JP5337530B2 - 無線基地局および無線通信方法 - Google Patents
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Description
第1実施形態においては、(1)無線通信システムの概略構成、(2)無線基地局の構成、(3)無線通信システムの動作、(4)作用・効果について説明する。
図1は、第1実施形態に係る無線通信システム10の概略構成図である。無線通信システム10は、LTE規格に基づく構成を有している。すなわち、無線通信システム10では、マルチキャリア通信方式の一つである直交周波数分割多元接続(OFDMA)方式が用いられる。OFDMA方式では、複数のサブキャリアを用いてサブチャネルと呼ばれる通信チャネルが構成され、当該通信チャネルが無線端末に割り当てられる。
次に、(2.1)無線基地局1Aの構成、(2.2)無線基地局1Bの構成について説明する。
図3は、第1実施形態に係る無線基地局1Aの構成を示す機能ブロック図である。
位置情報取得部121bは、次のA〜Cの何れかの方法を用いて、無線端末2Aの位置情報を取得する。
CQI情報取得部121aは、無線端末2Aに要求する事で、不定期に無線端末2AからCQIを入手する事ができるが、測定結果が低いCQIのサブバンドを通知させる。無線端末2Aに通知させるCQIの数は、下位M個のCQI、あらかじめ指定した閾値以下のCQI、あらかじめ指定した閾値以下のCQIのうち下位M個などが考えられる。更に、その基準(個数Mまたは閾値)を無線端末2Aに認識させる方法としては、システム固定、報知情報で通知、無線端末2A初期接続時のコンフィグレーションで通知などがある。
情報管理部122は、CQI情報記憶部131に保存するCQI情報を、上記Cでは無線端末の距離別に保存する。あるいは、情報管理部122は、位置判定部122bによってエリア端6Aに位置すると判定された無線端末のCQIのみを保存してもよい。
E.サブバンドごとにCQIを保存する方法
F.サブバンドごとに閾値以下のCQIが通知された数を保存する方法
一般にCQIが低いサブバンドはより高いレベルの干渉を受けていると推測されるため、劣化判定部122aによってCQIが一定の閾値以下であると判定された場合に、被干渉レベルが高いと判断できる。但し、瞬間的な要因を取り除くために、被干渉サブバンド検出部123は、カウント部122cを用いて、複数回条件にあてはまるCQIを観測した場合に、被干渉サブバンドと判定してもよい。
通知処理部124は、被干渉サブバンド検出部123によって被干渉サブバンドが検出された場合、干渉情報をバックボーンネットワーク100経由で近隣無線基地局1B〜1Gに通知する。例えば、干渉情報には、被干渉サブバンドを識別するサブバンド番号が含まれている。通知を受けた近隣無線基地局1B〜1Gは、自局のトラフィック状況に応じて該サブバンドを回避、又は低送信電力で使用することになる。通知処理部124は、被干渉サブバンドの使用停止、或いは出力低下を行わなければならない強制力の強い指示メッセージを通知してもよい。
次に、無線基地局1Bの構成について説明する。図4は、無線基地局1Bの構成を示す機能ブロック図である。
次に、第1実施形態に係る無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、(3.1)全体概略動作、(3.2)無線基地局1Aの動作、(3.3)無線基地局1Bの動作について説明する。
図5は、第1実施形態に係る無線通信システム10の概略動作シーケンスを示すシーケンス図である。
図6は、第1実施形態に係る無線基地局1Aの動作、具体的には、図5に示したステップS130(干渉検出処理)の詳細を示すフローチャートである。
図7は、無線基地局1Bの動作、具体的には、図5に示したステップS150B(干渉回避判定処理)の詳細を示すフローチャートである。
ステップS153において、送信制御部223は、無線端末2Bに対するスループットを下げることができるか否かを判定する。例えば、無線端末2B宛のデータの量が少ない場合には、スループットを下げることができると判定される。
第1実施形態では、通知処理部124は、被干渉サブバンドが検出された場合、干渉情報を無線基地局1Bに通知する。無線基地局1Bの送信制御部223は、無線基地局1Bが干渉信号を送信していると判定された場合、当該干渉信号の送信電力低減または送信停止の何れかを実行する。これにより、被干渉サブバンドにおけるCQIが向上する。
第2実施形態では、第1実施形態で説明した構成および動作に加え、無線基地局1Aが、近隣無線基地局1B〜1Gの中から干渉源の無線基地局を特定する形態について説明する。以下、(1)無線基地局の構成、(2)全体概略動作、(3)無線基地局の動作、(4)作用・効果について説明する。ただし、第1実施形態と重複する説明については省略する。
図8は、第2実施形態に係る無線基地局1Aの構成を示す機能ブロック図である。
図9は、第2実施形態に係る無線通信システム10の概略動作シーケンスを示すシーケンス図である。図9において、ステップS210〜S230以外の動作は第1実施形態と同様であるため、ステップS210〜S230について説明する。
図10は、第2実施形態に係る無線基地局1Aの動作、具体的には、図9に示したステップS210(干渉検出処理)の詳細を示すフローチャートである。図10において、ステップS211以外の動作は第1実施形態と同様であるため、ステップS211について説明する。ステップS211において、情報管理部122は、CQI情報を記憶部130のCQI情報記憶部131に保存する。その際、情報管理部122は、端末位置情報に基づいて、近隣無線基地局1B〜1Gのうち無線端末2Aに最寄りの無線基地局を推定し、近隣無線基地局1B〜1G毎にグループ化して保存する。
第2実施形態では、通知処理部124は、被干渉サブバンド検出部123によって被干渉サブバンドが検出された場合、干渉源特定部125によって特定された干渉源基地局に対し、干渉信号の送信電力低減または送信停止の何れかを指示する指示メッセージを通知する。したがって、近隣無線基地局1B〜1Gの全てに通知を行っていた第1実施形態に比べて、通知に要するメッセージ量を削減できる。また、第1実施形態では、実際には干渉源ではない近隣無線基地局1B〜1Gにおいても干渉回避動作を行ってしまう可能性があるが、第2実施形態は当該可能性を低減できる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
Claims (6)
- 予め定められた複数の通信周波数それぞれにおいて無線通信品質を測定する無線端末と無線通信を実行する無線基地局であって、
通信周波数毎の前記無線通信品質を示す無線品質値を前記無線端末から複数回受信する、又は、前記無線端末を含む複数の無線端末から前記無線品質値を受信する受信部と、
前記複数の通信周波数それぞれについて、所定の閾値よりも劣化した前記無線品質値を前記受信部が受信した回数をカウントするカウント部と、
前記複数の通信周波数の中から、前記カウント部によってカウントされた前記回数が前記所定回数に達した通信周波数を、所定レベル以上の干渉を干渉源から受ける被干渉通信周波数として検出する検出部と
を備える無線基地局。 - 前記無線端末の位置、または前記無線端末と前記無線基地局との間の距離の少なくとも一方を示す端末位置情報を取得する取得部をさらに備え、
前記カウント部は、前記取得部によって取得された前記端末位置情報に基づき、所定のエリアに位置する前記無線端末から送信された前記無線品質値であって、且つ、前記所定の閾値よりも劣化した前記無線品質値を前記受信部が受信した前記回数をカウントする請求項1に記載の無線基地局。 - 前記所定のエリアとは、前記無線基地局の通信エリア端部である請求項2に記載の無線基地局。
- 前記検出部が前記被干渉サブバンドを検出した場合に、前記干渉源となる他の無線基地局である干渉源基地局を特定する干渉源特定部をさらに備え、
前記端末位置情報は、前記無線端末の位置を示す情報であり、
前記取得部は、前記無線基地局から所定範囲内に位置する他の無線基地局の位置に関する基地局位置情報をさらに取得し、
前記干渉源特定部は、前記端末位置情報および前記基地局位置情報に基づいて、前記干渉源基地局を特定する請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。 - 前記受信部は、前記複数の通信周波数のそれぞれにおいて前記無線端末が測定した前記無線通信品質のうち、前記無線通信品質が低い下位所定数の前記無線品質値を受信する請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の無線基地局。
- 予め定められた複数の通信周波数それぞれにおいて無線通信品質を測定する無線端末と無線通信を実行する無線通信方法であって、
通信周波数毎の前記無線通信品質を示す無線品質値を前記無線端末から複数回受信する、又は、前記無線端末を含む複数の無線端末から前記無線品質値を受信するステップと、
前記複数の通信周波数それぞれについて、前記受信するステップにおいて所定の閾値よりも劣化した前記無線品質値を受信した回数をカウントするステップと、
前記複数の通信周波数の中から、前記カウントするステップによってカウントされた前記回数が前記所定回数に達した通信周波数を、所定レベル以上の干渉を干渉源から受ける被干渉通信周波数として検出するステップと
を備える無線通信方法。
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