JP5332060B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

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本発明は、超音波を利用して検査、診断を行う超音波診断装置に関するものである。
従来、医療分野では、超音波を用いて疾患の検査、診断を行う超音波診断装置が実用化されている。超音波診断装置は、生体に対して超音波を送受信して超音波像(例えば、Bモードによる断層画像)を表示させるものであり、患部や胎児などの動きをリアルタイムで見ることができる。この超音波診断装置は、X線診断装置、X線CTスキャナ、MRI装置などの他の診断装置と比較して、安価で小型の装置として実現可能であり、X線などの被爆がないといったメリットも有している。
近年、この種の超音波診断装置は、多機能化が進み、Bモードによる断層画像に加えて、血流情報(血流の速度や分散)のカラードプラ画像を表示可能な装置が実用化されている(例えば、特許文献1参照)。血流情報は、血球等の移動に伴うドプラ効果により超音波の周波数が変移することを利用して計測するものである。
また、血流情報に基づいてスピーカから血流音を出力する超音波診断装置も実用化されている。
特開平5−23333号公報
ところで、血流情報のカラードプラ画像を表示するには、複雑な信号処理が必要となることに加えカラーの表示装置が必要となるため、一般的にその表示機能は高価な超音波診断装置に搭載されている。これに対し、低機能で安価な超音波診断装置においては、装置コストを抑えるためにモノクロの表示装置が設けられていることが依然として多く、この場合にはカラードプラ画像を表示することができない。また、超音波診断装置において、カラードプラ画像を表示しなくても、血流音をスピーカから出力することにより、血流の状態を聴覚を通じて確認することが一応可能である。しかしながら、超音波診断装置による検査、診断を静寂な環境下で行う必要がある場合、スピーカから出力される血流音が騒音となってしまう。この場合、スピーカの出力を停止することによって検査、診断を行えばよいが、血流の状態を確認することができなくなってしまう。これとは逆に、周囲の騒音の多い環境下では、スピーカから出力される血流音が聞き取りにくくなるという問題が生じうる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲の音の有無に影響されることなく、しかも比較的安価な装置構成であるにもかかわらず、血流の状態を容易に確認することができる超音波診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、手段1に記載の発明は、超音波を送受信して得られた超音波信号に基づいて、超音波診断を行うための超音波像を表示する超音波診断装置であって、前記超音波信号に基づいて血流情報を得る血流情報取得手段と、前記超音波診断に関する情報を入力するための入力操作部と、前記入力操作部に設けられ、入力操作を促すために点灯する手段であってその点灯状態が制御可能な照明手段と、前記血流情報に基づいて、前記照明手段の点灯状態を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする超音波診断装置をその要旨とする。
従って、手段1に記載の発明によると、超音波を送受信することで超音波信号が取得され、血流情報取得手段により、その超音波信号に基づいて血流情報が取得される。また、入力操作部には既存の構成として通常何らかの照明手段が設けられており、その照明手段が点灯することで、超音波診断の診断情報を入力するための入力操作を容易に行うことができる。さらに、制御手段により、血流情報に基づいて照明手段の点灯状態が制御されるので、作業者は、その点灯状態により、血流の状態を視覚を通じて容易に確認することができる。また、血流情報を表示するにあたりカラードプラ画像に依存しないので、そのための複雑な信号処理もカラーの表示装置も不要となり、その分だけ装置コストを抑えることができる。
手段2に記載の発明は、手段1において、前記照明手段は、前記入力操作部の一部を構成するトラックボールを照らす照明手段であることをその要旨とする。
従って、手段2に記載の発明によると、入力操作部の一部を構成するトラックボールが照明手段により照らされる。この場合、このトラックボールの入力操作を容易に行うことができる。そして、その入力操作を行った後、照明手段の点灯状態により、血流の状態を迅速に確認することができる。
手段3に記載の発明は、手段1または2において、前記照明手段は、RGBの3原色のLEDからなり、前記制御手段は、前記血流情報に基づいて複数色の異なる色で前記照明手段を点灯させることをその要旨とする。
従って、手段3に記載の発明によると、制御手段により、血流情報に応じた任意の色で照明手段を点灯させることができるので、その照明手段の点灯色によって、血流の状態を容易に確認することができる。また、この構成によればカラードプラ画像表示に近似した情報表示もある程度実現可能となる。
手段4に記載の発明は、手段1乃至3のいずれかにおいて、前記血流情報に基づいて血流音の音声信号を生成する血流音生成手段と、前記血流音生成手段が生成した前記音声信号に基づいて前記血流音を出力するスピーカとをさらに備え、前記制御手段は、前記入力操作部により予め設定されたモード切替情報に応じて、前記照明手段の点灯状態を制御する照明モード及び前記スピーカから血流音を出力するスピーカモードのいずれかを選択的に実行することをその要旨とする。
従って、手段4に記載の発明によると、入力操作部によりモード切替情報が設定され、制御手段により、モード切替情報に応じて照明モードとスピーカモードとのいずれかのモードが選択的に実行される。ここで、照明モードが選択された場合、血流情報に応じて照明手段の点灯状態が制御される。また、スピーカモードが選択された場合、血流音生成手段により、血流情報に基づいて血流音の音声信号が生成され、その音声信号に基づいてスピーカから血流音が出力される。このようにすれば、音の使用が許可される使用状況下では、スピーカの血流音で血流の状態を確認することができる。また、音の使用が禁止される使用状況下でも、照明手段の点灯状態によって血流の状態を確認することができる。
以上詳述したように、請求項1〜4に記載の発明によると、周囲の音の有無に影響されることなく、しかも比較的安価な装置構成であるにもかかわらず、血流の状態を容易に確認することができる超音波診断装置を提供することができる。
一実施の形態の超音波診断装置を示す正面図。 超音波診断装置の電気的構成を示すブロック図。 超音波診断装置の診断処理を示すフローチャート。
以下、本発明を超音波診断装置に具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施の形態の超音波診断装置1を示す正面図であり、図2は、その超音波診断装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示されるように、超音波診断装置1は、装置本体2と、その装置本体2に接続される超音波プローブ3とを備えている。詳しくは、超音波プローブ3は、信号ケーブル4と、信号ケーブル4の先端に接続されるプローブヘッド5と、信号ケーブル4の基端に設けられるプローブ側コネクタ6とを備える。装置本体2にはコネクタ7が設けられ、そのコネクタ7に超音波プローブ3のプローブ側コネクタ6が接続されている。
図2に示されるように、超音波プローブ3のプローブヘッド5は、その先端部にて扇状に並べて配列した複数の超音波振動子8を有し、患部の生体組織9に対して先端部を接触させた状態で超音波を送受信する。超音波プローブ3は、例えば、コンベックス式電子走査を行うためのコンベックスプローブであり、5MHzの超音波を扇状に走査する。
装置本体2は、コントローラ10、パルス発生回路11、送信回路12、受信回路13、Bモード信号処理回路14、画像処理回路15、ドプラ信号処理回路16、メモリ17、記憶装置18、表示装置19、入力装置20、LEDドライブ回路21、スピーカ出力回路22、及びスピーカ23,24等を備える。
コントローラ10(制御手段)は、周知の中央処理装置(CPU)を含んで構成されており、メモリ17を利用して制御プログラムを実行し、装置全体を統括的に制御する。パルス発生回路11は、コントローラ10からの制御信号に応答して動作し、所定周期のパルス信号を生成して出力する。
送信回路12は、超音波プローブ3における超音波振動子8の素子数に対応した複数の遅延回路(図示略)を含み、パルス発生回路11から出力されるパルス信号に基づいて、各超音波振動子8に応じて遅延させた駆動パルスを出力する。各駆動パルスの遅延時間は、超音波プローブ3から出力される超音波が所定の照射点で焦点を結ぶように設定されている。
受信回路13は、図示しない信号増幅回路、遅延回路、整相加算回路を含む。この受信回路13では、超音波プローブ3における各超音波振動子8で受信された各反射波信号(エコー信号)が増幅されるとともに、受信指向性を考慮した遅延時間が各反射波信号に付加された後、整相加算される。この加算によって、各超音波振動子8の受信信号の位相差が調整される。
Bモード信号処理回路14は、図示しない対数変換回路、包絡線検波回路、A/D変換回路などから構成されている。信号処理回路14における対数変換回路は反射波信号を対数変換し、包絡線検波回路は対数変換回路の出力信号の包絡線を検波する。また、A/D変換回路は、包絡線検波回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理回路15は、信号処理回路14から出力される反射波信号に基づいて、画像処理を行い断層画像(Bモード画像)の画像データを生成する。具体的には、画像処理回路15は、反射波信号の振幅(信号強度)に応じた輝度の画像データを生成する。画像処理回路15で生成された画像データは逐次メモリ17に記憶される。そして、そのメモリ17に記憶された1フレーム分の画像データに基づいて、生体組織9の断層画像が白黒の濃淡で表示装置19に表示される。つまり、本実施の形態において、表示装置19に表示される超音波像は、単色画像(モノトーン画像)である。
また、ドプラ信号処理回路16(血流情報取得手段)は、受信回路13で受信された反射波信号に基づいて、高速フーリエ変換等の信号処理により周波数解析を行い、ドプラ効果による血流情報(例えば、血流の速度、分散等)のデータを生成する。この血流情報のデータもメモリ17に記憶される。
表示装置19は、例えば、LCDやCRTなどの単色(モノクロ)ディスプレイであり、生体組織9の断層画像や、各種設定の入力画面を表示するために用いられる。入力装置20(入力操作部)は、キーボード25やトラックボール26などで構成されており、ユーザからの要求や指示、パラメータの入力に用いられる。また、本実施の形態の入力装置20には、トラックボール26をその下方から照らすLEDランプ27(照明手段)が設けられている。このLEDランプ27は、RGBの3原色で発光する発光ダイオード(LED)からなり、各色の発光量を調整することによりフルカラーの点灯色で点灯することが可能である。トラックボール26は、透明または半透明の樹脂材料からなり、LEDランプ27の点灯によってトラックボール26が光る。これにより、トラックボール26の入力操作が促されるようになっている。
また、本実施の形態の超音波診断装置1では、入力装置20を操作することにより、照明モードとスピーカモードとのいずれかの動作モードを切り替えるモード切替情報が設定される。
ここで、照明モードが設定された場合、LEDドライブ回路21は、血流情報に応じた点灯色となるようLEDランプ27を点灯する。具体的には、血流の方向が超音波プローブ3に近づく方向である場合、LEDランプ27が赤系統の色で点灯され、血流の方向が遠ざかる方向である場合、LEDランプ27が青系統の色で点灯される。またこのとき、LEDランプ27は、血流の流速が速くなると濃い色で点灯され、流速が遅くなると薄い色で点灯される。
一方、スピーカモードが設定された場合、スピーカ出力回路22(血流音生成手段)は、血流情報に基づいて血流音の音声信号を生成して左右の各スピーカ23,24に出力する。具体的には、例えば、血流の方向が超音波プローブ3に近づく方向である場合、血流音が左側のスピーカ23から出力され、血流の方向が遠ざかる方向である場合、血流音が右側のスピーカ24から出力される。またこのとき、血流の流速に応じた大きさまたは周波数の血流音がスピーカ23,24から出力される。
記憶装置18は、磁気ディスク装置や光ディスク装置などであり、その記憶装置には制御プログラム及び各種のデータが記憶されている。コントローラ10は、入力装置20による指示に従い、プログラムやデータを記憶装置18からメモリ17へ転送し、それを逐次実行する。なお、コントローラ10が実行するプログラムとしては、メモリカード、フレキシブルディスク、光ディスクなどの記憶媒体に記憶されたプログラムや、通信媒体を介してダウンロードしたプログラムでもよく、その実行時には記憶装置にインストールして利用する。
次に、本実施の形態の超音波診断装置1における診断処理を図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3の処理は、診断作業者(例えば医者)が患部の生体組織9に超音波プローブ3を接触させ、入力装置20に設けられている開始ボタンを操作したときに開始される。
先ず、コントローラ10は、超音波診断に関する情報として、氏名、年齢、診断日時などの管理情報、画像表示の表示方向や表示レンジなどの設定情報、動作モード(照明モードまたはスピーカモード)の設定情報等の入力を促すメッセージを表示装置19の入力画面に表示する。ここで、診断作業者により入力装置20のキーボード25やトラックボール26が操作されて、各種情報が入力されたとき、コントローラ10は、その情報を取り込みメモリ17に一旦記憶する。なおこのとき、トラックボール26による入力操作を促すために、コントローラ10は、LEDドライブ回路21に駆動信号を出力し、LEDドライブ回路21によりLEDランプ27を所定の色(例えば、緑色)で点灯させる。
各種情報の入力が完了した後、コントローラ10は、パルス発生回路11を動作させ、超音波プローブ3による超音波の送受信を開始させる(ステップ110)。具体的には、コントローラ10から出力される制御信号に応答してパルス発生回路11が動作し、所定周期のパルス信号が送信回路12に供給される。そして、送信回路12では、パルス信号に基づいて、各超音波振動子8に対応した遅延時間を有する駆動パルスが生成され、超音波プローブ3に供給される。これにより、超音波プローブ3の各超音波振動子8が振動して超音波が生体組織9に向けて照射される。生体組織9内を伝搬する超音波の一部は、音響インピーダンスの異なる組織境界面などで反射して超音波プローブ3で受信される。このとき、超音波プローブ3の各超音波振動子8によって反射波が電気信号(反射波信号)に変換される。そして、その反射波信号は、受信回路13で増幅等された後、Bモード信号処理回路14に入力される。
Bモード信号処理回路14では、対数変換、包絡線検波、A/D変換といった信号処理が行われ、デジタル信号に変換された反射波信号が画像処理回路15に供給される。画像処理回路15では、その反射波信号に基づいて、断層画像の画像データを生成するための画像処理が行われる。そして、コントローラ10は、画像処理回路15で生成された画像データをメモリ17に一旦記憶する(ステップ120)。なお、この画像データは、氏名や診断日時などの管理情報と関連付けてメモリ17に記憶される。
また、ドプラ信号処理回路16では、受信回路13で受信された反射波信号に基づいて、高速フーリエ変換等の信号処理により周波数解析が行われ、ドプラ効果による血流情報(例えば、血流の速度、分散等)のデータが生成される。そして、コントローラ10は、ドプラ信号処理回路16で生成された血流情報のデータをメモリ17に一旦記憶する(ステップ130)。
そして、コントローラ10は、画像データを表示装置19に転送することにより、生体組織9の断層画像を表示させる(ステップ140)。さらに、コントローラ10は、ステップ100にて設定された動作モードを判定する(ステップ150)。ここで、動作モードが照明モードである場合、コントローラ10は、血流情報のデータに基づいてLEDドライブ回路21に駆動信号を出力し、そのLEDドライブ回路21によって、血流情報に応じた点灯色でLEDランプ27を点灯させる(ステップ160)。なお、本実施の形態では、例えば断層画像の中央付近の血流情報をメモリ17から読み出し、その血流情報に基づいてLEDランプ27を点灯させる。
また、動作モードがスピーカモードである場合、コントローラ10は、血流情報のデータに基づいてスピーカ出力回路22に駆動信号を出力し、そのスピーカ出力回路22によって、血流情報に応じた血流音を左右のスピーカ23,24から出力させる(ステップ170)。
その後、コントローラ10は、診断処理を継続するか否かを判定する(ステップ180)。具体的には、コントローラ10は、入力装置20の終了ボタンが操作されているか否かを判定し、終了ボタンが操作されていない場合には、ステップ110の処理に戻り、ステップ110〜ステップ180の処理を再度行う。そして、入力装置20の終了ボタンが操作された場合、コントローラ10は図3の処理を終了する。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の超音波診断装置1では、入力装置20においてトラックボール26をその下方から照らすLEDランプ27が、既存の構成として設けられている。よって、診断情報の入力時に、そのLEDランプ27を点灯させることで、トラックボール26を用いた入力操作を容易に行うことができる。また、超音波の送受信によって得られた患部の血流情報に基づいて、LEDランプ27の点灯状態が制御されるので、診断作業者がその点灯状態を確認することにより、患部における血流の状態(血流の方向や速度)を視覚を通じて容易に判断することができる。さらに、本実施の形態では、カラードプラ画像を表示しなくても、LEDランプ27の点灯状態によって血流の方向や速度を確認することができる。このため、超音波診断装置1では、表示装置19として安価なモノクロディスプレイを用いることができ、また、LEDランプ27の点灯制御のために比較的単純な信号処理を行えば足りる。従って、カラードプラ画像表示を行う従来装置に比べて、確実に装置コストを低減することができる。
(2)本実施の形態の超音波診断装置1では、LEDランプ27は、RGBの3原色のLEDからなり、血流情報に応じて各色の発光量を調整することにより、LEDランプ27の点灯色を変更することができる。このようにすると、LEDランプ27の点灯色によって血流の状態を容易に確認することができる。
(3)本実施の形態の超音波診断装置1では、血流情報に基づいてLEDランプ27の点灯状態を制御する照明モードと、血流情報に基づいてスピーカ23,24から血流音を出力するスピーカモードとで動作モードが切り替え可能に構成されている。この場合、音の使用が許可される使用環境下では、スピーカモードを選択することにより、スピーカ23,24の血流音で血流の状態を容易に確認することができる。また、音の使用が禁止される使用環境下でも、照明モードを選択することにより、LEDランプ27の点灯状態によって血流の状態を容易に確認することができる。
なお、本発明の各実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態の超音波診断装置1では、照明手段として点灯色を変更可能なLEDランプ27を用いるものであったが、これに限定されるものではない。例えば、輝度や点灯パターンが制御可能な照明手段を用い、血流情報に応じてその輝度や点灯パターンを制御するように構成してもよい。このように構成しても、血流の状態を容易に確認することができる。
・上記実施の形態の超音波診断装置1において、各種の入力情報の設定時に、例えば、設定項目毎にLEDランプ27の点灯色を変更するように構成してもよい。また、表示装置19としてカラーディスプレイを用いる場合には、入力画面における表示色を設定項目毎に変更し、設定項目の表示色と同一の点灯色でLEDランプ27を点灯するように構成してもよい。このようにすると、診断情報の入力操作を迅速に行うことが可能となる。
・上記実施の形態の超音波診断装置1において、表示装置19としてカラーディスプレイを用いる場合には、血流情報に応じた血流像をBモードの断層画像の上に重ね合わせて表示してもよい。
・上記実施の形態の超音波診断装置1では、血流情報としての血流の方向に応じて、LEDランプ27の点灯色を制御するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、血流情報に含まれる血流の流速変動に基づいて脈拍数を算出し、その脈拍数に応じてLEDランプ27の点灯色を制御するように構成してもよい。このようにすると、診断する患者の脈拍数を容易に確認することが可能となる。
・上記実施の形態の超音波診断装置1において、血流情報に基づいて、例えば血流の速度や脈拍数などが異常値となった場合、その旨を示す特定の警告色(例えば、黄色)でLEDランプ27を点灯するよう構成してもよい。またこの場合、LEDランプ27を所定のパターンで点滅させることにより血流の速度や脈拍数の異常を警告してもよい。
・上記各実施の形態の超音波診断装置1では、断層画像の中央部分における血流情報に基づいて、LEDランプ27の点灯状態やスピーカ23,24の出力を制御するものであったが、これに限定されるものではない。例えば、キーボード25やトラックボール26を操作することにより、断層画像において血管がある任意の位置を指定し、その指定した箇所の血流情報に基づいて、LEDランプ27の点灯状態やスピーカ23,24の出力を制御してもよい。
・上記実施の形態の超音波診断装置1において、取得した断層画像の画像データに基づいて、予め設定された臓器などの所定部位の超音波像が得られたことをコントローラ10が判断したときに、LEDランプ27の点灯色を変更するよう構成してもよい。このようにすれば、予め設定された所定部位における血流の状態を確実に確認することができる。
・上記実施の形態の超音波診断装置1において、入力装置20の周囲の明るさを検知する受光センサを設け、その受光センサが検知した明るさに応じてLEDランプ27の輝度を変更するよう構成してもよい。このようにすれば、周囲の明るさが変化した場合でも、LEDランプ27の点灯状態を確実に確認することができる。
・上記実施の形態の超音波診断装置1では、血流情報に基づいてLEDランプ27の点灯状態を制御する照明モードと、スピーカ23,24から血流音を出力するスピーカモードとのいずれかに動作モードを切り替える構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、血流情報に基づいてLEDランプ27の点灯状態を制御するとともにスピーカ23,24から血流音を出力する通常モードと、スピーカ23,24の出力のみを停止するサイレントモードとで動作モードを切り替える構成としてもよい。また、スピーカ23,24を省略し、LEDランプ27の点灯状態のみによって血流の状態を確認する構成としてもよい。
・上記実施の形態の超音波診断装置1では、照明手段としてトラックボール26を照らすLEDランプ27を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、キーボード25において所定の入力ボタンを照らすランプを照明手段として用いてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)手段1において、前記照明手段は、光の輝度を調整可能であり、前記制御手段は、前記血流情報に基づいて異なる輝度で前記照明手段を点灯させることを特徴とする超音波診断装置。
(2)手段3において、前記入力操作部によって複数種類の入力情報が設定され、前記制御手段は、前記複数種類の入力情報の設定に応じて異なる色で前記照明手段を点灯させることを特徴とする超音波診断装置。
(3)手段3において、前記血流情報に基づいて脈拍数を算出する手段を有し、前記制御手段は、前記脈拍数に応じて前記照明手段の点灯色を変更することを特徴とする超音波診断装置。
(4)手段3において、前記超音波像は単色画像であり、前記血流情報取得手段は、前記超音波像における所定部位の血流の方向を取得し、前記制御手段は、前記血流の方向に応じて前記照明手段の点灯色を変更することを特徴とする超音波診断装置。
(5)手段3において、前記入力操作部によって設定された所定部位の超音波像が得られたときに、前記制御手段は、前記照明手段の点灯色を変更することを特徴とする超音波診断装置。
(6)手段1において、前記入力操作部の周囲の明るさを検知する手段を有し、前記制御手段は、その周囲の明るさに応じて前記照明手段の輝度を変更することを特徴とする超音波診断装置。
(7)超音波診断を行うための超音波像を表示する超音波診断装置の制御方法であって、入力操作部により前記超音波診断に関する情報を入力するステップと、超音波プローブにより超音波を送受信して超音波信号を取得するステップと、前記超音波信号に基づいて前記超音波像を表示装置に表示するステップと、前記超音波信号に基づいて血流情報を得るステップと、前記血流情報に基づいて、前記入力操作部に設けられた照明手段の点灯状態を制御するステップとを含むことを特徴とする超音波診断装置の制御方法。
1…超音波診断装置
10…制御手段としてのコントローラ
16…血流情報取得手段としてのドプラ信号処理回路
20…入力操作部としての入力装置
21…血流音生成手段としてのスピーカ出力回路
23,24…スピーカ
26…トラックボール
27…照明手段としてのLEDランプ

Claims (4)

  1. 超音波を送受信して得られた超音波信号に基づいて、超音波診断を行うための超音波像を表示する超音波診断装置であって、
    前記超音波信号に基づいて血流情報を得る血流情報取得手段と、
    前記超音波診断に関する情報を入力するための入力操作部と、
    前記入力操作部に設けられ、入力操作を促すために点灯する手段であってその点灯状態が制御可能な照明手段と、
    前記血流情報に基づいて、前記照明手段の点灯状態を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記照明手段は、前記入力操作部の一部を構成するトラックボールを照らす照明手段であることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記照明手段は、RGBの3原色のLEDからなり、
    前記制御手段は、前記血流情報に基づいて複数色の異なる色で前記照明手段を点灯させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記血流情報に基づいて血流音の音声信号を生成する血流音生成手段と、前記血流音生成手段が生成した前記音声信号に基づいて前記血流音を出力するスピーカとをさらに備え、
    前記制御手段は、前記入力操作部により予め設定されたモード切替情報に応じて、前記照明手段の点灯状態を制御する照明モード及び前記スピーカから血流音を出力するスピーカモードのいずれかを選択的に実行する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の超音波診断装置。
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