JP5334763B2 - 人工芝生 - Google Patents

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本発明は、二種類の芝葉を混合させた人工芝生に関するものである。
運動競技場などに敷設される人工芝生の温度上昇を抑制するための技術に関して、人工芝生の芝糸や、芝糸間に充填させる充填粒などについての種々の発明が開示されている。
例えば、特許文献1には、ペリレン系顔料のうち、耐熱限界が250℃以上350℃以下でJIS A5759に規定の日射反射率が15%以上95%以下のものを含んだ着色顔料組成物を含有することを特徴とする人工芝パイル、が開示されている。
特許第4091970号公報
しかしながら特許文献1に記載の如き人工芝パイルは、着色顔料組成物によって人工芝生の遮熱性能を向上させているが、多用するとコストの増大に繋がるという問題点があった。
そこで本発明は、遮熱性の高い芝葉を効率よく配設させた人工芝生を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る人工芝生は、同じ合成樹脂からそれぞれ形成される第二の芝葉と、該第二の芝葉より大きな日射反射率を有する第一の芝葉とを含み、
前記第一の芝葉は第二の芝葉より大きな幅に形成されるとともに、
前記第一の芝葉と第二の芝葉との断面形状が異なるものとなされて第一の芝葉の断面二次モーメントが第二の芝葉の断面二次モーメントより小さくなされていることを特徴としている。
本発明に係る人工芝生によれば、第二の芝葉より大きな日射反射率を有する第一の芝葉によって日光が反射され、人工芝生の表面積の温度上昇が抑制される。
また、前記第一の芝葉が前記第二の芝葉より大きな幅に形成されるので、より日光を反射する面積が大きくなされて、人工芝生の表面積の温度上昇の抑制効果が向上する。
また、前記第一の芝葉と第二の芝葉との断面形状が異なるものとなされて第一の芝葉の断面二次モーメントが第二の芝葉の断面二次モーメントより小さくなされているので、複数種類の芝葉を混合して用いるように出来、前記第一の芝葉と第二の芝葉が同じ合成樹脂から構成されるので、両方の芝葉の表面性状が同じものとなされ、触感を好ましいものとすることができる。
また、前記第一の芝葉の断面二次モーメントが第二の芝葉の断面二次モーメントより小さくなされるので、前記第一の芝葉は前記第二の芝葉よりも起立状態における傾きが大きくなり、日光を受光する表面積がより大きなものになされて、より日光を反射させ人工芝生の表面積の温度上昇を抑制する。
本発明に係る人工芝生によれば、遮熱性の高い芝葉を効率よく配設させて、人工芝生の表面温度の上昇を抑制できる。
本発明に係る人工芝生の実施の一形態を示す断面図である。 本発明に係る人工芝生に用いられる芝葉の実施の一形態を示す断面図である。 図2に示す芝葉の寸法と断面二次モーメントを示す表である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
本実施形態の人工芝生は、ポリプロピレン製の平織りの織布を用いた基布2にポリエチレン製の芝糸をカットパイル状に植設して芝葉3を形成し、基布2の裏面からウレタン樹脂等のバッキング材5を塗布して芝葉3を固定している。これを、基礎層4に敷設した後、その上方から散布機によって粒状体を散布し、植設された各芝葉3の間に充填して粒状体層1を形成している。
粒状体層1は、人工芝生の表面に配置された上層11と、上層11の下の下層12の二層構造となされている。上層11は、熱可塑性エラストマーの粒からなる上層弾性粒状体で構成されている。また下層12は、SBRの粒からなる下層弾性粒状体に硅砂を配合して構成しており、前記下層弾性粒状体100重量部に珪砂100重量部を配合させている。
本実施形態では、下層12に利用する下層弾性粒状体としてSBRの粒を用いているが、これに限るものではなく、SBR、EPDMなどの合成ゴムや天然ゴムの粒を単体または組み合わせて用いてもよく、廃タイヤの粉砕物などのリサイクル品や、エラストマーなどを選定または組み合わせて用いてもよい。また、本実施形態では下層弾性粒状体と硅砂とを配合して下層12を形成しているが、これに限るものではなく、下層弾性粒状体と硅砂とをそれぞれ単体で用いてもよく、また下層弾性粒状体と硅砂との配合比率を変化させて調整してもよく、下層弾性粒状体と硅砂以外の小石や陶器の粒、樹脂ペレットなどの粒状体を選定または組み合わせて用いてもよい。
また、本実施形態では、上層11に利用する上層弾性粒状体に熱可塑性エラストマーを用いているが、これに限るものではなく、SBR、EPDMなどの合成ゴムや天然ゴム、廃タイヤの粉砕物などのリサイクル品の粒を単体または組み合わせて用いてもよい。
基礎層4は、地面上に透水性のアスファルトコンクリートを打設して好適に形成可能だが、これに限るものではなく、地面そのものであってもよく、地面上に非透水性のアスファルトコンクリートを打設するなどして形成してもよい。
また、本実施形態では基布2にポリプロピレン製の平織りの織布を用いているが、これに限るものではなく織物、編物、不織布等、芝葉が植設されるものであれば何でもよい。
基布2に植設されて形成される芝葉3は、第一の芝葉31と第二の芝葉32を備えている。
第一の芝葉31は、第二の芝葉32より断面二次モーメントが小さくなされており、これによって第一の芝葉31は第二の芝葉32より大きな傾きを有して起立するようになされ、また、第一の芝葉31は第二の芝葉32より倒伏しやすくなされる。
本実施形態の如く、芝葉3の間に粒状体層1が形成される人工芝生の場合、第一の芝葉31が倒伏した状態となることで、粒状体層1を構成する上層弾性粒状体や下層弾性粒状体、その他混合させた硅砂などの粒状体の飛散を抑制させ、人工芝生の表面の状態を保つことができる。
また、第二の芝葉32は第一の芝葉31よりも倒伏しにくいため、起立した状態を保つことで、人工芝生表面の芝葉がほとんど倒伏してしまうような状況が防止され、人工芝生の美観や触感の状態を保つことができる。
また、第一の芝葉31は第二の芝葉32より大きな日射反射率を有するように形成されている。
断面二次モーメントが小さくなされて、大きな傾きを有して起立する、または倒伏した状態となって、日光を受光する表面積がより大きくなされる第一の芝葉31が、より大きな日射反射率を有することで、第一の芝葉31によって効率よく日光が反射され、人工芝生の表面積の温度上昇が抑制される。
また、第一の芝葉31は第二の芝葉32より大きな幅に形成されており、第一の芝葉31による日光の反射がより効率よいものになされている。
第一の芝葉31は、日射反射率の大きな顔料を多く含有させる、日射反射率の大きな塗料で塗装する、などの方法によって、その日射反射率を高めることができる。また、第一の芝葉31に含有させる顔料として、赤外線の反射性が大きい無機顔料を用いることで、日射反射率を高めると共に、耐候性を高める効果も得られる。
上記の第一の芝葉31と第二の芝葉32との日射反射率の比較は、JIS A 5759に基づく方法で測定、算出したデータを用いて行う。
本実施形態では芝葉3を形成する芝糸にポリエチレンを用いているが、ポリプロピレンやポリエステル、ポリアミド、などの合成樹脂も好適に用いることができる。
また、図1には第一の芝葉31と第二の芝葉32とがそれぞれ3本づつ合計6本同時に植設されている状態を示しているが、これに限るものではなく、第一の芝葉31と第二の芝葉32とがそれぞれ2〜10本程度づつ合計4〜20本程度同時に植設されてもよい。また、本実施形態では第一の芝葉31と第二の芝葉32とをそれぞれ同数づつ植設させているが、これに限るものではなく、それぞれの植設本数を異ならせても良い。
また、第一の芝葉31や第二の芝葉32と異なる第三の芝葉が同時に植設されてもよい。
また、第一の芝葉31と第二の芝葉32とを同じ合成樹脂で構成することで、両方の芝葉の表面性状が同じものとなされ、触感を好ましいものとすることができる。
図2は本発明に係る人工芝生に用いられる芝葉の実施の一形態を示す断面図であり、図3は図2に示す芝葉の寸法と断面二次モーメントを示す表である。
図2(イ)と(ロ)は、それぞれ本発明に係る第一の芝葉31と第二の芝葉32の組み合わせの一形態を示している。(イ)は横長矩形状の断面に形成されており、側面が平面となされ且つ縦横比が大きく、比較的断面二次モーメントが低いものとなされている。
(ロ)はオーバル形状の断面に形成されており、側面が曲面となされ、比較的断面二次モーメントが高いものとなされている。
第一の芝葉31と第二の芝葉32との断面形状は上記に記したものに限定されず、第一の芝葉31の断面二次モーメントが第二の芝葉より低いものとなされればなんでもよく、菱形、横長半円形状、横長四半円形状など断面形状を、断面二次モーメントの高低に基づきそれぞれ組み合わせて用いることができる。
図3は、図2に示す芝葉の寸法と、この芝葉を低密度ポリエチレンで形成した場合の断面二次モーメントの計算値を示している。本実施形態の形状の組み合わせの場合、(イ)に示す第一の芝葉31の断面二次モーメントは3.20×10−4mm4であり、(ロ)に示す第二の芝葉32の断面二次モーメント1.20×10−3mm4、に対して約0.27倍と大幅に傾きやすくなされている。
第一の芝葉31の起立状態における傾きが大きくすることで、第一の芝葉31の日光を受光する表面積がより大きなものになされる。
また、図3に示すように(イ)に示す第一の芝葉31の幅の大きさは1.4mmであり、(ロ)に示す第二の芝葉32の幅の大きさ1.2mmより幅広に形成されている。
第一の芝葉31を幅広に形成することで、第一の芝葉の日光を受光する表面積がより大きなものになされる。
上記のように第一の芝葉31の日光を受光する表面積をより大きくなすことで、日射反射率がより大きくなされた第一の芝葉31によって、日光が効率よく反射され、人工芝生の表面積の温度上昇の抑制効果が向上する。
また、第一の芝葉31よりも断面二次モーメントが高い第二の芝葉32を一緒に植設させることで、複数種類の芝葉を混合して用いるように出来、美観や、触感を好ましいものとすることができる。
また、本実施形態では第一の芝葉31による日光の反射によって、人工芝生の表面温度の上昇を抑制させているが、芝葉3の間に充填されている粒状体層1の上層11を構成する上層弾性粒状体に日射反射率の高い粒状体を用いることで、より昇温抑制効果を高めることもできる。
1 粒状体層
11 上層
12 下層
2 基布
3 芝葉
31 第一の芝葉
32 第二の芝葉
4 基礎層
5 バッキング材

Claims (1)

  1. 同じ合成樹脂からそれぞれ形成される第二の芝葉と、該第二の芝葉より大きな日射反射率を有する第一の芝葉とを含み、
    前記第一の芝葉は第二の芝葉より大きな幅に形成されるとともに、
    前記第一の芝葉と第二の芝葉との断面形状が異なるものとなされて第一の芝葉の断面二次モーメントが第二の芝葉の断面二次モーメントより小さくなされていることを特徴とする人工芝生。
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