JP5332978B2 - 立体表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パララックスバリア方式による立体表示装置に関する。
従来より、特殊な眼鏡を装着する必要がなく、裸眼で立体視が可能な立体表示方式の一つとして、パララックスバリア方式(特許文献1参照)やレンチキュラ方式(特許文献2参照)の立体表示装置が知られている。図22はパララックスバリア方式による立体表示装置の一般的な構成例を示している。この立体表示装置は、2次元表示パネル102の前面に、パララックスバリア101を対向配置したものである。パララックスバリア101の一般的な構造は、2次元表示パネル102からの表示画像光を遮蔽する遮蔽部111と、表示画像光を透過するストライプ状のスリット部112とを水平方向に交互に設けたものである。2次元表示パネル102としては、複数色(R,G,B)のサブピクセルからなる画素が2次元的に複数配列された画素構造を有するものが用いられる。例えば水平方向の同一列上には各色のサブピクセルが周期的に現れるような画素配列とされ、かつ、垂直方向の同一列には同一色のサブピクセルが配列されるような画素配列とされたものが用いられる。
パララックスバリア方式やレンチキュラ方式の立体表示装置では、互いに視差情報が異なる複数の視差画像を用意し、各視差画像から、例えば垂直方向に延在する複数のストライプ状の分割画像を切り出す。そして、その分割画像を、各視差画像ごとに水平方向に交互に配列することにより1画面内にストライプ状の複数の視差画像が含まれる合成画像を生成し、その合成画像を2次元表示パネル102に表示する。パララックスバリア方式の場合、2次元表示パネル102に表示された合成画像がパララックスバリア101を介して観察される。表示する分割画像の幅やパララックスバリア101におけるスリット幅などを適切に設定することで、所定の位置、方向から観察者が立体表示装置を見た場合に、スリット部112を介して観察者の左右の眼10L,10Rに異なる視差画像の光を別々に入射させることができる。このようにして、所定の位置および方向から観察者が立体表示装置を見た場合に、立体像が知覚される。立体視を実現するためには、左眼10Lと右眼10Rとに異なる視差画像を見せる必要があるため、少なくとも右眼用画像と左眼用画像との2つの視差画像が必要となる。3つ以上の視差画像を用いた場合には、多眼視を実現できる。視差画像の数が多いほど、観察者の視点位置の変化に応じた立体視を実現することができる。すなわち、運動視差が得られる。
特許第3096613号公報 米国特許6,064,424号明細書
ところで、通常、据え置き型の表示装置の場合には、画面の縦横方向の表示状態(配置状態)は常に固定されている。例えば画面が横に長い据え置き型の表示装置の場合には、常に横長の表示状態で固定されている。しかしながら、例えば最近の携帯電話機等のモバイル機器では、ディスプレイ部の画面の表示状態を、縦長の状態と横長の状態とに切り替え可能なものが開発されている。このような縦横の表示状態の切り替えは、例えば機器全体、またはディスプレイ部分を表示面に平行な面内で独立して90°回転させると共に、表示画像も90°回転させることで実現できる。
ここで、このような縦横切り替え可能な機器において、立体表示を行うことを考える。パララックスバリア方式やレンチキュラ方式の場合、いずれにおいても、2次元表示パネルに表示された右眼用画像と左眼用画像とを、視差分離手段(パララックスバリアやレンチキュラレンズ)によって水平方向に視差分離することで立体視が行われる。また、通常、2次元表示パネルの表示面に対して視差分離手段であるパララックスバリアやレンチキュラレンズは固定されている。このため、縦横のいずれか一方の表示状態でしか正常に立体表示を行うことができない。例えばレンチキュラ方式において、横長の表示状態で正常に立体表示を行えるようにレンチキュラレンズを配置した場合、縦長の表示状態では、上下方向に屈折力を持つが左右方向には屈折力を持たない状態になるので、正常に立体視を行うことができない。パララックスバリア方式でも同様に、例えば図22に示したように縦長のスリット部112を有するパララックスバリア101を用いた場合には、装置全体を回転させて縦長の配置状態にすると、左右方向には光線分離ができない状態になり、立体視を行えない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、パララックスバリア方式によって、異なる2つの配置状態の双方で立体視を行うことができるようにした立体表示装置を提供することにある。
本発明による立体表示装置は、複数色のサブピクセルが所定の配列パターンで2次元的に配列された表示面を有し、立体視の視点数に応じた複数の視差画像を空間的に分割して1画面内に合成して表示する表示パネルと、表示面に対して対向配置され、表示パネルからの表示画像光を透過するスリット部と表示画像光を遮蔽する遮蔽部とからなるバリアパターンを有し、表示パネルに表示された各視差画像を、立体視が可能となるようにバリアパターンによって光学的に分離するパララックスバリアとを備えたものである。表示パネルの表示面は、縦方向の長さと横方向の長さとが互いに異なるものである。そして、表示パネルとパララックスバリアとが、第1の配置状態にあるときと、第1の配置状態に対して縦方向と横方向との位置関係が逆となるような第2の配置状態にあるときとの2つの配置状態の双方で立体視が可能となるように、表示パネルにおけるサブピクセルの所定の配列パターンとパララックスバリアにおけるバリアパターンとが設定されているものである。
ここで、第1の配置状態は、表示面の横方向の長さおよびピクセル数が縦方向に比べて大きくなるような状態であると共に、第2の配置状態は、表示面の縦方向の長さおよびピクセル数が横方向に比べて大きくなるような状態である。
第1の配置状態のときには、すべてのサブピクセルを有効に用いて立体視の視点数をN=3以上とする表示を行い、第2の配置状態のときには一部のサブピクセルのみを有効に用いて立体視の視点数を2つとする表示を行う。
本発明による立体表示装置では、表示パネルからの表示画像光が、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において違和感なく立体視が可能となるように、パララックスバリアによって光学的に分離される。
本発明の立体表示装置によれば、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において立体視が可能となるように、表示パネルにおけるサブピクセルの所定の配列パターンとパララックスバリアにおけるバリアパターンとを最適化するようにしたので、パララックスバリア方式によって、異なる2つの配置状態の双方で立体視を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る立体表示装置の構成および立体視の状態を視点数が3視点である場合を例にして示す構成図である。 (A)は第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での表示例、(B)は第2の配置状態での表示例を示す説明図である。 表示パネルの表示面における基本的な画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での3視点用の画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での3視点用のバリアパターンを示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態での3視点用の画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態での3視点用のバリアパターンを示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での2視点用の画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での2視点用のバリアパターンを示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での4視点用の画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での4視点用のバリアパターンを示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態での4視点用の画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態での4視点用のバリアパターンを示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での5視点用の画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での5視点用のバリアパターンを示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態での5視点用の画素配列を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態での5視点用のバリアパターンを示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態での画素配列を示す平面図である。 第2の実施の形態に係る立体表示装置における第1の配置状態でのバリアパターンを示す平面図である。 第2の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態での画素配列を示す平面図である。 第2の実施の形態に係る立体表示装置における第2の配置状態でのバリアパターンを示す平面図である。 パララックスバリア方式の立体表示装置の一般的な構成例を示す構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[立体表示装置の基本構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る立体表示装置の構成および立体視の状態を視点数が3視点である場合を例にして模式的に示したものである。この立体表示装置は、図1に示したように、表示パネル2と、表示パネル2の表示面側に対向するように配置されたパララックスバリア1とを備えている。表示パネル2は、立体視の視点数に応じた複数の視差画像を空間的に分割して1画面内に合成して表示するものである。図1では、第1の視点用の画素4−1、第2の視点用の画素4−2、および第3の視点用の画素4−3を用いて多眼(3視点)で立体視している状態を示している。パララックスバリア1は、表示パネル2からの表示画像光を透過するスリット部12と表示画像光を遮蔽する遮蔽部11とからなるバリアパターンを有している。パララックスバリア1は、表示パネル2に表示された各視差画像を、立体視が可能となるようにバリアパターンによって光学的に分離するものである。
この立体表示装置は、表示パネル2とパララックスバリア1とが、第1の配置状態にあるときと、第1の配置状態に対して表示面に平行な面内で90°回転させた第2の配置状態にあるときとの2つの配置状態の双方で違和感なく立体視が可能となるように構成されている。第1の配置状態と第2の配置状態は、縦方向と横方向との位置関係が互いに逆となるようなものである。「第1の配置状態」とは、例えば図2(A)に示したように、表示面の横方向の長さが縦方向に比べて長くなる(横方向のピクセル数が多くなる)ような状態である。「第2の配置状態」とは、例えば図2(B)に示したように、表示面の縦方向の長さが横方向に比べて長くなる(縦方向のピクセル数が多くなる)ような状態である。
表示パネル2は、複数色のサブピクセルが所定の配列パターンで2次元的に配列された表示面を有している。表示パネル2としては、例えば液晶表示ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、またはプラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。
図3は、表示パネル2の表示面における基本的な画素配列を示している。表示パネル2の表示面は、カラー表示に必要とされるR(赤色),G(緑色),B(青色)の3色のサブピクセル4R,4G,4Bが2次元的に複数配列された画素構造を有している。表示パネル2において各サブピクセル4R,4G,4Bは、第1の配置状態において、縦方向(垂直方向)の同一列上には同一色のサブピクセルが配列され、横方向(水平方向)の同一列上には各色のサブピクセルが周期的に交互に配列されるような画素配列とされている。このような画素構造において、各サブピクセル4R,4G,4Bが、立体視の視点数に応じた複数の視差画像を表示するための各視点用の画素として、所定の配列パターンで割り当てられる。
この立体表示装置は、第1の配置状態と第2の配置状態との双方で立体視が可能となるように、表示パネル2におけるサブピクセルの配列パターンとパララックスバリア1におけるバリアパターンとが最適化されている。以下、サブピクセルの配列パターンとバリアパターンとの具体例を説明する。
[3視点用の構成]
図4は、表示パネル2を第1の配置状態としたときの3視点用の画素配列のパターンを示している。N個(ここでは3つ)の視点に対応する立体表示を行う場合、表示パネル2において、N個の視差画像を1画面内にN個に空間分割して表示する。図4において、(R1,G1,B1)のピクセル群が第1の視点用の画素4−1(第1の視差画像を表示する画素)である。また、(R2,G2,B2)のピクセル群が第2の視点用の画素4−2(第2の視差画像を表示する画素)、(R3,G3,B3)のピクセル群が第3の視点用の画素4−3(第3の視差画像を表示する画素)である。
図4に示したように、第1の配置状態において、縦方向の同一列上にはN個(ここでは3つ)の各視点ごとの同一色のサブピクセルが周期的に交互に配列されている。横方向の同一列上には3つの各視点ごとの各色のサブピクセルが周期的に交互に配列されている。また、横方向の第1の列とそれに隣接する横方向の第2の列とで上下には異なる視点用のサブピクセルが配列されることとなるような配列パターンとされている。例えば最も上側の行の画素列を横方向の第1の列とし、2行目の画素列を横方向の第2の列とすると、第1の列では(R1,G2,B3,R1,G2,…)のように異なる視点用のサブピクセルが周期的に配列されている。第2の列では(R3,G1,B2,R3,G1,…)のように異なる視点用のサブピクセルが周期的に配列されている。この場合、例えば第1の列の最も左側の画素はR1、第2の列の最も左側の画素はR3となっており、隣接する横方向の2つの列間で上下には異なる視点用のサブピクセルが配列されている。このような画素配列において、図4に示したように、斜め方向に隣接する(斜め方向に連続配置された)3色のサブピクセルを組み合わせてカラー表示のための単位画素(1画素)として用いて各視点用の視差画像を表示する。すなわち、例えば、斜め方向に隣接する3色のピクセル(R1,G1,B1)の組み合わせを第1の視点用の画素4−1とする。
図5は、パララックスバリア1を第1の配置状態としたときの(図4の画素配列パターンに対応した)3視点用のバリアパターンを示している。なお、図5では、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。別の方向から見た場合には、第2の視点用の(R2,G2,B2)のピクセル群のみがスリット部12を介して見える状態となる。さらに別の方向から見た場合には、第3の視点用の(R3,G3,B3)のピクセル群のみがスリット部12を介して見える状態となる。このように見る方向によって特定の視点用のピクセル群のみが見えることとなるように、バリアパターンが形成されている。具体的には、スリット部12が、第1の配置状態において、横方向にはN個(ここでは3つ)のサブピクセルにつき1つの割合で設けられている。かつ、横方向の第1の列と第2の列とで横方向に1サブピクセル分、ずれた配置となるようにして設けられている。例えば最も上側の行の画素列に対応するスリット部12の列を横方向の第1の列とし、2行目の画素列に対応するスリット部12の列を横方向の第2の列とすると、第2の列では第1の列に対して右方向に1サブピクセル分、ずれた配置でスリット部12が設けられている。なお、右方向ではなく、左方向に1サブピクセル分、ずれた配置となるようにしても良い。
図6は、表示パネル2を第2の配置状態としたときの3視点用の画素配列のパターンを示している。これは、図4に示した表示パネル2の配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。また、図7は、パララックスバリア1を第2の配置状態としたときの(図6の画素配列パターンに対応した)3視点用のバリアパターンを示している。これは、図5に示したパララックスバリア1の配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。なお、図7では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。
図6に示したように、第2の配置状態にした場合にも、斜め方向に隣接する3色のサブピクセルを1画素として用いてN個(ここでは3つ)の各視点用の視差画像を表示するようになっている。図4および図6から分かるように、表示パネル2において、第1の配置状態と第2の配置状態とで、水平方向における各視差画像間の相対的な位置関係は同じである。例えば、第1の視点用の画素4−1(R1,G1,B1)に対して、右側には第2の視点用の画素4−2(R2,G2,B2)が位置し、左側には第3の視点用の画素4−3(R3,G3,B3)が位置している。この相対的な位置関係は、第1の配置状態と第2の配置状態とで変わらない。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を交互に表示させることが可能となっている。また、パララックスバリア1のバリアパターンは、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を個々に分離することが可能となるようなパターンとされている。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、3視点での立体視が実現できるようになっている。
[2視点用の構成]
図8は、表示パネル2を第1の配置状態としたときの2視点用の画素配列のパターンを示している。この構成例は、表示パネル2において第1の視差画像(例えば左眼用の視差画像)と第2の視差画像(例えば右眼用の視差画像)とを1画面内に2つに空間分割して表示するものである。図8において、(R1,G1,B1)のピクセル群が第1の視点用の画素4−1(第1の視差画像を表示する画素)である。また、(R2,G2,B2)のピクセル群が第2の視点用の画素4−2(第2の視差画像を表示する画素)である。
図8に示したように、第1の配置状態のときに、縦方向の同一列上には第1および第2の視点ごとの同一色のサブピクセルが周期的に交互に配列されている。横方向の同一列上には第1および第2の視点ごとの各色のサブピクセルが周期的に交互に配列されている。また、図4に示した3視点の場合と同様に、横方向の第1の列とそれに隣接する横方向の第2の列とで上下には異なる視点用のサブピクセルが配列されることとなるような配列パターンとされている。この構成例では、1画素として用いるサブピクセルの位置関係が、図4に示した3視点の場合とは異なっている。この構成例では、図8に示したように、三角形状に位置する3色のサブピクセルを組み合わせて、カラー表示のための単位画素(1画素)として用いて各視点用の視差画像を表示する。すなわち、例えば最も上側の行の画素列を横方向の第1の列とし、2行目の画素列を横方向の第2の列とすると、第1の列上の2つのサブピクセルと第2の列上の1つのサブピクセルとを組み合わせて1画素とする。例えば図8の左上隅では、第1の列上の2つのサブピクセル(R1,B1)と第2の列上の1つのサブピクセル(G1)とを組み合わせて第1の視点用の1つの画素4−1が形成されている。
図9は、第1の配置状態としたときの(図8の画素配列パターンに対応した)2視点用のバリアパターンを有するパララックスバリア1Aの構成を示している。なお、図9では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。別の方向から見た場合には、第2の視点用の(R2,G2,B2)のピクセル群のみがスリット部12を介して見える状態となる。このように、図5の場合と同様、見る方向によって特定の視点用のピクセル群のみが見えることとなるように、バリアパターンが形成されている。
なお、図示は省略するが、この構成例の場合にも3視点の構成例と同様に、表示パネル2において、第1の配置状態と第2の配置状態とで、水平方向における各視差画像間の相対的な位置関係は同じとなる。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を交互に表示させることが可能となっている。また、パララックスバリア1Aのバリアパターンについても同様に、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を個々に分離することが可能となるようなパターンとされている。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、2視点での立体視が実現できるようになっている。
[4視点用の構成]
図10は、表示パネル2を第1の配置状態としたときの4視点用の画素配列のパターンを示している。この構成例は、表示パネル2において4つの視差画像を1画面内に4つに空間分割して表示するものである。この構成例では、図4の3視点の構成例に対して、(R4,G4,B4)のピクセル群が第4の視点用の画素4−4(第4の視差画像を表示する画素)として追加されている。第4の視点用の画素4−4が追加されていることを除いて、基本的な構成は図4の3視点の構成例と同様である。
図11は、第1の配置状態としたときの(図10の画素配列パターンに対応した)4視点用のバリアパターンを有するパララックスバリア1Bの構成を示している。なお、図11では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。別の方向から見た場合には、その方向に応じた他の視点用のピクセル群のみがスリット部12を介して見える状態となる。このように、図5の場合と同様、見る方向によって特定の視点用のピクセル群のみが見えることとなるように、バリアパターンが形成されている。
図12は、表示パネル2を第2の配置状態としたときの4視点用の画素配列のパターンを示している。これは、図10に示した表示パネル2の配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。また、図13は、パララックスバリア1Bを第2の配置状態としたときの(図12の画素配列パターンに対応した)4視点用のバリアパターンを示している。これは、図11に示したパララックスバリア1Bの配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。なお、図13では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。
この構成例の場合にも3視点の構成例と同様に、表示パネル2において、第1の配置状態と第2の配置状態とで、水平方向における各視差画像間の相対的な位置関係は同じとなる。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を交互に表示させることが可能となっている。また、パララックスバリア1Bのバリアパターンについても同様に、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を個々に分離することが可能となるようなパターンとされている。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、4視点での立体視が実現できるようになっている。
[5視点用の構成]
図14は、表示パネル2を第1の配置状態としたときの5視点用の画素配列のパターンを示している。この構成例は、表示パネル2において、5つの視差画像を1画面内に5つに空間分割して表示するものである。この構成例では、図4の3視点の構成例に対して、(R4,G4,B4)のピクセル群が第4の視点用の画素4−4(第4の視差画像を表示する画素)として追加され、さらに(R5,G5,B5)のピクセル群が第5の視点用の画素4−5(第5の視差画像を表示する画素)として追加されている。第4の視点用の画素4−4と第5の視点用の画素4−5とが追加されていることを除いて、基本的な構成は図4の3視点の構成例と同様である。
図15は、第1の配置状態としたときの(図14の画素配列パターンに対応した)5視点用のバリアパターンを有するパララックスバリア1Cの構成を示している。なお、図15では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。別の方向から見た場合には、その方向に応じた他の視点用のピクセル群のみがスリット部12を介して見える状態となる。このように、図5の場合と同様、見る方向によって特定の視点用のピクセル群のみが見えることとなるように、バリアパターンが形成されている。
図16は、表示パネル2を第2の配置状態としたときの5視点用の画素配列のパターンを示している。これは、図14に示した表示パネル2の配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。また、図17は、パララックスバリア1Cを第2の配置状態としたときの(図16の画素配列パターンに対応した)5視点用のバリアパターンを示している。これは、図15に示したパララックスバリア1Cの配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。なお、図17では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。
この構成例の場合にも3視点の構成例と同様に、表示パネル2において、第1の配置状態と第2の配置状態とで、水平方向における各視差画像間の相対的な位置関係は同じとなる。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を交互に表示させることが可能となっている。また、パララックスバリア1Cのバリアパターンについても同様に、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、水平方向に各視点用の視差画像を個々に分離することが可能となるようなパターンとされている。これにより、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、5視点での立体視が実現できるようになっている。
[立体表示装置の動作および効果]
この立体表示装置では、表示パネル2において、N個の視点に対応するN個の視差画像が、1画面内にN個に空間分割して表示される。表示パネル2からの表示画像光は、立体視が可能となるように、パララックスバリア1(または1A,1B,1C)によって光学的に分離される。この立体表示装置では、第1の配置状態(図2(A)参照)と第2の配置状態(図2(B)参照)との双方においてN視点での立体視が可能となるように、表示パネル2におけるサブピクセルの配列パターンとパララックスバリア1(または1A,1B,1C)におけるバリアパターンとが最適化されている。これにより、異なる2つの配置状態の双方でN視点での立体視を行うことができる。
ここで、図1を参照して3視点での立体視について説明する。この立体表示装置では、表示パネル2に表示された多視点合成画像を、パララックスバリア1を介して観察することで、ある特定の観察位置から見たときに、左眼10Lと右眼10Rとにある特定の視差画像のみが見える状況となることで立体像が知覚される。例えば第1の観察位置P1から見たときには、左眼10Lには例えば第2の視点用の画素4−2に表示された第2の視差画像による光L2のみが認識される。右眼10Rには例えば第1の視点用の画素4−1に表示された第1の視差画像による光L1のみが認識される。これにより、第1の観察位置P1では、第2の視差画像と第1の視差画像とに基づく立体像が知覚される。視点が移動して別の第2の観察位置P2から見たときには、左眼10Lには例えば第1の視点用の画素4−1に表示された第1の視差画像による光L1のみが認識される。右眼10Rには例えば第3の視点用の画素4−3に表示された第3の視差画像による光L3のみが認識される。これにより、第2の観察位置P1では、第1の視差画像と第3の視差画像とに基づく立体像が知覚される。このように異なる観察位置から見たときに異なる視差画像が見えることによって運動視差が得られる。一方で、ある特定の観察位置から見たときに、立体視に寄与していない視差画像による光はパララックスバリア1の遮蔽部11によって遮蔽される。例えば第1の観察位置P1から見たときには、第3の視点用の画素4−3からの光L3はパララックスバリア1の遮蔽部11によって遮蔽され、観察者には認識されない。
本実施の形態によれば、このような立体視を第1の配置状態(図2(A)参照)と第2の配置状態(図2(B)参照)との双方において行うことができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態に係る立体表示装置について説明する。なお、上記第1の実施の形態に係る立体表示装置と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、第1の配置状態(図2(A)参照)と第2の配置状態(図2(B)参照)との双方においてN視点での立体視を行うことができるようにする構成例について説明した。この場合、第1の配置状態と第2の配置状態との双方において、R,G,Bの3色のサブピクセルを1画素として用いているので、水平解像度は3/Nに低下し、垂直解像度は1/3に低下する。それぞれを乗算すると1/N、すなわち、当然であるが、1視点あたりの画素数は表示パネル2における全体の画素数の1/Nになる。
本実施の形態では、第1の配置状態のときには立体視の視点数をN=3以上とする表示を行い、第2の配置状態のときには立体視の視点数を2つとする表示を行うようにしたものである。このようにする目的は、第2の配置状態(縦長表示)のときには水平方向の画素数が少ないので、第1の配置状態(横長表示)のときよりも、視点分割数を少なくして水平方向の解像度の低下を抑えようとするものである。人間の視覚は、垂直方向の解像度よりも、水平方向の解像度の低下に敏感であるとされており、縦長表示時の解像度の低下を、より少なくしたい場合に効果的である。以下、第1の配置状態のときには立体視の視点数をN=4とし、第2の配置状態のときには立体視の視点数を2つとする場合を例に説明する。
図18は、本実施の形態において、表示パネル2を第1の配置状態としたときの画素配列のパターンを示している。この構成例では、表示パネル2において4つの視差画像を1画面内に4つに空間分割して表示する。図18において、(R1,G1,B1)のピクセル群が第1の視点用の画素4−1(第1の視差画像を表示する画素)である。また、(R2,G2,B2)のピクセル群が第2の視点用の画素4−2(第2の視差画像を表示する画素)、(R3,G3,B3)のピクセル群が第3の視点用の画素4−3(第3の視差画像を表示する画素)、(R4,G4,B4)のピクセル群が第4の視点用の画素4−4(第4の視差画像を表示する画素)である。
図18に示したように、第1の配置状態において、縦方向の同一列上にはN=4つの視点ごとではなく、2つの視点ごとの同一色のサブピクセルが周期的に交互に配列されている。横方向の同一列上にはN=4つの各視点ごとの各色のサブピクセルが周期的に交互に配列されている。また、横方向の第1の列とそれに隣接する横方向の第2の列とで上下には異なる視点用のサブピクセルが配列されることとなるような配列パターンとされている。例えば最も上側の行の画素列を横方向の第1の列とし、2行目の画素列を横方向の第2の列とすると、第1の列では(R1,G2,B3,R4,G1,…)のように異なる視点用のサブピクセルが周期的に配列されている。第2の列では(R3,G4,B1,R2,G3,…)のように異なる視点用のサブピクセルが周期的に配列されている。この場合、例えば第1の列の最も左側の画素はR1、第2の列の最も左側の画素はR3となっており、隣接する横方向の2つの列間で上下には異なる視点用のサブピクセルが配列されている。
このような画素配列において、図18に示したように、三角形状に位置する3色のサブピクセルを組み合わせて、カラー表示のための単位画素(1画素)として用いて各視点用の視差画像を表示する。すなわち、例えば最も上側の行の画素列を横方向の第1の列とし、2行目の画素列を横方向の第2の列とすると、第1の列上の2つのサブピクセルと第2の列上の1つのサブピクセルとを組み合わせて1画素とする。例えば図18の左上側では、第1の列上の2つのサブピクセル(R1,G1)と第2の列上の1つのサブピクセル(B1)とを組み合わせて第1の視点用の1つの画素4−1が形成されている。
図19は、本実施の形態において、第1の配置状態としたときの(図18の画素配列パターンに対応した)パララックスバリア1Dのバリアパターンの構成を示している。なお、図19では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。別の方向から見た場合には、その方向に応じた他の視点用のピクセル群のみがスリット部12を介して見える状態となる。このように、図5の場合と同様、見る方向によって特定の視点用のピクセル群のみが見えることとなるように、バリアパターンが形成されている。具体的には、スリット部12が、第1の配置状態において、横方向にはN個(ここでは4つ)のサブピクセルにつき1つの割合で設けられている。かつ、横方向の第1の列と第2の列とで横方向に2サブピクセル分、ずれた配置となるようにして設けられている。例えば最も上側の行の画素列に対応するスリット部12の列を横方向の第1の列とし、2行目の画素列に対応するスリット部12の列を横方向の第2の列とすると、第2の列では第1の列に対して右方向に2サブピクセル分、ずれた配置でスリット部12が設けられている。また、縦方向には2つのサブピクセルにつき1つの割合でスリット部12が設けられている。
図20は、本実施の形態において、表示パネル2を第2の配置状態としたときの画素配列のパターンを示している。これは、図18に示した表示パネル2の配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。また、図21は、パララックスバリア1Dを第2の配置状態としたときの(図20の画素配列パターンに対応した)バリアパターンを示している。これは、図19に示したパララックスバリア1Dの配置を表示面に平行な面内で90°右方向に回転させたものである。なお、図21では、図5の場合と同様、一例として第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群のみがスリット部12を介して見えている状態を示している。
第2の配置状態にした場合には、図20に示したように、第1の視点用の(R1,G1,B1)のピクセル群と、第3の視点用の(R3,G3,B3)のピクセル群とにより、2視点での立体表示を行う。第2の視点用の(R2,G2,B2)のピクセル群と、第4の視点用の(R4,G4,B4)のピクセル群とには、視差画像を表示しても良いし、表示しなくても良い(それらの視差画像は、パララックスバリア1Dの遮蔽部11によって遮蔽される)。すなわち、この第2の配置状態では、水平方向には各サブピクセルを有効に用いて立体表示を行っているが、垂直方向には1行おきにサブピクセルを有効に用いている。例えば図20の例では、最も上側の第1行目のピクセル群は立体表示に寄与しているが、次の第2行目のピクセル群は立体表示に寄与せず、さらに次の第3行目のピクセル群が立体表示に寄与している。
このように、本実施の形態によれば、縦長表示の第2の配置状態のときには第1の配置状態に対して立体視の視点数を少なくするようにしたので、第2の配置状態での立体表示時の水平方向の解像度の低下を抑えることができる。
<その他の実施の形態>
本発明は、上記各実施の形態に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば上記各実施の形態で、N=3以上の多数視点での表示を行う場合、N個の視差画像のすべてを用意できない場合が考えられる。例えば、立体表示装置としての構成は4視点用のものであるのに対し、表示用の画像データが、左眼用の視差画像Lと右眼用の視差画像Rとの2つの視差画像のみで構成されている場合が考えられる。そのような場合、4つの視点用の画素のそれぞれに、例えばL/L/R/Rあるいは、L/L/L/Rと2つの視差画像L,Rを適宜割り当てて表示しても良い。このように表示した場合、立体視ができるのは左右の眼にL/Rの画像がそれぞれ入射するときだけであるが、左右の眼に例えばL/Lと入射するときには、空間分割された左眼用の視差画像Lが両眼に入ることで、解像度の高い2次元画像を見ることになる。
1,1A,1B,1C,1D…パララックスバリア、2…表示パネル、4R…赤色用サブピクセル、4G…緑色用サブピクセル、4B…青色用サブピクセル、4−1(R1,G1,B1)…第1の視点用の1画素、4−2(R2,G2,B2)…第2の視点用の1画素、4−3(R3,G3,B3)…第3の視点用の1画素、4−4(R4,G4,B4)…第4の視点用の1画素、4−5(R5,G5,B5)…第5の視点用の1画素、10L…左眼、10R…右眼、11…遮蔽部、12…スリット部。

Claims (6)

  1. 複数色のサブピクセルが所定の配列パターンで2次元的に配列された表示面を有し、立体視の視点数に応じた複数の視差画像を空間的に分割して1画面内に合成して表示する表示パネルと、
    前記表示面に対して対向配置され、前記表示パネルからの表示画像光を透過するスリット部と前記表示画像光を遮蔽する遮蔽部とからなるバリアパターンを有し、前記表示パネルに表示された各視差画像を、立体視が可能となるように前記バリアパターンによって光学的に分離するパララックスバリアと
    を備え、
    前記表示パネルの表示面は、縦方向の長さと横方向の長さとが互いに異なるものであり、
    前記表示パネルと前記パララックスバリアとが、第1の配置状態にあるときと、前記第1の配置状態に対して縦方向と横方向との位置関係が逆となるような第2の配置状態にあるときとの2つの配置状態の双方で立体視が可能となるように、前記表示パネルにおける前記サブピクセルの所定の配列パターンと前記パララックスバリアにおける前記バリアパターンとが設定され、
    前記第1の配置状態は、前記表示面の横方向の長さおよびピクセル数が縦方向に比べて大きくなるような状態であると共に、前記第2の配置状態は、前記表示面の縦方向の長さおよびピクセル数が横方向に比べて大きくなるような状態であり、
    前記第1の配置状態のときには、すべての前記サブピクセルを有効に用いて立体視の視点数をN=3以上とする表示を行い、前記第2の配置状態のときには一部の前記サブピクセルのみを有効に用いて立体視の視点数を2つとする表示を行う
    立体表示装置。
  2. 記表示パネルにおいて前記サブピクセルは、前記第1の配置状態のときに、縦方向の同一列上には同一色のサブピクセルが配列されると共に、横方向の同一列上には各色のサブピクセルが周期的に交互に配列され、かつ、横方向の同一列上には立体視の各視点ごとのサブピクセルが周期的に交互に配列されると共に、横方向の第1の列とそれに隣接する横方向の第2の列とで上下には異なる視点用のサブピクセルが配列されることとなるような配列パターンで配列されている
    請求項1に記載の立体表示装置。
  3. 記パララックスバリアの前記スリット部が、前記第1の配置状態において、横方向にはN個のサブピクセルにつき1つの割合で設けられ、かつ、横方向の前記第1の列と前記第2の列とで横方向に所定数のサブピクセル分、ずれた配置となるようにして設けられている
    請求項2に記載の立体表示装置。
  4. 前記第2の配置状態では、縦方向において1行おきに前記サブピクセルを有効に用いて立体視の視点数を2つとする表示を行う
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載の立体表示装置。
  5. 前記表示パネルにおいて前記サブピクセルは、前記第1の配置状態のときに、縦方向の同一列上には2つの視点ごとの同一色のサブピクセルが周期的に交互に配列されると共に、横方向の同一列上にはN=3以上の各視点ごとの複数色のサブピクセルが周期的に交互に配列され、
    前記表示パネルは、前記第1の配置状態と前記第2の配置状態とのそれぞれにおいて、三角形状に位置する複数色のサブピクセルを1画素として用いて、前記第1の配置状態ではN=3以上の各視点用の視差画像を表示し、前記第2の配置状態では2つの各視点用の視差画像を表示するようになされている
    請求項1ないし4のいずれか1つに記載の立体表示装置。
  6. 前記パララックスバリアの前記スリット部が、前記第1の配置状態において、横方向にはN=3以上のサブピクセルにつき1つの割合で設けられ、かつ、縦方向には2つのサブピクセルにつき1つの割合で設けられている
    請求項5に記載の立体表示装置。
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