JP5332535B2 - 鉛蓄電池用電極および鉛蓄電池 - Google Patents

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Description

本発明は、鉛蓄電池用電極およびその電極を用いてなる鉛蓄電池に関する。
正極活物質として二酸化鉛、負極活物質として鉛を使用し、電解液に硫酸水溶液を使用した鉛蓄電池は、他の二次電池と比較して安価で大電流放電に適することから多くの産業にて使用されている。そのため、リチウムイオン二次電池等の高容量二次電池が隆盛を誇る今日もその重要性は失われておらず、現在でも鉛蓄電池性能向上の検討が精力的に行われている。
近年、鉛蓄電池の長所である短時間の大電流放電特性の向上、ならびに短所である放電深度の大きいサイクル特性の向上に関して、活性炭を使用した技術が報告されている。
例えば特許文献1には、負極活物質に対して活性炭を1〜5重量部添加した負極を鉛合金多孔体に充填した負極を用いた鉛蓄電池が記載されており、この鉛蓄電池は−15℃における0.5秒後の電圧を高く保持できるとしている。
また特許文献2には、電極活物質として鉛活物質層の表面に、活性炭、結着剤および導電剤を含む活物質層が形成された鉛蓄電池用電極ならびそれを備えた鉛蓄電池が記載されている。特許文献2では、活性炭、結着剤および導電剤を含む活物質層は、乾式練合した混合物をカッターミキサで粉砕し、得られた粉状物を鉛活物質層上に添着し、加圧することにより、あるいは、活物質、結着剤水溶液および導電剤を混合して得られた活物質層形成用組成物を鉛活物質層上に塗布することにより、形成されている。そして、この鉛蓄電池用電極を備えた鉛蓄電池は、従来の鉛蓄電池と比較してより高い出力を発揮する鉛蓄電池が提供できるとしている。
さらに、特許文献3には、格子状集電体を挟んだ一面に鉛含有活物質を13%含むペーストを配置し、反面に活性炭、カーボンブラック、カルボキシメチルセルロース、およびネオプレンを含有するペーストを塗布して配置した鉛蓄電池用負極、ならびにそれを備えた鉛蓄電池が記載されている。特許文献3によれば、42Vマイルドハイブリッド電気自動車用蓄電池に関する典型的な充放電サイクルを模擬したサイクル特性に優れるとしている。
特開2003−51306号公報 特開2007−12586号公報 特表2007−506230号公報
鉛蓄電池の特性改善課題として、例えば、鉛蓄電池を風力発電平準化などに使用する場合は、高いエネルギー密度と短時間周期にわたる充放電サイクルへの耐性が求められる。このような課題に対して、特許文献1や特許文献2のような方法であると、充放電サイクル後の出力特性の低下が大きい問題があった。また、特許文献3のような方法であるとエネルギー密度に問題があった。
従って、本発明は、初期の出力特性が良好で、充放電サイクル後の出力特性の低下が少ない鉛蓄電池用電極を提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討の結果、電極活物質として鉛含有材料を含む層(以下、「鉛活物質層」ということがある)と、電極活物質として多孔性炭素質材料を含む層(以下、「多孔性炭素質材料活物質層」ということがある)とを含有する電極活物質層、および集電体とからなる鉛蓄電池用電極において、前記電極活物質層中に含有される鉛原子の質量をA、多孔性炭素質材料の質量をBとしたとき、B/(A+B)×100の値と、鉛活物質層の厚さ、および鉛活物質層の面積に対する多孔性炭素質材料活物質層の面積が、特定の範囲にあるときに、その鉛蓄電池用電極を使用した鉛蓄電池は、エネルギー蓄積量に優れ、多孔性炭素質材料活物質層の二重層容量による緩衝作用に優れ、サイクル特性が向上することを見出した。これらの知見に基づき以下の本発明を完成するに至った。
かくして本発明によれば、下記[1]〜[2]が提供される。
[1]電極活物質として鉛含有材料を含む層と、電極活物質として多孔性炭素質材料を含む層とを含有する電極活物質層、および集電体とからなる鉛蓄電池用電極であって、
前記電極活物質層中に含有される鉛原子の質量をA、多孔性炭素質材料の質量をBとしたとき、B/(A+B)×100が0.1〜1.0%であり、前記多孔性炭素質材料を含む層の厚さが100μm以上であり、前記鉛含有材料を含む電極活物質層の面積に対する前記多孔性炭素質材料を含む層の面積の割合が70〜100%である鉛蓄電池用電極。
[2]正極または負極の少なくとも一方に前記[1]に記載の鉛蓄電池用電極を用いてなる鉛蓄電池。
本発明によれば、従来の鉛蓄電池と比較して、初期の出力特性が良好で、充放電サイクル後の出力特性の低下が少ない鉛蓄電池を提供できる。
本発明の鉛蓄電池用電極は、電極活物質として鉛含有材料を含む層と、電極活物質として多孔性炭素質材料を含む層とを含有する電極活物質層、および集電体とからなる鉛蓄電池用電極であって、前記電極活物質層中に含有される鉛原子の質量をA、多孔性炭素質材料の質量をBとしたとき、B/(A+B)が0.1〜1.0%であり、前記多孔性炭素質材料を含む層の厚さが100μm以上であり、前記鉛含有材料を含む層の面積に対する前記多孔性炭素質材料を含む層の面積の割合が70〜100%であることを特徴とする。
本発明の鉛蓄電池用電極は、電極活物質として鉛含有材料を含む層と、電極活物質として多孔性炭素質材料を含む層とを含有する電極活物質層、および集電体とからなる。
<電極活物質として鉛含有材料を含む層>
電極活物質として鉛含有材料を含む層(以下、「鉛活物質層」ということがある。)とは、鉛活物質層の全質量に対する鉛原子の割合が50質量%以上、好ましくは70質量%を占めている活物質層のことを指す。鉛原子の割合がこの範囲にあると、活物質層としてのエネルギー密度を高めることができる。
本発明における電極活物質としての鉛含有材料は、通常の鉛蓄電池の活物質として使用される二酸化鉛、鉛などの、鉛および鉛化合物を指す。
鉛含有材料の具体例としては、上記の二酸化鉛、鉛のほか、一酸化鉛、三酸化二鉛、四酸化三鉛(鉛丹)、硫酸鉛などが挙げられる。これらの鉛含有材料は、単独でまたは混合物を適宜選択して使用することができる。正極用電極に用いられる鉛含有材料としては二酸化鉛または一酸化鉛が好ましく、負極用電極に用いられる鉛含有材料としては一酸化鉛または鉛が好ましい。
<電極活物質として多孔性炭素質材料を含む層>
電極活物質として多孔性炭素質材料を含む層(以下、「多孔性炭素活物質層」ということがある。)とは、多孔性炭素活物質層の全質量に対する多孔性炭素質材料の割合が50質量%以上、好ましくは70質量%以上を占めている活物質層のことを指す。多孔性炭素質材料の割合がこの範囲にあると、活物質層としてのエネルギー密度を高めることができる。
多孔性炭素質材料は、電気二重層容量を利用する目的で使用されるため、通常は同じ質量でもより広い面積の界面を形成することが可能な、比表面積の大きいものが好ましい。具体的には、比表面積は30m/g以上、好ましくは500〜5,000m/g、より好ましくは1,000〜3,000m/gの範囲である。
多孔性炭素質材料は、好ましくは活性炭であり、具体的にはフェノール系、レーヨン系、アクリル系、ピッチ系、またはヤシガラ系等の材料を炭素質原料として賦活処理した活性炭を挙げることができる。賦活処理方法としては、水蒸気、二酸化炭素、酸素等のガス賦活や、水酸化カリウム、リン酸等の薬品賦活などがあげられる。これら多孔性炭素質材料は、単独でまたは二種類以上を組み合わせて使用することができる。
多孔性炭素質材料の体積平均粒子径は、0.1〜100μm、好ましくは1〜50μm、更に好ましくは3〜30μmである。体積平均粒子径がこの範囲にあると、電極の成形が容易で、二重層容量も高くできるので好ましい。上記した多孔性炭素質材料は、鉛蓄電池の種類に応じて、単独でまたは二種類以上を組み合わせて使用することができる。多孔性炭素質材料を組み合わせて使用する場合は、平均粒子径または粒径分布が異なる二種類以上の多孔性炭素質材料を組み合わせて使用してもよい。
前記多孔性炭素活物質層は、球状複合粒子からなっていてもよい。前記球状複合粒子は短軸径をLs、長軸径をLlとしたとき、(Ll−Ls)/{(Ls+Ll)/2}(以下、球形度)が40%であることがより好ましい。さらに好ましくは、20%以下である。ここで、短軸径Lsおよび長軸径Llは、反射型電子顕微鏡を用いて球状複合粒子を観察した写真像より測定される100個の任意の球状複合粒子についての平均値である。球形度が小さいほど形状が真球に近いことを表す。
前記多孔性炭素活物質層の厚さは100μm以上であり、好ましくは100〜150μmである。多孔性炭素活物質層の厚さがこの範囲にある鉛蓄電池用電極を使用すると、鉛蓄電池のエネルギー特性をより向上させることができる。
多孔性炭素活物質層の密度は、好ましくは0.30〜0.80g/cm、より好ましくは0.50〜0.65g/cmである。多孔性炭素活物質層の密度が、この範囲にあるとき、電気的導通と電解液の保液性が良好になるので好ましい。
<電極活物質層>
本発明では、電極活物質層中に含有される鉛原子の質量をA、多孔性炭素質材料の質量をBとしたとき、B/(A+B)×100が0.1〜1.0%、好ましくは0.4〜0.8%である。前記B/(A+B)×100がこの範囲にあると、充放電サイクル後の入力特性を向上させることができる。前記B/(A+B)×100の値が0.1%未満であると充放電サイクル後の維持率が低下し、逆に1.0%を超えると初期のエネルギー特性が小さくなる。ここでB/(A+B)×100は、電極活物質中に含まれるすべての鉛原子の質量の合計、および多孔性炭素質材料の質量の合計を、それぞれA、Bとして算出される。集電体に含まれる鉛原子の質量はAには含まれない。前記B/(A+B)×100の値は、電極活物質層中の鉛含有材料と多孔性炭素質材料の配合割合を調整することにより調整ができる。また、前述の鉛活物質層と多孔性炭素活物質層、それぞれの厚みで調整することもできる。
本発明では、鉛含有材料を含む層の面積に対する多孔性炭素質材料を含む層の面積の割合が70〜100%である。多孔性炭素質材料を含む層の面積の割合がこの範囲にあると、充電深度の浅い充放電を繰り返したときに、鉛活物質の充放電に伴う化学変化よりも、鉛含有材料を含む層を覆っている多孔性炭素質材料を含む層中の多孔性炭素活物質の電気二重層容量の電解質イオンの吸脱着が優先して行われるので鉛活物質の劣化を均等に抑制することができる。
鉛含有材料を含む層の面積に対する多孔性炭素質材料を含む層の面積の割合を70〜100%の範囲にする具体的方法としては、鉛活物質層の面積に対して上記のこの範囲内の面積に相当する多孔性炭素質材料を含む層のシートを予め作製し貼り合せる方法;鉛含有材料を含む層の面積の0〜30%に相当する部分に、紙、フィルム、テープ等でマスキングを施して、その上に後述する多孔性炭素活物質層スラリーを塗布するなどが挙げられる。
前記電極活物質層は、活物質層中の導電性を向上させることを目的とした導電剤を含んでいてもよい。具体的な例としては、ファーネスブラック、アセチレンブラック、およびケッチェンブラック(アクゾノーベル ケミカルズ ベスローテン フェンノートシャップ社の登録商標)等の導電性カーボンブラック;天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛;ポリアクリロニトリル系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、気相法炭素繊維等の炭素繊維;が挙げられる。これらの中でも、導電性カーボンブラックが好ましく、アセチレンブラックおよびケッチェンブラックがより好ましい。
導電剤の体積平均粒子径は、電極活物質の体積平均粒子径よりも小さいものが好ましく、通常0.001〜10μm、好ましくは0.05〜5μm、より好ましくは0.01〜1μmの範囲である。導電剤の粒径がこの範囲にあると、より少ない使用量で高い導電性が得られる。これらの導電剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
電極活物質層中における導電剤の量は、多孔性炭素質材料100質量部に対して、通常は1〜20質量部、好ましくは3〜15質量部の範囲である。結着剤の量がこの範囲にあると、導電性に優れ、サイクル後の出力特性を向上させることができる。
前記電極活物質層は、結着剤を含んでいてもよい。結着剤は、電極活物質同士および、電極活物質と集電体間で結着性を発揮して導電構造を維持するものであれば特に制限はないが、具体的な例としては、フッ素系重合体、ジエン系重合体、アクリレート系重合体、ポリイミド、ポリアミド、ポリウレタン等の高分子化合物が挙げられ、好ましくはハロゲン系重合体、ジエン系重合体が挙げられる。これら結着剤は単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
ハロゲン系重合体は、ハロゲン原子を含む単量体単位を含有する重合体である。中でも、ハロゲン原子としてフッ素原子及び/又は塩素原子を含む重合体が好ましい。フッ素原子及び/又は塩素原子を含む重合体の具体例としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体、エチレン・クロロトリフルオロエチレン共重合体、パーフルオロエチレン・プロペン共重合体、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリクロロプレンが挙げられる。
ジエン系重合体は、共役ジエンの単独重合体もしくは共役ジエンを含む単量体混合物を重合して得られる共重合体、またはそれらの水素添加物である。ジエン系重合体の具体例としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、などの共役ジエン単独重合体;ブチルゴムなどの共役ジエン共重合体;カルボキシ変性されていてもよいスチレン・ブタジエン共重合体(SBR)などの芳香族ビニル・共役ジエン共重合体;アクリロニトリル・ブタジエン共重合体(NBR)などのシアン化ビニル・共役ジエン共重合体;水素化SBR、水素化NBR等が挙げられる。
アクリレート系重合体は、アクリル酸エステルもしくはメタクリル酸エステルの単独重合体またはこれらを含む単量体混合物を重合して得られる共重合体である。
上記の中でも、結着剤としては、集電体との結着性や強度、耐酸性に優れた活物質層が得られるという観点から、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレン、スチレン−ブタジエン共重合体が好ましい。
電極活物質層中における、結着剤の量は、多孔性炭素質材料100質量部に対して、通常は1〜20質量部、好ましくは3〜15質量部の範囲である。結着剤の量がこの範囲にあると、電極物性に優れ、サイクル後の入力特性を向上させることができる。
また、前記電極活物質層は、後述する製造方法におけるスラリー分散を目的とした分散剤を含むこともできる。分散剤の具体例としては、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、および、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース系ポリマー、ならびにこれらのアンモニウム塩またはアルカリ金属塩;ポリアクリル酸またはポリメタクリル酸のアンモニウム塩またはアルカリ金属塩;ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド;ポリビニルピロリドン、ポリカルボン酸、酸化スターチ、リン酸スターチ、カゼイン、各種変性デンプン、キチン、キトサン誘導体等も使用できる。これらの分散剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用でき、中でも、分散剤としては、セルロース系ポリマーが好ましく、カルボキシメチルセルロースまたはそのアンモニウム塩もしくはアルカリ金属塩が特に好ましい。分散剤の使用量は、特に限定されないが、多孔性炭素質材料100質量部に対して、通常は0.1〜10質量部、好ましくは0.5〜5質量部、より好ましくは0.8〜2.5質量部の範囲である。分散剤を用いることで、スラリー中の固形分の沈降や凝集を抑制できる。
また、前記電極活物質層には、上記の鉛含有材料、多孔性炭素質材料、必要に応じて含有される導電剤、分散剤、結着剤以外のものを含んでいてもよい。具体的には、後述するスラリーなどの電極組成物の安定性を向上させること目的とした、アニオン性、カチオン性、ノニオン性、あるいはノニオニックアニオン等の両性の界面活性剤が挙げられる。その他、ポリエステル繊維などの強化材、リグニンなどの界面活性剤、硫酸バリウムなどがあげられる。アンチモン、亜鉛、カドミウム、銀およびビスマスの酸化物、水酸化物もしくは硫酸塩から選ばれる添加剤なども使用することができる。
<電極活物質層の製造方法>
本発明の鉛蓄電池用電極は、前記集電体上に電極活物質層が形成されていてもよいし、集電体が格子状であれば、内部に電極活物質層が充填された構造であってもよい。格子内部に充填とは、格子上に存在する空孔の少なくとも一部に電極活物質層が進入している状態を指す。すべての活物質層が格子上の空孔に進入していなくてもよい。
鉛活物質層と多孔性炭素活物質層は、一方の活物質層の上に他方の活物質層が形成されており、鉛活物質層の面積に対する多孔性炭素質活物質層の面積の割合が70〜100%となれば、特に制限はない。例えば、鉛活物質層の面積に対する多孔性炭素活物質層の面積の割合が100%である場合は、図1に示すように、格子状集電体1に充填された鉛活物質層2上の一面に、鉛活物質層を覆うように多孔性炭素活物質層3が形成されている。鉛活物質層の面積に対する多孔性炭素活物質層の面積の割合が100%未満の場合は、鉛活物質層と多孔性炭素活物質層が一方の活物質層の上に他方の活物質層が形成されている状態で、鉛活物質層の一部が露出しているが、露出部分が上部、下部、左右、または中央のいずれにあってもよいが、生産性を考慮すると集電体が四角形の場合、四辺のいずれか一辺が露出するように配置することが好ましい。
鉛活物質層および多孔性炭素活物質層は、従来より知られる鉛蓄電池用電極製造における方法と同様の方法で形成することができる。具体的には、鉛含有材料または多孔性炭素活物質材料と、溶媒、その他添加剤を加えて活物質ペーストを作製し、これを集電体上に添着することにより、又は集電体が格子状集電体であれば、これに充填させることにより形成させることができる。
多孔性炭素活物質層の製造方法は、上記の製造方法のほか、多孔性炭素質材料および、必要に応じて添加される導電剤、分散剤、結着剤、およびその他溶媒を加えて、多孔質炭素活物質層スラリーを作製し、これを、集電体上、あるいは鉛活物質層上に塗布、乾燥することによっても形成することができる。
電極活物質層が、鉛活物質層と多孔性炭素活物質層とからなる本発明の場合は、一方の活物質層上の面に、他方の活物質層が形成されていればよいが、その方法としては、具体的には、鉛活物質ペースト、多孔性炭素活物質スラリーをそれぞれ順次集電体に添着、あるいは充填してもよいし、鉛活物質ペーストを集電体に添着、あるいは充填した後、多孔性炭素活物質スラリーをその上に塗布して多孔性炭素活物質層を形成させてもよい。また、多孔性炭素活物質層を単独のシート状成形物としたものを鉛活物質層上に貼り合わせてもよい。
多孔性炭素活物質層が、球状複合粒子よりなる場合は、前記のように球状複合粒子から単独のシート状成形物を得て、そのシート成形物を鉛活物質層上に貼り合わせてもよいし、球状複合粒子を鉛活物質層上に散布し、次いで加圧することで多孔性炭素活物質層を形成してもよい。
<集電体>
本発明で使用される集電体は、電極活物質と鉛蓄電池外の電気的導通をとることができれば特に制限はないが、格子状集電体は、電極活物質層の維持と集電性に優れているので好ましい。格子状集電体としては、標準格子、ラジアル格子、エキスパンド式のいずれも使用できる。
格子状集電体の材質としては、鉛−カルシウム合金、鉛−アンチモン合金、鉛−錫合金等の鉛含有合金が用いられる。前記鉛合金の組成の一部として、砒素、錫、銅、銀、アルミなどを含んでいても良い。
<鉛蓄電池>
本発明の鉛蓄電池は、正極または負極の少なくとも一方に、上記鉛蓄電池用電極を用いてなる。
本発明の鉛蓄電池においては、生産性の観点から、本発明の電極は正極または負極のどちらか一方で使用するのが好ましく、負極のみで使用するのがさらに好ましい。
<電解液>
本発明の鉛蓄電池の電解液としては、通常、硫酸水溶液が使用される。充放電状態によって硫酸の密度は変動するが、鉛蓄電池を化成処理後、満充電の状態で密度1.25〜1.30(20℃)であることが好ましい。
<セパレータ>
本発明の鉛蓄電池に用いられるセパレータとしては、従来より知られた抄紙、微多孔性ポリエチレン、微多孔性ポリプロピレン、微多孔性ゴム、リテイナーマット、ガラスマット、などのセパレータを1つまたは複数組み合わせて使用することができる。
<電槽、ふた>
本発明の鉛蓄電池において、セパレータを介して正極と負極が対向するように配置された電極対と電解液を収納する電槽およびふたは、従来より知られたものを使用することができる。具体的には、エチレン−プロピレン共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体を原料とするものが使用できる。
<組電池>
従来より知られた鉛蓄電池と同様に、上述の複数の電極対からなり正極および負極のそれぞれを短絡させた構造である鉛蓄電池を複数用意して直列に接続することができる。このようにすることで鉛蓄電池の全体の起電力を大きくすることができる。直列に接続することは電槽を複数用意する必要はなく、1つの電槽の中に複数の仕切りを設け、その仕切り毎に上述の電極対を収納し、それを直列接続すれば、一体化した起電力の高い鉛蓄電池を作製することができる。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例および比較例における部および%は、特に断りのない限り質量基準である。
実施例および比較例における特性の測定、評価は、以下の方法により行う。
(出力特性)
積層鉛蓄電池を25℃で、充電電圧2.2Vから0.2CAで放電し、電圧が1.8Vまで低下する間に放電した電気量を測定し、比較例1に対する相対値として表したものをサイクル試験前エネルギー特性(初期エネルギー特性)とする。ここで、0.2CAとは、作製した蓄電池の容量を5時間で放電するための電流量のことを指す。電圧が1.8Vに到達すまでの電気量が多いほどより多くのエネルギーの蓄積性に優れていることを示す。
この積層鉛蓄電池を、25℃で、充電電圧2.2VからSOC(State of Charge)80%まで10Cの電流で充放電を200回繰り返し、再び充電電圧2.2Vから0.2CAで放電したときの電気量を測定し、サイクル後エネルギー特性とする。(サイクル後エネルギー特性)/(初期エネルギー特性)をエネルギー特性維持率とする。
<実施例1>
(正極電極作製)
電極活物質として酸化鉛を100部、イオン交換水を10部、および比重1.27の希硫酸10部を加えて混合し、正極用活物質合剤ペーストを製造する。このペーストを鉛−カルシウム合金からなる格子状集電体に、活物質層の厚さが1500μmとなるように充填したもの、および活物質層の厚さが3000μmとなるように充填したものを、それぞれ2枚ずつ調製する。そして、これらを、40℃、湿度95%の雰囲気で24時間熟成し、乾燥することで未化成の正極電極を作製する。この正極電極のB/(A+B)×100を計算すると、0%である。
(負極電極作製)
鉛含有材料としての酸化鉛100部に、導電剤としてのカーボンブラックを0.3部、硫酸バリウムを0.3部、ポリエステル繊維を0.6部、イオン交換水を10部、および比重1.36の希硫酸を10部加えて添加、混合し、酸化鉛ペーストを得る。このペーストを定間隙ロールに通して、厚さ2850μmのシート状酸化鉛ペーストとする。このシート状酸化鉛ペーストを、鉛−カルシウム合金からなる格子状集電体に充填し、鉛活物質層を形成する。
多孔性炭素質材料として比表面積1700m/gの水蒸気賦活活性炭を100部、導電剤としてカーボンブラックを5部、分散剤としてカルボキシメチルセルロースナトリウム塩を1.5部、結着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(固形分濃度40%)を固形分相当で3部、およびイオン交換水を固形分濃度が38%となるように加え、混合分散を行い塗布用スラリーを得る。このスラリーを、前記にて得られる鉛活物質層の上に塗布乾燥後、バッチプレスにて100℃10MPaで加圧圧着し、多孔性活物質層を形成して厚さ150μmの多孔性炭素活物質層を形成し、負極電極を得る。この負極電極のB/(A+B)×100を計算すると、0.8%である。また、鉛活物質層の面積に対する多孔性炭素活物質層の面積の割合は、100%である。
上記の正極電極および負極電極を用い、図2に示す積層鉛蓄電池を作製する。
セパレータとしては、鉛活物質層2と正極(正極活物質層4+格子状集電体1)との間には、ガラスマイクロファイバー製のセパレータ6aを、多孔性炭素質活物質層3と正極(正極活物質層4+格子状集電体1)との間には、微孔性ポリプロピレン製のセパレータ6bをそれぞれ配置する。活物質層の厚さが1500μmの正極は、両端の4aに使用し、活物質層の厚さが3000μmの正極は、4bに使用する。電解液には、比重1.225(20℃)の希硫酸を使用する。正極電極同士、および負極電極同士はそれぞれ端子接続し、並列回路とする。これに過充電を施して化成処理を行った後、電解液の密度が1.28g/cmとなるように密度1.4g/cmの硫酸で調整して鉛蓄電池を得る。この鉛蓄電池の充放電サイクル前後のエネルギー特性を評価する。
<実施例2>
(正極電極作製)
実施例1において、厚さ3000μmの活物質層のかわりに厚さ4500μmとなるように充填したものを1枚、厚さ1500μmの活物質層のかわりに厚さ2250μmとなるように充填したものを2枚調製し、充填する以外は、実施例1と同様にして正極電極を得る。この正極電極のB/(A+B)×100を計算すると、0%である。
(負極電極作製)
実施例1において、シート状の酸化鉛ペーストの厚さが4430μmとなるように充填し、この上に、鉛活物質層の面積の30%に相当する部分に紙でマスキングを施し、残りの70%に相当する部分に塗布用スラリーを塗布、乾燥、加圧圧着し、厚さ100μmの多孔性炭素活物質層を形成すること以外は実施例1と同様にして負極電極を得る。この負極電極のB/(A+B)×100を計算すると、0.25%である。
上記の正極電極および負極電極を用い、図3に示す積層鉛蓄電池を作製する。活物質層の厚さが2250μmの正極は、両端の4aに使用し、活物質層の厚さが4500μmの正極は、4bに使用する。電解液には、比重1.225(20℃)の希硫酸を使用する。正極電極同士、および負極電極同士はそれぞれ端子接続し、並列回路とする。これに過充電を施して化成処理を行った後、に電解液の密度が1.28g/cmとなるように密度1.4g/cmの硫酸で調整して鉛蓄電池を得る。この鉛蓄電池の充放電サイクル前後のエネルギー特性を評価する
<比較例1>
実施例1において、シート状酸化鉛ペースト(鉛活物質層)の厚さが3000μmとなるように充填し、塗布用スラリーを塗布しない以外は実施例1と同様にして、正極電極、負極電極、および鉛蓄電池を得る。この負極電極のB/(A+B)×100を計算すると0%である。
この鉛蓄電池の充放電サイクル前後のエネルギー特性を評価する。
<比較例2>
実施例1において、シート状酸化鉛ペースト(鉛活物質層)の厚さが2700μmとなるように充填し、この上に塗布用スラリーを塗布、乾燥、加圧圧着して厚さ300μmの多孔性炭素質活物質層を形成する以外は実施例1と同様にして、正極電極、負極電極、および鉛蓄電池を得る。この負極電極のB/(A+B)×100を計算すると1.7%である。
この鉛蓄電池の充放電サイクル前後のエネルギー特性を評価する。
<比較例3>
実施例2において、シート状の酸化鉛ペースト(鉛活物質層)の厚さが4365μmとなるように充填し、この上に、多孔性炭素活物質層の面積が、鉛活物質層の面積の50%に相当する面積となるように塗布用スラリーを塗布、乾燥、加圧圧着して厚さ270μmの多孔性炭素質活物質を形成すること以外は実施例2と同様にして、正極電極、負極電極、および鉛蓄電池を得る。この負極電極のB/(A+B)×100を計算すると0.5%である。
この鉛蓄電池の充放電サイクル前後のエネルギー特性を評価する。
<比較例4>
実施例1において、シート状の酸化鉛ペースト(鉛活物質層)の厚さが2730μmとなるように充填し、この上に、塗布用スラリーを塗布、乾燥、加圧圧着して厚さ70μmの多孔性炭素質活物質を形成すること以外は実施例1と同様にして正極電極、負極電極、および鉛蓄電池を得る。この負極電極のB/(A+B)×100を計算すると0.4%である。
この鉛蓄電池の充放電サイクル前後のエネルギー特性を評価する。
以上、実施例および比較例のエネルギー特性を、比較例1の初期出力特性に対する相対値、およびサイクル後の出力特性の初期特性に対する維持率を、表1に示す。初期の出力特性およびサイクル維持率がともに大きいほど充放電サイクル後の出力特性が大きいことを示し、好ましい。
Figure 0005332535
比較例1は、B/(A+B)×100の値が小さい(0%)ために、二重層容量が十分でなく、実施例に比べてサイクル後のエネルギー特性に劣っている。
比較例2は、B/(A+B)×100の値が大きい(1.7%)ため、充放電サイクル後のエネルギー特性に劣っている。比較例3は、鉛活物質層の面積に対する多孔性炭素活物質層の面積の割合が50%であるため、サイクル後の出力特性に劣っている。比較例4は鉛活物質層の厚さが100μm未満であるため、初期のエネルギー特性に劣っている。
本発明の鉛蓄電池用電極ならびにこれを用いた鉛蓄電池は、多数回の充放電サイクル後の出力特性に優れているので、風力発電の短時間平準化等に好適に使用することができる。
以上、現時点において、最も、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う鉛蓄電池用電極もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明における鉛蓄電池用電極の一態様を示す概略断面図である。 本発明における鉛蓄電池用電極の他の一態様を示す概略断面図である。 実施例および比較例における鉛蓄電池の一態様を示す概略断面図である。
符号の説明
1:格子状集電体
2:鉛活物質層
3:多孔性炭素活物質層
4a:正極活物質層(薄膜)
4b:正極活物質層(厚膜)
5:負極活物質層
6a:ガラスマイクロファイバー製のセパレータ
6b:微多孔性ポリプロピレン製のセパレータ

Claims (2)

  1. 電極活物質として鉛含有材料を含む層と、電極活物質として多孔性炭素質材料を含む層とを含有する電極活物質層、および集電体とからなる鉛蓄電池用電極であって、
    前記電極活物質層中に含有される鉛原子の質量をA、多孔性炭素質材料の質量をBとしたとき、B/(A+B)×100が0.1〜1.0%であり、
    前記多孔性炭素質材料を含む層の厚さが100μm以上であり、
    前記鉛含有材料を含む層の面積に対する前記多孔性炭素質材料を含む層の面積の割合が、70〜100%である鉛蓄電池用電極。
  2. 正極または負極の少なくとも一方に、請求項1に記載の鉛蓄電池用電極を用いてなる鉛蓄電池。
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