JP5335115B1 - 移送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬船などの貯蔵庫に大量に石炭などの粒状物が貯蔵された場合であっても、円滑に粒状物を排出できるようにする。
【解決手段】貯蔵部2と、粒状物を切り出す切り出し装置と、切り出し装置により切り出された粒状物を搬送するコンベアと、を備えた排出装置10において、貯蔵部2は下部が互いに近接するように傾斜する一対の側壁部12A,12Bを備え、一方の側壁部12Bは、他方の側壁12部Aよりも下方まで延出しており、側壁部12A,12Bの下端の間に水平方向に延びるように開口18が形成されており、貯蔵部2は、開口18の下方に設けられた受部16をさらに有し、切り出し装置は、受部16上に設けられ、開口18に沿って延びる回転軸と、回転軸を中心として径方向に伸びる羽根とを備えた回転羽根部と、回転羽根部を、回転軸を中心として回転駆動する駆動装置と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、底割れ式切り出し排出装置に関し、特に、例えば、石炭、鉄鉱石など鉱石、大豆、トウモロコシ等の穀物等の粒状物を貯蔵部内に貯蔵し、この貯蔵された粒状物を貯蔵部の底部から排出することができる装置に関する。
石炭や、鉄鉱石などの鉱石や、大豆、トウモロコシ等の穀物などの粒状物を貨物船、バージ船から岸壁上に荷揚げする荷揚げ作業は、例えば、岸壁上に設置されたバケットクレーンなどを用いて行われている。しかしながら、このようにバケットクレーンを用いた荷揚げ作業は、バージ船の貯蔵庫内においてブルドーザー等により粒状物を掻き集め、バージ船上にバケットを移動してバケット内に掻き集めた粒状物を収容し、クレーンを回転させてバケットを岸壁上まで移動してバケット内の粒状物を排出する作業を繰り返し行わなければならず、非常に手間と時間がかかる。
これに対して、粒状物の荷揚げ作業をスムーズに行う設備として、例えば、特許文献1には、ホッパー状の貯蔵庫と、貯蔵庫の底面に沿って船体長手方向へ往復走行する回転翼を備えた払出機と、この払出機によって貨物倉の底から取り出された粒状物を岸壁へと送るコンベヤとを備えた運搬船が開示されている。
特開2000−43784号公報
しかしながら、上記のような運搬船の貯蔵庫に石炭などの粒状物が大量に貯蔵されてしまうと、粒状物の重量が払出機に作用してしまう。このため、払出機の回転翼に大きな抵抗が作用し、また、払出機がスムーズに移動することができず、粒状物の排出作業を円滑に行うことができないという問題がある。
本願発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、運搬船などの貯蔵スペースに大量に石炭などの粒状物が貯蔵された場合であっても、粒状物を円滑に排出できるようにすることである。
本発明の移送システムは、船舶上に設けられ、船舶外の集積場所に集積された石炭や鉱石などの小塊を、船舶外の所定の位置に移送するための移送システムであって、
貯蔵部、貯蔵部に貯蔵された石炭や鉱石などの小塊を切り出す切り出し装置、切り出し装置により切り出された小塊を搬送する排出装置用コンベア、および、船舶上を移動するための移動手段、を備えた排出装置と、小塊を前記集積場所から、貯蔵部へ投入するための船舶上を移動可能な投入装置と、排出装置用コンベアから排出された小塊を受け、小塊を船舶外の所定の位置へと搬送する搬送装置と、を備え、排出装置は、貯蔵部は少なくとも下部が互いに近接するように傾斜する一対の側壁を備え、一対の側壁の間に小塊を貯蔵する空間が形成され、一対の側壁のうちの一方の下端は、他方の側壁の下端よりも下方まで延出しており、両側壁の下端の間に水平方向に延びる開口部が形成されており、貯蔵部は、開口部の下方に設けられ、上面に前記開口部から流出した前記小塊を受ける受部をさらに有し、切り出し装置は、受部上に設けられ、開口部の長手方向に沿って延びる回転軸と、回転軸を中心として径方向外方に伸びる切り出し羽根とを備えた回転羽根部と、回転軸を回転駆動させる駆動装置と、を備え、回転軸が、他方の側壁の下端の直下に位置していることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、一方の側壁が他方よりも下方まで延出しているため、開口部が側方又は斜め下方に向けて開口することとなり、貯蔵部の貯蔵量が多い場合であっても切り出し装置に作用する粒状物の荷重を低減することができ、切り出し装置がスムーズに駆動する。さらに、回転軸を中心として回転する回転羽根により、粒状物を切り出すため、連続的に定量の粒状物を排出することができる。
本発明において、好ましくは、回転羽根部は、回転軸の軸方向に複数の区間に分割されており、少なくとも一区間における回転羽根部の回転軸に対する取付角度が、他の何れか一区間における回転羽根部の回転軸に対する取付角度と異なっている。
このような構成の本発明によれば、回転羽根部の角度によらず、駆動装置にかかる負荷を平均化させることができる。
本発明において、好ましくは、複数の区間における回転羽根部の取付角度は、それぞれ、等角度間隔となるように決定された複数の角度の何れかに設定されている。
このような構成の本発明によれば、各回転羽根部の取付角度のずれが均一となるため、より一層、駆動装置にかかる負荷を平均化させることができる。
本発明において、好ましくは、開口部の開口幅を変更可能な閉鎖板を備える。
かかる構成の本発明によれば、閉鎖板により開口部の幅を調整することにより、大きさや重量が異なる粒状物であっても、また、粒状物の貯蔵量が変化しても、常に略一定量の粒状物を受部上に落下させることができる。
本発明によれば、貯蔵庫内に大量に石炭などの粒状物が貯蔵された場合であっても、スムーズに粒状物を排出できる。
本発明の第1実施形態による排出装置を備えたバージ船の構成を示す側面図である。 図1に示すバージ船の平面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 第1実施形態による排出装置の構成を示す概略斜視図である。 第1実施形態による排出装置の幅方向断面図である。 切り出し装置の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)におけるB−B断面図、(C)は(A)におけるC−C断面図、(D)は(A)におけるD−D断面図である。 第2実施形態の排出装置を備えた移送船を示す側面図である。 図7に示す移送船の平面図である。 図7に示す移送船に搭載された排出装置の立面図である。
以下、本発明の底割れ式切り出し排出装置の第1実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、底割れ式切り出し排出装置がバージ船に設けられており、このバージ船から他のバージ船又は岸壁へ石炭を移送する場合を例として説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による排出装置を備えたバージ船1の構成を示す側面図、図2は図1に示すバージ船1の平面図、図3は図1におけるIII−III断面図である。
図1から図3に示すように、バージ船1は、上部から石炭を投入可能なバージ船の長手方向に延びる細長い形状の貯蔵部2と、貯蔵部2の下部に設けられた切り出し装置4と、貯蔵部2の下方に設けられた船底コンベア6と、船底コンベア6の端部から岸壁まで延びるスプレッダー8とを備える。底割れ式切り出し排出装置10(以下、排出装置という)は、貯蔵部2と、切り出し装置4と、船底コンベア6とにより構成される。
貯蔵部2は、幅方向(すなわち、バージ船1の幅方向)断面形状が逆三角形状であり、平面形状が長手方向(すなわち、バージ船1の船首から船尾に向かう方向)の後部が、後方に向かって幅が狭くなるように形成されている。また、貯蔵部2の後部は後方に向かって最深部が斜め上方に向かって傾斜している。
図4は、排出装置10の構成を示す斜視概略図であり、図5は排出装置10の幅方向断面図である。これらの図に示すように、排出装置10は幅方向に傾斜し、長手方向に延びるように設けられた一対の側壁部12A、12Bと、一方の側壁部12Bの下部に沿って設けられ、この側壁部12Bの下端に回転可能に接続された閉鎖板14と、側壁部12Aの下方に連続して設けられた受部16と、を備えている。
一対の側壁部12A、12Bは、下方に向かって互いに近接するように傾斜しており、これにより、これら一対の側壁部12A、12Bの間に逆三角形状の断面を有する三角柱状の貯蔵部2が形成されている。一方の側壁部12Bの下縁は、他方の側壁部12Aの下端よりも下方まで延出しており、一方の側壁部12Bの下縁と他方の側壁部12Aの下縁との間に、斜め下方に向かって開口する水平方向に延びる開口18が形成されている。受部16は開口18の下方に位置している。なお、これら側壁部12A、12Bの傾斜角度は、貯蔵部2に貯蔵する粒状物の特性に応じて決定すればよく、例えば、本実施形態のように石炭を貯蔵する場合には、50°程度とするとよい。
閉鎖板14は、側壁部12Aの下端部に回転可能に接続された長手方向に延びる板材からなる。この閉鎖板14は、例えば、側壁部12Aに固定されたジャッキ等を用いて、側壁部12Aと同一平面上に位置した初期位置(図5に破線で示す)から、第2の側壁部12Bから離間する方向へ回動させることができ、これにより、開口18の幅を調整することができる。
受部16は、一方の側壁部12Bの下端縁から鉛直下方に延びる鉛直部20と、鉛直部20から他方の側壁部12B側へと水平に延びる水平部22と、水平部22及び鉛直部20に沿って設けられた円弧状断面の円弧部23と、により構成される。そして、これら鉛直部20上に水平部22に沿って、後述する回転羽根部の回転軸が円弧部23の中心軸と一致するように切り出し装置4が設けられている。船底コンベア6は、水平部22の先端の略真下に設けられている。
鉛直部20の高さ及び水平部22の幅は、切り出し装置4を停止した状態において、開口18を通って流出し、受部16及び切り出し装置4上に堆積した石炭が開口18を閉鎖するまで、石炭が水平部22の縁から落下しないように決定すればよい。
図6は切り出し装置4の構成を示し、(A)は正面図、(B)は(A)におけるB−B断面図、(C)は(A)におけるC−C断面図、(D)は(A)におけるD−D断面図である。同図に示すように、切り出し装置4は、モータ24と、モータ24に回転軸26Aが接続された回転羽根部26とを備える。モータ24を回転させることにより、回転羽根部26が回転軸26Aを中心として回転する。
回転羽根部26は、水平方向に延びる回転軸26Aと、回転軸26Aから外周に向かって延びる切り出し羽根26Bとを備える。切り出し羽根26Bは周方向に90°の角度をあけて4枚ずつ取り付けられており、この切り出し羽根26Bに作用する荷重を支持するためフランジプレート26Cが切り出し羽根26B及び回転軸に対して垂直に設けられている。
切り出し羽根26Bは、回転軸26Aの軸方向に所定の間隔ごと複数の区間に分割されており、各区間において切り出し羽根26Bは回転軸26Aに取付角度をずらして取り付けられている。すなわち、本実施形態では、図6に示す状態において、モータ24から一番離れた区間(以下、B断面部という)では、切り出し羽根26Bは、図6(B)に示すように、回転軸26Aから鉛直方向及び水平方向に延びるように設けられている。B断面部のモータ24側に隣接する区間(以下、C断面部という)における取付角度は、図6(C)に示すように、B断面部に対して30°ずらした状態となっている。C断面部のモータ24側に隣接する区間(以下、D断面部という)における取付角度は、C断面部に対して30°ずらした状態、すなわち、B断面部に対して60°ずらした状態となっている。さらに、D断面部のモータ24側に隣接する区間における取付角度は、D断面部に対して30°ずらした状態、すなわち、B断面部と同じように、切り出し羽根26Bが鉛直方向及び水平方向に延びた状態となっている。このように、本実施形態では、B断面部、取付角度をB断面部に対して30°ずらしたC断面部、及び取付角度をB断面部に対して60°ずらしたD断面部が繰り返し並んでいる。本実施形態のように、回転羽根部26を、切り出し羽根26Bの取付角度が異なる複数の部分から構成することにより、回転羽根部26の回転角度によらず、モータ24にかかる負荷を平均化させることができる。また、このように回転羽根部26を用いることにより、バージ船1の後部など回転羽根部の回転軸が傾斜して設けられた場合であっても、確実に粒状物の切り出し作業を行うことができる。
図1に示すように、コンベア6の後部は、上方に向かって傾斜しており、後端部がスプレッダー8の回転中心の上方に位置している。スプレッダー8は、斜め上方に向かって延びており、下端を中心として回転可能である。
以下、本実施形態の排出装置を備えたバージ船1に石炭を貯蔵し、貯蔵した石炭を隣接するバージ船1に荷揚げする作業を説明する。
まず、本実施形態の排出装置を備えたバージ船1に石炭を貯蔵する場合には、閉鎖板14を回転させて側壁部12Aの下方に形成された開口18を閉鎖する。このように開口18を閉鎖板14により閉鎖した状態で上方から貯蔵部2に石炭を投入することにより、貯蔵部2内に石炭を貯蔵することができる。
また、貯蔵した石炭を護岸に荷揚げする場合には、まず、バージ船1を護岸に沿うように待機させ、スプレッダー8を、先端が護岸上に位置するように回転させる。
そして、閉鎖板14を回転させて開口18を開放する。開口18を開放すると貯蔵部2内から開口18を通して石炭が受部16に流れ出る。このようにして受部16に流出した石炭は、山状に受部16上に堆積する。そして、この山状に堆積した石炭が開口18を塞ぐ高さまで到達し、開口18を閉塞した状態で石炭が崩れ落ちることなく自立した状態で安定する。これにより、開口18を通じた貯蔵部2からの石炭の流出がせき止められる。
なお、この際、開口18を開放する幅が貯蔵部2内に貯蔵された石炭が多い場合には小さく、少ない場合には大きくなるように閉鎖板14の角度を調整するとよい。これにより石炭の貯蔵量にかかわらず、一定量の石炭が受部16に排出される。
このような状態で、切り出し装置4のモータ24を駆動させて、回転羽根部26を回転させる。回転羽根部26が回転することにより、開口18から受部16上に落下した石炭が船底コンベア6上へと掻き出される。そして、切り出し装置4により受部16から石炭が掻き出されると、掻き出された石炭と略同量の石炭が、再び開口18から流れ出す。このため、回転羽根部26を一定速度で回転させることにより、連続的に、時間当たり略一定量の石炭を船底コンベア6上に落下させることができる。
このようにして、船底コンベア6上に落下した石炭は、船底コンベア6によりその下流側端部まで送られると、スプレッダー8上に落下する。そして、スプレッダー8上に落下した石炭は下流側の端部まで運ばれ、護岸上に堆積される。
以上説明したように、本実施形態によれば、一方の側壁部12Bが他方の側壁部12Aよりも下方まで延出しているため、開口18が側方又は斜め下方に向けて開口することとなり、貯蔵部2の貯蔵量が多い場合であっても切り出し装置4に作用する粒状物の荷重を低減することができ、切り出し装置4がスムーズに駆動する。さらに、切り出し装置4を、回転軸26Aと、回転軸を中心として回転する切り出し羽根26Bにより構成したため、連続的に定量の粒状物を排出することができる。
また、回転羽根部26が、回転軸26Aの軸方向に複数の区間に分割されており、各区間における切り出し羽根26Bの回転軸26Aに対する取付角度が、他の区間における切り出し羽根26Bの回転軸26Aに対する取付角度と異なっているため、回転羽根部26の角度によらず、モータ24にかかる負荷を平均化させることができる。
さらに、各区間における切り出し羽根26Bの取付角度が、基準となる区間に対して30°、60°、90°と、30°間隔でずれているため、各切り出し羽根26Bの取付角度のずれが均一となるため、より一層、モータ24にかかる負荷を平均化させることができる。このように、モータ等の駆動動力源への負荷を低減することにより、燃料費等のランニングコストも低減できる。
また、閉鎖板14により開口18の幅を調整することにより、大きさや重量が異なる粒状物であっても、また、粒状物の貯蔵量が変化しても、常に略一定量の粒状物を受部上に落下させることができる。
さらに、貯蔵部内においてブルドーザー等により粒状物を掻き集める必要がなくなるため、時間及び燃料費等を削減することができる。
以下、第2実施形態の排出装置を大型のバージ船から護岸又は他のバージ船へ石炭等の粒状物を移送するための移送船に適用した場合について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成要素については、同じ番号を付して説明を省略する。
図7及び図8は、第2実施形態の移送船101を示し、図7は側面図、図8は平面図である。また、図9は移送船101に搭載された排出装置102の立面図である。
図7に示すように移送船101は平面視略矩形状に形成された大型の船舶である。図7及び図8に示すように、移送船101のデッキ上には、複数の排出装置102と、複数のバックホー104とが搭載されている。また、移送船101のデッキ上には、第1〜第5のコンベア106、108、110、112、114と、スプレッダー116とが設置されている。第1のコンベア106は、移送船101の一方の長手方向縁部に沿って延びており、その下流側端部は第2のコンベア108の上流側端部の上方に位置している。第2のコンベア108は、一方の短手方向縁部に沿って延びており、その下流側端部は第3のコンベア110の上流側端部の上方に位置している。第3のコンベア110は、他方の長手方向縁部に沿って延びており、その下流側端部は第4のコンベア112に接続されている。第4のコンベア112は、第3のコンベア110に隣接して他方の長手方向縁部に沿って延びている。第5のコンベア114は、上流側端部が第4のコンベア112の中間部に接続されており、下流側端部がスプレッダー116の回転中心上に位置している。かかる構成により、第1のコンベア106上に投下された粒状物は、第1〜第5のコンベア106、108、110、112、114を介して、スプレッダー116まで運ばれ、スプレッダー116により所望の場所に投下することができる。
図9に示すように、排出装置102は、下部に車輪122を備えた架台120に設置されている。第1実施形態と同様に、排出装置102は、貯蔵部2と、切り出し装置4と、コンベア6とを備えている。
また、貯蔵部2は、一対の側壁部12A、12Bにより形成されており、側壁部12Aの下方には開口18が形成されており、側壁部12Aの下端には、閉鎖板14が回転可能に接続されている。また、開口18の下方には受部16が形成されている。
また、本実施形態においても、切り出し装置4としては、図6を参照して説明したモータ及び回転羽根部から構成される装置が用いられている。
以下、本実施形態の移送船101により、護岸から石炭をバージ船に移送する方法を説明する。
大型のバージ船から石炭を護岸に移送するためには、まず、移送船101を、バックホー104が搭載された側の縁部が護岸に隣接するように配置する。そして、スプレッダー116を先端がバージ船の貯蔵部の上方に位置するように回転させる。また、排出装置102のコンベア6の下流側端部が第1のコンベア106の上方に位置するように、排出装置102を配置する。
次に、閉鎖板14を回転させて開口18を開放し、バックホー104により護岸上の石炭を排出装置102の貯蔵部2に投下する。そして、切り出し装置4のモータ24を駆動させて、回転羽根部26を回転させる。
これにより、貯蔵部2に投下された石炭は、開口18から受部16上に排出され、受部16に排出された石炭は、切り出し装置4によりコンベア6上に投下される。そして、コンベア6上に投下された石炭はコンベア6により搬送され、第1のコンベア106上に投下される。そして、石炭は、第1〜第5のコンベア106、108、110、112、114を介して、スプレッダー116まで運ばれ、スプレッダー116によりバージ船に投下される。
本実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施形態では、貯蔵部の開口部が斜め下方に向かって開口している場合について説明したが、これに限らず、一方の側壁部を、下端が他方の側壁部の下端の下方に位置するまで延出させ、側方に向かって開口する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、切り出し羽根が90°間隔で4枚、回転軸に取り付けられた場合について説明したが、切り出し羽根の取り付け枚数に制限はない。
また、上記各実施形態では、切り出し羽根の取付角度を30°ずつ、ずらした区間が順番に並んでいる場合について説明したが、切り出し羽根の基準となる取付角度に対して、ずらす角度(以下、設定角度という)は30°以外としても良く、設定角度には制限がない。また、例えば、設定角度が15°ずつ異なるように設定する場合において、設定角度が0°の区間、設定角度が75°の区間、設定角度が15°の区間、設定角度が45°の区間、設定角度が30°の区間の順序で並んでいてもよく、要するに設定角度が等間隔に設定されていれば、順序は問わない。さらに、回転軸の何れか一区間の取付角度が、他の一区間の角度と異なっていれば、モータにかかる負荷を分散する効果が得られる。
また、本実施形態では、バージ船から護岸への荷揚げの場合について説明しているが、これに限らず、バージ船からバージ船、又は護岸からバージ船への移送にも本発明を適用できる。
また、本実施形態では、粒状物として石炭を移送する場合について説明したが、これに限らず、鉄鉱石等の鉱物や、大豆、トウモロコシ等の穀物に対しても本発明を適用でき、要するに小塊であれば本発明を適用できる。
また、本実施形態では、閉鎖板が側壁部の下端に回転可能に取り付けられた場合について説明したが、これに限らず、側壁部に沿って移動可能としてもよく、要するに開口部の開口幅を調整できればよい。
1 バージ船
2 貯蔵部
4 切り出し装置
6 コンベア
10、102 排出装置
12A、12B 側壁部
14 閉鎖板
16 受部
18 開口
20 鉛直部
22 水平部
24 モータ
26 回転羽根部
26A 回転軸
26B 切り出し羽根
26C フランジプレート

Claims (4)

  1. 船舶上に設けられ、前記船舶外の集積場所に集積された石炭や鉱石などの小塊を、前記船舶外の所定の位置に移送するための移送システムであって、
    貯蔵部、前記貯蔵部に貯蔵された石炭や鉱石などの小塊を切り出す切り出し装置、前記切り出し装置により切り出された小塊を搬送する排出装置用コンベア、および、前記船舶上を移動するための移動手段、を備えた排出装置と、
    前記小塊を前記集積場所から、前記貯蔵部へ投入するための前記船舶上を移動可能な投入装置と、
    前記排出装置用コンベアから排出された小塊を受け、当該小塊を前記船舶外の所定の位置へと搬送する搬送装置と、を備え、
    前記排出装置は、
    前記貯蔵部は少なくとも下部が互いに近接するように傾斜する一対の側壁を備え、前記一対の側壁の間に前記小塊を貯蔵する空間が形成され、前記一対の側壁のうちの一方の下端は、他方の側壁の下端よりも下方まで延出しており、前記両側壁の下端の間に水平方向に延びる開口部が形成されており、
    前記貯蔵部は、前記開口部の下方に設けられ、上面に前記開口部から流出した前記小塊を受ける受部をさらに有し、
    前記切り出し装置は、前記受部上に設けられ、前記開口部の長手方向に沿って延びる回転軸と、前記回転軸を中心として径方向外方に伸びる切り出し羽根とを備えた回転羽根部と、前記回転軸を回転駆動させる駆動装置と、を備え、
    前記回転軸が、前記他方の側壁の下端の直下に位置していることを特徴とする移送システム
  2. 前記回転羽根部は、前記回転軸の軸方向に複数の区間に分割されており、少なくとも一区間における回転羽根部の回転軸に対する取付角度が、他の何れか一区間における回転羽根部の回転軸に対する取付角度と異なっている、
    請求項1に記載された移送システム
  3. 前記複数の区間における回転羽根部の取付角度は、それぞれ、等角度間隔となるように決定された複数の角度の何れかに設定されている、
    請求項2に記載された移送システム
  4. 前記搬送装置は、
    前記開口部の開口幅を変更可能な閉鎖板を備える、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載された移送システム
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