JP5329129B2 - 工具吊り下げ用連結装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ナットの締め付けあるいは弛めるために用いられるレンチやその他の工具を作業者の人体に吊り下げる際に用いる工具吊り下げ用連結装置に関する。
ナットの締め付けや締め付け解除の際に用いられる工具の一つであるレンチは、その使用箇所がいろいろであるが、例えば高所での作業にも用いられる。
高所作業を行う場合には、持参した工具の落下を防止するために工具を作業者のベルトなどに吊り下げたり、あるいは収納袋をベルトに吊り下げてその袋の中に工具を入れておくなどの処置が採られている。
収納袋に入れた場合には作業に際して袋から取り出すのに手間がかかるなどの不便がある。
そこで、工具を直接ベルトなどに吊り下げて作業の際の取り出し性を良くして作業性を改善するようにした連結装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1には、工具としてドライバを対象とした場合、ドライバの軸部に嵌め込むことができるリングを一端に設け、他端にはベルト側に取り付けた工具ホルダーのリングに掛け止めできるループ部を設けたワイヤを作業者側と工具との連結に用いることが開示されている。
特許文献2には、工具としてレンチを対象とした場合、レンチの厚さ方向に貫通する部分に挿通されるネジ棒を長手方向一端に、そして長手方向他端にループ部を形成し、ネジ棒の一端に形成されたフランジ部とナットとによりレンチを挟み込むことでレンチ側とワイヤとを一体化し、ベルトに装着された吊り下げ部にループ部を掛け止めすることでレンチ側と作業者側とを連結するようにした構成が開示されている。
特許文献3には、ドライバを対象とした場合、ドライバの軸部に装着される接続部に形成された係止孔にベルト側の装着されている引き紐先端金具のフックを掛け止めることで作業者側とドライバとを連結する構成が開示されている。
実開平6−75672号公報 特開2006−231502号公報 特開2001−322075号公報
上記特許文献に開示されている連結装置は、いずれも連結のための構成が大がかりなものとなったり、連結操作性が悪いという問題がある。
特許文献1に開示の構成では、ドライバの軸部に挿嵌するためのリング部およびリングの抜け止めを行うためのゴム製のストッパ部材を必要とすることから連結のための部品点数が多くなる。
特許文献2に開示の構成では、ワイヤの一端にレンチの厚さ方向に貫通する部分に挿通されるネジ部は挿通するだけではなく、フランジとナットとによりレンチを挟み込む作業が必要となり、簡単な連結作業が行えない。
特許文献3に開示の構成では、ドライバのネジ棒に連結用の引き紐接続部材を新たに装着して初めて連結が行えることから特許文献1に開示の構成と同様に、ドライバ本来の機能以外の部品を必要とする。
本発明の目的は、上記従来の吊り下げ用連結装置における問題に鑑み、端部を抜け止め形状に接合したループコードとこれをインサートとして受け入れた状態で固定支持する止め玉のみで構成し、部品点数の増加や作業性の悪化を防止して作業者と工具とを連結することができる工具吊り下げ用連結装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は次の(1)(2)(3)の形態を含む
(1)端部同士を合わせ固定した接合端を有する縒り線が用いられたループコードと、
前記接合端をインサート成形されて固定支持する、該接合端の抜け止め形状よりも大径の止め球とを備え
(2)(1)記載の形態において、
前記端部同士を合わせ固定した接合端には接合固定塊が設けられループコードのインサートの抜け止め端を形成する
(3)(2)記載の形態において、
前記抜け止め端の抜け止め形状である接合固定塊は溶接または半田付けにより、前記抜け止め端を異形または肥大化させたものである。
本発明のさらに他の実施形態とし、次の形態が考えられる。
前記止め球が前記ループコードの接合端の長手方向に平行する長軸線を有する形状を有していることを特徴とする前記(1)〜(3)に記載の形態
前記止め球が円柱または樽型の形状であることを特徴とする(1)〜(3)に記載の形態
前記止め球から外側に位置するループコードにおいて該止め球近傍でループコードを構成する縒り線同士が互いに近接若しくは密着されていることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の形態
本発明によれば、縒り線ループコードと、この端部同士が合わされた接合端をインサート成形することで固定支持するインサート成形による止め球とで連結装置が構成され、止め球を工具の隙間に挿入して抜け止め部とすることができるので、簡単な構成で、しかも、工具側への特別な加工を要しないで済む。工具側は工具の使い勝手、つり下げ勝手を考慮してループコードを挿入する小径の孔(コードの2本強)を予め準備しておけば、一層便利である。
しかも、ループコードにおける接合端近傍の止め玉からの延出部が互いに近接若しくは密着するようになっているので、ループコードが工具の回転軸として用いられることになるので、工具の回転を容易にし、これによって吊り下げられた工具の向きが自由に変えられる。これにより、作業者の腰などに当たっても工具が容易に逃げる方向に回転するので、工具の態勢が固定された場合と違って作業者への反撥を小さくすることができる。
以下、図面により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、工具としてナットの締結作業に用いられるトルクレンチの一つである、自在スパナTを対象とした場合に本発明による工具吊り下げ用連結装置1を装着した状態の外観図である。
自在スパナTは、基体となる部分TAとネジTBの回転に連動して摺動可能な締め付け部分TCとを備えており、ネジTBの設置部分TA1にはネジTBを回転させるための隙間Gが存在している。
一方、本発明による工具吊り下げ用連結装置1は、図1および図2Aに示すように、端部同士を合わせることで接合部1A1を構成されている縒り線を用いたループコード1Aと、接合部1A1をインサート成形されて固定支持する止め球1Bとで構成されている。
図2Aにおいて、ループコード1Aは、ステンレス等の金属線を束にした縒り線が用いられ、縒り線の端部同士を合わせられて接合部1A1が構成されている。
この接合は、ループコード1Aの端部を揃えて周知の接合技術(半田,溶接)で、肥大化または異形化して接合して接合固定塊1A2を形成する。
図2Bに接合固定塊の例を示す、この接合固定塊1A2は接合に関連して必然的に発生する変形であるが、インサート部分の抜け止めのために不可欠な形状を提供している。
接合部1A1(図2A)または接合固定塊1A2を図示した接合部は、インサート成形により止め球1B内の中心位置に装填された状態で、縒り線よりも大径の止め球1Bと一体化されている。インサート成形は、金型内にインサート(接合された接合端)を挿入して樹脂を注入することにより、インサートが樹脂の止め玉に保持される。
止め球1Bは、接合部1A1での縒り線の延長方向に平行する長手方向の軸線、いわゆる長軸方向を有する形状を有し、図2Aにおいては樽型に形状化されている。この形状に関しては、長軸方向が接合部1A1の延長方向に平行するものであれば良く、円柱形であっても良い。
止め球1Bから延長されてループ状になっているループコード1Aは、止め球1Bの近傍において縒り線同士が互いに近接若しくは密着されている。このような構成とすることにより、縒り線同士が離れた場合と違って挿通される工具であるスパナTに有する隙間Gにおいてループコード1Aの密着部分を支点として用いることができる。これにより、スパナTが回転しやすい状態とすることができる。また、縒り線同士が離れないことにより、スパナTのネジTBを操作する複数のノブ間に縒り線が入り込んでネジの回転を阻害するような事態も防止できる。
止め球1Bの近傍、詳しくは、止め球1Bから外側に延長された部分の一部(図2Aにおいて符号Lで示す範囲)では、ループコード1Aの縒り線同士が近接若しくは密着するようにするために、縒り線同士を互いに近接あるいは密着する向きに癖付けを行ったり、あるいは、接着剤などを用いた手法が用いられる。
特に、縒り線同士が近接もしくは密着する部分は、スパナT等の工具に対するループコード1Aの挿通部分に相当していることが工具を回転しやすくするうえで望ましいといえる。
本実施形態は以上のような構成により、止め球1Bに一体化されたループコード1Aは、そのループ部分をスパナTの隙間G内に挿入した後、例えば、作業者のベルトに装着されている掛け止め具2のフック部(図2A参照)内に挿入することによって作業者側と工具であるスパナT側とを連結することができる。
ループコード1Aは、図1に示すように、止め球1BがスパナTの隙間Gに引っかかることによって抜け止めされることになる。
工具吊り下げ用連結装置1により吊り下げられているスパナTが作業現場の周辺部に当たったりすると、衝撃を受けた方向にスパナTが不用意に回転しようとする場合がある。
このような場合、本実施形態においては、止め球1Bから外側に延長されている部分の一部が縒り線同士を互いに近接若しくは密着させているので、その部分が支軸と同じ状態となり、図3に示すように、スパナTを水平方向および垂直方向に回転しやすい状態を提供することになる。
これにより、スパナTが衝撃を受けた方向に容易に回転していわゆる、作業者への反撥を大きくしないようにできるので、作業者にとってスパナTからの反撥による衝撃の影響を受けにくくすることができる。
本実施形態においては、ループコード1Aと止め球1Bのみの組み合わせにより作業者側と工具側とを連結することができるので、工具側への特別な加工や部品の追加などを要することがない。これにより、低コストの部品とすることができる。
一方、ループコード1Aが不用意に広がるのを防止する構成としては、図2Aにおいて符号3で示すように、樹脂製の撓み変形が可能なコイルワイヤを捲装することも可能である。なお、図2Aでは、コイルワイヤ3が止め球1Bの近傍付近のみに捲装されている状態が示されているが、これに限らず、ループ部分のみを残した領域を捲装範囲とすることも可能である。
本発明による工具吊り下げ用連結装置の実装状態を示す外観図である。 本発明による工具吊り下げ用連結装置の構成を説明するための模式図である。 本発明による工具吊り下げ用連結装置のループコードの接合端の接合固定塊を説明するための模式図である。 本発明による工具吊り下げ用連結装置の作用を説明するための図である。
符号の説明
1 工具吊り下げ用連結装置
1A ループコード
1A1 接合部
1A2 接合固定塊(抜け止め端)
1B 止め球
2 掛け止め具
T スパナ
G 隙間

Claims (1)

  1. 端部終端同士を合わせ固定する接合固定塊(1A2)を有するループコード(1A)と、
    前記接合固定塊と端部終端を成形金型にインサートして一体成形した前記接合固定塊よりも大きい径の止め球(1B)と、からなる工具吊り下げ用連結装置。
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