JP5329107B2 - 太陽電池及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体基板の裏面側にn型領域とp型領域とを形成した裏面接合型の太陽電池及びその製造方法に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵に供給される太陽光を直接電気に変換することができるため、新しいエネルギー源として期待されている。
従来、半導体基板の裏面側にn型領域とp型領域の両方が形成された、いわゆる裏面接合型の太陽電池が提案されている(特許文献1参照)。n型領域とp型領域とは、半導体基板の裏面側において、所定の方向に沿って形成される。n型領域上には、半導体基板内部で生成された電子を収集するn側電極が形成される。p型領域上には、半導体基板内部で生成された正孔を収集するp側電極が形成される。
一般的に、n側電極及びp側電極(以下、「電極」という。)は、フォトリソグラフィー法、インクジェット法、スクリーン印刷法、或いはディスペンサー法を用いて、導電性材料を所定のパターンで配置することにより形成される。
特開2001−267610号公報
しかしながら、電極の形成に上記各手法を用いると、次のような問題があった。
すなわち、フォトリソグラフィー法を用いると、電極を微細に形成できるものの、電極の形成に複数の複雑な工程を要するため、太陽電池の製造コストが増大するという問題があった。
また、インクジェット法を用いると、製造コストを低減できるものの、電極の厚膜化が困難であるため、電極の電気抵抗が増大するという問題があった。
また、スクリーン印刷法またはディスペンサー法を用いると、製造コストの低減と電極の厚膜化とを実現できるものの、電極を形成する位置の精度が低いという問題があった。従って、n型領域とp型領域とを微小な間隔で形成する場合、n型領域上にp側電極が、或いは、p型領域上にn側電極が形成されてしまうおそれがあった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、n型領域上及びp型領域上に精度良く低抵抗の電極を形成できる裏面接合型の太陽電池及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴に係る太陽電池は、光を受ける受光面と受光面の反対側に設けられる裏面とを有し、裏面側において所定の方向に沿ってそれぞれ形成される一導電型領域と他導電型領域とを含む半導体基板と、一導電型領域上に配設され、所定の方向に沿って形成された溝部を有する絶縁層と、一導電型領域上に形成され、一導電型領域と接触する一導電側電極と、他導電型領域上に形成され、他導電型領域と接触する他導電側電極とを備え、一導電側電極は、溝部に配設され、絶縁層は、半導体基板への拡散により一導電型領域を形成する一導電型不純物を含むことを要旨とする。
本発明の一の特徴に係る太陽電池において、他導電型領域上に配設され、所定の方向に沿って形成された他の溝部を有する他の絶縁層を備え、他導電側電極は、他の溝部に配設され、他の絶縁層は、半導体基板への拡散により他導電型領域を形成する他導電型不純物を含んでいてもよい。
本発明の一の特徴に係る太陽電池において、所定の方向に略直交する方向において、溝部の幅は、半導体基板から離れるほど大きくてもよい。
本発明の一の特徴に係る太陽電池において、一導電側電極は、溝部から絶縁層上に跨って配設されていてもよい。
本発明の一の特徴に係る太陽電池において、裏面のうち一導電側電極及び他導電側電極それぞれが形成される領域を除いた領域は、絶縁性を有するパッシベーション層によって覆われており、絶縁層は、パッシベーション層上に形成されていてもよい。
本発明の一の特徴に係る太陽電池の製造方法は、半導体基板の裏面上において、一導電型不純物を含む絶縁層を所定の方向に沿って形成する工程と、絶縁層にレーザ光を所定の方向に沿って照射することにより、絶縁層に溝部を形成する工程と、溝部に導電性材料を配設する工程とを備え、溝部を形成する工程において、一導電型不純物は、半導体基板の裏面側に拡散されることを要旨とする。
本発明の一の特徴に係る太陽電池の製造方法において、裏面上において、他導電型不純物を含む他の絶縁層を所定の方向に沿って形成する工程と、他の絶縁層にレーザ光を所定の方向に沿って照射することにより、他の絶縁層に他の溝部を形成する工程と、他の溝部に導電性材料を配設する工程とを備え、他の溝部を形成する工程において、他導電型不純物は、半導体基板の裏面側に拡散されてもよい。
本発明によれば、n型領域上及びp型領域上に精度良く低抵抗の電極を形成できる裏面接合型の太陽電池及びその製造方法を提供することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(太陽電池の構成)
本発明の実施形態に係る太陽電池10の構成について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る太陽電池10の裏面側の平面図である。図2は、図1のA−A線における断面図である。
図1及び図2に示すように、太陽電池10は、半導体基板11、パッシベーション層12、第1絶縁層13、第2絶縁層14、p側電極15及びn側電極16を備える。
半導体基板11は、太陽光を受ける受光面と、受光面の反対側に設けられた裏面とを有する。半導体基板11は、n型又はp型の導電型を有する単結晶Si、多結晶Siなどの結晶系半導体材料や、GaAs、InPなどの化合物半導体材料を含む一般的な半導体材料によって構成される。
半導体基板11は、図2に示すように、裏面側に形成されたp型領域11aとn型領域11bとを含んでおり、受光面における受光によって内部で光生成キャリアを生成する。光生成キャリアとは、光が半導体基板11に吸収されて生成される正孔と電子とをいう。
なお、図示しないが、半導体基板11の受光面及び裏面には、微小な凹凸(テクスチャー)が形成されていてもよい。
p型領域11aは、半導体基板11の裏面にアクセプタ(ボロン、アルミニウムなどの不純物)をドーピングすることにより形成される高濃度のp型拡散領域である。半導体基板11内部で生成される正孔は、p型領域11aに集まる。p型領域11aは、第1方向に沿ってライン状に形成される。
また、n型領域11bは、半導体基板11の裏面にドナー(リン、砒素など不純物)をドーピングすることにより形成される高濃度のn型拡散領域である。半導体基板11内部で生成される電子は、n型領域11bに集まる。n型領域11bは、第1方向に沿ってライン状に形成される。p型領域11aとn型領域11bとは、第1方向に略直交する第2方向に沿って、隣接して交互に形成される。
パッシベーション層12は、半導体基板11の裏面における光生成キャリアの再結合を抑制するパッシベーション性と絶縁性とを有する。パッシベーション層12は、i型アモルファスシリコン、窒化ケイ素、酸化ケイ素などの単層膜、又は、これらの積層膜によって構成される。パッシベーション層12は、CVD法、印刷法、塗布法などによって形成できる。また、パッシベーション層12は、半導体基板11の表面を熱や水蒸気などにより酸化することによっても形成できる。
パッシベーション層12は、第1方向に沿って形成されるパッシベーション層溝部12aを有する。パッシベーション層溝部12aには、後述するp側電極15及びn側電極16が配設される。パッシベーション層12は、半導体基板11の裏面のうち、p側電極15及びn側電極16が形成される領域を除いた領域を覆う。
第1絶縁層13は、母材と、半導体基板11に対するp型不純物(アクセプタ)とを含む。母材としては、SiO、SiN、或いは有機系樹脂などを用いることができる。アクセプタとしては、例えば、約1〜5wt%のBなどを用いることができる。
第1絶縁層13は、パッシベーション層12上において、p型領域11aに沿って形成される。ここで、第1絶縁層13は、第1方向に沿って形成された第1溝部13aを有する。第1溝部13aの第2方向における幅は、半導体基板11から離れるほど大きい。
第2絶縁層14は、母材と、半導体基板11に対するn型不純物(ドナー)とを含む。母材としては、SiO、SiN、或いは有機系樹脂などを用いることができる。ドナーとしては、例えば、約1〜10wt%のPなどを用いることができる。
第2絶縁層14は、パッシベーション層12上において、n型領域11bに沿って形成される。第2絶縁層14は、第1方向に沿って形成された第2溝部14aを有する。第2溝部14aの第2方向における幅は、半導体基板11から離れるほど大きい。
p側電極15は、p型領域11aに集まる正孔を収集する収集電極である。図2に示すように、p側電極15は、第1溝部13a及びパッシベーション層溝部12aに配設され、p型領域11aと接触する。p側電極15は、例えば、樹脂型或いは焼結型の導電性ペーストを印刷することにより形成できる。このような導電性ペーストは、銀や銅などの導電性の高い金属を含むことが好ましい。
n側電極16は、n型領域11bに集まる電子を収集する収集電極である。図2に示すように、n側電極16は、第2溝部14a及びパッシベーション層溝部12aに配設され、n型領域11bと接触する。n側電極16は、p側電極15と同様に形成できる。
なお、半導体基板11の受光面上には、半導体基板11に入射する光の反射を防止する反射防止層(不図示)が形成されていてもよい。このような反射防止層は、例えば、窒化ケイ素、酸化ケイ素などを用いて形成できる。
(太陽電池の製造方法)
次に、太陽電池10の製造方法について、図3〜5を参照しながら説明する。なお、各図(a)は、半導体基板11を裏面側から見た平面図である。各図(b)は、各図(a)の基準線における断面図である。
(a)テクスチャーの形成
まず、半導体基板11をインゴットからスライスした際に表面に形成されたダメージ、及び表面に付着した汚れ(金属、有機物)を除去するため、酸溶液またはアルカリ溶液を用いて半導体基板11の表面を洗浄する。また、これにより、半導体基板11の受光面及び裏面にテクスチャーを形成する。
(b)反射防止層、パッシベーション層の形成
次に、半導体基板11の受光面上に、反射防止層を形成する。
続いて、図3に示すように、半導体基板11の裏面略全域に、パッシベーション層12を形成する。パッシベーション層12は、例えば、CVD法を用いて形成されるi型アモルファスSi層である。
(c)絶縁層の形成
次に、図4に示すように、パッシベーション層12において、第1絶縁層13を第1方向に沿って形成する。第1絶縁層13は、例えば、インクジェット法を用いて、アクセプタを含む有機系樹脂などを塗布することにより形成できる。
次に、第1絶縁層13を加熱する。これによって、第1絶縁層13に含まれる溶剤を気化させることにより、第1絶縁層13を固化させる。
次に、図4に示すように、パッシベーション層12上に、第2絶縁層14を第1方向に沿って形成する。第2絶縁層14は、例えば、インクジェット法を用いて、ドナーを含む有機系樹脂などを塗布することにより形成することができる。
次に、第2絶縁層14を加熱する。これによって、第2絶縁層14に含まれる溶剤を気化させることにより、第2絶縁層14を固化させる。
(d)溝部、n型領域及びp型領域の形成
次に、第1絶縁層13及び第2絶縁層14それぞれの第2方向中央にレーザ光を照射し、第1方向に沿ってレーザ光を走査する。
これにより、第1絶縁層13、第2絶縁層14及びパッシベーション層12それぞれの一部を昇華させる。その結果、第1溝部13a、第2溝部14a及びパッシベーション層溝部12aが形成される。
また、この際、第1絶縁層13に含まれるアクセプタは半導体基板11の裏面側に拡散されるとともに、第2絶縁層14に含まれるドナーは半導体基板11の裏面側に拡散される。その結果、p型領域11aとn型領域11bとが形成される。
従って、図5(a)に示すように、第1溝部13a内にp型領域11aが露出し、第2溝部14a内にn型領域11bが露出する。また、図5(b)に示すように、第1溝部13aとパッシベーション層溝部12aとは繋がっており、第2溝部14aとパッシベーション層溝部12aとは繋がっている。
なお、レーザ装置としては、YAGレーザ(基本波、2倍波、3倍波)、XeClエキシマレーザ(308nm)、KrFエキシマレーザ(248nm)、ArFエキシマレーザ(198nm)などを用いることができる。また、レーザ光の走査は、ガルバノミラーやXYステージを用いて行うことができる。
(e)電極の形成
次に、導電性材料を、第1溝部13a、第2溝部14a及びパッシベーション層溝部12aに配設する。導電性材料としては、例えば、樹脂型或いは焼結型の銀ペーストを用いることができる。導電性材料の配設には、例えば、スクリーン印刷法、ディスペンサー法、或いはインクジェット法などを用いることができる。
以上により、図1及び図2に示す太陽電池10が作製される。
(作用及び効果)
本実施形態に係る太陽電池10において、p側電極15は、第1溝部13aに配設され、p型領域11aと接触する。また、n側電極16は、第2溝部14aに配設され、n型領域11bと接触する。
このように、p側電極15は、第1溝部13aに配設される。そのため、スクリーン印刷法やディスペンサー法などを用いてp側電極15を形成する際、導電性材料を第1溝部13aに従ってp型領域11aまで到達させることができる。従って、スクリーン印刷装置やディスペンサー装置による位置制御に誤差がある場合であっても、p側電極15を精度良くp型領域11aに接触させることができる。同様に、n側電極16は第2溝部14aに配設されるため、n側電極16を精度良くn型領域11bに接触させることができる。また、第1溝部13a及び第2溝部14aは平面視において容易に画像認識されるため、インクジェット法を好適に用いることができる。
また、p側電極15は第1溝部13aに配設されており、n側電極16は第2溝部14aに配設されるため、導電性材料が滲み広がることを抑制できる。従って、p側電極15とn側電極16とが交わってしまうことを抑制できる。その結果、p側電極15とn側電極16とを微小な間隔で形成できる。
また、同様の理由から、p側電極15とn側電極16との高さを大きくすることができる。従って、p側電極15とn側電極16との電気抵抗を低減できる。
また、本実施形態では、第1溝部13aは第1絶縁層13に形成されており、第2溝部14aは第2絶縁層14に形成される。従って、第1絶縁層13及び第2絶縁層14によって、p側電極15とn側電極16との絶縁性を十分に確保できる。
また、本実施形態では、第1溝部13aの第2方向における幅は、半導体基板11から離れるほど大きい。そのため、導電性材料を第1溝部13aの側壁に沿わせながらp型領域11aに導くことができる。従って、導電性材料をp型領域11aに到達させ易くすることができる。同様に、第2溝部14aの第2方向における幅は、半導体基板11から離れるほど大きいため、導電性材料をn型領域11bに到達させ易くすることができる。
また、本実施形態では、p側電極15及びn側電極16が形成される領域を除く領域は、パッシベーション層12によって覆われており、第1絶縁層13及び第2絶縁層14は、パッシベーション層12上に形成される。従って、第1絶縁層13と第2絶縁層14との間に間隙が設けられている場合であっても、半導体基板11の裏面側におけるパッシベーション性を確保できる。
また、本実施形態に係る第1絶縁層13は、半導体基板11に対するアクセプタを含む。そのため、第1絶縁層13にレーザ光を照射することにより、p側電極15を配設するための第1溝部13aを形成するとともに、p型領域11aを形成することができる。同様に、第2絶縁層14が半導体基板11に対するドナーを含むため、n側電極16を配設するための第2溝部14aを形成するとともに、n型領域11bを形成することができる。このように、溝部と半導体領域とを一工程で形成できるため、太陽電池10の製造コストを削減することができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施形態では、第1絶縁層13、第2絶縁層14、第1溝部13a及び第2溝部14aを形成したが、一組の絶縁層及び溝部のみを形成してもよい。例えば、第1絶縁層13及び第1溝部13aを形成せずに、n型領域11b上に第2絶縁層14及び第2溝部14aを形成した後、導電性材料を、第2溝部14a内及びp型領域11a上に配設してもよい。これによれば、電子に比べて拡散距離の短い正孔の収集効率を向上させるためにp型領域11aを広く(n型領域11bを狭く)形成する場合であっても、p側電極15及びn型領域11bそれぞれとn側電極16との絶縁性を十分に確保することができる。なお、この場合、p型領域11aは、熱拡散法などを用いて形成すればよい。
また、上記実施形態では、p型領域11a及びn型領域11bの形状及び本数を等しくしたが、それぞれは異なっていても良い。例えば、半導体基板11の導電型がn型である場合には、p型領域11aをn型領域11bより広く形成してもよい。この場合には、少数キャリア(正孔)をp型領域11aに優先的に集めることができるため、太陽電池10全体としての収集効率を維持できる。
また、上記実施形態では、p型領域11a、第1絶縁層13及びp側電極15それぞれの一端部を連結させたが、これらは連結されていなくてもよい。同様に、n型領域11b、第2絶縁層14及びn側電極16それぞれの一端部は連結されていなくてもよい。
また、上記実施形態では、p側電極15を第1溝部13aに配設することとしたが、p側電極15は、図6に示すように、第1溝部13aから第1絶縁層13上に跨って配設されてもよい。同様に、n側電極16は、図6に示すように、第2溝部14aから第2絶縁層14上に跨って配設されてもよい。この場合、p側電極15とn側電極16との断面積を大きくすることができるため、p側電極15とn側電極16との電気抵抗をさらに低減することができる。
また、上記実施形態では、第1絶縁層13と第2絶縁層14との間に微小な間隙を設けたが、図7に示すように、第1絶縁層13と第2絶縁層14とは接触していてもよい。
また、上記実施形態では、半導体基板11の裏面上にパッシベーション層12を形成したが、図7に示すように、パッシベーション層12は形成されなくてもよい。
本発明の実施形態に係る太陽電池10の裏面側の平面図である。 図1のA−A線における断面図である。 本発明の実施形態に係る太陽電池10の製造方法を説明するための図である(その1)。 本発明の実施形態に係る太陽電池10の製造方法を説明するための図である(その2)。 本発明の実施形態に係る太陽電池10の製造方法を説明するための図である(その3)。 本発明の実施形態に係るp側電極15及びn側電極16の構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る第1絶縁層13及び第2絶縁層14の構成を説明するための図である。
符号の説明
10…太陽電池
11…半導体基板
11a…p型領域
11b…n型領域
12…パッシベーション層
12a…パッシベーション層溝部
13…第1絶縁層
13a…第1溝部
14…第2絶縁層
14a…第2溝部
15…p側電極
16…n側電極

Claims (2)

  1. 光を受ける受光面と前記受光面の反対側に設けられた裏面とを有する半導体基板を備える太陽電池の製造方法であって、
    前記裏面上において、一導電型不純物を含む絶縁層を所定の方向に沿って形成する工程と、
    前記絶縁層にレーザ光を前記所定の方向に沿って照射することにより、前記絶縁層に溝部を形成する工程と、
    前記溝部に導電性材料を配設する工程と
    を備え、
    前記溝部を形成する工程において、前記一導電型不純物は、前記半導体基板の前記裏面側に拡散される
    ことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  2. 前記裏面上において、他導電型不純物を含む他の絶縁層を所定の方向に沿って形成する工程と、
    前記他の絶縁層にレーザ光を前記所定の方向に沿って照射することにより、前記他の絶縁層に他の溝部を形成する工程と、
    前記他の溝部に導電性材料を配設する工程と
    を備え、
    前記他の溝部を形成する工程において、前記他導電型不純物は、前記半導体基板の前記裏面側に拡散される
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽電池の製造方法。
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