JP5336488B2 - 摩擦対に属する物体の製造方法ならびに摩擦対に属する物体 - Google Patents

摩擦対に属する物体の製造方法ならびに摩擦対に属する物体 Download PDF

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Description

本発明は、同期型の切替伝動装置または変換伝動装置用の、摩擦対に属する物体、例えば同期リングまたは中間リングであり、物体の企図された回転運動に対して角度をつけて延びる溝によって互いに分離されている多数の摩擦体の、対向物体の同期をもたらすために対向物体に作用する接触面の総体から構成される、対向物体と協働するために用いられる摩擦面を備える、摩擦対に属する物体の製造方法に関する。更に本発明は、同期型の切替伝動装置または変換伝動装置用の、摩擦対に属する物体、例えば同期リングまたは中間リングであって、物体の企図された回転運動に対して角度をつけて延びる溝によって互いに分離されている多数の摩擦体の、対向物体の同期をもたらすために対向物体に作用する接触面の総体から構成される、対向物体と協働するために用いられる摩擦面を備える摩擦対に属する物体に関する。
同期型の切替伝動装置または変換伝動装置の場合、ギア変換の際に相互に確実結合によって接続されるべき回転軸が、確実結合を成立させる前に、回転軸の回転速度に関して同期化される。この目的のため、このような伝動装置の個々のギアは1回または複数回同期化される。同期化(同期)をもたらすために同期リングを使用する。この同期リングは、所望の同期化をもたらすために、例えば対向物体としての歯車に作用する摩擦面を備えている。対向物体はこの目的のために、同期リングの摩擦面と協働する円錐部を備えている。両方の要素は相対して動くことができる。同期は、同期リングの摩擦面を対向物体の円錐部、例えば歯車の円錐部に押し当てることで、しかも両方の要素間の摩擦結合を成立させることでもたらされる。摩擦対の両方の要素は、油環境下において存在している。
真鍮から製造された同期リングの場合、円錐面がライニングでコーティングされ、かつ長手軸に沿った溝を備えるか、または同期リングがコーティングされていなければ、円錐面内にそのような溝が付けられるか、または同期リングが油を分断する構造として円錐面内に付けられたネジ山を備える。このようなネジ山は更に、個々のネジ山経路を分断しながら軸方向に位置合わせされた油溝によって分割され得る。真鍮から成る同期リングだけでなく、焼結した鋼材料から成る同期リングも知られている。このような同期リングの既知の一形態によれば、摩擦面は、刻み目によって互いに分離されているブリッジ状の摩擦体によって構成されている。同期リングの長手軸の側に向いている摩擦体表面がそれぞれ、対向物体の円錐面に当てがうために用いられる実際の接触面を形成している。したがって接触面の総体が、このような同期リングの摩擦面である。しかしながらこのような同期リングの場合、対向物体の円錐部との望ましい摩擦結合を達成するために、相対的に大きな力を費やさなければならないことが分かった。
したがって本発明の課題は、上記で論じた現況技術に基づき、原理的に、対向物体との望ましい摩擦結合を達成するために比較的小さな力で対向物体の円錐部に押しつけ得るような物体を製造することができる、摩擦対に属する物体を製造するための製造方法を提案することである。本発明は、そのような物体を提案することも課題とする。
本発明によれば、方法に関する課題は、冒頭に挙げた属概念の方法によって解決され、この方法において、第1のステップで、最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体を備えた物体を準備し、次のステップで、摩擦体の接触面の総体によって構成される摩擦面を、最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体から材料を除去する加工ステップによって調整する。
この製造方法において、第1のステップでは、摩擦体を最初は最終輪郭に近い形状でのみ準備し、それも径方向において大きめの寸法で準備する。この最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体は、第2のステップを実施する前には第2のステップを実施した後より大きな高さ(径方向の広がり)を有している。この実施形態に関し、最終輪郭に近い形状とは、典型的には、摩擦体を画定している溝壁の輪郭が、第2の方法ステップを実施する前に既に、溝壁の最終輪郭を有することを意味する。この設定に基づき予め作製した摩擦体は、鋳造、鍛造、または焼結によって、同期リングなどの物体と一体的に形成することができる。同様に、最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体を、物体のこれに関する円錐面上への摩擦ライニングによって、例えば射出成形法または押出成形法によって被覆することもできる。摩擦ライニングをもつこのような物体を摩擦対の一部として設計する場合も、摩擦体は径方向において寸法的に大きめの寸法を有する。
第2のステップでは、摩擦体の径方向における材料除去が行われ、これにより摩擦体の接触面の総体によって構成される摩擦面が調整される。この加工ステップによって、個々の摩擦体の径方向の高さが減少する。このような材料除去加工ステップは、摩擦体が金属から成る物体の場合、典型的には切削加工ステップとして実施できるが、このステップの結果、この材料除去により、接触面の企図された回転方向の側の端部にエッジが形成され、この接触面は鋭いエッジを備えていると見なすことができる。これらのエッジは最大0.2mmの半径を有する。この半径はもっと小さいことが好ましい。これらのエッジは、接触面と、隣接する溝壁との間に形成される。上述のエッジを形成しながらこの材料除去を行った直接の結果として、同期リングなどの物体をその摩擦面で対向物体の円錐部に押し当てるプロセスの際に、これらの面の間に存在する油膜を比較的小さい力でも既に突き破ることができる。というのは、このような摩擦面の場合、摩擦体の接触面と対向物体の円錐部の間で流体潤滑の形成が回避されるからである。これは接触面の境界を鋭いエッジを備えて形成することの直接的な結果である。摩擦体の間に存在する溝は、摩擦体のエッジで掻き落された油を受けて運び去り得るに十分な断面積を有している。
径方向の加工方向における摩擦体の材料除去加工は、回転駆動される加工工具を使用する場合、上述のエッジ形成と共に、結果として個々の摩擦体の接触面を湾曲させ、それも接触面をつなぐ外被面(実際の摩擦面)の半径に相当する半径で湾曲させる。その結果、摩擦体は可能な限り大きな接触面で対向物体の円錐部に当たることができ、このこともまた、摩擦結合をもたらすのに必要な力を既知の形に比べて減少させる。したがって摩擦体の上述の材料除去加工ステップは、2つの点で、対向物体の円錐部との摩擦結合を比較的小さい力でもたらし得ることに貢献する。
摩擦体が、物体の円錐面上に被覆させた摩擦ライニングによって構成されている物体の場合、材料除去加工ステップは必然的にもう1つの更なる利点をもたらす。材料除去加工ステップにより当然元々の表面は、接触面を形成するために除去され、それにより磨滅低減性混和剤、例えば細かく切断された炭素繊維が露出する。熱硬化性プラスチック材料から製造された摩擦ライニングは、その製造上の制約により、その外面に、磨滅低減性添加剤が含まれていない縁領域または添加剤が比較的低い分布密度でしか含まれていない縁領域を有している。これは摩擦対に属するこのような物体の摩擦面が、物体を稼働させる最初の段階では、この縁層が擦り切れた後の段階より大きく磨滅することを意味する。上述の、摩擦体の高さ方向における材料除去によって、磨滅低減性混和剤の分布密度が抑制された縁領域を除去することにより、トライポロジーに関する変化が回避される。それだけでなく1種または複数の磨滅低減性添加剤が機械的に表に現れることによって、対向物体の円錐部との所望の摩擦結合の調整が改善され、これもまた力を減少させる方向で、所望の摩擦結合の調整に影響を及ぼす。
材料除去加工ステップは、例えば切削加工ステップとして、またはフライス加工プロセスによって実施することができる。
好ましい一形態によれば、材料除去加工ステップは、摩擦面の調整およびエッジの形成のためだけに利用されるのではなく、物体の較正のためにも利用される。最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体をつなぐ外被面が、物体の更なる外被面の軸に対して偏心して配置されることは珍しくない。この物体が、例えば内側摩擦面を備えた同期リングであれば、同期リングの外側の外被面の軸が、更なる外被面の軸である。このような同期リングを規定通りに、かつできるだけ磨滅なく稼働させるには、摩擦面とこの更なる外被面が互いに同心に配置され、したがって摩擦面の軸と更なる外被面の軸が同軸である場合が望ましい。材料除去加工ステップによって、これに関する偏心補正を行うことができる。これは少なくとも幾つかの、物体軸に関して互いに直径上で向かい合っている予め作製した摩擦体で、材料除去が不均等であることによって行われ、それも摩擦体に対して不均等に行われる材料除去によって、接触面をつなぐ外被面の軸の更なる外被面の軸への変位が、好ましくは両方の軸が同軸である範囲で起こるように行われる。これは例えば、材料除去加工ステップを実施するために、同期リングなどの物体がその更なる外被面、例えばその外側の面の軸と、材料除去加工ステップを実施するために使用する工具の回転軸に対して同軸に保持されることで達成することができる。したがって更なる加工ステップを必要とすることなく、上述の両方のステップによって、更に物体の摩擦面と更なる外被面の間の同心性を調整することができる。
本発明によれば、装置に関する課題は冒頭に挙げた属概念の摩擦対に属する物体によって解決され、この物体において、摩擦体の接触面が、その溝で画定されている端部で、それぞれ最大半径0.2mmのエッジを形成しながら隣の溝壁と隣接しており、かつ1つの摩擦体の接触面を画定する溝壁が互いに平行またはほぼ平行に延びている。
この実施形態において鋭いエッジを備えていると論じた接触面の画定を企図することは、既に上で説明したように対向物体の円錐部との摩擦結合を作る際の油を掻き落すプロセスにとって有利である。1つの摩擦体の接触面を画定する溝壁は、互いに平行またはほぼ平行に延びて配置されている。これは接触面がそれぞれ隣接する溝壁と90°または約90°の角度をなすことを意味する。このような角度は、油を掻き落すプロセスにとって特に有利であることが分かった。更にこのような形態では、接触面が物体の回転方向においてより長く、かつ隣接する溝の何もない空間の断面積がより大きいことが分かった。これは既知の摩擦対に属する物体に比べてより小さな力で望ましい摩擦結合を調整することに良い影響を及ぼす。
上で述べた製造プロセスに関し、企図された回転方向において1つの接触面を画定する溝壁が平行またはほぼ平行であることは更に、摩擦体のそれぞれの高さに関係なく、材料除去加工ステップによって接触面の大きさが変わることがない、または少なくとも言うに値するほど変化しないという利点を有する。これは偏心補正も行われる方法の一形態では重要である。摩擦体の接触面を画定する溝壁が平行またはほぼ平行であることは、このような物体の稼働中にも、磨滅が接触面の総体の量的な大きさの変化を引き起こさないという利点を有する。これにより、切替伝動装置または変換伝動装置内に取り付けられたこのような物体の耐用期間中には、この物体を使用したギア変換の際の触覚的な変化はない。
この実施形態の枠内で使用する概念「ほぼ平行であること」は、たいていは摩擦体の僅かな高さだけに関するものであり、かつ接触面がそれぞれ隣接する溝壁と85〜95°の角度をなすような形態を含んでおり、その際、90°の角度から外れる場合、鈍角になる方に外れることが好ましい。
概念「多数の摩擦体」は、摩擦体が微細な刻み目を付けるように設計されているような形態を内包しており、同様に物体の円錐面全体でその周方向に、より大きな角度値にわたって広がっている摩擦体が少数しか配置されていない形態も内包している。
以下に本発明を、添付した図に関連する例示的実施形態に基づいて説明する。
内側摩擦面を備えた同期リングの透視図である。 図1の同期リングの摩擦面の部分拡大図である。 aおよびbは、第1の作製ステップ(図3a)後、およびその次の切削加工ステップ(図3b)後の図1の同期リングを示す図である。 更なる一形態に基づく同期リングの摩擦面の部分拡大図である。
同期リング1は、内側にあり円錐状に先細になる摩擦面2を備えている。この摩擦面2は、対向物体と同期リング1の間の同期(同期化)をもたらすため歯車などの対向物体の円錐部に接触するために用いられる。図1では摩擦面2が概略的にのみ、かつ摩擦面の以下に述べる構造化なしで示されている。摩擦面2は、多数の摩擦体3から構成されており、この摩擦体は、同期リング1の軸方向に延びる溝4によって互いに分離されている(図2を参照)。摩擦体3および溝4は、周面全体に刻み目パターンを形成している。その際、溝4が刻み目であり、摩擦体3はその間にある隆起部である。溝4は、周方向に見て部分的に湾曲した底部5を有しており、この底部は、相対的に大きな半径で、隣接する溝壁6、7へと連続的に続いていく。摩擦体3はその同期リング1の軸に向いた側に、それぞれ接触面8を有する。この接触面8は、同期化工程の際に対向物体の円錐部に作用する面である。同期リング1の摩擦面2は、摩擦体3の接触面8の総体によって構成される。各摩擦体3の接触面8は、摩擦面2が内側摩擦面なので凹状に湾曲しており、それも個々の摩擦体3の接触面8をつなぐ外被面(摩擦面2)の湾曲に相当する曲率半径で湾曲している。提示した例示的実施形態において、接触面8は、その摩擦面2の周方向に見て両方の端部10、11で、それぞれエッジ12、13を形成しながら隣の溝壁6、7’と隣接している。接触面8は隣接する溝壁6、7’と、できれば90°の角度をなしている。これが作製技術上の理由から可能でない場合、同期リングの機能性を損なうことなく、挟まれる角度が90°を少し超えてもよい。接触面8と、隣接する溝壁6、7’との間に形成されたエッジ12、13は、同期化工程の際に対向円錐部上で油掻き落し器として働く。掻き落し工程は、対向円錐部の回転方向と逆に向いたエッジ12または13ができるだけ鋭いエッジを備えて形成されており、かつ溝壁6または7’がその上部で、対向円錐部と約90°の角度をなしている場合に特に効果的である。これにより、接触面8と対向物体の円錐面の間の流体力学的挙動が、所望の同期をもたらすように最適化される。
提示した例示的実施形態の同期リング1は真鍮材料製である。第1のステップでは、摩擦体3が最終輪郭に近い形状で形成されている同期リング未加工品14(図3aを参照)を準備した。同期リング未加工品14は鍛造プロセスによって製造された。図3aおよび図3bでは簡略化のため、同期リング14または1の幾つかの摩擦体3だけ、および同期リングの外側歯車の幾つかの歯だけを示している。摩擦体3はその規定通りの最終高さに対し、材料の余裕分として、径方向における大きめの寸法を有している。つまり摩擦体は、必要なよりも大きな高さに製造されている。典型的には、摩擦面2の摩擦体3は、この第1の製造ステップ後には同期リング未加工品14の軸の方に向いた凸状の形状を有している。鍛造工程においては(同じことが例えば焼結された鋼材料から同期リングが製造される焼結プロセスなどの別の製造プロセスにも当てはまる)、外側の外被面16の軸15が、摩擦体未加工品をつなぐ外被面18の軸17と重なり合わず、この理由から同期リング1が偏心することが起こり得る。図3aから認識できるように、同期リング未加工品14がそうである。外被面18の軸17は、同期リング未加工品14の外側の外被面16の軸15に対して左にずれている。同期リング1を規則通りに使用するには、軸15、17が互いに同一の軸(同軸)で配置される必要がある。そうでない場合、内側の外被面18は外側の外被面16に対して偏心する(図3aを参照)。
摩擦体3の接触面8を形成するには、最初に鍛造プロセスによって作製された摩擦体未加工品の凸状の端部区間を除去するために、材料除去加工ステップが実施される。そうするために、同期リング1はその外側の外被面16で、外側の外被面16の軸15が回転駆動される加工工具の軸と一致するように、工具内に配置および保持される。この配置において、摩擦体3の接触面8を作製するための除去加工が、凸状の端部区間ならびに摩擦体の高さの特定区間の除去によって行われる場合、これにより、提示した例示的実施形態で示したように同期リング未加工品14の準備後に内側の外被面18の軸17が外側の外被面16の軸15に対して偏心して配置されている場合の偏心補正が、更なる関与なしで実施される。この加工の結果、摩擦体3の高さは、最も低い高さの摩擦体3から一方向に向かって絶えず同じ割合で増加し、それも転換点まで増加する。この転換点からは、摩擦体3の高さが再び絶えず同じ割合で、最も低い高さの摩擦体まで減少する。図3bは、提示した例示的実施形態で切削加工された同期リング未加工品14を、したがって同期リング1を示すが、この図では、高さの最も低い摩擦体を符号3’で標示している。これに基づく摩擦体3の異なる高さは、鍛造工程の許容限界内で動き、同期リング1の使用には影響を及ぼさない。摩擦体3の接触面8を画定する溝壁6、7’は互いにほぼ平行に延びており、または5°未満の角度しかなしていない。このため摩擦体3の断面積は、したがって接触面8の面積は、摩擦体の中間区間ではその高さに関わらず一定であり、少なくともほぼ一定である。溝4のまだある残余深さは、溝が十分な断面積を有しており、これにより同期化工程の際に溝によって掻き落すべき油量を取り除き得るように設計されている。図3bは、摩擦体未加工品によって構成された同期リング未加工品14の摩擦面2を切削加工した後の同期リング1を示している。
材料除去加工ステップによって、上述のように同期リング1の外側の外被面16に対する摩擦面2の同心性が調整されただけでなく、このステップによって、油の掻き落しを改善する目的で鋭いエッジを備えた軸方向構造(エッジ12、13)が形成された。提示した例示的実施形態では切削加工ステップとして実施された材料除去プロセスによって、摩擦体3のエッジ12、13を鋭いエッジに形成することができるが、この鋭いエッジは、別の成形措置では達成できない。エッジ12、13の半径は、最終的には顕微鏡でしか認識できず、いずれにしても0.2mm未満、好ましくは、0.1mm未満である。
摩擦体未加工品の材料除去加工には、材料を摩擦体未加工品の径方向に除去することができるいかなる加工も適しており、例えばフライス加工、研磨、または成形ドリルによる除去も適している。偏心補正が望まれる場合、工具軸が加工すべき同期リングの、較正の基準となる外被面の軸と一致することが重要である。これは提示した例示的実施形態では外側の外被面16の軸15である。これにより上述の同期リングを特に経済的に製造することができ、その際、同期リングの外被面が同心であることも保証される。
図4は、その他の点では詳しく提示していない更なる同期リング19の一部を、摩擦面20と共に示している。同期リング19は、原理的には同期リング1と同様の構造である。同期リング19とは異なり、同期リング19の摩擦体21は、同期リング19の内側円錐面22上に被覆された摩擦ライニング23の一部である。接触面24をつなぐ外被面が、この例示的実施形態では摩擦面25を構成している。摩擦面25は、同期リング19の外側の外被面と同心に配置されている。摩擦体21はその接触面24の鋭いエッジを備えた境界を有している。図4に示した摩擦体21の輪郭は、上で述べた例示的実施形態の場合と同様に、材料除去加工ステップによって調整されている。摩擦ライニング23は、この例示的実施形態ではコアエンボス方法によって同期リング体の円錐面22上に被覆された。材料除去ステップを実施する前の摩擦体21の元々の径方向の広がりは、図4の右の摩擦体に例示的に破線で示してある。材料除去加工ステップによって、周方向に見た接触面24の境界が鋭いエッジを備え、かつ図1から図3の例示的実施形態で述べたような偏心補正がもたらされただけでなく、更に摩擦ライニング23中に含まれている磨滅低減性混和剤が、表に現れ、したがって摩擦体21の接触面24の表面に直接接している。提示した例示的実施形態では摩擦ライニング23は、磨滅低減性混和剤として細かく切断された炭素繊維を有する硬化した熱硬化性プラスチック塊である。炭素繊維の長さは製造方法に適応しており、したがって熱硬化性プラスチック塊中での一様な分布を保証しながら、熱硬化性プラスチック塊を前述のように円錐面上に被覆し得るような長さしか有していない。
例示的実施形態によって、内側摩擦面を備えた同期リングについて述べた。同様に、本発明は外側摩擦面を備えた同期リングの場合および/または内側摩擦面と外側摩擦面とを備えた同期リングの場合にも、あるいは摩擦対の一部である別の物体の場合にも実現することができる。
1 同期リング
2 摩擦面
3 摩擦体
4 溝
5 底部
6 溝壁
7、7’ 溝壁
8 接触面
10 端部
11 端部
12 エッジ
13 エッジ
14 同期リング未加工品
15 軸
16 外被面
17 軸
18 外被面
19 同期リング
20 摩擦面
21 摩擦体
22 円錐面
23 摩擦ライニング
24 接触面
25 摩擦面

Claims (16)

  1. 同期型の切替伝動装置または変換伝動装置用の、摩擦対に属する物体、例えば同期リング(1、19)または中間リングであり、前記物体(1、19)の企図された回転運動に対して角度をつけて延びる溝(4)によって互いに分離されている多数の摩擦体(3、21)の、対向物体の同期をもたらすために前記対向物体に作用する接触面(8、24)の総体から構成される、前記対向物体と協働するために用いられる摩擦面(2、20)を備える前記摩擦対に属する物体の製造方法であって、第1のステップでは、最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体(3、21)を備える物体(14)が準備される方法において、1つの摩擦体(3、21)の前記接触面(8、24)を画定する溝壁(6、7’)が互いに平行またはほぼ平行に延びて形成されること、および次のステップでは、前記摩擦体(3、21)の前記接触面(8、24)の総体によって構成される前記摩擦面(2、20)が、前記最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体(3、21)から材料を除去する加工ステップによって調整され、その際、前記摩擦体(3、21)の前記接触面(8、24)がその溝(4)で画定される端部で、最大半径0.2mmのエッジ(12、13)を形成しながら前記隣の溝壁(6、7’)と隣接することを特徴とする方法。
  2. 前記最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体(3、21)から材料を除去する加工ステップが、前記最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体(3、21)をつなぐ外被面(18)と、前記物体(14)の更なる外被面(16)との間に偏心補正をもたらすために、少なくとも幾つかの、前記物体(14)の回転軸に関して互いに直径上で向かい合っている予め作製した摩擦体(3、21)で、材料除去が不均等であるように、しかも前記加工された摩擦体(3、21)の前記接触面(8、24)によって構成される前記摩擦面(2、20)が、前記物体(1、19)の前記更なる外被面(16)に対して同軸に延びるように実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記材料除去加工ステップを実施するために、前記物体(14)が、その更なる外被面(16)の軸(15)と、前記ステップを実施するために使用する工具の回転軸に対して同軸に保持されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記物体(14)が材料除去加工を施され、前記物体(14)の、最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体(3)が、前記物体(14)自体と同じ材料から成ることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記物体(19)が材料除去加工を施され、前記物体(19)の、最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体(21)が、前記物体(19)の円錐面(22)上に被覆された摩擦ライニング(23)として形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記最終輪郭に近い形状で予め作製した摩擦体(21)を構成する前記摩擦ライニング(23)が、プラスチック射出成形法またはプラスチック押出成形法によって、前記物体(19)の前記円錐面(22)上に被覆されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記方法が、押出成形法として、コアエンボス方法として実施されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記摩擦ライニング(23)を形成するために、磨滅低減性混和剤を含む熱硬化性プラスチック塊が使用されることを特徴とする請求項5または6に記載の方法。
  9. 前記熱硬化性プラスチック塊が、磨滅低減性混和剤として細かく切断された炭素繊維を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 同期型の切替伝動装置または変換伝動装置用の、摩擦対に属する物体、例えば同期リング(1、19)または中間リングであって、前記物体(1、19)の企図された回転運動に対して角度をつけて延びる溝(4)によって互いに分離されている多数の摩擦体(3、21)の、対向物体の同期をもたらすために前記対向物体に作用する接触面(8、24)の総体から構成される、前記対向物体と協働するために用いられる摩擦面(2、20)を備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法に基づいて製造される物体。
  11. 前記摩擦体(3、21)の前記接触面(8、24)が、前記摩擦面(2、20)の周方向に見て、前記摩擦体(3、24)の前記接触面(8、24)をつなぐ外被面(前記摩擦面(2、20))の半径に相当する半径で湾曲していることを特徴とする請求項10に記載の物体。
  12. 前記接触面(8、24)の湾曲、ならびに前記接触面を画定する前記エッジ(12、13)を備える前記溝壁(6、7’)が、前記摩擦体(3、21)の材料除去加工ステップの結果であることを特徴とする請求項11に記載の物体。
  13. 前記摩擦体(3、21)の高さが、第1の最も低い高さの摩擦体(3、21)から転換点まで絶えず一定の割合で増加し、かつ前記転換点から前記第1の摩擦体まで絶えず一定の割合で減少し、しかも前記摩擦体(3、21)の前記接触面(8、24)をつなぐ前記外被面の軸(17)が、前記摩擦面(2、20)をもつ前記物体(1、19)の前記外被面(16)の軸(15)に相当するように前記高さが増減することを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の物体。
  14. 前記摩擦体(3、21)の、前記接触面(8、24)と前記接触面を画定する溝壁(6、7’)とによって構成される前記エッジ(12、13)が、0.01〜0.1mmの半径を有することを特徴とする請求項10から13のいずれか一項に記載の物体。
  15. 前記摩擦体(21)が、1種または複数の磨滅低減性混和剤を含む摩擦ライニング(23)から構成されることを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載の物体。
  16. 前記摩擦ライニング(23)が、磨滅低減性混和剤として細かく切断された炭素繊維を含む熱硬化性プラスチックであることを特徴とする請求項15に記載の物体。
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