JP5328966B1 - 光ファイバ融着接続システム - Google Patents

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Abstract

【課題】融着接続機を収納箱から取り出して作業台へ設置し、及び作業台から取り外して収納箱へ収納する作業を無くし、且つ融着接続機等への衝撃緩衝機能を確保できる光ファイバ融着接続システム。
【解決手段】作業台20は、融着接続機10を収容する融着接続機設置部30と、前処理作業を行う作業面22を有し、融着接続機設置部30は融着接続機10が水平方向に移動しないように拘束し、作業面22の外周には工具の落下を防止する突起23を有し、収納箱40の箱本体50は熱可塑性樹脂からなる箱本体外層51と合成樹脂発泡体からなる箱本体内層61とを有する2層構造であり、箱本体内層61は箱本体外層51を作業台20と接触させないように作業台20と嵌合し、収納箱の蓋70は熱可塑性樹脂からなる蓋外層71と合成樹脂発泡体からなる蓋内層81とを有する2層構造であり、蓋内層81は蓋外層71を作業台20と接触させない構造である。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバ融着接続システムに関する。
光ファイバの融着接続を行う際には、一般に、下記の作業が必要になる。
(1−1)光ファイバケーブルから光ファイバ心線を取り出す。
(1−2)取り出された光ファイバ心線を覆う樹脂被覆(先端部)を光ファイバ被覆除去工具によって除去する。
(1−3)先端部の被覆が除去された光ファイバ心線のガラス(裸光ファイバ)表面に残る樹脂被覆屑をアルコールで湿らせた布や紙で除去する。
(1−4)清掃された光ファイバ心線を光ファイバ切断機によって切断する。
(1−5)切断された光ファイバ心線を光ファイバ融着接続機によって融着接続する。
(1−6)融着接続された光ファイバ心線に熱収縮性の補強スリーブを被せ、融着接続機の加熱器によって加熱補強する。
(1−7)加熱補強された光ファイバ心線を接続部収納ケースの収納トレイに収納する。
(1−2)〜(1−4)は融着接続前の光ファイバ心線の前処理工程と呼ばれ、被覆除去工具、清掃用の布や紙、アルコール容器、光ファイバ切断機(カッタ)など様々な工具を置いて作業するスペースが必要になる。
光ファイバによる高速通信網を構築するための光ファイバ融着接続作業では、作業時間短縮によるコスト低減が要求されている。作業時間短縮のためには、以前は融着接続機の接続時間や加熱時間の短縮が課題であった。しかし、近年は主要幹線の整備が終了し、支線や宅地での作業が増えている。支線や宅地での融着接続においては、1箇所当たりの、接続する光ファイバの本数が少なく、作業場所の変更(移動)がより頻繁になる。このような状況においては、融着接続時間や加熱時間の短縮よりも、1つの作業場所で作業環境を構築したり撤収したりする作業の時間の短縮が重要になってくる。
融着接続作業の効率を上げるために様々な専用作業台が提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許文献1には、概ね長方形の底面を有する箱部の底面には、クロージャの底板を離間させて固定するための把持手段が設けられ、更に該箱部には、クロージャの支持線から該箱部を吊り下げるための長さ調節手段を有する支持手段が設けられている架空光ケーブルクロージャ用作業台が開示されている。
特許文献2には、作業台面に対してほぼ垂直に延びる複数のアーム部材に設けたフック部により抗張力線等の線状体に吊下され、作業面の高さを調整できる架空光ケーブルの接続作業台が開示されている。
特許文献3には、高所作業用バケット車の乗用バケットの上縁に係合するフックと、フックから下方に延びて乗用バケットの壁面に接触する押え部と、押え部の中間に水平に延出して設けられたテーブル部とからなる光ファイバ接続作業用作業台が開示されている。
特許文献4には、基材の両端部に作業ベルトが取り付けられ、その基材には任意の角度で回転停止できるヒンジを介して固定具が取り付けられ、且つ基材と固定具との間には融着接続機を取り付けた状態で基材に折り曲げ可能とする融着接続機収納部が形成されている融着接続機搭載用作業台が開示されている。
前述したように、接続作業現場1箇所における光ファイバの接続本数は減り、接続作業を行う場所を1日に何度も変更する必要がある。作業現場間の移動には自動車を使うことが多い。しかし、FTTH(Fiber To The Home)工事のように宅地に近い部分の支線工事、すなわちマンションや宅内周辺での接続作業においては、自動車で接続作業現場に近づくことができない。また、通常の幹線工事においても、駐車スペースが無いなどの理由により、自動車の駐車スペースと作業現場が近接していない場合も多い。
一般に直径0.125mmとされる通信用光ファイバを融着接続する融着接続機は精密機械である。また、光ファイバカッタ等の周辺工具も精密に調整されている。これらの機械や工具に対する衝撃や振動は最小限にとどめる必要がある。そのため、融着接続機の運搬には、衝撃緩衝機能を持つ搬送箱に入れることが望まれる。
自動車での移動中や自動車から接続作業現場までは、融着接続機は搬送箱に入れた状態で運搬される。接続作業現場で搬送箱を開梱し、別途運搬した作業台に融着接続機を据え付けた後に作業を開始する。工事完了後は融着接続機を作業台から取り外し、搬送箱に収納してから自動車まで運搬する。
一般的に作業台と搬送箱の2つを運搬する作業手順において、下記作業が必要になる。
(2−1)作業前に、融着接続機や工具を搬送箱から取り出す。
(2−2)作業前に、融着接続機や工具を作業台へ設置する。
(2−3)作業後に、融着接続機や工具を作業台から取り外す。
(2−4)作業後に、融着接続機や工具を搬送箱へ収納する。
(2−1)〜(2−4)の作業を無くすため、特許文献5では、融着接続機および周辺工具類を収納する本体部と、本体部に対して開閉自在となっている蓋部とからなり、本体部に対して蓋部を開いた状態で、本体部の前に作業のための平面部が形成される作業箱が提案されている。この提案により融着接続機や工具を作業台へ設置したり取り外したりする必要はなくなった。しかし、特許文献5の作業箱は、衝撃緩衝機能がないため長距離の運搬には適さない。また、雨や埃を防ぐことはできない。
特許文献6では、衝撃緩衝機能を持つ搬送箱の上に作業台を取り付けることが提案されている。この提案により、作業台と搬送箱を同時に運搬することが可能になった。しかし、接続作業現場に到着した後、ネジなどで固定されている作業台を搬送箱の上面から取り外し、搬送箱の蓋を開けて融着接続機や様々な工具を取り出し、取り出した物品を作業台の上に配置する必要がある。また、接続作業終了後は、この逆の作業を行い、作業台の上から融着接続機や様々な工具を取り外し、それらを搬送箱に収納し、最後に作業台を搬送箱に取り付ける必要がある。このため、特許文献6の搬送箱では、上記(2−1)〜(2−4)の作業を無くす課題は解決されていない。
特許文献7には、箱部の上部に開閉可能に蓋部が設けられ、箱部の一対の側面部の作業者側端部に胴体ベルトが取り付けられ、箱部の一対の側面部の各々に長さ調整可能な吊りベルトが取り付けられ、箱部及び蓋部が柔軟性材料で形成され、箱部の底面部にその平面を規定する板状体が配される融着接続機用収容ケースが開示されている。しかし、この収容ケースには、作業台が設けられていない。
特許文献8には、工具収納箱を収納トレイ上に配置でき、収納トレイを工具箱本体の上に係合可能な工具箱が開示されている。
特許文献9には、楕円状の箱本体及び上蓋と、上蓋に取り付けられたハンドルと、箱本体の上にぎざぎざのスロット溝を有する収納トレイを設けた工具箱が開示されている。
これらの工具箱は、箱内の空間を分割することで工具収納量を増やすと共に収納場所を安定させることを効果としている。また、融着接続機を収納するものではなく、衝撃緩衝機能がない。そして、収納トレイは硬質の箱本体と直接接触している。
特開平10−206652号公報 特開平10−282356号公報 特開平11−005695号公報 特開2007−193097号公報 特開2006−201305号公報 特開2010−039002号公報 特開2011−145528号公報 米国特許第5680932号明細書 米国特許出願公開第2005/0056561号明細書
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、融着接続機を収納箱から取り出して作業台へ設置し、及び作業台から取り外して収納箱へ収納する作業を無くすことができ、且つ融着接続機や工具に対する衝撃緩衝機能を確保することが可能な光ファイバ融着接続システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、融着接続機と作業台とを収納箱に収納した光ファイバ融着接続システムであって、前記作業台は、融着接続機を収容する融着接続機設置部と、光ファイバの前処理作業を行う作業面を有し、前記融着接続機設置部は、前記融着接続機が前記作業台に対して水平方向に移動しないように拘束する融着接続機拘束部を有し、前記作業面の外周には、前記前処理作業に使用する工具が前記作業面から落下することを防止する突起を有し、前記収納箱は、箱本体と、前記箱本体の上部を覆う蓋を有し、前記箱本体は、剛直な熱可塑性樹脂からなる箱本体外層と、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層とを有する2層構造であり、前記箱本体外層は、底部及び該底部の周囲に立設された側壁部を有し、前記箱本体内層は、前記箱本体外層を前記作業台と接触させないように前記作業台と嵌合する形状の作業台嵌合部を有し、前記作業台嵌合部は、前記合成樹脂発泡体が前記作業台と接触する凸部と、前記合成樹脂発泡体が前記作業台と接触しない凹部とを有し、前記蓋は、剛直な熱可塑性樹脂からなる蓋外層と、合成樹脂発泡体からなる蓋内層とを有する2層構造であり、前記蓋内層は、前記蓋外層を前記作業台と接触させない構造であることを特徴とする光ファイバ融着接続システムを提供する。
前記箱本体内層及び前記蓋内層の合成樹脂発泡体が発泡スチロールである構成も採用可能である。
前記作業台嵌合部は、3箇所以上の凸部又は互いに対向する2箇所の凸部を前記作業台の周囲に有し、これらの凸部は、前記作業台と前記箱本体外層の側壁部との間に介在する構成も採用可能である。
前記融着接続機は、その側面から外側に移動可能な表示器を有し、前記箱本体は、前記表示器の移動を妨げないように、前記箱本体の上端から下側に配置された切欠部を有する構成も採用可能である。
前記蓋は、前記箱本体の切欠部と嵌合可能な突出部を有する構成も採用可能である。
前記融着接続機は、その上面に固定された表示器を有する構成も採用可能である。
前記作業台は、融着接続後に使用する光ファイバ搬送治具を差し込むための固定穴を有する構成も採用可能である。
前記作業面の上に第1の付属物品収納部を有し、前記融着接続機設置部又は前記作業面の下に第2の付属物品収納部を有する構成も採用可能である。
前記蓋は、第1の付属物品収納部と融着接続機との間に仕切りを有する構成も採用可能である。
前記作業台は、第2の付属物品収納部と融着接続機との間に隔壁を有する構成も採用可能である。
前記箱本体の底部及び前記蓋は、収納箱の内部に水を浸入させないように防水性を有する構成も採用可能である。
本発明によれば、融着接続機を収納箱から取り出して作業台へ設置し、及び作業台から取り外して収納箱へ収納する作業を無くすことができ、且つ融着接続機や工具に対する衝撃緩衝機能を確保することが可能になる。
第1実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの外観図である。 第1実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの断面図である。 第1実施形態に係る融着接続機及び作業台の斜視図である。 第1実施形態に係る箱本体の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第1実施形態に係る箱本体の斜視図である。 第1実施形態に係る融着接続機及び作業台を収納した箱本体の上面図である。 第1実施形態に係る融着接続機及び作業台を収納した箱本体の斜視図である。 第1実施形態に係る蓋の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第1実施形態に係る蓋の斜視図である。 第2実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの外観図である。 第2実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの断面図である。 第2実施形態に係る融着接続機及び作業台の斜視図である。 第2実施形態に係る箱本体の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第2実施形態に係る箱本体の斜視図である。 第2実施形態に係る融着接続機及び作業台を収納した箱本体の上面図である。 第2実施形態に係る融着接続機及び作業台を収納した箱本体の斜視図である。 第2実施形態に係る蓋の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第2実施形態に係る蓋の斜視図である。 第2実施形態に係る融着接続機及び作業台の分解斜視図である。 第2実施形態に係る作業台の(a)斜視図、及び(b)分解斜視図である。 第2実施形態に係る融着接続機を作業台に装着した状態の斜視図である。 第3実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの外観図である。 第3実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの蓋を開いた斜視図である。 第3実施形態に係る蓋を外した状態の斜視図である。 第3実施形態に係る蓋を外した状態の上面図である。 第3実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの断面図である。 第3実施形態に係る箱本体の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第3実施形態に係る箱本体の斜視図である。 第3実施形態に係る蓋の内層と外層とを分離した上方斜視図である。 第3実施形態に係る蓋の上方斜視図である。 第3実施形態に係る蓋の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第3実施形態に係る蓋の斜視図である。 第3実施形態に係る融着接続機及び作業台の斜視図である。 第3実施形態に係る融着接続機を作業台に装着する状態の斜視図である。 第4実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの外観図である。 第4実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの蓋を開いた斜視図である。 第4実施形態に係る蓋を外した状態の斜視図である。 第4実施形態に係る蓋を外した状態の上面図である。 第4実施形態に係る光ファイバ融着接続システムの断面図である。 第4実施形態に係る箱本体の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第4実施形態に係る箱本体の斜視図である。 第4実施形態に係る蓋の内層と外層とを分離した上方斜視図である。 第4実施形態に係る蓋の上方斜視図である。 第4実施形態に係る蓋の内層と外層とを分離した分解斜視図である。 第4実施形態に係る蓋の斜視図である。 第4実施形態に係る融着接続機及び作業台の斜視図である。 第4実施形態に係る融着接続機を作業台に装着した状態の斜視図である。 第4実施形態に係る作業台の斜視図である。 第4実施形態に係る作業台の分解斜視図である。 第4実施形態に係る融着接続機設置部の拡大斜視図である。 第4実施形態に係る融着接続機の拡大斜視図である。 第4実施形態に係る融着接続機を融着接続機設置部に装着した状態の斜視図である。 第4実施形態に係る押さえプレートの(a)表側、及び(b)裏側の斜視図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
<第1実施形態>
図1〜9に、第1実施形態に係る光ファイバ融着接続システムを示す。この光ファイバ融着接続システム1は、図1及び図2に示すように、融着接続機10と作業台20とを収納箱40に収納した構成である。
図3に示すように、作業台20は、融着接続機10を収容する融着接続機設置部30と、光ファイバの前処理作業を行う作業面22を有する。ここで前後左右は、融着接続機10に対して作業者が対面する側を前側とし、作業者から見て融着接続機10の後ろ側を後ろ側とし、作業者の左右を左右とする。
融着接続機10は、少なくとも光ファイバの融着接続を行う融着接続部11を有する。この融着接続機10の場合、融着接続部11のほか、融着接続後の光ファイバに被せた補強スリーブを加熱するための補強スリーブ加熱部12、融着接続機10から作業者向けに種々の情報等を表示する表示器13、条件設定等に用いる操作部14などを有する。また、この融着接続機10は、略立方体状の本体部16に融着接続部11、補強スリーブ加熱部12やこれらの駆動部、制御部等の内蔵装置(図示せず)が配されている。本体部16の下部には複数(例えば4つ)の脚部15を有する。表示器13は、液晶、有機EL、電光式等、各種の表示方式を採用可能である。
また、融着接続機10は、本体部16の前側に移動可能なパネル部17を備え、パネル部17上に表示器13や操作部14が配されている。このパネル部17は、本体部16の上部に設けられた水平方向の回動軸16aを介して本体部16に連結されている。矢印17aのようにパネル部17を移動して所定の角度範囲内で任意の向きに表示器13を向けることが可能である。作業者は、表示器13が見やすい向きにパネル部17を移動させることができる。
融着接続機10は、融着接続機設置部30に収容される(図2参照)。
融着接続機設置部30は、融着接続機10を支持する底部31と、融着接続機10の後ろ側に設けられた背部32と、底部31及び背部32の左右両側に設けられた一対の側部33,33とを有する。底部31は略矩形状であり、底部31の四辺のうち三方は背部32及び側部33,33により囲まれ、前側は開放されている。
融着接続機設置部30は、融着接続機10が融着接続機設置部30に対して(すなわち作業台20に対して)水平方向に移動しないように拘束する融着接続機拘束部35を有する。ここでは、垂直(鉛直・上下)方向に延在する1又は2つ以上の案内溝35a,35bを有する融着接続機拘束部35が、左右両方の側部33,33の前側に形成されている。案内溝35a,35bは、融着接続機10の側面に形成された垂直方向の突起18a,18bを受け入れ可能である。突起18a,18bを案内溝35a,35bに案内させながら、融着接続機10を融着接続機設置部30の底部31に対して上下方向に動かすことにより、融着接続機10を融着接続機設置部30に装着したり取り外したりすることが可能である。
なお、図3には一部しか図示されていないが、突起18a,18b及び案内溝35a,35bは、それぞれ融着接続機10及び融着接続機設置部30の左右両側に設けられている(図6の融着接続機拘束部35,35を参照)。
融着接続機10を融着接続機設置部30に設置したとき、融着接続機10の脚部15を受ける凹み状の受け座31aが、融着接続機設置部30の底部31上(ここでは四隅)に形成されている。また、融着接続機10は本体部16の底部にネジ穴(図示せず)を有する。融着接続機設置部30の底部31の穴31b(図33を参照)からネジを用いて、融着接続機設置部30の底部31を融着接続機10の底部とネジの頭との間で挟み込む形で融着接続機10をネジ止めすることも可能である。しかし、融着接続機10の自重により常に下方向の力が働いているため、ネジ等による固定は必須ではない。
作業台20は、融着接続機10の左右に近接して、作業面22,22を有する。この作業面22,22において、光ファイバの前処理作業をすることができる。作業面22の外周には、前処理作業に使用する工具等の各種物品(図示せず)が作業面22から落下することを防止するため落下防止突起23を有する。この例では、作業面22と落下防止突起23を有する作業部21が、融着接続機設置部30の左右両側に配置されている。図示例の落下防止突起23は、側部33のある側を除く作業面22の三方に設けられ、側部33と一体化された壁部である。
融着接続前の光ファイバの前処理作業としては、上述した(1−2)〜(1−4)のような被覆除去、清掃、切断等が挙げられる。
前処理作業に使用する物品としては、光ファイバ心線を覆う樹脂被覆を除去する光ファイバ被覆除去工具(ストリッパ)、光ファイバ心線に付着した樹脂被覆屑等の塵芥を清掃するためのアルコールを入れたアルコール容器や拭き取り材(布や紙など)、光ファイバ心線を切断する光ファイバ切断機(カッタ)等が挙げられる。
作業面22の寸法は、作業に必要な面積(作業しやすさ)と収納箱の寸法(搬送しやすさ)との兼ね合いで適宜設定すればよく、特に限定されるものではないが、1辺が10〜30cmの矩形状、例えば約20cm四方などとすることができる。
作業部21は、その片側で融着接続機設置部30の側部33に一体化され、その反対側で立壁24により支持されている。作業台20の両端部(立壁24及びその近傍)には、作業台20を手で持つときに用いる取っ手穴24aや、作業台20を肩に掛けるときに肩掛けベルトやストラップ等(図示せず)を通すことが可能なベルト穴24bを有する。これらは、作業台20を収納箱40から取り出したり、収納箱40から取り出した作業台20を用いて、作業者が立ったままで融着接続作業をする場合に有用である。
また、作業台20は、融着接続後の光ファイバに補強スリーブを被せる処理(上述した(1−6)の処理)の作業性を向上するため、さらに次の構成を備える。
作業台20は、融着接続機設置部30の左右両側(側部33の上端)には、光ファイバ搬送治具(図示せず)を差し込むための固定穴33a,33bを有する。手前側の固定穴33aは融着接続機10の融着接続部11の左右両側に配置され、奥側の固定穴33bは融着接続機10に内蔵された補強スリーブ加熱部12の左右両側に配置されている(図6も参照)。融着接続作業をする際、あらかじめ手前側の固定穴33aに光ファイバ搬送治具を固定しておき、融着接続後に光ファイバを光ファイバ搬送治具に把持等により取り付ける。光ファイバ搬送治具を持って手前側の固定穴33aから外し、奥側の固定穴33bに移動させると、融着接続後の未補強の光ファイバを容易に補強スリーブ加熱部12に移動(搬送)させることができ、光ファイバの先端同士が接続された接続点への損傷を確実に防ぐことができる。この場合、光ファイバ搬送治具は、融着接続機10の融着接続部11から補強スリーブ加熱部12へ融着接続後の光ファイバを搬送する際に用いられる。
また、作業台20は、補強スリーブで補強された接続後の光ファイバを設置しておくための光ファイバ設置台32aを有する。図示例の光ファイバ設置台32aは、例えば断面がU字型のへこみ(溝)を背部32の上端に設けた構成である。
作業台20は、例えば熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、セラミックス、金属、木質材等の各種材料の1種又は2種以上から構成することができる。
図2に示すように、融着接続機10は、作業台20の融着接続機設置部30に装着した状態で、収納箱40に収納される。
収納箱40は、融着接続機10を装着した作業台20が収納される箱本体50と、この箱本体50の上部を覆う蓋70を有する。融着接続機10等を保護するための衝撃緩衝機能を持たせるため、収納箱40は、次のような構成を有する。
図4及び図5に示すように、箱本体50は、剛直な熱可塑性樹脂からなる箱本体外層51と、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層61とを有する2層構造である。図4に、箱本体外層51と箱本体内層61を分離した状態を示し、図5に、両者を組み合わせた状態を示す。
箱本体外層51は、底部52及び底部52の周囲に立設された側壁部53を有する。底部52は略矩形状であり、側壁部53は、融着接続機10の前側に対応する前壁53aと、前壁53aに対向する後壁53bと、前壁53a及び後壁53bの両端の間を塞ぐ一対の端壁53c,53cを有する。
同様に、箱本体内層61は、底部62及び底部62の周囲に立設された側壁部63を有する。底部62は略矩形状であり、側壁部63は、前壁63aと、前壁63aに対向する後壁63bと、前壁63a及び後壁63bの両端の間を塞ぐ一対の端壁63c,63cを有する。箱本体外層51と箱本体内層61とは、底部52と底部62、前壁53aと前壁63a、後壁53bと後壁63b、また端壁53cと端壁63cがそれぞれ接するように嵌合される。
図6及び図7に示すように、箱本体50は、融着接続機10を装着した作業台20を収納することができる。作業台20の周囲を、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層61が取り囲む構造となっている。箱本体内層61は、箱本体外層51を作業台20と接触させないように作業台20と嵌合する形状の作業台嵌合部65を有する(図4及び図5参照)。箱本体外層51と作業台20との間に合成樹脂発泡体から構成される箱本体内層61が介在することにより、箱の外側から作業台20への衝撃を減衰させることができる。
さらに、箱本体内層61と作業台20との間で、衝撃によって収縮する形状を有する。具体的には、箱本体内層61は、作業台嵌合部65において、箱本体内層61を構成する合成樹脂発泡体が作業台20と接触する凸部66と、当該合成樹脂発泡体が作業台20と接触しない凹部67とを有する。図6に示す例では、凸部66は前壁63aに2箇所、後壁63bに3箇所、前壁63a又は後壁63bと端壁63cとの隅に4箇所を有し、各凸部66の間は凹部67となっている。これらの凸部66は、作業台20と箱本体外層51の側壁部53との間に介在し、横揺れ等の衝撃があっても収縮して、作業台20と箱本体外層51との接触を防いでいる。
図5及び図6に示すように、作業台嵌合部65は、作業台20の周囲に3箇所以上の凸部66を有することが好ましい。作業台嵌合部65の周囲に沿った凸部66の長さによっては、互いに対向する2箇所に凸部66を設けてもよい。凸部66と凹部67が交互に設けられると、箱本体内層61の合成樹脂発泡体が全周にわたり作業台20と接触する場合に比べて、凸部66の収縮性が向上し、好ましい。
また、作業台嵌合部65の側面(箱本体内層61の側壁部63)における凸部66及び凹部67と同様に、箱本体内層61の底部62側においても、箱本体内層61を構成する合成樹脂発泡体が作業台20と接触する凸部と、当該合成樹脂発泡体が作業台20と接触しない凹部とを有する。具体的には、図2及び図4に示すように、融着接続機設置部30の側部33への当接部69と、立壁24への当接部68が箱本体内層61に設けられている。側部33への当接部69と立壁24への当接部68との間は、作業台20の作業面22と箱本体内層61との間で物品等を収納可能な物品収納凹部68aとなっている。また、側部33,33への当接部69,69の間は、融着接続機設置部30を収容可能な融着接続機収容凹部69aとなっている。
収納箱40は、蓋70(図2参照)を開けた状態(箱本体50から取り外しても取り外さなくてもよい。)で、図7に示すように箱本体50に融着接続機10を装着した作業台20を収納したまま、融着接続機10と作業台20を用いて融着接続作業を行うことができる。融着接続機10の融着接続部11及び補強スリーブ加熱部12は、作業台20の上側に位置するため、融着接続機10が箱本体50や作業台20の中に収納された状態でも、容易に操作可能である。特に融着接続部11においては、左右の光ファイバ2,2の端面の間を離した状態から近づけて突き合わせ、加熱融着することから、光ファイバ2,2を近づける前進移動を阻害しないように、箱本体50(箱本体外層51、箱本体内層61)と作業台20の形状が融着接続部11の左右それぞれのファイバ出口部11a,11aの高さにある水平面よりも下側に配置されているのが望ましい。ただし、光ファイバ2が通らない部分では、箱本体50や作業台20の一部がファイバ出口部11a,11aの高さより上側に配置されていても構わない。
上述したように、図3に示す融着接続機10は、その側面から外側に移動可能な表示器13を有する。このため、図7に示すように融着接続機10及び作業台20を箱本体50に収納した状態においても、表示器13(詳しくは図3のパネル部17)の移動を妨げないように、箱本体50の上端50aから下側に配置された切欠部54,64を有する。切欠部54,64は、箱本体外層51と箱本体内層61のそれぞれ(詳しくは前壁53a,63a)に設けられている(図4及び図5を参照)。
これらの切欠部54,64により、融着接続機10の側面に表示器13を有する場合でも、融着接続機10を箱本体50に収納したまま、作業者が表示器13を見ることができる。側面の表示器13は固定式でもよいが、可動式であっても表示器13の移動を妨げることがない。具体的には、箱本体50及び作業台20の形状は、表示器13の表示面をその垂直方向に延長した空間領域に干渉しないような形状とすることが好ましい。融着接続機の表示器が融着接続機の上面にある場合など、表示を目視するための空間領域に干渉しない場合は、箱本体の切欠部を省略することが可能である。
箱本体50は、少なくとも底部52が、収納箱40の内部に水を浸入させないように防水性を有する。箱本体外層51を構成する熱可塑性樹脂や、箱本体内層61を構成する合成樹脂発泡体が、防水性を有する材質であることが好ましい。また、水漏れの原因となる穴や隙間がないように一体形成されることが好ましい。これにより、作業現場の床面が濡れた状態でも融着接続機を設置可能になる。図示例では床面の水位が切欠部54,64に達するまでは防水可能なように、箱本体50の側壁部53,63にも上述の防水性を有する。
さらに収納箱40は、図1及び図2に示すように箱本体50の上部を覆う蓋70を有する。蓋70は、図8及び図9に示すように、剛直な熱可塑性樹脂からなる蓋外層71と、合成樹脂発泡体からなる蓋内層81とを有する2層構造である。図8に、蓋外層71と蓋内層81を分離した状態を示し、図9に、両者を組み合わせた状態を示す。
蓋外層71は、天部72及び天部72の周囲に形成された側壁部73を有する。天部72は略矩形状であり、側壁部73は、融着接続機10の前側に対応する前壁73aと、前壁73aに対向する後壁73bと、前壁73a及び後壁73bの両端の間を塞ぐ一対の端壁73c,73cを有する。
同様に、蓋内層81は、天部82及び天部82の周囲に形成された側壁部83を有する。天部82は略矩形状であり、側壁部83は、前壁83aと、前壁83aに対向する後壁83bと、前壁83a及び後壁83bの両端の間を塞ぐ一対の端壁83c,83cを有する。蓋外層71と蓋内層81とは、天部72と天部82、前壁73aと前壁83a、後壁73bと後壁83b、また端壁73cと端壁83cがそれぞれ接するように嵌合される。
蓋外層71の前壁73aには、蓋内層81の前壁83aの溝83d(図29参照)と嵌合可能なリブ73dが設けられている。リブ73dと溝83dは垂直(上下)方向に延びており、蓋外層71の強度を増すことができる。
蓋内層81は、図2に示すように蓋外層71を作業台20と接触させない構造である。蓋外層71と作業台20との間に合成樹脂発泡体から構成される蓋内層81が介在することにより、箱や蓋の外側から作業台20への衝撃を減衰させることができる。
図1に示すように、蓋70を閉じた状態では、雨や埃を遮断することが可能である。蓋70は、収納箱40の内部に水を浸入させないように防水性を有する。蓋外層71を構成する熱可塑性樹脂や、蓋内層81を構成する合成樹脂発泡体が、防水性を有する材質であることが好ましい。また、水漏れの原因となる穴や隙間がないように一体形成されることが好ましい。蓋70には吊手77が設けられている。蓋70が吊手77等の取っ手を有すると、搬送が容易になり、好ましい。
図示例の蓋70は、天部72に融着接続機設置部78を有し、その近傍に作業平面79を有する。ここでは融着接続機設置部78の左右両側にそれぞれ作業平面79,79が確保されている。蓋70の外側に融着接続機設置部78や作業平面79を有すると、融着接続機10を収納箱40から取り出して融着接続機設置部78に設置した状態で作業することも可能になる。ただし、収納箱40に収納した作業台20を用いた作業で十分であれば、蓋70の融着接続機設置部78や作業平面79が特に必要というわけではない。
融着接続機10を融着接続機設置部78に設置したとき、融着接続機10の脚部15(図3参照)を受ける凹み状の受け座78aが、融着接続機設置部78(ここでは四隅)に形成されている。
この実施形態の場合、箱本体50と蓋70との連結構造は、箱本体50の後壁53bに形成されたヒンジ軸受け55(図4及び図5参照)と、蓋70の後壁73bに形成されたヒンジ軸受け75(図8及び図9参照)とを組み合わせ、ヒンジ軸42を通して構成した回転ヒンジ41(図23参照)である。蓋70を開けて融着接続機10や作業台20を使用する際には、図7に示すように蓋を取り外せる構造としてもよい。また、180°以上回転可能な回転ヒンジ等によって、作業の邪魔にならない位置へ蓋を退避させる構造でもよい。
箱本体50の上端と蓋70の下端との間には、箱本体50(詳しくは箱本体外層51)の上端に形成された突起56(図4及び図5参照)と、蓋70(詳しくは蓋外層71)の下端に形成された溝76(図8及び図9参照)とを組み合わせた嵌合部46(図2参照)が設けられ、水漏れ等の隙間がないように密閉可能になっている。
上述したように本実施形態では箱本体50は切欠部54,64(図5参照)を有するが、蓋70は、箱本体50の切欠部54,64と嵌合可能な突出部74,84(図8及び図9参照)を有する。突起56と溝76の嵌合による嵌合部46は、箱本体外層51の切欠部54及び蓋外層71の突出部74の縁にも形成されている。これにより、図1に示すように箱本体50に対して隙間無く蓋70を閉じることができ、収納箱40の側面の防水性も確保することができる。
図2に示すように蓋70を閉じた収納箱40は、融着接続機10を載せた作業台20の全方位を、合成樹脂発泡体の箱本体内層61及び蓋内層81で取り囲み、衝撃吸収作用を有している。これにより、搬送する距離が長い場合や、坂や階段等の昇降がある場合などであっても、融着接続機10への衝撃を防ぐことができ、いかなる場所へも運搬可能になる。箱本体内層61及び蓋内層81を構成する合成樹脂発泡体としては、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリウレタン等が挙げられる。衝撃吸収性、防水性、加工性、軽量性等の観点から、発泡スチロールが好ましい。該合成樹脂発泡体は、自重では変形しないが、衝撃で変形する程度の固さを持つことが好ましい。これにより、搬送時の衝撃だけではなく、作業中でも、バケット車のエンジン振動など作業者が乗る足場に振動があっても吸収できる。
また、作業に必要な物品類を融着接続機10や作業台20とともに搬送できるようにするため、収納箱40の内部には付属物品収納部を有する。作業台20の作業面22の上に第1の付属物品収納部43を有し、作業面22の下に第2の付属物品収納部44を有する。第1の付属物品収納部43は、そこに収納した物品を、蓋70を開けるだけで(作業台20を動かさなくても)使用したり取り出したりすることができるため、毎回の作業に使用する物品(例えば補強スリーブやアルコールボトル等)を収納することが好ましい。第2の付属物品収納部44は、予備バッテリー、ACアダプタや、予備に使用する物品など取り出しの頻度が低いものを収納することが好ましい。
蓋内層81は、融着接続機10が収容される融着接続機収容凹部85と、第1の付属物品収納部43を確保する物品収納凹部86を有する。
蓋70(詳しくは蓋内層81)は、第1の付属物品収納部43と融着接続機10との間に仕切り87を有する。これにより、作業面22の上に載せて第1の付属物品収納部43に収納した物品が、蓋70を閉めた状態で融着接続機10に対して衝撃等を与えることを防ぐことができる。また、蓋70を開けると、仕切り87は蓋70とともに除かれるので、前処理した光ファイバを作業面22から融着接続機10へ移動させる作業の際に邪魔にならない。
また、作業台20は、第2の付属物品収納部44と融着接続機10との間に隔壁を有する。ここでは、作業台20のうち融着接続機設置部30の側部33が隔壁として機能する。これにより、第2の付属物品収納部44に収納した物品が、融着接続機10に対して衝撃等を与えることを防ぐことができる。
本実施形態の光ファイバ融着接続システムによれば、収納箱40の蓋70を開く、あるいは蓋70を取り外すと、中の融着接続機10と作業台20が作業の邪魔にならない状態で現れ、融着接続機10や作業台20の再配置を行うことなく、そのまま融着接続作業を開始することができる。収納箱40は、全方向からの衝撃吸収機能を有し、搬送時に精密機器である融着接続機10の故障を防ぐことができる。また、雨や埃からも融着接続機10を守ることができる。
さらに、収納箱40の中から作業台20に設置されている融着接続機10と共に作業台20を取り出すことで、融着接続作業を収納箱40から離れた状態で行うことができる。また、作業台20を収納箱40から取り出すことなく融着接続機設置部30から融着接続機10のみを取り出すこともできる。これにより、作業場所が狭い場合等、収納箱40の設置に適さない場合でも融着接続作業を行うことが可能になる。
電柱の上や架空電線の近くなど高所作業に際して、作業者がバケット車(クレーンの先にバケットを取り付けたクレーン車)のバケットに乗り込み、光ファイバ融着接続システムを持ち込んで融着接続作業をする場合のように、振動がある環境でも合成樹脂発泡体により振動を遮断し、融着接続機10を保護することができる。
収納箱40に収納した作業台20は、地面(床面)から比較的高い位置にあるため、作業台を特別に設置したり固定したりする作業を要せず、収納箱40を地面(床面)に置いてそのままの状態で融着接続作業が可能である。
収納箱の底面に4本の足がある場合、作業する地面が傾いていたり、平面でなかったりしても、作業台が滑り出すことなく安定した融着接続作業が可能である。
<第2実施形態>
図10〜21に、第2実施形態に係る光ファイバ融着接続システムを示す。この光ファイバ融着接続システム101は、図10及び図11に示すように、融着接続機110と作業台120とを収納箱140に収納した構成である。第2実施形態について、第1実施形態に対応する構成には、同じ名称を付し、重複する説明を省略又は簡略化する場合がある。
図12に示すように、この融着接続機110は、第1実施形態に係る融着接続機10と同様に、融着接続部111のほか、補強スリーブ加熱部112、表示器113、操作部114などを有する。ただし、表示器113は、融着接続部111の上面に固定された固定式である。表示器113は作業者に向かう前側(図12の右下側)が低くされ、見やすい角度で傾斜している。
融着接続機110は、作業台120の融着接続機設置部130に収容される。さらに作業台120は、光ファイバの前処理作業を行う作業トレイ121を有する。作業トレイ121は、略矩形状の作業面122と、作業面122の外周に設けられた落下防止突起123を有する。前処理作業に使用する物品や作業面122の寸法等は、第1実施形態と同様でよい。図20に示すように、作業台120の作業トレイ121と融着接続機設置部130とは着脱可能である。
融着接続機設置部130は、融着接続機110を支持する底部131と、融着接続機110の後ろ側に設けられた背部132と、底部131及び背部132の左右両側に設けられた一対の側部133,133と、作業トレイ121に連結可能な前部134を有する。底部131は略矩形状であり、底部131の四辺は背部132、側部133,133及び前部134により囲まれている。作業トレイ121の一辺に設けられた連結部124を、前部134の切欠部134aに係合させることにより、作業トレイ121と融着接続機設置部130とを連結することができる。
連結部124とは反対側の端壁部128には、水平方向に延在する突起128aが形成されている。この突起128aは、作業台120に肩掛けベルト(詳しくは後述)を取り付け首から掛け下げ、端壁部128を腹部に押し当て使用する際の滑り止めとして機能する。また、融着接続機設置部130から分離した作業トレイ121を収納する場合に、作業トレイ121を180°回転させた向きとなり、連結部124の代わりに端壁部128を融着接続機設置部130の前部134に向かい合わせても、作業台120を箱本体150に収納可能である。
図12に示すように、融着接続機設置部130は、融着接続機110が融着接続機設置部130に対して(すなわち作業台120に対して)水平方向に移動しないように拘束する融着接続機拘束部135を有する。ここでは、融着接続機110と融着接続機設置部130の背部132との間に押さえプレート136を介在させることで隙間を塞ぎ、融着接続機110の水平移動を拘束している。
具体的には、押さえプレート136を融着接続機設置部130から外した状態で図19の下向き矢印(1)に示すように融着接続機110を背部132に押し当てながら装着した後、矢印(2)に示すように融着接続機110を前側に移動させる。(1)の段階では、融着接続機110の後側突起部117が融着接続機設置部130の側部133内側の後側突起部137と背部132の間のスペース137aを通り、底部131に設置される。(2)の段階では、融着接続機110の後側突起部117及び前側突起部118が融着接続機設置部130の側部133内側の後側突起部137及び前側突起部138の下側に入り込む。最後に下向き矢印(3)に示すように押さえプレート136を背部132と融着接続機110との間に挿入することで、融着接続機110が拘束される。
押さえプレート136は、図19及び図53に示すように裏面136d側に係止爪136cを有し、これを融着接続機設置部130の背部132に形成された係止穴132aに係合させることで、引き抜きが防止される。係止穴132aを通して係止爪136cを背部132の裏側から押し込むと、両者の係合が解け、押さえプレート136の引き抜きが可能になる。
なお、融着接続機設置部130の後側突起部137は、図19では片側のみ現されているが、前側突起部138.138と同じく、側部133,133の両方に形成されている。融着接続機110の後側突起部117及び前側突起部118も同様に、融着接続機110の両方の側部116,116に形成されている。
図20において、融着接続機設置部130の側部133には、作業台120を肩に掛けるときに肩掛けベルトやストラップ等(図示せず)を通すことが可能なベルト穴133cを有する。図21に示すように、作業トレイ121を取り外して、融着接続機110を設置した融着接続機設置部130の部分のみを肩に掛けることもできる。ベルト穴133cは、融着接続機110を設置したままベルトの着脱が可能なように、側部133から上方に突出した耳状突出部133dに形成されている。
図12及び図15に示すように、融着接続機設置部130の左右両側(側部133の上端)には、光ファイバ搬送治具(図示せず)を差し込むための固定穴133a,133bを有する。手前側の固定穴133aは融着接続部111の左右両側に配置され、奥側の固定穴133bは補強スリーブ加熱部112の左右両側に配置されている。これらは、第1実施形態と同様に、融着接続後の光ファイバを融着接続部111から補強スリーブ加熱部112へ搬送する際に使用可能である。
また、図16及び図53に示すように、押さえプレート136の上部には、補強スリーブ加熱部112で補強された接続後の光ファイバを設置しておくための光ファイバ設置台136aを有する。図示例の光ファイバ設置台136aは、例えば断面がU字型のへこみ(溝)を押さえプレート136の上部136bに設けた構成である。
作業台120の作業トレイ121や融着接続機設置部130は、例えば熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等以上から構成することができる。押さえプレート136は、少なくとも係止爪136cを弾性変形可能とする必要があるが、全体を樹脂等の一体成形品とすることも可能である。
図11に示すように、融着接続機110は、作業台120の融着接続機設置部130に装着した状態で、収納箱140に収納される。収納箱140は、第1実施形態と同様に、融着接続機110を装着した作業台120が収納される箱本体150と、この箱本体150の上部を覆う蓋170を有する。融着接続機110等を保護するための衝撃緩衝機能を持たせるため、収納箱140は、第1実施形態と同様に、次のような構成を有する。
図13及び図14に示すように、箱本体150は、剛直な熱可塑性樹脂からなる箱本体外層151と、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層161とを有する2層構造である。
箱本体外層151は、略矩形状の底部152及び底部152の周囲に立設された側壁部153を有する。同様に、箱本体内層161は、略矩形状の底部162及び底部162の周囲に立設された側壁部163を有する。箱本体外層151と箱本体内層161とは、底部152と底部162、前壁153aと前壁163a、後壁153bと後壁163b、また端壁153cと端壁163cがそれぞれ接するように嵌合される。
図15及び図16に示すように、融着接続機110を装着した作業台120を箱本体150に収納すると、作業台120の周囲を、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層161が取り囲む構造となっている。箱本体内層161は、箱本体外層151を作業台120と接触させないように作業台120と嵌合する形状の作業台嵌合部165を有する(図13及び図14参照)。箱本体外層151と作業台120との間に合成樹脂発泡体から構成される箱本体内層161が介在することにより、箱の外側から作業台120への衝撃を減衰させることができる。
さらに、箱本体内層161と作業台120との間で、衝撃によって収縮する形状を有する。具体的には、箱本体内層161は、作業台嵌合部165において、箱本体内層161を構成する合成樹脂発泡体が作業台120と接触する凸部166と、当該合成樹脂発泡体が作業台120と接触しない凹部167とを有する。これらの凸部166は、作業台120と箱本体外層151の側壁部153との間に介在し、横揺れ等の衝撃があっても収縮して、作業台120と箱本体外層151との接触を防いでいる。
作業台嵌合部165は、作業台120の周囲に3箇所以上の凸部166を有することが好ましい。作業台嵌合部165の周囲に沿った凸部166の長さによっては、互いに対向する2箇所に凸部166を設けてもよい。凸部166と凹部167が交互に設けられると、箱本体内層161の合成樹脂発泡体が全周にわたり作業台120と接触する場合に比べて、凸部166の収縮性が向上し、好ましい。
また、作業台嵌合部165の側面(箱本体内層161の側壁部163)における凸部166及び凹部167と同様に、箱本体内層161の底部162側においても、箱本体内層161を構成する合成樹脂発泡体が作業台120と接触する凸部と、当該合成樹脂発泡体が作業台120と接触しない凹部とを有する。具体的には、図11及び図13に示すように、融着接続機設置部130の底部131への当接部168a,168bと、作業トレイ121の底部125への当接部169a,169bが箱本体内層161に設けられている。融着接続機設置部130への当接部168a,168bの間は、融着接続機設置部130の下に物品等を収納可能な物品収納凹部168となっている。作業トレイ121への当接部169a,169bの間は、作業面122の下に物品等を収納可能な物品収納凹部169となっている。
収納箱140は、蓋170(図11参照)を開けた状態(箱本体150から取り外しても取り外さなくてもよい。)で、図16に示すように箱本体150に融着接続機110を装着した作業台120を収納したまま、融着接続機110と作業台120を用いて融着接続作業を行うことができる。融着接続機110の融着接続部111及び補強スリーブ加熱部112は、作業台120の上側に位置するため、融着接続機110が箱本体150や作業台120の中に収納された状態でも、容易に操作可能である。特に融着接続部111においては、左右の光ファイバ2,2の端面の間を離した状態から近づけて突き合わせ、加熱融着することから、光ファイバ2,2を近づける前進移動を阻害しないように、箱本体150(箱本体外層151、箱本体内層161)と作業台120の形状が融着接続部111の左右それぞれのファイバ出口部111a,111aの高さにある水平面よりも下側に配置されているのが望ましい。ただし、光ファイバ2が通らない部分では、箱本体150や作業台120の一部がファイバ出口部111a,111aの高さより上側に配置されていても構わない。
箱本体150は、少なくとも底部152が、収納箱140の内部に水を浸入させないように防水性を有する。
さらに収納箱140は、図10及び図11に示すように箱本体150の上部を覆う蓋170を有する。蓋170は、図17及び図18に示すように、剛直な熱可塑性樹脂からなる蓋外層171と、合成樹脂発泡体からなる蓋内層181とを有する2層構造である。
蓋外層171は、略矩形状の天部172及び天部172の周囲に形成された側壁部173を有する。同様に、蓋内層181は、略矩形状の天部182及び天部182の周囲に形成された側壁部183を有する。蓋外層171と蓋内層181とは、天部172と天部182、前壁173aと前壁183a、後壁173bと後壁183b、また端壁173cと端壁183cがそれぞれ接するように嵌合される。
第1実施形態と同様に、蓋外層171のリブ173dを蓋内層181の溝183d(図42参照)は垂直(上下)方向に延びており、蓋外層171の強度を増すことができる。
蓋内層181は、図11に示すように蓋外層171を作業台120と接触させない構造である。蓋外層171と作業台120との間に合成樹脂発泡体から構成される蓋内層181が介在することにより、箱や蓋の外側から作業台120への衝撃を減衰させることができる。
第1実施形態と同様に、蓋170は防水性を有し、蓋170を閉じた状態(図10参照)では、雨や埃を遮断することが可能である。また、蓋170の天部172には、必須の構成ではないが、第1実施形態と同様に、吊手177、融着接続機設置部178、作業平面179を有する。
箱本体150と蓋170との連結構造は、第1実施形態と同様にヒンジ軸受け155,175(前者は図13及び図14、後者は図17及び図18参照)を組み合わせ、ヒンジ軸142を通して構成した回転ヒンジ141(図36参照)である。
蓋170を開けて融着接続機110や作業台120を使用する際には、図7に示すように蓋を取り外せる構造としてもよい。また、180°以上回転可能な回転ヒンジ等によって、作業の邪魔にならない位置へ蓋を退避させる構造でもよい。
箱本体150の上端と蓋170の下端との間には、第1実施形態と同様に突起156(図13及び図14参照)と溝176(図17及び図18参照)とを組み合わせた嵌合部146(図11参照)が設けられ、水漏れ等の隙間がないように密閉可能になっている。
図11に示すように蓋170を閉じた収納箱140は、第1実施形態と同様に融着接続機110を載せた作業台120の全方位を、合成樹脂発泡体の箱本体内層161及び蓋内層181で取り囲み、衝撃吸収作用を有しているので、いかなる場所へも運搬可能になる。
また、作業に必要な物品類を融着接続機110や作業台120とともに搬送できるようにするため、収納箱140の内部には付属物品収納部を有する。作業台120の作業面122の上に第1の付属物品収納部143を有し、作業面122の下に第2の付属物品収納部144を有する。第2の付属物品収納部144は、作業トレイ121の下のみならず、融着接続機設置部130の下にも設けられている。
蓋内層181は、融着接続機110が収容される融着接続機収容凹部185と、第1の付属物品収納部143を確保する物品収納凹部186を有する。
蓋170(詳しくは蓋内層181)は、第1の付属物品収納部143と融着接続機110との間に仕切り187を有する。これにより、作業面122の上に載せた物品が搬送中に融着接続機110に対して衝撃等を与えることを防ぐことができる。また、蓋170を開けると、仕切り187は蓋170とともに除かれるので、前処理した光ファイバを作業面122から融着接続機110へ移動させる作業の際に邪魔にならない。
また、作業台120は、第2の付属物品収納部144と融着接続機110との間に隔壁を有する。ここでは、融着接続機設置部130の底部131が隔壁として機能する。これにより、第2の付属物品収納部144に収納した物品が、融着接続機110に対して衝撃等を与えることを防ぐことができる。
本実施形態の光ファイバ融着接続システムによれば、収納箱140の蓋170を開く、あるいは蓋170を取り外すと、中の融着接続機110と作業台120が作業の邪魔にならない状態で現れ、融着接続機110や作業台120の再配置を行うことなく、そのまま融着接続作業を開始することができる。収納箱140は、全方向からの衝撃吸収機能を有し、搬送時に精密機器である融着接続機110の故障を防ぐことができる。また、雨や埃からも融着接続機110を守ることができる。
さらに、収納箱140の中から作業台120に設置されている融着接続機110と共に作業台120を取り出すことで、融着接続作業を収納箱140から離れた状態で行うことができる。また、作業台120を収納箱140から取り出すことなく融着接続機設置部130から融着接続機110のみを取り出すこともできる。これにより、作業場所が狭い場合等、収納箱140の設置に適さない場合でも融着接続作業を行うことが可能になる。
電柱の上や架空電線の近くなど高所作業に際して、作業者がバケット車(クレーンの先にバケットを取り付けたクレーン車)のバケットに乗り込み、光ファイバ融着接続システムを持ち込んで融着接続作業をする場合のように、振動がある環境でも合成樹脂発泡体により振動を遮断し、融着接続機110を保護することができる。
収納箱140に収納した作業台120は、地面(床面)から比較的高い位置にあるため、作業台を特別に設置したり固定したりする作業を要せず、収納箱140を地面(床面)に置いてそのままの状態で融着接続作業が可能である。
収納箱140の底面に4本の足152a(図10及び図11参照)がある場合、作業する地面が傾いていたり、平面でなかったりしても、作業台が滑り出すことなく安定した融着接続作業が可能である。
<第3実施形態>
図22〜34に、第3実施形態に係る光ファイバ融着接続システムを示す。この光ファイバ融着接続システム1Aは、融着接続機10と作業台20Aとを収納箱40Aに収納し、収納箱40Aは、箱本体50Aと、その上部を覆う蓋70Aを有する構成である(図22〜26参照)。第3実施形態における作業台20A、収納箱40A、箱本体50A、蓋70Aの各部の構成について、第1実施形態に対応する構成には、同じ符号及び名称を付し、重複する説明を省略する場合がある。
本実施形態においても、他の実施形態と同様に、箱本体50Aは、剛直な熱可塑性樹脂からなる箱本体外層51と、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層61とを有する2層構造である(図27及び図28参照)。また蓋70Aは、剛直な熱可塑性樹脂からなる蓋外層71と、合成樹脂発泡体からなる蓋内層81とを有する2層構造である(図29〜図33参照)。さらに作業台20Aは、融着接続機10を収容する融着接続機設置部30と、光ファイバの前処理作業を行う作業面22を有する(図33〜34参照)。
第3実施形態に係る光ファイバ融着接続システムが、第1実施形態と同様な作用効果を奏することは、いうまでもない。
さらに本実施形態の場合、図26に示すように、蓋70Aの内側の融着接続機10が収容される融着接続機収容凹部85と作業面22上の物品を収納する物品収納凹部86,86との間がつながっており、作業面22上に物品を収納するスペースをより広く確保することができる。
また、本実施形態の作業台20Aは、それぞれの作業面22,22に物品等を載置可能な凹部26,26を有する。これにより、作業面22上で使用中の物品とその他の物品を整然と配置することができ、作業性が向上する。
<第4実施形態>
図35〜53に、第4実施形態に係る光ファイバ融着接続システムを示す。この光ファイバ融着接続システム101Aは、融着接続機110と作業台120Aとを収納箱140Aに収納し、収納箱140Aは、箱本体150Aと、その上部を覆う蓋170Aを有する構成である(図35〜39参照)。第4実施形態における作業台120A、収納箱140A、箱本体150A、蓋170Aの各部の構成について、第2実施形態に対応する構成には同じ符号及び名称を付し、重複する説明を省略する場合がある。
本実施形態においても、他の実施形態と同様に、箱本体150Aは、剛直な熱可塑性樹脂からなる箱本体外層151と、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層161とを有する2層構造である(図40及び図41参照)。また蓋170Aは、剛直な熱可塑性樹脂からなる蓋外層171と、合成樹脂発泡体からなる蓋内層181とを有する2層構造である(図42〜図45参照)。さらに作業台120Aは、融着接続機110を収容する融着接続機設置部130と、光ファイバの前処理作業を行う作業面122を有する(図46〜53参照)。
第4実施形態に係る光ファイバ融着接続システムが、第2実施形態と同様な作用効果を奏することは、いうまでもない。
さらに本実施形態の作業台120Aは、作業面122に物品等を載置可能な凹部126,127を有する。これにより、作業面122上で使用中の物品とその他の物品を整然と配置することができ、作業性が向上する。凹部126は作業面122上に突設された仕切り126aにより区画され、凹部127は作業面122より低く窪んでいる。
また、図39等に示すように、作業面122上の凹部126と蓋170A側に設けられた凹部186aとの間に、アルコール容器3等の高さのある物品を収容できる。凹部127は、凹部126とは水平面上で180°回転した対称な位置に設けられている。これにより、融着接続機設置部130から作業トレイ121を分離して(図48及び図49参照)、端壁部128を融着接続機設置部130に向かい合わせたときでも、アルコール容器3等を、作業面122上の凹部127と蓋170Aの凹部186aとの間に収容可能である。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、箱は、箱本体の側壁部の上端と蓋の側壁部の下端とを突き合わせる方式に限られるものではなく、箱本体の上面に水平方向に蓋を差し込む方式や、箱本体の対向する2辺にそれぞれ軸で両開きの蓋を取り付ける方式としてもよい。
融着接続される光ファイバは、光ファイバケーブルから取り出した光ファイバ心線に限られるものではなく、光ファイバコード等でもよい。光ファイバ心線としては、石英系ガラスからなるコア及びクラッドを有する裸光ファイバの周囲に1層又は2層以上の樹脂被覆を設けたものが挙げられる。
作業台20の落下防止突起23や側部33は、形状を柵状としたり、杭状の構造物を適当な間隔で列に並べてもよい。
1,1A,101,101A…光ファイバ融着接続システム、2…光ファイバ、10,110…融着接続機、11,111…融着接続部、12,112…補強スリーブ加熱部、13,113…表示器、20,20A,120,120A…作業台、22,122…作業面、23,123…落下防止突起、30,130…融着接続機設置部、32a,136a…光ファイバ設置台、35,135…融着接続機拘束部、40,40A,140,140A…収納箱、43,143…第1の付属物品収納部、44,144…第2の付属物品収納部、50,50A,150,150A…箱本体、51,151…箱本体外層、52,62,152,162…底部、53,63,153,163…側壁部、53a,63a,153a,163a…前壁、53b,63b,153b,163b…後壁、53c,63c,153c,163c…端壁、61,161…箱本体内層、65,165…作業台嵌合部、66,166…凸部、67,167…凹部、70,70A,170,170A…蓋、71,171…蓋外層、72,82,172,182…天部、73,83,173,183…側壁部、73a,83a,173a,183a…前壁、73b,83b,173b,183b…後壁、73c,83c,173c,183c…端壁、81,181…蓋内層。

Claims (11)

  1. 融着接続機と作業台とを収納箱に収納した光ファイバ融着接続システムであって、
    前記作業台は、融着接続機を収容する融着接続機設置部と、光ファイバの前処理作業を行う作業面を有し、
    前記融着接続機設置部は、前記融着接続機が前記作業台に対して水平方向に移動しないように拘束する融着接続機拘束部を有し、
    前記作業面の外周には、前記前処理作業に使用する工具が前記作業面から落下することを防止する突起を有し、
    前記収納箱は、箱本体と、前記箱本体の上部を覆う蓋を有し、
    前記箱本体は、剛直な熱可塑性樹脂からなる箱本体外層と、合成樹脂発泡体からなる箱本体内層とを有する2層構造であり、
    前記箱本体外層は、底部及び該底部の周囲に立設された側壁部を有し、
    前記箱本体内層は、前記箱本体外層を前記作業台と接触させないように前記作業台と嵌合する形状の作業台嵌合部を有し、
    前記作業台嵌合部は、前記合成樹脂発泡体が前記作業台と接触する凸部と、前記合成樹脂発泡体が前記作業台と接触しない凹部とを有し、
    前記蓋は、剛直な熱可塑性樹脂からなる蓋外層と、合成樹脂発泡体からなる蓋内層とを有する2層構造であり、
    前記蓋内層は、前記蓋外層を前記作業台と接触させない構造であることを特徴とする光ファイバ融着接続システム。
  2. 前記箱本体内層及び前記蓋内層の合成樹脂発泡体が発泡スチロールであることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ融着接続システム。
  3. 前記作業台嵌合部は、3箇所以上の凸部又は互いに対向する2箇所の凸部を前記作業台の周囲に有し、これらの凸部は、前記作業台と前記箱本体外層の側壁部との間に介在することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ融着接続システム。
  4. 前記融着接続機は、その側面から外側に移動可能な表示器を有し、
    前記箱本体は、前記表示器の移動を妨げないように、前記箱本体の上端から下側に配置された切欠部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバ融着接続システム。
  5. 前記蓋は、前記箱本体の切欠部と嵌合可能な突出部を有する請求項4に記載の光ファイバ融着接続システム。
  6. 前記融着接続機は、その上面に固定された表示器を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバ融着接続システム。
  7. 前記作業台は、融着接続後に使用する光ファイバ搬送治具を差し込むための固定穴を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光ファイバ融着接続システム。
  8. 前記作業面の上に第1の付属物品収納部を有し、前記融着接続機設置部又は前記作業面の下に第2の付属物品収納部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ファイバ融着接続システム。
  9. 前記蓋は、第1の付属物品収納部と融着接続機との間に仕切りを有することを特徴とする請求項8に記載の光ファイバ融着接続システム。
  10. 前記作業台は、第2の付属物品収納部と融着接続機との間に隔壁を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の光ファイバ融着接続システム。
  11. 前記箱本体の底部及び前記蓋は、収納箱の内部に水を浸入させないように防水性を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の光ファイバ融着接続システム。
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