JP2007313202A - 超音波診断システム - Google Patents

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良彰 佐藤
Toshikazu Tanaka
俊積 田中
Hirotomo Itoi
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Abstract

【課題】使い勝手が良く、モニタの画面を有効に活用することができる超音波診断システムを提供する。
【解決手段】超音波診断システム2の操作卓32には、STC情報表示切り替えスイッチ51が設けられている。STC情報表示切り替えスイッチ51が操作されると、モニタ27には、STC制御部28で作成されたSTC曲線を表すSTC情報表示ウィンドウ64が表示される。STC情報表示ウィンドウ64が表示された状態でSTC情報表示切り替えスイッチ51が再度操作されると、STC情報表示ウィンドウ64の表示が解除される。操作卓32の表示深度切り替えスイッチ48、周波数切り替えスイッチ49、およびゲイン調整用スイッチ52が操作されると、モニタ27には、STC情報表示ウィンドウ64が一時的に表示される。
【選択図】図3

Description

本発明は、被検体の被観察部位の超音波画像を取得して医療診断を行うための超音波診断システムに関する。
近年、医療分野において、超音波画像を利用した医療診断を行うための超音波診断システムが実用化されている。超音波診断システムでは、超音波プローブに配された超音波トランスデューサから被検体の被観察部位に超音波を照射し、被観察部位からのエコー信号を超音波トランスデューサで受信する。そして、エコー信号の受信により超音波トランスデューサから出力された検出信号に対して、超音波プローブに接続されたプロセッサ装置で各種信号処理を施すことによって、超音波画像を得る。
また、被観察部位に超音波を走査しながら照射することにより、超音波断層画像(Bモード画像)を得ることも可能で、超音波を送受信する超音波トランスデューサを機械的に回転あるいは揺動、もしくはスライドさせるメカニカルスキャン走査方式の超音波プローブや、複数の超音波トランスデューサをアレイ状に配列し、駆動する超音波トランスデューサを電子スイッチなどで選択的に切り替える電子スキャン走査方式の超音波プローブを用いた超音波診断システムも普及している。
ところで、エコー信号は、被観察部位の深さ方向の距離が近い程減衰が少なく、遠い程減衰が大きくなる。このため、超音波診断システムでは、深さ方向の減衰に応じたゲイン調整(STC;Sensitivity Time Control、TGC;Time Gain Controlともいう。)を検出信号に対して施し、深さ方向に関して超音波画像が同じ明るさで表示されるようにしている。
エコー信号の減衰の仕方は、超音波の周波数や超音波画像の表示深度によって異なり、また、超音波画像の好ましい明るさは、術者や被観察部位によって異なるので、これらに応じてSTCのゲインを設定変更する必要がある。このゲインの設定を容易にするために、トラックボールを操作して画面上のポインタを移動させて選択することにより、現在設定されているSTC曲線(ゲインの深さ方向に対する変化を曲線で表したもの)を超音波画像に重複表示し、STC曲線の設定を行うことができるようにした超音波診断装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、指を左右にひねるようにして押すように構成されたゲイン調整用のプッシュスイッチを備え、ゲイン調整時の操作性を向上させた超音波診断装置が提案されている(特許文献2参照)。この超音波診断装置では、超音波画像とともにSTC曲線を常時モニタに表示している。
特開平6−154227号公報 特開2005−074028号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ゲインの設定時以外はSTC曲線が表示されないため、診断途中にSTC曲線を確認したい場合などに、トラックボールをいちいち操作して選択しなければならず、術者にとっては使い勝手が悪かった。
また、特許文献2に記載の技術では、STC曲線を常時モニタに表示しているが、モニタには、患者の情報や超音波の設定情報などの他の情報も表示する必要があり、特に、電子内視鏡に超音波トランスデューサを配した超音波内視鏡を用いたシステムでは、一つのモニタに超音波画像と内視鏡画像とを表示するので、STC曲線の表示スペースを確保することが困難であった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、使い勝手が良く、モニタの画面を有効に活用することができる超音波診断システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被検体の被観察部位に向けて超音波を照射し、被検体の被観察部位からのエコー信号を受信して検出信号を出力する超音波トランスデューサが配された超音波プローブと、前記検出信号から超音波画像を生成するプロセッサ装置と、前記超音波画像を表示するモニタとから構成される超音波診断システムにおいて、第1操作入力手段と、前記第1操作入力手段からの第1操作入力信号に応じて、深さ方向に対して設定されたゲインで前記検出信号を増幅するSTC処理に関するSTC情報の前記モニタへの表示、非表示を切り替える表示制御手段とを備えることを特徴とする。
前記ゲインの設定変更を伴う操作を行うための第2操作入力手段を備え、前記表示制御手段は、前記第2操作入力手段からの第2操作入力信号に応じて、前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させることが好ましい。
前記第2操作入力手段は、前記ゲインを設定変更するためのゲイン調整用スイッチ、前記超音波の周波数を切り替えるための周波数切り替えスイッチ、および前記超音波画像の表示深度を切り替えるための表示深度切り替えスイッチのうち、少なくともいずれか一つであることが好ましい。
前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させる際の表示時間を設定変更するための第3操作入力手段を備えることが好ましい。
前記第1操作入力信号に応じて、前記STC情報の表示、非表示を切り替えるか、前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させるかを選択するための第4操作入力手段を備えることが好ましい。
前記超音波プローブは、前記被観察部位の光学像を撮像する撮像素子を有する超音波内視鏡であり、前記モニタには、前記撮像素子により得られた内視鏡画像が前記超音波画像とともに表示されることが好ましい。この場合、前記第1操作入力手段、または前記第2操作入力手段のうち、少なくともいずれか一つは、前記超音波内視鏡の操作部に配置されていることが好ましい。
前記モニタ上における前記STC情報の表示位置を変更するための第5操作入力手段を備えることが好ましい。
前記表示制御手段は、前記STC情報を半透明で表示させることが好ましい。
前記STC情報は、前記ゲインの前記深さ方向に対する変化を曲線で表したSTC曲線であることが好ましい。
請求項11に記載の発明は、被検体の被観察部位に向けて超音波を照射し、被検体の被観察部位からのエコー信号を受信して検出信号を出力する超音波トランスデューサが配された超音波プローブと、前記検出信号から超音波画像を生成するプロセッサ装置と、前記超音波画像を表示するモニタとから構成される超音波診断システムにおいて、深さ方向に対して前記検出信号を増幅するSTC処理のゲインの設定変更を伴う操作を行うための操作入力手段と、前記操作入力手段からの操作入力信号に応じて、前記STC処理に関するSTC情報を前記モニタに一時的に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、被検体の被観察部位に向けて超音波を照射し、被検体の被観察部位からのエコー信号を受信して検出信号を出力する超音波トランスデューサが配された超音波プローブと、前記検出信号から超音波画像を生成するプロセッサ装置と、前記超音波画像を表示するモニタとから構成される超音波診断システムにおいて、第1操作入力手段と、深さ方向に対して前記検出信号を増幅するSTC処理のゲインの設定変更を伴う操作を行うための第2操作入力手段と、前記第1操作入力手段からの第1操作入力信号に応じて、前記STC処理に関するSTC情報の前記モニタへの表示、非表示を切り替え、前記第2操作入力手段からの第2操作入力信号に応じて、前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の超音波診断システムによれば、第1操作入力手段からの第1操作入力信号に応じて、深さ方向に対して設定されたゲインで検出信号を増幅するSTC処理に関するSTC情報のモニタへの表示、非表示を表示制御手段で切り替えるので、術者の要求に応じて直ちにSTC情報を表示することができる。また、STC情報を表示するためのスペースをモニタの画面上に常時確保する必要がない。したがって、使い勝手が良く、モニタの画面を有効に活用することができる。
図1において、本発明の超音波診断システム2は、超音波内視鏡10と、超音波内視鏡10にコネクタ(図示せず)を介して接続されたプロセッサ装置11とを備えている。超音波内視鏡10の先端には、被検体の被観察部位の光学像を撮像するCCD12と、被観察部位に超音波を照射するとともに、被観察部位からのエコー信号を受信して検出信号を出力する超音波トランスデューサ13とが配されている。
CCD12には、ドライバ14および増幅器(AMP)15が接続されている。ドライバ14は、CPU29から送信される垂直、水平転送クロックに基づいて、CCD12で出力される撮像信号を周知の垂直転送路、水平転送路を介して転送するための駆動制御信号をCCD12に送信し、撮像信号を取り込むタイミングを制御する。AMP15は、CCD12から出力された撮像信号を所定の増幅率で増幅し、A/D変換器(A/D)16に出力する。
A/D16は、AMP15で増幅された撮像信号に対してA/D変換を施し、撮像信号をデジタル化する。第1信号処理部17は、A/D16でデジタル化された撮像信号に対して、階調変換、ホワイトバランス調整、γ補正などの各種画像処理を施し、内視鏡画像データを生成する。第1信号処理部17は、生成した内視鏡画像データをテレビ信号の走査方式(NTSC方式)に変換し、これを画像メモリ18に出力する。
超音波トランスデューサ13は、例えば、円筒状のバッキング材の外周に等間隔で複数個設けられている。超音波トランスデューサ13には、送信部19および受信部20が接続されている。送信部19は、超音波を発生させるための励振信号を超音波トランスデューサ13に送信する。受信部20は、被観察部位からのエコー信号により超音波トランスデューサ13から出力された検出信号を受信する。
超音波トランスデューサ13と送信部19および受信部20との間には、マルチプレクサ(以下、MUXと略記する。)21が配されている。MUX21は、複数個の超音波トランスデューサ13のうち、隣り合う数個〜数十個のブロックを選択して同時に駆動する。また、MUX21は、超音波およびエコー信号の一回の送受信毎に、駆動すべき超音波トランスデューサ13を1〜数個ずつずらす。
受信部20には、A/D変換器(A/D)22が接続されている。A/D22は、受信部20から入力された検出信号に対してA/D変換を施す。第2信号処理部23は、複数個の超音波トランスデューサ13の分のデジタル化された検出信号を所定時間ずつ遅延させて、これらの検出信号の位相が全て揃うように調整して加算した後、超音波キャリア成分を除去するフィルタ処理、ゲインおよびダイナミックレンジを調整する対数圧縮処理などを施す。そして、超音波の伝搬距離(深さ)に相当する時間に対する検出信号の減衰に応じたゲイン調整を行うSTC処理をSTC処理回路24で施し、超音波画像データを生成する。第2信号処理部23は、生成した超音波画像データをデジタルスキャンコンバータ(DSC;Digital Scan Converter)25に出力する。
DSC25は、第2信号処理部23から入力された超音波画像データに対してラスター変換を施し、NTSC方式に変換して画像メモリ18に出力する。D/A変換器(D/A)26は、画像メモリ18に格納された内視鏡画像データおよび超音波画像データを再びアナログ信号に変換し、モニタ27に内視鏡画像および超音波画像として表示させる。
STC制御部28は、CPU29を介して操作卓32のゲイン調整用スイッチ52(図3参照)から送信される操作入力信号に基づいて、STC曲線のデータを作成し、これをSTC処理回路24に出力する。また、STC制御部28は、表示深度切り替えスイッチ48、および周波数切り替えスイッチ49からの操作入力信号に応じて、切り替えられた表示深度、および周波数に応じたSTC曲線のデータをSTC処理回路24に出力する。STC処理回路24は、STC制御部28から入力されるSTC曲線のデータを用いて、検出信号に対してSTC処理を施す。なお、表示深度、および周波数に応じたSTC曲線のデータは、例えば、ROM30に予め記憶されている。
さらに、STC制御部28は、STC処理回路24に送信したSTC曲線のデータを画像化したデータ(以下、STC情報データと表記する。)を作成し、後述する所定の操作が行われた際に、これを画像メモリ18に出力する。
ここで、図2に示すように、STC曲線は、例えば、深さ方向に等間隔で配された位置P1〜P6(数字が増すほど深い位置を表す。)の各点に対応したゲインG1〜G6を結ぶ曲線であり、各点間のゲインを各ゲインG1〜G6で補間することにより得られる。
図1に戻って、CPU29は、プロセッサ装置11の全体を統括的に制御する。CPU29は、励振信号および検出信号の送受信タイミングを規定する基準パルスを送信部19および受信部20に送信して、これらの動作を制御する。CPU29には、ROM30、RAM31、および操作卓32が接続されている。ROM30は、例えばフラッシュメモリからなり、超音波診断システム2を動作させるために必要な各種プログラムやデータが記憶されている。CPU29は、ROM30から必要なプログラムやデータを作業用メモリであるRAM31に読み出して、各部の動作制御を実行する。
CPU29は、操作卓32から入力される操作入力信号に応じて、各部を動作させる。図3に示すように、操作卓32の左側には、超音波診断システム2全体の電源をオン/オフするための電源スイッチ40、各種設定を行う際に操作されるセットアップスイッチ41、および内視鏡画像表示ウィンドウ63(図4参照)のモニタ27への表示、非表示を切り替える際に操作される内視鏡画像表示選択スイッチ42が設けられている。
また、操作卓32の中央には、各種設定情報を入力する際に操作される文字キー群43、被観察部位の面積や体積、周囲長などを計測する際に操作される計測スイッチ44、モニタ27上に表示されるカーソルやポインタを移動させる際に操作されるトラックボール45、および各種設定を有効、無効にするためのセットキー46およびキャンセルキー47が設けられている。
さらに、操作卓32の右側には、超音波画像の表示深度を切り替えるための表示深度切り替えスイッチ48、超音波の周波数を切り替えるための周波数切り替えスイッチ49、超音波画像の取得の一時停止とライブ画像の取得とを切り替える際に操作されるフリーズ/解除スイッチ50、STC情報表示ウィンドウ64(図4参照)のモニタ27への表示、非表示を切り替える際に操作されるSTC情報表示切り替えスイッチ51、およびP1〜P6の各点におけるゲインG1〜G6を設定変更するためのゲイン調整用スイッチ52が設けられている。
ゲイン調整用スイッチ52に付された番号1〜6は、各点P1〜P6のゲインG1〜G6に対応している。ゲイン調整用スイッチ52の+側スイッチ52a、−側スイッチ52bを操作すると、番号に対応したゲインが+、−の方向にそれぞれ設定変更される。ゲインが+の方向に設定変更されると、超音波画像の該当する部分の明るさが増し、逆に−の方向に設定変更されると、該当する部分が暗くなる。
次に、上記構成を有する超音波診断システム2の動作手順について説明する。まず、電源スイッチ40が投入されて、超音波内視鏡10が被検体内に挿入され、内視鏡画像を取得する指示がなされると、被観察部位の光学像がCCD12で撮像され、CCD12から撮像信号が出力される。
CCD12から出力された撮像信号は、AMP15により所定の増幅率で増幅され、A/D16でA/D変換が施されてデジタル化された後、第1信号処理部17に出力される。第1信号処理部17では、画像データに対して各種画像処理が施され、これにより内視鏡画像データが生成される。
第1信号処理部17で生成された内視鏡画像データは、画像メモリ18に出力され、画像メモリ18に一旦格納される。画像メモリ18に格納された内視鏡画像のデータは、D/A27でアナログ信号に変換され、モニタ27の内視鏡画像表示ウィンドウ63(図4参照)に内視鏡画像として表示される。
CCD12により取得された内視鏡画像がモニタ27で観察されながら、被観察部位が探索され、フリーズ/解除スイッチ50が操作されてフリーズが解除されると、CPU29の制御の下に、MUX21で選択されたブロックの超音波トランスデューサ13に、送信部19から励振信号が送信される。超音波トランスデューサ13は、この励振信号により励振され、これにより被観察部位に超音波が照射される。
励振信号の送信後、送信部19および受信部20の送受信が切り替えられる。そして、MUX21で選択されたブロックの超音波トランスデューサ13で被観察部位からのエコー信号が受信され、超音波トランスデューサ13から検出信号が出力される。超音波トランスデューサ13から出力された検出信号は、受信部20で受信される。その後、MUX21によって駆動すべき超音波トランスデューサ13が1〜数個ずつずらされながら、超音波およびエコー信号の送受信が最後のブロックまで行われる。
受信部20で受信された検出信号は、A/D22でA/D変換された後、第2信号処理部23で整相加算、フィルタ処理、対数圧縮処理などが施される。また、STC制御部28から送信されるSTC曲線のデータを元に、STC処理回路24でSTC処理が施される。
第2信号処理部23で生成された超音波画像データは、DSC25に出力され、DSC25でNTSC方式に変換される。DSC25でNTSC方式に変換された超音波画像データは、画像メモリ18に出力されて、画像メモリ18に一旦格納される。画像メモリ18に格納された超音波画像データは、D/A27でアナログ信号に変換され、モニタ27の超音波画像表示ウィンドウ62(図4参照)に超音波画像として表示される。
図4に示すように、モニタ27には、検査日や患者番号、病院名、検査者名などが記された検査情報表示ウィンドウ60、超音波の周波数や超音波画像のコントラストなどが記された装置情報表示ウィンドウ61、超音波画像表示ウィンドウ62、および内視鏡画像表示ウィンドウ63が表示される。内視鏡画像表示ウィンドウ63は、超音波画像表示ウィンドウ62よりもサイズが小さく、内視鏡画像表示選択スイッチ42の操作に応じて表示、非表示が切り替わる。
STC情報表示切り替えスイッチ51が操作されると、STC制御部28で作成されたSTC情報データが画像メモリ18に出力される。これにより、モニタ27には、画像メモリ18に格納されたSTC情報データに基づいたSTC情報表示ウィンドウ64が表示される。この状態でSTC情報表示切り替えスイッチ51が再度操作されると、STC情報データは画像メモリ18に出力されず、したがってSTC情報表示ウィンドウ64の表示が解除される。
STC情報表示ウィンドウ64は、他のウィンドウの表示を妨げず、且つSTC曲線が視認できるように半透明で表示される。また、STC情報表示ウィンドウ64が表示された状態でトラックボール45が操作されると、モニタ上におけるSTC情報表示ウィンドウ64の表示位置が変更される。
表示深度切り替えスイッチ48、周波数切り替えスイッチ49、およびゲイン調整用スイッチ52が操作されると、これらの操作入力信号に応じたSTC曲線のデータがSTC制御部28からSTC処理回路24に出力される。また、STC情報データがSTC制御部28から画像メモリ18に一定時間出力される。これにより、モニタ27には、STC情報表示ウィンドウ64が一時的に表示される。なお、STC情報表示ウィンドウ64の表示中に計測スイッチ44が操作された場合は、無条件でSTC情報表示ウィンドウ64の表示が解除される。
以上説明したように、STC情報表示切り替えスイッチ51からの操作入力信号に応じて、STC情報表示ウィンドウ64のモニタ27への表示、非表示を切り替えるので、煩雑な操作をすることなく、STC曲線の設定状況を即座に確認することができる。
また、表示深度切り替えスイッチ48、周波数切り替えスイッチ49、およびゲイン調整用スイッチ52からの操作入力信号に応じて、STC情報表示ウィンドウ64を一時的にモニタ27に表示するので、必要なときにだけSTC情報表示ウィンドウ64が表示され、その他の場合は診断の妨げになることがない。
なお、セットアップスイッチ41を操作することで、STC情報表示ウィンドウ64を一時的に表示する時間を設定変更することができるようにしてもよい。また、STC情報表示切り替えスイッチ51の操作で、STC情報表示ウィンドウ64を継続的に表示するか、一時的に表示するかを、セットアップスイッチ41を操作して選択することが可能なようにしてもよい。
上記実施形態では、STC制御部28をハードウェアで構成した例を挙げて説明したが、ROM30にソフトウェアとして組み込んで、CPU29でSTCの制御を行わせるようにしてもよい。
なお、図5に示すように、表示深度切り替えスイッチ48、周波数切り替えスイッチ49、STC情報表示切り替えスイッチ51、およびゲイン調整用スイッチ52のうち、少なくともいずれか一つ(図5ではSTC情報表示切り替えスイッチ51)を、超音波内視鏡10の操作部10aに配置してもよい。このようにすれば、STC情報表示ウィンドウ64の表示や各種設定を、術者が手元操作で行うことができる。
本発明は、上記実施形態で採用したラジアル電子走査方式に限らず、複数の超音波トランスデューサを扇状に配置したコンベックス電子走査方式を採用した場合も有効である。また、超音波内視鏡10に限らず、電子内視鏡の鉗子口に挿入して使用される細径の超音波プローブや、体表用超音波プローブを用いた場合も、本発明を適用することができる。
本発明の超音波診断システムの概略構成を示すブロック図である。 STC曲線を示す説明図である。 操作卓の構成を示す図である。 モニタの表示状態を示す説明図である。 超音波内視鏡の操作部を示す拡大図である。
符号の説明
2 超音波診断システム
10 超音波内視鏡
10a 操作部
11 プロセッサ装置
12 CCD
13 超音波トランスデューサ
17 第1信号処理部
18 画像メモリ
23 第2信号処理部
24 STC処理回路
25 デジタルスキャンコンバータ(DSC)
27 モニタ
28 STC制御部
29 CPU
32 操作卓
41 セットアップスイッチ
45 トラックボール
48 表示深度切り替えスイッチ
49 周波数切り替えスイッチ
51 STC情報表示切り替えスイッチ
52 ゲイン調整用スイッチ
64 STC情報表示ウィンドウ

Claims (12)

  1. 被検体の被観察部位に向けて超音波を照射し、被検体の被観察部位からのエコー信号を受信して検出信号を出力する超音波トランスデューサが配された超音波プローブと、前記検出信号から超音波画像を生成するプロセッサ装置と、前記超音波画像を表示するモニタとから構成される超音波診断システムにおいて、
    第1操作入力手段と、
    前記第1操作入力手段からの第1操作入力信号に応じて、深さ方向に対して設定されたゲインで前記検出信号を増幅するSTC処理に関するSTC情報の前記モニタへの表示、非表示を切り替える表示制御手段とを備えることを特徴とする超音波診断システム。
  2. 前記ゲインの設定変更を伴う操作を行うための第2操作入力手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記第2操作入力手段からの第2操作入力信号に応じて、前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させることを特徴とする請求項1に記載の超音波診断システム。
  3. 前記第2操作入力手段は、前記ゲインを設定変更するためのゲイン調整用スイッチ、
    前記超音波の周波数を切り替えるための周波数切り替えスイッチ、
    および前記超音波画像の表示深度を切り替えるための表示深度切り替えスイッチのうち、少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項2に記載の超音波診断システム。
  4. 前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させる際の表示時間を設定変更するための第3操作入力手段を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の超音波診断システム。
  5. 前記第1操作入力信号に応じて、前記STC情報の表示、非表示を切り替えるか、前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させるかを選択するための第4操作入力手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の超音波診断システム。
  6. 前記超音波プローブは、前記被観察部位の光学像を撮像する撮像素子を有する超音波内視鏡であり、
    前記モニタには、前記撮像素子により得られた内視鏡画像が前記超音波画像とともに表示されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の超音波診断システム。
  7. 前記第1操作入力手段、または前記第2操作入力手段のうち、少なくともいずれか一つは、前記超音波内視鏡の操作部に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の超音波診断システム。
  8. 前記モニタ上における前記STC情報の表示位置を変更するための第5操作入力手段を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の超音波診断システム。
  9. 前記表示制御手段は、前記STC情報を半透明で表示させることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の超音波診断システム。
  10. 前記STC情報は、前記ゲインの前記深さ方向に対する変化を曲線で表したSTC曲線であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の超音波診断システム。
  11. 被検体の被観察部位に向けて超音波を照射し、被検体の被観察部位からのエコー信号を受信して検出信号を出力する超音波トランスデューサが配された超音波プローブと、前記検出信号から超音波画像を生成するプロセッサ装置と、前記超音波画像を表示するモニタとから構成される超音波診断システムにおいて、
    深さ方向に対して前記検出信号を増幅するSTC処理のゲインの設定変更を伴う操作を行うための操作入力手段と、
    前記操作入力手段からの操作入力信号に応じて、前記STC処理に関するSTC情報を前記モニタに一時的に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする超音波診断システム。
  12. 被検体の被観察部位に向けて超音波を照射し、被検体の被観察部位からのエコー信号を受信して検出信号を出力する超音波トランスデューサが配された超音波プローブと、前記検出信号から超音波画像を生成するプロセッサ装置と、前記超音波画像を表示するモニタとから構成される超音波診断システムにおいて、
    第1操作入力手段と、
    深さ方向に対して前記検出信号を増幅するSTC処理のゲインの設定変更を伴う操作を行うための第2操作入力手段と、
    前記第1操作入力手段からの第1操作入力信号に応じて、前記STC処理に関するSTC情報の前記モニタへの表示、非表示を切り替え、
    前記第2操作入力手段からの第2操作入力信号に応じて、前記STC情報を前記モニタに一時的に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする超音波診断システム。
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