JP5337038B2 - 電気変圧器の構成要素の破裂の防止装置 - Google Patents

電気変圧器の構成要素の破裂の防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5337038B2
JP5337038B2 JP2009533893A JP2009533893A JP5337038B2 JP 5337038 B2 JP5337038 B2 JP 5337038B2 JP 2009533893 A JP2009533893 A JP 2009533893A JP 2009533893 A JP2009533893 A JP 2009533893A JP 5337038 B2 JP5337038 B2 JP 5337038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
transformer
pressure release
tank
release element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009533893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010507916A (ja
Inventor
フィリップ マニエ
Original Assignee
フィリップ マニエ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フィリップ マニエ エルエルシー filed Critical フィリップ マニエ エルエルシー
Publication of JP2010507916A publication Critical patent/JP2010507916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5337038B2 publication Critical patent/JP5337038B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/08Cooling; Ventilating
    • H01F27/10Liquid cooling
    • H01F27/12Oil cooling
    • H01F27/14Expansion chambers; Oil conservators; Gas cushions; Arrangements for purifying, drying, or filling
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/40Structural association with built-in electric component, e.g. fuse
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/40Structural association with built-in electric component, e.g. fuse
    • H01F27/402Association of measuring or protective means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)

Description

本発明は、所与の量の流体、特に可燃性流体により冷却される電気変圧器の構成要素の破裂の防止分野に関する。
電力変圧器は、巻線とコアの両方において損失を生じるので、生じた熱の放散が必要である。したがって、大電力変圧器は、一般に、流体、例えば油によって冷却される。用いられる油は、誘電性であり、約140℃の温度を超えると着火しやすい。変圧器は非常に費用のかかる要素なので、かかる変圧器の保護あたっては綿密な注意が必要である。
当初、絶縁欠陥が強力な電弧(電気アーク)を発生させ、かかる電気アークは電気保護システムを作動させ、この電気保護システムは変圧器の電力供給セルをトリップさせる(回路遮断器)。また、アークにより、エネルギーの相当な拡散が生じ、それにより誘電油が分解してガス、特に水素及びアセチレンが遊離する。
ガスの遊離に続き、変圧器タンク内の圧力が非常に急速に高くなり、それによりしばしば非常に激しい爆発が生じる。爆発により、変圧器タンクの機械的リンク(ボルト、溶接部)の相当激しい破裂が生じ、それによりガスが周囲空気の酸素と接触する。アセチレンは酸素の存在において自己可燃性(自己引火性)なので、火災がすぐに発生し、これ又多量の可燃性物品を収容している可能性のある現場の他のユニットまで伝わる。
爆発(破裂)は、過負荷、サージ電圧、絶縁体の漸進的損傷、油の低レベル、水若しくはかびの出現又は絶縁部品の破損に起因して生じる絶縁故障によるものである。
先行技術文献は、火災検知器によって作動される電気変圧器用の消火設備を記載している。これら消火設備は、変圧器油が既に燃えているときに作動される。したがって、火災を問題の機器に制限し、火災が隣りの設備に伝わるのを阻止すれば十分であると考えられていた。
電気アークに起因する誘電流体の分解を遅くするため、従来型鉱油に代えてシリコーン油を使用することができる。しかしながら、内部圧力の増大に起因する変圧器タンクの破裂は、極めて短い時間、例えば数ミリ秒にわたり遅延されるに過ぎない。それ故、タンクの破裂は、避けられない。
国際公開第97/12379号パンフレットは、可燃性冷却用流体を収容しているタンクを備えた電気変圧器内での爆発及び火災を阻止する方法であって、圧力センサにより変圧器の電気絶縁体の破裂を検出し、弁を用いてタンク内に存在する冷却用流体を減圧し、加圧不活性ガスをタンク底部中に注入して冷却用流体を攪拌すると共に酸素が変圧器タンク内に流入するのを阻止することによって冷却用流体の高温部分を冷却する方法を教示している。この方法は、満足の行くものであり、変圧器タンクの破裂を回避するのに役立つ。
国際公開第00/57438号パンフレットは、電気変圧器の破裂防止装置用の急速開放破裂要素を記載している。
フィリップ・マグナイヤー(Philippe Magnier)の未公開の米国特許出願第11/473,339号明細書は、圧力解放要素を通過した流体を極めて急速に減圧してこれを気密封止リザーバ内に収容することができる防止装置を記載している。このリザーバは、ガスポンプ及び補助リザーバに連結可能な出口ラインを備えるのが良い。
本出願人は、この種の予防装置は、狭い領域内に配置された変圧器や、予防装置のコストを減少させなければならない低電力変圧器に対しては欠点があるということを発見した。
本発明の目的は、これら欠点を解決することにある。
圧力解放要素を通過した流体の容易な除去を可能にする減少した使用空間向けの予防装置が提案される。
可燃性冷却用流体を収容しているタンクを備えた電気変圧器の構成要素の破裂を防止又は予防する装置であって、タンクの出口に設けられ且つタンクを減圧する圧力解放要素と、圧力解放要素の下流側に配置され且つ圧力解放要素の破裂時に扁平状態から膨張状態に変化する袋とを有することを特徴とする装置が提供される。袋は、圧力解放要素を通過した流体を閉じ込める。袋の形状は、減少した且つ/或いは複雑な形状をした使用空間に合わせて設定できると共に/或いはかかる使用空間に適合可能である。袋の重量は、軽いのが良く、その結果、袋は、扁平状態で又は膨張状態、本質的にはガスで膨張された状態で1人又は2人のオペレータによって取り扱い可能である。
この予防装置は、圧力解放要素を通過した流体をラインにより開放空気に除去することが、坑道の大きさ、必要なラインの長さ、ライン中の圧力降下及びラインの損傷のリスクに起因して非常に困難であるような、鉱山の坑道内に設置された変圧器に適している。圧力解放要素の破裂後、袋を圧力解放要素から隔離して閉鎖することができ、次に、手で又は機械を使って坑道の外部に運び出すことができ、流体は、次に、かかる坑道の外部で適当な処理を受けることができる。
これら利点は、ダムの底部に配置される場合が多い水力発電所の地下又はコンクリート製坑道内に設置された変圧器又はガス及び/又は可燃性液体を集める追加のラインの存在が望ましくないトンネル、例えば道路又は鉄道トンネル内に設置される変圧器の場合にも利用できる。これは、特に、電気牽引ネットワークの電源変圧器に当てはまる。
予防装置は、有利には、建物、例えば使用可能空間がそのコストに起因して狭く、可燃性物品を収容するための追加のラインの存在が望ましくない、非常に高い塔の基礎内に設置される変圧器要素に利用できる。
予防装置は、埋設変圧器要素に据え付け可能である。かかる変圧器は、一般に、変圧キュービクル、例えば公共スペース、例えば街路内に設置されるコンクリート製シェルタ内に設置され、密閉セメントスラブで覆われる。この場合、使用可能空間は、コンクリート製シェルタのコンパクトさ及びオペレータが保守又は交換作業のために設備に出入りすることができるのに十分なスペースを残す必要性に起因して、特に狭い。初期状態では、袋は、極めて小さな容積を占める。圧力解放要素の破裂後、袋は、大きな容積を占めるが、スラブの除去後、コンクリート製シェルタから取り出し可能である。取っ手又は取り扱いリングを設けるのが良い。すると、オペレータは、アクセスのためのスペースが十分なので恩恵を受けることができる。かくして、コンクリート製シェルタと変圧器との間に使用可能な狭い空間は、通常、オペレータの出入りに役立ち、トリップの場合、圧力解放要素を通過した流体を袋の中に集めるのに役立つ。
予防装置は、ポールによって支持された変圧器要素にも取り付け可能である。このような形式の変圧器の破裂又は爆発は、特に市街地区域では近隣にとって極めて危険であることが分かっている。予防装置の据え付けは、極めて望ましい。しかしながら、美観上の理由で、又、ポールの機械的強度に起因して、予防装置は、変圧器の通常の動作状態では小さな体積を占めなければならずしかも軽量でなければならない。初期状態では、袋は、数リットルから数十リットルの容積を占める場合があり、膨張状態では、トリップ後、数百リットルから数m3の容積を占める場合がある。さらに、袋の膨張は、外部から目に見え、変圧器の誤動作の警告のための一手段となっている。かかる警告は、低電力変圧器の場合である局所又は遠隔監視の対象ではない変圧器にとって有利である。
一実施形態では、袋は、ガス密である。
一実施形態では、袋は、伸長に関して剛性である。袋は、ガス密層及び例えば繊維、特にアラミド繊維を利用した伸長に耐える層を有するのが良い。
別の実施形態では、袋は、伸長に関して柔軟性がある。
一実施形態では、袋は、一般に、膨張状態では平行六面体の形をしている。袋は又、膨張状態では丸形縁部を備えた形状又は略円錐形の形をしていても良い。
一実施形態では、本装置は、圧力解放要素の下流側に設けられた曲がりラインを有する。曲がりラインは、45°〜180°の範囲(これら両端を含む)、好ましくは90°以上の角度を有するのが良い。曲がりラインは、タンクの上壁、例えば蓋に設けられた開口部に連結されるのが良く、かかる曲がりラインにより、袋は、膨張中、下方に延びることができ、この場合、相当多量の液体が袋の中に集められ、液体がその自重により袋の底部に落下する傾向があるということに起因して、膨張を困難にする場合のある過度の折れ曲がりは生じない。曲がりラインは又、袋と圧力解放要素との間のリンクに及ぼされる機械的な荷重を制限するのにも役立つ。
一実施形態では、本装置は、袋の上流側に設けられた可撓性ホースを有する。可撓性ホースは、袋の位置を種々の形式の変圧器及び変圧器環境に適合させるのに役立つ。可撓性ホースを曲がりラインと袋との間に設けるのが良い。可撓性ホースは、圧潰のリスクを減少させるためにリング付きの形状を有するのが良い。可撓性ホースを例えばポリエチレン、ポリプロピレン等を主成分とする合成材料で作るのが良い。
一実施形態では、本装置は、可撓性ホースの下流側に設けられた曲がりラインを有する。弁を袋と一体の状態で曲がりラインと袋との間に設けるのが良い。かくして、弁を袋の膨張後で、且つ袋を予防装置の他の構成要素から分離する前に閉鎖することができる。クイック継手を袋と一体の状態で袋の上流側に配置するのが良い。
一実施形態では、本装置は、圧力解放要素の下流側に不活性ガスを導入するチャネルを有する。それにより、袋の膨張後で且つ取り出し前に、不活性ガスを注入して、変圧器構成要素の上側部分、圧力解放要素内、及び任意の中間構成要素内の可燃性ガスを追い出してその割合を著しく減少させることができる。
一実施形態では、袋は、ロック可能な出口オリフィスを有する。このオリフィスは、袋の初期状態及び膨張状態ではロックされ、予防装置の他の構成要素からの袋の分離後にはかかるオリフィスを開いて袋を空にすることができる。それにより、袋の中身を例えばその目的で設けられた受け器内に出すことができる。
本装置は、圧力解放要素と袋との間に設けられたリザーバを有してもよい。リザーバは、小さな容積を有するのが良い。リザーバは、不活性ガスによる排出手段を備えるのが良い。 一実施形態では、本装置は、圧力解放要素の下流側に設けられた減圧チャンバを有する。減圧チャンバは、下流側に設けられた構成要素に及ぼされる圧力を減少させるのに役立ち、それにより軽量の構成要素を用いる可能性が得られる。
一実施形態では、タンクの出口は、タンクの底壁に設けられ、袋は、タンクの下に配置されている。
一実施形態では、タンクの出口は、タンクの上壁に設けられ、袋は、タンクの上方に配置されている。
一実施形態では、袋は、膨張状態ではタンクの隣りに配置される。
一実施形態では、袋は初期状態ではタンクの隣りに配置される。
一実施形態では、袋は、少なくとも部分的に支持体から吊り下げられている。支持体は、垂直壁に固定されたブラケット又は天井に固定されたリングを有するのが良い。かかる袋は、膨張に対する抵抗が非常に小さい。
一実施形態では、本装置は、少なくとも袋の下に配置された噴出防止保護手段を有する。噴出防止保護手段も又、側方に位置するのが良い。
一実施形態では、本装置は、少なくとも2つのシェル備えたケースを有する。ケースは、扁平状態の袋のための輸送及び保護ハウジングを形成し、膨張状態の袋のための支持体を形成する。シェルは、扁平状態から膨張状態への変化中、互いに離れるよう構成されている。上側シェルは、袋と天井又は上方に位置する障害物との考えられる接触中、噴出防止保護手段となることができる。下側シェルは、床に対する噴出防止保護手段となることができる。ケースは、シェル分離検出器を備えるのが良い。検出器は、警告伝送要素に接続されるのが良い。ケースは、シェルを固定するための電気式ロックを備えるのが良い。
可燃性冷却用流体を収容しているタンクを備えた電気変圧器の構成要素の破裂を防止する方法は、次のステップを有する。
タンクをタンクの出口に設けられた圧力解放要素によって減圧する。圧力解放要素の下流側に設けられた袋を膨張させ、袋は、扁平状態から膨張状態に変化し、圧力解放要素を通過した流体を閉じ込める。
別の観点によれば、可燃性冷却用流体を収容したタンクを備える電気変圧器構成要素の破裂を防止する装置は、タンクの出口に設けられ且つタンクを減圧する圧力解放要素と、2つのシェルを備えると共に初期状態ではシェル内に配置される袋を備えた容器とを有する。袋は、圧力解放要素の下流側に配置されていて、圧力解放要素の破裂時に初期状態から膨張状態に移るよう設計されており、それにより、シェルの分離を生じさせると共に圧力解放要素を通過した流体を閉じ込める。
有利には、圧力解放要素は、上流側部分と下流側部分との間の差圧しきい値を超えると壊れるよう構成されている。
一実施形態では、電気変圧器構成要素は、電気変圧器本体である。
別の実施形態では、電気変圧器構成要素は、フィードスルーである。
別の実施形態では、電気変圧器構成要素は、負荷調整装置である。
一実施形態では、圧力解放要素は、有孔剛性ディスク及びダイヤフラムシールを有する。圧力解放要素は、割り型ディスクを更に有するのが良い。ディスクは、流体の流れ方向に凸であるのが良い。割り型ディスクは、実質的に半径方向のスリットによって互いに分離された複数個の花弁状部材から成るのが良い。花弁状部材は、ディスクの環状部分に連結され、内部圧力よりも高い変圧器タンクの外部圧力に耐えるようロックブラケットを介して互いに当接している。有孔剛性ディスクは、ディスクの中央の近くに配置されていて、半径方向スリットが延びる起点としての複数個の貫通穴を備えるのが良い。
ダイヤフラムシールは、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とする薄膜から成るのが良い。割り型ディスクは、半径方向のスラスト中、互いに当接することができる複数の部分を有するのが良い。
一実施形態では、圧力解放要素は、ダイヤフラムシールを保護するディスクを更に有し、このディスクは、あらかじめ裁断された薄いシートから成る。保護ディスクは、ダイヤフラムシールよりも厚手のポリテトラフルオロエチレンシートで作られるのが良い。切欠きは、円の一部の形態をしているのが良い。有孔剛性ディスクは、互いに別々の複数個の半径方向スリットを有するのが良い。
一実施形態では、本装置は、複数個の変圧器構成要素に連結されるよう設けられた複数個の圧力解放要素を有する。それにより、単一の袋が、複数個の変圧器構成要素、例えば変圧器本体タンク、同変圧器又は複数個の変圧器のフィードスルー及び負荷調整装置の破裂を阻止するのに役立ち得る。
本装置は、圧力解放要素に組み込まれていて、あらかじめ規定された圧力解放天井に対するタンクの圧力を検出する破裂検出手段を有するのが良い。破裂検出手段は、圧力解放要素と同時期に切れる電線から成るのが良い。電線は、好ましくは流体と反対の側で圧力解放要素に接合されるのが良い。電線は、保護膜で覆われるのが良い。
予防装置は、変圧器の主タンク、1つ又は複数の負荷調整装置のタンク及び電気フィードスルータンクに適しており、後者のタンクは、「オイルボックス」とも呼ばれる。電気フィードスルーは、変圧器の主タンクを、変圧器巻線が出力導体を介して接続された高電圧及び低電圧ラインから隔離する役割を有する。出力導体は、或る量の絶縁流体を収容したオイルボックスによって包囲されるのが良い。フィードスルー及び/又はオイルボックスは、一般に、流体に関して変圧器タンクとは無関係である。
予防装置は、変圧器電源セルのトリップを検出する手段と、変圧器センサ手段によって送られた信号を受け取り、制御信号を送ることができる制御キャビネットとを備えるのが良い。
本発明は、軽量且つ小形サイズの変圧器構成要素のタンクの破裂を阻止し、他方、例えばポールで支持された小電力変圧器及び例えば列車の電源用の中電力変圧器又は超大電力変圧器の両方に適した装置の利点を提供することができる。
本発明は、非限定的な例として用いられ、添付の図面に記載された多くの実施形態についての詳細な説明の検討から良好に理解されよう。
一実施形態としての防火装置を備えた変圧器の略図である。 別の実施形態としての防火装置を備えた変圧器の略図である。 別の実施形態としての防火装置を備えた変圧器の略図である。 別の実施形態としての防火装置を備えた変圧器の略図である。 別の実施形態としての防火装置を備えた変圧器の略図である。 図5の防火装置を配備状態で示す図である。 別の実施形態としての防火装置を備えた変圧器の略図である。 別の実施形態としての防火装置を備えた変圧器の略図である。 破裂要素の断面図である。 図9の拡大部分図である。 図9に対応した平面図である。 図9に対応した底面図である。
図1で理解できるように、変圧器1は、脚部4を介してフロア3上に載っているタンク2を有し、この変圧器には、フィードスルー6によって包囲された電気ライン5によって電力が供給される。タンク2は、本体2a及び蓋2bを有する。
タンク2は、冷却用流体7、例えば誘電油で満たされている。ここに援用する米国特許出願第11/473,339号明細書に示されているように、タンク2内における冷却用流体7の一定レベルを補償するため、変圧器1は、ラインを介してタンクと連通した補助リザーバを備えるのが良い。タンクは、自動逆止弁を備えるのが良く、この逆止弁は、これが流体の迅速な運動を検出すると、ラインを遮断する。かくして、タンク2の減圧中、ライン内の圧力は、突然下がると、それにより自動逆止弁の遮断によって迅速に止められる流体の初期流れが生じる。これは、補助リザーバ内に入っている流体7が流出するのを阻止する。
変圧器1は、コンクリート製のシェルタ8内に設置されており、このシェルタは、これ又コンクリート製のフロア3及び垂直壁を有し、それにより、例えばコンクリート製のスラブ9によって密閉された空間10が形成され、スラブには、マンホール9aが設けられている。かくして、変圧器1は、予防装置11も又収納された密閉空間内に設置される。
予防装置11は、変圧器タンク2の蓋2bに設けられた孔にライン13の短い部分によって連結された手動又は電動式弁12と、図9〜図12に詳細に示された圧力解放要素14と、圧力解放要素14の下流側に設けられた弁15と、例えば鋼で作られていて、実質的に180°に等しい角度をなしてエルボを形成すると共に下流側が先細の切頭円錐形部分16a及びフランジ16bで終端した剛性ライン16とを有している。変形例として、弁12に代えてフランジを用いても良い。変形例として、弁15に代えてフランジを用いても良い。曲がりライン16は、圧力解放要素16の破裂時に、これを通過した流体に対して極めて低い圧力降下をもたらし、それによりタンク2内に生じている圧力を非常に急激且つ非常に急速に減少させるのに役立つ減圧チャンバを形成している。予防装置11は、曲がりライン16の下流側に設けられたフランジ16bに連結されたフランジ17a及び下流側のフランジ17bを備えた可撓性ホース17と、膨張可能な袋18とを更に備え、膨張可能な袋18は、フランジ17bに固定されたフランジ18aによる接続部で、可撓性ホース17に連結されたオリフィスを備えている。
可撓性ホース17は、このライン17の圧潰及びその結果としての閉塞の恐れを減少させるようリング付きであるのが良い。可撓性ホース17は、有利には、オプションとして充填材で補強された例えばポリエチレン又はポリプロピレンを主成分とする合成材料で作られる。
膨張可能な袋18は、図1では、初期の膨張状態で示されている。膨張可能な袋18は、初期状態では、僅かな量の空気又は不活性ガスを収容するのが良く、この袋は、いかなる引き裂き又は閉塞の恐れが生じない状態で極めて急速な膨張を行うことができるよう折り畳まれている。膨張可能な袋18は、合成材料、必要ならば、ガス密の、例えばアセチレン及び水素に対してガス密の内側層と、少なくとも1つの機械的に強い外側層とを備えた多層材料から成るのが良い。膨張状態では袋18の形状を定める第1の高引っ張り強さ外側層及び膨張中、袋の当たる物体による穴あけの恐れを減少させるための第2の耐有効性外側層を設けるのが良い。
膨張可能な袋18は、膨張可能な袋18の収縮及び排出のためのリザーバに取り外し可能に連結可能なドレン弁19を備えるのが良い。袋18は、種々の状況に適合可能であり、初期状態ではコンパクトであって汎用的であり、軽量且つ経済的であって機械的に可撓性の流体閉じ込め手段を形成する。ドレンパイプ19aを弁19の下流側に設けるのが良い(図2参照)。
オプションとして、図1に示されているように、予防装置11は、図1に示す初期位置では、互いに上下に位置し、初期位置では閉じられた膨張可能な袋18の膨張中、互いに離れることができる上側シェル20a及び下側シェル20bを備えたケース20を有している。ケース20は、袋18の容易な取り扱いを提供する一方で、変
形を回避すると共に偶発的な孔あけ又ははさみ潰しの恐れを減少させる。明らかなこととして、ケース20は、その移動及び変圧器1に隣接したフロア3上の位置決めを容易にするよう、取っ手、車輪、リング又は運搬用フックを備えてもよい。下側シェル20bは、フロアからの保護、特に例えばフロア3から突き出たコンクリート製補強材による孔あけ、又はフロア3上に存在する場合の任意の尖った要素に対する保護手段となる。下側シェル20bは又、水又は液体がフロア3上に偶発的に存在している場合にも膨張可能な袋18を保護する。上側シェル20aは、下側シェル20bと同一であるのが良く、或いは、変形例としてこれよりも軽量構造のものであっても良く、かかる上側シェルは、膨張中、袋と接触状態のままであり、それにより袋の膨張中に遭遇する要素、例えば、シェルタ8の側壁のうちの一方との摩擦又は擦れに対して保護を提供するように、袋の上側部分に固定されるのが良い。
予防装置は、図1に示すような変圧器の通常の動作状態では、袋18が初期状態にある状態を保つ。弁12,15は、開いている。圧力解放要素14は、元のままであり閉じられている。圧力が変圧器1のタンク2内の圧力解放要素14の破断圧力しきい値を超えると、圧力解放要素14は、破裂し、それによりタンク2内に存在する流体のための通路を提供する。この流体は、曲がりライン16内で広がって流れ、それにより先ず最初にタンク2を減圧し、次に、可撓性ホース内を流れ、そして膨張可能な袋18内に流れる。膨張可能な袋18は、かなり大きな最終状態では最終的な容積を占めるよう流体で次第に満たされ、膨張状態における膨張可能な袋18の高さは、場合によっては、空間10の全高に近い。膨張可能な袋18は、それにより変圧器1のタンク2に対して相当大きな膨張容積を提供する。この容積は、電力が0.1〜20MVAの変圧器では約1〜2m3であり、10〜100MVAの場合には約2〜4m3であり、50〜1000MVAの場合には約4〜9m3であるのが良い。
膨張中、膨張可能な袋18に流入する流体は、ガスの発生を引き起こした変圧器の欠陥で決まり、それ故に予測できない比率の液体及びガスを含む。変圧器1のタンク2内でのガスの発生が終わると、膨張可能な袋18は、多かれ少なかれ膨張状態にある。次に、変圧器1を数分間又は数時間休止状態のままにし、それにより温度が下がって一様になることができるようにすることが推奨される。次に、例えば弁12,15を閉鎖し、これらの連結部から分離することにより予防装置11を変圧器1から分離する。
また、フランジ17b,18aを閉塞することが可能であり、フランジ18aは、弁を備えている。この場合、先ず最初に弁13を閉鎖し、次に例えば窒素シリンダに連結可能な注入管21及び/又はタンク2の底部に設けられた弁56により、弁13の下流側から不活性ガス、例えば窒素でフラッシングすることが推奨され、弁56は、不活性ガス源に連結可能なクイック継手32を備えたライン31に連結される。それにより、可燃性ガスが曲がりライン16及び可撓性ホース17から排出され、次に袋18を入口フランジ18aのところで閉じることができる。次に、袋18を膨張状態で変圧器から開放空気中に迅速且つ容易に運び出すことができる。いったん開放空気中に位置すると、袋内に存在しているガスを放出することが可能であり、かかるガスは、オペレータをもはや中毒させる恐れが無く、また、適当な設備において再生処理又は分解できるよう液相を回収することが可能である。変形例として、膨張可能な袋18内に存在しているガスを分解し又は再生処理することも可能である。
図2に示す実施形態は、図1に示す実施形態とほぼ同じであり、差異は、曲がりライン16が先細部分を備えていないということにある。袋18は、曲がりライン16の下流側オリフィスに固定されていて、膨張中、下方に展開するようになっている。細い線は、それぞれ参照符号181,182,183で示された袋18の3つの連続膨張位置を示している。膨張可能な袋18は、その最終状態183では、フロア3上に載る。液体が袋18内に存在している場合、塊をなした液体は、フロア3上に載り、袋18と曲がりライン16との間の連結部、例えばフランジ上には位置しない。これは、大きな機械的荷重が曲がりライン16に加わるのを阻止し、それによりかかる荷重が伝達される機械的部分の負担を軽くすることができる。
明らかなこととして、連続状態181,182,183の袋の形状は、ここでは一例として与えられている。電力変圧器欠陥が軽度の場合、膨張可能な袋内に存在する流体の量は、比較的僅かである場合があり、膨張は、中間状態181で停止する場合がある。同等の流体の量では、流体中の液体の割合が高いと、袋の底部を流れに向かって引きずる傾向がある。電力変圧器欠陥が重度であるが、変圧器タンクの上方部分で生じると、液体の割合が低い状態の大量の流体を生じさせる傾向があり、袋18の強力な膨張が生じ、袋は、状態183とは極めて異なることが分かった形状となる。
図3に示す実施形態は、図2に示す実施形態とほぼ同じであり、差異は、曲がりライン16が約90°の角度を有していることにある。袋18は、曲がりライン16の出口オリフィスに連結され、この出口オリフィスは、実質的に水平の又は僅かに下方に傾斜した軸線を備えている。膨張中、膨張可能な袋18は、出口オリフィスの軸線に沿って伸長し始め、次にこの袋の中に存在する液体の質量の影響を受けて下方に変形する。
図4に示す実施形態は、図1に示す実施形態とほぼ同じであり、差異は、可撓性ホース17の底端部がライン22の入口オリフィスに連結されていることにある。ライン22は、剛性であるのが良く、例えば鋼で作られ、その出口オリフィスが上方に差し向けられるよう曲げられている。ライン22は、支持体23を介して床3に載ることができる。袋18は、ライン22の出口オリフィスに取り付けられている。ライン22及びフロア3とそれぞれ一体のフランジ24,25が、この目的のために設けられるのが良い。また、フランジ24,25の間に弁26を設けるのが良い。フランジ25と反対側の袋の端部は、頂部で、シェルタ8の垂直壁に固定された支持体27、例えばブラケットによって締結されている。この変形例は、変圧器1にアクセスするのにスラブ9を取り外さなければならない場合に有利である。接近を側方に行うことができる場合、支持体27を蓋9内に固定するのが良い。袋18は、支持体27に設けられた引っ掛け部分28、例えばリングを備えるのが良い。袋18は、図3では膨張状態で示されている。初期状態では、袋18は、フランジ25によって形成されたその入口端部と引っ掛け部分28との間に伸長されている。これにより、袋18を膨張させるのが特に容易になると共に先の実施形態の場合よりも生じる圧力降下が一層低くなる。さらに、袋18は、2つの端部で適切に固定され、これが膨張時に取る形状は、より良好に制御される。この実施形態は、袋18の膨張によって妨害されてはならない脆い機器の近くに袋を配置しなければならない場合に特に有利である。
図5に示す実施形態は、図2に示す実施形態とほぼ同じであり、差異は、予防装置に曲がりラインが設けられていないということにある。真っ直ぐなライン29の短い一部分が、フランジ15の下流側に配置されている。バスケット30が、袋18を支持するために真っ直ぐなライン29周りに設けられている。バスケット30は、不活性ガス注入チャネル21の僅かに下流側で且つこの上方でライン29周りに位置した環状底部を有している。バスケット30は、ライン29を越えて延びると共に、膨張中、袋18の拡張を、変圧器2の上壁2bの外部に且つフィードスルー6の反対側に差し向けるよう僅かに湾曲した上端部を有している。
膨張可能な袋18は、図5では、ひだ付き状態で示されており、ライン29の自由端部に固定された一端部と、フランジ15の近くでライン29内に取り付けられた反対側の端部とを有している。膨張可能な袋18は、初期状態では、ライン29とバスケット30との間に存在する空間内に位置する多くのひだを有している。膨張中、圧力解放要素14の破裂後、袋18の端部は、ライン29の内部から追い出され、次に、バスケット30の外部に押され、それによりライン29の外部でバスケット30の環状空間内に位置している袋18のひだが漸次拡開する。バスケット30の上端部の傾斜により、膨張時における袋18の展開は、変圧器の上面の外部に差し向けられ、その結果、膨張可能な袋18は、膨張状態では、変圧器1に隣接してフロア上に載ることができるようになる。
さらに、変圧器1のタンク2は、不活性ガス注入ライン31を備えており、この不活性ガス注入ラインは、不活性ガスをタンク2の底部内に放出し、その反対側の端部に、不活性ガス33、例えば窒素のシリンダに連結可能なクイック継手を備えており、この不活性ガスシリンダは、これ又補完的なクイック継手34を備えている。
図6に示す実施形態は、図5の実施形態とほぼ同じであり、差異は、袋18が上述のようにライン29の自由端部にではなく、バスケット30の底部のすぐ隣りでライン29に固定されているということにある。膨張可能な袋18は、膨張中の状態で示されている。袋18の主容積部は、変圧器1の垂直線の既に外側に位置していることが観察できる。
図7に示す実施形態は、図5及び図6に示す実施形態とほぼ同じであり、差異は、変圧器1が、フロアに固定された支持体35、例えばポール36又は塔及びポール36に載っており、ブラケット37がポール36から張り出しているということにある。したがって、変圧器1は、地面よりも高く、一般に、3〜10メートルの高さに配置される。圧力解放要素14は、下向きの軸線に沿って変圧器1のタンク2の底部2cに設けられた孔内に設置されている。圧力解放要素14の破断圧力は、タンク内に存在する流体によって及ぼされる圧力を考慮に入れて較正される。膨張可能な袋18は、圧力解放要素14の下流側でこれに近接して配置され、下向きの拡張を伴って膨張可能に設けられている。
この実施形態は、運用費が極めて低く、膨張可能な袋18の膨張が外部から見えて特に簡単な目視検査が可能であるという利点を有している。膨張可能な袋18は、一般に電気的故障に起因する過剰圧力の場合にタンク2内に存在する流体を集めるという機能と、かかる電気的故障を表示する機能の二重機能を果たす。袋18の壁の機械的強度は又、袋18がタンク2への締結によって重量に耐えなければならない場合、袋18が主として液体で満たされる限り、他の実施形態の場合よりも高いことが意図されている。
図8に示す実施形態では、変圧器1は、追加の安全性をもたらす火災検知器40と、特に軽度の電力変圧器欠陥のため及び拡張の場合に追加の減圧をもたらす圧力解放弁41とを更に備えている。圧力解放要素14は、実質的に水平の軸線を持つライン13内に配置されると共に変圧器の垂直壁にその上端部の近くで取り付けられている。
減圧チャンバ42が、破裂ディスク14の下流側でこれからほんの短い距離を置いたところに設けられており、この減圧チャンバは、特に低い圧力降下をもたらすと共に変圧器1のタンク2内の圧力の急減を可能にするように、大きな内径を有している。減圧チャンバ42は、圧力解放要素14の直径よりも大きな直径を有している。大きな容積、例えば1〜16m3の容積を持つ収集リザーバ43が、減圧チャンバ42の直径よりも小さな直径を持つライン44によって減圧チャンバ42の下流側に連結されている。リザーバ43は、剛性のものであり、例えば、板金で作られ、このリザーバは、圧力解放弁41とほぼ同じ圧力解放弁45を備えるのが良い。
図5に示す実施形態の場合と同
様、変圧器1のタンク2は、手動又は電動式の弁56を備えた固定ライン31によって不活性ガスシリンダ33に連結されている。弁56は、手動式であっても良く、本出願人は、空気中の酸素の存在下において自己可燃性であるガス、例えば水素又はアセチレンを追い出すために圧力要素14のトリップ後に窒素を長時間にわたって注入するのが良いということを発見した。変圧器1のタンク2内の不活性ガスを追い出すための弁56の開放は、破裂要素14のトリップ後、数時間又は数日間にもわたって実施するのが良い。もう1つの利点は、変圧器及び流体の温度がこの場合、実質的に周囲温度まで下がり、周囲空気との偶発的な接触の場合に着火の恐れを減少させると共にオペレータの火傷の恐れを減少させるということにある。予防装置11は、ライン47によってリザーバ43に連結されていて、リザーバ43内に存在する可燃性ガスを追い出す別の不活性ガスシリンダ46を有する。
リザーバ43の下流側に、ライン48が設けられており、このラインは、手動又は電動式の弁49及び圧力計50を備えており、クイックコネクタ51を介して図1に示されている形式と同一形式の膨張可能な袋18内で終端している。
圧力解放要素14のトリップ時、変圧器1の電気的故障に続き、タンク2内の圧力が下がる。ガス及び/又は液体のジェットが、圧力解放要素14を通過し、減圧チャンバ42内に広がり、次に、収集リザーバ43に向かってライン44内に流れる。通常の作動条件では、弁52は、開いている。
圧力解放要素14のトリップ後、不活性ガスが、変圧器1のタンク2の底部をフラッシングするために注入される。誘電油の分解に起因して生じ、タンク2内に淀んでいるガスは、次に、収集リザーバ43に移動する。不活性ガスのフラッシングを弁49の開放中に実施してもよい。次に、収集リザーバ43に存在している可燃性ガスを、ライン48を介して追い出して、膨張可能な袋18内に戻し、すると、この袋は、初期の非膨張状態から最終の膨張状態に移る。圧力計50を見ると分かるあらかじめ定められた最大圧力に達するやいなや、不活性ガスのフラッシングを中断し、弁49を閉じる。次に、オペレータは、例えば自己閉塞型のクイックコネクタ51を分離し、膨張可能な袋18を膨張状態で取り出す。ライン48は、収集リザーバ43の上端部に連結されているので、ライン48を通過した流体は、本質的にガスから成る。したがって、膨張状態の膨張可能な袋18の重量は、初期の状態の同袋18の重量に近い。したがって、1人又は2人のオペレータが、膨張状態の袋18を容易に動かすことができ、例えば、これを開放空気のところまで運搬してこの袋をパージして袋の中からそのガスを除去して袋をその初期状態に戻す。その目的は、必要ならば、パージ作業を繰り返し、収集リザーバ43を完全にパージすることにある。
それにより、潜在的に有害なガスを、1人若しくは2人のオペレータにより手作業で又は一輪車により、或いは軽量且つコンパクトであり、しかも安価な取り扱い手段によって運ぶことができる軽量の膨張可能な袋18を用いて、比較的アクセスしにくい敷地内、特に地下に配置された変圧器及び収集リザーバからパージすることができる。収集リザーバ43内に存在している液体を図示していない底部弁による可動リザーバへの移送によってパージすることができる。
火災検知器40は又、火災の場合に窒素の注入を行うことができる。
明らかなこととして、予防装置は、例えば、圧力解放要素14を備え、曲がりライン16内への排出を行う図2に点線で示されるライン53によって、誘電油を収容しているフィードスルー6を固定するのにも適している。変圧器1の一部である負荷時タップ切換装置(changeur de prise en charge )54も又、これ又圧力解放要素を備えた図2に線55によって示されている予防装置を備えるのが良い。
図9〜図12に示されているように、破裂要素14は、凸状円形のものであり、2つのディスク状フランジ63,64の間に近接して保持されたタンク2の出口オリフィス(図示せず)に取り付けられるようになっている。圧力解放要素14は、薄い金属ボイルの形態をした、例えばステンレス鋼、アルミニウム又はアルミニウム合金で作られた保持部分65を有している。保持部分65の厚さは、0.05〜0.25mmであるのが良い。
保持部分65は、これを幾つかの部分に分割する半径方向溝66を備えている。半径方向溝66は、保持部分65の厚みの中に掘られ、その結果、保持部分65の中央の引き裂きによって、ばらばらになることなく破裂が生じ、解放要素14の断片が引き裂かれて解放要素14を通過している流体によって移動して下流側のラインを損傷させる恐れを生じさせるのを阻止する。
保持部分65は、中心の近くの溝66ひとつ当たり一つの割合で分布して設けられた非常に小径の貫通孔67を備えている。換言すると、数個の孔67が、六角形の形に配列されている。孔67は、初期の低強度裂け目を形成し、裂け目が保持部分65の中央に生じ始めるのを補償する。溝66ひとつ当たり少なくとも1つの孔67を設けることにより、溝66は、可能な限り広い流路を提供することにより同時に離れる。変形例として、溝66の数は、6個とは異なる数であっても良く且つ/或いは溝66ひとつ当たり数個の孔67を設けても良い。密封被膜80が、孔67を塞ぐことができる。
解放要素14の破裂圧力は、特に、孔67の直径及び位置、溝66の深さ、保持部分65を形成する材料の厚さ及び組成によって決定される。好ましくは、溝66は、保持部分65の厚さ全体にわたって形成される。保持部分65の残部の厚さは、一定であるのが良い。
2つの隣り合う溝66は、三角形69を形成し、この三角形は、破裂の際、孔67の間の材料の引き裂きによって隣りの三角形から離れ、折り曲げによって下流側に変形する。三角形69は、下流側のラインを損傷させやすい上述の三角形69の分離を回避し、又は、下流側のライン中の流れを止め、それにより圧力降下を増大させると共に上流側の減圧を遅くするために引き裂きを生じない状態で曲がる。溝66の数は又、保持要素14の直径に依存する。
フランジ63の下流側に配置されたフランジ64には、保護管71が配置される半径方向孔が設けられている。破裂検知器は、下流側で保持部分65に固定され、ループの状態に配置された電線72を有している。電線72は、接続箱73まで保護管71内に延びている。電線72は、保持要素14の事実上直径全体に沿って延び、ワイヤの一部分72aは、上述の溝66に平行な溝66の一方の側に配置され、ワイヤの他の部分72bは、上述の溝66に平行なこの溝66の他方の側に半径方向に配置されている。2つの電線部分72a,72bの間の距離は、短い。この距離は、2つの孔67の間の最大距離よりも短いのが良く、したがって、電線72は、孔67の間を通るようになっている。
電線72は、保護膜で被覆されており、この保護膜は、電線の腐食を阻止すると共に電線が保持部分65の下流側にくっつくようにする。この膜の組成は、破裂要素14の破裂圧力の変化を回避するよう選択されている。膜は、脆化ポリアミドで作られるのが良い。破裂要素の破裂により、必然的に、電線72の切断が生じる。この切断は、電線72を通る電気の流れを中断することにより又は電線72の2つの端部の間の電圧差から極めて簡単且つ確実に検出できる。
破裂要素14は、フランジ63,64の間に配置されていて、例えばステンレス鋼、アルミニウム又はアルミニウム合金で作られた金属ボイルの形態をした補強部分74を更に有する。この補強部分74の厚さは、0.2〜1mmであるのが良い。
補強部分74は、複数の、例えば5つの花弁状部材を有し、これら花弁状部材は、これらの厚さ全体にわたって形成された半径方向溝75によって互いに分離されている。花弁状部材は、環状外縁部に連結され、円弧の形をした溝76が、隣りの花弁状部材の近くを除き、各花弁状部材の全厚に形成されており、それにより、花弁状部材には軸方向に変形する能力が与えられている。花弁状部材のうちの1つは、例えば溶接により中央多角形77に連結されている。多角形77は、花弁状部材の中心を閉鎖し、他の花弁状部材に固定され且つ花弁状部材に対して軸方向にオフセットしたフック78に当接し、その結果、多角形77は、花弁状部材と対応のフック78との間に軸方向に配置されるようになっている。多角形77は、フック78の底部に当接して軸方向に接触することができる。補強部分74は、一方の方向に良好な軸方向強度を提供し、他方の方向、即ち、破裂要素14の破裂方向に非常に低い軸方向強度を提供する。補強部分74は、変圧器1のタンク2内の圧力が減圧チャンバ16の圧力よりも低い場合に特に有用であり、これは、変圧器1の充填のために部分真空をタンク2内に生じさせる場合に起こり得る。
保持部分65と補強部分74との間には、密封部分79が設けられるのが良く、この密封部分は、例えばポリテトラフルオロエチレンを主成分とするガス密合成材料の薄膜80を有し、この薄膜は、あらかじめ切断された合成材料の厚い膜81によって各側が包囲され、それにより、保持部分65及び補強部分74による薄膜80の孔あけが回避される。各厚膜81は、厚さが約0.1〜0.3mmの例えばポリテトラフルオロエチレンを主成分とする合成材料から成るのが良い。厚膜81は、約330°の円弧に沿ってあらかじめ切断されているのが良い。薄膜80の厚さは、約0.005〜0.1mmであるのが良い。
破裂要素14は、一方の方向に良好な耐圧性をもたらすと共に他方の方向に較正された耐圧性をもたらし、しかも優れたガス密性及び低い破裂慣性を提供する。
密封度を向上させるため、破裂要素14は、フランジ63と保持部分65との間に配置されたワッシャ82と、フランジ64と補強部分74との間に配置されたワッシャ83とを有するのが良い。ワッシャ82,83は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とする材料で作られるのが良い。
さらに、予防装置内の流体を冷却するための手段を設けるのが良い。冷却手段は、ライン17及び/又はリザーバ18に設けられたフィン、リザーバ18のための環境制御ユニット及び/又はリザーバ18を冷却するよう膨張可能な液化ガス、例えば液化窒素のリザーバから成るのが良い。
保護システムは、狭い敷地、地下鉱山、トンネル、建設地盤、普通道路又は高速道路地盤等内に配置された変圧器に特に適している。保護システムは、通常の動作状態では極めて小形のものであり、トリップ後、容易に運搬可能な膨張可能な袋を取り出すことにより、動作状態に容易に戻すことができる。
圧力解放要素のセンサに接続された制御ユニットも又、爆発予防システムの故障の場合に消火を開始させるために付属センサ、例えば火災検知器、蒸気センサ(ヴッフホルツ)及び電力供給セルトリップセンサに接続されるのが良い。
本発明は、絶縁破壊を非常に迅速に検出し、事実上それと同時にその衝撃を且つ特に閉じ込められた敷地内で制限するよう働くような、僅かな改造で既存の変圧器に取り付け可能である変圧器構成要素、特にタンク、フィードスルー、負荷時タップ切換装置等の破裂を防止するという利点を提供する。これは、油タンクの爆発を阻止すると共にこれが引き起こす場合のある猛烈な火災を阻止する。短絡に起因した損傷は、著しく減少し、汚染をほぼ完全に回避することができる。変圧器の爆発は、これが制限された場所で起こった場合に大災害になる場合があるので、制限された敷地向きに設計された予防システムの存在は、極めて有利であることが分かる。

Claims (9)

  1. 可燃性冷却用流体を収容しているタンクを備えた電気変圧器の構成要素の破裂を防止する装置であって、前記タンクの出口に設けられた破裂することができる、前記タンクを減圧するための圧力解放要素と、前記圧力解放要素の下流側に配置され且つ前記圧力解放要素の破裂時に扁平状態から膨張状態に変化して前記圧力解放要素を通過する流体を閉じ込めるよう構成された袋とを有し、前記袋は、ガス密であり、前記装置は、前記袋の上流側に設けられていて、前記袋と一体のクイック継手を有するとともに、前記圧力解放要素と前記クイック継手との間にリザーバを有し、前記リザーバに対して不活性ガスを導入するチャネルを有する、装置。
  2. 前記圧力解放要素の下流側に設けられた曲がりラインを有する、請求項1記載の装置。
  3. 前記袋の上流側に設けられた可撓性ホースを有する、請求項1記載の装置。
  4. 前記可撓性ホースの下流側に設けられた曲がりラインを有する、請求項3記載の装置。
  5. 前記袋は、閉塞可能な出口オリフィスを有する、請求項1記載の装置。
  6. 前記圧力解放要素の下流側に設けられた減圧チャンバを有する、請求項1記載の装置。
  7. 前記袋は、少なくとも部分的に支持体から吊り下げられている、請求項1記載の装置。
  8. 少なくとも前記袋の下に配置された噴出防止保護手段を有する、請求項1記載の装置。
  9. 扁平状態の前記袋のための輸送及び保護ハウジング及び膨張状態の前記袋のための支持体を形成する少なくとも2つのシェルを備えたケースを有し、前記シェルは、前記扁平状態から前記膨張状態への変化中、互いに離れるよう構成されている、請求項1記載の装置。
JP2009533893A 2006-10-27 2006-10-27 電気変圧器の構成要素の破裂の防止装置 Expired - Fee Related JP5337038B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/FR2006/002421 WO2008049978A1 (fr) 2006-10-27 2006-10-27 Dispositif de prevention contre l'explosion d'un element de transformateur electrique

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010507916A JP2010507916A (ja) 2010-03-11
JP5337038B2 true JP5337038B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=38157995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009533893A Expired - Fee Related JP5337038B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 電気変圧器の構成要素の破裂の防止装置

Country Status (17)

Country Link
US (2) US7777994B2 (ja)
EP (1) EP2076909A1 (ja)
JP (1) JP5337038B2 (ja)
KR (1) KR20090086959A (ja)
AP (1) AP2541A (ja)
AR (1) AR063340A1 (ja)
AU (1) AU2006349821B2 (ja)
BR (1) BRPI0621990A2 (ja)
CA (1) CA2665334A1 (ja)
CL (1) CL2007003052A1 (ja)
EA (1) EA013345B1 (ja)
ME (1) MEP13109A (ja)
MX (1) MX2009004511A (ja)
NZ (1) NZ577023A (ja)
RS (1) RS51875B (ja)
TW (1) TW200828711A (ja)
WO (1) WO2008049978A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112006004128A5 (de) * 2006-09-14 2009-09-10 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Leistungshalbleitermodul mit Explosionsschutz
US8522817B1 (en) * 2010-12-28 2013-09-03 Jefferson Science Associates, Llc Apparatus and method for fast recovery and charge of insulation gas
US8319590B2 (en) * 2011-03-21 2012-11-27 Philippe Magnier Llc Device for explosion prevention of an on load tap changer including a rupture element
EP2766970A4 (en) * 2011-10-11 2016-01-27 Guardian F D S Llc PRESSURE RELIEF SYSTEM FOR AN ELECTRIC TRANSFORMER
JP2013190368A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Espec Corp 圧力調整装置、並びに、環境試験装置
JP6250947B2 (ja) * 2013-04-10 2017-12-20 光洋サーモシステム株式会社 熱処理装置
US10193328B2 (en) * 2014-01-07 2019-01-29 Easun-Mr Tap Changers (P) Ltd Method and system for protecting transformers from internal fire
JP6305795B2 (ja) * 2014-03-17 2018-04-04 株式会社ダイヘン 油入電気機器
EP2927916A1 (en) * 2014-04-03 2015-10-07 ABB Technology Ltd A modular insulation fluid handling system
ES1153658Y (es) * 2016-02-15 2016-07-08 Del Corral Inés Aragüez Centro de transformación modular subterráneo resistente a catástrofes y condiciones adversas
CN105879274A (zh) * 2016-05-09 2016-08-24 内蒙古恒新水电设备有限公司 变压器灭火方法及其灭火系统
JP6710389B2 (ja) * 2016-06-28 2020-06-17 中尾フイルター工業株式会社 塵芥濾過フィルター
US10854368B2 (en) 2018-05-23 2020-12-01 Abb Power Grids Switzerland Ag Electrical equipment with rupture oil deflector
KR200498037Y1 (ko) * 2019-03-15 2024-05-28 엘에스일렉트릭(주) 유입식 변압기
CN110967580B (zh) * 2019-11-13 2021-10-29 宁波铂汉科技有限公司 一种变压器试验装置
CN110917531A (zh) * 2019-12-13 2020-03-27 广东电网有限责任公司 一种高压空心电抗器的组合式灭火装置
CN111341529B (zh) * 2020-04-21 2020-11-06 正耐电气股份有限公司 一种变压器漏电起火保护装置
KR102183522B1 (ko) * 2020-09-17 2020-11-26 신동기 스마트센서가 내장된 IoT기반의 순간 압력 저감장치가 장착된 주상변압기의 자가진단 시스템
CN112712972B (zh) * 2020-12-21 2021-12-28 信电电器集团有限公司 一种矿用防爆变压器
EP4095874A1 (en) * 2021-05-24 2022-11-30 Hitachi Energy Switzerland AG A tap changer assembly and a transformer tank assembly
TWI796047B (zh) * 2021-12-13 2023-03-11 中華電信股份有限公司 變壓器分析及預測之系統、方法及其電腦程式產品
CN115133443B (zh) * 2022-08-05 2023-03-24 广东佰昌能源科技有限公司 一种与地坑箱体自压式压紧接触地埋箱变

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1355777A (fr) * 1963-02-08 1964-03-20 Comp Generale Electricite Perfectionnements aux dispositifs de refroidissement d'appareils électriques
US3691841A (en) * 1970-05-12 1972-09-19 Halliburton Co Temperature compensator
DE2624882A1 (de) * 1976-06-03 1977-12-15 Transformatoren Union Ag Ueberdruckschutzeinrichtung fuer mit isolierfluessigkeit oder isoliergas gefuellte elektrische maschinen und apparate
US4117525A (en) * 1977-09-09 1978-09-26 Electric Power Research Institute, Inc. Overpressure protection for vaporization cooled electrical apparatus
US4254771A (en) * 1978-08-25 1981-03-10 American Hospital Supply Corporation Folded top urine bag with elongated stiffening panel
JPS577909A (en) 1980-06-18 1982-01-16 Toshiba Corp Oil filled electric equipment
DE3201298A1 (de) * 1981-12-18 1983-06-30 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Transformator mit kupferwicklungen
US4623455A (en) * 1983-05-25 1986-11-18 D L Adcock Method and device for filtering lubricating oil for a dough divider machine
AT386527B (de) 1986-02-20 1988-09-12 Elin Union Ag Einrichtung zum loeschen eines brandes
JP2503441B2 (ja) * 1986-09-22 1996-06-05 井関農機株式会社 果実の箱詰装置
US4848751A (en) * 1987-07-24 1989-07-18 L'air Liquide Lance for discharging liquid nitrogen or liquid argon into a furnace throughout the production of molten metal
US4887541A (en) * 1988-03-24 1989-12-19 Rodemann Will B Deployable flotation device
JPH01248603A (ja) * 1988-03-30 1989-10-04 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁電気機器の放圧装置
DE3824147A1 (de) * 1988-07-16 1990-01-18 Hoechst Ag Verfahren und vorrichtung zum abtrennen und getrennthalten von unterschiedlichen loesemitteln
JPH0298614A (ja) * 1988-10-04 1990-04-11 Kokusai Syst Sci Kk Fpタイプ半導体のピン曲り検査におけるピン撮影方法
JPH0414804A (ja) * 1990-05-08 1992-01-20 Meidensha Corp 隔膜式コンサベータの呼吸装置
JPH0529155A (ja) 1991-07-22 1993-02-05 Hitachi Ltd 静止誘導電器
FR2684248B1 (fr) * 1991-11-22 1997-04-30 Pioch Sa Appareil electronique de mesure et de protection du fonctionnement du transformateur a huile.
WO1994028566A1 (en) 1993-05-20 1994-12-08 University Of Technology, Sydney Partial discharge passive monitor
AT403019B (de) * 1994-12-23 1997-10-27 Franz Ing Stuhlbacher Einrichtung zur herstellung von streckmaterial
FR2739486B1 (fr) * 1995-09-28 1997-11-14 Magnier Philippe Procede et dispositif de protection contre l'explosion et l'incendie des transformateurs electriques
FR2791463B1 (fr) * 1999-03-22 2001-06-29 Philippe Magnier Dispositif de prevention contre l'explosion des transformateurs electriques
US6244290B1 (en) * 1999-04-08 2001-06-12 Mpc Containment Systems, Ltd. Valve containment bag
CZ292922B6 (cs) * 2001-07-23 2004-01-14 Josef Ing. Altmann Zařízení pro snížení kontaminace olejových náplní transformátorů plyny a vodou
US20030141176A1 (en) * 2002-01-25 2003-07-31 Esa Supponen Cracker apparatus
US6640825B2 (en) * 2002-02-12 2003-11-04 Andax Environmental Corporation Leak and spill containment bag for transformer valves
JP4684721B2 (ja) * 2005-04-14 2011-05-18 泰行 井上 コンサベータ
FR2888034B1 (fr) * 2005-06-29 2010-10-08 Philippe Magnier Dispositif de prevention contre l'explosion d'un transformateur electrique

Also Published As

Publication number Publication date
EA013345B1 (ru) 2010-04-30
US7777994B2 (en) 2010-08-17
AU2006349821B2 (en) 2012-03-15
MX2009004511A (es) 2009-05-12
AP2009004835A0 (en) 2009-04-30
CL2007003052A1 (es) 2008-07-04
WO2008049978A1 (fr) 2008-05-02
US20110058289A1 (en) 2011-03-10
BRPI0621990A2 (pt) 2011-12-27
KR20090086959A (ko) 2009-08-14
AU2006349821A1 (en) 2008-05-02
AP2541A (en) 2012-12-20
RS51875B (en) 2012-02-29
TW200828711A (en) 2008-07-01
MEP13109A (en) 2011-12-20
EP2076909A1 (fr) 2009-07-08
US20080100972A1 (en) 2008-05-01
RS20090186A (en) 2010-08-31
NZ577023A (en) 2011-10-28
AR063340A1 (es) 2009-01-21
JP2010507916A (ja) 2010-03-11
CA2665334A1 (fr) 2008-05-02
EA200970421A1 (ru) 2009-10-30
US8264804B2 (en) 2012-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5337038B2 (ja) 電気変圧器の構成要素の破裂の防止装置
JP5759880B2 (ja) 変圧器の爆発防止装置
US7520301B2 (en) Blocking assembly
US6804092B1 (en) Device for prevention against explosion of electrical transformers
US20120200961A1 (en) Electric transformer explosion prevention device provided with a liquid detector
WO2020242428A1 (ru) Система предупреждения взрыва и пожара высоковольтного электрического оборудования
CN211176332U (zh) 一种用于液氯输送管的监控保护装置
WO2015181617A1 (en) Automatic fire extinguishing system and method for at least one large storage tank containing a flammable liquid
WO2012107816A1 (fr) Dispositif de prévention contre l'explosion d'un transformateur électrique muni d'un indicateur de liquide
KR20210044410A (ko) 가스 회수기능이 구비된 안전 방압장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120523

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120531

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120629

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121106

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130802

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees