JP5328824B2 - 無線通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、携帯電話ネットワークや無線LAN等の無線通信方式の異なる無線通信ネットワーク間でのハンドオーバが可能な、いわゆるマルチモード対応の無線通信端末に関するものである。
このような無線通信端末として、例えば、異なる無線通信ネットワークに対応する複数の無線通信部を備え、全ての無線通信部に常時電力を供給して、一の無線通信部により対応する無線通信ネットワークでの通信を継続しながら、他の無線通信部によりハンドオーバ可能な他の無線通信ネットワークを検索し、ハンドオーバ要因が発生した場合に、検索された他の無線通信ネットワークにハンドオーバするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に開示の無線通信端末によると、通信中にない他の無線通信部によりハンドオーバ可能な無線通信ネットワークと無線リンクを形成してからハンドオーバを実行するので、通信の瞬断を防止して、シームレスなハンドオーバが可能となる。
特開2004−15192号公報
しかしながら、上記の特許文献1に開示の無線通信端末においては、通信中にない他の無線通信部に常時電力を供給している。このため、通信中の無線通信部による通信状態が良好で、ハンドオーバ要因が発生しない場合であっても、他の無線通信部においては、ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークの検索処理が行われ、電力が無駄に消費されることになる。その結果、特に、無線通信端末がバッテリで駆動される場合は、バッテリが消耗して、使用可能時間が短くなることが懸念される。
また、無線通信端末の送信電力は、通常、対応する基地局との間の無線状態に応じて制御され、その送信電力設定値は、ハンドオーバ要因が生じるエリアフリンジにおいて高くなる。しかも、ハンドオーバ要因が生じるエリアフリンジ近傍の領域は、無線通信端末がハンドオーバ可能な他の無線通信ネットワークの基地局に対しても、そのエリアフリンジに比較的近い領域となる場合が多い。このため、上記特許文献1に開示のように、他の無線通信部に電力を常時供給しながら、ハンドオーバ先の基地局を検索する場合は、無線通信端末は、ハンドオーバ先の基地局に対しても、他の無線通信部から高い送信電力で端末情報等を送信して位置登録することになるため、ハンドオーバが完了するまでに、双方の無線通信部で相当の電力が使用されることになる。その結果、電力使用量がより増加して、バッテリの使用可能時間がより短くなることが懸念される。
また、各無線通信部は、無線通信方式によって変調方式や使用周波数帯域等が異なることから、一般には、同じ送信電力設定値でも消費電力値が異なる。図4は、その一例を示すもので、2つの無線通信部における送信電力設定値に対する消費電力特性AおよびBを示している。図4では、消費電力特性Aの無線通信部を用いる無線通信ネットワークによる通信の方が、消費電力特性Bの無線通信部を用いる無線通信ネットワークによる通信よりも、総じて消費電力が高くなっている。
このため、各無線通信部に電力を常時供給しながら、例えば、消費電力特性Bの無線通信部を用いる無線通信ネットワークでの通信中に、ハンドオーバ要因が生じて、消費電力特性Aの無線通信部を用いる無線通信ネットワークへハンドオーバすると、より消費電力値が高くなって、電力使用量がさらに増加し、バッテリの使用可能時間がさらに短くなることが懸念される。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、電力の無駄な使用を防止して、異なる無線通信ネットワーク間でのハンドオーバを効率よく実行でき、バッテリの使用可能時間を延長できる無線通信端末を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る無線通信端末の発明は、
異なる無線通信ネットワークに無線接続可能で、それぞれ受信回路および送信回路を有する複数の無線通信部と、
前記複数の無線通信部のいずれか一つが、対応する無線通信ネットワークと無線接続中にハンドオーバ要因の発生を検出するハンドオーバ要因検出部と、
前記異なる無線通信ネットワークにおけるハンドオーバ時の接続先の優先順位を表す接続先優先順位を記憶する記憶部と、
バッテリを含む電源部と、
前記ハンドオーバ要因検出部によりハンドオーバ要因の発生が検出されると、前記記憶部に記憶されている前記接続先優先順位に従って他の無線通信部の受信回路に前記電源部から電力を供給し、該受信回路が受信した信号でハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されたか否かを順次判定していき、前記ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されたときの無線通信ネットワークに対応する無線通信部への前記電源部からの電力の供給を制御してハンドオーバの実行を制御する制御部と、
を有することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の無線通信端末において、
前記ハンドオーバ要因検出部によりハンドオーバ要因の発生が検出されると、前記制御部は、
検出時間優先が設定されていない場合、前記記憶部に記憶されている前記接続先優先順位に従って他の無線通信部の受信回路に前記電源部から電力を供給し、該受信回路が受信した信号でハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されたか否かを順次判定していき、前記ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されたときの無線通信ネットワークに対応する無線通信部への前記電源部からの電力の供給を制御してハンドオーバの実行を制御し、
前記検出時間優先が設定されている場合、前記電源部から他の全ての無線通信部の受信回路に同時に電力を供給してハンドオーバ可能な無線通信ネットワークを検出し、その検出した無線通信ネットワークのうち、前記接続先優先順位の高い無線通信ネットワークへのハンドオーバを実行する、ことを特徴とするものである。
本発明に係る無線通信端末によると、異なる無線通信ネットワークに対応する複数の無線通信部に対しては、いずれか一つの無線通信部にのみ電力を供給して対応する無線通信ネットワークにより通信を実行し、その通信中に、ハンドオーバ要因の発生が検出されると、予め設定された検出順位に従って、他の無線通信部への電力の供給を制御してハンドオーバの実行を制御するので、電力の無駄な使用を防止して、異なる無線通信ネットワーク間でのハンドオーバを効率よく実行でき、バッテリの使用可能時間を延長することが可能となる。
本発明の第1実施の形態に係る無線通信端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した無線通信端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る無線通信端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。 無線通信方式の異なる無線通信部における送信電力設定値に対する消費電力特性を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る無線通信端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。この無線通信端末は、複数(図1では、3つ)の無線通信部1−1,1−2,1−3と、バッテリ2aを含む電源部2と、所要の情報を表示する表示部3と、音声通信における音声信号を入出力したり、ダウンロードしたオーディオ信号を出力したりするオーディオ部4と、全体の動作を制御する制御部5とを有する。
無線通信部1−1,1−2,1−3は、例えば、CDMA、WiMAX、PHSのように無線通信方式の異なる無線通信ネットワークに無線接続可能で、それぞれ受信回路11および送信回路12を有する。なお、これらの無線通信部1−1,1−2,1−3は、それぞれ異なる無線通信ネットワークに対応するように予め最適化して端末に内蔵するか、または、任意の無線通信部は、インタフェースを介して端末に着脱自在に装着可能に構成する。あるいは、無線通信部1−1,1−2,1−3は、それぞれソフトウェア無線として、適宜、所望の無線通信ネットワークに対応するように構成する。なお、異なる無線通信ネットワークは、無線通信方式の異なる無線通信ネットワークという意味も含み、同じ無線通信方式でも通信事業者の異なる無線通信ネットワークという意味も含む。
制御部5は、ベースバンド処理を含む端末全体の動作を制御するもので、例えばCPU(中央処理装置)を有して構成する。制御部5には、通信中の無線通信ネットワークにおけるハンドオーバ要因の発生を検出するハンドオーバ要因検出部6を設ける。なお、ハンドオーバ要因検出部6は、通信中の受信回路11の受信電界強度が閾値を下回る等、公知の方法によりハンドオーバ要因の発生を検出するように構成する。また、制御部5には、異なる無線通信ネットワークにおけるハンドオーバ時の検出順位を記憶する記憶部7が接続される。本実施の形態では、記憶部7に、検出順位として、図4に示したような各無線通信ネットワークにおける消費電力特性に基づく消費電力順位を記憶する。また、記憶部7には、異なる無線通信ネットワークに対する利用契約等に応じて、例えばユーザにより設定される接続先優先順位や検出時間優先の有無を、検出順位として記憶可能に構成する。なお、消費電力順位は、消費電力が高い方が順位が高いものとする。したがって、例えば、図4の場合は、消費電力特性Aの無線通信ネットワーク方が、消費電力特性Bの無線通信ネットワークよりも消費電力順位が高いことになる。
本実施の形態に係る無線通信端末は、無線通信の開始時、無線通信部1−1,1−2,1−3に対しては、いずれか一つの無線通信部にのみ、例えば予め設定された無線通信ネットワークに対応する無線通信部にのみ電力を供給するように、制御部5により電源部2から無線通信部に対する電力供給を制御する。これにより、電力が供給された無線通信部を、対応する無線通信ネットワークに無線接続して音声通話またはデータ送受等の通信を実行する。
その後、通信中に、ハンドオーバ要因検出部6によりハンドオーバ要因の発生が検出されると、制御部5は、他の無線通信部への電力の供給を制御してハンドオーバの実行を制御する。
以下、ハンドオーバ要因検出部6によりハンドオーバ要因の発生が検出された場合の動作について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。なお、ハンドオーバ要因の発生前には、本実施の形態に係る無線通信端末は、現在通信している無線通信ネットワークに対応する無線通信部にのみ電力を供給している。また、本実施の形態では、検出順位として消費電力順位が設定されており、消費電力順位に加えて接続先優先順位が設定されている場合および設定されていない場合について説明している。なお、接続先優先順位については、通常、接続が効率的でかつ消費電力が考慮された無線通信ネットワークの順位がユーザにより指定されている。
先ず、ハンドオーバ要因の発生が検出されると、制御部5は、記憶部7の記憶内容を参照して、接続先優先順位が設定されているか否かを判定する(ステップS21)。その結果、接続先優先順位が設定されていない場合は、制御部5は、記憶部7に記憶されている消費電力順位に従って、通信中の無線通信ネットワークを除いて、消費電力順位が最も低い無線通信ネットワークを指定して(ステップS22)、対応する無線通信部の受信回路11に電力を電源部2から所定時間供給し、これにより当該無線通信ネットワークの基地局からのパイロット信号(報知信号)が受信されたか否か、すなわち当該無線通信ネットワークが検出されたか否かを判定する(ステップS23)。なお、ステップS23において、無線通信部の受信回路11に電力を供給する所定時間は、例えば、対応する無線通信ネットワークの基地局からのパイロット信号が受信可能な最小時間とする。
ステップS23において、指定された無線通信ネットワークが検出されない場合は、所定時間供給した受信回路11の電力を停止し、制御部5は、ステップS24およびステップS25を経て、消費電力順位が低い順に無線通信ネットワークを順次指定し、その指定に応じて対応する無線通信部の受信回路11に同様に電力を電源部2から所定時間供給して、指定された無線通信ネットワークが検出されたか否かを判定する。その結果、ステップS24において、他の全ての無線通信ネットワークの検出処理が終了した場合は、制御部5は、ハンドオーバ先が見つからないと判定して、ハンドオーバを中止する(ステップS26)。
ステップS23において、指定された無線通信ネットワークが検出された場合は、次に、制御部5は、記憶部7の記憶内容を参照して、通信中の無線通信ネットワークと検出された無線通信ネットワークとにおける消費電力順位を比較する(ステップS27)。
その結果、ステップS23で検出された無線通信ネットワークの方が、通信中の無線通信ネットワークにおけるよりも消費電力順位が高い場合は、制御部5は、通信中の無線通信ネットワーク内での他の基地局からのパイロット信号の検出処理を実行して(ステップS28)、他の基地局の検出の有無を判別し(ステップS29)、他の基地局が検出された場合は、新たにハンドオーバ要因が発生するまで、検出された同一無線通信ネットワーク内の他の基地局へのハンドオーバを実行して通信を継続する(ステップS30)。
これに対し、ステップS29において、他の基地局が無い場合は、通信中の無線通信ネットワーク内でのハンドオーバはできないので、制御部5は、ステップS23で検出された他の無線通信ネットワークへのハンドオーバ処理を開始する(ステップS31)。このため、制御部5は、電源部2を制御して、ハンドオーバ先の他の無線通信ネットワークに対応する無線通信部の受信回路11および送信回路12に電力を供給して、当該無線通信部と対応する他の無線通信ネットワークとを無線接続してリンクを確立し(ステップS32)、これにより他の無線通信ネットワークへの位置登録等の必要な処理を行って、当該他の無線通信ネットワークへのハンドオーバを実行する(ステップS33)。なお、他の無線通信ネットワークへのハンドオーバが完了すると、制御部5は、電源部2を制御して、ハンドオーバ元の無線通信ネットワークに対応する無線通信部への電力の供給を遮断する。
一方、ステップS27において、ステップS23で検出された無線通信ネットワークにおける消費電力順位が、通信中の無線通信ネットワークにおける消費電力順位以下の場合は、制御部5は、ハンドオーバ要因発生時点で送信回路12に設定されている送信電力設定値を仮閾値として設定する(ステップS34)。その後、制御部5は、現時点で通信中の基地局から指定されている送信電力設定値が仮閾値よりも増加しているか否かを判定する(ステップS35)。
その結果、現時点での送信電力設定値が仮閾値以下、すなわち増加していない場合は、その後、無線通信端末が、例えば通信中の基地局に近づき、無線状態が改善される傾向にあると想定されるので、制御部5は、ハンドオーバ処理を行うことなく、現在の無線通信ネットワークによる通信を維持して(ステップS36)、ハンドオーバ要因が解消されたか否かを監視する(ステップS37)。その結果、ハンドオーバ要因が解消されていれば、制御部5は、ハンドオーバを中止して現在の無線通信ネットワークによる通信を継続し(ステップS38)、ハンドオーバ要因が解消されていない場合は、制御部5は、ステップS34に移行し、仮閾値を、現時点の送信電力設定値に設定変更して上記の動作を繰り返す。
これに対し、ステップS35において、現時点の送信電力設定値が仮閾値よりも増加している場合は、その後、無線通信端末が、例えば通信中の基地局からより離れて、無線状態がより悪化する傾向にあると想定されるので、制御部5は、ステップS32に移行する。これにより、制御部5は、上述したように、電源部2を制御して、ハンドオーバ先の他の無線通信ネットワークに対応する無線通信部の受信回路11および送信回路12に電力を供給して、当該他の無線通信ネットワークとリンクを確立し、その後、ステップS33において、当該他の無線通信ネットワークへのハンドオーバを実行する。
他方、ステップS21において、接続先優先順位が設定されている場合は、制御部5は、さらに、記憶部7の記憶内容を参照して、検出時間優先が設定されているか否かを判定する(ステップS39)。その結果、検出時間優先が設定されていない場合は、制御部5は、ステップS23に移行し、以後は、設定された接続先優先順位に従って、上述の場合と同様にして、ハンドオーバ先の無線通信ネットワークの検出処理を実行する。また、ステップS39において、検出時間優先が設定されていない場合は、制御部5は、ステップS22に移行し、記憶部7に記憶されている消費電力に従って、ハンドオーバ先の無線通信ネットワークの検出処理を実行するようにしてもよい。
これに対し、ステップS39において、検出時間優先が設定されている場合は、制御部5は、電源部2を制御して、通信中の無線通信ネットワークに対応する無線通信部を除く他の全ての無線通信部の受信回路11に同時に電力を所定時間供給し(ステップS40)、これによりハンドオーバ可能な無線通信ネットワークを検出する(ステップS41)。
その結果、ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出された場合は、制御部5は、検出された無線通信ネットワークが1つの場合は、当該無線通信ネットワークをハンドオーバ先として選出し、複数の無線通信ネットワークが検出された場合は、接続先優先順位の高い無線通信ネットワークをハンドオーバ先として選出し、検出された複数の無線通信ネットワークの接続先優先順位が同列の場合は、消費電力順位が低い無線通信ネットワークをハンドオーバ先として選出する(ステップS42)。その後、制御部5は、ステップS32に移行して、上述したように、電源部2を制御して、選出したハンドオーバ先の無線通信ネットワークに対応する無線通信部の受信回路11および送信回路12に電力を供給して、当該無線通信ネットワークとリンクを確立し、ステップS33において、当該無線通信ネットワークへのハンドオーバを実行する。
これに対し、ステップS41において、ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されなかった場合は、制御部5は、ステップS22に移行し、上述したと同様に、記憶部7に記憶されている消費電力順位に従って、ハンドオーバ先の無線通信ネットワークの検出処理を実行する。また、ステップS41において、ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されなかった場合は、制御部5は、ステップS23に移行し、設定された接続先優先順位に従って、ハンドオーバ先の無線通信ネットワークの検出処理を実行するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信端末は、異なる無線通信ネットワークに対応する複数の無線通信部1−1,1−2,1−3に対しては、いずれか一つの無線通信部にのみ電力を供給して対応する無線通信ネットワークにより通信を実行し、その通信中に、ハンドオーバ要因検出部6によりハンドオーバ要因の発生が検出されると、記憶部7に記憶されている検出順位に従って、電源部2から他の無線通信部への電力の供給を制御してハンドオーバの実行を制御する。したがって、従来のように、通信中以外の無線通信部にも常時電力を供給する場合と比較して、電力の無駄な使用を防止して、異なる無線通信ネットワーク間でのハンドオーバを効率よく実行してシームレスな通信を行うことができ、バッテリ2aの使用可能時間を延長することができる。
また、検出順位として異なる無線通信ネットワークにおける消費電力順位を用いる場合は、消費電力順位が低い順にハンドオーバ先の無線通信ネットワークを検出するので、消費電力の低い無線通信ネットワークへハンドオーバする確立が高くなり、電力使用量の増加を効率的に抑制することができる。
しかも、ハンドオーバ先として検出された無線通信ネットワークにおける消費電力が、通信中の無線通信ネットワークにおける消費電力以下の順位の場合は、直ちにハンドオーバを実行するのではなく、通信中の無線通信ネットワークにおける現時点での送信電力設定値が、ハンドオーバ要因発生時の送信電力設定値よりも増加した場合にハンドオーバを実行し、増加しない場合は、ハンドオーバを実行しない。これにより、例えば、エリアフリンジにおいてハンドオーバ要因が発生し、その後、無線通信端末がエリアフリンジから基地局側に近づいて、無線状態が改善された場合は、ハンドオーバを回避できるので、ハンドオーバの効率化が図れ、電力使用量の増加をより抑制できる。すなわち、エリアフリンジでハンドオーバ要因が発生した場合、直ちに他の無線通信ネットワークにハンドオーバすると、無線通信端末は、ハンドオーバ先に対しても、そのエリアフリンジに近い場合が多いため、その後、無線通信端末がハンドオーバ元の基地局に近づくと、ハンドオーバ先においてハンドオーバ要因が発生して、再び、ハンドオーバ元にハンドオーバすることになる。このため、ハンドオーバが短時間で複数回行われ、電力使用量が増加することになる。
また、ハンドオーバ先として検出された無線通信ネットワークにおける消費電力が、通信中の無線通信ネットワークにおける消費電力よりも高い順位の場合は、通信中の無線通信ネットワーク内でハンドオーバ先の基地局を検出することを試み、当該基地局が検出された場合は、消費電力の高い他の無線通信ネットワークにハンドオーバすることなく、消費電力の低い通信中の無線通信ネットワーク内でハンドオーバするので、電力使用量の増加をより効率的に抑制することができる。
さらに、ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークの検出順位として、接続先優先順位を用いる場合は、その接続先優先順位に従ってハンドオーバ可能な他の無線通信ネットワークを検出するので、ユーザの希望に合った、接続先優先順位の高い他の無線通信ネットワークへのハンドオーバが可能となる。また、接続先優先順位とともに検出時間優先が設定されている場合は、他の全ての無線通信ネットワークに対して同時にハンドオーバの可否を検出するので、接続先優先順位の高いハンドオーバ先の無線通信ネットワークを迅速に検出して、ハンドオーバすることが可能となり、より確実にシームレス通信を行うことが可能となる。
(第2実施の形態)
図3は、本発明の第2実施の形態に係る無線通信端末の要部の概略構成を示す機能ブロック図である。この無線通信端末は、図1に示す構成において、無線通信部毎にベースバンド部を設けて、対を成す無線通信部およびベースバンド部により、それぞれ無線システム部を構成したものである。なお、図3は、無線通信部1−1およびベースバンド部31−1を有する無線システム部32−1と、無線通信部1−2およびベースバンド部31−2を有する無線システム部32−2と、の2つの無線システム部を有する場合を示す。また、ベースバンド部31−1,31−2には、それぞれハンドオーバ要因検出部33−1,33−2を設ける。その他の構成は、図1と同様であるので、同一作用をなす構成要素には、同一参照符号を付して説明を省略する。
無線システム部32−1,32−2は、それぞれ異なる無線通信ネットワークに対応するように予め最適化して端末に内蔵するか、または、任意の無線システム部は、インタフェースを介して端末に着脱自在に装着する。あるいは、無線システム部32−1,32−2は、ソフトウェア無線として、適宜、所望の無線通信ネットワークに対応するように構成する。
本実施の形態に係る無線通信端末は、通信中の無線システム部、例えば無線システム32−1のベースバンド部31−1のハンドオーバ要因検出部33−1において、ハンドオーバ要因の発生が検出されると、制御部5は、第1実施の形態の場合と同様に、記憶部7に記憶されている検出順位に従って、無線通信部1−2に対する電源部2からの電力の供給を制御してハンドオーバの実行を制御する。この際、制御部5は、無線通信部1−2の受信回路11、あるいは、受信回路11および送信回路12への電力の供給に同期して、対応するベースバンド部31−2へ電力を供給するように電源部2を制御する。
このように、本実施の形態に係る無線通信端末は、無線通信部1−1,1−2の動作に同期して、対応するベースバンド部31−1,31−2への電力の供給を制御するので、ベースバンド部31−1,31−2に対する無駄な電力の供給を防止して、電力使用量の増加を効果的に抑制でき、バッテリ2aの使用可能時間を延長することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、記憶部7に記憶するハンドオーバ先の無線通信ネットワークの検出順位として、消費電力順位が設定されていたが、消費電力順位を設定せずに、接続先優先順位のみ、あるいは、接続先優先順位および検出時間優先が設定されることもあり得る。ここで、消費電力順位が設定されず、接続先優先順位のみが設定された場合は、制御部5は、図2においてステップS39からステップS23に移行し、以後は、設定された接続先優先順位に従って、上述の場合と同様にして、ハンドオーバ先の無線通信ネットワークの検出処理を実行する。その結果、ハンドオーバ先の無線通信ネットワークが検出された場合は、当該検出された無線通信ネットワークへのハンドオーバを実行するか、あるいは、ステップS27において、消費電力順位に替えて接続先優先順位を適用して、通信中の無線通信ネットワークと、検出されたハンドオーバ先の無線通信ネットワークとにおける接続先優先順位を比較し、その比較結果に応じて、図2で説明したと同様にしてハンドオーバの実行を制御する。
また、消費電力順位を設定せずに、接続先優先順位および検出時間優先が設定された場合は、制御部5は、図2においてステップS39からステップS40に移行して、通信中の無線通信ネットワークに対応する無線通信部を除く他の全ての無線通信部の受信回路11に同時に電力を所定時間供給する。その結果、ステップS41において、ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出された場合は、接続先優先順位の高い無線通信ネットワークをハンドオーバ先として、ハンドオーバを実行し、ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されなかった場合は、ステップS23に移行して、上記の接続先優先順位のみが設定された場合と同様に、ハンドオーバの実行を制御する。
1−1,1−2,1−3 無線通信部
2 電源部
2a バッテリ
3 表示部
4 オーディオ部
5 制御部
6 ハンドオーバ要因検出部
7 記憶部
11 受信回路
12 送信回路
31−1,31−2 ベースバンド部
32−1,32−2 無線システム部
33−1,33−2 ハンドオーバ要因検出部


Claims (2)

  1. 異なる無線通信ネットワークに無線接続可能で、それぞれ受信回路および送信回路を有する複数の無線通信部と、
    前記複数の無線通信部のいずれか一つが、対応する無線通信ネットワークと無線接続中にハンドオーバ要因の発生を検出するハンドオーバ要因検出部と、
    前記異なる無線通信ネットワークにおけるハンドオーバ時の接続先の優先順位を表す接続先優先順位を記憶する記憶部と、
    バッテリを含む電源部と、
    前記ハンドオーバ要因検出部によりハンドオーバ要因の発生が検出されると、前記電源部から他の全ての無線通信部の受信回路に同時に電力を供給してハンドオーバ可能な無線通信ネットワークを検出し、その検出した無線通信ネットワークのうち、前記接続先優先順位の高い無線通信ネットワークへのハンドオーバを実行する制御部と、
    を有することを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記ハンドオーバ要因検出部によりハンドオーバ要因の発生が検出されると、前記制御部は、
    検出時間優先が設定されている場合、前記電源部から他の全ての無線通信部の受信回路に同時に電力を供給してハンドオーバ可能な無線通信ネットワークを検出し、その検出した無線通信ネットワークのうち、前記接続先優先順位の高い無線通信ネットワークへのハンドオーバを実行し、
    前記検出時間優先が設定されていない場合、前記記憶部に記憶されている前記接続先優先順位に従って他の無線通信部の受信回路に前記電源部から電力を供給し、該受信回路が受信した信号でハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されたか否かを順次判定していき、前記ハンドオーバ可能な無線通信ネットワークが検出されたときの無線通信ネットワークに対応する無線通信部への前記電源部からの電力の供給を制御してハンドオーバの実行を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
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