JP5334672B2 - 水耕栽培装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クラスタ破壊水を安定的に多量に含む霧化液肥を、植物の根に供給して育成する水耕栽培装置に関する。
近年、食品の偽装表示問題など、食品の安全性に対する問題が顕在化し、食品関連産業においては、食の安全性問題への取組が、以前にもましてその重要性を増している。こうした事情を背景に、家庭内で、短期間に、無農薬・メンテナンスフリーで野菜を育成し、フレッシュな野菜を食卓に供し得る水耕栽培装置が注目されている。そのような水耕栽培装置として、例えば、特許文献1及び特許文献2に開示された装置が知られている。
まず、特許文献1に開示された装置は、植物を植える床材を満たした多孔性ポットを載置台に挿入し、その下方空間に貯液部とその底部に設けた超音波振動子よりなる霧化装置を設けた構成となっている。
次に、特許文献2に開示された装置は、植物保持体によって塞いだ水槽に滴下管を配置し、滴下管に設けられた細孔から振動子の上に液肥を滴下させる。そして、液肥の滴下を検出して振動子を振動させ、液肥を噴霧させる構成となっている。
ところで、特許文献1、2に記載された装置は、上に見られるように、何れも、液肥に超音波振動を与えてミスト化する霧化装置を含んでいる。その目的は、水溶液である液肥をミスト化することにより、根の液肥吸収効率を高めようとするものである
根の液肥吸収効率が高くなると、植物の成長速度が促進され、短期間で収穫できるようになる。そして、このことは、1収穫当たりの消費エネルギーが少なくて済むことを意味し、CO2排出量低減に資することになるから、グローバルな規模で問題とされている環境保全を図る上に極めて重要な技術の一つである。
この場合、根の液肥吸収効率を上げるためには、できるだけ微粒子化された液肥粒子を、根に供給することが必要である。理想的には、単にミスト化するのではなく、巨大な水のクラスタを破壊し、より小さなクラスタ(クラスタ破壊水と称する)の形態で根に供給することが望ましい。
しかし、従来のこの種装置で適用されているミスト化は、原理的には、水に加えられた超音波振動による振動エネルギが、水と空気との界面における表面張力などの力より大きくなり、脱出速度以上になったときに、水がミストとなって界面から飛び出す現象を利用している。ミストの最小粒径は3μm程度と考えられ、クラスタ破壊水よりも2桁程度大きい。勿論、界面から飛び出すミストの中には、クラスタ破壊水も含まれると考えられるが、クラスタ破壊水は、長時間安定して存在し得るものではなく、非常に動的な構造をし、再結合してより大きなクラスタとなる。従来のこの種装置では、クラスタ破壊水の再結合を抑制する手段は、全く考慮されていない。
このため、従来のこの種装置では、液肥吸収効率の改善に限度があり、省エネルギー、CO2排出量低減による環境保全に資するには不十分であった。
特開2003−116379号公報 特開平6−169655号公報
本発明の課題は、クラスタ破壊水の再結合を抑制し、省エネルギー、CO2排出量低減を通して環境保全に資することのできる水耕栽培装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る水耕栽培装置は、液肥を霧化する超音波霧化装置を含む。前記超音波霧化装置は、霧化液肥に磁界を印加するマグネット、または、電界を印加する電極を有する。本発明において、液肥とは、水を溶媒とし、これに溶質である肥料成分を溶かし込んだものをいい、霧化液肥とは、霧化状態にある液肥をいう。
本発明に係る水耕栽培装置は、超音波霧化装置を含んでいるから、水溶液である液肥を霧化することができる。霧化液肥は、液肥の溶媒である水のクラスタに、超音波励振によってクラスタ破壊を生じさせたクラスタ破壊水を含んでいる。クラスタ破壊水は、従来の水耕栽培装置に見られる霧化液肥と対比して、極めて微小なものである。このことは、霧化液肥は、目視によってその存在を確認できるものであるが、クラスタ破壊水は、その微小さゆえに、目視によって確認することは不可能である点からも理解できよう。ただ、クラスタ破壊水は、長時間安定して存在し得るものではなく、再結合してより大きなクラスタとなる。従来のこの種の水耕栽培装置では、クラスタ破壊水の再結合を抑制する手段は、全く考慮外であって、一旦、生成されたクラスタ破壊水が、再結合して巨大なクラスタとなってしまっていた。
この問題を解決する手段として、本発明では、超音波霧化装置は、霧化液肥に磁界を印加するマグネット、または、電界を印加する電極を備える。このような構成であれば、霧化液肥に含まれるクラスタ破壊水が、磁界または電界の作用を受けて、一方向に配向し、再結合を生じにくくなる。この結果、従来の水耕栽培装置におけるミストと比較して、極めて微小なクラスタ破壊水を根育成部に供給して液肥吸収効率を高め、1収穫当たりの消費エネルギーの低減、及び、CO2排出量の低減を図り、グローバルな規模で問題とされている環境保全に資することができる。
好ましくは、本発明に係る水耕栽培装置は、戻り路を含んでおり、この戻り路は、根育成部から超音波霧化装置へ到る経路を構成する。従って、超音波霧化装置で発生した霧化液肥のうち、植物に利用されなかった液肥は、根育成部から戻り路を経由して超音波霧化装置に戻されるから、霧化液肥が周囲に漏洩しない。このため、霧化液肥が外部に漏洩することによる環境汚染を招くことがない。
しかも、霧化液肥が周囲に漏洩しないから、室内栽培の場合でも、室内の住環境を破壊することがなく、身体に対する安全を確保し、健康被害を回避することができる。また、超音波霧化装置に液肥を供給する手段として、交換可能な液肥ボトルを組み合わせることも容易であり、いわゆる「使いきり型」とし、劣化した液肥の廃棄処分による環境汚染を回避することができる。
更に、液肥が無駄に消費されることがなくなるから、液肥の時間的な補給スパンが長くなり、メンテナンスが容易になる。
また、本発明に係る水耕栽培装置は、植物の根に対して、クラスタ破壊水を多量に含む霧化液肥を、安定的に供給するものであるから、その供給量をコントロールすることによって、多量の水を嫌う植物や、ランなどの高付加価値植物の育成にも適用できる。しかも、超音波霧化装置、根育成部及び戻り路などを備えるだけの簡単な系であるから、未経験者でも、植物を個人的に栽培しえるし、野菜などの植物を、家庭内で、短期間に、メンテナンスフリーで育成し得る。このため、個人的に、食の安全を確保することができる。
本発明にかかる水耕栽培装置は、好ましくは、酸素を含む気体を、戻り路に備えられた送風機をとおして、戻り路に供給する供給路を有する。この構成によれば、酸素を含む気体を、送風機によって超音波霧化装置に送り、超音波霧化装置から放出される霧化液肥に強制的な送風作用を与えると共に、酸素を補給することができる。このため、植物の根の呼吸によって消費される酸素が補われ、その成長が促されることになる。
好ましくは、エア・ポンプなどを用いて、酸素を含む気体を供給する供給路の圧力を高める。こうすることにより、戻り路に適切な圧力勾配を持たせることができる。この圧力勾配は、具体的には供給路の圧力が最も高く、送風機の出口側圧力が最も低くなる勾配である。送風機の出口側圧力は、大気圧よりも高くなる。このような圧力勾配を持たせることにより、全体の循環路内への細菌等の侵入を抑制することができる。
本発明に係る水耕栽培装置は、若干の構造的変更を加えて、美容分野に適用することもできる。美容の分野への適用においては、ヘアケアや肌の手入れなどに用いられる。
以上述べたように、本発明によれば、クラスタ破壊水の再結合を抑制し、省エネルギー、CO2排出量低減などを通して環境保全に資することのできる水耕栽培装置を提供することができる。
本発明に係る水耕栽培装置の構成を分解して示す図である。 本発明に係る水耕栽培装置の使用状態における構成を示す図である。 図2に示した水耕栽培装置のブロック図である。 図2に示した水耕栽培装置に用いられている超音波霧化装置を拡大して示す図である。 水(液体)のクラスタと、クラスタ破壊と、磁界(電界)印加とを模式的に示す図である。 本発明に係る水耕栽培装置の別の例を示す図である。 図6に示した水耕栽培装置に用いられている超音波霧化装置を拡大して示す図である。 本発明に係る水耕栽培装置の別の例を示す図である。 図8に示した水耕栽培装置に用いられている植物保持システムの一例を示す図である。
図1〜図3を参照すると、本発明に係る水耕栽培装置は、超音波霧化装置1と、根育成部2と、戻り路3とを含む。超音波霧化装置1及び戻り路3は、プラスチック材料等の適当な材料を用いて形成されたケース部材4の内部に配置されており、根育成部2は、ケース部材4の上側(図において)に着脱可能に組み合わせることによって構成されている。
超音波霧化装置1は、外部から供給された液肥Lqを霧化する。超音波霧化装置1は、圧電振動子を用いた超音波励振ユニット101を含むことが好ましい。超音波励振ユニット101は、超音波霧化装置1を構成するチャンバ102の底部など、適当な位置に配置される。チャンバ102は、全体として筒状であって、下半部が液漏れのない完全封液構造で、中間部に通気孔104を開口させた構造となっている。液肥Lqは、チャンバ102の下半部に収納されている。超音波霧化装置1のチャンバ102の内部には、液肥Lqの液面レベルを検知するセンサ103が配置され、チャンバ102の出口部には吹上液カバー105が配置されている。
更に、超音波霧化装置1には、霧化液肥の発生領域に磁界を印加するマグネット11が備えられている。マグネット11は、図示実施例では、環状のものであって、霧化液肥の発生領域となるチャンバ102の外側に嵌めこんだ状態で配置されている。マグネット11の着磁方向は、例えば、図において、上下に磁極N、Sが生じるようなものである。
超音波霧化装置1に液肥Lqを供給する手段として、ケース部材4の外部側壁などの適当な位置に受け部61が設けられており、この受け部61に液肥Lqを収納した液肥ボトル62が着脱自在に装着される。液肥ボトル62は、好ましくは、いわゆるペットボトルと同じキャップスクリューを持つ。こうすることにより、市販のペットボトルを利用して液肥Lqを貯留し、かつ、供給することができる。
受け部61と超音波霧化装置1との間には、適当な部材で構成された液肥供給路63が接続されており、液肥ボトル62の内部の液肥Lqが液肥供給路63をとおして、超音波霧化装置1に供給される。液肥供給路63は、超音波霧化装置1を構成するチャンバ102の下半部の中間位置において開口している。液肥供給路63の内部には、突片64が突設されており、この突片64によって超音波霧化装置1の液面変動による影響を遮断するようになっている。
更に、超音波励振ユニット101の動作発熱に伴う液肥温度上昇を抑えるた目的で、ヒートパイプ106が付設されている。ヒートパイプ106は、一端が液肥Lqの内部に差し込まれ、他端が、ケース部材4の外部に導かれ、ケース外部4に備えられたヒートシンク107によって終端されている。ヒートパイプ106は、ウィックタイプの必要はない。落差タイプとし、動作温度範囲を15℃〜30℃とすることができる。図示実施例では、ヒートパイプ106は、液肥供給路63の内部を通っており、液肥供給路63の内部でも液肥の温度を集熱するようになっている。
図示はされていないが、液肥Lqの過熱を防止するための温度センサ及びこれらのセンサによって検知された信号に基づいて、液面及び温度を制御する制御システムを備えることが好ましい。
根育成部2は、超音波霧化装置1から霧化液肥M1の供給を受け、供給された霧化液肥M1を、植物Pの根Rに供給する区画である。霧化液肥には、液肥Lqの溶媒である水のクラスタを、超音波励振によって破壊して得られたクラスタ破壊水が多量に含まれている。根育成部2は、この実施例では、ケース部材4の上側に組み合わされた蓋部材5と、植物ホルダ7とによって画定された空間である。
蓋部材5は、ケース部材4の外形に適合する外形を持ち、ケース部材4と組み合わされる下側が開口されていて、上側に上面板52を有する。上面板52の中央部には、植物ホルダ7を挿入する孔51が設けられている。
植物ホルダ7は、孔51を通して蓋部材5の内部に挿入され、上面板52によって着脱可能に支持されるものであって、多孔板71と、棒状の支持体73と、支持面板74と、茎ホルダ75とを含んでいる。
多孔板71は、適当な位置に霧化液肥流通孔72を有していて、例えば、棒状の支持体23によって、支持面板74に吊り下げられている。多孔板71の上面には、植物Pの根Rを支える根保持ユニット8が配置される。根保持ユニット8は、吸水性の樹脂糸メッシュであって、ポリ乳酸などの生分解可能なシート材料を用い、これに谷折、山折を施した錐体状のものを使用することが好ましい。根保持ユニット8を生分解可能な材料によって構成した場合、使い捨てにしても、環境汚染を招くことがない。このほか、不織布や、濾紙などを用いてもよい。
多孔板71と間隔を隔てて対向する支持面板74の略中央部には、植物Pの茎Qを通過させる茎ホルダ75が設けられている。従って、植物Pは、根保持ユニット8によって根Rが支持されると共に、茎ホルダ75の部分で茎Qが支持され、安定することになる。
多孔板71の平面積は、蓋部材5の孔51の面積よりも小さいが、支持面板74の平面積は蓋部材5の孔51の面積よりも大きい。したがって、植物ホルダ7を、孔51を通して蓋部材5の内部に矢印F2で示す方向(図1参照)に挿入し、支持面板74を、矢印F1で示す方向またはその逆方向に操作することにより、植物ホルダ7を、上面板52に対して着脱することができる。
根Rは、植生が育つに従って拡大し、密集する。上部植生が過大化した場合、保持システム(茎ホルダ)ごと他のチャンバに移植可能とすることが好ましい。植物ホルダ7として、1本育成用のみならず、多数本同時育成用とし、これらを同一の水耕栽培装置で交換可能としてもよい。或いは、多数本同時育成用として、大型化してもよい。
戻り路3は、根育成部2から超音波霧化装置1へ到る経路を構成する。戻り路3は、一種の管路であって、一端が根育成部2に開口し、他端が超音波霧化装置1に開口している。戻り路3には、送風機14が内蔵されている。
送風機14は、超音波霧化装置1に向けて送風する。送風機14としては、シロッコ・ファンが適している。シロッコ・ファンの場合は、ファン部141とモータ部142が分離されているため、ファン軸部については、僅かな回転シールを施すだけで、霧化液肥の侵入を抑制できる。また、シロッコ・ファンは、吸入部と吐出部とが直交するから、送風された霧化液肥がモータ部142に直接かからない配置をとることができる。図示実施例の送風機14では、回転軸の両側に吸込口を有するシロッコ・ファンであり、軸方向が上下方向に一致する関係で、戻り路3の内部に配置されている。下側を向く吸込口の一方は、戻り路3を構成する管路をとおして根育成部2に連なる。
更に、図示実施例では、酸素富化膜9を含んでいる。酸素富化膜9は、その出口側が送風機14の吸込口の他方に連なっている。酸素富化膜9の具体的な構造及びは位置に関しては、種々の態様がありえる。この実施の形態では、酸素富化膜9は、その入口側に当たる第1室31と、出口側に当たる第2室32との間に、第1室31の内圧P1が、第2室32の内圧P2よりも高くなる圧力勾配を持たせてある。この圧力勾配により、空気成分のうちの酸素が、窒素よりも速く酸素富化膜9に溶け込むため、酸素富化膜9の出口側における第2室32の酸素量が多くなる。酸素富化膜9は、上述した酸素の富化と共に、防塵・防菌の作用を奏する。
酸素富化膜9に上述した圧力勾配を持たせる手段として、この実施例では、エア・ポンプ(ダイアフラム・ポンプ)12をケース部材4の内部または外部に配置し、エア・ポンプ12の吐出圧を背圧として、酸素富化膜9の入口側に相当する第1室31内に印加するようになっている。エア・ポンプ12の前段、つまり、空気取入口側に、防塵・防菌のためのフィルタ13を設けることもできる。
酸素富化膜9を通過した酸素富化気体は、シロッコ・ファンのモータ部142のある第2室32から吸引され、ファン部141の送風作用により、戻り路3の一部である第3室33に送り込まれる。図示のシロッコ・ファンは、回転軸の両側に吸込口を有するから、酸素富化気体M3が吸引される方向とは反対側の軸方向から、戻り路3を通過してきた気体M2が吸引され、酸素富化気体M3と共に気体M4として第3室33から超音波霧化装置1に送風される。シロッコ・ファンのモータ部142は、第2室32の内部に配置されているから、モータ部142が霧化液肥に曝されることがない。
もっとも、酸素富化膜9を備えることは必須ではない。酸素富化膜9を除いて、エア・ポンプ12を備えるだけの構成であってもよい。
第3室33の内部には、殺菌灯15が配置されており、循環する気体に混入することのあるカビ、藻、細菌を除去するようになっている。殺菌灯15としては、紫外線領域の波長を出す水銀灯またはUV−LEDを用いることができる。もっとも、殺菌灯15を備えるかどうかは、選択的事項である。
更に、植物Pに対して、簡易温室又は防虫カバーとしての小型簡易ビニール・ハウスを付設することもできる。ビニール・ハウスの内部または外部に、自然光に近い照明光を照射する育成用照明灯を備えてもよい。
また、植物Pの成長にとっても、また、液肥液面検出においても、水耕栽培装置が水平をたもっていることが必要である。そこで、好ましくは、液肥Lqの液面を平行に保つための簡易水準器65を付加する。
図3を参照すると、コントロール・ユニット16が示されている。コントロール・ユニット16は、機能レベルの低いマイコンユニットで構成することができる。コントロール・ユニット16における制御項目は、例えば、次のようなものである。
(a)圧電振動子のオン、オフ制御と、そのデューティ比の制御
(b)送風機14のオン、オフ制御
(c)育成用照明灯、殺菌灯15のオン、オフ制御
(d)エア・ポンプ12のオン、オフ制御
(e)内部メモリによるプログラムデータの蓄積
実際の製品化に当たっては、更に、次のような構成を付加することが望ましい。
(1)表示部
基本は時間表示で数値の表示またはドット・マトリックスを用いれば、植生名の表示も可能である。省エネを特徴として出すためには、保持電力のいらない電子ぺ一パの使用も考えられる。
(2)プログラムカード
多くの実験によるデータを蓄積し、カードの種類を増やして行くことが好ましい。ユーザの使用実験結果をフィードバックさせるユーザ参加ビジネスモデル・システムの構築も有用である。
(3)電源ユニット
基本的には外部DC電源を利用する。消費電力が少なければ、2次電池や電気二重層のキャパシタの使用も考えられ、植物運搬用にコードレス使用ができる可能性がある。基本電圧はUSB電源の5Vから一般的な12Vまで、最大でも24VのDC電源を用いることができる。
(4)液滴の回収
循環される霧化液肥の凝集した液滴は圧電振動子部分に集中させ、全ての液肥Lqを回収出来るように、チャンバ2の多孔板71、ファン部分等は圧電振動子を最下部基点とした勾配を付けるが好ましい。
次に、図2及び図3に図示された水耕栽培装置について、その作用及び効果について説明する。まず、コントロール・ユニット16による制御の下で、超音波霧化装置1に含まれている超音波励振ユニット101を、適当な超音波振動を生じるように励振することにより、液肥ボトル62から液肥供給路63を経由して供給されたチャンバ102の液肥Lqを霧化する。霧化された霧化液肥M1は、チャンバ102の上部開口部、及び、多孔板71に開けられた霧化液肥流通孔72を通って、根保持ユニット8の内側に供給される。霧化液肥M1は、更に、根保持ユニット8の内面から外面に漏出し、外面に沿って延びる根Rによって吸収されることになる。根Rに利用されなかった霧化液肥は、根育成部2から戻り路3を経由して超音波霧化装置1に戻される。
霧化液肥M1には、液肥Lqの液面の近くでは、多量のクラスタ破壊水が含まれている。ただ、前にも述べたように、クラスタ破壊水は、長時間安定して存在し得るものではなく、再結合してより大きなクラスタとなる。従来のこの種装置では、クラスタ破壊水の再結合を抑制する手段は、全く考慮されておらず、一旦、生成されたクラスタ破壊水が、再結合して巨大なクラスタとなってしまっていた。
この問題を解決する手段として、本発明では、超音波霧化装置1に、霧化液肥の発生領域に磁界を印加するマグネット11を付設してある。このような構成であれば、クラスタ破壊水が、マグネット11の生じる磁界の作用を受けて、一方向に配向し、再結合を生じにくくなる。この結果、多くのクラスタ破壊水を含む霧化液肥M1を根育成部2に供給して液肥吸収効率を高め、1収穫当たりの消費エネルギーの低減、及び、CO2排出量の低減を図り、グローバルな規模で問題とされている環境保全に資することができる。この点について、図5を参照して、更に説明する。
液体の水は、水素結合によりクラスタを形成している(図5(a)参照)代表的な物質であり、液肥Lqの霧化は、水のクラスタを、超音波振動ユニット101の超音波振動によって破壊(図5(b)の×印参照)することによって得られる。クラスタとは、2個以上の分子又は原子がファンデルワールス力や水素結合などの比較的に弱い相互作用で集合したものをいう。
ただ、水のクラスタは、長時間安定して存在しているものではなく、1ps(10−12秒)のオーダーで生まれたり壊れたりしているといわれている。つまり、非常に動的な構造をしている。このことは、超音波振動によるクラスタ破壊によって生成されたクラスタ破壊水も、長時間安定して存在しているものではなく、再結合して大きなクラスタとなることを意味する。
一般に、原子が電子を引き付ける力は、元素の種類によって異なる。電子を引き付ける目安に電気陰性度があり、電気陰性が大きいほど電子を引き付ける力が大きいことになる。Paulingによると酸素Oの電気陰性度は大きくて、水素Hの電気陰性度は小さい。このため、クラスタ破壊水のO─H結合は、完全に中性、すなわち完全な共有結合ではなく、電子が酸素Oの側に偏った
δ-─Hδ+
の構造となる。このために、クラスタ破壊水は、水素結合を作りやすく、クラスタ破壊を生じさせた後も、水素結合によって再結合してクラスタを作ってしまうのである。
超音波霧化装置1において、霧化液肥の発生領域を有するチャンバ102に、磁界を印加するマグネット11を付設してあれば、クラスタ破壊によって生じたクラスタ破壊水(図5(b)参照)が、マグネット11の生じる磁界の作用を受けて、一方向に配向(図5(c)参照)し、再結合を生じにくくなる。この結果、この結果、多くのクラスタ破壊水を含む霧化液肥を根育成部2に供給して液肥吸収効率を高め、1収穫当たりの消費エネルギーの低減、及び、CO排出量の低減を図り、環境保全に資することができる。
もっとも、図5は、水クラスタ及びクラスタ破壊を説明するものであって、クラスタ破壊によって水分子が生成することを示すものではない。実際には、クラスタ破壊によっては、水分子は生じず、幾つかの水素結合を持つ小さなクラスタ破壊水となると推測される。
図示の水耕栽培装置は、戻り路3を含んでおり、この戻り路3は、根育成部2から超音波霧化装置1へ到る経路を構成する。従って、超音波霧化装置1で発生した霧化液肥M1のうち、植物Pに利用されなかった霧化液肥などの気体M2、M4は、根育成部2から、戻り路3を経由して、超音波霧化装置1に戻されるから、霧化液肥が周囲に漏洩しない。このため、霧化液肥M1が外部に漏洩することによる環境汚染を招くことがない。
しかも、霧化液肥M1が周囲に漏洩しないから、室内栽培の場合でも、室内の住環境を破壊することがなく、健康被害を回避することができる。また、液肥が無駄に消費されることがなくなるから、液肥の時間的な補給スパンが長くなり、メンテナンスが容易になる。
植物Pに対する霧化液肥の供給により、液肥ボトル62の液肥が減少してゆき、空の状態になったときは、新しい液肥ボトル62と交換する。液肥ボトル62の、いわゆる「使いきり型」となるので、劣化した液肥の廃棄処分が不要であり、液肥廃棄による環境汚染を招くことがない。
更に、酸素富化膜9を備えた実施の形態では、酸素リッチとなった気体M3を、送風機14によって気体M4として超音波霧化装置1に送り、超音波霧化装置1から放出される霧化液肥M1に強制的な送風作用を与えると共に、酸素を補給することができる。このため、植物Pの根Rの呼吸によって消費された酸素が補われ、その成長が促されることになる。酸素富化膜9を省略し、エア・ポンプ12を備える構成の場合も、同様の作用効果を得ることができる。
上記説明から明らかなように、本発明に係る水耕栽培装置は、植物Pの根Rに対して、制御されたクラスタ破壊水を供給するものであるから、多量の水を嫌う植物Pや、ランなど、高付加価値の植物Pの育成にも適用できる。しかも、超音波霧化装置1、根育成部2及び戻り路3などを備えるだけの簡単な系であるから、未経験者でも、個人的に植物Pを栽培し得るし、野菜などの植物Pを、家庭内で、短期間に、メンテナンスフリーで育成し得る。
図2及び図3に示した実施の形態では、エア・ポンプ12などを用いて、酸素富化膜9の背圧を高めてある。こうすることにより、酸素富化膜9に背圧を印加する第1室31の圧力P1が最も高く、次に、酸素富化膜9の出口側となる第2室32の圧力P2が高く、送風機14の出口側となる第3室33の圧力P3が圧力P2よりも低く、かつ、大気圧P0よりも高くなる圧力勾配をつけることにより、戻り路3内への細菌の侵入を抑制することができる。これにより、植物Pが病気に罹患するのを防止することができる。酸素富化膜9を省略し、エア・ポンプ12を備える構成の場合も、同様の圧力勾配を持たせることができる。
本発明に係る水耕栽培装置の第2の実施例である図6及び図7において、図2及び図3に現れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付し、重複説明は、これを省略する。この実施例の特徴は、超音波霧化装置1が、霧化液肥発生領域に電界を印加する電極122、106を有することである。図7を参照すると、電極122、106に対しては、電極122が陽極となり、電極106が陰極となるように、直流電源121から直流電圧が印加される。電極122は、網目状または多孔状とし、液肥Lqの液面から距離をおいて、チャンバ102の内部を横切るように配置されている。電極106は、この実施例では、導電性のあるヒートパイプ106を利用している。もっとも、ヒートパイプ106から独立して、液肥Lqの内部に専用の電極を設けてもよい。
この実施例の場合は、クラスタ破壊によって生じたクラスタ破壊水(図5(b)参照)が、電極122ー106の間に生じる電界の作用を受けて、一方向に配向(図5(c)参照)し、再結合を生じにくくなる。この結果、この結果、多くのクラスタ破壊水を含む霧化液肥を根育成部2に供給して液肥吸収効率を高め、1収穫当たりの消費エネルギーの低減、及び、CO排出量の低減を図り、環境保全に資することができる。
本発明に係る水耕栽培装置の第3の実施例である図8及び図9において、図1乃至図4に現れた構成部分に相当する部分については、同一の参照符号を付し、重複説明は、これを省略する。
この実施例の一つの特徴は、植物保持システム19を付設した点にある。植物保持システム19は、植物Pの周りの複数箇所、例えば4箇所に等配して配置された棒状の支持体191〜194を含み、対角関係にある2組の支持体(191、193)、(192、194)の間で平行に往復するように、糸195を巻き回し、往糸T1及び復糸T2の間に植物Pの茎Qを位置させる。これにより、植物Pの茎Qは、2組の往糸T1及び復糸T2が交差する中央部分で、十字状に保持されることになる。植物Pの成長点はその先端にあり、茎Qは太るのみであるから、上述した植物保持システム19によれば、植物Pが、成長の過程で曲がることがなくなり、ほぼ真直ぐに育ち、品質のよい植物を収穫することができる。
茎Qの部分が太っても、それに対しては、2組の往糸T1及び復糸T2が柔軟に対応し、茎Qの成長(太り)の妨げになることはない。糸195としては、ナイロン釣り糸などを用いることができる。また、糸195は、一筆書き状に引き回し、その始点と終点とを、支持体191〜194の何れかに、例えば釣具の糸止め具などを用いて掛け止めることが好ましい。
更に、図8に示す実施例では、太陽電池10を有する。この太陽電池10は、水耕栽培装置において必要とされる電力を賄う。このような構成であれば、低炭酸ガスの環境を実現できる他、洋上船、宇宙船、山小屋など、電力の得られ難い場所で、生鮮野菜の得にくい環境においても、植物を栽培し、供給することができる。しかも、太陽電池10であれば、太陽に連動して植物Pの光合成に見合った駆動・制御を実行し得る水耕栽培装置を実現することができる。
本発明に係る水耕栽培装置は、若干の構造的変更を加えて、美容の分野に適用することもできる。美容の分野への適用において、霧化液肥は、ヘアケアや肌の手入れなどに用いられる。この場合も、酸素富化膜9の存在により、霧化液肥の酸素濃度を高め、リフレッシュ効果、ストレス解消効果、肌や頭皮細胞の新陳代謝向上効果などを得ることができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
1 超音波霧化装置
2 根育成部
3 戻り路
11 マグネット
122、106 電極
14 送風機

Claims (1)

  1. 液肥を霧化する超音波霧化装置と、根育成部と、戻り路と、供給路とを含む水耕栽培装置であって、
    前記超音波霧化装置は、霧化液肥に磁界を印加するマグネット、または、電界を印加する電極を有し、
    前記根育成部は、植物の根が、前記磁界または電界の印加を受けた後の霧化液肥に曝される区画であり、
    前記戻り路は、送風機を含み、前記根育成部から前記超音波霧化装置へ到る経路を構成し、前記送風機は前記超音波霧化装置に向けて送風し、
    前記供給路は、酸素を含む気体を、前記送風機をとおして、前記戻り路に供給し、
    前記送風機は、回転軸の両側に吸込口を有するシロッコ・ファンであり、前記吸込口の一方は、前記根育成部に連なり、前記吸込口の他方は、前記供給路に連なる、
    水耕栽培装置。
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