JP5337939B2 - 架空線用テンションバランサ - Google Patents
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Description
空中に架設された架空線の張力を一定に保持するための架空線用テンションバランサであって、
前記架空線用テンションバランサが、テレスコピック状に設けられた複数の筒状部材およびその中心部に同軸的に設けられた一対の対向する長板からなるロッド部と、前記複数の筒状部材におけるそれぞれの内側のものおよび前記ロッド部を没入方向に弾発付勢すべく前記各筒状部材間および最も内側の筒状部材と前記ロッド部との間にそれぞれ同心的に介装された圧縮コイルばねと、前記最も外側の筒状部材の一端側に固設された端板に固着され、前記一対の対向する長板からなるロッド部に対し同軸的に延出する長尺プレートと、前記ロッド部の一対の長板間に回動自在に設けられた一対のローラとを具備し、
前記長尺プレートを、前記ロッド部に設けた一対のローラ間に挟みながら、該ロッド部の移動を長尺プレートに沿ってガイドすることを特徴とする。
また、ロッド部に電車線や圧縮コイルばねによるねじれようとする力が作用し、そのために長尺プレートにもねじれようとする力が作用しても、長尺プレートは一対の回転自在のローラ間に挟持されてガイドされるため、ロッド部の往復動(進退)は影響されず円滑となる。
これにより前記各筒状部材およびロッド部に対して架空線連結金具を任意の角度位置で回り止め可能になり、架空線(電車線)の架設当初およびその後に架空線のねじれが生じた場合にも、そのねじれを解消できるとともに、そのねじれ解消後は前記回り止め作用を確実に発揮することができる。
前記カム部がばねのばね力で押圧されてカム部材に嵌合してロッド部に対し架空線連結金具の回動を規制し、ばねのばね力に抗してカム部をカム部材より離間すると架空線連結金具の回動規制が解除されることを特徴とする。
すなわち、本発明のロッド部は、一対の対向する長板で構成され、その対向する長板の端部間が連結板で連結され、この連結板に架空線連結金具が取り付けられているので、この取付部分は、対向する長板間から目視可能となる。従って、分解しなくても点検が可能となるので、点検作業も容易となる。
この構成により、筒状部材内に充填したグリスの漏洩を防止でき、筒状部材内のグリスが漏洩して周囲を汚染することがない。
(1)電車線の伸縮時に圧縮コイルばねの円滑な伸縮により電車線のテンションをメンテナンスフリーにて略一定に保持可能にするとともに、前記伸縮時における圧縮コイルばね端における相対的周方向変位にもとづく筒状部材間でのねじれに伴う電車線の傾きを確実に防止できる。
(2)筒状部材の水抜き孔には充填したグリスの漏洩を防止するフィルターが設けられているので、水抜き孔よりグリスが漏洩して周囲を汚染することもない。
(3)長尺プレートは、回転自在の一対のローラ間に挟持されて回り止めを図っているので、ロッド部と筒状部材間にねじれが生じ、長尺プレートに、そのねじれようとする力が作用しローラと接触しても、一対のローラが転動してガイドするため摩擦力が軽減し、ロッド部や筒状部材の往復動(進退)は影響されず円滑となる。
(4)架空線連結金具のロッド部との取付部分は、外部より目視可能となっているので、点検作業が容易である。
従って、連結ピン21の多角形断面部21bが貫通孔10aに位置するときは、架空線連結金具19の回動は規制され、架空線連結金具19で連結ピン21を押し込み連結ピン21の軸部21aが貫通孔10aに位置するときは回動可能となる(図13参照)。
また、このように架空線連結金具19の連結板10との取付部分は、対の長板4a、4a間より目視可能となっているので、連結ピン21の頭部21cの点検も容易となる。
この構成によれば、カム部58bがばね60のばね力で押圧されてカム部材59に嵌合しているときは、ロッド部4に対する架空線連結金具19の回動が規制され、ばね60のばね力に抗して連結ピン58を押し込みカム部58bをカム部材59より離間すると、架空線連結金具19の回動規制が解除される。
1a、3a フランジ部
1b 端板
3 中筒
4 ロッド部
4a 長板
6、7 圧縮コイルばね
10、11 連結板
10a 貫通孔
13 フィルター
15 取付金具
17 孔あきブラケット
19 架空線連結金具(フック部材)
20 電車線
21、58 連結ピン(回動/回動規制部材)
21a 軸部
21b 多角形断面部
21c 頭部
24 長尺プレート
28、57 ローラ
58b カム部
59 カム部材
60 ばね
Claims (5)
- 空中に架設された架空線の張力を一定に保持するための架空線用テンションバランサであって、
前記架空線用テンションバランサが、テレスコピック状に設けられた複数の筒状部材およびその中心部に同軸的に設けられた一対の対向する長板からなるロッド部と、前記複数の筒状部材におけるそれぞれの内側のものおよび前記ロッド部を没入方向に弾発付勢すべく前記各筒状部材間および最も内側の筒状部材と前記ロッド部との間にそれぞれ同心的に介装された圧縮コイルばねと、前記最も外側の筒状部材の一端側に固設された端板に固着され、前記一対の対向する長板からなるロッド部に対し同軸的に延出する長尺プレートと、前記ロッド部の一対の長板間に回動自在に設けられた一対のローラとを具備し、
前記長尺プレートを、前記ロッド部に設けた一対のローラ間に挟みながら、該ロッド部の移動を長尺プレートに沿ってガイドすることを特徴とする架空線用テンションバランサ。 - 前記架空線用テンションバランサは、前記ロッド部の外出側の端部に架空線連結用の架空線連結金具が回動可能に取付けられ、該架空線連結金具は、ロッド部に対し、回動規制手段とその解除手段を備えることを特徴とする請求項1記載の架空線用テンションバランサ。
- 前記架空線連結金具の回動規制手段とその解除手段は、前記ロッド部に固設されたカム部材と、前記架空線連結金具に設けられて前設カム部材に対し嵌合・離間可能なカム部と、前記カム部材に対しカム部を嵌合方向に付勢するばね、とを備え、
前記カム部がばねのばね力で押圧されてカム部材に嵌合してロッド部に対し架空線連結金具の回動を規制し、ばねのばね力に抗してカム部をカム部材より離間すると架空線連結金具の回動規制が解除されることを特徴とする請求項2記載の架空線用テンションバランサ。 - 前記ロッド部の外出側の端部に回動可能に取り付けられ、その回動規制手段とこの解除手段を備える架空線連結金具は、ロッド部との取付部分が外部より目視可能となり、点検を可能としてなることを特徴とする請求項2または3に記載の架空線用テンションバランサ。
- 前記筒状部材は、水抜き孔を備え、該水抜き孔には筒状部材内に充填したグリスの漏洩を防止するフィルターが設けられていることを特徴とする請求項1記載の架空線用テンションバランサ。
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