JP2007331074A - テープ製造方法およびテープ製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スリッティングの際に発生する塵埃を磁気記録テープに再付着させないテープ製造装置を提供する。
【解決手段】複数の上刃12と複数の下刃13とを有するスリッタ2を有し、ウェブWBを下刃13の上に走行させながら、上刃12で下刃13の方向にウェブWBを押すことにより、ウェブWBを複数本のテープTa、Tb、Tcに裁断するテープ製造装置において、ウェブWBを押す際に、複数の上刃12で挟まれたスリット幅空間24またはその周辺にある空気をクリーンエアに置換する置換部3を有する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の上刃12と複数の下刃13とを有するスリッタ2を有し、ウェブWBを下刃13の上に走行させながら、上刃12で下刃13の方向にウェブWBを押すことにより、ウェブWBを複数本のテープTa、Tb、Tcに裁断するテープ製造装置において、ウェブWBを押す際に、複数の上刃12で挟まれたスリット幅空間24またはその周辺にある空気をクリーンエアに置換する置換部3を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、磁気記録テープ等のテープ製造方法およびテープ製造装置に関する。
磁気記録テープは、リニア記録方式等による高記録密度化に伴い、記録密度が年々飛躍的に向上している。このため、大きさがサブミクロンレベルの塵埃がサーボライタ又はドライブのヘッドに付着すると、サーボ信号あるいは書込み信号にドロップアウトが生じ、磁気記録テープへの信号の書込みが不可能となる場合がある。また、サーボライタ又はドライブのヘッドに塵埃が固着すると、固着した塵埃が磁気記録テープのエッジを変形させ、サーボトラッキングエラーを発生させる場合があった。
このような塵埃は、磁気記録テープに付着して、サーボライタ又はドライブ内に持ち込まれている。このため、塵埃の付着していない磁気記録テープを製造することが重要である。
磁気記録テープは、ウェブをスリッタによりスリッティングすることで製造されるが、このスリッティング時に塵埃が発生していると考え、スリッタ全体をクリーンエアの環境下に置くことが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開平6−181969号公報
塵埃は、ウェブをスリッティングする際に発生する切り屑であり、切り屑は、スリッティングされたばかりの磁気記録テープの裁断面から飛散し、磁気記録テープの周辺の空気中を漂った後に、磁気記録テープの表面に再付着している。スリッタ全体をクリーンエアの環境下においた場合でも、スリッティングの際には、磁気記録テープの周辺の空気は塵埃で汚染されていると考えられた。再付着した塵埃は磁気記録テープに固着し、磁気記録テープからの除去は困難であり、塵埃の無い磁気記録テープを製造するためには、飛散した塵埃を磁気記録テープに再付着させないことが重要であると考えられた。
そこで、本発明は、スリッティングの際に発生する塵埃を磁気記録テープに再付着させないテープ製造方法およびテープ製造装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明のテープ製造方法は、ウェブを複数の下刃の上に走行させながら、複数の上刃で前記下刃の方向に前記ウェブを押すことにより、前記ウェブを複数本のテープに裁断するテープ製造方法において、前記ウェブを押す際に、複数の前記上刃で挟まれたスリット幅空間または前記スリット幅空間の周辺にある空気をクリーンエアに置換することを特徴とする。この特徴によれば、スリット幅空間またはスリット幅空間の周辺にある空気は、飛散した塵埃により汚染されていると考えられるが、この空気を塵埃の無いクリーンエアに置換してしまうので、塵埃がテープに再付着することが無い。
前記クリーンエアを前記スリット幅空間または前記周辺に吹きつけることにより、前記空気を前記クリーンエアに置換することが好ましい。塵埃を含んだ空気をスリット幅空間またはスリット幅空間の周辺から除くことができるからである。
前記クリーンエアを、前記スリット幅空間毎に設けられた複数のクリーンエアノズルから、前記スリット幅空間それぞれまたは前記周辺のそれぞれに吹きつけることが好ましい。上刃により区切られた複数のスリット幅空間それぞれまたはスリット幅空間それぞれの周辺に、クリーンエアを均等に供給することができるからである。
前記ウェブの走行方向に、前記クリーンエアを吹きつけることが好ましい。この走行方向は、それぞれの上刃の面方向と一致するので、この走行方向からクリーンエアを吹き付けると、上刃が陰になってクリーンエアが届かないようなスリット幅空間内および周辺の領域はなく、スリット幅空間およびその周辺の全領域にクリーンエアを供給することができる。
前記空気を吸引することにより、前記空気を前記クリーンエアに置換することが好ましい。この吸引によっても塵埃を含んだ空気をスリット幅空間およびその周辺から除くことができるからである。
前記ウェブの走行方向に前記空気が流れるように、前記空気を吸引することが好ましい。この走行方向は、それぞれの上刃の面方向と一致するので、この走行方向から前記空気を吸引すると、上刃が陰になって前記空気が滞留するようなスリット幅空間内およびその周辺の領域はなく、スリット幅空間およびその周辺の全領域にわたる前記空気を吸引することができる。
置換する前記クリーンエアの量が前記スリット幅空間毎に、1分間当たり5リットル以上であることが好ましい。スリッティングの際には常時、塵埃が発生し続けているので、この塵埃を常に除去し続けるには、1分間当たり5リットル以上のクリーンエアを供給することが好ましいが、1分間当たり5リットル未満の流量でも、その流量に応じて再付着する塵埃の量を低減できる。逆に、1分間当たり10リットル以上のクリーンエアを供給できればさらに好ましく、クリーンエアの量が変動しても確実に塵埃を除去することができる。
また、課題を解決するため、本発明のテープ製造装置は、複数の上刃と複数の下刃とを有するスリッタを有し、ウェブを前記下刃の上に走行させながら、前記上刃で前記下刃の方向に前記ウェブを押すことにより、前記ウェブを複数本のテープに裁断するテープ製造装置において、前記ウェブを押す際に、複数の前記上刃で挟まれたスリット幅空間または前記スリット幅空間の周辺にある空気をクリーンエアに置換する置換部を有することを特徴とする。この特徴によれば、スリット幅空間およびその周辺にある空気は、飛散した塵埃により汚染されていると考えられるが、置換部が、この空気を塵埃の無いクリーンエアに置換してしまうので、塵埃がテープに再付着することが無い。
前記置換部は、前記クリーンエアを、前記スリット幅空間または前記周辺に吹きつける吹付け部を有することが好ましい。吹付け部は、塵埃を含んだ空気をスリット幅空間およびその周辺から除くことができる。
前記吹付け部は、前記スリット幅空間毎に設けられ、前記クリーンエアを前記スリット幅空間それぞれまたは前記周辺のそれぞれに吹きつける複数のクリーンエアノズルを有することが好ましい。複数のクリーンエアノズルは、上刃により区切られた複数のスリット幅空間それぞれとそれらの周辺に、クリーンエアを均等に供給することができる。
前記吹付け部は、前記ウェブの走行方向に、前記クリーンエアを吹きつけることが好ましい。この走行方向は、それぞれの上刃の面方向と一致するので、吹付け部が、この走行方向からクリーンエアを吹き付けると、上刃が陰になってクリーンエアが届かないようなスリット幅空間内およびその周辺の領域はなく、スリット幅空間およびその周辺の全領域にクリーンエアを供給することができる。
前記置換部は、前記空気を吸引する吸引部を有することが好ましい。この吸引部によっても塵埃を含んだ空気をスリット幅空間または前記スリット幅空間の周辺から除くことができる。
前記吸引部は、前記ウェブの走行方向に前記空気が流れるように、前記空気を吸引することが好ましい。この走行方向は、それぞれの上刃の面方向と一致するので、吸引部が、この走行方向から前記空気を吸引すると、上刃が陰になって前記空気が滞留するようなスリット幅空間内およびその周辺の領域はなく、スリット幅空間の全領域にわたる前記空気を吸引することができる。
本発明によれば、スリッティングの際に発生する塵埃を磁気記録テープに再付着させないテープ製造方法およびテープ製造装置を提供できる。
次に、本発明の実施の形態に係るテープ製造方法とテープ製造装置について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、テープ製造装置1は、紙面奥方向に重なる複数の上刃12と同様に重なる複数の下刃13とを有するスリッタ2と、スリッタ2にウェブWBを送入させる送入部14と、スリッタ2から磁気記録テープTa、Tb、Tcを送り出す送出部15と、隣り合う上刃12で挟まれたスリット幅空間24にある空気をクリーンエアに置換する置換部3を有している。
送入部14は、ウェブWBのバルク25を装着する巻き戻しリール16と、巻き戻しリール16からウェブWBを連続的に引き出すフィードローラ18と、ウェブWBを巻き戻しリール16からフィードローラ18に送り、フィードローラ18からスリッタ2に送るガイドローラ17とを有している。フィードローラ18としては、ウェブWB表面に吸着しながら回転するサクションドラムであることが好ましいが、これに限らず、ウェブWBを挟圧して搬送する一対のニップローラであってもよい。ガイドローラ17は回動自在に支持されている。
ウェブWBは、通常、非磁性支持体上に強磁性微粒子を含む磁性層を塗布法や真空蒸着法等により形成し、その磁性層に配向処理、乾燥処理、表面処理等を行うことによって製造されている。
送出部15は、スリッタ2で裁断された磁気記録テープTa、Tbとクリアー部Tcそれぞれを巻き掛けるパスローラ19A、19B、19Cと、パスローラ19A、19B、19Cで巻き掛けられた磁気記録テープTa、Tbとクリアー部Tcそれぞれを巻き取る巻取りハブ20A、20B、20Cとを有している。巻き取られた磁気記録テープTa、Tbは、いわゆる、パンケーキ21A、21Bを構成する。クリアー部Tcは、ウェブWBの両端に位置するテープであり、磁性層が全面に形成されていない。巻き取られたクリアー部Tcは、いわゆる、クリアー部パンケーキ22を構成する。パスローラ19A、19B、19Cは回動自在に支持され、巻取ハブ20A、20B、20Cは、フィードローラ18と同期して回転するようになっている。
置換部3は、クリーンエアをスリット幅空間24およびその周辺に吹きつける吹付け部4と、スリット幅空間24およびその周辺にある空気を吸引する吸引部5とを有している。
吹付け部4は、空気を吸気して圧縮空気を生成するコンプレッサCと、圧縮空気を通過させ圧縮されたクリーンエアを放出するエアフィルタ6と、スリット幅空間24毎に設けられ、圧縮されたクリーンエアをスリット幅空間24それぞれとそれらの周辺に吹きつける紙面奥方向に重なる複数のクリーンエアノズル7とを有する。クリーンエアノズル7の吹付け口8は、ウェブWBが下刃13へ走行する走行方向23から、スリット幅空間24に向かって開口しており、スリット幅空間24にクリーンエアを吹きつけることができる。エアフィルタ6には、ヘパ(HEPA : High Efficiency Particulate Air Filter)やウルパ(ULPA : Ultra Low Penetration Air Filter)を用いることができる。
なお、クリーンエアにかえて、窒素(N2)、二酸化炭素(CO2)やアルゴン(Ar)等の不活性ガスを、フィルタを通してクリーン化して用いてもよく、クリーン化した気体であれば特に限定することなく用いることができる。
吸引部5は、スリット幅空間24およびその周辺から塵埃を含んだ空気を吸引する集塵エアノズル9と、空気を吸気するために設けられているポンプPと、ポンプPから排気される空気から塵埃をトラップする集塵フィルタ11とを有している。集塵エアノズル9の吸入口10は、走行方向23の先から、スリット幅空間24およびその周辺に向かって開口しており、スリット幅空間24およびその周辺における空気を吸引することができる。
図2と図3に示すように、スリッタ2は、円筒状で回転する複数の下刃13と、薄い円盤状で回転する複数の上刃12とを備えている。下刃13は、シャフト31にスペーサ32を介して嵌合固定され、上刃12は、シャフト31と平行なシャフト33にスペーサ34を介して嵌合固定されている。上刃12は、図示していない弾性手段によって、刃先部分が下刃13の刃先部分の側面に圧接されている。シャフト31とシャフト33は、回転速度を自由に可変可能なモータ(不図示)に接続され、図1のフィードローラ18の回転速度に応じて、上刃12と下刃13の回転速度を調節している。
スリッタ2にウェブWBが送入されると、ウェブWBは、受け刃である下刃13に巻き掛けられながら、上刃12によって下刃13側に押し込まれ裁断される。ウェブWBは、20〜200本の磁気記録テープTa、Tbに裁断される。上刃12の間隔により、すなわち、スペーサ34の幅により、磁気記録テープTa、Tbの裁断幅(例えば12.65mm、25.4mm、3.81mm等)が決定されている。
複数のクリーンエアノズル7は、スリット幅空間24毎に設けられ、クリーンエアをスリット幅空間24それぞれとそれらの周辺に吹きつける。こうすることで、隣り合う上刃12により区切られた複数のスリット幅空間24それぞれとそれらの周辺に、クリーンエアを均等に供給することができる。
クリーンエアノズル7の吹付け口8は、走行方向23から、スリット幅空間24またはその周辺に向かって開口しており、スリット幅空間24にクリーンエアを吹きつけることができ、塵埃を含んだ空気をスリット幅空間24およびその周辺から除くことができる。走行方向23は、それぞれの上刃12の面方向と一致するので、走行方向23からクリーンエアを吹き付けると、上刃12が陰になってクリーンエアが届かないようなスリット幅空間24内および周辺の領域はなく、スリット幅空間24およびその周辺の全領域にクリーンエアを供給することができる。
集塵エアノズル9は、図2と図3において、上刃12、下刃13とクリーンエアノズル7の要部を隠し、テープ製造装置1の理解を困難にするので、集塵エアノズル9とその吸入口10を透視した点線で記載している。集塵エアノズル9が、スリット幅空間24およびその周辺から塵埃を含んだ空気を吸引することにより、この塵埃を含んだ空気をスリット幅空間24およびその周辺から除くことができる。
集塵エアノズル9の吸入口10は、走行方向23の下流から、スリット幅空間24およびその周辺に向かって開口しており、スリット幅空間24およびその周辺における塵埃を含んだ空気を吸引する。走行方向23は、それぞれの上刃12の面方向と一致するので、この走行方向23の下流から空気を吸引すると、上刃12が陰になって空気が滞留するようなスリット幅空間24内および周辺の領域はなく、スリット幅空間24およびその周辺の全領域にわたる塵埃を含んだ空気を吸引することができる。そして、スリット幅空間24およびその周辺にある空気は、飛散した塵埃により汚染されているが、この空気を塵埃の無いクリーンエアに、吹き付けと吸引により置換してしまうので、塵埃が磁気記録テープTa、Tbに再付着することが無い。
実施例では、実施の形態のテープ製造装置を用いて、スリット幅空間24およびその周辺にクリーンエアを吹き付けることで、スリット幅空間24およびその周辺にある空気に含まれる塵埃の数が低減することを確認した。
なお、実施例では、吸引部5は省き、替わりに、塵埃測定器(パーティクルカウンタ)を、スリット幅空間24およびその周辺の塵埃数が測定できるように配置した。また、実施の形態では、スリット幅空間24毎に設けたクリーンエアノズル7を用いたが、実施例では、簡便のために、すべてのスリット幅空間24におよぶ1つの吹付け口8を有する1つのクリーンエアノズル7を用いた。また、スリット幅空間24およびその周辺に吹き付けるクリーンエアは、0.3μm径以上の塵埃数がキュービックフィート(CF)当たり100個以下とした。
ウェブWBには、幅が300mm以上であり、厚みが7μm以下である高分子支持体に、少なくとも3層以上の薄膜をコーティングした、総厚9μm以下の薄手ウェブを使用した。スリッタ2によるスリッティングでは生産性向上のため、ウェブWBを100〜600m/minの高速で走行させ、一度に20〜80本の磁気記録テープTa、Tbに裁断した。
図4に示すように、スリット幅空間24およびその周辺に、十分な量のクリーンエアを供給することが重要であり、クリーンエアの流量に塵埃数は依存すると考え、スリット幅空間当たりのクリーンエアの流量を変化させて、スリット幅空間24およびその周辺における0.3μm径以上の塵埃数を測定した。
この測定の結果、クリーンエアの流量が0L/min、すなわち、クリーンエアを吹き付けない場合は、塵埃数は100000個/CFを超えることがわかった。塵埃はスリット幅空間24およびその周辺を飛散していると考えられた。そして、クリーンエアの流量が0L/minから5L/minまでは、クリーンエアの流量を増やせば増やすほど、塵埃数は減少し、クリーンエアの流量が5L/minでは、1000個/CF未満にまで減少した。クリーンエアの流量が5L/minを超えると、例えば、クリーンエアの流量を5L/minから10L/minまで増やしても、数百個/CF程度でほぼ一定に飽和した。これらのことから、塵埃数を最も減らすためのクリーンエアの最小流量は5L/minであることがわかった。そして、クリーンエアの流量が5L/min以上であれば、塵埃数を最も減らすことができる。また、クリーンエアの流量を5L/minに設定したとしても、実際に流れる流量は変動することがあるので、流量が変動した場合でも、最小の塵埃数を維持できるように、クリーンエアの流量は10L/minに設定することが好ましい。
実施例によれば、クリーンエアを吹き付けることにより、飛散している塵埃数を減らせるので、磁気記録テープTa、Tbに再付着する塵埃数を減らすことができる。そして、塵埃付着要因によるドロップアウトの発生原因を防止し、出荷時の品質向上及び商品の要求品質を確保できる。
また、効果的にクリーン化するために、クリーンエアノズル7を、実施の形態で説明したスリット幅空間24毎に設けたクリーンエアノズル7に変更したところ、より塵埃数を低減する効果が得られることを確認した。
さらに、実施の形態で説明したように吸引部5を装備させたところ、より一層の塵埃数を低減する効果が得られることを確認した。
1 テープ製造装置
2 スリッタ
3 置換部
4 吹付け部
5 吸引部
6 エアフィルタ
7 クリーンエアノズル
8 吹付け口
9 集塵エアノズル
10 吸引口
11 集塵フィルタ
12 上刃
13 下刃
14 送入部
15 送出部
23 走行方向
24 スリット幅空間
25 ウェブのバルク
WB ウェブ
Ta、Tb 磁気記録テープ
Tc クリアー部
35 集合管
2 スリッタ
3 置換部
4 吹付け部
5 吸引部
6 エアフィルタ
7 クリーンエアノズル
8 吹付け口
9 集塵エアノズル
10 吸引口
11 集塵フィルタ
12 上刃
13 下刃
14 送入部
15 送出部
23 走行方向
24 スリット幅空間
25 ウェブのバルク
WB ウェブ
Ta、Tb 磁気記録テープ
Tc クリアー部
35 集合管
Claims (14)
- ウェブを複数の下刃の上に走行させながら、複数の上刃で前記下刃の方向に前記ウェブを押すことにより、前記ウェブを複数本のテープに裁断するテープ製造方法において、
前記ウェブを押す際に、複数の前記上刃で挟まれたスリット幅空間または前記スリット幅空間の周辺にある空気をクリーンエアに置換することを特徴とするテープ製造方法。 - 前記クリーンエアを前記スリット幅空間または前記周辺に吹きつけることにより、前記空気を前記クリーンエアに置換することを特徴とする請求項1に記載のテープ製造方法。
- 前記クリーンエアを、前記スリット幅空間毎に設けられた複数のクリーンエアノズルから、前記スリット幅空間それぞれまたは前記周辺のそれぞれに吹きつけることを特徴とする請求項2に記載のテープ製造方法。
- 前記ウェブの走行方向に、前記クリーンエアを吹きつけることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のテープ製造方法。
- 前記空気を吸引することにより、前記空気を前記クリーンエアに置換することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のテープ製造方法。
- 前記ウェブの走行方向に前記空気が流れるように、前記空気を吸引することを特徴とする請求項5に記載のテープ製造方法。
- 置換する前記クリーンエアの量が前記スリット幅空間毎に、1分間当たり5リットル以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のテープ製造方法。
- 複数の上刃と複数の下刃とを有するスリッタを有し、ウェブを前記下刃の上に走行させながら、前記上刃で前記下刃の方向に前記ウェブを押すことにより、前記ウェブを複数本のテープに裁断するテープ製造装置において、
前記ウェブを押す際に、複数の前記上刃で挟まれたスリット幅空間または前記スリット幅空間の周辺にある空気をクリーンエアに置換する置換部を有することを特徴とするテープ製造装置。 - 前記置換部は、前記クリーンエアを、前記スリット幅空間または前記周辺に吹きつける吹付け部を有することを特徴とする請求項8に記載のテープ製造装置。
- 前記吹付け部は、前記スリット幅空間毎に設けられ、前記クリーンエアを前記スリット幅空間それぞれまたは前記周辺のそれぞれに吹きつける複数のクリーンエアノズルを有することを特徴とする請求項9に記載のテープ製造装置。
- 前記吹付け部は、前記ウェブの走行方向に、前記クリーンエアを吹きつけることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のテープ製造装置。
- 前記置換部は、前記空気を吸引する吸引部を有することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか1項に記載のテープ製造装置。
- 前記吸引部は、前記ウェブの走行方向に前記空気が流れるように、前記空気を吸引することを特徴とする請求項12に記載のテープ製造装置。
- 置換する前記クリーンエアの量が前記スリット幅空間毎に、1分間当たり5リットル以上であることを特徴とする請求項8乃至請求項13のいずれか1項に記載のテープ製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006167094A JP2007331074A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | テープ製造方法およびテープ製造装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR20190000972U (ko) * | 2017-10-17 | 2019-04-25 | 케이씨에프테크놀로지스 주식회사 | 전해동박 제조장치 |
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2006
- 2006-06-16 JP JP2006167094A patent/JP2007331074A/ja active Pending
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