JP2014110574A - 光無線アクセスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、それぞれのRRHに対してCPRI仕様の10Gbpsを維持した上で、RRH台数分の光ファイバを利用しない効率的なシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU)と複数の無線装置(RRU)に分割されている光無線アクセスシステムであって、BBUとRRUとの間を光信号でRoF伝送するPONシステムと、予め定められた波長で光信号を送受信するONU機能と、携帯端末を収容するRRUに接続されているONUに割当てられている波長を用いて、ONUと光信号を送受信するOLT機能と、を備え、OLT機能と複数のONU機能との間で波長多重方式を用いて光信号を送受信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分散型無線通信基地局に関する。特に本発明は、一つのBBU(Base Band Unit)と複数のRRH(Remote Radio Head)間をPON(Passive Optical Network)システムで接続する事により、光ファイバ伝送路の設置コスト及び運用コストを削減するとともに、それぞれのRRHに対して波長を分けることで通信帯域を大きく割当てる技術を提供するものであって、より広帯域で多様な無線アクセスサービスを低コストで実現するネットワーク構成を構築するためのものに関する。
携帯電話等の無線セルラーシステムにおいて、セル構成の自由度を向上するため、基地局の機能を信号処理部(BBU:Base Band Unit)とRF部(RRH:Remote Radio Head)に分割して物理的に離れた構成とする事が検討されている。この時BBU−RRH間において無線信号はRoF(Radio over Fiber)技術により伝送される。RoF技術は光伝送方法によりアナログRoF技術とデジタルRoF技術に大別できるが、近年は伝送特性に優れたデジタルRoF技術の検討が盛んであり、CPRI(Common Public Radio Interface)(例えば、非特許文献1参照。)等の業界団体による仕様策定が進められている。またBBU−RRH間の伝送媒体として、同軸ケーブルや光ファイバ等が用いられるが、特に光ファイバによって接続する事により、伝送距離を飛躍的に拡大する事ができる。
このBBU−RRHのネットワークにおいて、一つのBBUが複数のRRHを収容する形態をとる事もできる(例えば、非特許文献2参照。)。これにより、各RRHに必要なBBUを一箇所に集約する事ができ、運用コスト及び設置コストの削減ならびに複数RRH間の高度な協調動作が可能となる。このような形態の一例を図2に示す。1はBBU、2−1〜2−NはBBUに収容されるRRHである。この形態では、BBU1と各RRH2間をpoint−to−pointで接続している。他にも、リング型、チェイン型、スター型トポロジも存在するが、これらの構成はRRH台数分の専用ファイバが必要となるという点で同じである。
RRH1台とBBUとの間の1本の光ファイバを伝達するデジタルRoF技術を用いたCPRIという仕様では、1本の光ファイバでの帯域は約10Gbpsであり、この帯域を一つのRRHと通信をする無線端末で共有して通信することになる。これに対し、上記のような1つのBBUが複数のRRHを収容する構成として、point−to−pointではなく、一部光ファイバを共有する構成も考えられている。図3に構成を示す。いわゆるFTTHで利用されているPON構成である。3は分岐部である。分岐部3は、例えば、光スプリッタ又はAWGである。この場合、分岐部3によって信号を平等に分配するため、CPRIでの1つの信号帯域10Gbpsを複数のRRHで共有することになる。したがって、図3の構成では光ファイバのコストを下げることはできても帯域が下がるため、広帯域サービスやRRHによる基地局規模拡大などの実施が難しい。
CPRI, "CPRI Specification V5.0," Sep., 2011,http://www.cpri.info/spec.html C−RAN The Road Towards Green RAN White Paper Version 2.5 (Oct, 2011),http://labs.chinamobile.com/cran/wp−content/uploads/CRAN_white_paper_v2_5_EN.pdf
図2に示すような従来技術では、BBUとRRHの間の全範囲にわたってRRH台数分の専用ファイバが必要となるため、設置コスト及び運用コストの増大につながる。また、図3に示すようなファイバを単純に共有するだけの構成では、1つの信号帯域10Gbpsを複数のRRHで共有することになるため、それぞれのRRHに割当てられる帯域が少なくなる。
特に、現在実用化されている携帯電話のLTE(Long Term Evolution)システムや今後導入されることが予定されているLTE−Advancedなどのシステムでは、様々な無線技術により一つの無線端末に必要な伝送容量は、1Gbps程度にまで増大している。このため、それぞれのRRHに対してCPRI仕様の10Gbpsを維持した上で、RRH台数分の光ファイバを利用しない効率的なシステムが必要である。
本願発明の光無線アクセスシステムは、
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と複数の無線装置(RRU:Remote Radio Unit)に分割されている光無線アクセスシステムであって、
1つの前記BBUと複数の前記RRUとを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送するPON(Passive Optical Network)システムと、
前記PONシステムの前記RRU側にあり、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、定められた波長で光信号を送受信するONU(Optical Network Unit)機能と、
前記PONシステムの前記BBU側にあり、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記ONUごとに定められた波長で前記ONUと光信号を送受信するOLT(Optical Line Terminal)機能と、
を備え、
前記OLT機能と複数の前記ONU機能との間で波長多重方式を用いて光信号を送受信する。
本発明の光無線アクセスシステムの動作方法は、
無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つのBBUと複数のRRUに分割されている光無線アクセスシステムの動作方法であって、
1つの前記BBUと複数の前記RRUとを接続するPONシステムを介して、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF伝送するに際し、
前記PONシステムの前記RRU側にあるONU機能が、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、定められた波長で光信号を送受信するとともに、
前記PONシステムの前記BBU側にあるOLT機能が、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記ONUごとに定められた波長で前記ONUと光信号を送受信することによって、
前記OLT機能と複数の前記ONU機能との間で波長多重方式を用いて光信号を送受信する光信号送受信手順を有する。
本発明に係る信号処理装置及び無線装置は、光無線アクセスシステムが備えるBBU及びRRUである。
本発明は、BBUと複数のRRHをPONシステムにより接続し、OLT機能と複数のONU機能との間で波長多重方式を用いて光信号を送受信するため、PONシステムにおける光ファイバ伝送路を複数のRRHで共有することができる。これによって、本発明は、それぞれのRRHに対してCPRI仕様の10Gbpsを維持した上で、RRH台数分の光ファイバを利用しない効率的なシステムを提供することができる。また、本発明は、使用する光ファイバそのものの削減が可能になるため、光無線アクセスシステムの設置コスト及び運用コストを削減することができる。
本発明の光無線アクセスシステムでは、
前記OLT機能は、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御し、
前記ONU機能は、前記OLT機能から指示されたタイミングで光信号を送受信することによって、
前記OLT機能と複数の前記ONU機能との間で時分割多重方式を用いて光信号を送受信してもよい。
本発明は、OLT機能と複数のONU機能との間で時分割多重方式を用いて光信号を送受信するため、複数のONU機能が共通の波長を用いて光信号を送受信することができる。これにより、本発明は、OLT機能の利用可能な波長数よりも多数のONUと光信号を送受信することが可能になるため、1つのBBUに対してより多くのRRHを設置することが可能になる。
本発明の光無線アクセスシステムでは、
前記OLT機能は、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避するように、前記ONU機能の波長を定め、
前記ONU機能は、前記OLT機能から定められた波長で光信号を送受信してもよい。
本発明は、各ONUが任意の波長を用いて光信号を送受信することができるため、PONシステムにおける波長資源を有効利用することができる。
本発明の光無線アクセスシステムでは、
前記OLT機能は、1つの前記ONU機能に対して複数の波長を割り当て、
前記ONU機能は、波長の異なる複数の光送受信部を用いて、前記OLT機能から指示された複数の波長で光信号を送受信してもよい。
本発明は、各ONUが複数の波長を用いて光信号を送受信することができるため、RRHそれぞれが大きな帯域を維持することが可能になる。これにより、本発明は、将来的な広帯域無線アクセスサービスへ対応が可能となる。また、広帯域なPON構成なので、密集したRRHの配置が可能で将来的なセルラーシステムにおける小セル化にも貢献でき、かつ複数波長による帯域増加により、大きなセルの同時収容も可能になる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、それぞれのRRHに対してCPRI仕様の10Gbpsを維持した上で、RRH台数分の光ファイバを利用しない効率的なシステムを提供することができる。
本発明の実施形態1の構成を示すブロック図を示す。 関連するpoin−to−pointでのBBUの複数RRH収容を示すブロック図を示す。 関連するPONのみを用いたファイバ共有によるBBUの複数RRH収容を示すブロック図を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
図1に本実施形態に係る光無線アクセスシステムの構成例を示す。本実施形態に係る光無線アクセスシステムは、一つのBBU1とN個のRRH2−1〜2−N間がPONシステムで接続されている。1はBBU、2−1〜2−NはRRH、3は分岐部である。分岐部3は、全ての光を平等に分配するパワースプリッタか、もしくは、入射される光を波長によって出射先が変わるAWG(Arrayed Waveguide Grating)である。4はPONシステムで分岐元の親機を構成するOLT(Optical Line Termnal)、5−1〜5−Nは4と同じくPONシステムで分岐先の子機を構成するONU(Optical Network Unit)である。
OLT4は、1つのスイッチ7と、M個のLC(Line Card)6−1〜6−Mを備える。LC6−1〜6−Mは、OLT4に設置される光送受信部であり、それぞれ異なる波長の光信号を送受信する。スイッチ7は、上部ネットワークからの複数の信号を並列に処理するために、信号をLC6−1〜6−Mに分配する。BBU1が複数ではなく1つの信号のみを処理するのであればスイッチ7は不要である。
各ONU5−1〜5−Nは、スイッチ8と、k個のLC9−1〜9−kを備える。スイッチ8はPONからの複数の信号をLC9−1〜9−kに分配する。LC9−1〜9−kは、ONU内の光送受信部であり、それぞれ異なる波長の光信号を送受信する。各ONU5−1〜5−NにおけるLC9−1〜9−kの数kは任意であり、ONUごとに異なっていてもよい。スイッチ8は、ONU内のLC9−1〜9−kの数によって有無が決まる。ONU内のLC9−1〜9−kが複数あればスイッチ8が必要で、LC9−1〜9−kが1つであればスイッチ8は不要である。
まずは、BBU1からRRH2−1〜2−Nへ信号が送られる下り方向について説明する。BBU1からの無線信号は、CPRI仕様によりOLT4に送信される。OLT4では、まずスイッチ7によりCPRI仕様の無線信号を送信するLC6−1〜6−Mに分配する。複数のCPRI仕様の信号を同時に処理することから、OLT4での処理の帯域はOLT4に送信されたCPRI仕様信号の数と1つのCPRI信号帯域10Gbpsを掛け算したものになる。LC6−1〜6−Mでは受信された無線信号をPONシステムに適応した光信号であるPON用信号に変換する。PONシステムに適応した信号としては、PONシステムとして例えば、GE−PONシステムを利用する場合はイーサネットフレーム(イーサネットは登録商標)、G−PONシステムを利用する場合はGEM(G−PON Encapsulation Method)フレームの形式に変換する。変換されたPON用信号は、それぞれのLCにおいてその信号の送り先に応じた波長の光信号にされ、PONに送信される。この波長設定とPONへの入射が全てのLC6−1〜6−Mで並行して実行され、PON用信号はそれぞれのONU5−1〜5−Nで受信される。これにより、BBU1の無線信号がRRH2−1〜2−Nに送られる。
このとき、一つのONU5−1に対して複数のLC6−1〜6−Mから複数の波長で信号を同時に送ることも可能である。この場合、そのONU5−1では、その受信する信号の波長の数の分だけLC9−1〜9−kがあり、その手前のスイッチ8によりその複数の信号が波長ごとに分配されてLC9−1〜9−kに送られる。この場合もそのLC9−1〜9−kの数kだけCPRI仕様の信号10Gbpsが倍になり広帯域なONU5−1での処理となる。ONU5−1で受信されたPON用信号はLC9−1〜9−kにおいて、元のCPRI仕様の無線信号に変換され、RRH2−1に送られる。
次にRRH2−1からBBU1へ信号が送られる上り方向について説明する。RRH2−1からのCPRI仕様の無線信号はONU5−1に送られる。ONU5−1内のLC9はこの無線信号をPONシステムに適応した光信号であるPON用信号に変換する。このとき、各ONU5−1〜5−NにはそのPONの中で固有の波長を割当てられているため、ONU5−1内のLC9は、無線信号をONU5−1に割当てられた波長の光信号に変換する。PON用信号はこのONU5−1固有の波長の光信号に変換されPONに入射されOLT4で受信される。これにより、RRH2−1の無線信号がBBU1に送られる。
このときのONU5−1からOLT4へのPON用信号の送信について説明する。OLT4におけるLC6−1〜6−Mの数がONU5−1〜5−Nの数と同じ場合と、それより少ない場合、それより多い場合で方法が変わる。
(1)OLTでのLCの数MとONUの数Nが同じ場合
この場合、ONU5−1〜5−NとOLTのLC6−1〜6−Mが一対一なので、全てのONU5−1〜5−NとLC6−1〜6−Mとの組に対して個別の波長を割当てれば、全ての組が同時に通信をすることが可能である。したがって、ONU5−1〜5−Nは何の影響も受けずRRH2−1〜2−Nからの信号を即座にPONに送信してBBU1の手前のOLT4に送ることができる。下り方向についても同様である。つまり各ONU5−1〜5−Nの通信について、時間領域の多重化(送受信タイミングの調整)をする必要がなく、波長領域の多重化のみで対応可能であり、かつONU5−1〜5−NとLC6−1〜6−Mの波長も固定で変化させる必要はない。いわゆるWDM−PONのシステムと同等となる。
また、分岐部3がAWGではなくパワースプリッタであり、あるONUが通信をしないタイミングの場合、その分をほかのONUに分け与えて帯域を増やすことも可能である。ONU内にその分の複数のLC9−1〜9−kとスイッチ8が設置してあるのでそれが可能である。例えば、ONU5−1が通信を行わない場合、ONU5−2のLC9−1がONU5−2に割当てられた波長の光信号を送受信し、ONU5−2のLC9−2がONU5−1に割当てられた波長の光信号を送受信する。このように、そのONU内のLC9−1〜9−kの波長はOLT4からの制御により余ったONUの波長に変更すれば、複数のONUのLC9−1〜9−kが同時に受信することが可能になる。
(2)OLTでのLCの数MがONUの数Nより少ない場合
この場合は、全てのLC6−1〜6−Mが同時に機能してもONU5−1〜5−Nに足らないため、ONU5−1〜5−Nの数Nの分の通信に対して、PONシステムでの光信号の衝突を回避するように、OLT及びONUの送信タイミングを調節することが必要になる。つまり、最初に送信可能なONUと、その次に送信可能なONUなどと、各ONUの送信タイミングをOLT4が制御する必要がある。下り方向についても同様である。このタイミングの制御は一般的にPONシステムで利用されている動的な帯域割当アルゴリズムによって実現が可能である。
本実施形態においては、分岐部3がAWGではなくパワースプリッタであり、それぞれのONU5−1〜5−NやOLT4内のLC6−1〜6−Mには波長可変機能があるので、その波長の分は同時に通信が可能である。この場合、OLT4は、PONシステムでの光信号の衝突を回避するように各ONUの波長を定める。つまり、時間領域の多重化(TDM)と波長領域の多重化(WDM)を併用したシステムであり、いわゆるWDM/TDM−PONシステムと同等となる。
このケースの場合でもいくつかのONUが通信をしないタイミングであれば、そのときに必要なONUに対して空いたLC9−1〜9−kが対応することが可能である。ONUにその分のLC9−1〜9−kとスイッチ8が設置されてあるため可能である。この場合OLTのLC6−1〜6−Mの波長は変更する必要なく複数のOLTのLC6−1〜6−MがそのONUに送信することができる。ONUの受信する複数のLC9−1〜9−kの波長は(1)の場合と同じようにOLTからの制御により送信するOLTのLCの波長に合わせて設定される。
(3)OLTでのLCの数MがONUの数Nより多い場合
この場合、分岐部3がAWGではなくパワースプリッタになる。ONUの数Nより多い分の(M−N)個のLC6はどこかもっと帯域が必要なONUにその分をあてがうことが可能である。この必要なONUでの帯域増加は(2)と同じでONUにその分のLCと分配スイッチがあれば可能である。
また、このケースでは全てのONU5−1〜5−Nに対して相手になるOLT4のLC6−1〜6−Mが決定されるので、(1)のケースと同じように動的に波長やタイミングを制御する必要はなく、基本的にはWDM−PONシステムの構成となる。
ただし、(1)と(2)と同じようにあるONUで通信しないタイミングが起きた場合はその分のOLTのLCをほかの必要なONUにあてがうことができる。この場合のONUも(1)、(2)と同じように複数のLC9−1〜9−kとスイッチ8が必要でOLT4の制御により波長が設定される。
上記のようにしてONU5−1〜5−NからOLT4へPON用信号を送信する。その信号を受信したOLT4の各LC6−1〜6−Mは元のCPRI仕様の無線信号に変換してスイッチ7を通り、BBU1に送信する。
この実施形態であれば、分岐部3を導入することによりファイバの共有を実現し、専用のファイバが少なくなり、設置・運用コストが削減される。その上、それぞれのONU5−1〜5−Nが別の波長で機能するため基本的には同時に通信が可能であり、帯域を共有する必要は少ない。したがって、元のCPRI仕様の最大値10Gbpsよりそれほど下げずに帯域を維持したネットワーク構成となっている。また必要な場合はOLT4のLC6−1〜6−MとONU5−1〜5−NのLC9−1〜9−kを増やすことによって常に複数のCPRI信号を同時に受信可能なので10Gbpsの何倍もの帯域を1本の光ファイバの接続、それも接続部3まではほかのONU5−1〜5−Nと共同で使っても可能である。
またいずれのケースにおいても、BBU1とRRH2−1〜2−Nは従来のものをそのまま利用であるため、既存のネットワークにも装置を変更することなくONU5−1〜5−NとOLT4の追加で変更可能なため柔軟に導入が可能である。
また、帯域設定も10Gbpsの数倍まで自由に設定できることから、RRH2−1〜2−Nの利用規模の大小、つまり大きな無線基地局と小さな無線基地局とを同じネットワークに今の状態のRRH2−1〜2−Nのまま収容することが可能であり、携帯電話等の無線セルラーシステムの柔軟性も向上可能である。つまり、従来のネットワークでは帯域の問題があったため、大きな無線基地局をほかの基地局とで同じBBU、ファイバを共有する構成は不可能で単独でBBU1と結んで対応するのみだったという、大きな無線基地局の不自由さが解消されるということである。
ONU5−1〜5−NとOLT4の波長可変機能は、送信に関しては波長可変光源を利用すれば実現できる。また、このとき波長可変光源ではなく広帯域光源を利用し、受信の際に波長可変フィルタを利用するという方法でも実現できる。
また、光源を何にするかに関わらず、OLT4及びONU5−1〜5−Nのいずれかにおける受信の際に波長可変フィルタを利用すれば、PON上の分岐部3で波長による送信先制御が不要となるため、分岐部3をパワースプリッタとすることができる。受信の際に波長可変フィルタを使わない場合は、分岐部3において波長によって送信先が変わらなければならないので、分岐部3はAWGである必要がある。
なお、本発明は、上記実施形態例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、上り方向への通信はONU5−1からだけに限らずいずれのONUからでも通信を行うことができる。また、上記実施形態例に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種種の発明を形成できる。例えば、実施形態例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。更に、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合わせても良い。
以上説明したように、本発明の技術を用いれば、BBU1と複数のRRH2−1〜2−NをPONシステムにより接続し、光ファイバ伝送路を複数のRRH2−1〜2−Nで共有することができ、使用する光ファイバそのものの削減と設置・運用コストを削減することができる。また、波長を使い分けることで、RRH2−1〜2−Nそれぞれが大きな帯域を維持することが可能であり、将来的な広帯域無線アクセスサービスへ対応が可能となる。また、広帯域なPON構成なので、密集したRRH2−1〜2−Nの配置が可能で将来的なセルラーシステムにおける小セル化にも貢献でき、かつ複数波長による帯域増加により、大きなセルの同時収容も可能である。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
1:BBU
2:RRH
3:分岐部
4:OLT
5:ONU
6:OLT内のLC
7:OLT内のスイッチ
8:ONU内のスイッチ
9:ONU内のLC

Claims (8)

  1. 無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つの信号処理装置(BBU:Base Band Unit)と複数の無線装置(RRU:Remote Radio Unit)に分割されている光無線アクセスシステムであって、
    1つの前記BBUと複数の前記RRUとを接続し、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF(Radio over Fiber)伝送するPON(Passive Optical Network)システムと、
    前記PONシステムの前記RRU側にあり、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、定められた波長で光信号を送受信するONU(Optical Network Unit)機能と、
    前記PONシステムの前記BBU側にあり、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記ONUごとに定められた波長で前記ONUと光信号を送受信するOLT(Optical Line Terminal)機能と、
    を備え、
    前記OLT機能と複数の前記ONU機能との間で波長多重方式を用いて光信号を送受信する光無線アクセスシステム。
  2. 前記OLT機能は、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御し、
    前記ONU機能は、前記OLT機能から指示されたタイミングで光信号を送受信することによって、
    前記OLT機能と複数の前記ONU機能との間で時分割多重方式を用いて光信号を送受信することを特徴とする請求項1に記載の光無線アクセスシステム。
  3. 前記OLT機能は、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避するように、前記ONU機能の波長を定め、
    前記ONU機能は、前記OLT機能から定められた波長で光信号を送受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の光無線アクセスシステム。
  4. 前記OLT機能は、1つの前記ONU機能に対して複数の波長を割り当て、
    前記ONU機能は、波長の異なる複数の光送受信部を用いて、前記OLT機能から指示された複数の波長で光信号を送受信することを特徴とする請求項3に記載の光無線アクセスシステム。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光無線アクセスシステムが備える信号処理装置。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の光無線アクセスシステムが備える無線装置。
  7. 無線端末と無線信号を送受信する基地局の機能が1つのBBUと複数のRRUに分割されている光無線アクセスシステムの動作方法であって、
    1つの前記BBUと複数の前記RRUとを接続するPONシステムを介して、前記BBUと前記RRUとの間を光信号でRoF伝送するに際し、
    前記PONシステムの前記RRU側にあるONU機能が、前記RRUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、定められた波長で光信号を送受信するとともに、
    前記PONシステムの前記BBU側にあるOLT機能が、前記BBUで扱う信号形式と前記PONシステムで伝送可能な信号形式とを相互変換し、前記ONUごとに定められた波長で前記ONUと光信号を送受信することによって、
    前記OLT機能と複数の前記ONU機能との間で波長多重方式を用いて光信号を送受信する光信号送受信手順を有する光無線アクセスシステムの動作方法。
  8. 前記光信号送受信手順において、
    前記OLT機能は、前記PONシステムでの光信号の衝突を回避する送信タイミングを制御し、
    前記ONU機能は、前記OLT機能から指示されたタイミングで光信号を送受信することによって、
    前記OLT機能と複数の前記ONU機能との間で時分割多重方式を用いて光信号を送受信することを特徴とする請求項7に記載の光無線アクセスシステムの動作方法。
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