JP5332244B2 - カラーフィルタ用基板、半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ、およびその製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタについて説明する。本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタは、透明基板と、上記透明基板上の透過光用領域および反射光用領域に形成された着色層と、上記透明基板上に上記着色層を区画するように形成された遮光部と、上記透明基板および/または上記遮光部上に形成された柱状スペーサとを有する半透過型液晶表示装置用カラーフィルタであって、上記柱状スペーサの底部側側面の全周に上記着色層が密着していることを特徴とするものである。
本発明においては、図1(a)に例示するように、遮光部上に柱状スペーサが形成されている場合は、柱状スペーサの下底面から0.2μm〜5.0μmの範囲内、中でも1.0μm〜4.0μmの範囲内、特に1.1μm〜3.1μmの範囲内の高さまでの側面の全周に着色層が密着していることが好ましい。
また、図3に例示するように、光路差調整層と、柱状スペーサとが一体に形成されている場合は、柱状スペーサの下底面から0.1μm〜1.5μmの範囲内、中でも0.5μm〜1.2μmの範囲内、特に0.5μm〜1.0μmの範囲内の高さまでの側面の全周に着色層が密着していることが好ましい。
図2(a)に例示するように、柱状スペーサが、透明基板上の反射光用領域または透過光用領域に形成される場合には、着色層の膜厚と同じ高さまでの側面の全周に着色層が密着していることが好ましい。これにより着色層に色ムラが生じないものとすることができるからである。
まず、本発明に用いられる柱状スペーサについて説明する。本発明に用いられる柱状スペーサは、後述する透明基板および/または遮光部上に形成されるものであればよく、例えば透明基板および遮光部上に形成されるものであってもよいが、特に透明基板上にのみ、または遮光部上にのみ形成されていることが、柱状スペーサの高さの制御という面から好ましい。
また、本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタが後述する光路差調整層を有する場合は、製造の面から、光路差調整層と柱状スペーサとが一体に形成されていることが好ましい。
次に、本発明に用いられる着色層について説明する。本発明に用いられる着色層は、後述する透明基板の反射光用領域、すなわち反射光の表示に用いられる領域、および透過光用領域、すなわち透過光の表示に用いられる領域に形成されるものである。
次に、本発明に用いられる遮光部について説明する。本発明に用いられる遮光部は、上記着色層を区画するように形成されるものである。
次に、本発明に用いられる透明基板について説明する。本発明に用いられる透明基板は、上記着色層及び後述する光路差調整層を形成可能であり、可視光に対して透明な基板であれば特に限定されるものではなく、一般的なカラーフィルタに用いられる透明基板と同様のものとすることができる。
次に、本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタについて説明する。本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタは、上記柱状スペーサ、透明基板、着色層、および遮光部を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば光路差調整層や保護層、透明電極層等、を必要に応じて適宜有するものであってもよい。
本発明に用いられる光路差調整層は、反射光用領域と透過光用領域との光路差を調整するために用いられるものであり、反射光用領域のみに形成される。ここで、上記光路差調整層は、例えば図4に示すように、反射光用領域(rで示される領域)に形成された着色層3上に形成されるものであってもよいが、例えば図1(a)に示すように、反射光用領域(rで示される領域)の透明基板1と着色層3との間に形成されるものであることが好ましい。本発明においては、例えば図3に示すように、光路差調整層5と柱状スペーサ4とが一体に形成されていているものがより好ましい。
次に、本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法について説明する。本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法は、透明基板と上記透明基板上にパターン状に形成された遮光部とを有する半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ用基板の、上記透明基板および/または上記遮光部上にパターン状に柱状スペーサを形成する柱状スペーサ形成工程と、上記柱状スペーサ形成工程後、上記遮光部により区画された上記透明基板上の反射光用領域および透過光用領域に着色層を形成する着色層形成工程と、を有することを特徴とする方法である。
以下、本発明の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法の各工程について詳しく説明する。
まず、本発明における柱状スペーサ形成工程について説明する。本発明における柱状スペーサ形成工程は、透明基板と上記透明基板上にパターン状に形成された遮光部とを有する半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ用基板の、上記透明基板および/または上記遮光部上にパターン状に柱状スペーサを形成する工程である。上記柱状スペーサの形成方法は特に限定されるものではないが、通常、上記半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ用基板上に感光性樹脂を含有する柱状スペーサ形成用塗工液を塗布し、露光および現像する方法とすることができる。
次に、本発明における着色層形成工程について説明する。本発明における着色層形成工程は、上記柱状スペーサ形成工程後に行われる工程であり、上記遮光部により区画された半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの反射光用領域および透過光用領域に着色層を形成する工程である。
本発明は、上記柱状スペーサ形成工程および着色層形成工程を有する方法であれば特に限定されるものではなく、例えば上記柱状スペーサ形成工程前に、透明基板上に遮光部を形成する遮光部形成工程等を有していてもよい。また例えば上記着色層上に透明電極層を形成する透明電極層形成工程や、透明電極層上に配向膜を形成する配向膜形成工程等を有していてもよい。
次に、本発明のカラーフィルタ用基板について説明する。本発明のカラーフィルタ用基板は、透明基板と、上記透明基板上にパターン状に形成された遮光部と、上記透明基板および/または上記遮光部上に形成された柱状スペーサとを有することを特徴とするものである。
ここで、記載されていない図7(b)の符号については、図7(a)と同様である。
洗浄したガラス基板に光路差調整層と、柱状スペーサとを合わせた膜厚の柱状スペーサ形成用塗工液を塗布する。続いて光路差調整層部分がハーフトーンとなっているマスクを介して露光し、アルカリ水溶液(KOH0.05wt%)にて現像・焼成を行い、光路差調整層と柱状スペーサが一体となった構造物を形成した。このときの光路差調整層の膜厚は3.5μmであり、スペーサ部の膜厚は3.2μmであった。
その構造物上に着色層形成用塗工液を塗布した。さらにスペーサ部に相当する部分に遮光部が設けられているマスクを用いて露光した。続いて現像、焼成・焼成を行い、着色層を形成した。このときの透過光領域の着色層の膜厚は2.4μm、反射光領域の着色層の膜厚は0.7μmであり、スペーサの下底部周辺には着色層が密着した構造となった。
2 … 遮光部
3 … 着色層
4 … 柱状スペーサ
Claims (4)
- 透明基板と、前記透明基板上の透過光用領域および反射光用領域に形成された着色層と、前記透明基板上に前記着色層を区画するように形成された遮光部と、前記遮光部上に直接形成された柱状スペーサとを有する半透過型液晶表示装置用カラーフィルタであって、
前記柱状スペーサの底部側側面の全周に前記着色層が密着しており、
前記透明基板と、前記反射光用領域に形成された前記着色層との間に光路差調整層が形成されており、前記柱状スペーサと前記光路差調整層とが同一の材料により形成されており、
前記光路差調整層と、前記柱状スペーサとが一体に形成されていることを特徴とする半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ。 - 前記柱状スペーサの高さが2.0μm〜5.0μmの範囲内であり、かつ前記柱状スペーサの上底面の面積が20μm2〜400μm2の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ。
- 透明基板と、前記透明基板上にパターン状に形成された遮光部と、前記遮光部上に直接形成された柱状スペーサとを有し、
前記透明基板上の前記反射光用領域に光路差調整層が形成されており、前記柱状スペーサと前記光路差調整層とが同一の材料により形成されており、
前記光路差調整層と、前記柱状スペーサとが一体に形成されていることを特徴とするカラーフィルタ用基板。 - 透明基板と前記透明基板上にパターン状に形成された遮光部とを有する半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ用基板の、前記遮光部上に直接パターン状に柱状スペーサを形成する柱状スペーサ形成工程と、
前記柱状スペーサ形成工程後、前記遮光部により区画された前記透明基板上の反射光用領域および透過光用領域に着色層を形成する着色層形成工程と、
を有し、
前記柱状スペーサ形成工程が、前記柱状スペーサと、前記透明基板上の前記反射光用領域に光路差調整層とを形成する工程であり、
前記柱状スペーサ形成工程が、ハーフトーンマスクを用いて前記柱状スペーサおよび前記光路差調整層を形成する工程であることを特徴とする半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
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