JP5329482B2 - ダイバーシチ通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、集中基地局と互いに異なる位置に配置された複数の遠隔基地局とを光伝送路で接続し、各遠隔基地局が端末局から同一時刻、同一周波数で送信された信号(例えばTDMA信号、OFDMA信号)を集中基地局に転送し、集中基地局で各遠隔基地局からの信号をダイバーシチ合成受信するダイバーシチ通信システムに関する。
近年の無線通信では、利用可能な周波数の逼迫に伴い、より少ない周波数資源で効率的に通信を行う必要がある。一般に、通信可能な領域を面的に拡大するには、図6に示すように領域を区切り、領域ごとに基地局を配置し、各領域に互いに異なる周波数を割り当てることにより、互いに干渉の生じない通信を可能にする方法がある。この例では、各領域を六角形とし、中心の領域で周波数F1を用い、その周囲の領域では干渉を回避するために周波数F2〜F7を用いるために、合計で7種類の周波数が必要になる。しかし、実際の周波数資源は有限であるため、このような面的展開が必ずしも可能であるとは限らない。さらに、端末局が図6の各領域間を移動しても通信を維持するためには、端末局が通信する基地局を変更するハンドオーバ処理が発生し、システム構成が複雑になる。
そこで、単一の周波数で通信可能な領域を面的に拡大するSFN(Single Frequency Network)が提案されている。SFNは、図7に示すように、各領域に単一の周波数F1を用いる遠隔基地局を配置し、光伝送路を介して各遠隔基地局を集中基地局に接続する構成である。本構成において、基地局から端末局へ信号を送信する下りリンクでは、集中基地局からの信号が各遠隔基地局に伝送され、各遠隔基地局から同時に送信されて端末局に到達する。端末局から基地局へ信号を送信する上りリンクでは、端末局から送信された信号が各遠隔基地局に受信され、さらに集中基地局に到達し、集中基地局でダイバーシチ合成される。この結果、単一の周波数を用いて通信可能な領域を面的に拡大することができる。また、遠隔基地局は、上りと下りの各信号を中継するだけの簡易な構成であるので、SFNは全体の装置コストを低減することができる。さらに、集中基地局では端末局が領域を移動しても、移動を認識せずに通信を維持することができるので、ハンドオーバ処理が不要になる。
図8は、SFNを実現する従来のダイバーシチ通信システムの構成例を示す。
図において、集中基地局10と遠隔基地局40a,40b,40cは、下りリンクの光伝送路30a,30b,30cおよび上りリンクの光伝送路31a,31b,31cを介して接続される。端末局50は、遠隔基地局40a,40b,40cに接続され、さらに集中基地局10に接続される。
まず、下りリンクの信号について説明する。
集中基地局10は、外部のネットワーク100からのデータ信号をネットワークインタフェース11で受信し、このデータ信号と制御部12からのシステムの送受信タイミングを指示する制御信号とを変調器13で無線信号に変換する。なお、端末局50の送受信タイミングを指示する制御信号は、データ信号の周波数と同一であることが一般的であり、遠隔基地局40a,40b,40cを制御する制御信号はデータ信号の周波数と異なることが一般的である。これらの信号は、E/O変換器14で光信号に変換され、送信用光カプラ15で分配され、それぞれ光伝送路30a,30b,30cを介して遠隔基地局40a,40b,40cに到達する。
遠隔基地局40a(遠隔基地局40b,40cも同様)は、光伝送路30aから到達した光信号をO/E変換器41で電気信号に変換する。この電気信号のうち、データ信号は送信用増幅器42で増幅された後、スイッチ43、アンテナ44を介して無線信号として送信され、端末局50に受信される。なお、スイッチ43は、制御部12から伝送される制御信号に応じて送受信の切り替え制御を行う(図示せず)。
次に、上りリンクの信号について説明する。
端末局50の送信信号は、遠隔基地局40a,40b,40cに到達する。遠隔基地局40a(遠隔基地局40b,40cも同様)は、アンテナ44で受信した信号をスイッチ43を介して受信用増幅器45に入力し、受信用増幅器45で増幅された信号をE/O変換器46で光信号に変換し、光伝送路31aを介して集中基地局10に送出する。
集中基地局10には、遠隔基地局40aからの光信号とともに、遠隔基地局40b,40cからの光信号も到達する。これらの光信号は、それぞれO/E変換器17a,17b,17cで電気信号に変換され、それぞれ復調器18a,18b,18cで復調される。復調された各信号は、検波後合成器20で検波後ダイバーシチ合成した後に符号判定器19でデータ信号に変換される。このデータ信号は、ネットワークインタフェース11を介して外部のネットワーク100に送出される。
なお、検波後合成器20では検波後ダイバーシチ合成法として、非特許文献1に記載されているレベルが高い信号を選択する選択合成や、位相を揃えて合成する等利得合成や、信号雑音比を最大にする最大比合成等が用いられる。
このような従来のダイバーシチ通信システムは、集中基地局10において、遠隔基地局の数と同数の受信系統を用意する必要があるため、SFNを用いた場合であってもコスト削減効果が十分ではなかった。
特開平11−252616号公報
斉藤洋一、ディジタル無線通信の変復調、電子情報通信学会、pp.189-193
図8のダイバーシチ通信システムは、集中基地局において遠隔基地局と同数の受信系統が必要となり、装置構成が大規模となり、装置コストが増加する問題があった。
本発明は、集中基地局における受信系統の数を削減し、装置構成の簡易化および低コスト化を実現し、さらに高い通信品質を得ることができるダイバーシチ通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、端末局と無線回線を介して接続される複数の遠隔基地局と、複数の遠隔基地局とそれぞれ光伝送路を介して接続される1つの集中基地局とを備え、複数の遠隔基地局が端末局から受信した上り無線信号を光信号に変換し、光伝送路を介して集中基地局に送信し、集中基地局が受信した複数の光信号をダイバーシチ合成するダイバーシチ通信システムにおいて、集中基地局は、選択した遠隔基地局のみが光信号を送信するように複数の遠隔基地局を制御し、受信した複数の光信号を検波前合成し、合成した光信号を電気信号に変換して復調処理を行う構成であり、複数の遠隔基地局は、光信号の送信をオンオフする制御手段を備え、集中基地局は、通信を開始するときに、複数の遠隔基地局から2以上を選択する全ての組み合わせについて検波前合成した光信号の受信電力を測定し、受信電力が最大となる組み合わせの遠隔基地局を選択し、該選択した遠隔基地局のみが光信号を送信するように複数の遠隔基地局を制御する制御手段を備える。
遠隔基地局および集中基地局の制御手段は、遠隔基地局で無線信号を光信号に変換するE/O変換器のバイアスを制御してオンオフし、受信電力を測定する遠隔基地局の組み合わせを選択する構成である。
複数の遠隔基地局はそれぞれ拡散符号変調を行い、集中基地局の制御手段は逆拡散符号変調を行って受信電力を測定する遠隔基地局の組み合わせを選択する構成である。
集中基地局の制御手段は、遠隔基地局ごとの受信電力を事前に把握し、所定の受信電力を有する遠隔基地局から2以上を選択する全ての組み合わせについて検波前合成した光信号の受信電力を測定し、受信電力が最大となる組み合わせの遠隔基地局を選択する構成としてもよい。
集中基地局の制御手段は、端末局ごとに異なる周波数チャネルを利用するときに、選択した遠隔基地局からの受信信号の和の信号から周波数チャネルごとの受信電力を測定し、該受信電力から求められる周波数チャネルごとの通信容量を計算し、その通信容量が最大となる遠隔基地局の組を決定する構成である。端末局ごとに異なる周波数チャネルはOFDM信号の各サブキャリアを用いてもよい。
本発明のダイバーシチ通信システムは、集中基地局で選択した遠隔基地局からの光信号を検波前合成し、合成された光信号を電気信号に変換して復調する構成により、集中基地局の受信系統を遠隔基地局数より少ない数に集約することができる。これにより、装置構成の簡易化および低コスト化を実現することができる。
本発明のダイバーシチ通信システムは、各遠隔基地局内のE/O変換器のバイアスを制御し、取り得る遠隔基地局の組み合わせに対して集中基地局における受信電力を測定し、これが最大となるE/O変換器に対してバイアスを入力する。この結果、検波前合成によっても十分に良好なダイバーシチ効果を得て通信品質を改善することができる。
本発明のダイバーシチ通信システムの実施例1の構成例を示す図である。 E/O変換器46およびバイアス制御部47の構成例を示す図である。 端末局50が自律的に上り信号を送出する場合の動作例1を示す図である。 制御部12からの指示に従って端末局50が上り信号を送出する場合の動作例2を示す図である。 本発明のダイバーシチ通信システムの実施例2の構成例を示す図である。 複数の周波数を用いた面的展開の例を示す図である。 SFNを用いた面的展開の例を示す図である。 SFNを実現する従来のダイバーシチ通信システムの構成例を示す図である。
図1は、本発明のダイバーシチ通信システムの実施例1の構成例を示す。
図において、集中基地局10と遠隔基地局40a,40b,40cとは、下りリンクの光伝送路30a,30b,30cおよび上りリンクの光伝送路31a,31b,31cを介して接続される。端末局50は、遠隔基地局40a,40b,40cを介して集中基地局10に接続される。
集中基地局10を構成するネットワークインタフェース11、制御部12、変調器13、E/O変換器14、送信用光カプラ15、O/E変換器17、復調器18、符号判定器19は、図8に示す従来の集中基地局10と同じ機能を有する。遠隔基地局40a(遠隔基地局40b,40cも同様)を構成するO/E変換器41、送信用増幅器42、スイッチ43、受信用増幅器45、E/O変換器46は、図8に示す従来の遠隔基地局40aと同じ機能を有する。
本実施例の特徴は、集中基地局10に受信用光カプラ16を備え、各遠隔基地局40a,40b,40cから光伝送路31a,31b,31cを介して伝送された光信号を検波前合成し、1系統の光信号としてO/E変換器18に入力する構成であり、さらに各遠隔基地局40a(遠隔基地局40b,40cも同様)内のバイアス制御部47によりE/O変換器46へ入力するバイアスを制御してE/O変換器46をオンオフする構成であり、さらに制御部12における遠隔基地局の選択機能にある。また、バイアスの高速スイッチング可能な特性を利用して、全ての遠隔基地局の組み合わせに対しての受信電力を測定する点にも特徴がある。
なお、端末局から遠隔基地局までの空間および光伝送路を通過し、受信用光カプラ16で検波前合成される各光信号の遅延時間差は、例えばOFDM信号におけるガードインターバル内に収まる程度となる等、遠隔基地局間の到来時間差が大きく異なり、異なる情報が合成されることに起因したシンボル間干渉が発生しない範囲でほぼ等しくなるように調整されている。また、各々の遠隔基地局の光信号の波長は、温度制御ならびに発振波長の選択などにより、ビート雑音の影響が生じない波長の組み合わせに予め設定されている。
下りリンクの信号は従来構成と同様であり、集中基地局10から光伝送路30a,30b,30cを介して伝送された光信号は、各遠隔基地局40a,40b,40cで無線信号に変換してアンテナ44から送信され、端末局50が受信する。
次に、上りリンクの信号について説明する。
端末局50の送信信号は、遠隔基地局40a,40b,40cに到達する。遠隔基地局40a(遠隔基地局40b,40cも同様)は、アンテナ44で受信した信号をスイッチ43を介して受信用増幅器45に入力し、受信用増幅器45で増幅された信号をE/O変換器46で光信号に変換し、光伝送路31aを介して集中基地局10に送出する。バイアス制御部47は、E/O変換器46のバイアスを制御することにより、その遠隔基地局から集中基地局への送信動作を制御する。バイアス制御回路47およびE/O変換器46の構成例は、図2に示すように、LC回路を介して送信信号にバイアス電圧を重畳してレーザダイオードを駆動する構成である。スイッチング速度は、例えば10Gbps 程度が得られる。
集中基地局10の制御部12は、遠隔基地局40a,40b,40cのバイアス制御部47を介してE/O変換器46へ入力するバイアスを制御することにより、E/O変換器46をオンオフする遠隔基地局の組み合わせを設定する。さらに制御部12は、設定した遠隔基地局の組み合わせごとの受信電力を測定し、これが最大となる遠隔基地局の組み合わせを決定し、その遠隔基地局のE/O変換器46をオンとし、他をオフとする制御を行う。これにより、端末局50が送信する上り信号は、集中基地局10における受信電力が最大となる組み合わせの遠隔基地局を介して集中基地局10に受信され、検波前合成によっても十分に良好なダイバーシチ効果を得て通信品質を改善することができる。
なお、使用する遠隔基地局の探索の過程において、遠隔基地局を1ずつ駆動させ、各遠隔基地局を経由する上り信号の受信電力から、ダイバーシチ合成に寄与するレベルを有する遠隔基地局のみを試行の対象とすることで、取り得る組み合わせの数を減少させ、探索を簡略化してもよい。
図3は、端末局50が自律的に上り信号を送出する場合の動作例1である。
集中基地局10の制御部12は、所定の遠隔基地局のバイアス制御部47を制御し、当該遠隔基地局のE/O変換器46を駆動する。端末局50は、自律的にトレーニング信号またはデータ信号を送信している。この上り信号は、E/O変換器46がオンの遠隔基地局を介して集中基地局10に受信され、その受信電力が制御部12に通知される。制御部12は、全ての遠隔基地局の組み合わせに対する受信電力を比較し、それが最大となる遠隔基地局の組み合わせを決定し、その遠隔基地局のE/O変換器46をオンとする。
図4は、制御部12からの指示に従って端末局50が上り信号を送出する場合の動作例2である。端末局50が集中基地局10の制御部12からの指示に応じて信号を送信する他は、図3に示す動作例1と同様である。
図5は、本発明のダイバーシチ通信システムの実施例2の構成例を示す。
実施例1は、集中基地局10の制御部12において、E/O変換器46を駆動する遠隔基地局の組み合わせを選択し、その遠隔基地局の組み合わせごとの受信電力を測定し、これが最大となる遠隔基地局の組み合わせを決定し、その遠隔基地局のE/O変換器46をオンとする制御を行う構成であった。
本実施例の特徴は、各遠隔基地局のE/O変換器46をオンオフせずに、拡散符号を用いて受信電力を測定する遠隔基地局の組み合わせを選択するところにある。図5において、遠隔基地局40a(遠隔基地局40b,40cも同様)に拡散符号器48およびミキサ49を備え、遠隔基地局固有の拡散符号で拡散処理する。集中基地局10では、O/E変換器17の出力を分岐して各遠隔基地局の拡散符号に対応する逆拡散器21a〜21cに入力し、判別器22で遠隔基地局の組み合わせに応じた受信電力を測定し、制御部12に通知する。制御部12は、これが最大となる遠隔基地局の組み合わせを決定し、その遠隔基地局のE/O変換器46をオンとして拡散処理を停止する制御を行うとともに、他をオフとする。これにより、端末局50が送信する上り信号は、集中基地局10における受信電力が最大となる組み合わせの遠隔基地局を介して集中基地局10に受信され、検波前合成によっても十分に良好なダイバーシチ効果を得て通信品質を改善することができる。
このように、本実施例では、各遠隔基地局のE/O変換器46をオンにしたまま、遠隔基地局の組み合わせたに応じた受信電力を比較できるため、短時間で最大受信電力が得られる遠隔基地局の組み合わせてを決定することができる。
実施例3では、複数の周波数チャネルの利用が可能な無線通信を想定する。この複数の周波数チャネルは、使用する周波数が異なる複数のシングルキャリア信号であってもよいし、OFDM変調の各サブキャリアであってもよいし、また隣接する伝搬特性が類似した複数のサブキャリアをまとめたサブチャネルであってもよい。伝搬に周波数選択性フェージングを想定し、1端末局から見た各周波数チャネルの受信電力は異なるものとする。
本実施例は、実施例1および実施例2において、上記の周波数チャネルの条件において端末局毎に使用する遠隔基地局を選択する動作にある。下りリンクの信号経路および上りリンクの信号経路は実施例1および実施例2と同様であるため省略する。
以下、図1を参照し、本実施例に特有の集中基地局10の制御部12における使用する遠隔基地局の決定について説明する。試行段階として、使用する遠隔基地局の組み合わせを与える。この組み合わせに対し、周波数チャネル毎の受信電力から導かれる通信容量を計算する。通信容量は、利用可能な変調方式としてもよいし、 log|S/N+1| (S/Nは信号対ノイズ比) から求められる伝送容量を用いてもよい。そして、得られた周波数チャネル毎の通信容量の和を求める。この動作を全ての遠隔基地局の組み合わせに対して実施し、通信容量が最大となる組み合わせを決定する。
なお、使用する遠隔基地局の組は、実行可能な全ての組を試行してもよいし、遺伝的アルゴリズム等の発見的なアプローチを用いて準最適解を得てもよい。これにより、多くの周波数チャネルの伝搬チャネルベクトルは大きさが増加するように加算され、周波数チャネル全体で評価した場合の集中基地局における受信電力が高められ、通信品質を改善することができる。
また、探索の過程において、各遠隔基地局を経由する上り信号の伝搬チャネルベクトルの推定結果から、信号の伝送に寄与する受信レベルを有する伝搬チャネルベクトルのみを遠隔基地局決定の試行の対象とすることで、取り得る組み合わせの数を減少させ、探索を簡略化してもよい。
本発明のダイバーシチ通信システムは、集中基地局の受信系統を遠隔基地局数より少ない数に集約することができ、装置構成の簡易化および低コスト化を実現することができる。
本発明のダイバーシチ通信システムは、十分な信号電力を有する遠隔基地局からの光信号のみを検波前合成することができるので、検波前合成によっても高い通信品質を確保することができる。さらに、検波後ダイバーシチ合成を組合せることにより、さらに高い通信品質を確保することができる。
10 集中基地局
11 ネットワークインタフェース
12 制御部
13 変調器
14 E/O変換器
15 送信用光カプラ
16 受信用光カプラ
17 O/E変換器
18 復調器
19 符号判定器
20 検波後合成器
21 逆拡散器
22 判別器
30 下りリンクの光伝送路
31 上りリンクの光伝送路
40 遠隔基地局
41 O/E変換器
42 送信用増幅器
43 スイッチ
44 アンテナ
45 受信用増幅器
46 E/O変換器
47 バイアス制御部
48 拡散符号器
49 ミクサ
50 端末局
100 ネットワーク

Claims (6)

  1. 端末局と無線回線を介して接続される複数の遠隔基地局と、
    前記複数の遠隔基地局とそれぞれ光伝送路を介して接続される1つの集中基地局とを備え、
    前記複数の遠隔基地局が前記端末局から受信した上り無線信号を光信号に変換し、前記光伝送路を介して前記集中基地局に送信し、前記集中基地局が受信した複数の光信号をダイバーシチ合成するダイバーシチ通信システムにおいて、
    前記集中基地局は、選択した遠隔基地局のみが前記光信号を送信するように前記複数の遠隔基地局を制御し、受信した複数の光信号を検波前合成し、合成した光信号を電気信号に変換して復調処理を行う構成であり、
    前記複数の遠隔基地局は、前記光信号の送信をオンオフする制御手段を備え、
    前記集中基地局は、通信を開始するときに、前記複数の遠隔基地局から2以上を選択する全ての組み合わせについて前記検波前合成した光信号の受信電力を測定し、受信電力が最大となる組み合わせの遠隔基地局を選択し、該選択した遠隔基地局のみが前記光信号を送信するように前記複数の遠隔基地局を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とするダイバーシチ通信システム。
  2. 請求項1に記載のダイバーシチ通信システムにおいて、
    前記遠隔基地局および前記集中基地局の制御手段は、前記遠隔基地局で前記無線信号を前記光信号に変換するE/O変換器のバイアスを制御してオンオフし、受信電力を測定する前記遠隔基地局の組み合わせを選択する構成である
    ことを特徴とするダイバーシチ通信システム。
  3. 端末局と無線回線を介して接続される複数の遠隔基地局と、
    前記複数の遠隔基地局とそれぞれ光伝送路を介して接続される1つの集中基地局とを備え、
    前記複数の遠隔基地局が前記端末局から受信した上り無線信号を光信号に変換し、前記光伝送路を介して前記集中基地局に送信し、前記集中基地局が受信した複数の光信号をダイバーシチ合成するダイバーシチ通信システムにおいて、
    前記集中基地局は、選択した遠隔基地局のみが前記光信号を送信するように前記複数の遠隔基地局を制御し、受信した複数の光信号を検波前合成し、合成した光信号を電気信号に変換して復調処理を行う構成であり、
    前記複数の遠隔基地局は、前記光信号の送信をオンオフする制御手段を備え、
    前記集中基地局は、通信を開始するときに、前記複数の遠隔基地局から2以上を選択する全ての組み合わせについて前記検波前合成した光信号の受信電力を測定し、受信電力が最大となる組み合わせの遠隔基地局を選択し、該選択した遠隔基地局のみが前記光信号を送信するように前記複数の遠隔基地局を制御する制御手段を備え、
    前記複数の遠隔基地局はそれぞれ拡散符号変調を行い、前記集中基地局の制御手段は逆拡散符号変調を行って受信電力を測定する前記遠隔基地局の組み合わせを選択する構成である
    ことを特徴とするダイバーシチ通信システム。
  4. 請求項2または請求項3に記載のダイバーシチ通信システムにおいて、
    前記集中基地局の制御手段は、前記遠隔基地局ごとの受信電力を事前に把握し、所定の受信電力を有する遠隔基地局から2以上を選択する全ての組み合わせについて前記検波前合成した光信号の受信電力を測定し、受信電力が最大となる組み合わせの遠隔基地局を選択する構成である
    ことを特徴とするダイバーシチ通信システム。
  5. 請求項1に記載のダイバーシチ通信システムにおいて、
    前記集中基地局の制御手段は、端末局ごとに異なる周波数チャネルを利用するときに、選択した前記遠隔基地局からの受信信号の和の信号から周波数チャネルごとの受信電力を測定し、該受信電力から求められる周波数チャネルごとの通信容量を計算し、その通信容量が最大となる遠隔基地局の組を決定する構成である
    ことを特徴とするダイバーシチ通信システム。
  6. 請求項5に記載のダイバーシチ通信システムにおいて、
    前記端末局ごとに異なる周波数チャネルはOFDM信号の各サブキャリアを用いる
    ことを特徴とするダイバーシチ通信システム。
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