JP3798622B2 - 無線基地局ネットワークシステム、統括局、信号処理方法、及びハンドオーバー制御方法 - Google Patents
無線基地局ネットワークシステム、統括局、信号処理方法、及びハンドオーバー制御方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムに関し、特に、複数の無線基地局から成る通信ネットワークを統括する統括局がハンドオーバー中の移動局からの信号を複数の基地局から受信し、それらを等化処理するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
光波長分割多重(WDM)が適用された無線基地局ネットワークにおいては、通常、無線通信端末と通信する複数の基地局と、これら複数の基地局を統括的に制御し、外部通信ネットワークと通信する統括局とが設けられ、これらの局は光ファイバ回線で接続されている。
【0003】
従来の基地局は、光ファイバ回線を介して統括局へ送信するために無線通信端末から受信した信号を光信号に変換する際、基地局固有の波長を有する光信号に変換する。
【0004】
よって、統括局は、該ネットワークにおける基地局数の波長に対応し得る光受信装置を保持する。この光受信装置は、一波長に対応可能な光受信器が複数個集まって構成される。この各光受信器は、一基地局からの光信号の受信及び電気信号への変換を担当する。変換された信号は選択スイッチによって切り替えられ、受信電気信号となる。
【0005】
即ち、移動局が移動し異なるセルに入ると、統括局では該移動局からの受信を継続するために選択スイッチを別の光受信器に切り替えることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成においては、ソフトハンドオーバー時に、統括局の選択スイッチにおける処理が過大になるという問題が生じる。
【0007】
即ち、ソフトハンドオーバー中の移動局は、少なくとも2つのセルの基地局と同時に通信確立を試みている。いずれかの基地局管轄内に完全に入ってしまうまで両基地局との通信は続けられ、その間いずれの基地局との回線状況がより良好であるかが常に監視される。
【0008】
換言すれば、ソフトハンドオーバー中は、少なくとも2つの基地局がいずれも同一の移動局からの信号を受信することになる。ハンドオーバー中の移動局と良好な回線状態を確立する基地局は、移動局の移動及び他の通信環境要因により、少なくとも2つの基地局の間で頻繁に若しくはめまぐるしく変わり得る。
【0009】
ここで、基地局から統括局へ光ファイバ回線を通じて送信される光信号の波長は基地局固有であるから、統括局の選択スイッチは2つの光受信器からの出力を頻繁に切り替え、選択合成処理する必要が生じ得る。
【0010】
このように、従来のシステムにおいては、特に移動局がハンドオーバー中である場合に、統括局に過大な処理能力が要求され、その構成が大きくなる原因となり、又制御・処理工程を増やすことになっている。
【0011】
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、統括局における構成及び処理工程を軽減させ、且つソフトハンドオーバー中の移動局の通信品質を向上させる無線基地局ネットワークシステムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、無線通信端末と通信する複数の基地局と、該各基地局を統括的に制御し、外部通信ネットワークと通信する統括局と、前記各基地局及び前記統括局を接続する光ファイバ回線とを有し、
前記各基地局は、無線通信端末から送信された信号を受信し、この受信信号を光信号に変換し、光ファイバ回線を介して前記統括局へ送信する無線基地局ネットワークシステムにおいて、
前記各基地局は、無線通信端末から送信された信号を発信元の無線通信端末毎に固有に割り当てられた波長を有する光信号に変換する信号変換手段を有し、
前記統括局は、同一の無線通信端末から送信された信号が、少なくとも2つの基地局によって受信され、それぞれ前記信号変換手段によって同一の波長を有する光信号に変換されて成る光信号を、光ファイバ回線を介して同時に受信し、電気信号に変換して出力する光信号受信手段と、該出力信号を等化合成処理する等化合成処理手段とを有する構成を採る無線基地局ネットワークである。
【0013】
この構成によれば、基地局が統括局に光ファイバ回線を介して送信する光信号の波長は移動局毎に固有であるため、移動局がハンドオーバー中の場合であっても、統括局では一つの光受信器で受信することができる。よって、従来技術と比べて選択スイッチを省く構成をすることができるため、構成及び処理工程を軽減することが可能となる。
【0014】
又、統括局において、光受信器の後段に等化合成処理手段を設けることによって、統括局が異なる基地局から同一波長の光信号を受信しても、それらが相互に干渉することを防ぐことができ、更にダイバーシチ効果を得ることもできる。
【0015】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、各基地局及び統括局はループ状に接続されている構成を採る。
【0016】
本発明の第3の態様は、第1の態様において、各基地局及び統括局はメッシュ状に接続されている構成を採る。
【0017】
本発明の第4の態様は、第1の態様において、各基地局及び統括局はクラスタ状に接続されている構成を採る。
【0018】
これらの構成によれば、拡張性の高い無線基地局ネットワークを提供することができる。
【0019】
本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様のいずれかにおいて、各基地局及び統括局の間の通信は波長多重伝送方式で行われる構成を採る。
【0020】
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第4の態様のいずれかにおいて、各基地局及び統括局の間の通信はサブキャリア光伝送方式で行われ、各サブキャリア光信号にはエントランス用無線信号を周波数多重した信号が乗せられる構成を採る。
【0021】
本発明の第7の態様は、第1の態様乃至第4の態様のいずれかにおいて、各基地局及び統括局の間の通信はサブキャリア光伝送方式で行われ、各サブキャリア光信号には各基地局が無線通信端末との無線送受信に用いるアクセス系無線信号を周波数多重した信号が乗せられる構成を採る。
【0022】
これらの構成によれば、様々な伝送方式を採用し得る無線基地局ネットワークを提供することができる。
【0023】
本発明の第8の態様は、無線通信端末と通信する複数の基地局と、光ファイバ回線とを含む無線基地局ネットワークシステムを統括する統括局であって、
同一の無線通信端末から送信された信号が、少なくとも2つの基地局によって受信され、それぞれ前記信号変換手段によって発信元の無線通信端末毎に固有に割り当てられた波長を有する光信号に変換されて成る光信号を、光ファイバ回線を介して同時に受信し、電気信号に変換して出力する光信号受信手段と、
該出力信号を等化合成処理する等化合成処理手段とを有する構成を採る統括局である。
【0024】
この構成によれば、基地局が統括局に光ファイバ回線を介して送信する光信号の波長は移動局毎に固有であるため、移動局がハンドオーバー中の場合であっても、一つの光受信器で受信することができる。よって、従来技術と比べて選択スイッチを省く構成をすることができるため、構成及び処理工程を軽減することが可能となる。
【0025】
又、光受信器の後段に等化合成処理手段を設けることによって、異なる基地局から同一波長の光信号を受信しても、それらが相互に干渉することを防ぐことができ、更にダイバーシチ効果を得ることもできる。
【0026】
本発明の第9の態様は、無線通信端末と通信する複数の基地局と、該各基地局を統括的に制御し、外部通信ネットワークと通信する統括局と、前記各基地局及び前記統括局を接続する光ファイバ回線とを有する無線基地局ネットワークシステムにおける信号処理方法において、
前記各基地局は、無線通信端末から送信された信号を受信し、発信元の無線通信端末毎に固有に割り当てられた波長を有する光信号に変換し、光ファイバ回線を介して前記統括局へ送信する工程と、
前記統括局は、少なくとも2つの基地局によって受信され、同一の波長を有する光信号に変換された同一の無線通信端末から送信された信号を、光ファイバ回線を介して同時に受信し、電気信号に変換し、等化合成処理する工程とを有する方法である。
【0027】
この方法によれば、基地局が統括局に光ファイバ回線を介して送信する光信号の波長は移動局毎に固有であるため、移動局がハンドオーバー中の場合であっても、統括局では一つの光受信器で受信することができる。よって、従来技術と比べて選択スイッチを省く構成をすることができるため、構成及び処理工程を軽減することが可能となる。
【0028】
又、統括局において、光受信器の後段に等化合成処理手段を設けることによって、統括局が異なる基地局から同一波長の光信号を受信しても、それらが相互に干渉することを防ぐことができ、更にダイバーシチ効果を得ることもできる。
【0029】
本発明の第10の態様は、第9の態様における信号処理方法に従って信号処理が為される際のハンドオーバー制御方法において、
統括局が同時に受信した同一波長を有する受信光信号の示す回線状況をそれぞれ監視し、この監視結果に基づいてハンドオーバー処理の終了の可否を決定する工程と、
統括局が前記等化合成処理された信号に基づいて前記ハンドオーバー中の無線通信端末との通信を確立させ、又は維持させる工程とを有する方法を採る。
【0030】
この方法によれば、統括局において、異なる基地局から送信された同一波長の光信号が相互に干渉を生じることがないため、ソフトハンドオーバー中の移動局の通信品質を向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の構成要素には全図を通じて同一の符番を付す。
【0032】
(実施の形態1)
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの概略を部分的に示す図である。
【0033】
図1において、統括局101と、複数の無線基地局(ここでは、例としてBS1〜BS7とする)とは光ファイバ回線でループ状に接続されている。ここでは、例えばWDMが適用されている。各基地局はセル毎に設けられ、各セル内に位置する無線通信端末との無線通信を管轄する。光ファイバの種類・性能、及び基地局間距離は任意でよい。又、ここでは、統括局及び各基地局は光信号を波長多重伝送方式で相互に通信するものとする。
【0034】
統括局101は、制御部102と、MUX/DEMUX103と、波長可変光源104と、WDMカプラ105と、光受信装置106と、ダイバーシチ等化部107とを有する。
【0035】
制御部102は、統括局101によって管理される基地局(BS1〜BS7)ネットワークと外部の通信ネットワーク(ここでは、バックボーンネットワークとする)との間の通信を制御する。
【0036】
MUX/DEMUX103は、バックボーンネットワークから受信した多重化された信号の分離及びバックボーンネットワークへ送信する信号の多重化を行う。
【0037】
波長可変光源104(ここでは、N種類の波長:1、2、・・・N、に対応)は、電気信号である送信信号を送信先の移動局毎に固有の任意の波長の光信号に変換する。ここでは、各移動局に一波長が割り当てられ、波長可変光源も波長毎に、即ち想定される最大許容移動局数だけ設けられているものとする。
【0038】
WDMカプラ105は、波長の異なる送信光信号を合波処理し、又、受信した合波光信号を波長毎に分波する。
【0039】
光受信装置106は、複数の光受信器から成り、波長毎に分波された光信号を受信し、それぞれ電気信号に変換する。ここでは、各移動局に一波長が割り当てられ、光受信器も波長毎に、即ち想定される最大許容移動局数だけ設けられているものとする。即ち、同一の移動局から送信された信号が変換されて成る光信号は、いずれの基地局から送信された光信号であっても、同一の受信器によって電気信号に変換される。
【0040】
ダイバーシチ等化部107は、光受信装置106の後段に設けられ、電気信号に変換された受信信号のうち、元々の送信元が同一の移動局である信号に対して、即ち統括局101に入力された段階で同一波長を有する光信号であった受信信号に対して、等化合成処理を施し、到着に時間差のある信号を等化処理する。
【0041】
次いで、各基地局の構成を基地局BS2を例に示す。なお、いずれの基地局も同様の構成であるものとする。各基地局は、WDMカプラ108と、光受信器109と、アクセス系無線送受信部110と、アンテナ111と、無線送受信器112と、アクセス系MODEM113と、波長可変光源114とを有する。
【0042】
WDMカプラ108は、統括局101から送信された合波光信号の中から自局宛の波長の光信号を分波して取り込み、又、統括局101へ送信する光信号を合波する。
【0043】
光受信器109は、WDMカプラ108によって取り込まれた光信号を受信し、電気信号に変換する。
【0044】
アクセス系無線送受信部110は、アンテナ111を介して移動局と無線通信を行う無線送受信器112と、送受信信号の変復調を行うアクセス系MODEM113とを有する。
【0045】
波長可変光源114は、移動局から受信された電気信号を受信し、その移動局に固有の波長を有する光信号に変換する。
【0046】
ここで、上記構成の動作について説明する前に、上記構成の統括局における等化合成処理について補足する。光受信装置の後段において等化合成処理を行うのは、異なる基地局から送信された同一波長の光信号に到着時間差が生じ、相互に干渉となって通信品質が劣化することを防ぐためである。
【0047】
即ち、ソフトハンドオーバーを実行中、統括局は、同一の移動局から送信された信号を、2つの基地局において変換された光信号としてそれぞれを同時に受信し、両者を監視することによりハンドオーバーを行う。ここで、光信号に変換される基地局によって統括局101へ到達する時間が異なるにもかかわらず、両光信号が同一の波長を有するために、同一の受信器で受信され、両信号間に干渉を生じ、通信の確立が困難になるおそれがある。
【0048】
図2では、簡略化のため、移動局MSが、基地局BS1と基地局BS2との間でハンドオーバー状態となり、移動局MSから送信された信号は、基地局BS1を経由した場合、基地局BS2及び基地局BS3を順に経由して統括局101へ到達するものとし(以下、ルートr1という)、基地局BS2を経由した場合、基地局BS3を経由して統括局へ到達するものとする(以下、ルートr2という)。
【0049】
統括局101は、ルートr1を通ってきた信号と、ルートr2を通ってきた信号との同時に受信し、両者の回線品質を監視・比較し、ソフトハンドオーバーを行う。
【0050】
なお、ここでは、簡略化のため、基地局BS1〜BS3におけるカプラ108及びアンテナ111以外の信号の送受信に必要な構成はまとめて無線回路部201で表すものとする。
【0051】
ここで、図2に示すように、信号を移動局MSから基地局BS1まで転送するのに要する時間をt1、信号を移動局MSから基地局BS2まで転送するのに要する時間をt2、ルートr1を通る信号を基地局BS1から基地局BS2まで転送するのに要する時間をt12、ルートr1及びr2を通る信号を基地局BS2から統括局101まで転送するのに要する時間をtとすると、ルートr1を通る場合に要するトータル転送時間はt+t1+t12と表すことができ、ルートr2を通る場合に要するトータル転送時間はt+t2と表すことができる。
【0052】
よって、同じ移動局MSから送信された信号でも、ルートr1を通る信号とルートr2を通る信号との間に、統括局101への到達時間につき時間差Δt=|(t1+t12)−t2|を生じることとなる。
【0053】
ここで、転送時間t1、t2、及びt12は、移動局MSの位置や基地局BSの置局状況、及びその他の通信環境要因により常に変動する値である。従って、上記時間調整は困難である。
【0054】
前述のように、ルートr1を通る信号もルートr2を通る信号も同一の波長を有するため、上記時間差の結果、統括局の光受信器において双方が相互に干渉となる。よって、ルートr1経由信号及びルートr2経由信号の同時受信及び回線品質監視によりソフトハンドオーバーは実行できるものの、ソフトハンドオーバー実行中の通信の確立・維持が困難となるおそれが生じ得る。
【0055】
このような弊害が生じるおそれを防止するために設けられたのが統括局におけるダイバーシチ等化部107であり、同一波長を有する光信号が受信された場合、光受信装置106によって電気信号に変換された後、それら変換後の受信信号は等化合成処理される。この処理によって、遅延波を含め等化合成されるため、前述の干渉の発生を防ぐことができる。又、ダイバーシチ効果も得られ、通信品質が向上する。
【0056】
次いで、図1に示された無線通信システムの動作について説明する。なお、ここで、移動局MS1、MS2を考えるものとし、移動局MS1に割り当てられた固有の波長をλMS1、移動局MS2に割り当てられた固有の波長をλMS2、とする。
【0057】
今、移動局MS1が基地局BS3の管轄するセル内に位置するものとする。バックボーンネットワークを経由して送信されてきた移動局MS1への送信信号は、まず統括局101の制御部102によって受信され、MUX/DEMUX103に送られる。
【0058】
次いで、移動局MS1への送信信号は、MUX/DEMUX103によって分離され、波長可変光源104によって波長λMS1を有する光信号に変換される。
【0059】
次いで、移動局MS1への送信信号は、WDMカプラ105によって他の波長の光信号と合波され、統括局101から送信される。
【0060】
このようにして無線基地局ネットワークを経由した移動局MS1への送信信号は、基地局BS3のWDMカプラ108によって分波され、取り込まれる。
【0061】
次いで、移動局MS1への送信信号は、光受信器109によって電気信号に変換され、アクセス系無線送受信部110のアクセス系MODEM113によって変調され、無線送受信器112によってアンテナ111を経由して移動局MS1へ送信される。
【0062】
一方、移動局MS1から送信された信号は、まず基地局BS3のアンテナ111を経由してアクセス系無線送受信部110の無線送受信器112によって受信され、アクセス系MODEM113によって復調され、波長可変光源114へ送られる。
【0063】
次いで、移動局MS1からの送信信号は、波長可変光源114によって波長λMS1を有する光信号に変換され、WDMカプラ108によって合波され、波長多重伝送により統括局101へ送信される。
【0064】
次いで、移動局MS1からの送信信号は、統括局101のWDMカプラ105によって分波され、取り込まれる。
【0065】
次いで、移動局MS1からの送信信号は、光受信装置106のMS1用の光受信器、即ち波長λMS1用の光受信器によって、電気信号に変換され、ダイバーシチ等化器107に送られる。
【0066】
次いで、移動局MS1からの送信信号は、同一波長の信号に時間差を持って到達する成分が存在すれば、ダイバーシチ等化器107によって等化合成処理され、MUX/DEMUX103へ送られる。
【0067】
次いで、移動局MS1からの送信信号は、MUX/DEMUX103によって多重化され、制御部102を介してバックボーンネットワークへ送られる。
【0068】
ここで、移動局MS1が基地局BS3の管轄するセルから基地局BS4の管轄するセルに移動する場合について考える。前述のように、ハンドオーバー中、基地局BS3及び基地局BS4は移動局MS1から受信した信号を共に波長λMS1を有する光信号に変換して統括局101へ送信する。
【0069】
統括局101は、ハンドオーバー実行のため、基地局BS3及び基地局BS4をそれぞれ経由してきた信号を同時に受信し、それぞれの回線品質を監視する。
【0070】
ここで、基地局BS3から送信された波長λMS1を有する光信号及び基地局BS4から送信された波長λMS1を有する光信号は、前述のように常に変動する時間差を持って統括局101へ到達する。
【0071】
受信された波長λMS1を有する光信号は、いずれの基地局から送信されたものもすべて同一の光受信器によって電気信号に変換される。
【0072】
電気信号に変換されたハンドオーバー中の移動局MS1から受信した信号は、前述の通り、ダイバーシチ等化部107によって遅延波まで含めて等化合成処理される。
【0073】
このようにハンドオーバー中の移動局MS1から送信された信号を、いずれの基地局を経由したかにかかわらずすべて等化合成処理することによって、統括局への到達時間差による干渉を除去し、又、ダイバーシチ効果を得ることもできる。
【0074】
よって、移動局がハンドオーバー中には、移動局から送信された信号をハンドオーバーのための回線状況監視のため同時に受信しつつ、ハンドオーバー先の候補となっている基地局のいずれか一局から送信された信号のみを受信信号として扱うとするのではなく、候補基地局すべてから送信された信号を等化合成処理することによって、ハンドオーバー中にも移動局の位置の移動やその他の通信環境要因にかかわらず通話品質を維持することができる。
【0075】
なお、ここでは、ダイバーシチ等化部107が、ハンドオーバー中の移動局が送信したすべての信号を等化処理する場合について述べたが、通信品質の更なる向上のため、既知の態様及び方法により取捨選択された受信信号のみを等化合成処理するようにしてもよい。
【0076】
(実施の形態2)
次いで、図3を用いて、本発明の実施の形態2について説明する。図3は、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの概略を部分的に示す図である。本実施形態は、実施の形態1と概ね同様の構成を採り、但し統括局の管理する複数の基地局を含む通信ネットワークにおける伝送方式に波長多重伝送方式の代わりにサブキャリア光伝送方式を用いるものである。
【0077】
図3において、周波数可変エントランスMOD301は、MUX/DEMUX103によって分離された信号をエントランス用無線信号に変調する。エントランス用無線信号の周波数は、移動局毎に一周波数が割り当てられ、ここでは移動局がN個あるものとして、周波数fMS1〜fMSNを採るものとする。
【0078】
周波数選択型カプラ302は、送信先の移動局毎に異なる周波数を有するように変換されたエントランス用無線信号を周波数多重処理し、又、受信した周波数多重された信号の中から自局宛の周波数を有する信号を分波し、取り込む。
【0079】
E/O303は、周波数多重された信号を光信号のサブキャリアに乗せ、通信ネットワークにサブキャリア光伝送方式で送信する。
【0080】
O/E304は、受信した光信号を周波数多重された無線信号に変換する。周波数可変エントランスDEM305は、エントランス用無線信号を復調する。
【0081】
エントランスMODEM306は、取り込まれたエントランス用無線信号を復調し、移動局から受信した信号をエントランス用無線信号に変調する。
【0082】
このように伝送方式がサブキャリア光伝送方式に替わっても、ハンドオーバー中の処理に何ら変更は無く、分波後の受信信号をダイバーシチ等化部107によって等化合成処理することにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0083】
又、統括局及び各基地局を光受信器及び波長可変光源を省く構成とすることが可能となり、構成及び/若しくは処理工程の縮小という効果も得られる。
【0084】
(実施の形態3)
次いで、図4を用いて、本発明の実施の形態3について説明する。図4は、本発明の実施の形態3に係る無線通信システムの概略を部分的に示す図である。本実施形態は、実施の形態2と概ね同様の構成を採り、但しエントランス用無線信号の代わりにアクセス系無線信号を用いるものである。
【0085】
図4において、周波数可変アクセス系MOD401は、MUX/DEMUX103によって分離された信号をアクセス系無線信号に変調する。アクセス系無線信号の周波数は、移動局毎に一周波数が割り当てられ、ここでは移動局がN個あるものとして、周波数fMS1〜fMSNを採るものとする。周波数可変アクセス系DEM402は、アクセス系無線信号を復調する。
【0086】
このように、サブキャリア光伝送方式において、サブキャリアに乗せる前の段階の無線信号を各無線基地局が移動局と無線通信を行う際に用いるアクセス系無線信号とすることによって、各基地局をアクセス系無線信号の変復調器を省く構成とすることが可能となり、実施の形態2よりも更に基地局の構成及び/若しくは処理工程を縮小できるという効果が得られる。なお、本実施の形態によっても実施の形態1と同様の効果を得られることは明らかである。
【0087】
なお、実施の形態2及び3においては、光信号のサブキャリアに乗せる信号を周波数多重する場合(即ちFDMA)について述べたが、他の方式、例えば時分割多重(TDMA)、符号分割多重(CDMA)などの方式、であってもよい。その場合、統括局及び各基地局における分波する手段は、それぞれの方式に対応したものとなる。
【0088】
又、すべての実施の形態においては、統括局の管理する通信ネットワーク内において、複数の基地局がループ状に接続されている場合について述べたが、図5に示すようなメッシュ状であっても、図6に示すようなクラスタ型であってもよい。
【0089】
図に示すように、図5の場合、基地局BS5が統括局501となり、図6の場合、各クラスタをそれぞれ統括するクラスタ統括局601、及び複数のクラスタ統括局601を統括する統括局602が存在する。いずれの統括局も実施の形態1乃至3で述べた統括局に相当する。
【0090】
又、すべての実施の形態において、ハンドオーバーするのは当然ながら移動局である無線通信端末に限られるが、本発明に係る無線基地局ネットワークと直接若しくは統括局を通じて無線基地局ネットワークと接続された外部通信ネットワーク経由して通信するそれ以外の通信端末は、移動無線端末に限られず、パソコンなどの固定有線端末でもよく、PDAなどの移動有線端末でもよく、無線LANなどの固定無線端末でもよい。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1乃至7記載の無線基地局ネットワークによれば、基地局が統括局に光ファイバ回線を介して送信する光信号の波長は移動局毎に固有であるため、移動局がハンドオーバー中の場合であっても、統括局では一つの光受信器で受信することができる。よって、従来技術と比べて選択スイッチを省く構成をすることができるため、構成及び処理工程を軽減することが可能となる。
【0092】
又、統括局において、光受信器の後段に等化合成処理手段を設けることによって、統括局が異なる基地局から同一波長の光信号を受信しても、それらが相互に干渉することを防ぐことができ、更にダイバーシチ効果を得ることもできる。
【0093】
又、請求項8記載の統括局によれば、基地局が統括局に光ファイバ回線を介して送信する光信号の波長は移動局毎に固有であるため、移動局がハンドオーバー中の場合であっても、一つの光受信器で受信することができる。よって、従来技術と比べて選択スイッチを省く構成をすることができるため、構成及び処理工程を軽減することが可能となる。
【0094】
又、光受信器の後段に等化合成処理手段を設けることによって、異なる基地局から同一波長の光信号を受信しても、それらが相互に干渉することを防ぐことができ、更にダイバーシチ効果を得ることもできる。
【0095】
又、請求項9記載の信号処理方法によれば、基地局が統括局に光ファイバ回線を介して送信する光信号の波長は移動局毎に固有であるため、移動局がハンドオーバー中の場合であっても、統括局では一つの光受信器で受信することができる。よって、従来技術と比べて選択スイッチを省く構成をすることができるため、構成及び処理工程を軽減することが可能となる。
【0096】
又、統括局において、光受信器の後段に等化合成処理手段を設けることによって、統括局が異なる基地局から同一波長の光信号を受信しても、それらが相互に干渉することを防ぐことができ、更にダイバーシチ効果を得ることもできる。
【0097】
更に、請求項10記載のハンドオーバー制御方法によれば、統括局において、異なる基地局から送信された同一波長の光信号が相互に干渉を生じることがないため、ソフトハンドオーバー中の移動局の通信品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの概略を部分的に示す図である。
【図2】統括局においてダイバーシチ等化部を設けなかった場合に生じ得る干渉の原因となる時間差について説明するための概略図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る無線通信システムの概略を部分的に示す図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る無線通信システムの概略を部分的に示す図である。
【図5】複数の基地局がメッシュ状に接続された場合を示す図である。
【図6】複数の基地局がクラスタ型に接続された場合を示す図である。
【符号の説明】
101 統括局
102 制御部
103 MUX/DEMUX
104 波長可変光源
105 WDMカプラ
106 光受信装置
107 ダイバーシチ等化部
108 WDMカプラ
109 光受信器
110 アクセス系無線送受信部
111 アンテナ
112 無線送受信器
113 アクセス系MODEM
114 波長可変光源
201 無線回路部
301 周波数可変エントランスMOD
302 周波数選択型カプラ
303 E/O
304 O/E
305 周波数可変エントランスDEM
306 エントランスMODEM
401 周波数可変アクセス系MOD
402 周波数可変アクセス系DEM
501 統括局
601 クラスタ統括局
602 統括局
Claims (10)
- 無線通信端末と通信する複数の基地局と、該各基地局を統括的に制御し、外部通信ネットワークと通信する統括局と、前記各基地局及び前記統括局を接続する光ファイバ回線とを有し、
前記各基地局は、無線通信端末から送信された信号を受信し、該受信信号を光信号に変換し、光ファイバ回線を介して前記統括局へ送信する無線基地局ネットワークシステムにおいて、
前記各基地局は、無線通信端末から送信された信号を発信元の無線通信端末毎に固有に割り当てられた波長を有する光信号に変換する信号変換手段を有し、
前記統括局は、同一の無線通信端末から送信された信号が、少なくとも2つの基地局によって受信され、それぞれ前記信号変換手段によって同一の波長を有する光信号に変換されて成る光信号を、光ファイバ回線を介して同時に受信し、電気信号に変換して出力する光信号受信手段と、該出力信号を等化合成処理する等化合成処理手段とを有することを特徴とする無線基地局ネットワークシステム。 - 前記各基地局及び前記統括局はループ状に接続されていることを特徴とする請求項1記載の無線基地局ネットワークシステム。
- 前記各基地局及び前記統括局はメッシュ状に接続されていることを特徴とする請求項1記載の無線基地局ネットワークシステム。
- 前記各基地局及び前記統括局はクラスタ状に接続されていることを特徴とする請求項1記載の無線基地局ネットワークシステム。
- 前記各基地局及び前記統括局の間の通信は波長多重伝送方式で行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載の無線基地局ネットワークシステム。
- 前記各基地局及び前記統括局の間の通信はサブキャリア光伝送方式で行われ、各サブキャリア光信号にはエントランス用無線信号を周波数多重した信号が乗せられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載の無線基地局ネットワークシステム。
- 前記各基地局及び前記統括局の間の通信はサブキャリア光伝送方式で行われ、各サブキャリア光信号には各基地局が無線通信端末との無線送受信に用いるアクセス系無線信号を周波数多重した信号が乗せられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一記載の無線基地局ネットワークシステム。
- 無線通信端末と通信する複数の基地局と、光ファイバ回線とを含む無線基地局ネットワークシステムを統括する統括局であって、
同一の無線通信端末から送信された信号が、少なくとも2つの基地局によって受信され、それぞれ前記信号変換手段によって発信元の無線通信端末毎に固有に割り当てられた波長を有する光信号に変換されて成る光信号を、光ファイバ回線を介して同時に受信し、電気信号に変換して出力する光信号受信手段と、
該出力信号を等化合成処理する等化合成処理手段とを有することを特徴とする統括局。 - 無線通信端末と通信する複数の基地局と、該各基地局を統括的に制御し、外部通信ネットワークと通信する統括局と、前記各基地局及び前記統括局を接続する光ファイバ回線とを有する無線基地局ネットワークシステムにおける信号処理方法において、
前記各基地局は、無線通信端末から送信された信号を受信し、発信元の無線通信端末毎に固有に割り当てられた波長を有する光信号に変換し、光ファイバ回線を介して前記統括局へ送信する工程と、
前記統括局は、少なくとも2つの基地局によって受信され、同一の波長を有する光信号に変換された同一の無線通信端末から送信された信号を、光ファイバ回線を介して同時に受信し、電気信号に変換し、等化合成処理する工程とを有することを特徴とする信号処理方法。 - 請求項9記載の信号処理方法に従って信号処理が為される際のハンドオーバー制御方法において、
統括局が同時に受信した同一波長を有する受信光信号の示す回線状況をそれぞれ監視し、この監視結果に基づいてハンドオーバー処理の終了の可否を決定する工程と、
統括局が前記等化合成処理された信号に基づいて前記ハンドオーバー中の無線通信端末との通信を確立させ、又は維持させる工程とを有することを特徴とするハンドオーバー制御方法。
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