側ローラ208aには、同軸上に揺動アーム213が回転可能に設けられており、揺動アーム213には弾性摩擦部材(スポンジ)からなる叩きコロ214が設けられている。叩きコロ214は、タイミングベルト215、プーリ216、軸217、プーリ218及びタイミングベルト219を介して、駆動側排紙ローラ208a軸上に固定されたプーリ220に連結されており、駆動側排紙ローラ208aの回転により叩きコロ214が同一方向に回転する構成となっている。
また、揺動アーム213は、自重又は不図示のスプリングの弾性力によって、スティプルトレイ401方向に常時荷重を受けた状態にあり、逆方向に荷重を負荷されたレバー221によってストッパ部222に突き当てられた位置において保持されている。レバー221の往復運動により、揺動アーム213がスティプルトレイ401方向に回動して叩きコロ214がスティプルトレイ401に当接し、さらに回動して再びストッパ部222に突き当てられて停止する。
図4に示すように、レバー221の往復回動運動は、レバー221に連結されたDC/SOL(直流ソレノイド)223によって駆動される。
または、図5に示すように、ステッピングモータ224の回転駆動により、タイミングベルト225を介して連結されたカム226が回転しレバー221のリンク部227に挿入されているカム突起部226aの回転によって駆動される。
さらに図6に示すように、排紙ローラ対208の駆動側ローラ208aにはギヤ228が嵌合されており、排紙ローラ対207の駆動側ローラ軸にはホルダ229が回転可能に設けられている。
ホルダ229には、弾性摩擦部材(スポンジ)からなる戻しコロ230が設けられており、中間ギヤ231を介してギヤ228に連結されている。これにより戻しコロ230には駆動側排紙ローラ208aの回転が伝達される。また、ホルダ229は自重と戻しコロ230の重さとによって、常時スティプルトレイ401方向に荷重が負荷されており、戻しコロ230外周はスティプルトレイ401に常時接触した状態にて回転する。
次に、シート整合部の構成について説明する。
図7に、シート整合部の構成を示す。スティプルトレイ401には整合手段及び整合板(以下、ジョガーフェンス)402、403が一対設けられており、ジョガーフェンス402、403はスティプルトレイ401に固定された不図示のガイド軸に挿入されている。
さらにジョガーフェンス402、403は不図示のタイミングベルトを介して各々ステッピングモータ406、407に連結されており、ステッピングモータ406、407も正逆回転駆動により直線往復移動を行う。
また、スティプルトレイ401にはジョガーフェンス402、403の待機位置を検出するためのホームセンサ408、409が設けられている。さらにスティプルトレイ401には基準フェンス410、411が設けられている。
次に、シート搬入から整合までの各部の動作について説明する。
図8、図9に各部の動作タイミングを示す。
画像形成装置から排出されたシートは、シートの搬送方向長さが小サイズの場合(B5Y/A4Y)、シート後処理装置1の搬入口205に進入し、入口センサ206がシート先端を検出してから一定量搬送後(例えば20mm搬送後)、ステッピングモータ212が加速し、シートを受け入れ線速(138mm/s)から500mm/sに加速させて搬送する。
また、シートの搬送方向長さが大サイズ(上記以外のサイズ)の場合は、シート後端が不図示の画像形成装置配置センサを通過してから一定量搬送後加速搬送する。
搬送路204内を加速搬送されたシートは、シート後端が入口センサ206を通過してから一定量搬送後(シート後端が排紙ローラ対208の上流30mmに達した位置)、ステッピングモータ212の減速によりシートを減速搬送させ、小サイズの場合200mm/sに、大サイズの場合300mm/sに減速し、シートは上記線速にて排紙ローラ対208によってスティプルトレイ401上に排出される。
シート後端が入口センサ206を通過して一定量搬送して排紙ローラ対208を抜けた後(シート後端が排紙ローラ対208を通過して約5mm搬送後)、DC/SOL223又はステッピングモータ224の駆動によりレバー221が回動を開始し、揺動アーム213がスティプルトレイ401方向に回動して叩きコロ214がスティプルトレイ401上に排出されたシート後端付近に当接し、叩きコロ214の回転によってシート後端を基準フェンス410、411に当接させるべく搬送する。また、叩きコロ214によって基準フェンス410、411に後端を当接されたシートは、戻しコロ230の回転によってさらに基準フェンス410、411方向に搬送され、姿勢を保持される。
図10、図11に、一対のジョガーフェンス402、403のシート整合動作を示す。
画像形成装置によるシート排紙信号を受けると同時に、一対のジョガーフェンス402、403は搬送されるシート幅方向サイズにより受け入れ位置に移動する。この時の一対のジョガーフェンス402、403の移動は、シフトモードの場合はシート幅+15mm、スティプルモードの時はシート幅+7mmの位置まで移動して停止し、受け入れ位置とする。
シフトモードの場合(図10)、シート後端が排紙ローラ対208を通過し、叩きコロ214及び戻しコロ230によって基準フェンス410、411に当接した後、寄せ側ジョガーフェンス402が30mm基準側ジョガーフェンス403方向へ移動し、シート側端を基準側ジョガーフェンス403に当接させて整合し、再び30mm後退して受け入れ位置にて停止して次のシートの排出を待ち、順次排出シートに対して同様の動作を繰り返してシート束を基準側ジョガーフェンス403に整合する。また、所定枚数のシートを整合し、後述する放出爪430の動作によりシート束を排紙トレイ301に放出した後、次部シートはジョガーフェンス402、403の寄せ側と基準側とが入れ替わって動作を行うことにより、直前部のシート束と逆方向に寄せ動作を行う。これを所定の部数繰り返すことにより、シート束を排紙トレイ301上にシフト積載する。また、ジョガーフェンス402、403の動作タイミングは全て入口センサ206のシート後端通過検出からの時間管理によって制御されている。
スティプルモードの場合(図11)、シート後端が排紙ローラ対208を通過し、叩きコロ214が回動開始すると同時に、ジョガーフェンス402、403が5mm前進してシート幅+2mmの位置にて停止する。さらに、シート後端が基準フェンス410、411に当接すると同時に2.5mm前進し、シートを中央に整合し、再び受け入れ位置まで後退して停止し、次シートの排出を待ち、順次排出シートに対して上記動作を繰り返し、シート束を中央に整合する。
所定枚数の整合動作が終了すると、綴じ装置450によってシート束の後端付近の所定位置に綴じ処理が施され、放出爪430によって排紙トレイ301上に放出される。また、ジョガーフェンス402、403の動作タイミングは全て、入口センサ206のシート後端通過検出からの時間管理によって制御されている。
次に、排紙トレイ部の構成について説明する。
図12〜14に、排紙トレイ部の構成を示す。
排紙トレイ301は、支持部材302、303に固定されており、支持部材302、303はタイミングベルト304、305及びプーリ307を介して駆動軸306に連結されている。
さらに、駆動軸306にはギヤ308が嵌合されており、ギヤ308を介してDCモータ309に連結されている。
DCモータ309の回転によって排紙トレイ301の昇降動作が行われる。
排紙トレイ301の端部にはエンドフェンス310が略垂直に設けられており、エンドフェンス310にはレバー313が嵌合された回転軸312が回転可能に取り付けられており、回転軸312の両端付近にはシート押さえ部材311が2個回転可能に挿入されている。シート押さえ部材311には、先端部をエンドフェンス310方向に加圧させる不図示のスプリングが設けられている。
さらに、回転軸312の一端付近にはDC/SOL315が固定されており、DC/SOL315の動作により回転軸312が一定角度の往復回動動作をし、これによってレバー313が回動してシート押さえ部材311を回動させる。また、エンドフェンス310にはシート高さ検知センサ314が設けられている。
シート押さえ部材311は、通常、加圧スプリングによって先端押圧部311aがエンドフェンス310のシート整合面から突出した位置に停止しており、DC/SOL315の吸引動作により、先端押圧部311aがエンドフェンス310シート整合面から完全に埋没する位置まで回動する。
排紙トレイ301の積載シート高さ検出は、排紙トレイ301の上昇によって積載されたシート上面がエンドフェンス310よりも突出したシート押さえ部材311の先端押圧部311aを押し上げることにより、シート押圧部材311の一部に設けられた検出部をシート高さ検出センサ314が検出することによって行う。
次に、シート排出時の排紙トレイ部の動作について説明する。
図15、図16に排紙トレイの動作を示す。
排紙ローラ対208によってシート整合部にシートが排出される際の排紙トレイの待機位置は、排紙トレイ301がシート押さえ部材311の先端押圧部311aを押し上げてシート高さ検知センサ314が検出した位置、又はその位置より所定の高さ上昇させた位置であり、この位置にてシート束の整合動作及び綴じ動作を行う。
ジョガーフェンス402、403によって整合され、シフト処理及びスティプル処理されたシート束は、放出爪430が前進することによって排紙トレイ301に放出される(図15(a))。放出爪430が前進し停止すると同時に、DC/SOL315が吸引し、シート押さえ部材311がエンドフェンス310より完全に埋没する位置まで回動する(図15(b))。
また、放出爪430が停止すると同時に、DCモータ309が駆動開始し排紙トレイ301を所定の距離降下させ、シート束を排紙トレイ301上に落下積載させる(図15(c)、(d))。さらに、排紙トレイ301が所定量降下後停止すると同時に、DC/SOL315がOFFしシート押さえ部材311が再びエンドフェンス310から突出し(図15(e))、直後に再び排紙トレイ301が再上昇して排紙トレイ301上に積載されたシート束上面がシート押さえ部材311を押し上げ、シート高さ検知センサ314が検出する位置にて停止し(図15(f))、又は検出してから所定の高さ上昇後停止し、シート束後端付近をシート押さえ部材311の先端押圧部311aにて押さえ(図15(g))、次部のシート排出に備える(図15(h))。
また、放出爪430が前進し停止すると同時に(図16(a)、(b))、DCモータ309が回転駆動し排紙トレイ301を所定の距離下降し、シート束を排紙トレイ301上に落下積載させ(図16(c))、排紙トレイ301の所定量下降後停止と同時に、DC/SOL315が吸引し、シート押さえ部材311がエンドフェンス310より完全に埋没する位置まで回動し(図16(d))、直後DC/SOL315がOFFしシート押さえ部材311が再びエンドフェンス310から突出し(図16(e))、再び排紙トレイ301が再上昇して排紙トレイ301上に積載されたシート束上面がシート押さえ部材311を押し上げ、シート高さ検知センサ314が検出する位置にて停止し(図16(f))、又は検出してから所定の高さ上昇後停止し、シート束後端付近をシート押さえ部材311の先端押圧部311aにて押さえ(図16(g))、次部のシート排出に備える(図16(h))。
図17に、シート搬送に関わる制御系の構成を示す。
シート後処理装置の制御基板600では、CPU601に、RAM603及びROM604が内蔵され、バス602を介して接続されている。CPU601は、ROM604から制御プログラムを読み出して実行する。RAM603は制御に必要な一時的なデータを保持する。CPU601は、IOポート605、606を介して搬送ローラ対207及び排紙ローラ対208を制御するための入口センサ206、搬送モータ駆動用の定電流型モータドライバ607と接続されている。入口センサ206からのON/OFF信号により、シートの後端又は先端位置を把握し、搬送モータ駆動用モータドライバ607に接続されたステッピングモータ212を制御することでシートを搬送する。
また、CPU601はシリアルバス608を介して画像形成装置である上位装置609と接続されている。また、CPU601にはシリアルバス610を介して外部装置(ここではPC611)を接続可能である。さらに、CPU601にはアナログ出力ポートDAo614を介してオペアンプ615が接続され、さらにオペアンプ615の出力は搬送モータ駆動用モータドライバ607の制御電源設定入力端子Vref616に接続されている。
次に、ステッピングモータ212の駆動電流設定方法について説明する。
ステッピングモータ212の駆動電流Iohは、制御電流設定入力端子Vref616に入力された電圧と、モータドライバ607内の電流検出抵抗Rsとによって簡易的に決定され、計算式は下記式(1)の通りである。
Ioh=Vref/Rs ・・・(1)
制御電流設定入力端子616に入力される電圧値は、CPU601のアナログ出力ポートDAo614から出力される電圧値Vdaによって決められ、プログラムにより任意に設定可能となり、すなわち駆動電流Iohを複数段設定可能となる。
また、CPU601のアナログ出力ポートDAo614を使用しない場合の駆動電流Iohは、図18に示すように制御電流設定入力端子Vref616に接続された抵抗(ここでは抵抗617:抵抗値R1、抵抗618:抵抗値R2)とシグナル系の電源電圧値Vcとにより、下記式(2)のように決められる。
Ioh={(R2/R1+R2)×5}/Rs ・・・(2)
この場合の駆動電流Iohは、抵抗値によって決められるため、駆動電流Iohを複数段設定したい場合には、別途電流切り替え用回路の追加が必要となる。なお、電流切り替え用回路は公知のものを適用可能であるので、詳細な説明は省略する。
ここで、通常使用時のステッピングモータ212の駆動電流Iohは、設計段階でモータの駆動速度や駆動パターンなどによって予め設定される。設定方法としては、モータにかかる負荷が最大となる条件(組み付け公差上メカ負荷が最大となる条件)かつモータの出力トルクが低下する低温条件において、電流を設定したい駆動速度、駆動パターンでモータが駆動中に駆動電流を徐々に下げていき、脱調しない下限電流値Io1を求め、電流値Io1をモータの出力トルクデータと照らし合わせてモータの必要トルクTo1を算出し、さらに必要トルク値To1を1倍以上した駆動トルク値とモータの出力トルクデータとから算出される電流値を駆動電流Iohとする方法がある。駆動トルク値を必要トルク値の1倍以上の値とする理由は、上記のように組み付け上の公差や部品の公差などによりメカ的な負荷が増大したり、真冬など機械の使用場所が低温でモータの出力トルクが常温時よりも低下してしまったり、機械の駆動部の経時変化による負荷増大などにより、モータに掛かる負荷が機械の出荷時よりも大きくなってしまっても、モータが脱調してしまうことがないように、余裕分(トルクマージン)を駆動電流値に含ませるためである。
上記設定方法により、駆動速度、駆動パターンごとに駆動電流、例えばIo2、Io3、Io4を設定し、駆動電流値と上記式(1)とによってCPU601のアナログ出力ポートDAo614から出力する電圧値Vda1〜Vda4を算出し、アナログ出力ポートDAo614のプログラム上の設定を行い、そのデータはCPU601内のROM604に格納される。ステッピングモータ212駆動時には、ROM604からアナログ出力ポートDAo614の設定値を順次呼び出し、モータの駆動速度、駆動パターンごとの駆動電流Iohにてモータが駆動する。
次に、機械の組立・製造時の製品検査方法について説明する。
一般的に生産現場では、機械の組立完了後に機械を実際に動作させて異常が無いか検査する。特にシート部材後処理装置の製品検査では、組み上がった機械を画像処理装置にセットし、実際にシート部材を通紙して後処理を行い、後処理されたシート部材を多種の規格値と比較することで製品検査を行っている。
この際、組立工程で部品の付け忘れや組立ミスなどがあった場合は、後処理されたシート部材の様子が規格値から外れていたり、機械が動作しなかったり、ステッピングモータ脱調を含む異常動作が起きたりするため、組立工程でのミスを検出できる。
しかしながら、部品の組立ミスによってステッピングモータに掛かる負荷が大きくなってしまった場合、例えばモータの駆動を伝達するタイミングベルトのテンションが規格値よりも大きくなるように組み付けられてしまった場合、増えた負荷によりステッピングモータが脱調してしまえば工程検査にて容易に検出可能であるが、ステッピングモータが脱調しない程度に負荷が増えてしまった場合は、工程検査では検出できず、通常(正常に組み付けられた機械)よりもステッピングモータに掛かる負荷が大きい状態の機械が市場に流出してしまうこととなる。
このような通常(正常に組み付けられた機械)よりもステッピングモータに掛かる負荷が大きい状態の機械では、ステッピングモータのトルクマージンは当初の設定よりも小さくなってしまっており、出荷先での使用環境が低温であったり、部品の経時変化でモータに掛かる負荷が増えた場合などには、ステッピングモータに掛かる負荷がさらに大きくなってしまい、脱調する可能性が生じる。
<第1の実施形態>
工程検査装置を用いてステッピングモータの脱調検査を行う場合について説明する。
通常使用時のステッピングモータ212の駆動電流Ioh設定時に求められた、脱調しない下限電流値Io1〜Io4は、モータに掛かる負荷が最大となる条件(組み付け公差上メカ負荷が最大となる条件)かつモータの出力トルクが低下する低温条件においても脱調が起きない電流値であり、この電流値Io1〜Io4の電流設定にてステッピングモータ212が脱調した場合には、機械に何らかの不具合が存在すると判断できる。
脱調しない下限電流値Io1〜Io4を工程検査モードにおける設定電流値Im1〜Im4とし、機械組立完了後の検査時には、検査したいステッピングモータの電流値を工程検査電流(Im1〜Im4)に設定した上で機械を動作させ、脱調の有無を確認することで簡易的に組み付けミスの有無を検査できる。
検出したいステッピングモータによる駆動部がホームセンサを備える場合、すなわちステッピングモータにて動作する部品の一部がホームセンサにあるか否かの判断ができる場合は、ホームセンサがON状態から必ずホームセンサがOFFするステップ数だけステッピングモータを駆動するか、ホームセンサがOFFの状態から必ずONするステップ数だけステッピングモータを駆動させ、ホームセンサがOFF又はONしたか否かを判断することで、脱調の有無を検査できる。
一方、検査したいステッピングモータによる駆動部がホームセンサを備えていない場合、例えばシート部材搬送部を駆動する搬送モータなどでは、上記の方法による脱調検査ができない。
図19〜図21を用いて、ホームセンサを備えない駆動部で脱調を検出する方法について説明する。
図19に示す機械660は検査対象であり、制御基板664や駆動源であるステッピングモータ661、不図示のセンサ、不図示のローラなどの部品で構成される。制御基板664には、CPU665や不図示のモータドライバ、コネクタ666、667などの部品が搭載される。また、ステッピングモータ661の回転軸663には駆動プーリ668が圧入されており、さらにタイミングベルトなどを介してローラなどを駆動する。また、ステッピングモータ661は、ハーネス662を介して制御基板664と接続され、CPU665からの指令により所望の制御が可能である。
一方、機械検査時には、ステッピングモータ661の制御状態を把握できるように、制御基板664に工程検査装置650がハーネス652を介して接続され、工程検査装置650とCPU665との間にてデータのやりとりが可能である。
さらにステッピングモータ661の回転軸663の駆動プーリ668と反対側にエンコーダ653を装備し、パルスカウントセンサ654によってステッピングモータ回転軸663の実際の回転数を計数可能である。
図20にステッピングモータ661の駆動部を拡大して示す。駆動プーリ668からタイミングベルト670を介してローラ671へとモータの回転が伝達され、ローラ671によりシート部材を搬送する構成となっている。
図21に、エンコーダ部を拡大して示す。回転するエンコーダ653のスリットをパルスカウントセンサ654の光軸672で読み取り、検査装置650に配置されたコンピュータにそのデータを送信する構成となっている。
ステッピングモータ661の電流値を工程検査電流(Im1〜Im4)に設定した上で機械を動作させ、ステッピングモータ661を駆動させるために制御基板664内のCPU665からモータドライバへ発信されたクロックパルス数P1と、ステッピングモータ661の回転軸663に取り付けられたエンコーダ653のパルスカウントセンサ654によって計測されたパルス数Peとを比較し、下記式(3)が成立すれば脱調は無かったものと判断し、成り立たない場合は脱調があった、すなわち検査対象に何らかの組み付け不良があると判断する。
P1=Pe ・・・(3)
工程検査モードにおける検査対象機器の動作の流れを図22に示す。また、工程検査装置650の動作の流れを図23に示す。
検査対象機器ではまず工程検査モードであるかの判断を行い(ステップS100)、ステッピングモータ661の駆動電流を工程検査モードにおける設定電流値Im1〜Im4に設定する(ステップS101)。次いで、工程検査装置650から発行されるステッピングモータ661駆動開始(検査動作開始)トリガ待ち状態となり(ステップS102)、トリガを受信次第ステッピングモータ661を駆動させる(ステップS103)。そして、予め設定された駆動パルス数P1だけステッピングモータ661を駆動したらモータを停止させ(ステップS104、S105)、工程検査装置650に駆動パルス数P1とモータ駆動完了(検査動作完了)信号を送信する(ステップS106、S107)。
一方、工程検査装置650では、装置内に設置されたコンピュータによって検査開始が選択されたら(ステップS200)、検査対象機器にステッピングモータ661駆動開始(検査動作開始)トリガを発行し(ステップS201)、エンコーダパルスカウントを開始する(ステップS202)。そして工程検査装置650からモータ駆動完了(検査動作完了)信号及びステッピングモータ661の駆動パルス素P1を受信したら(ステップS203)、エンコーダのパルスカウントを停止し、パルスカウント数Pe及び受信した駆動パルス数P1とを工程検査装置650に設置されたコンピュータに保存する(ステップS204)。
データ保存完了後、コンピュータ内ではパルスカウント数Peと受信した駆動パルス数P1とを比較し(ステップS205)、検査に合格であるか不合格であるかの判断を行う(ステップS205〜S207)。
検査に合格であれば、検査対象機器は次工程へと送られ、不合格であれば不具合箇所の修理が行われる。
〔通常使用モードと工程検査モードとの切り替えを制御基板上のスイッチで行う場合の動作〕
図24に、通常使用モードと工程検査モードとの切り替えを行うためのスイッチを備えたステッピングモータ検査システムの構成を示す。図24に示すように、制御基板664には複数の極を持つスイッチ680が設置され、CPU665にはIOポートを介して接続されており、スイッチ680の選極により設定されたデータは、CPU665内のRAMに保存される。
検査対象機器では、電源ON後に上記スイッチ680の状態を監視し、図25(a)、(b)に示すように工程検査モードが選択された場合は機械を工程検査モードとし、工程検査モードの動作を実行する。
なお、スイッチ680は、図25(b)に示すように、他の機能、例えば用紙無し状態で機械内の全負荷を一定の間隔で動作させるフリーランモードや、用紙積載用のシフトトレイを梱包時の位置へと移動させる梱包動作モードなど、他の目的で機械に必要な機能と兼用としても良い。
〔通常使用モードと工程検査モードとの切り替えを外部からの信号によって行う場合の動作〕
図26に、通常使用モードと工程検査モードとの切り替えを外部からの信号によって行う場合の工程検査装置の動作の流れを示す。工程検査装置650は、装置内に設置されたコンピュータによって検査開始が選択されると(ステップS300)、ハーネス662を介して「工程検査モード信号」が検査対象機器へ送信され(ステップS301)、その信号はCPU665に内蔵されたRAMに保持される。検査対象機器では、電源ON後にその信号がRAMに保持されていれば、機械を工程検査モードとし、工程検査モードの動作を実行する。工程検査装置650も、ステップS302〜S308の動作を実行する。これらの動作は上記のステップS201〜S207と同様であるため、重複する説明は省略する。
〔工程検査モードでの電流値を外部から設定する場合の動作〕
図27、図28に、工程検査モードでの電流値を外部から設定する場合の工程検査装置及び検査対象機器の動作の流れを示す。工程検査モードにおけるステッピングモータの設定電流値を、工程検査装置650によって指定し、検査対象機器側では指定された電流値にてステッピングモータ661を駆動させる。この際、例えば検査したいステッピングモータの通常使用時の駆動パターンと設定電流とが4通りあるならば、工程検査装置650に設置されたコンピュータから駆動パターンに応じた電流値を設定できる(ステップS401〜S404)。検査対象機器では受信した設定電流値をCPU665に内蔵されたRAMに保持し、駆動パターンに応じた設定電流値を呼び出してモータを駆動させる。
〔工程検査モードでの電流値が制御基板上の電流設定用抵抗によって予め決められている場合の動作〕
図29に、工程検査モードでの電流値が制御基板上の電流設定用抵抗によって予め決められているシート部材後処理装置の制御系の構成を示す。制御基板600内のCPU601には、アナログ出力ポートDAo614を介してオペアンプ615が接続され、さらにオペアンプ615の出力は搬送用モータドライバ607の制御電流設定入力端子Vref616に抵抗702(抵抗値Ra)を介して接続されている。さらに、CPU601のI/Oポート700には抵抗を介してトランジスタ(ここではベース端子に)703が接続され、トランジスタ703のエミッタ端子は設置され、コレクタ端子は抵抗701(抵抗値Rb)を介して搬送モータ駆動用モータドライバ607の制御電源設定入力端子Vref616に接続されている。
ここではスイッチング素子の例としてトランジスタを使用しているが、他の素子を使用しても良い。
上記回路構成にて、工程検査モードではI/Oポート700をハイレベルに設定することで、モータドライバ607のVref616に掛かる電圧値が下記式(4)のように設定され、モータ駆動電流IoLを変更できる。
IoL={(Rb/Ra+Rb)×Va}/Rs ・・・(4)
Va:アナログ出力ポートDAo614から出力される電圧値
Rs:モータドライバ607内の電流検出抵抗値
モータ駆動電流IoLが工程検査モードでステッピングモータに設定したい電流値となるように抵抗701、702の抵抗値Ra、Rbをそれぞれ設定することで、所望のステッピングモータ脱調検出が可能となる。
このように、本実施形態によれば、簡易的にコストアップ無くステッピングモータの脱調検査を行える。通常使用モードと工程検査モードとを、制御基板上に切り替え手段の操作や、外部から入力する信号に応じて切り替えることによって、切替手段の追加によるコストアップや制御が煩雑化することなくステッピングモータの脱調検査が可能である。
また、工程検査モードでの電流値を外部から設定可能とすることにより、脱調検査の基準を厳しくしたい時などでも、工程検査モードの電流値を検査者が任意に設定でき、より正確にステッピングモータの脱調検査を行える。一方、工程検査モードでの電流値を制御基板上の電流設定用抵抗によって予め決めておくようにすれば、より短時間でステッピングモータの脱調検査を行える。
これにより、本実施形態に係るシート部材後処理装置は、ステッピングモータの脱調検査をコストアップ無く容易に行うことができ、客先での組立不良によるステッピングモータの脱調を低減できる。
<第2の実施形態>
検査冶具を用いてステッピングモータの脱調検査を行う場合の実施形態について説明する。
本実施形態においては、ステッピングモータによる駆動部に負荷をかけた状態で一定の動作をさせ、脱調の有無を確認することで簡易的に組み付けミスなどが無いかを確認する。
図30に、本実施形態においてステッピングモータの脱調検査に用いる検査冶具の測定部800を示す。図31は、被検査機となるシート部材後処理装置1に検査冶具の測定部800を取り付けた状態を示す。搬送ローラ軸207aは、図2のシート部材搬送ローラ対207の駆動側ローラ軸に相当する。図32は、シート部材後処理装置1と測定部800との取り付け部分の拡大図である。また、図33は測定部800の内部の概略構成を示す図である。また、図34は、測定部800と検査冶具の制御部850及びシート部材後処理装置1との接続状態を簡略的に示す図である。
測定部800は、検査時に第1のプーリ802を介してシート部材後処理装置1の搬送ローラ軸207aと連結されており、搬送ローラ軸207aの回転は、第1のプーリ802からタイミングベルト801、第2のプーリ810を介して検査用軸804へ伝達される。
検査用軸804の一端には、ローラ805が取り付けられており、ローラ805には負荷設定部808で設定した負荷を、加圧板806及び連結棒807を介してかけられるようになっている。負荷設定部808は、主に弾性体、特にここではばね811と保持板812とで構成され、保持板812でばね811を縮めることによってローラ805に負荷をかける構成となっている。負荷の設定については、検査前に不図示のテンションゲージなどを用いて所望の負荷に設定する。
また、検査用軸804の他端には、エンコーダ813が装着されることによってパルスカウント部809が設けられており、図35に示すように、回転するエンコーダ813のスリットをパルスカウントセンサ814の光軸815で読み取る構成となっている。パルスカウントセンサ814の状態変化は冶具ケーブル851を介して検査冶具の制御部850でカウントされる。
検査冶具の制御部850は、接続ケーブル626によってシート部材後処理装置1の制御基板600上の電源コネクタ620と接続され、シート部材後処理装置1への電源供給を行っている。
工程検査モードでは、制御基板600上のCPU601からの命令により、ステッピングモータ(以下、搬送モータ)212が工程検査モード用動作を行い、搬送モータ212の回転に伴って検査用軸804が回転する。
ここで、工程検査モード用動作における搬送モータ212の駆動ステップ数の総合計が100000パルスである時に、搬送モータプーリ625及びタイミングベルト、駆動プーリを介した搬送ローラ軸207aの回転が1000回転するものとし、搬送ローラ軸207aと検査用軸804との回転比が1対n(n<1)であるとしたとき、工程検査モード用動作では検査用軸804の回転数は1000×n回転である。ここで、組み付け不良など何らかの原因で搬送モータ212に過負荷がかかり、モータの出力可能トルクを超えてしまった場合は、搬送モータ212に脱調が発生する。上記工程検査用モードにおいて脱調が発生した場合、脱調している期間は搬送ローラ軸207aは回転しないため、当然のことながら検査用軸804も回転しない。
本実施形態においては、工程検査モード用動作における搬送モータ212の駆動ステップ数から算出される搬送ローラ軸207aの回転数に検査用軸804の回転比をかけた値を、予め検査冶具の制御部850に記憶させておき、負荷設定部808により検査用軸804に多少の負荷をかけて工程検査モード用動作を行った際に、計測された検査用軸804の回転数と、制御部850に記憶されている値とを比較し、等しければ脱調は無かったとして合格判定、等しくなければ搬送モータ212に脱調があったとして不合格判定を行うことで、ステッピングモータの脱調検査を行う。
図36に、検査冶具の制御部850を拡大して示す。
検査開始ボタン818を押下すると、パルスカウントセンサ814の状態変化を計測する検査モードに移行し、検査モード用動作が終了後に再度押下すると計測を停止する。内部の演算部にて予め記憶している値と計測値とが一致すればOK判定ランプ820が点灯し、一致しなければNG判定ランプ819が点灯する。なお、一度点灯した判定ランプは、再度検査開始ボタン818が押下されると消灯される。
図37に、ステッピングモータ検査開始から判定までの動作の流れを示す。
まず、検査冶具の検査開始ボタン818が押下されたか否かを判断する(ステップS300)。検査開始ボタン818が押下されたならば(ステップS300/Yes)、先の判定結果を示した判定ボタンを消灯する(ステップS301)。その後、制御部850はパルスカウントを開始する(ステップS302)。次いで、シート部材後処理装置1の搬送モータ212において工程検査モード用動作を開始する(ステップS303)。工程検査モード用動作が完了したら(ステップS304/Yes)、再度検査開始ボタン818が押下されるのを待機する(ステップS305)。検査ボタンが再度押下されたならば(ステップS305/Yes)、制御部850のパルスカウントを停止する(ステップS306)。そして、計測したパルス数を基に検査用軸804の回転数を演算部にて算出し、さらに回転比を掛け合わせる(ステップS307)。制御部850は、算出された計測値と予め記憶している値とを比較する(ステップS308)。両者が等しければ(ステップS308/Yes)、OK判定ランプ820を点灯させる(ステップS309)。一方、等しくなければ(ステップS308/No)、NG判定ランプ819を点灯させる(ステップS310)。検査に合格であれば検査対象機器は次工程へと進み、不合格であれば不具合箇所の修理に回される。
なお、実際の検査においては、パルスカウントセンサ814の精度や、ローラ径やプーリなどのメカ的なばらつきを考慮し、判定に用いる値には多少の幅を持たせている(換言すると、計測値が所定の数値範囲内にあれば合格判定としている)。このような構成とすることにより、ステッピングモータの脱調検査を簡易に行うことが可能となる。
ここで、シート部材後処理装置1の搬送ローラ軸207aと、検査冶具測定部800の検査用軸804との回転比が1対1となるように、第1のプーリ802、第2のプーリ810を設定することが好ましい。そして検査時には、検査冶具の制御部850に記憶された値、すなわち工程検査モード用動作時の搬送ローラ軸207aの回転数と、演算部にて計測されたパルス数を基に算出した検査用軸804の回転数との比較を行うことにより、搬送モータ212に脱調があったか否かの判定を行う。回転数を1対1とすることにより、煩雑な計算や制御を行うことなくステッピングモータの脱調検査を行える。
また、検査冶具の制御部850とシート部材後処理装置1の制御基板600上の電源コネクタ620とを接続する接続ケーブル626は、電源ラインだけでなく、双方でデータのやりとりを行うことのできるシリアルラインを配置することが好ましい。このような構成とすることにより、工程検査モード用動作における搬送モータ212の駆動パルス数を、工程検査モード用動作完了時に被検査機から検査冶具の制御部850へ送信し、送信されたパルス数を制御部850で搬送ローラ軸207aの回転数に変換し、変換された値と計測された検査用軸804の回転数とを比較することで、ステッピングモータに脱調があったか否かの検査を行える。
これにより、被検査機にて一連の工程検査モード用動作を行った際の、プログラムにおけるばらつき(タイマカウント誤差、ステッピングモータステップ数制御誤差など)による総回転数のばらつきを考慮することなく、ステッピングモータの脱調検査を行える。
図38に、検査冶具の制御部850とシート部材後処理装置1とで相互にデータをやりとりする場合のステッピングモータ検査開始から判定までのフローを示す。
まず、検査冶具の検査開始818ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS400)。検査開始ボタン818が押下されたならば(ステップS400/Yes)、先の判定結果を示した判定ボタンを消灯する(ステップS401)。その後、制御部850はパルスカウントを開始する(ステップS402)。次いで、シート部材後処理装置1の搬送モータ212において工程検査モード用動作を開始する(ステップS403)。工程検査モード用動作が完了したら(ステップS404/Yes)、工程検査モード用動作におけるシート部材後処理装置1の搬送モータ212の総駆動パルス数を検査冶具の制御部850へ送信する(ステップS405)。検査冶具の制御部850において駆動パルス数の受信を完了したら(ステップS406/Yes)、再度検査開始ボタン818が押下されるのを待機する(ステップS407)。検査開始ボタン818が再度押下されたならば(ステップS407/Yes)、制御部850のパルスカウントを停止する(ステップS408)。
次いで、演算部にて計測されたパルス数を基に検査用軸804の回転数と、受信したシート部材後処理装置1の搬送モータ212の総駆動パルス数から搬送ローラ軸207aの回転数とを算出する(ステップS409)。その後、算出した値と検査用軸804の回転数と搬送ローラ軸207aの回転数とを比較する(ステップS410)。両者が等しければ(ステップS410/Yes)、OK判定ランプ820を点灯させる(ステップS411)。一方、等しくなければ(ステップS410/No)、NG判定ランプ819を点灯させる(ステップS412)。検査に合格であれば検査対象機器は次工程へと進み、不合格であれば不具合箇所の修理に回される。
このように、検査冶具の制御部850とシート部材後処理装置1とで相互にデータをやりとりすることで、ステッピングモータの脱調検査をより正確に行うことが可能となり、また、工程検査モード用動作を変更した場合でも、検査冶具側のプログラムを変更する必要が無くなる。
上記のように、通常使用時のステッピングモータ212の駆動電流Ioh設定時に求められたモータの必要トルクTolは、モータに掛かる負荷が最大となる条件(組み付け公差上メカ負荷が最大となる条件)かつモータの出力トルクが低下する低温条件においても、モータの出力トルクがTol以上であれば脱調が起きないはずである。ステッピングモータの設定電流値がモータ出力Tolを出力するための設定電流値Iol以上である場合にステッピングモータの脱調が発生してしまった場合は、機械に何らかの不具合が存在すると判断できる。
実際のステッピングモータ設定電流値は、必要トルクTolを1倍以上した駆動トルク値Tohを出力できる駆動電流Iohが設定されている。
検査用軸804にかける負荷は、ばね811と保持板812とによって任意に設定可能であるが、ステッピングモータの駆動に必要なトルクがTol以上Toh以下となるように保持板812の設定を行うことにより、ステッピングモータの脱調検査をより正確に行える。
また、シート部材後処理装置1の搬送モータ212の工程検査モード用動作は、紙無しフリーラン動作、すなわちシート部材をシート部材後処理装置1に通紙せず、仮想のシート部材搬送タイミングにより搬送モータ212を動作させることが好ましい。この場合には、工程検査モード用動作開始から完了までの搬送モータ212の駆動パルス数を、被検査機から検査冶具の制御部850へ送信し、送信されたパルス数を制御部850で搬送ローラ軸207aの回転数に変換し、変換した値と計測された検査用軸804の回転数とを比較することで、ステッピングモータに脱調があったか否かの検査を行う。
紙無しフリーラン動作で工程検査モード用動作を行うことにより、検査時にシート部材を使用する必要が無くなり、余計なコストをかけずにステッピングモータの脱調検査を行える。
通常使用モードと工程検査モードとの切り換えは、制御基板上の既存の切り換え手段によって行うことが好ましい。この場合には、図39に示すように、制御基板600には、複数の極を持つスイッチ627が設置され、CPU601にはIOポートを介して接続されており、スイッチ627の選極によって設定されたデータは、CPU601内のRAMに保持される。被検査機では、電源ON後にスイッチ627の状態を監視し、工程検査モードが選択された場合は機械を工程検査モードとし、工程検査モード用動作を実施する。
第1の実施形態(図25(b))と同様に、スイッチ627は、他の機能、例えば用紙無し状態で機械内の全負荷を一定の間隔で動作させるフリーランモードや、用紙積載用のシフトトレイを梱包時の位置へと移動させる梱包動作モードなど、他の目的で機械に必要な機能と兼用としても良い。
通常使用モードと工程検査モードとの切り換えを既存の制御基板上の切り換え手段によって行うことにより、新たな切り換え手段の追加に伴うコストアップや制御の煩雑化を発生させることなくステッピングモータの脱調検査が可能である。
なお、通常使用モードと工程検査モードとの切り換えは、被検査機と検査冶具との間でやりとりする信号によって行うようにしても良い。この場合には、工程検査時に検査冶具の検査開始ボタン818を押下すると、検査冶具はパルスカウントセンサ814の状態変化を計測する検査モードへ移行すると同時に、接続ケーブル626を通じて「工程検査モード開始信号」を被検査機に対して送信する。被検査機では、信号受信をトリガに工程検査モード用動作を実施する。また、工程検査モード用動作が完了した際は、被検査機が「動作完了信号」を検査冶具へ送信する。検査冶具は動作完了信号を受けてパルスカウントを停止し、その後演算、判定処理を行う。
通常使用モードと工程検査モードとの切り換えを、被検査機と検査冶具との間でやりとりする信号によって行うことにより、切り換え手段の追加によるコストアップを発生させることなくステッピングモータの脱調検査が可能である。
また、検査冶具の制御部850とシート部材後処理装置1の制御基板600上の電源コネクタ620とを接続する接続ケーブル626は、検査冶具から被検査機への電源供給や双方でデータのやりとりに用いられるが、検査冶具の制御部850のコネクタの形状や配線仕様を実使用時にシート部材後処理装置1と不図示の画像形成装置とを接続するケーブルの画像形成装置側コネクタと同一にすることで、既存のシート部材後処理装置〜画像形成装置間の相互接続ケーブルを、検査冶具〜シート部材後処理装置間の接続用に転用できる。
これにより、ステッピングモータモータの脱調検査をコストアップを招くことなく容易に行える。
なお、上記実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれに限定されることなく様々な変形が可能である。
本発明の好適な実施の形態に係るシート部材後処理装置の構成を示す図である。 搬送ローラ及び排紙ローラの駆動系の構成を示す図である。 排紙ローラ対の駆動側のローラの構成を示す図である。 レバーを往復回動駆動させる駆動系の構成を示す図である。 レバーを往復回動駆動させる駆動系の別の構成を示す図である。 排紙ローラ対の駆動側のローラの構成を示す図である。 シート整合部の構成を示す図である。 シート搬入から整合までの各部の動作タイミングを示す図である。 シート搬入から整合までの各部の動作タイミングを示す図である。 一対のジョガーフェンスのシート整合動作を示す図である。 一対のジョガーフェンスのシート整合動作を示す図である。 排紙トレイの構成を示す図である。 排紙トレイの構成を示す図である。 排紙トレイの構成を示す図である。 排紙トレイの動作を示す図である。 排紙トレイの動作を示す図である。 シート搬送に関わる制御系の構成を示す図である。 シート搬送に関わる制御系の構成を示す図である。 第1の実施形態に係るステッピングモータ検査システムの構成を示す図である。 ステッピングモータの駆動部を示す図である。 エンコーダの構成を示す図である。 工程検査モードにおける検査対象機器の動作の流れを示す図である。 工程検査装置の動作の流れを示す図である。 通常使用モードと工程検査モードとの切り替えを制御基板上のスイッチで行う場合のステッピングモータ検査システムの構成を示す図である。 スイッチの一例を示す図である。 通常使用モードと工程検査モードとの切り替えを外部からの信号によって行う場合の工程検査装置の動作の流れを示す図である。 工程検査モードでの電流値を外部から設定する場合の工程検査装置の動作の流れを示す図である。 工程検査モードでの電流値を外部から設定する場合の検査対象機器の動作の流れを示す図である。 工程検査モードでの電流値が制御基板上の電流設定用抵抗によって予め決められている場合のシート搬送に関わる制御系の構成を示す図である。 第2の実施形態に係るステッピングモータ検査システムに適用する検査冶具の測定部の構成を示す図である。 被検査機となるシート部材後処理装置に検査冶具の測定部を取り付けた状態を示す図である。 シート部材後処理装置と測定部との取り付け部分を拡大して示す図である。 測定部の内部の概略構成を示す図である。 測定部と検査冶具の制御部及びシート部材後処理装置との接続状態を簡略的に示す図である。 検査用軸に、エンコーダが装着された状態を示す図である。 検査冶具の制御部の外観を示す図である。 ステッピングモータ検査開始から判定までの動作の流れを示す図である。 検査冶具の制御部とシート部材後処理装置とで相互にデータをやりとりする場合のステッピングモータ検査開始から判定までの動作の流れを示す図である。 制御基板に複数の極を持つスイッチが設置されたステッピングモータ検査システムを示す図である。
符号の説明
1 シート後処理装置
201 搬送ガイド板
202 開閉ガイド板
203 排紙ガイド板
204 搬送路
205 搬入口
206 入口センサ
207 搬送ローラ対
208 排紙ローラ対
209 排紙センサ
210、216、218、220、307 プーリ
211、215、219、225、304、305、670、801 タイミングベルト
212、224、406、407、661 ステッピングモータ
213 揺動アーム
214 叩きコロ
217 軸
221 レバー
222 ストッパ部
223、315 DC/SOL
226 カム
226a カム突起部
227 リンク部
228、308 ギヤ
229 ホルダ
230 戻しコロ
301 排紙トレイ
302、303 支持部材
306 駆動軸
309 DCモータ
310 エンドフェンス
311 シート押さえ部材
311a 先端押圧部
312、663 回転軸
313 レバー
314 シート高さセンサ
401 スティプルトレイ
402、403 ジョガーフェンス
408、409 ホームセンサ
410、411 基準フェンス
430 放出爪
450 綴じ装置
600、664 制御基板
601、665 CPU
602 バス
603 RAM
604 ROM
605、606、700 I/Oポート
607 モータドライバ
608、610 シリアルバス
609 上位装置
611 PC
614 アナログ出力ポート(DAo)
615 オペアンプ
616 制御電源設定入力端子(Vref)
617、618、701、702 抵抗
650 工程検査装置
653、813 エンコーダ
654、814 パルスカウントセンサ
660 検査対象
662 ハーネス
666、667 コネクタ
668 駆動プーリ
671 ローラ
672、815 光軸
680 スイッチ
703 トランジスタ
800 検査冶具の測定部
802 第1のプーリ
804 検査用軸
805 ローラ
806 加圧板
807 連結棒
808 負荷設定部
809 パルスカウント部
810 第2のプーリ
811 ばね
812 保持板
818 検査開始ボタン
819 NG判定ランプ
820 OK判定ランプ
850 検査冶具の制御部
851 冶具ケーブル

Claims (8)

  1. 設定電流値を複数切り替え可能な電流制御手段と、前記設定電流値を格納する不揮発記憶手段を備えた演算装置が実装された制御基板と、前記設定電流値を通常よりも小さい電流値に切り替えて自装置を検査モードとするための切替手段とを有し、ステッピングモータを定電流駆動するステッピングモータ駆動制御装置と、
    前記ステッピングモータ駆動制御装置により駆動制御されるステッピングモータと、
    前記ステッピングモータによって駆動されシート部材の搬送を行うシート部材搬送ローラ軸と、
    前記ステッピングモータにおける脱調の有無を判断する検査装置と、を備え、
    前記検査装置は、
    前記シート部材搬送ローラ軸の回転が伝達される検査用軸と、
    前記検査用軸の回転数を計測する回転数検出手段と、
    前記検査用軸に負荷を印加する負荷印加手段と、
    前記回転数検出手段で計測した前記ステッピングモータの実回転数と、前記検査モード用動作を行った場合の前記シート部材搬送ローラ軸の理論上の回転数とを比較することによって前記ステッピングモータに脱調があったか否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記検査モードの状態かつ、前記負荷印加手段によって前記検査用軸に一定の負荷をかけて検査モード用動作が行われた状態で前記ステッピングモータにおける脱調の有無を判断することを特徴とするステッピングモータ検査システム。
  2. 前記シート部材搬送ローラと、前記検査用軸とは回転比が1対1であることを特徴とする請求項記載のステッピングモータ検査システム
  3. 前記検査装置は、前記ステッピングモータ駆動制御装置との間でデータを送受信する通信手段を有し、前記シート部材搬送ローラ軸の理論上の回転数が、前記通信手段を介して前記ステッピングモータ駆動制御装置から入力されることを特徴とする請求項又は記載のステッピングモータ検査システム
  4. 前記負荷印加手段が前記検査用軸に印加する負荷は、前記ステッピングモータに掛かる総合負荷が、前記ステッピングモータが動作するのに最低限必要な電流値から算出される出力トルクよりも大きく、前記ステッピングモータに前記検査モード用動作を実行させる電流値から算出される出力トルクよりも小さい値となるように設定されることを特徴とする請求項からのいずれか1項記載のステッピングモータ検査システム
  5. 前記検査モード用動作は、紙無しフリーラン動作であることを特徴とする請求項からのいずれか1項記載のステッピングモータ検査システム
  6. 前記検査モードへの切り替えは、前記ステッピングモータ駆動制御装置の制御基板に設置された切り替え手段によって行われることを特徴とする請求項からのいずれか1項記載のステッピングモータ検査システム
  7. 前記検査モードへの切り替えは、装置内部の信号によって行われることを特徴とする請求項からのいずれか1項記載のステッピングモータ検査システム
  8. 前記ステッピングモータ駆動制御装置とのデータの送受信及び該ステッピングモータ駆動制御装置が出力する前記検査モードへの切り替え信号の受信を、画像形成装置との接続用のケーブルを介して行うことを特徴とする請求項からのいずれか1項記載のステッピングモータ検査システム
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