JP5337505B2 - 雨樋の取付構造および雨樋取付具 - Google Patents

雨樋の取付構造および雨樋取付具 Download PDF

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本発明は、雨樋の取付構造および雨樋取付具に関し、さらに具体的には、シート材を樋形状に曲成加工してなる雨樋を壁、軒先等に固定するようにした雨樋の取付構造および、その雨樋を取り付けるための雨樋取付具に関する。
軒樋、竪樋等の雨樋は、樹脂の押出成形によって形成する方法が採られているほか、雨樋の本体が薄板状(シート状)であることから、雨樋専用のシート材を施工現場に持ち込んで設置態様等に応じて樋形状に加工して形成する方法も採られており、従来においても、そのような雨樋用のシート材に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
このように、シート材を使用して現場で雨樋を形成すれば、輸送スペースや保管スペースを縮小できるし、特に種々の雨樋に対応した汎用のシート材を用いれば、施工現場で、設置対象となる建築物や設置環境に応じて所望の形状、寸法のものを形成することができ、さらに利便性は高い。
本出願人も、輸送スペースや保管スペースを考慮して雨樋用のシート材を種々試行しており、特に、雨樋の内底面に複数の突条体を雨樋の長手方向に沿って形成するようにして、雨水の整流作用を起こさせるような雨樋用のシート材についても試行している。
実開平5−58204号公報
ところで、このようなシート材を加工してなる雨樋も、一般の雨樋と同様、樋支持具等の雨樋取付具を介して軒先等に取付固定する必要があるが、従来では、そのような雨樋の特性を生かした雨樋の取付構造および雨樋取付具については、試行も提案もされていなかった。
なお、軒樋用の吊式タイプの雨樋取付具として、通例では、軒樋の前壁の上端と後壁の上端に形成された係止部を、雨樋取付具の被係止部で引っ掛けるように係止、連結して雨樋を吊り支持するものが使用されているが、この種の雨樋取付具を、シート材を加工してなる軒樋に使用する場合には、現場において、軒樋側に、その雨樋取付具の被係止部に合致した係止部をシート材あるいは他の部材で形成しなければならず、現場の作業を迅速に行えなくなるおそれがある。
つまり、シート材よりなる雨樋を従来の雨樋取付具で取り付ける場合の最も大きな問題は、それらの連結構造にあった。
また、上記のようにシート面に突条体を形成させたシート材を試行している出願人としては、そのような特徴的なシート面を利用することで雨樋取付具との連結ができやすくなるようなシート面の付加価値を見出したいという意向もある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、雨樋を所定のシート材で形成した場合に、その雨樋の取付作業を簡単、迅速に行える利便性の高い雨樋の取付構造および雨樋取付具を提供することにある。また、特定のシート面の特性を生かした雨樋取付具を提供することも本発明の目的に含まれる。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の雨樋の取付構造は、シート材を樋形状に曲成加工してなる雨樋を、雨樋取付具を用いて壁、軒先等に固定するようにした雨樋の取付構造であって、雨樋は、シート材のすくなくとも片面側に、複数の係着部が間隔をあけて雨樋の長手方向に沿って並設されて雨樋取付具との連結面が形成され、該連結面が形成されていない面には、連結面の複数の係着部に対応して複数の突条部が形成された構造とされるとともに、雨樋取付具は、雨樋の連結面側に突出された係着部と相互に係着する被係着部を備えた構造とされており、係着部と突条部とは、それらが一体化された棒状体よりなり、シート材は、複数の棒状体が間隔をあけて雨樋の長手方向に並設され、屈曲可能なシート基材を介して連結、一体化されて形成された構造としている、ことを特徴とする。
(削除)
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請求項では、シート材は、係着部および上記突条部の一方が、シート材同士を重合連結するための係止部を構成し、他方が該係止部と相互に係止される係止受部を構成した構造としている。
請求項に記載の雨樋取付具は、請求項1または2に記載されたものである。
本発明によれば、複数の係着部が間隔をあけて雨樋の長手方向に沿って並設されたシート材で雨樋取付具との連結面を形成した雨樋を、その係着部と相互に係着する被係着部を備えた雨樋取付具で固定できる、相互に係着構造の合致した取付構造となっているため、施工現場で雨樋の取付作業が簡単、迅速に行える。また、シート材のシート面の特徴を生かした構造であるため、雨樋と雨樋取付具とを包括的に設計できる。
さらに、雨樋の連結面を形成していない面に係着部に対応した突条部を形成しているため、そのような突条部を形成した面を雨樋の外面に割り当てることで、意匠的効果を奏させることができる。一方、突条部を形成した面を雨樋の内面に割り当てたものでは、その突条部により雨水の整流効果を期待できる。
また、係着部と突条部とを一体化した複数の棒状体が間隔をあけて雨樋の長手方向に並設され、屈曲可能なシート基材を介して連結、一体化されて形成されたシート材の特徴的な構造を生かした雨樋の取付構造とすることができ、その結果、雨樋用のシート材と雨樋取付具とを包括的に設計することができる。
さらに他の発明によれば、シート材の特徴である、シート材の係止部と係止受部の相互係止構造を生かした雨樋の取付構造とすることができる。
本発明の雨樋の取付構造に使用するシート材の説明図であり、(a)は図2に示した雨樋の形成材料であるシート材の一例を示す縦断面図およびその一部の拡大縦断面図であり、(b)は同シート材の部分斜視図である。 同シート材で形成された雨樋の縦断面図である。 本発明の雨樋の取付構造の第1実施形態を説明するための図であり、(a)は図2に示した雨樋と係着構造が合致する吊式タイプの雨樋取付具の平面図、(b)はその雨樋と、同雨樋取付具との連結構造を示した縦断面図および一部拡大縦断面図である。 本発明の雨樋の取付構造の第2実施形態を説明するための図であり、(a)は図2に示した雨樋と係着構造が合致する受式タイプの雨樋取付具の平面図、(b)はその雨樋と、同雨樋取付具との連結構造を示した縦断面図および一部拡大縦断面図である。 他のシート材により形成された雨樋と、その雨樋と係着構造が合致する雨樋取付具との連結構造を示した縦断面図および一部拡大縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
まず、図1を参照して、本発明の雨樋の取付構造が使用される雨樋の形成材料であるシート材について説明する。なお、図1(b)に示したA、Bは方向を示すもので、Aは雨樋用のシート材の棒状体配列方向であり、Bは雨樋用シート材の長手方向または後述する棒状体の長手方向である。
このシート材1は、軒樋や竪樋を形成するための材料となるシート状の部材であり、図1に示すように、複数の長尺の棒状体10が間隔をあけて同方向に並設され、屈曲可能なシート基材2を介して連結、一体化されており、それぞれの棒状体10は、相互に係止可能な形状の係止部11と係止受部12とを、シート基材2の片面2a側と他の片面2b側とに突出させている。
このシート材1では、各棒状体10は、樹脂材料よりなり、係止部11が略半円状の突起係止体11aを備え、係止受部12が、左右対称の1組の係止受片12a、12aを備え、この1組の係止受片12a、12aによって他の棒状体10の係止部11を嵌め入れて係止できる半円状の凹溝空間12dを有した突起体の構造となっており、係止部11と係止受部12との間には、両シート基材が突き合わされるようにして連結された接続部13が形成されている。
この係止受部12を構成する1組の係止受片12a、12aのそれぞれの先端側には、凹溝空間12dの一部を塞ぐように突出した抜け防止用の爪片12bが形成され、それら爪片12b、12b間には、他の棒状体10の係止部11を受け入れるための開口12cが形成されている。一方、係止部11は、突起係止体11aとシート材1(シート基材2)の片面2aとの間に、係止受部12の爪片12b、12bが挿入されて係止される程度のわずかな隙間による爪片係止間隙11b、11bを有している(図1(a)の一部拡大縦断面図を参照)。
なお本例では、係止部11を凸体、係止受部12を凹体としているが、逆でもよく、また他の形状であってもよい。また本例では、両者が相互に係止できるような突起構造となっているが、相互係止構造でなくてもよく、また突起構造でなくてもよいし、一方面のみに、後述するような雨樋取付具50(図3、図4を参照)と連結できるような係着部31(図2〜4を参照)がすくなくとも形成されたものであればよい。
また、本例では、全ての棒状体10の係止部11を片面2aに整列させるように配し、係止受部12を他の片面2bに整列させるように配しているが、これには限定されず、図5で後述するように、同一面に係止部11と係止受部12とを交互に配列させたものでもよい。以下では、係止部11を整列させた面を係止面21といい、係止受部12を整列させた面を被係止面22という。
一方、シート基材2は屈曲可能な樹脂の薄板材料よりなり、シート材1に形成されたいずれの棒状体10、10間でも折り曲げが可能となっている。
このような雨樋用のシート材1は、棒状体10およびシート基材2が硬質樹脂および軟質樹脂よりなるため、押出成形により硬軟同時成形にて一体成形することが望ましく、一体成形としては二色成形でもよいし、棒状体を金属としたインサート成形でもよい。もちろん、棒状体10およびシート基材2を同一の樹脂素材により一体成形してもよい。
図1に示したシート材1は、所定の形状、寸法の軒樋30を形成するための専用シート材であり、一定数の棒状体10を一定間隔に配設したもので、そのシート材1の先尾端部1a、1b(図1(a)中の左端および右端)には、係止受部12に嵌め入れ可能な形状の端部止め片3、3がさらに設けられている。なお、この端部止め片3は、上記棒状体10とは形状の異なる他の棒状体10´よりなり、係止部11と同様に係止受部12に相互係止されるような係止部材を構成する。
図2は、同シート材1により形成された軒樋の例を示す縦断面図であり、被係止面22を軒樋の内面に配した例を示している。
この軒樋30は、所定の位置のシート基材2を折り曲げて製されている。また、軒樋30の前端には、シート材1の先端部1aが略円形状に曲成され、端部止め片3と係止受部12とで係止固定されて十分な強度の前端芯部30aが形成され、一方、軒樋30の後端には、シート材1の尾端部1bが略円形状に曲成され、端部止め片3と係止受部12とで係止固定されて十分な強度の後端芯部30bが形成されている。
なお、端部止め片3を用いずに、棒状体10の係止部11と他の棒状体10の係止受部12との係止によって、前端芯部30aや後端芯部30bを形成するようにしてもよい。
また、これらの前端芯部30aと後端芯部30bは、後述する図3、図4に示すように、雨樋取付具50と相互係止する対象となる係止部ではないため、このような前後端の位置に強度を持たせる必要がなければ、このような芯部は形成しなくてもよい。
本発明の最大の特徴は、このような軒樋30等を、図3、図4等で後述する雨樋取付具50を使用して軒先等に取り付けるようにした雨樋の取付構造にあり、すなわち、本発明は、雨樋と雨樋取付具の連結構造に特徴を有したものである。
図2に示した軒樋30は、その雨樋取付具50を介して軒先等に取付固定されるもので、軒樋30の内面33または外面34が、雨樋取付具50との連結面Fとして構成されている。すなわち、この連結面Fに形成された係止受部12(内面33が連結面Fである場合)または係止部11(外面34が連結面Fである場合)が、雨樋取付具50の被係着部51(図3、図4を参照)と係着して連結するための係着部31を構成する。また、シート材1の片面2aに係止部11が、他の片面2bに係止受部12が形成されているから、軒樋30の連結面Fを形成していない面にも、係止受部12、係止部11のいずれかよりなる突条部32が表れる。
図3および図4は、上記軒樋30を軒先等に取付固定するための雨樋の取付構造の2つの実施形態を示したもので、図3は軒樋30の内面33を連結面Fとして、それに対応した雨樋取付具50と連結させるようにした第1実施形態であり、図4は軒樋30の外面34を連結面Fとして、それに対応した雨樋取付具50と連結させるようにした第2実施形態である。換言すれば、図3は吊式タイプの雨樋取付具50に対応した連結構造を示しており、図4は受式タイプの雨樋取付具50に対応した連結構造を示している。
図3に示した雨樋取付具50は、樹脂、金属等より製されており、軒先等へ固定するための固定部53と、軒樋30と連結するための本体部51と、軒樋30を軒先の前方で吊り支持するために本体部51の上端に連結された取付杆52とを備えた構造となっている。
図3(a)に示すように、固定部53は壁等への取付面53aを有した板状体で形成され、取付杆52は、その固定部53の上端中央より軒樋30の前後方向の略中央まで延びた棒状板体よりなる。また、本体部51は、この取付杆52に連結され、軒樋30の前壁部35、内底面33a、後壁部36に延びた脚部51aと、それらの端部に形成され、軒樋30の長手方向に寸法を大きくして脚部51aよりも幅広とした連結部51bとよりなる。このような雨樋取付具50は、樹脂、金属等で一体成形することが望ましい。
この本体部51の連結部51bの端面である、軒樋30の内面33(連結面F)を向いた面には、その連結面Fに形成された係着部31(係止受部12)と相互に係着する被係着部55を備えている。この被係着部55は、軒樋30の連結面Fに形成された係着部31の形状に対応して、突条の基部55aの先端に断面略半円状の係着体55bを有した突起体構造となっており、その係着体55bは軒樋30の係着部31(係止受部12)の凹溝空間12d(図1を参照)に嵌め入れ可能な形状となっている。
この突起体よりなる被係着部55は、軒樋30を強固に連結すべき箇所である、軒樋30の前壁部35の上端部分、前壁部35と底部との境界折曲部の前後部分、底部と後壁部36との境界折曲部の前後部分および後壁部36の上端部分に形成されている。また、図3の例では、雨水が滞留することなく効率よく流れるようにするために、軒樋30の内底面33aの中央には脚部51a、連結部51bおよびそれに付随される被係着部55を設けず、空間を大きく空けているが、全体にわたって被係着部55を形成してよい。またさらに、雨水の流れをよくするために、被係着部55の基部55aを高くした雨樋取付具で雨樋を連結するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、軒樋30の内面33に形成された係止受部12と、外面34に形成された係止部11とが相互係止関係にあるから、雨樋取付具50の連結部51bに形成された被係着部55の先端の係着体55bは、係止部11と同様の断面形状となっている。
本実施形態では、このように、雨樋取付具50が軒樋30の内面33に係着、連結する構造となっており、さらに図3(b)に示すように、その連結部51bを含む本体部51の全体が軒樋30に内包されるようにして軒樋30を連結支持する構造となっている。
このように、雨樋取付具50は軒樋30に内包されるため、本体部51が軒樋30の前方からは見えず、しかも、従来のように軒樋の前壁上端や後壁上端で相互係止する構造ではなく、係止部の代わりとなる連結部51bと軒樋30の連結面Fとの連結部分が露出されないため、見映えはきわめてよくなる。
このように、連結部分が隠れる構造であるため、雨樋取付具50の本体部51の形状については、その意匠性を考慮する必要はなく、連結を強固にする点や材料コストを考慮した形状とすればよい。例えば、本体部51の連結部51bの雨樋長手方向寸法を大きくして連結部分を拡げることで、軒樋30との連結を強固にしてもよい。
一方、図4に示した雨樋取付具50は、図2に示した軒樋30を下方より支持するようにした受式タイプのものであり、円柱状の棒状体を折曲加工してなり、垂木(不図示)に打ち込んで固定可能な尖端部53aを有した固定部53と、長板体を折曲してなる本体部51とを備えた構造となっている。
この本体部51の連結部51bの端面である、軒樋30の外面34(連結面F)を向いた面には、その連結面Fに形成された係着部31(係止部11)と相互に係着する被係着部55を備えている。この被係着部55は、軒樋30の連結面Fに形成された係着部31の形状に対応して、凹溝体構造となっており、その凹溝体55cは軒樋30の係着部31(係止部11)の突起係止体11a(図1を参照)を嵌め入れることが可能な形状となっている。
なお、図4の例では、被係着部55が軒樋30の係着部31の全てに対応して設けられてはおらず、選択的に設けられているが、その配設部位は限定されない。また、受式タイプの雨樋取付具50は軒樋30に内包させるものではないため、雨水の流れが妨げられるおそれは全くなく、雨水の流れを考慮する必要がないため、本体部51の長手方向の全体にわたって被係着部55を形成した雨樋取付具で連結してもよい。
また、本実施形態では、軒樋30の内面33に形成された係止受部12と、外面34に形成された係止部11とが相互係止関係にあるから、雨樋取付具50の本体部51に形成された被係着部55を構成する凹溝体55cは、係止部11と同様の形状となっている。なお、図4の例のような突起状の凹溝体55cとはせずに、掘り込んで形成された凹溝であってもよい。
本実施形態では、このように、雨樋取付具50が軒樋30の外面34に形成された係着部31と係着、連結する構造となっているため、被係着部55を構成する凹溝体55cの高さを種々変えることで、雨樋取付具50の本体部51を軒樋30の外面形状とは異なる形状にすることもでき、デザイン上の制約がなくなる。例えば、図2のような断面角形の軒樋に対して、雨樋取付具を半円状にすることもできる。
図5は、他のシート材により形成された軒樋30と、その軒樋30と係着構造が合致する雨樋取付具50との連結構造を示した縦断面図である。
この軒樋30を構成するシート材1は、シート基材2の片面2aおよび他の片面2bのそれぞれには、係止部11と係止受部12とが交互に表れるように棒状体10が配設されている。つまり、この雨樋用のシート材1は表裏の区別がない。
このように、表裏の区別がなく、片面2a側および他の片面2b側のそれぞれに係止部11と係止受部12とが交互に形成されているので、表面(片面2a)同士または裏面(他の片面2b)同士の重ね合わせができ、図5の例のように、軒樋30の前壁部35を、シート材1を折り返した状態で重合して補強することができる。
図5に示した雨樋の取付構造は、このようなシート材1で形成した軒樋30に対して、図3に示した雨樋取付具50とほぼ同様の構造のものによって連結できるようにしたものである。
すなわち、この雨樋取付具50は、固定部53と、取付杆52と、脚部51aおよび連結部51bを有した本体部51とよりなり、その連結部51bには、突条の基部55aの先端に断面略半円状の係着体55bを有した突起体よりなる被係着部55が形成されている。この被係着部55は、軒樋30の連結面Fである内面33に交互に表れる係着部31(係止受部12)に対して相互係着するものである。なお、図3と同一の他の構造については同一の符号を付して、その説明を省略する。
このように、この連結構造は、この種のシート材1よりなり、そのシート材構造によって一部を補強した軒樋30にも対応できる。例えば、前壁部35を、シート材1を折り返し重合して積層構造に形成した場合でも、その内面33には、雨樋取付具50の被係着部55に対応した係着部31(係止受部12)が表れるので、内面33の多層にした部分でも、必ず相互係着できる。
また、以上に示した図例では、軒樋30の内底面33aに、図3のものでは、連結面Fを構成する係着部31(係止受部12)よりなる複数の突条が形成され、図4のものでは、突条部32(係止受部12)よりなる複数の突条が形成され、図5のものでは、係着部31(係止受部12)と係止部11よりなる複数の突条が形成されているので、整流作用を発揮できる。
以上の第1、第2実施形態では、軒樋30と雨樋取付具50との連結構造を示したが、竪樋と雨樋取付具との連結構造についても同様に、係着部と被係着部とによる相互係着で連結できることはいうまでもない。竪樋の場合、雨樋取付具は、竪樋の外面と連結するものであるため、図4に示した軒樋の実施形態と同様に、雨樋取付具のデザイン上の制約がなくなるという効果が期待できる。
30 軒樋(雨樋)
F 連結面
31 係着部
32 突条部
33 内面
33a 内底面
34 外面
50 雨樋取付具
51 本体部
55 被係着部
1 シート材
2 シート基材
10 棒状体
11 係止部
12 係止受部

Claims (3)

  1. シート材を樋形状に曲成加工してなる雨樋を、雨樋取付具を用いて壁、軒先等に固定するようにした雨樋の取付構造であって、
    上記雨樋は、上記シート材のすくなくとも片面側に、複数の係着部が間隔をあけて雨樋の長手方向に沿って並設されて上記雨樋取付具との連結面が形成され、該連結面が形成されていない面には、上記連結面の複数の係着部に対応して複数の突条部が形成された構造とされるとともに、
    上記雨樋取付具は、上記雨樋の連結面側に突出された係着部と相互に係着する被係着部を備えた構造とされており、
    上記係着部と上記突条部とは、それらが一体化された棒状体よりなり、
    上記シート材は、複数の上記棒状体が間隔をあけて雨樋の長手方向に並設され、屈曲可能なシート基材を介して連結、一体化されて形成された構造としている、ことを特徴とする雨樋の取付構造。
  2. 請求項1において、
    上記シート材は、上記係着部および上記突条部の一方が、シート材同士を重合連結するための係止部を構成し、他方が該係止部と相互に係止される係止受部を構成した構造としている、雨樋の取付構造。
  3. 請求項1または2に記載された雨樋取付具。
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