JP5327940B2 - 連続シートの切断装置および切断方法 - Google Patents
連続シートの切断装置および切断方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5327940B2 JP5327940B2 JP2008033517A JP2008033517A JP5327940B2 JP 5327940 B2 JP5327940 B2 JP 5327940B2 JP 2008033517 A JP2008033517 A JP 2008033517A JP 2008033517 A JP2008033517 A JP 2008033517A JP 5327940 B2 JP5327940 B2 JP 5327940B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- cutting
- chips
- cutting machine
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Cutting Devices (AREA)
Description
(B)前記カッターによる前記シートの切断部の近傍上部に配設された第二切断機カバー
(C)第二切断機カバー(B)を挟んで前記シート上流側及び下流側に対称に付設された一対のガスノズル
(D)第二切断機カバー(B)に接続された吸引ダクト
また本願発明は、記載の切断装置を用いる切断方法であって、以下の二つの工程を有する連続シートの切断方法である。
(B)前記カッターによる前記シートの切断部の近傍上部に配設された第二切断機カバー
(C)第二切断機カバー(B)を挟んで前記シート上流側及び下流側に対称に付設された一対のガスノズル
(D)第二切断機カバー(B)に接続された吸引ダクト
次に本発明の切断方法について説明する。図1は連続シートの切断工程を表したもので、水平方向に搬送されるシート1を第一切断機2にて移動方向に沿って切断を行い、続いて、第二切断機3にて移動方向と水平直交方向に切断を行い、縦横所定サイズのシート4を得る。第一切断機2、及び第二切断機3に用いられるカッターとしては特に限定されないが、例えば丸鋸、ナイフ、スリッター、レーザー光、高圧水等が挙げられる。取り扱い性、装置コストの観点から、丸鋸が好ましい。
厚み8mm、幅2800mmのアクリル樹脂シート(三菱レイヨン(株)製アクリライト(登録商標))がローラーコンベアにより搬送速度2m/minで搬送されるアクリルシート製造ラインで、インラインで上下面に表面保護フィルム(ポリエチレン製、厚さ90μm、接着層;エチレン−酢酸ビニル共重合体)を貼り付けた。前記アクリル樹脂シートへの該保護フィルムの接着力は20g/cm(90°方向剥離時の最小荷重)であった。次に第一切断機として鋸刃の厚み3mm、鋸直径305mmの丸鋸切断機を用い、シートの流れ方向に沿って両エッジ、センターを切断し、幅1380mmの2枚のシートとした。この時、第一切断機の切断溝によってできる隙間は3mmであった。続いて第二切断機として、鋸刃の厚み3mm、鋸直径305mmの丸鋸切断機を用い、シートの流れ方向と直角方向に鋸回転数4000rpm、鋸進行速度20m/minで切断を行い、シート長1100mmとなるように切断した。
ガスノズル先端から吐出されるガス吐出速度が上流側、下流側共に280m/s、360m/s、440m/sとなるようにガスノズルにかかる圧力を設定した以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、それぞれ上流側で14個、9個、9個、下流側で16個、7個、8個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガスノズル先端から吐出されるガス吐出速度が上流側、下流側共に0m/s、つまりガスノズルへのガス供給が無い状態とする以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で106個、下流側で115個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。
ガスノズル先端から吐出されるガス吐出速度が上流側、下流側共に510m/s、570m/sとなるようにガスノズルにかかる圧力を設定した以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、それぞれ上流側で7個、8個、下流側で12個、10個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムの端が5mm程度めくれた。
ガスノズル先端から吐出されるガス吐出速度が上流側280m/s、下流側440m/sとなるようにガスノズルにかかる圧力を設定した以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で24個、下流側で9個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガスノズル9から隙間8と第二切断機カバー(B)下端部との交差箇所までの距離Lを15mmにした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉、及びマスキングのめくれを観察したところ、上流側で32個、下流側で39個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガスノズル9から隙間8と第二切断機カバー(B)下端部との交差箇所までの距離Lを10mmにした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で35個、下流側で48個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムの端が5mm程度めくれてしまうという問題が起きた。
ガスノズル9から隙間8と第二切断機カバー(B)下端部との交差箇所までの距離Lを50mmにした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で40個、下流側で46個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガスノズル9から隙間8と第二切断機カバー(B)下端部との交差箇所までの距離Lを70mmにした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で60個、下流側で70個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガス吐出方向とシート上平面とのなす角度θを30°にした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で35個、下流側で38個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガス吐出方向とシート上平面とのなす角度θを15°にした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で50個、下流側で58個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガス吐出方向とシート上平面とのなす角度θを80°にした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で39個、下流側で45個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
ガス吐出方向とシート上平面とのなす角度θを90°にした以外は実施例1と同じ条件とした。飛散する切粉を観察したところ、上流側で55個、下流側で60個の切粉飛散が認められた。確認された切粉は実施例1と同様に0.05mm〜2mmのサイズであった。また、この時シートに貼り付けた保護フィルムのめくれは認められなかった。
2 第一切断機のカッター(丸鋸)
3 第二切断機のカッター(丸鋸)
4 所定のサイズに切断されたシート
5 第二切断機カバー
6 第二切断機のカッター(丸鋸)
7 吸引ダクト
8 第一切断機の切断によってできる隙間
9 ガスノズル
10 隙間8と第二切断機カバー(B)下端部との交差箇所
Claims (8)
- 以下の二つの切断機を有する、水平に移動する連続シートの切断装置。
(1)連続シートの移動方向に沿って該シートを切断する一個以上の第一切断機。
(2)前記シートの移動に同期して移動し、下記(A)〜(D)の四つの部品を有し、前記シートの移動方向と直交水平方向に該シートを切断する第二切断機。
(A)前記シートを切断するためのカッター
(B)前記カッターによる前記シートの切断部の近傍上部に配設された第二切断機カバー
(C)第二切断機カバー(B)を挟んで前記シート上流側及び下流側に、吐出口が第一切断機を用いた前記シートの切断により生じた隙間と切断機カバー(B)下端部との交差箇所に向かって対称に付設された一対のガスノズル
(D)第二切断機カバー(B)に接続された吸引ダクト - 下記(a)〜(b)の構成を有する請求項1記載の切断装置。
(a)前記吐出口からのガス吐出方向と、前記シートの上平面とのなす角度が30°〜80°。
(b)前記吐出口先端から前記交差箇所までの距離が15mm〜50mm。 - 前記第二切断機カバー(B)が、前記シートと接触して前記シートを固定することができるようになっている請求項1または2に記載の切断装置。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の切断装置を用いる切断方法であって、以下の二つの工程を有する連続シートの切断方法。
(1)第一切断機により切断する第一の工程。
(2)第一の工程で切断されたシートを第二切断機により切断する第二の工程。 - 第二の工程において、第一の工程で切断されたシートを第二切断機カバーと接触させて固定して切断する請求項4記載の切断方法。
- 前記一対のガスノズルが第一切断機を用いた前記シートの切断により生じた隙間ごとに配置され、前記ガスノズルからガスを吐出する請求項4または5に記載の切断方法。
- 前記一対のガスノズルから吐出されるガスの吐出速度を両方とも100〜500m/secの範囲とし、かつ両方とも同じガス吐出速度とする請求項4〜6のいずれかに記載の切断方法。
- 前記連続シートの厚みが0.5mm〜20mmであり、該シート表面に保護フィルムが貼り付けられた請求項4〜7のいずれかに記載の切断方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008033517A JP5327940B2 (ja) | 2008-02-14 | 2008-02-14 | 連続シートの切断装置および切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008033517A JP5327940B2 (ja) | 2008-02-14 | 2008-02-14 | 連続シートの切断装置および切断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009190124A JP2009190124A (ja) | 2009-08-27 |
JP5327940B2 true JP5327940B2 (ja) | 2013-10-30 |
Family
ID=41072617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008033517A Expired - Fee Related JP5327940B2 (ja) | 2008-02-14 | 2008-02-14 | 連続シートの切断装置および切断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5327940B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109719779A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-07 | 林飞飞 | 一种具有防尘功能的塑料加工方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0798318B2 (ja) * | 1992-07-08 | 1995-10-25 | 明産株式会社 | ダスト捕集装置 |
JP2755345B2 (ja) * | 1994-02-10 | 1998-05-20 | ソマール株式会社 | ロータリーカッター装置 |
JP3936838B2 (ja) * | 2000-12-07 | 2007-06-27 | 住友化学株式会社 | 異物付着のないシート製品の製造方法および製造装置 |
-
2008
- 2008-02-14 JP JP2008033517A patent/JP5327940B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109719779A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-07 | 林飞飞 | 一种具有防尘功能的塑料加工方法 |
CN109719779B (zh) * | 2019-01-31 | 2020-12-15 | 江西佰利环保设备有限公司 | 一种具有防尘功能的塑料加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009190124A (ja) | 2009-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101785133B1 (ko) | 절단기, 이를 구비하는 슬리터기 및 필름의 절단 방법 | |
TWI332434B (en) | Method for adhering optical members and apparatus using the same | |
JP2008087135A (ja) | ガラス基板の端面研削装置およびその端面研削方法 | |
WO2016063940A1 (ja) | 異物の除去方法及び異物の除去装置 | |
EP2900611A1 (en) | Edge trim management for flexible glass ribbon | |
JP2983916B2 (ja) | ダスト捕集装置 | |
JP2013003436A (ja) | 異物除去方法 | |
JP2011245772A (ja) | 貼付け装置およびその貼付け装置を用いた表示用パネルの製造装置、ならびに貼付け方法およびその貼付け方法を用いた表示用パネルの製造方法 | |
JP5327940B2 (ja) | 連続シートの切断装置および切断方法 | |
KR101756902B1 (ko) | 광학 필름 적층체 스트립을 형성하는 장치 및 방법 | |
JP5600606B2 (ja) | シート製品の製造方法およびシート製品 | |
CN104418136B (zh) | 网切断方法及网切断装置 | |
TWI558528B (zh) | 刀刃及包含刀刃之液晶顯示裝置之製造系統 | |
JP2010221312A (ja) | シート裁断装置 | |
JP5466056B2 (ja) | 溶液製膜方法 | |
JP2010180436A (ja) | 箔基材連続成膜の微粒子噴射成膜システム及び箔基材連続成膜方法 | |
JP2009160536A (ja) | 付着異物除去装置、付着異物除去方法及びシート状物 | |
JP2010060253A (ja) | ガラス板付着液体除去装置及びガラス板付着液体除去方法 | |
WO2013129082A1 (ja) | フィルム切断ユニット | |
CN217412832U (zh) | 一种激光切割分条装置 | |
JP2004114248A (ja) | 切断除去装置 | |
CN104972487A (zh) | 形成光学膜层积体条带的装置以及方法 | |
JP2007331074A (ja) | テープ製造方法およびテープ製造装置 | |
WO2013073247A1 (ja) | 液晶表示素子の連続製造システムおよび液晶表示素子の連続製造方法 | |
JP6148531B2 (ja) | ゴムストリップ切断装置、及び切断方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110209 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130718 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130719 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5327940 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |