JP2016010036A - 局側光終端装置、光中継装置、プログラムおよび光通信方法 - Google Patents

局側光終端装置、光中継装置、プログラムおよび光通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受動光アクセス網において、マクロセルおよびスモールセルを効率的に収容する。
【解決手段】本発明の局側光終端装置は、受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置であって、C−ONU30との間で光通信を行なう光送受信部12およびU−ONU40−1〜40−nとの間で光通信を行なう高出力光送受信部13−1〜13−nと、C−ONU30からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、光送受信部12を介してC−ONU30にリソースの割り当てを行なう一方、U−ONU40−1〜40−nから受信したリソース要求信号に基づいて、高出力光送受信部13−1〜13−nを介してU−ONU40−1〜40−nにリソースの割り当てを行なう制御部15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、受動光アクセス網に適用され、局側光終端装置が複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう技術に関する。
近年、加入者によるネットワークへの高速アクセスを実現させるため、受動光アクセス網(PON:Passive Optical Network)が利用されている。PONにおいては、1つの局側光終端装置(OLT:Optical Line Terminal)に、光スプリッタ等を介して複数の加入者側光終端装置(ONU:Optical Network Unit)を収容する構成が採られている。そして、各ONUがOLTに送信する信号が衝突しないように、OLTがONUに上り方向のリソースを割り当てる。
このようなPONでは、リソースの割り当ては、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)で行なわれていた。つまり、各ONUは、上り方向において同一の波長を使用し、OLTは、各ONUに対して送信タイミングおよび送信期間を指定することによって、リソースを割り当てていた。
しかしながら、近年、PONの容量の拡大が求められており、例えば、非特許文献1は、PONに、TDMおよび波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を適用したTWDM(Time and Wavelength Division Multiplexing)−PONを開示している。TWDM−PONにおいては、OLTがONUに対して使用する波長、送信タイミングおよび送信期間を指定することになる。
一方、移動通信網が提供する無線アクセスネットワークの高速化に伴い、基地局がカバーする領域(セル)が狭くなり、よって、移動通信網に設置すべき基地局の数が増大している。このため、複数の基地局を収容するためのネットワークとして、PONの利用が検討されている。図5は、移動通信網における周波数利用効率を向上させる技術の一例を示す図である。非特許文献2では、図5に示すように、制御信号の通信を行なうために2GHz帯のマクロセル(Cプレーン)を割り当てる一方、高速データの通信を行なうためにそれより高い周波数帯のスモールセル(Uプレーン)を割り当てるC/U分離技術を開示している。
飯田大輔,桑野茂,可児淳一,寺田純,"動的TWDM-PON技術による無線アクセスネットワークの帯域利用効率向上,"2013年電子情報通信学会ソサイエティ大会,B-8-35,2013年9月. 奥村幸彦,"マイクロ波・ミリ波を用いる将来無線アクセス・モバイル光ネットワーク,"信学技報,vol. 113,no. 397,MWP2013-85,pp. 199-200,2014年1月.
上述したC/U分離技術によって、マクロセルとスモールセルを効率的に収容するためには、図6に示すように、PON方式を適用することが望ましい。しかしながら、マクロセルと比較して、スモールセルは多数設定されることから、1台のOLTでマクロセルと複数のスモールセルを収容する場合、許容される光損失量がマクロセルとスモールセルとでそれぞれ異なることとなる。また、スモールセルはマクロセルと比べてデータ通信量が多くなると考えられることから、必要な光通信帯域もそれぞれ異なる。したがって、マクロセルおよびスモールセルを、従来のTDM−PONまたはTWDM−PONで収容すると、許容光損失および光通信帯域の観点から非効率になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、受動光アクセス網において、マクロセルおよびスモールセルを効率的に収容することができる局側光終端装置、光中継装置、プログラムおよび光通信方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の局側光終端装置は、受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置であって、第1の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう第1の光送受信部および第2の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう第2の光送受信部と、前記第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、前記第1の光送受信部を介して前記第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう一方、前記第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、前記第2の光送受信部を介して前記第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう制御部と、を備えることを特徴とする。
このように、第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、第1の光送受信部を介して第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう一方、第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、第2の光送受信部を介して第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なうので、1台の局側光終端装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することが可能となる。例えば、マクロセルおよび多数のスモールセルを一つのOLT(Optical Line Terminal)で効率的に収容することが可能となる。
(2)また、本発明の局側光終端装置において、前記第2の光送受信部の光出力レベルおよび受光感度は、相対的に前記第1の光送受信部の光出力レベルおよび受光感度よりも高いことを特徴とする。
このように、第2の光送受信部の光出力レベルおよび受光感度は、相対的に第1の光送受信部の光出力レベルおよび受光感度よりも高いので、許容光損失を拡大することが可能となる。その結果、1つの局側光終端装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することが可能となる。
(3)また、本発明の局側光終端装置において、前記第2の加入者側光終端装置へ接続する光分岐比が、相対的に前記第1の加入者側光終端装置へ接続する光分岐比よりも高い光カプラを備えることを特徴とする。
このように、第2の加入者側光終端装置へ接続する光分岐比が、相対的に第1の加入者側光終端装置へ接続する光分岐比よりも高いので、局側光終端装置における第2の光送受信部を、光出力レベルおよび受光感度が低い光送受信モジュールで構成することが可能となる。
(4)また、本発明の局側光終端装置において、前記第1の光送受信部は、固定帯域で前記第1の加入者側光終端装置と光通信を行なう一方、前記第2の光送受信部は、動的に時間スロットを制御して前記第2の加入者側光終端装置と光通信を行なうことを特徴とする。
このように、第1の光送受信部は、固定帯域で第1の加入者側光終端装置と光通信を行なう一方、第2の光送受信部は、動的に時間スロットを制御して第2の加入者側光終端装置と光通信を行なうので、時分割多重のみを使用する光通信システムにも適用することが可能となる。
(5)また、本発明の光中継装置は、受動光アクセス網に適用され、局側光終端装置と複数の加入者側光終端装置との光通信を中継する光中継装置であって、前記局側光終端装置と第1の加入者側光終端装置との光通信で用いられる光信号を中継する中継光送受信部と、前記局側光終端装置と第2の加入者側光終端装置との光通信で用いられる光信号を再生中継する光再生部と、を備えることを特徴とする。
このように、中継光送受信部において、局側光終端装置と第1の加入者側光終端装置との光通信で用いられる光信号を中継し、光再生部において、局側光終端装置と第2の加入者側光終端装置との光通信で用いられる光信号を再生中継するので、1台の局側光終端装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することが可能となる。
(6)また、本発明の光中継装置において、前記光再生部は、光電変換機能または光増幅機能を有し、入出力する光信号の波長を変更可能であることを特徴とする。
このように、光再生部は、光電変換機能または光増幅機能を有し、入出力する光信号の波長を変更可能であるので、1台の光中継装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することが可能となる。
(7)また、本発明のプログラムは、受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置のプログラムであって、第1の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう処理と、第2の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう処理と、前記第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、前記第1の光送受信部を介して前記第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう処理と、前記第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、前記第2の光送受信部を介して前記第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう処理と、の一連の処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
このように、第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、第1の光送受信部を介して第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう一方、第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、第2の光送受信部を介して第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なうので、1台の局側光終端装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することが可能となる。例えば、マクロセルおよび多数のスモールセルを一つのOLT(Optical Line Terminal)で効率的に収容することが可能となる。
(8)また、本発明の光通信方法は、受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置の光通信方法であって、第1の光送受信部において、第1の加入者側光終端装置との間で光通信を行なうステップと、第2の光送受信部において、第2の加入者側光終端装置との間で光通信を行なうステップと、前記第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、前記第1の光送受信部を介して前記第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なうステップと、前記第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、前記第2の光送受信部を介して前記第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なうステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
このように、第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、第1の光送受信部を介して第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう一方、第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、第2の光送受信部を介して第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なうので、1台の局側光終端装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することが可能となる。例えば、マクロセルおよび多数のスモールセルを一つのOLT(Optical Line Terminal)で効率的に収容することが可能となる。
本発明によれば、1台の局側光終端装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することが可能となる。例えば、マクロセルおよび多数のスモールセルを一つのOLT(Optical Line Terminal)で効率的に収容することが可能となる。
第1の実施形態に係る光通信システムの概略構成を示す図である。 OLTとC−ONUとの光通信の様子を示すシーケンスチャートである。 OLTとU−ONUとの光通信の様子を示すシーケンスチャートである。 第2の実施形態に係る光通信システムの概略構成を示す図である。 移動通信網における周波数利用効率を向上させる技術の一例を示す図である。 PONの構成を示す図である。
本発明者らは、TDM−PONまたはTWDM−PONでマクロセルと複数のスモールセルを収容しようとすると、許容光損失および光通信帯域の観点から非効率となる点に着目し、OLTを、制御信号用のCプレーンとデータ信号用のUプレーンとをそれぞれ独立して取り扱うように構成することによって、一つのOLTでマクロセルおよび多数のスモールセルを効率的に収容することができることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明の局側光終端装置は、受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置であって、第1の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう第1の光送受信部および第2の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう第2の光送受信部と、前記第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、前記第1の光送受信部を介して前記第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう一方、前記第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、前記第2の光送受信部を介して前記第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう制御部と、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明者らは、1台の局側光終端装置で第1の加入者側光終端装置および第2の加入者側光終端装置を効率的に収容することを可能とした。すなわち、マクロセルおよび多数のスモールセルを一つのOLT(Optical Line Terminal)で効率的に収容することを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光通信システムの概略構成を示す図である。この光通信システムは、1つの局側光終端装置(OLT)10、幹線光ファイバ20、光カプラ21、分岐光ファイバ22、23−1〜23−n、および複数の加入者側光終端装置(ONU)30、40−1〜40−nから構成されており、受動光アクセス網(PON:Passive Optical Network)を形成している。
本実施形態におけるPONは、TWDM−PON、つまり、波長多重と時分割多重を併用する。従って、各ONU30、40−1〜40−nは、上り方向、つまり、ONUからOLT方向のデータ伝送に使用するリソースを、OLT10は、波長と送信期間により指定する。以下の説明において、OLT10がONU30、40−1〜40−nにリソースを通知するための信号をリソース割り当て信号(Grant)と呼ぶものとする。
また、OLT10がONU30、40−1〜40−nにリソース割り当てを行なうに当たり、OLT10は、ONU30、40−1〜40−nが上り方向に送信する必要があるデータ量についての情報を、各ONU30、40−1〜40−nから受信する。以下の説明において、ONU40−1〜40−nが送信データ量をOLT10に通知するための信号をリソース要求信号(Report)と呼ぶものとする。
本実施形態において、TDWM−PONは、下り方向にはλ0−1〜λn−1のn+1個の波長を使用し、上り方向にはλ0−2〜λn−2のn+1個の波長を使用するものとする。ここで、λk−1とλk−2(k=0〜nの整数)を、下り方向と上り方向のペアとする。本実施形態におけるOLT10は、n+1個の光送受信部12、13−1〜13−nを備えている。なお、光送受信部12は、波長λ0−1とλ0−2の光信号の送信処理と受信処理を行なう。
また、本実施形態においては、λ0−1とλ0−2の波長ペアをCプレーン用とし、残りをUプレーン用とする。つまり、光送受信部12は、制御部15の制御の下、Cプレーン用のONU(以下、C−ONUと呼ぶ)30にリソース割り当て信号を送信し、C−ONU30から受信するリソース要求信号を制御部15に送信する。選択部16には、C−ONU30およびUプレーン用のONU(以下、U−ONUと呼ぶ)40−1〜40−nに送信すべきデータが入力される。
選択部16は、制御部15の制御の下、C−ONU30およびU−ONU40−1〜40−nへのデータを、当該C−ONU30およびU−ONU40−1〜40−nに割り当てた波長を処理する高出力光送受信部13−1〜13−nに出力する。また、光送受信部12、13−1〜13−nがC−ONU30およびU−ONU40−1〜40−nから受信したデータを選択部16は出力する。なお、波長多重部14は、下り方向については、n+1個の光送受信部から受信する波長λ0−1〜λn−1のn+1個の波長を波長多重して出力し、上り方向においては、受信する光信号に含まれる波長λ0−2〜λn−2の信号を分離して、対応する光送受信部に出力する。
本実施形態では、C−ONU30用の光送受信部12は、相対的に、光出力レベルが低く、受信感度も高くない光送受信モジュールで構成され、光通信帯域は1Gbit/s程度の低速なものとする。一方、U−ONU40−1〜40−n用の光送受信部13−1〜13−nは、光送受信部12よりも光出力レベルが高く、受信感度の高い光送受信モジュールで構成され、光通信帯域は10Gbit/s程度の高速なものとする。
C−ONU30における光送受信部31は、OLT10の光送受信部12と対向し、OLT10との間で波長λ0−1とλ0−2の光信号の送信処理と受信処理を行なう。なお、光送受信部31は、波長λ0−1で受信するリソース割り当て信号を制御部33に出力する。また、当該リソース割当信号に基づき、上りデータ信号を波長λ0−2の光信号で送信する。C−ONU30は、OLT10からのリソース割り当て信号によって発光し、OLT10に対してリソース要求信号を送信しない。即ち、OLT10とC−ONU30とは、OLT10から強制的にリソースを割り当てられる。
図2は、OLTとC−ONUとの光通信の様子を示すシーケンスチャートである。図2に示すように、OLT10とC−ONU30は、固定の光通信帯域で上下データ送受信する。なお、波長多重部32は、上り方向と下り方向の波長の分離を行なう。
次に、U−ONUについて説明する。U−ONU40−1〜40−nは、それぞれ同じ構成であるため、U−ONU40−1を例として動作を説明する。波長可変光送受信部41は、OLT10から受信した波長λp−1(pは1〜nのいずれかの整数)のリソース割り当て信号を制御部43に出力する。制御部43から出力されたリソース要求信号および上りデータ信号を時間軸で多重し、波長λp−2の光信号で送信する。また、制御部43は、OLT10から受信するリソース割り当て信号に従い、割り当てた波長を使用できる様に、波長可変送受信部41および波長可変フィルタ44を制御する。
波長可変送受信部41は、送信波長については、少なくともλ1−2〜λn−2で可変であり、受信波長については、少なくとも波長λ1−1〜λn−1で可変である。なお、上述した様に、使用する波長ペアは、制御部43により制御される。波長可変フィルタ44は、受信する光信号に含まれる波長λ1−1〜λn−1の内の1つの波長の光信号を波長可変光送受信部41に出力する。なお、どの波長の光信号を出力するかについては、上述した様に、制御部43が制御する。波長多重部42は、上り方向と下り方向の波長の分離を行なう。
本実施形態では、OLT10において、Cプレーン用の光送受信部12と比較して、Uプレーン用の光送受信部13−1〜13−nの光出力レベルおよび受信感度を高くすることで、許容光損失を拡大することができる。その結果、マクロセルおよびスモールセルを1つのOLT10で収容することが可能となる。また、Cプレーン用のC−ONU30に対しては固定の光通信帯域で通信する一方、Uプレーン用のU−ONU40−1〜40−nに対しては、図3に示すシーケンスチャートのように、動的に時間スロットおよび波長を制御することで、必要な光通信帯域の異なるマクロセルおよびスモールセルを効率的に収容できる。
なお、光カプラ21の光分岐比を非対称としても良い。例えば、C−ONU30へ接続する分岐光ファイバ22への光出力レベルが低く、分岐光ファイバ23−1〜23−nへの光出力レベルが高くなるような非対称な光カプラを用いれば、OLT10における光送受信器13−1〜13−nも光出力レベルおよび受光感度の低い光送受信モジュールで構成することができる。
以上の説明では、TWDM−PONを用いて本実施形態の説明を行なったが、本発明は、時分割多重のみを使用するTDM−PONに対しても適用することができる。TDM−PONを適用する場合、光カプラ21の光分岐比を非対称とし、1つの波長において、C−ONU30に対しては固定帯域で通信し、U−ONU40−1〜40−nに対しては動的に時間スロットを制御する。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る光通信システムの概略構成を示す図である。図4に示すように、第2の実施形態では、OLT10とU−ONU40−1〜40−nの中間に光中継装置60を挿入する構成を採る。OLT10と光中継装置60とは、中継光ファイバ50で接続され、光中継装置60は、C−ONU30に相当する部分と、波長λ1−1〜λn−1の下り光信号および波長λ1−2〜λn−2の上り光信号を再生する光再生部61とから成る。光再生部61は、光−電気−光(O/E/O)変換する構成でも、光増幅器等を用いる構成でもいずれであっても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、1台のOLTでC−ONUおよび複数のU−ONUを効率的に収容することが可能となる。
10 局側光終端装置(OLT)
12 光送受信部
13−1〜13−n 高出力光送受信部
14 波長多重部
15 制御部
16 選択部
20 幹線光ファイバ
21 光カプラ
22、23−1〜23−n 分岐光ファイバ
30 Cプレーン用加入者側光終端装置(C−ONU)
31 光送受信部
32 波長多重部
33 制御部
40−1〜40−n Uプレーン用加入者側光終端装置(U−ONU)
41 波長可変光送受信部
42 波長多重部
43 制御部
44 波長可変フィルタ
50 中継光ファイバ
60 光中継装置
61 光再生部

Claims (8)

  1. 受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置であって、
    第1の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう第1の光送受信部および第2の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう第2の光送受信部と、
    前記第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、前記第1の光送受信部を介して前記第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう一方、前記第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、前記第2の光送受信部を介して前記第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう制御部と、を備えることを特徴とする局側光終端装置。
  2. 前記第2の光送受信部の光出力レベルおよび受光感度は、相対的に前記第1の光送受信部の光出力レベルおよび受光感度よりも高いことを特徴とする請求項1記載の局側光終端装置。
  3. 前記第2の加入者側光終端装置へ接続する光分岐比が、相対的に前記第1の加入者側光終端装置へ接続する光分岐比よりも高い光カプラを備えることを特徴とする請求項1記載の局側光終端装置。
  4. 前記第1の光送受信部は、固定帯域で前記第1の加入者側光終端装置と光通信を行なう一方、前記第2の光送受信部は、動的に時間スロットを制御して前記第2の加入者側光終端装置と光通信を行なうことを特徴とする請求項1記載の局側光終端装置。
  5. 受動光アクセス網に適用され、局側光終端装置と複数の加入者側光終端装置との光通信を中継する光中継装置であって、
    前記局側光終端装置と第1の加入者側光終端装置との光通信で用いられる光信号を中継する中継光送受信部と、
    前記局側光終端装置と第2の加入者側光終端装置との光通信で用いられる光信号を再生中継する光再生部と、を備えることを特徴とする光中継装置。
  6. 前記光再生部は、光電変換機能または光増幅機能を有し、入出力する光信号の波長を変更可能であることを特徴とする請求項5記載の光中継装置。
  7. 受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置のプログラムであって、
    第1の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう処理と、
    第2の加入者側光終端装置との間で光通信を行なう処理と、
    前記第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、前記第1の光送受信部を介して前記第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう処理と、
    前記第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、前記第2の光送受信部を介して前記第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なう処理と、の一連の処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 受動光アクセス網に適用され、複数の加入者側光終端装置と光通信を行なう局側光終端装置の光通信方法であって、
    第1の光送受信部において、第1の加入者側光終端装置との間で光通信を行なうステップと、
    第2の光送受信部において、第2の加入者側光終端装置との間で光通信を行なうステップと、
    前記第1の加入者側光終端装置からリソースを要求するリソース要求信号を受信せずに、前記第1の光送受信部を介して前記第1の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なうステップと、
    前記第2の加入者側光終端装置から受信した前記リソース要求信号に基づいて、前記第2の光送受信部を介して前記第2の加入者側光終端装置にリソースの割り当てを行なうステップと、を少なくとも含むことを特徴とする光通信方法。
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