JP3854446B2 - 移動通信用基地局ネットワーク及び前記ネットワークにおける基地局切換え方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局とが光ファイバで波長多重伝送又はサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワーク及び移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14は、従来の移動通信用基地局ネットワークの構成例を示すブロック図である。
【0003】
統括局10と無線基地局(BS1〜BS7、なお、BSの数は、7に限定されない。以下、「BS」という。)は光ファイバ30によりループ状に接続されていて、波長多重伝送により光信号の送受信がなされている。
【0004】
この構成において、各BSに統括局10から光伝送する場合は、各BS毎に受信波長が割り当てられており、統括局10において各BS用の光波長を送信する光送信器16が具備され、WDMカプラ17によりそれぞれの光信号が波長多重伝送するために合波されて送信される。
【0005】
各BS1〜BS7においては、それぞれのWDMカプラ25によって、自分宛ての波長の光信号が分波され、光受信器23により受信される。光受信器23からの信号はアクセス系無線(BSと移動端末間の無線通信)送受信器22によりアンテナ21を介して移動端末(MS1、MS2、なお、MSの数は、2に限定されない。以下、「MS」という。)と無線通信する。
【0006】
MSからの無線信号はアンテナ21を介してアクセス系無線送受信器22により受信され、光送信器24により光信号に変換されWDMカプラ25により波長多重伝送するために合波される。
【0007】
なお、BSのアクセス系無線送受信器22には、MSから受信した無線信号を復調してディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、光受信器23の出力であるディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備している。
【0008】
統括局10では各BSからの光信号をWDMカプラ17により、それぞれの波長毎に分波され、光受信器15により受信される。
【0009】
例えば、MS1がBS3と通信している場合は、統括局から波長λBS3でBS3に伝送し、BS3から統括局10へ波長λBS3’で伝送されている。
【0010】
その際に、MSが移動してBS4と通信を始めたときは、統括局10においては、BS3用の波長λBS3からBS4用の波長λBS4の光送信器に選択スイッチ14で切り換え、統括局10から波長λBS4でBS4に伝送する。また、同時に、BS4では、統括局10へ波長λBS4’で伝送する。その結果、統括局10への信号は波長λBS3’からλBS4’に変わるので、統括局10では、波長λBS4’の信号を受信する光受信器に選択スイッチ13により切り換えて受信する。これにより、MSと統括局は通信を続けることが可能となる。
【0011】
図15は、従来の統括局におけるWDMカプラの例を示す図である。
【0012】
WDMカプラ171においては、各波長の光送信器からの信号が入力され、それが波長多重するために合波されて各BSへ送信される。
【0013】
従って、送信するBSがBS3からBS4に切り換わった場合には、波長λBS3からλBS4へ光送信器を切り換えて伝送する。
【0014】
一方、WDMカプラ172においては、各BSからの波長λBS1’からλBSN’の光信号は、それぞれの波長により各端子へ分波され、それぞれ光受信器により受信される。
【0015】
従って、受信先のBSが、BS3からBS4に切り換わった場合には、出力端子を波長λBS3’からλBS4’に変更する必要があるため、選択スイッチにより光受信器を切り換えて受信する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、移動端末の移動による基地局の切り換えが頻繁に生じると統括局において、各光送受信器の選択スイッチ等の選択合成を行う処理が過大になり統括局の処理能力が大きくなりすぎるという問題があった。
【0017】
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、移動端末の移動により、基地局の切換えが生じても、統括局における処理を軽減させ、効率的な移動通信用基地局ネットワーク及び前記ネットワークにおける基地局切換え方法を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
【0019】
請求項1に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局とが光ファイバで波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局は、所定の波長の光信号を送信する波長可変送信器(例えば、図1における波長可変光源54)と、前記波長可変送信器からの光信号を波長多重伝送するために合波するWDMカプラを具備し、前記統括局は、波長多重伝送された光信号の波長を受信する複数の光受信器と、複数の前記無線基地局より波長多重伝送されてきた光信号を各波長にそれぞれ前記光受信器に分波するWDMカプラを具備し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、移動端末が移動した先の無線基地局は、前記波長可変送信器の波長を制御し、移動前の無線基地局が送信した光信号波長と同一の光信号波長で、前記統括局に送信することを特徴とする。
これにより、移動端末が移動して、基地局を変更しても、統括局は、その移動端末に係る基地局からの信号を、移動前の波長で受信することができる。
【0020】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局に設けたWDMカプラは、波長多重伝送される複数の波長の光信号から、特定の波長のみを分波し、前記無線基地局は、前記WDMカプラにより分波された光信号を受信する光受信器を具備し、前記統括局は、波長多重伝送のための光信号を送信する複数の波長可変光送信器(例えば、図2における波長可変光源64)を具備し、前記統括局に設けたWDMカプラは、前記複数の波長可変光送信器からの光信号を波長多重伝送するために合波し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、前記統括局は、前記波長可変送信器の波長を制御し、移動端末が移動した先の無線基地局向けの光波長に変更して、移動した先の無線基地局に送信することを特徴とする。
【0021】
これにより、移動端末が移動して、基地局を変更しても、統括局は、その移動端末に係る基地局への信号を、統括局の波長可変送信器の波長を制御して、移動端末が移動した先の無線基地局向けの光波長に変更することで対応することができる。
【0022】
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局に設けたWDMカプラは、可変WDMカプラであって、波長多重伝送された複数の波長の光信号から分波する波長を可変とし、前記無線基地局は、前記可変WDMカプラにより分波された光信号を受信する光受信器を具備し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、前記統括局は、移動端末が通信する無線基地局を変更しても、無線基地局へ送信する光信号の波長は変更せずに送信し、移動した先の無線基地局は、前記可変WDMカプラにより、統括局からの光信号の波長を分波して受信することを特徴とする。
【0023】
これにより、移動端末が移動して、基地局を変更しても、統括局は、その移動端末に係る基地局への信号を、移動前の波長で送信することができる。
【0024】
請求項4に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局とが光ファイバで波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局は、前記移動端末から受信した無線信号を復調してディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換された前記統括局向けのディジタル信号が波長多重伝送された光信号に変換する光送信器と、前記統括局からのディジタル信号が波長多重伝送されている光信号を受信してディジタル信号に変換する光受信器と、前記光受信器により変換されたディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、前記統括局は、前記無線基地局から受信したディジタル信号が波長多重伝送されている光信号をディジタル信号に変換する光受信器と、無線基地局向けのディジタル信号が波長多重伝送されたディジタル信号の光信号に変換する光送信器とを具備することを特徴とする。
【0025】
請求項5に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局とが光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局は、前記移動端末から受信した移動通信用無線信号を復調してディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換されたディジタル信号をエントランス用無線信号に変換するエントランス用無線信号変調器と、前記エントランス用無線信号変調器により変換されたエントランス用無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器と、サブキャリア光伝送されたエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、電気信号に変換されたエントランス用無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器と、前記エントランス用無線信号復調器により変換されたディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、前記統括局は、前記無線基地局が送信したエントランス用の無線信号でサブキャリア光伝送された光信号を電気信号に変換する光受信器と、電気信号に変換されたエントランス用無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器と、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用無線信号に変換するエントランス用無線信号変調器と、前記エントランス用無線信号変調器により変換されたエントランス用無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器とを具備することを特徴とする。
【0026】
請求項6に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局とが光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局は、前記移動端末から受信した無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器と、前記統括局から受信した移動通信用無線周波数信号がサブキャリア光伝送されている光信号を電気信号に変換する光受信器とを具備し、前記統括局は、前記無線基地局から受信した移動通信用無線周波数信号がサブキャリア光伝送されている光信号を電気信号に変換する光受信器と、電気信号に変換された移動通信用無線周波数信号をディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、無線基地局向けのディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換された移動通信用無線周波数信号をサブキャリア光伝送された光信号に変換する光送信器とを具備することを特徴とする。
【0027】
これにより、請求項5記載の発明におけるエントランス用無線信号の代わりに、移動通信用無線周波数信号を用いてサブキャリア光伝送することができる。
【0028】
請求項7に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局は、前記移動端末から受信した移動通信用無線信号を復調してディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換されたディジタル信号をエントランス用無線信号に変換する周波数可変エントランス用無線信号変調器と、統括局又は他の無線基地局から伝送された、サブキャリア光伝送されたエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、前記光受信器の出力と前記周波数可変エントランス用無線信号変調器の出力を合波するカプラとを具備し、前記統括局は、エントランス用無線信号がサブキャリア光伝送されている光信号を電気信号に変換する光受信器と、前記光受信器の出力を周波数毎に分波する周波数選択型カプラと、前記周波数選択型カプラにより分波されたそれぞれのエントランス用の無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器とを具備し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、移動端末が移動した先の無線基地局は、前記周波数可変エントランス用無線信号変調器のキャリア周波数を制御し、移動前の無線基地局が送信したエントランス用無線信号周波数と同一のエントランス用無線信号周波数で、前記統括局に送信することを特徴とする。
【0029】
これにより、移動端末が移動して、基地局を変更しても、統括局は、その移動端末に係る基地局からの信号を、移動前のエントランス用無線信号周波数で受信することができる。
【0030】
請求項8に記載された発明は、請求項7に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局は、サブキャリア光伝送されたエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、前記光受信器の出力から所定の周波数信号を分波する周波数選択型カプラと、前記周波数選択型カプラが分波したエントランス用無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器と、前記エントランス用無線信号復調器により変換されたディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、前記統括局は、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用の無線信号に変換する周波数可変エントランス用無線信号変調器と、前記周波数可変エントランス用無線信号変調器の出力を合波するカプラと、前記エントランス用無線信号変調器により変換されたエントランス用無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器とを具備し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、前記統括局は、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用無線信号に変換する前記周波数可変エントランス用無線信号変調器のキャリア周波数を制御し、移動端末が移動した無線基地局向けのエントランス用無線周波数に変更することを特徴とする。
【0031】
これにより、移動端末が移動して、基地局を変更しても、統括局は、その移動端末に係る基地局へのエントランス用無線周波数を、統括局の周波数可変エントランス用無線信号変調器のキャリア周波数を制御して、移動端末が移動した先の無線基地局向けのエントランス用無線周波数に変更することで対応することができる。
【0032】
請求項9に記載された発明は、請求項7に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記無線基地局は、サブキャリア光伝送された複数周波数のエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、所定の周波数のみを分波する可変周波数選択型カプラと、前記可変周波数選択型カプラにより分波された電気信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、前記統括局は、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用無線信号に変換する複数のエントランス用無線信号変調器と、前記複数のエントランス用無線信号変調器からの電気信号を多重するカプラと、前記カプラの出力をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器とを具備し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、前記統括局は、移動端末が通信する無線基地局を変更しても、周波数可変エントランス用無線信号変調器のキャリア周波数を変更せずに送信し、移動端末が移動した先の無線基地局は、前記可変周波数選択型カプラの分波周波数を、移動前の無線基地局向けのエントランス用無線信号周波数に変更すること特徴とする。
【0033】
これにより、移動端末が移動して、基地局を変更しても、統括局は、その移動端末に係る基地局への信号を、移動前のエントランス用無線信号周波数で送信することができる。
【0034】
請求項10に記載された発明は、請求項1ないし9いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバにより接続されている移動通信用基地局ネットワークは、ループ状に構成されていることを特徴とする。
【0035】
請求項11に記載された発明は、請求項1ないし9いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバにより接続されている移動通信用基地局ネットワークは、メッシュ状に構成されていることを特徴とする。
【0036】
請求項12に記載された発明は、請求項1ないし9いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバにより接続されている移動通信用基地局ネットワークは、クラスタ型基地局ネットワークであることを特徴とする。
【0037】
請求項13に記載された発明は、請求項12記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記クラスタ統括局を統括する上位統括局を有し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信するクラスタを変更した場合、移動前のクラスタ統括局は、上位統括局を介して、移動後のクラスタ統括局に前記移動端末からの信号を、移動前の基地局が送信していた光信号の波長と同じ波長で送信し、移動後のクラスタの基地局は、前記移動端末からの信号を、移動前の基地局が送信していた光信号の波長と同じ波長で移動後のクラスタ統括局に送信することを特徴とする。
【0038】
請求項14に記載された発明は、請求項12記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記クラスタ統括局を統括する上位統括局を有し、前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信するクラスタを変更した場合、移動前のクラスタ統括局は、上位統括局及び移動後のクラスタ統括局を介して、前記移動端末への信号を移動後のクラスタ基地局に、移動前の基地局に送信していた光信号の波長と同じ波長で送信し、また、移動後のクラスタ統括局は、前記移動端末への信号を移動後のクラスタ基地局に、移動前の基地局に送信していた光信号の波長と同じ波長で送信することを特徴とする。
【0039】
請求項15に記載された発明は、請求項13又は14記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、前記上位統括局は、光波長変換手段を有し、前記上位統括局は、移動後のクラスタにおいて、移動前の基地局に送信していた光信号の波長を使用している場合は、上記波長変換手段により、移動後のクラスタで使用していない光信号の波長に変換して、移動後のクラスタのクラスタ統括局に送信することを特徴とする。
【0040】
請求項16に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバでそれぞれ波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、前記無線基地局が前記統括局に送信する送信波長は、移動端末との通信開始時に設定し、前記送信波長は、前記移動端末が通信している間は固定し、前記移動端末が、移動して通信する無線基地局が変わっても、新しい無線基地局から統括局へは、上記移動端末に設定された送信波長により、前記移動端末の情報を送信することを特徴とする。
【0041】
請求項17に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバでそれぞれ波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、前記統括局は、波長可変送信器を有し、前記統括局が前記無線基地局に送信する送信波長は、無線基地局毎に設定し、前記移動端末が、移動して通信する無線基地局を変更した場合、統括局は、前記波長可変送信器の波長を制御して、変更後の無線基地局に設定された送信波長により、前記移動端末への情報を、変更後の無線基地局に送信することを特徴とする。
【0042】
請求項18に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバでそれぞれ波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、前記統括局が前記無線基地局に送信する送信波長は、無線基地局毎に設定し、前記移動端末が、移動して通信する無線基地局を変更した場合、前記統括局は、移動後の無線基地局に、移動前の無線基地局に設定された送信波長により、前記移動端末の情報を送信することを特徴とする。
【0043】
請求項19に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、前記無線基地局が前記統括局にサブキャリア光伝送するエントランス用無線信号は、移動端末との通信開始時に設定し、前記エントランス用無線信号は、前記移動端末が通信している間は固定し、前記移動端末が、移動して通信する無線基地局が変わっても、新しい無線基地局から統括局へは、上記移動端末に設定されたエントランス周波数信号により、前記移動端末の情報をサブキャリア光伝送することを特徴とする。
【0044】
請求項20に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、前記統括局が前記無線基地局に送信するエントランス用無線信号は、無線基地局毎に設定し、前記移動端末が、移動して通信する無線基地局を変更した場合、統括局は、変更後の無線基地局に設定されたエントランス用無線信号により、前記移動端末への情報を、変更後の無線基地局にサブキャリア光伝送することを特徴とする。
【0045】
請求項21に記載された発明は、複数のセルに配置された無線基地局と、それを統括する統括局が光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、
前記統括局が前記無線基地局に送信するエントランス用無線信号は、無線基地局毎に設定し、前記移動端末が、移動して通信する無線基地局を変更した場合、新しい無線基地局から統括局へは、移動前の無線基地局に設定されたエントランス周波数信号により、前記移動端末の情報をサブキャリア光伝送することを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
【0047】
図1は、第1の実施例を示す図である。
【0048】
統括局40と無線基地局(BS)は光ファイバによりループ状に接続されていて、波長多重伝送により光信号の送受信がなされている。
【0049】
統括局40においては、各光波長を送信する光送信器として波長可変光源44が具備され、WDMカプラ45によりそれぞれの光信号が波長多重伝送するために合波されてBSに伝送される。
【0050】
各無線基地局BS1〜BS7においては、それぞれのWDMカプラ55によって、自分宛ての波長の光信号が分波され、光受信器53により受信される。光受信器53からの信号は、アクセス系無線(BSと移動端末間の無線通信)送受信器52によりアンテナ51を介して移動端末(MS)へ無線伝送される。移動端末からの無線信号は、アンテナ51を介してアクセス系無線送受信器52により受信され、波長可変光源54により任意の波長の光信号に変換されWDMカプラ55により波長多重伝送するために合波される。
【0051】
統括局40では、各BSからの光信号は、WDMカプラ45によりそれぞれの波長毎に分波され、光受信器43により受信される。
【0052】
ここで、MS1がBS3と通信している場合、BS3は、MS1からの情報を波長λMS1で統括局に送信している。その際、MS1が移動することによりBS4と通信を始めた場合には、BS4は、波長可変光源54の波長をλMS1にして統括局40に送信することで、統括局40では、切り換え操作を行うことなく波長λMS1の信号を受信し続けることが可能となる。
【0053】
これにより、MS1のBS3からBS4への基地局の切り換えが実現する。
【0054】
図2は、統括局40におけるWDMカプラ45の例を示す図である。
【0055】
WDMカプラ452においては、各BSからの波長λMS1〜λMSNの光信号は、それぞれの波長により各端子へ分波され、それぞれ光受信器43により受信される。
【0056】
第1の実施例においては、MSが移動したことにより、基地局の切り換えが生じても、そのMSに関して、BSからの波長は変化しないため、同一の出力端子から光信号が分波されるため、同一の光受信器43で受信することが可能となり、切り換え操作が不要になる。
【0057】
図3は、第2の実施例を示す図である。
【0058】
統括局60と無線基地局(BS)は光ファイバ30によりループ状に接続されていて、波長多重伝送により光信号の送受信がなされている。
【0059】
統括局60においては、送信する光波長を可変できる波長可変光源64が具備され、WDMカプラ65によりそれぞれの光信号が波長多重伝送するために合波されてBSに伝送される。
【0060】
各BS1〜BS7においては、それぞれのWDMカプラ75によって、自分宛ての波長の光信号が分波され、光受信器73により受信される。光受信器73からの信号は、アクセス系無線送受信器72によりアンテナ71を介して移動端末(MS)へ無線伝送される。移動端末からの無線信号は、アンテナ71を介してアクセス系無線送受信器72で受信され、波長可変光源74により任意の波長の光信号に変換されて、WDMカプラ75により波長多重伝送するために合波される。
【0061】
統括局60では、各BSからの光信号は、WDMカプラ65で、それぞれの波長毎に分波され、光受信器63により受信される。
【0062】
ここで、MS1がBS3と通信している場合、その通信情報は、統括局60から波長λBS3でBS3に送信している。つぎに、MSが移動することにより、BS4と通信を始めた場合には、統括局60は、波長可変光源の波長をλBS 3からλBS4に変更して送信することで、BSの切り換えが実現する。
【0063】
これにより、統括局80では、送信器である波長可変光源の波長を制御するだけで、BSの切り換えが実現する。
【0064】
図4は、BSにおけるWDMカプラの例を示す図である。WDMカプラ751では、統括局60又は他BSからの波長λBS1〜λBSNの光信号のうち、自BS宛ての波長の光信号λBSMが分波され、他の信号は通過する。BSの波長可変光源からの信号は、WDMカプラ752によって、波長多重伝送するために合波される。
【0065】
従って、MS1がBS3からBS4との通信に切り換わるときに、統括局において、その通信情報を伝送する波長可変光源の波長をλBS 3からλBS4に変更して送信することにより、BSの切り換えが実現する。
【0066】
図5は、第3の実施例を示す図である。
【0067】
統括局80と無線基地局(BS)は光ファイバ30によりループ状に接続されていて、波長多重伝送により光信号の送受信がなされている。
【0068】
統括局80においては、各光波長を送信する光送信器84が具備され、WDMカプラ85によりそれぞれの光信号が波長多重伝送するために合波されてBSに伝送される。
【0069】
なお、光送信器84の送信光源は、MS毎に用意する。例えば、MS1が、BS3と最初に、通信を開始したときには、MS1の送信光源の波長は、λBS3に設定される。
【0070】
各BS1〜BS7においては、それぞれの可変WDMカプラ95によって、任意の波長の光信号が分波され、光受信器93により受信される。光受信器93からの信号は、アクセス系無線送受信器92により、アンテナ91を介して移動端末(MS)へ無線伝送される。
【0071】
移動端末からの無線信号は、アンテナ91を介してアクセス系無線送受信器92により受信され、波長可変光源94で所定の波長の光信号に変換され、WDMカプラ95により波長多重伝送するために合波される。なお、波長可変光源94は、その光源の出力波長を任意に制御することができる光源である。
【0072】
統括局80では、各BSからの光信号はWDMカプラ85によりそれぞれの波長毎に分波され、光受信器83により受信される。
【0073】
ここで、MS1がBS3と通信している場合、その通信情報は統括局から波長λBS3でBS3に送信している。ついで、MSが移動することにより、BS4と通信を始めた場合でも、統括局80は、基地局向けの送信波長を変更しない。つまり、移動端末が基地局を変更しても、移動前の基地局の光信号の波長λBS3を、変更せずにそのまま、BS4に送信する。
【0074】
一方、BS4は、波長λBS3で伝送されているMS1向けの統括局80からの信号を、可変WDMカプラ85で分波して光受信機93で受信し、アクセス系無線送受信器92により、アンテナ91を介してMS1へ無線伝送する。
【0075】
これにより、統括局80では、光送信器の切り換えや波長を制御する操作を行うことなく、MS1と通信し続けることが可能となり、BSの切り換えが実現する。
【0076】
図6はBSにおけるWDMカプラ95の例を示す図である。
【0077】
WDMカプラ951では、統括局80又は他BSからの波長λBS1〜λBSNの光信号のうち、所定の波長の光信号λBSMが分波され、他の信号は通過する。BSの波長可変光源94からの信号は、WDMカプラ952によって、波長多重伝送するために合波される。
【0078】
従って、MS1がBS3からBS4との通信に切り換わるときに、BS4で可変WDMカプラの分波波長をλBS3へ制御することにより、統括局80からの光信号はBS4へ伝送され、BSの切り換えが実現する。
【0079】
図7は、第4の実施例を示す図である。
【0080】
統括局100と無線基地局(BS)は光ファイバ30によりループ状に接続されている。
【0081】
統括局100においては、MUX/DEMUX102によって、分離された信号は、周波数可変エントランスMOD104によりエントランス用無線信号に変換され、周波数選択型カプラ105により周波数多重され、E/O106によりサブキャリア光伝送によりBSに伝送される。
【0082】
各BS1〜BS7においては、それぞれのO/E115により周波数多重された無線信号に変換され、周波数選択型カプラ114によって、所定のエントランス無線周波数の信号が分波され、周波数可変エントランスDEM1131(なお、周波数可変エントランスMODEM113は、復調を行う周波数可変エントランスDEM1131と変調を行う周波数可変エントランスMOD1132により構成されている。)より復調される。周波数可変エントランスDEM1131で復調されたディジタル信号は、アクセス系無線送受信器112により、移動端末向けの無線周波数信号に変換され、アンテナ111を介して移動端末(MS)へ無線伝送される。
【0083】
移動端末からの無線信号は、アンテナ111を介してアクセス系無線送受信器112により受信され、ディジタル信号に変換される。このディジタル信号は、次いで、周波数可変エントランスMOD1132によりエントランス用無線信号(周波数fMS1)に変換される。その出力信号は、周波数選択型カプラ114により多重され、E/O116によりサブキャリア光伝送で統括局又は他のBSに伝送される。
【0084】
統括局100では、各BSからの光信号は、O/E107により周波数多重された無線信号に変換され、周波数選択型カプラ105によりそれぞれの周波数毎に分波され、それぞれの出力は周波数可変エントランスDEM103により復調されて、ディジタル信号となる。
【0085】
ここで、MS1がBS3と通信している場合、BS3は、MS1からの情報を周波数fMS1の周波数可変エントランス用無線信号で変調して、サブキャリア光伝送によって、統括局100に送信している。
【0086】
その際、MS1が移動することによりBS4と通信を始めた場合には、BS4は、周波数可変エントランスMOD1132のキャリア(つまり、エントランス無線周波数)を制御して、MS1からの情報を周波数fMS1のエントランス用無線周波数で変調して、サブキャリア光伝送によって、統括局100に送信する。 統括局100では、同じエントランス無線周波数fMS1の信号を受信することにより、MS1の信号を受信することが可能となる。
【0087】
これにより、MS1のBS3からBS4への基地局の切り換えが実現する。
【0088】
図8は、第5の実施例を示す図である。
【0089】
統括局120と無線基地局(BS)は光ファイバ30によりループ状に接続されている。
【0090】
統括局120においては、MUX/DEMUXに122よって、分離された信号は周波数可変エントランスMOD124によりエントランス用無線信号(周波数fBS1〜fBSN)に変調され、周波数選択型カプラ125により周波数多重され、E/O126によりサブキャリア光伝送で各BSに伝送される。
【0091】
各BS1〜BS7においては、それぞれのO/E135により周波数多重された無線信号に変換され、周波数選択型カプラ134によって、自BS宛ての周波数の信号が分波され、周波数可変エントランスDEM1331(なお、周波数可変エントランスMODEM133は、復調を行う周波数可変エントランスDEM1331と変調を行う周波数可変エントランスMOD1332により構成されている。)により復調される。可変エントランスDEM1331で復調されたディジタル信号は、アクセス系無線送受信器132によりアンテナ131を介して移動端末(MS)へ無線伝送される。移動端末からの無線信号はアンテナ131を介してアクセス系無線送受信器132により受信されてディジタル信号に変換される。次いで、このディジタル信号は、周波数可変エントランスMOD1332によりエントランス用無線信号に変調される。その出力信号は、周波数選択型カプラ134により周波数多重され、E/O136によりサブキャリア光伝送で統括局120又は他のBSに伝送される。
【0092】
統括局120で、各BSからの光信号は、O/E127により周波数多重された無線信号に変換され、周波数選択型カプラ125によりそれぞれの周波数毎に分波され、それぞれの出力はエントランスDEM123により、ディジタル信号に復調される。
【0093】
ここで、MS1がBS3と通信している場合、統括局120は、その情報を周波数fBS3のエントランス用無線信号に変調しサブキャリア光伝送によって、BS3に送信している。
【0094】
その際、MS1が移動することによりBS4と通信を始めた場合には、統括局120は、周波数可変エントランスMOD124のキャリア(つまり、エントランス無線周波数)を制御して、fBS3のエントランス無線周波数から、fBS4のエントランス無線周波数に変換して、サブキャリア光伝送によって、BS4に送信する。これにより、統括局120では、周波数可変エントランスMOD124のキャリアを制御することにより、BS3からBS4に信号の送り先を変更することが可能となり、BSの切り換えが実現する。
【0095】
図9は、第6の実施例を示す図である。
【0096】
統括局140と無線基地局(BS)は、光ファイバ30によりループ状に接続されている。
【0097】
統括局140においては、MUX/DEMUX142によって分離された信号は周波数可変エントランスMOD144によりエントランス用無線信号(周波数fBS1〜fBSN)に変調され、周波数選択型カプラ145により周波数多重され、E/O146によりサブキャリア光伝送で各BSに伝送される。
【0098】
各BS1〜BS7においては、それぞれのO/E155により周波数多重された無線信号に変換され、可変周波数選択型カプラ154によって、所定の周波数の信号が分波され、周波数可変エントランスDEM1531(なお、周波数可変エントランスMODEM153は、復調を行う周波数可変エントランスDEM1531と変調を行う周波数可変エントランスMOD1532により構成されている。)により復調される。可変エントランスDEM1531で復調されたディジタル信号は、アクセス系無線(BSと移動端末間の無線通信)送受信器152によりアンテナ151を介して移動端末(MS)へ無線伝送される。
【0099】
移動端末からの無線信号は、アンテナ151を介してアクセス系無線送受信器152により受信されてディジタル信号に変換される。このディジタル信号は、周波数可変エントランスMOD1532によりエントランス用無線信号に変換される。その出力信号は、可変周波数選択型カプラ154により多重され、E/O156によりサブキャリア光伝送で統括局140又は他のBSに伝送される。
【0100】
統括局140は、各BSからの光信号は、O/E147により周波数多重された無線信号に変換され、周波数選択型カプラ145によりそれぞれの周波数毎に分波され、それぞれの出力は周波数可変エントランスDEM143により、ディジタル信号に復調される。
【0101】
ここで、MS1がBS3と通信している場合、統括局140は、その情報を周波数fBS3のエントランス用周波数で変調し、サブキャリア光伝送によって、BS3に送信している。
【0102】
その際、MS1が移動することによりBS4と通信を始めても、統括局140は、周波数fBS3のエントランス用無線信号で、サブキャリア光伝送によって、BS4に送信する。
【0103】
一方、BS4は、可変周波数選択型カプラ154の分波周波数をfBS3になるように制御して、統括局140からの周波数fBS3のエントランス用無線信号を受信する。
【0104】
これにより、周波数の切り換え操作を行うことなくBS3からBS4に信号の送り先を変更することが可能となり、BSの切り換えが実現する。
【0105】
図10は、第7の実施例を示す図である。
【0106】
統括局と複数のBSはメッシュ状に接続され、図1から図9に示したネットワーク構成を実現している。
【0107】
図11は、第8の実施例を示す図である。
【0108】
複数のBSはクラスタ化され、各クラスタにはクラスタ統括局161〜163が配置されている。クラスタ統括局161〜163は、クラスタ内のBSを統括している。
【0109】
また、クラスタ統括局161〜163を統括する統括局160が、バックボーンネットワーク31と接続する。
【0110】
図12及び図13は、第9の実施例及び第10の実施例を示す図である。
【0111】
移動端末(MS)が、クラスタ1からクラスタ2へローミングしたときの実施例であり、図12は、上り回線の制御を示し、図13は、下り回線の制御を示す。
【0112】
図12で、MS1が、クラスタ1のBS6と通信しているとき、BS6は、MS1からの情報を波長λMS1でクラスタ統括局1に送信している。
【0113】
その際、MS1が移動することにより、クラスタを変更し、クラスタ2のBS2と通信を始めた場合を考える。本実施例ではこの場合、クラスタ1のクラスタ統括局1は、MS1からの信号を、移動前のBS6が送信していた波長と同じ波長λMS1で、クラスタ2のクラスタ統括局2に向けて、統括局160に送信する。
【0114】
統括局160では、クラスタ2で、波長λMS1を使用していなければ、クラスタ統括局1からの波長λMS1に乗せられたMS1の信号を、そのまま、波長変換せずに中継して、クラスタ統括局2に送信する。
【0115】
一方、クラスタ2で、波長λMS1を使用していれば、統括局160は、クラスタ統括局1からの波長λMS1を、クラスタ2で使用していない波長λMS1‘に波長変換して、クラスタ統括局2に送信する。
【0116】
また、MS1が移動したクラスタ2のBS2は、MS1からの信号を、移動前のクラスタ1のBS6が、クラスタ統括局1に送信していた波長と同じ波長λMS1で、クラスタ統括局2に送信する。なお、クラスタ2で、波長λMS1を使用していれば、クラスタ2のBS2は、クラスタ2で使用していない波長λMS1‘で、クラスタ統括局2に送信する。
【0117】
これにより、移動端末は、クラスタと無線基地局を切り換えることができる。また、これにより、シームレスなクラスタ間のハンドオーバを実現することができる。
【0118】
図13で、MS1が、クラスタ1のBS6と通信しているとき、BS6は、クラスタ統括局1からの情報を波長λMS1で受信している。
【0119】
その際、MS1が移動することにより、クラスタを変更し、クラスタ2のBS2と通信を始めた場合を考える。本実施例ではこの場合、クラスタ1のクラスタ統括局1は、MS1向けの信号を、移動前のBS6へ送信していた波長と同じ波長λMS1で、クラスタ2のBS2に向けて、統括局160に送信する。
【0120】
統括局160では、クラスタ2で、波長λMS1を使用していなければ、クラスタ統括局1からの波長λMS1に乗せられたMS1の信号を、そのまま、波長変換せずに中継として、クラスタ統括局2に送信する。
【0121】
一方、クラスタ2で、波長λMS1を使用していれば、統括局160は、クラスタ統括局1からの波長λMS1を、クラスタ2で使用していない波長λMS1‘に波長変換して、クラスタ統括局2に送信する。
【0122】
クラスタ統括局2は、MS1向けの信号を波長λMS1又は波長λMS1‘により移動先のBS2に送信する。BS2は、アクセス系無線(BSと移動端末間の無線通信)周波数に変換して、MS1へ無線伝送する。
【0123】
これにより、移動端末は、クラスタと無線基地局を切り換えることができる。また、これにより、シームレスなクラスタ間のハンドオーバを実現することができる。
【0124】
なお、合波用と分波用にWDMカプラを分けて説明した箇所(例えば、図2、図4)があるが、合波機能用と分波用機能とに着目したものであって、一つのWDMカプラで、両機能を有するものを使用してもよい。
【0125】
なお、複数の無線基地局とそれを統括する統括局間を、エントランス用無線信号でサブキャリア光伝送により接続する代わりに、移動通信用無線信号でサブキャリア光伝送により接続することも可能である。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の無線基地局がそれを統括する統括局が波長多重伝送で接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、無線基地局と移動端末の通信に対し波長を割り当てし、携帯端末が移動することにより基地局の切り換えが生じた場合に、基地局や統括局で情報を伝送する光信号の波長を制御することで、統括局では切り換え操作が不要となり、制御を簡単化することができる。
【0127】
また、サブキャリア光伝送と組み合わせ、そのサブキャリアの周波数を制御することで同様の効果を得ることができる。
【0128】
さらに、メッシュ型ネットワーク、クラスタ型ネットワークに適用することで、拡張性の高い移動通信用基地局ネットワークを実現することができる。
【0129】
さらに、移動端末が、クラスタ間をローミングすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】第1の実施例における統括局内のWDMカプラの例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図4】第2の実施例におけるBS内のWDMカプラの例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図6】第3の実施例におけるBS内のWDMカプラの例を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す図である。
【図9】本発明の第6の実施例を示す図である。
【図10】本発明の第7実施例を示す図である。
【図11】本発明の第8実施例を示す図である。
【図12】本発明の第9実施例を示す図である。
【図13】本発明の第10実施例を示す図である。
【図14】従来の移動通信用基地局ネットワークの例を示す図である。
【図15】従来例における統括局内のWDMカプラの例を示す図である。
【符号の説明】
10、40、60、80、100、120、140 統括局
11、41、61、81、101、121、141 制御部
12、42、62、82、102、122、142 MUX/DEMUX
13、14 選択スイッチ
15、23、43、53、63、73、83、93 光受信器
16、24、84 光送信器
17、25、45、55、65、75、85 WDMカプラ
21、51、71、91、111、131、151 アンテナ
22、52、72、92、112、132、152 アクセス系無線送受信器
30 光ファイバ
31 バックボーンネットワーク
44、54、64、74、94 波長可変光源
95 可変WDMカプラ
103、123、143 周波数可変エントランスDEM
104、124、144 周波数可変エントランスMOD
105、114、125、134、145 周波数選択型カプラ
107、115、127、135、147、155 O/E
106、116、126、136、146、156 E/O
113、133、153 周波数可変エントランスMODEM
154 可変周波数選択カプラ
160 クラスタ統括局を統括する統括局
161 クラスタ統括局
Claims (20)
- 複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局とがループ状の光ファイバで光波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局は、所定の波長の光信号を送信する波長可変送信器と、前記波長可変送信器からの光信号を光波長多重伝送するために、前記光ファイバ上の光信号と合波するWDMカプラを具備し、
前記統括局は、光波長多重伝送された光信号の波長を受信する複数の光受信器と、複数の前記無線基地局より光波長多重伝送されてきた光信号を各波長にそれぞれ前記光受信器に分波するWDMカプラを具備し、
前記無線基地局と通信する一の移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、
前記一の移動端末が移動した先の無線基地局は、前記波長可変送信器の波長を制御し、移動前の無線基地局が送信した光信号波長と同一の光信号波長で、前記統括局に送信することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局に設けたWDMカプラは、前記ループ状の光ファイバ上を光波長多重伝送される複数の波長の光信号から、特定の波長のみを分波し、前記無線基地局は、前記WDMカプラにより分波された光信号を受信する光受信器を具備し、
前記統括局は、光波長多重伝送のための光信号を送信する複数の波長可変光送信器を具備し、前記統括局に設けたWDMカプラは、前記複数の波長可変光送信器からの光信号を光波長多重伝送するために合波し、
前記無線基地局と通信する一の移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、
前記統括局は、前記波長可変送信器の波長を制御し、前記一の移動端末が移動した先の無線基地局に割り当てられた光波長に変更して、移動した先の無線基地局に送信することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局に設けたWDMカプラは、可変WDMカプラであって、前記ループ状の光ファイバ上を光波長多重伝送された複数の波長の光信号から分波する波長を可変とし、前記無線基地局は、前記可変WDMカプラにより分波された光信号を受信する光受信器を具備し、
前記無線基地局と通信する一の移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、
前記統括局は、前記一の移動端末が通信する無線基地局を変更しても、無線基地局へ送信する光信号の波長は変更せずに送信し、移動した先の無線基地局は、前記可変WDMカプラにより、統括局からの光信号の波長を分波して受信することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1ないし3いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局は、前記移動端末から受信した無線信号を復調してディジタル電気信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換された前記統括局向けのディジタル電気信号が光波長多重伝送される光信号に変換する光送信器と、前記統括局からのディジタル信号が波長多重伝送されている光信号を受信してディジタル電気信号に変換する光受信器と、前記光受信器により変換されたディジタル電気信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、
前記統括局は、前記無線基地局から受信したディジタル信号が波長多重伝送されている光信号をディジタル電気信号に変換する光受信器と、無線基地局向けのディジタル信号が波長多重伝送されたディジタル信号の光信号に変換する光送信器とを具備することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1ないし3いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局は、前記移動端末から受信した移動通信用無線信号を復調してディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換されたディジタル信号をエントランス用無線信号に変換するエントランス用無線信号変調器と、前記エントランス用無線信号変調器により変換されたエントランス用無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器と、サブキャリア光伝送されたエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、電気信号に変換されたエントランス用無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器と、前記エントランス用無線信号復調器により変換されたディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、
前記統括局は、前記無線基地局が送信したエントランス用の無線信号でサブキャリア光伝送された光信号を電気信号に変換する光受信器と、電気信号に変換されたエントランス用無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器と、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用無線信号に変換するエントランス用無線信号変調器と、前記エントランス用無線信号変調器により変換されたエントランス用無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器とを具備することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1ないし3いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局は、前記移動端末から受信した無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器と、前記統括局から受信した移動通信用無線周波数信号がサブキャリア光伝送されている光信号を電気信号に変換する光受信器とを具備し、
前記統括局は、前記無線基地局から受信した移動通信用無線周波数信号がサブキャリア光伝送されている光信号を電気信号に変換する光受信器と、電気信号に変換された移動通信用無線周波数信号をディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、無線基地局向けのディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換された移動通信用無線周波数信号をサブキャリア光伝送された光信号に変換する光送信器とを具備することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局とがループ状の光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局は、移動端末から受信した移動通信用無線信号を復調してディジタル信号に変換する移動通信用無線信号復調器と、前記移動通信用無線信号復調器により変換されたディジタル信号をエントランス用無線信号に変換する周波数可変エントランス用無線信号変調器と、統括局又は他の無線基地局から伝送された、サブキャリア光伝送されたエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、前記光受信器の出力と前記周波数可変エントランス用無線信号変調器の出力を合波するカプラとを具備し、
前記統括局は、エントランス用無線信号がサブキャリア光伝送されている光信号を電気信号に変換する光受信器と、前記光受信器の出力を周波数毎に分波する周波数選択型カプラと、前記周波数選択型カプラにより分波されたそれぞれのエントランス用の無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器とを具備し、
前記無線基地局と通信する一の移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、
前記一の移動端末が移動した先の無線基地局は、前記周波数可変エントランス用無線信号変調器のキャリア周波数を制御し、移動前の無線基地局が送信したエントランス用無線信号周波数と同一のエントランス用無線信号周波数で、前記統括局に送信することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項7に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局は、サブキャリア光伝送されたエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、前記光受信器の出力から所定の周波数信号を分波する周波数選択型カプラと、前記周波数選択型カプラが分波したエントランス用無線信号をディジタル信号に変換するエントランス用無線信号復調器と、前記エントランス用無線信号復調器により変換されたディジタル信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、
前記統括局は、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用の無線信号に変換する周波数可変エントランス用無線信号変調器と、前記周波数可変エントランス用無線信号変調器の出力を合波するカプラと、前記エントランス用無線信号変調器により変換されたエントランス用無線信号をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器とを具備し、
前記無線基地局と通信する一の移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、
前記統括局は、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用無線信号に変換する前記周波数可変エントランス用無線信号変調器のキャリア周波数を制御し、前記一の移動端末が移動した無線基地局向けのエントランス用無線周波数に変更することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項7に記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記無線基地局は、サブキャリア光伝送された複数周波数のエントランス用無線信号を電気信号に変換する光受信器と、所定の周波数のみを分波する可変周波数選択型カプラと、前記可変周波数選択型カプラにより分波された電気信号を移動通信用無線周波数信号に変換する移動通信用無線信号変調器とを具備し、
前記統括局は、無線基地局向けのディジタル信号をエントランス用無線信号に変換する複数のエントランス用無線信号変調器と、前記複数のエントランス用無線信号変調器からの電気信号を多重するカプラと、前記カプラの出力をサブキャリア光伝送するために光信号に変換する光送信器とを具備し、
前記無線基地局と通信する一の移動端末が移動して、通信する無線基地局を変更した場合、
前記統括局は、前記一の移動端末が通信する無線基地局を変更しても、周波数可変エントランス用無線信号変調器のキャリア周波数を変更せずに送信し、
移動端末が移動した先の無線基地局は、前記可変周波数選択型カプラの分波周波数を、移動前の無線基地局向けのエントランス用無線信号周波数に変更すること特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1ないし9いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局が光ファイバにより接続されている移動通信用基地局ネットワークは、ループ状に構成されていることを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1ないし9いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局が光ファイバにより接続されている移動通信用基地局ネットワークは、メッシュ状に構成されていることを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項1ないし9いずれか一項記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局が光ファイバにより接続されている移動通信用基地局ネットワークは、クラスタ化された基地局のネットワークであることを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項12記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
クラスタ毎に設けられクラスタ内の無線基地局を統括するクラスタ統括局を、統括する上位統括局を有し、
前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信するクラスタを変更した場合、
移動前のクラスタ統括局は、上位統括局を介して、移動後のクラスタ統括局に前記移動端末からの信号を、移動前の基地局が送信していた光信号の波長と同じ波長で送信し、
移動後のクラスタの基地局は、前記移動端末からの信号を、移動前の基地局が送信していた光信号の波長と同じ波長で移動後のクラスタ統括局に送信することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項12記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
クラスタ毎に設けられクラスタ内の無線基地局を統括するクラスタ統括局を、統括する上位統括局を有し、
前記無線基地局と通信する移動端末が移動して、通信するクラスタを変更した場合、
移動前のクラスタ統括局は、上位統括局及び移動後のクラスタ統括局を介して、前記移動端末への信号を移動後のクラスタ基地局に、移動前の基地局に送信していた光信号の波長と同じ波長で送信し、また、移動後のクラスタ統括局は、前記移動端末への信号を移動後のクラスタ基地局に、移動前の基地局に送信していた光信号の波長と同じ波長で送信することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 請求項13又は14記載の移動通信用基地局ネットワークにおいて、
前記上位統括局は、光波長変換手段を有し、
前記上位統括局は、移動後のクラスタにおいて、移動前の基地局に送信していた光信号の波長を使用している場合は、上記波長変換手段により、移動後のクラスタで使用していない光信号の波長に変換して、移動後のクラスタのクラスタ統括局に送信することを特徴とする移動通信用基地局ネットワーク。 - 複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局とがループ状の光ファイバでそれぞれ光波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、
前記無線基地局が前記統括局に送信する送信波長は、移動端末との通信開始時に設定し、前記送信波長は、前記移動端末が通信している間は固定し、
前記移動端末が、移動して通信する無線基地局が変わっても、新しい無線基地局から統括局へは、上記移動端末に設定された送信波長により、前記移動端末の情報を送信することを特徴とする基地局切換え方法。 - 複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局とがループ状の光ファイバでそれぞれ光波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、
前記統括局は、波長可変送信器を有し、
前記統括局が前記無線基地局に送信する送信波長は、無線基地局毎に設定し、
移動端末が、移動して通信する無線基地局を変更した場合、統括局は、前記波長可変送信器の波長を制御して、変更後の無線基地局に設定された送信波長により、前記移動端末への情報を、変更後の無線基地局に送信することを特徴とする基地局切換え方法。 - 複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局とがループ状の光ファイバでそれぞれ光波長多重伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、
前記統括局が前記無線基地局に送信する送信波長は、移動端末毎に設定し、
前記移動端末が、移動して通信する無線基地局を変更した場合、前記統括局は、移動後の無線基地局に、移動前の無線基地局に設定された送信波長により、前記移動端末の情報を送信することを特徴とする基地局切換え方法。 - 複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局とがループ状の光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、
前記無線基地局が前記統括局にサブキャリア光伝送するエントランス用無線信号は、移動端末との通信開始時に設定し、前記エントランス用無線信号は、前記移動端末が通信している間は固定し、
前記移動端末が、移動して通信する無線基地局が変わっても、新しい無線基地局から統括局へは、上記移動端末に設定されたエントランス周波数信号により、前記移動端末の情報をサブキャリア光伝送することを特徴とする基地局切換え方法。 - 複数の無線基地局と、該複数の無線基地局を統括する統括局とがループ状の光ファイバでサブキャリア光伝送により接続されている移動通信用基地局ネットワークにおける基地局切換え方法において、
前記統括局が前記無線基地局に送信するエントランス用無線信号は、無線基地局毎に設定し、
移動端末が、移動して通信する無線基地局を変更した場合、新しい無線基地局から統括局へは、移動前の無線基地局に設定されたエントランス周波数信号により、前記移動端末の情報をサブキャリア光伝送することを特徴とする基地局切換え方法。
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