JP5332353B2 - 燃料供給装置及び燃料供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料供給装置及び燃料供給システムに関する。
近年、燃料電池を内蔵した電子機器が開発されている。燃料電池の発電には、メタノール等の燃料が用いられるため、電子機器に燃料を供給する必要がある。例えば、特許文献1には、電子機器に燃料を供給する機能を有したクレードルが開示されている。
特開2004−296163号公報
ところで、燃料の沸騰や水の凍結等による不具合が起きないようにするために、電子機器の周辺環境等に応じて、電子機器に供給する燃料の濃度を調整することが望ましい。しかし、特許文献1に記載されたクレードルでは、電子機器には、燃料容器に貯留された一定濃度の燃料しか供給することができなかった。そのため、クレードルの燃料容器内の燃料濃度を変更しなければ、電子機器に供給する燃料の濃度を変更することができなかった。
そこで、本発明の課題は、燃料供給装置の燃料容器内の燃料濃度を変更せずとも、周辺環境等に合わせた濃度の燃料を電子機器に供給できるようにすることである。
請求項1に係る発明によれば、
燃料を含む発電用液体を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンクに貯留されている前記発電用液体を用いて発電する燃料電池と、を備える電子機器に前記発電用液体を供給する燃料供給装置であって、
前記燃料が貯留された燃料容器と、
水が貯留された水容器と、
当該燃料供給装置の周囲の温度を検出温度として検出する温度検出部と、
前記温度検出部により検出された前記検出温度を所定時間毎に取得し、該所定期間毎の複数の前記検出温度をデータ列として蓄積する記憶部と、
前記電子機器に供給する前記発電用液体を、前記燃料容器に貯留された前記燃料と前記水容器に貯留された前記水との混合液とし、該混合液の前記燃料と前記水との混合比を制御する制御部と、
を備え、
前記電子機器は、前記燃料タンクに貯留されている前記発電用液体の温度が、前記温度検出部が前記検出温度を検出する箇所に応じた温度差分だけ前記検出温度より高い温度となる構造を有し、
前記制御部は、前記記憶部に蓄積されている前記データ列に含まれる前記複数の検出温度が、該検出温度に前記温度差を加算した温度が第2の温度となる第1の温度以上の値を含んでいるか否かの判定を行い、前記判定において前記複数の検出温度が前記第1の温度以上の値を含んでいると判定したとき、前記混合比を、前記混合液の沸点が前記第2の温度より高い温度となる値に設定することを特徴とする燃料供給装置が提供される。
請求項2に係る発明によれば、
前記燃料供給装置は、前記燃料容器に貯留された前記燃料を前記電子機器に送る第1の送液装置と、前記水容器に貯留された前記水を前記電子機器に送る第2の送液装置と、を備え、
前記制御部は、前記判定に基づいて前記第1の送液装置及び前記第2の送液装置における送液量を制御して、前記混合液における前記混合比を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置が提供される。
請求項3に係る発明によれば、
前記制御部は、
前記第2の温度が前記燃料の沸点を越える温度であるとき、前記発電用液体を前記燃料と前記水の混合液として、前記混合比を、該発電用液体の沸点が前記第2の温度を超える温度となる第1の値に設定し、
前記第2の温度が前記燃料の沸点より低い温度であるとき、前記混合比を、前記第1の値より低い第2の値、又は前記水を混合しない状態であるゼロ、に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給装置が提供される。
請求項4に係る発明によれば、
燃料を含む発電用液体を用いて発電する燃料電池を備える電子機器と、該電子機器に前記発電用液体を供給する燃料供給装置と、を備える燃料供給システムであって、
前記電子機器は、前記発電用液体を貯留する燃料タンクと、当該電子機器の周囲又は当該電子機器内部の温度を検出温度として検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出された前記検出温度を所定時間毎に取得し、該所定期間毎の複数の前記検出温度をデータ列として蓄積する記憶部と、を有し、
前記燃料供給装置は、
前記燃料が貯留された燃料容器と、
水が貯留された水容器と、
前記電子機器の前記記憶部に蓄積されている前記データ列の前記複数の検出温度のデータを受信する受信部と、
前記電子機器に供給する前記発電用液体を、前記燃料容器に貯留された前記燃料と前記水容器に貯留された前記水との混合液とし、該混合液の前記燃料と前記水との混合比を制御する制御部と、
を備え、
前記電子機器は、前記燃料タンクに貯留されている前記発電用液体の温度が、前記温度検出部が前記検出温度を検出する箇所に応じた温度差分だけ前記検出温度より高い温度となる構造を有し、
前記制御部は、前記受信部により受信した情報に基づき、前記データ列に含まれる前記複数の検出温度が、該検出温度に前記温度差を加算した温度が第2の温度となる第1の温度以上の値を含んでいるか否かの判定を行い、前記判定において前記複数の検出温度が前記第1の温度以上の値を含んでいると判定したとき、前記混合比を、前記混合液の沸点が前記第2の温度より高い温度となる値に設定することを特徴とする燃料供給システムが提供される。
請求項5に係る発明によれば、
前記電子機器は、更に、水を貯留する水タンクを有し、
前記温度検出部は、前記燃料タンクの内部、前記水タンクの内部、前記燃料タンクの周辺、前記水タンクの周辺又は前記電子機器の周辺のいずれかの温度を検出することを特徴とする請求項4記載の燃料供給システムが提供される。
請求項6に係る発明によれば、
前記第2の温度が前記燃料の沸点を越える温度であるとき、前記発電用液体を前記燃料と水の混合液として、前記混合比を、該発電用液体の沸点が前記第2の温度を超える温度となる第1の値に設定し、
前記第2の温度が前記燃料の沸点より低い温度であるとき、前記混合比を、前記第1の値より低い第2の値、又は前記水を混合しない状態であるゼロ、に設定することを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料供給システムが提供される。
請求項1、に係る発明によれば、過去の温度履歴に応じた混合比の燃料と水を電子機器に供給することができる。そのため、燃料供給装置側の燃料濃度を変更せずとも、周辺環境等に合わせた濃度の燃料を供給することができる。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係わる電子機器900及び燃料供給装置1を示した斜視図であり、図2は、本発明の第1の実施の形態に係わる燃料供給装置及び電子機器の構成を示したブロック図である。この電子機器900と燃料供給装置1の組み合わせが、燃料供給システムである。
電子機器900は、例えば、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)、電子手帳、携帯無線機その他の電子機器である。この電子機器900においては、その本体912に受入ポート911、表示部913及び操作部914が設けられている。
燃料供給装置1は電子機器900の置き台であり、この燃料供給装置1に電子機器900がセッティングされる。
図2を用いて電子機器900について説明する。電子機器900は自己発電機能を有しており、その自己発電機能に係る構成要素が図2に示されている。図2は、電子機器900及び燃料供給装置1の構成を示したブロック図である。
電子機器本体912には、燃料タンク901、ポンプ902、水タンク903、ポンプ904、気化器905、改質器906、一酸化炭素除去器907、燃料電池908、燃焼器909、冷却器910及び水タンク903等が内蔵されている。
燃料タンク901には、燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル)が純粋な状態又は水と混合された状態で貯留されている。水タンク903内には、水が貯留されている。ポンプ902は燃料タンク901内の燃料を気化器905に送液し、ポンプ904が水タンク903内の水を気化器905に送液する。そのため、気化器905には、燃料と水が混合された状態で送られる。
ここで、気化器905の後段の改質器906、一酸化炭素除去器907、燃料電池908等が最適に動作するよう、その最適動作に適した濃度の燃料が気化器905に送られるようになっている。具体的には、燃料タンク901内の燃料濃度に従ってポンプ902及びポンプ904によって送る液体の流量が制御されることによって、燃料と水の混合比が調整される。その混合比は燃料タンク901内の燃料濃度に応じたものにされる。これにより、燃料タンク901内の燃料濃度に応じて、気化器905に送られる燃料濃度は適切な濃度に設定される。そのため、燃料タンク901内の燃料濃度を常に一定にする必要がなくなり、燃料タンク901内の燃料濃度を変えることができる。それゆえ、燃料タンク901内の濃度を周辺温度に合わせて適切なものとすることができる。
例えば、電子機器900の周囲の温度が0℃かそれより低い温度であって、水タンク903内の水が凍結するような場合には、水タンク903内の水を使用することができない。その場合、燃料タンク901内の燃料濃度を適切なものとすれば、気化器905に水を供給せずとも、気化器905に適切な濃度の燃料を供給することができる。
また、例えば燃料タンク901内の燃料が純粋であると、比較的低い温度でも沸騰するため、電子機器900の周囲の温度が比較的高いときに、温度が燃料の沸点を超えてしまい、燃料が沸騰する可能性がある。その場合、燃料タンク901内の燃料が水と混合されていれば、そのような沸騰を抑えることができる。燃料タンク901内の燃料が水と混合されていても、燃料タンク901内の燃料濃度に合わせて水タンク903内からの水の供給量がポンプ904によって調整されれば、適切な濃度の燃料が気化器905に供給される。
気化器905に送られた燃料と水の混合液は、気化器905において気化される。気化器905で気化した燃料と水は改質器906に流れ込む。改質器906においては燃料と水が触媒により改質反応を起こし、水素ガスが生成されるとともに僅かながら一酸化炭素ガスも生成される(燃料がメタノールの場合には、下記化学式(1)、(2)を参照。)。改質器906で生成された水素ガス等は一酸化炭素除去器907に送られ、更に外部の空気が一酸化炭素除去器907に送られる。一酸化炭素除去器907においては、一酸化炭素ガスが一酸化炭素除去触媒により優先的に酸化する選択酸化反応が起こり、一酸化炭素ガスが除去される(下記化学式(3)を参照)。一酸化炭素除去器907を経た水素ガス等は燃料電池908の燃料極に供給され、燃料電池908の酸素極には空気が供給され、燃料電池908における電気化学反応により電気エネルギーが生成される。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 ・・・(1)
2+CO2→H2O+CO ・・・(2)
2CO+O2→2CO2 ・・・(3)
燃料電池908により得られた電気が電子機器900の各部に供給されたり、電子機器900の二次電池に充電されたりする。燃料電池908の燃料極に供給された水素ガスは全てが反応しない方が高効率であり、残留した水素ガスは燃焼器909に供給される。燃焼器909には水素ガスの他に空気が供給され、燃焼器909内において水素ガスが触媒により酸化され、燃焼熱が発生する。燃焼器909で発生した熱によって改質器906等が加熱される。燃焼器909の後段には冷却器910が設けられ、冷却器910において生成物中の水が冷却されて液化する。冷却器910によって液化した水は水タンク903に送られ、水タンク903に貯留される。
なお、図2では、燃料電池908は水素の電気化学反応により発電するものであるが、液体燃料の電気化学反応により発電するものでもよい。つまり、いわゆるダイレクト燃料式燃料電池(例えば、ダイレクトメタノール式燃料電池)を燃料電池908に用いてもよい。この場合、気化器905、改質器906、一酸化炭素除去器907がなく、ポンプ902やポンプ904で送られる燃料・水は反応せずに、燃料電池908の燃料極に送られる。
燃料供給装置1について詳細に説明する。
図1、図2に示すように、燃料供給装置1は本体2、燃料容器4、水容器5、送液装置6,7、流量センサ8,9、供給ポート10、制御部11、温度検出部12及び装着センサ13等を備える。
本体2には装着部3が形成され、その装着部3が上に開口している。本体2の装着部3に電子機器本体912が装着されると、電子機器900に充電が行われたり、電子機器900と外部機器等との通信が行われたりする。
装着部3には装着センサ13が設けられている。装着センサ13は、装着部3に電子機器本体912が装着されたか否かを検知するものである。
また、装着部3には供給ポート10が設けられている。一方、電子機器本体912には受入ポート911が設けられ、電子機器本体912が装着部3に装着されると、供給ポート10と受入ポート911が接続される。なお、受入ポート911は電子機器900の燃料タンク901に通じている。
燃料容器4及び水容器5が本体2に対して着脱可能とされている。燃料容器4には純粋な燃料が貯留され、水容器5には水が貯留されている。水容器5に貯留する水としては純水が好ましい。
本体2には、送液装置6,7、流量センサ8,9及び制御部11が内蔵されている。燃料容器4が本体2に装着されると、燃料容器4が送液装置6に接続され、水容器5が本体2に装着されると、水容器5が送液装置7に接続される。
送液装置6は燃料容器4内の燃料を供給ポート10に向けて送液するものであり、具体的にはポンプである。送液装置7は水容器5内の水を供給ポート10に向けて送液するものであり、具体的にはポンプである。送液装置6から供給ポート10までの経路の途中に流量センサ8が設けられ、送液装置6によって送られる燃料の流量が流量センサ8によって検出されて電気信号に変換される。送液装置7から供給ポート10までの経路の途中に流量センサ9が設けられ、送液装置7によって送られる水の流量が流量センサ9によって検出されて電気信号に変換される。燃料供給装置1は、送液装置6及び送液装置7を介して燃料容器4に貯留された燃料に水容器5に貯留された水を適当な混合比で混合した液体、又は、送液装置6を介して燃料容器4に貯留された燃料のみを、供給ポート10を介して発電用液体として電子機器900の燃料タンク901に供給する。
なお、上記において、燃料供給装置1は燃料を送液する送液装置6と水を送液する送液装置7の2つの送液装置を備えるものとしたが、例えば、一つの送液装置と複数のバルブを備えて、各バルブを適宜操作することで液体を供給する経路を切り換えるような構成を備えるものであってもよい。
本体2には温度検出部12が設けられている。温度検出部12は、例えば本体2周辺の温度を検出し、検出温度を電気信号に変換する。具体的には、温度検出部12は温度センサである。
図3は、第1の実施の形態に係わる燃料供給装置1の制御構成を示したブロック図である。
流量センサ8,9による検出流量を表す信号が、制御部11に出力される。
温度検出部12による検出温度を表す信号が、制御部11に出力される。
装着センサ13による装着・非装着を表す信号が、制御部11に出力される。
記憶部14は、半導体メモリ、磁気ディスク装置といった読み書き可能な記憶装置である。
ドライバ16は、制御部11から制御信号が供給されて送液装置6を駆動する駆動信号を出力して、送液装置6を駆動制御するものである。
ドライバ17は、制御部11から制御信号が供給されて送液装置7を駆動する駆動信号を出力して、送液装置7を駆動制御するものである。
制御部11は、中央演算処理装置(CPU)及び記憶装置(ROM、RAM)等を有するとともに、記憶装置に記録されたプログラムに基づく種々の制御動作を行う。
制御部11は、そのプログラムによって以下のように機能する。
制御部11は、温度検出部12による検出温度を所定時間ごとに(例えば、1分ごとに)記憶部14に蓄積し、検出温度のデータ列を記憶部14に生成する温度データ蓄積手段として機能する。ここで、制御部11は、検出温度を記憶部14に記録するに際して、その検出時刻を検出温度に対応付けして、記憶部14に記録する。
また、制御部11は、装着センサ13から装着を表す信号を入力した場合に、記憶部14に記憶された検出温度のデータ列を読み込む読込手段として機能する。
また、制御部11は、記憶部14から読み込んだ検出温度のデータ列について、所定の判定基準に従った判定をする判定手段として機能する。
また、制御部11は、ドライバ16,17を介して送液装置6,7を制御し、送液装置6による供給量と送液装置7による供給量の比を、その判定結果に応じた比にする制御手段として機能する。
そのプログラムによる制御部11の処理の流れ及びその処理に基づく燃料供給装置1の動作について説明する。
図4は、第1の実施の形態における燃料供給装置の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。
温度検出部12によって温度が検出され、検出温度を表す信号が制御部11に出力されている。制御部11は、所定時間ごとに、温度検出部12による検出温度をその検出時刻に対応付けして記憶部14に記録する。これにより、検出時刻に対応付けされた検出温度のデータ列が記憶部14に蓄積されていく。なお、制御部11が過去所定期間分(例えば、一週間分)の検出温度を記憶部14に蓄積し、それ以前の検出温度を記憶部14から削除して、記憶部14に必要な容量の増大を抑えるようにしてもよい。
制御部11はその温度データ蓄積処理に並行して、図4に示すような処理を行う。
即ち、制御部11は装着センサ13の信号を入力し、装着部3に電子機器本体912が装着されたか否かを装着センサ13の信号に基づき判定する(ステップS1)。
ここで、ユーザが電子機器本体912を装着部3に装着すると、供給ポート10が受入ポート911に接続されるとともに、装着部3への電子機器本体912の装着が装着センサ13に検出され、その旨の信号が制御部11に出力される。そうすると、制御部11の処理がステップS2に移行する(ステップS1:Yes)。
ステップS2では、制御部11が記憶部14に記録された検出温度のデータ列を読み込む。続いて、制御部11は、読み込んだ検出温度のデータ列について所定の判定基準に従った判定をする(ステップS3)。判定基準の具体例については後述する。
続いて、制御部11は、ステップS3における判定結果に従って送液装置6,7による流量を決定し、送液装置6,7を駆動する(ステップS4)。ここで、制御部11は、送液装置6,7による流量をその決定流量に制御する。具体的には、制御部11は、流量センサ8,9による検出流量をフィードバックしながら、流量センサ8,9による検出流量をその決定流量に保たせるよう送液装置6,7を制御する。判定結果と送液装置6,7の流量との関係については後述する。
送液装置6,7が作動することで、燃料容器4内の燃料が供給ポート10、受入ポート911を通じて燃料タンク901に送られるとともに、水容器5内の水が供給ポート10、受入ポート911を通じて燃料タンク901に送られる。その燃料と水の混合比は、送液装置6,7による流量によって決まる。
そして、燃料タンク901内に燃料と水(場合によっては燃料のみ)が満たされると、制御部11が送液装置6,7を停止する(ステップS5)。
なお、ステップS4で制御部11が送液装置6,7をほぼ同時に駆動し、送液装置6,7の流量を制御し、そしてステップS5で制御部11が送液装置6,7をほぼ同時に停止することで、供給する燃料の供給量と水の供給量を調整し、それにより燃料と水の混合比が調整されたが、他の手法によって供給燃料と水の混合比が調整されてもよい。例えば、制御部11が送液装置6,7の作動時間を調整することで、供給する燃料と水の混合比を調整してもよい。何れの手法にしても、ステップS4において、制御部11は、ステップS3における判定結果に従った供給量の比になるよう、送液装置6,7による供給量の比を制御する。
以上のように、本実施形態においては、過去の温度履歴に応じた供給量比の燃料と水を電子機器900に供給することができる。そのため、燃料容器4内の燃料濃度を変更せずとも、周辺環境等に合わせた濃度の燃料を供給することができる。
<具体例1>
ステップS3における判定基準について、またその判定結果と送液装置6,7による供給量との関係の第1の例について図5を用いて説明する。
図5は、図4のステップS3及びステップS4の具体的な処理の流れの第1の例を示したものである。図5のステップS11〜ステップS13が図4のステップS3に相当し、ステップS14〜ステップS17が図4のステップS4に相当する。
制御部11は、ステップS2で読み込んだ検出温度のデータ列について次のような基準に従った判定を行う。
(1) 制御部11は、読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「40℃以上」のデータが含まれるか否か判定する(ステップS11)。なお、制御部11が、読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「40℃以上」のデータが例えば10個分(10分間のデータ列に相当する。)連続して含まれるか否か判定するものとしてもよい。
(2) 制御部11は、読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「35℃以上、40℃未満」のデータが含まれているか否か判定する(ステップS12)。なお、制御部11が、読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「35℃以上、40℃未満」のデータが例えば10個分(10分間のデータ列に相当する。)連続して含まれるか否か判定するものとしてもよい。
(3) 制御部11は、読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「3℃以下」のデータが含まれているか否か判定する(ステップS13)。なお、制御部11が、読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「3℃以下」のデータが例えば10個分(10分間のデータ列に相当する。)連続して含まれるか否か判定するものとしてもよい。
ここで、判定の優先順位は(1)、(2)、(3)の順である。なお、(1)、(2)、(3)における判断基準となる閾値は一例であり、(1)における閾値が(2)における閾値よりも高く、(2)における閾値が(3)における閾値よりも高ければ、具体的な数値は変更してもよい。
それゆえ、読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「40℃以上」のデータがある場合には(ステップS11:Yes)、制御部11の処理がステップS17に移行する。なお、ステップS11の判定がYesである場合、電子機器900の燃料タンク901内の燃料又は燃料と水の混合液が70℃に達する可能性があると判定されたことを意味する。
読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「40℃以上」のデータがなく、かつ、「35℃以上」データがある場合には(ステップS11:No、ステップS12:Yes)、制御部11の処理がステップS14に移行する。なお、ステップS12の判定がYesである場合、電子機器900の燃料タンク901内の燃料又は燃料と水の混合液が64℃に達する可能性があると判定されたことを意味する。
読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「40℃以上」のデータ及び「35℃以上」のデータがなく、かつ「3℃以下」のデータがある場合には(ステップS11:No、ステップS12:No、ステップS13:Yes)、制御部11の処理がステップS16に移行する。なお、ステップS13の判定がYesである場合、電子機器900の水タンク903内の水が凍結する可能性があると判定されたことを意味する。
読み込んだ過去一週間分の検出温度のデータ列のなかに、「40℃以上」のデータ、「35℃以上」のデータ及び「3℃以下」のデータがない場合には(ステップS11:No、ステップS12:No、ステップS13:No)、制御部11の処理がステップS15に移行する。なお、ステップS13の判定がNoである場合、電子機器900の水タンク903内の水が凍結するおそれもなく、燃料タンク901内の燃料又は燃料と水の混合液が沸騰するおそれもないと判定されたことを意味する。
ステップS14においては、制御部11が送液装置6,7を制御して、送液装置6による供給量と送液装置7による供給量との比を1:a(但し、a>ゼロ。)にする。ここで、燃料がメタノールである場合、aは燃料と水の混合液の沸点が70℃になるような値であり、具体的な体積比でいうと、a=0.24である。なお、送液装置6,7の駆動時間が同じ場合には、制御部11が流量センサ8,9による検出流量をフィードバックしながら、送液装置6,7を駆動し、送液装置6による流量と送液装置7による流量との比を1:aにする。
ステップS15においては、制御部が送液装置6を駆動し、送液装置7を作動させない。そのため、純粋な燃料が電子機器900に供給される。
ステップS16においては、制御部11が送液装置6,7を制御して、送液装置6による供給量と送液装置7による供給量との比を1:k(但し、k>ゼロ。)にする。ここで、燃料がメタノールである場合、kは電子機器900の燃料電池908において最適な燃料濃度となるような値であり、具体的な体積比でいうと、k=0.53である。なお、送液装置6,7の駆動時間が同じ場合には、制御部11が流量センサ8,9による検出流量をフィードバックしながら、送液装置6,7を駆動し、送液装置6による流量と送液装置7による流量との比を1:kにする。
ステップS17においては、制御部11が送液装置6,7を制御して、送液装置6による供給量と送液装置7による供給量との比を1:b(但し、b>a>ゼロ。)にする。ここで、燃料がメタノールである場合、bは燃料と水の混合液の沸点が約78℃(燃料のみの沸点より高い)になるような値であり、具体的な体積比でいうと、b=1.04である。なお、送液装置6,7の駆動時間が同じ場合には、制御部11が流量センサ8,9による検出流量をフィードバックしながら、送液装置6,7を駆動し、送液装置6による流量と送液装置7による流量との比を1:bにする。
なお、a、b、kの数値は上記に限るものではないが、b>k>a>0の関係が成り立つことが好ましい。
以上のように、ステップS11の判定がYesである場合、電子機器900の燃料タンク901内の燃料又は燃料と水の混合液が70℃に達する可能性があるため、そのような温度でも沸騰しないような混合比の混合液(沸点約78℃)が電子機器900の燃料タンク901に供給される。
また、ステップS11の判定がNoであって、ステップS12の判定がYesである場合、電子機器900の燃料タンク901内の燃料又は燃料と水の混合液が64℃に達する可能性があるため、そのような温度でも沸騰しないような混合比の混合液(沸点約70℃)が電子機器900の燃料タンク901に供給される。
また、ステップS12の判定がNoであって、ステップS13の判定がYesである場合、電子機器900の水タンク903内の水が凍結して使用できない可能性があるため、水タンク903内の水を使用せずとも燃料電池908等で発電できるような混合比の混合液が電子機器900の燃料タンク901に供給される。
また、ステップS13の判定がNoである場合、水タンク903内の水も使用でき、更に燃料タンク901内でも沸騰の可能性がないので、純粋な燃料が電子機器900に供給されても、水タンク903内の水を使用して燃料電池908等で発電できるうえ、燃料が純粋であるから電子機器900における燃料の消費速度も純粋でない場合よりも遅くすることができる。
<具体例2>
ステップS3における判定基準について、またその判定結果と送液装置6,7による供給量との関係の第2の例について図6を用いて説明する。
図6は、図4のステップS3及びステップS4の具体的な処理の流れの第2の例を示したものである。図6のステップS21〜ステップS24が図4のステップS3に相当し、ステップS25〜ステップS28が図4のステップS4に相当する。
制御部11は、ステップS2で読み込んだ検出温度のデータ列から過去1週間の日ごとの最高気温及び最低気温を求め、求めた最高気温及び最低気温の週間平均値を求める(ステップS21)。最高気温及び最低気温の週間平均値について次のような基準に従った判定を行う。
(1) 制御部11は、最高気温の週間平均値が「40℃以上」であるか否か判定する(ステップS22)。
(2) 制御部11は、最高気温の週間平均値が「35℃以上、40℃未満」であるか否かを判定する(ステップS23)。
(3) 制御部11は、最低気温の週間平均値が「3℃以下」であるか否かを判定する(ステップS24)。
ここで、判定の優先順位は(1)、(2)、(3)の順である。なお、日ごとの最高気温・最低気温の週間平均値の代わりに他の統計値(例えば、日ごとの最高気温・最低気温の週間中央値、日ごとの平均気温、ある時間にわたる温度移動平均値、日ごとの最高気温・最低気温の所定日数間平均値、日ごとの最高気温・最低気温から所定値を除外した後の平均値、日ごとの最高気温・最低気温の変化量に基づいた今後の最低気温・最高気温の予測値等)をもとめて、それについて(1)、(2)、(3)の基準に従って判定してもよい。
最高気温の週間平均値が「40℃以上」である場合には(ステップS22:Yes)、制御部11の処理がステップS28に移行する。また、最高気温の週間平均値が「35℃以上、40℃未満」である場合には(ステップS22:No、ステップS23:Yes)、制御部11の処理がステップS25に移行する。また、最高気温の週間平均値が「35℃未満であって、最低気温の週間平均値が「3℃以下」である場合には(ステップS22:No、ステップS23:No、ステップS24:Yes)、制御部11の処理がステップS27に移行する。また、最高気温の週間平均値が「35℃未満」であって、最低気温の週間平均値が「3℃超」である場合には(ステップS22:No、ステップS23:No、ステップS24:No)、制御部11の処理がステップS26に移行する。
ステップS25においては、制御部11が具体例1におけるステップS14の制御と同様の制御を行う。ステップS26においては、制御部11が具体例1におけるステップS15の制御と同様の制御を行う。ステップS27においては、制御部11が具体例1におけるステップS16におけるステップS17の制御と同様の制御を行う。ステップS28においては、制御部11が具体例1におけるステップS17の制御と同様の制御を行う。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係わる燃料供給装置の入力部を示した概略図であり、図8は、第2の実施の形態における燃料供給装置の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。
第2実施形態における燃料供給装置は、第1実施形態における燃料供給装置1に対して以下の点で相違する。
第2実施形態においては、図7に示されるような三つの押釦型スイッチ21〜23が図1に示された本体2に設けられている。なお、第2実施形態においては、温度検出部12が設けられていなくてもよい。
押釦型スイッチ21〜23は図3に示された制御部11に接続され、押釦型スイッチ21〜23が押された場合には、その旨の信号が押釦型スイッチ21〜23から制御部11に出力される。押釦型スイッチ21〜23は、供給しようとする発電用液体の使用可能温度領域を、予め設定された複数のモードの中から選択するものである。押釦型スイッチ21は、供給しようとする発電用液体の使用可能領域を第1モードに決定するスイッチであ
る。押釦型スイッチ22は、供給しようとする発電用液体の使用可能領域を第2モードに決定するスイッチである。押釦型スイッチ23は、供給しようとする発電用液体の使用可能領域を第3モードに決定するスイッチである。ここで、第1モードとは、発電用液体の使用可能温度領域を、燃料の沸点を超える温度領域を含むものとするモードである。第2モードとは、発電用液体の使用可能温度領域を、燃料の沸点を超える温度領域を含まないものとするモードであって、発電用液体の使用可能温度領域を、水の凝固点より低い温度領域を含まないものとするモードである。第3モードとは、発電用液体の使用可能温度領域を、水の凝固点より低い温度領域を含むものとするモードである。
制御部11は、第1実施形態と異なり、プログラムによって以下のように機能する。
また、制御部11は、装着センサ13から装着を表す信号を入力した場合に、押釦型スイッチ21〜23の何れかが押されるまで待機する手段として機能する。
また、制御部11は、押釦型スイッチ21〜23のうち何れかが押された場合に、ドライバ16,17を介して送液装置6,7を制御し、送液装置6による供給量と送液装置7による供給量の比を、押された押釦型スイッチに応じた比にする制御手段として機能する。
なお、第2実施形態においては、記憶部14がなくてもよい。
以上に説明したことを除いて、第2実施形態における燃料供給装置の各部の構成及び機能は、それに相当する第1実施形態における燃料供給装置1の部分の構成及び機能と同様である。
制御部11の処理の流れ及びその処理に基づく燃料供給装置の動作について図8を用いて説明する。
制御部11は装着センサ13の信号を入力し、装着部3に電子機器本体912が装着されたか否かを装着センサ13の信号に基づき判定する(ステップS31)。
ユーザが電子機器本体912を装着部3に装着すると、供給ポート10が受入ポート911に接続されるとともに、装着部3への電子機器本体912の装着が装着センサ13に検出され、その旨の信号が制御部11に出力される。
装着の旨の信号が装着センサ13から制御部11に入力されると(ステップS31:Yes)、制御部11が押釦型スイッチ21〜23の何れかが押されるまで待機する(ステップS32:No)。押釦型スイッチ21〜23の何れかが押されると、制御部11がその旨の信号をその押釦型スイッチから入力する(ステップS32:Yes)。
そして、制御部11は、押された押釦型スイッチに応じて送液装置6,7を制御する(ステップS33)。つまり、制御部11は、押された押釦型スイッチに従って送液装置6,7による流量や送液装置6,7の駆動時間を制御することによって、押された押釦型スイッチに従って送液装置6,7による供給量の比を制御する。具体的には、押釦型スイッチ21が押下された場合には、制御部11が具体例1におけるステップS17の制御と同様の制御を行い、押釦型スイッチ22が押下された場合には、制御部11が具体例1におけるステップS15の制御と同様の制御を行い、押釦型スイッチ23が押下された場合には、制御部11が具体例1におけるステップS16の制御と同様の制御を行う。
そして、燃料タンク901内に燃料と水(場合によっては燃料のみ)が満たされると、制御部11が送液装置6,7を停止する(ステップS34)。
なお、入力部が複数の押釦型スイッチ21〜23からなり、これら押釦型スイッチ21〜23の何れかが押下されることで、供給量比が選択されたが、各種の入力装置(例えば、タッチパネル、ポインティングデバイス、キーボード等)を用いて供給量比を選択してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ等が周辺環境等を考慮して押釦型スイッチ21〜23の何れかを選択することで、環境温度に適した供給量比の燃料と水が電子機器900に供給される。そのため、燃料容器4内の燃料濃度を変更せずとも、周辺環境等に合わせた濃度の燃料を供給することができる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係わる燃料供給装置及び電子機器の構成を示したブロック図であり、図10は、本発明の第3実施形態に係わる電子機器の制御部による処理の流れを示したフローチャートであり、図11は、本発明の第3実施形態に係わる燃料供給装置の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。
第3実施形態における燃料供給装置1及び電子機器900は、第1実施形態における燃料供給装置1及び電子機器900に対して以下の点で相違する。
第3実施形態においては、図9に示されるインターフェース41が図1に示された装着部3に設けられている。なお、第3実施形態においては、温度検出部12、装着センサ13、記憶部14が設けられていなくてもよい。
インターフェース41は、例えばUSB規格のインターフェースである。このインターフェース41が制御部11に接続され、制御部11がインターフェース41を介して外部機器と通信することができる。
一方、図9に示されるインターフェース915が図1に示される電子機器本体912に設けられている。電子機器本体912が装着部3に装着されると、インターフェース915とインターフェース41が接続される。
また、図9に示される第2の制御部916及び記憶部917が図1に示される電子機器本体912に内蔵され、図9に示される温度検出部918が電子機器本体912に設けられている。
温度検出部918は、温度を検出し、検出温度を電気信号に変換する。具体的には、温度検出部918は温度センサである。温度検出部918による検出温度を表す信号が、第2の制御部916に出力される。温度検出部918によって温度を測定する箇所は、水タンク903又は燃料タンク901の内部又はその周辺である。
記憶部917は、半導体メモリ、磁気ディスク装置といった読み書き可能な記憶装置である。
第2の制御部916は、中央演算処理装置(CPU)及び記憶装置(ROM、RAM)等を有するとともに、記憶装置に記録されたプログラムに基づく種々の制御動作を行う。
第2の制御部916は、そのプログラムによって以下のように機能する。
第2の制御部916は、温度検出部918による検出温度を所定時間ごとに(例えば、1分ごとに)記憶部917に蓄積し、検出温度のデータ列を記憶部917に生成する温度データ蓄積手段として機能する。ここで、第2の制御部916は、検出温度を記憶部917に記録するに際して、その検出時刻を検出温度に対応付けして、記憶部917に記録する。
また、第2の制御部916は、インターフェース915とインターフェース41の接続が確立した場合に、記憶部917に記憶された検出温度のデータ列を読み込む読込手段として機能する。また、第2の制御部916は、読み込んだ検出温度のデータ列をインターフェース915を介して制御部11に送信する送信手段として機能する。
制御部11は、第1実施形態と異なり、そのプログラムによって以下のように機能する。
制御部11は、インターフェース915とインターフェース41の接続が確立した場合に、インターフェース41を介して第2の制御部916に検出温度のデータ列を要求する要求手段として機能する。そして、制御部11は、インターフェース41を介して、第2の制御部916から送信された検出温度のデータ列を受信する受信手段として機能する。
また、制御部11は、受信した検出温度のデータ列について、所定の判定基準に従った判定をする判定手段として機能する。
また、制御部11は、ドライバ16,17を介して送液装置6,7を制御し、送液装置6による供給量と送液装置7による供給量の比を、その判定結果に応じた比にする制御手段として機能する。
以上に説明したことを除いて、第3実施形態における燃料供給装置1の各部の構成及び機能は、それに相当する第1実施形態における燃料供給装置1の部分の構成及び機能と同様である。また、第3実施形態における電子機器900の各部の構成及び機能は、それに相当する第1実施形態における電子機器900の部分の構成及び機能と同様である。
制御部11及び第2の制御部916の処理の流れ及びその処理に基づく燃料供給装置1及び電子機器900の動作について説明する。
温度検出部918によって温度が検出され、検出温度を表す信号が第2の制御部916に出力されている。第2の制御部916は、所定時間ごとに、温度検出部918による検出温度をその検出時刻に対応付けして記憶部917に記録する。これにより、検出時刻に対応付けされた検出温度のデータ列が記憶部917に蓄積されていく。なお、第2の制御部916が過去所定期間分(例えば、一週間分)の検出温度を記憶部917に蓄積し、それ以前の検出温度を記憶部917から削除してもよい。
第2の制御部916はその温度データ蓄積処理に並行して、図10に示すような処理を行う。また、あわせて、制御部11は、図11に示すような処理を行う。
第2の制御部916及び制御部11は、インターフェース41,915が接続されるまで待機する(ステップS41:No、ステップS51:No)。
ここで、ユーザが電子機器本体912を装着部3に装着すると、供給ポート10が受入ポート911に接続されるとともに、インターフェース41,915が接続される。そうすると、第2の制御部916及び制御部11がインターフェース41,915の接続を認識する(ステップS41:Yes、ステップS51:Yes)。
そして、第2の制御部916は、制御部11からデータ要求を受けるまで待機する(ステップS42:No)。一方、制御部11は、第2の制御部916にデータを要求する(ステップS52)。データを受けた第2の制御部916が、記憶部917に記録された検出温度のデータ列を読み込み、それを制御部11に送信する(ステップS42:Yes、ステップS43)。制御部11は、第2の制御部916から検出温度のデータ列を受信する(ステップS53:Yes)。
そして、制御部11は、受信した検出温度のデータ列について所定の判定基準に従った判定をする(ステップS54)。ステップS54における制御部11による判定処理は、第1実施形態のステップS3における制御部11による判定処理と同様である。即ち、第1実施形態では、制御部11が読み込んだ検出温度のデータ列について判定を行ったのに対し、本実施形態では、制御部11が受信した検出温度データ列について判定を行う。
続いて、制御部11は、ステップS54における判定結果に従って送液装置6,7による供給量を決定し、送液装置6,7を制御する(ステップS55)。ステップS55における制御部11による制御処理は、第1実施形態のステップS4における制御部11による制御処理と同様である。従って、上記第1実施形態の具体例1、具体例2で例示したような処理が、このステップS53、ステップS54において制御部11によって行われる。なお、具体例1を本実施形態に適用する場合、例えば、ステップS11における「40℃以上」という判断基準を「60℃以上」に変更し、ステップS12における「35℃以上、40℃未満」という判断基準を「55℃以上、60℃未満」に変更し、ステップS13における「3℃以下」という判断基準を「1℃以下」に変更してもよい。
そして、燃料タンク901内に燃料と水(場合によっては燃料のみ)が満たされると、制御部11が送液装置6,7を停止する(ステップS55)。
以上のように、本実施形態においては、過去の温度履歴に応じた供給量比の燃料と水を電子機器900に供給することができる。そのため、燃料容器4内の燃料濃度を変更せずとも、周辺環境等に合わせた濃度の燃料を供給することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、上記各実施形態に対して種々の設計変更を行ったものも本発明の範囲に含まれる。以下に変形例を挙げるが、以下の変形例は、変更した部分を除いて、上記各実施形態の場合と同様である。また、以下の変形例を可能な範囲で組み合わせてもよい。
次に、本発明の各実施の形態の変形例について説明する。
<変形例1>
図12は、本発明の各実施の形態の燃料供給装置及び電子機器の構成の、第1の変形例を示したブロック図であり、図13は、本発明の各実施の形態の燃料供給装置及び電子機器の構成の、第2の変形例を示したブロック図である。
上記第1〜第3の実施形態において、電子機器900及び燃料供給装置1を図12のように変更してもよい。図12に示すように、電子機器900の本体912に排水ポート920が設けられ、排水ポート920が水タンク903に接続されている。一方、本体2の装着部3には受水ポート51が設けられ、本体2にポンプ52が設けられ、このポンプ52は受水ポート51から水容器5までの経路に設けられている。水容器5には、浄水器(例えば、フィルター、活性炭、イオン交換膜、濾過器、蒸留器等)が設けられ、水容器5内の水から不純物が浄水器によって除去される。
このような電子機器900及び燃料供給装置1においては、装着部3に電子機器本体912が装着されると、受水ポート51と排水ポート920が接続される。装着部3に電子機器本体912が装着されると、第1〜第3実施形態の場合と同様に、電子機器900及び燃料供給装置1が動作するが、燃料と水(又は燃料のみ)が電子機器900に供給される前に、ポンプ52が制御部11によって駆動され、これにより水タンク903内の水が水容器5へ移送される。
<変形例2>
上記第1〜第3の実施形態において、燃料供給装置1を図13のように変更してもよい。図13に示すように、流量センサ8,9と供給ポート10との間に、燃料容器4から送液装置6、流量センサ8を介して供給される燃料と水容器5から送液装置7、流量センサ9を介して供給される水とを攪拌して混ぜて、均一な濃度の混合液を供給ポート10に送るためのミキサー55が設けられている。このミキサー55として、例えばMEMS技術等によって製造される超小型のマイクロミキサーを適用して、燃料供給装置1が大型化することを抑えることが好ましい。
装着部3に電子機器本体912が装着されると、第1〜第3実施形態の場合と同様に、電子機器900及び燃料供給装置1が動作する。制御部11は、送液装置6,7を駆動する際に、ミキサー55も駆動する。そうすると、燃料と水がミキサー55によって撹拌されるから、均一な濃度の燃料と水の混合液が電子機器900に供給される。
<変形例3>
また、第1〜第3の実施形態では、本発明に係る燃料供給装置を電子機器900の置き台に適用したものであるが、電子機器900が着脱可能な装置であれば、置き台に限定するものではなく、その他の燃料供給装置に本発明を適用してもよい。
本発明の第1実施形態に係わる燃料供給装置及び電子機器を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係わる燃料供給装置及び電子機器の構成を示したブロック図である。 第1の実施の形態に係わる燃料供給装置の構成を示したブロック図である。 第1の実施の形態における燃料供給装置の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。 図4のステップS3及びステップS4の具体的な処理の流れの第1の例を示したフローチャートである。 図4のステップS3及びステップS4の具体的な処理の流れの第2の例を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係わる燃料供給装置の入力部を示した概略図である。 本発明の第2の実施の形態における燃料供給装置の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係わる燃料供給装置及び電子機器の構成を示したブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係わる電子機器の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係わる燃料供給装置の制御部による処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の各実施の形態の燃料供給装置及び電子機器の構成の、第1の変形例を示したブロック図である。 本発明の各実施の形態の燃料供給装置及び電子機器の構成の、第2の変形例を示したブロック図である。
符号の説明
1 燃料供給装置
6、7 送液装置
11 制御部
12 温度検出部
14 記憶部
21、22、23 押釦型スイッチ
900 電子機器
916 第2の制御部
917 記憶部
918 温度検出部

Claims (6)

  1. 燃料を含む発電用液体を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンクに貯留されている前記発電用液体を用いて発電する燃料電池と、を備える電子機器に前記発電用液体を供給する燃料供給装置であって、
    前記燃料が貯留された燃料容器と、
    水が貯留された水容器と、
    当該燃料供給装置の周囲の温度を検出温度として検出する温度検出部と、
    前記温度検出部により検出された前記検出温度を所定時間毎に取得し、該所定期間毎の複数の前記検出温度をデータ列として蓄積する記憶部と、
    前記電子機器に供給する前記発電用液体を、前記燃料容器に貯留された前記燃料と前記水容器に貯留された前記水との混合液とし、該混合液の前記燃料と前記水との混合比を制御する制御部と、
    を備え、
    前記電子機器は、前記燃料タンクに貯留されている前記発電用液体の温度が、前記温度検出部が前記検出温度を検出する箇所に応じた温度差分だけ前記検出温度より高い温度となる構造を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に蓄積されている前記データ列に含まれる前記複数の検出温度が、該検出温度に前記温度差を加算した温度が第2の温度となる第1の温度以上の値を含んでいるか否かの判定を行い、前記判定において前記複数の検出温度が前記第1の温度以上の値を含んでいると判定したとき、前記混合比を、前記混合液の沸点が前記第2の温度より高い温度となる値に設定することを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記燃料供給装置は、前記燃料容器に貯留された前記燃料を前記電子機器に送る第1の送液装置と、前記水容器に貯留された前記水を前記電子機器に送る第2の送液装置と、を備え、
    前記制御部は、前記判定に基づいて前記第1の送液装置及び前記第2の送液装置における送液量を制御して、前記混合液における前記混合比を制御することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2の温度が前記燃料の沸点を越える温度であるとき、前記発電用液体を前記燃料と前記水の混合液として、前記混合比を、該発電用液体の沸点が前記第2の温度を超える温度となる第1の値に設定し、
    前記第2の温度が前記燃料の沸点より低い温度であるとき、前記混合比を、前記第1の値より低い第2の値、又は前記水を混合しない状態であるゼロ、に設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
  4. 燃料を含む発電用液体を用いて発電する燃料電池を備える電子機器と、該電子機器に前記発電用液体を供給する燃料供給装置と、を備える燃料供給システムであって、
    前記電子機器は、前記発電用液体を貯留する燃料タンクと、当該電子機器の周囲又は当該電子機器内部の温度を検出温度として検出する温度検出部と、前記温度検出部により検出された前記検出温度を所定時間毎に取得し、該所定期間毎の複数の前記検出温度をデータ列として蓄積する記憶部と、を有し、
    前記燃料供給装置は、
    前記燃料が貯留された燃料容器と、
    水が貯留された水容器と、
    前記電子機器の前記記憶部に蓄積されている前記データ列の前記複数の検出温度のデータを受信する受信部と、
    前記電子機器に供給する前記発電用液体を、前記燃料容器に貯留された前記燃料と前記水容器に貯留された前記水との混合液とし、該混合液の前記燃料と前記水との混合比を制御する制御部と、
    を備え、
    前記電子機器は、前記燃料タンクに貯留されている前記発電用液体の温度が、前記温度検出部が前記検出温度を検出する箇所に応じた温度差分だけ前記検出温度より高い温度となる構造を有し、
    前記制御部は、前記受信部により受信した情報に基づき、前記データ列に含まれる前記複数の検出温度が、該検出温度に前記温度差を加算した温度が第2の温度となる第1の温度以上の値を含んでいるか否かの判定を行い、前記判定において前記複数の検出温度が前記第1の温度以上の値を含んでいると判定したとき、前記混合比を、前記混合液の沸点が前記第2の温度より高い温度となる値に設定することを特徴とする燃料供給システム。
  5. 前記電子機器は、更に、水を貯留する水タンクを有し、
    前記温度検出部は、前記燃料タンクの内部、前記水タンクの内部、前記燃料タンクの周辺、前記水タンクの周辺又は前記電子機器の周辺のいずれかの温度を検出することを特徴とする請求項4記載の燃料供給システム。
  6. 前記制御部は、
    前記第2の温度が前記燃料の沸点を越える温度であるとき、前記発電用液体を前記燃料と水の混合液として、前記混合比を、該発電用液体の沸点が前記第2の温度を超える温度となる第1の値に設定し、
    前記第2の温度が前記燃料の沸点より低い温度であるとき、前記混合比を、前記第1の値より低い第2の値、又は前記水を混合しない状態であるゼロ、に設定することを特徴とする請求項4又は5に記載の燃料供給システム。
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