JP5327261B2 - 切断装置 - Google Patents
切断装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5327261B2 JP5327261B2 JP2011075577A JP2011075577A JP5327261B2 JP 5327261 B2 JP5327261 B2 JP 5327261B2 JP 2011075577 A JP2011075577 A JP 2011075577A JP 2011075577 A JP2011075577 A JP 2011075577A JP 5327261 B2 JP5327261 B2 JP 5327261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cut
- workpiece
- pressing
- cutting
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Details Of Cutting Devices (AREA)
- Control Of Cutting Processes (AREA)
Description
そこで、表面に粘着層を有するシート状部材(保持部材に相当)に紙等のシートを貼り付け、そのシート状部材を移動させるようにしたものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
このように、被切断物を保持部材に保持するために要求される必要保持力について、押圧手段の押圧力により補完することができるため、粘着層の粘着力だけで被切断物を保持部材に保持する従来構成に比べて粘着力を弱く設定することができる。従って、被切断物として例えば紙等のシートを切断した後、当該シートを保持部材(粘着層)から簡単に剥がすことができる。
請求項3の切断装置は、請求項2の発明において、前記押圧手段は、前記接触部が接触する前記被切断物の接触面に対して、直交する方向に前記被切断物を押圧するように構成したことを特徴とする。
このように、被切断物を保持部材に保持するために要求される必要保持力について、押圧手段の押圧力により補完することができるため、粘着層の粘着力だけで被切断物を保持部材に保持する従来構成に比べて粘着力を弱く設定することができる。従って、被切断物として例えば紙等のシートを切断した後、当該シートを保持部材(粘着層)から簡単に剥がすことができる。
請求項3の切断装置によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、押圧手段の接触部で、被切断物の接触面を直交する方向に押圧する。このため、接触部が被切断物を効率良く押圧することができ、被切断物を確実に保持することができる。
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図11を参照しながら説明する。
図1に示すように、切断装置1は、筐体としての本体カバー2と、本体カバー2内に配設されたプラテン3と、カッタホルダ5とを備えると共に、カッタホルダ5のカッタ4(図5参照)と被切断物6とを相対的に移動させるための第1及び第2移動手段7,8を備えている。本体カバー2は横長な矩形箱状をなしており、前面部には、プラテン3上面部に被切断物6を保持した保持シート10をセットするための横長な開口部2aが形成されている。尚、以下の説明では、切断装置1に対しユーザが位置する側を前方とし、その反対側を後方とする。そして、前後方向をY方向とし、Y方向と直交する左右方向をX方向とする。
前記プラテン3は、前後一対の板材3a,3bからなり、上面部が水平面たるXY平面をなすように構成されている。プラテン3には、被切断物6を保持する保持シート10が載置されるようにセットされ、被切断物6の切断の際、保持シート10をプラテン3で受ける。詳しくは後述するが、保持シート10の上面には、左右両方の縁部10bを除いた部分に粘着剤が塗布された粘着層10aが形成されており、粘着層10aに被切断物6が貼り付けられて保持される。
図3、図4、図5、図11等に示すように、キャリッジ19の前壁部19cには、前方へ延出する上下一対の支持部32a,32bが一体に設けられている。キャリッジ19には、支持部32a,32bを夫々貫通する左右一対の支持軸33a,33bが上下動自在に支持されている。キャリッジ19内には、例えばステッピングモータからなるZ軸モータ34が、後方から収容されるように配置されている。Z軸モータ34の回転軸34aは(図3、図11参照)、キャリッジ19の前壁部19cを貫通しており、先端部にギヤ部35を有する。また、図5、図6、図11に示すように、キャリッジ19には、その前壁部19c中央からやや下寄りの部位を前後に貫通するギヤ軸37が設けられている。ギヤ軸37には、前壁部19cの前側で前記ギヤ部35に噛合するギヤ部38が回転可能に装着されると共に、ギヤ軸37前端部の止め輪(図示略)により抜け止めされている。ギヤ部38とギヤ部35で第3減速機構41を構成する(図3、図11参照)。
即ち、図3、図4、図5、図11等に示すように、ホルダ本体45は、上端部45aと下端部45bが後方へ折り返され全体としてコ字状をなしている。ホルダ本体45の上端部45aと下端部45bは、支持軸33a,33bの上下両端部に夫々固定された止め輪48により、支持軸33a,33bに対し移動不能に固定されている。図5、図6に示すように、支持軸33bの中間部には、前記係合ピン43が後向きに設けられた連結部材49が固着されている。こうして、ホルダ本体45、支持軸33a,33b、係合ピン43、及び連結部材49は一体的に構成され、カッタホルダ5は、前記第3移動手段44により係合ピン43に連動して上下方向へ移動する。また、支持軸33a,33bには、支持部32a上面とホルダ本体45の上端部45aとの間に、付勢部材たる圧縮コイルバネ50が夫々外装されている。圧縮コイルバネ50の付勢力により、カッタホルダ5全体がキャリッジ19側に対して上方へ弾性付勢されている。
保持部材としての保持シート10は、例えば、合成樹脂材料からなり、平板矩形状(図1参照)に形成されている。図8に示すように、保持シート10の上側の面(カッタ4との対向面)に、粘着剤が塗布された粘着層10aが形成されている。粘着層10aは、例えば紙、布、樹脂フィルム等のシート状の被切断物6を剥離可能に保持する。粘着層10aの粘着力は、被切断物6を粘着層10aから剥がす際、当該被切断物6が破れることがなく且つ簡単に剥がせるよう比較的小さい値に設定されている。
このように、切断装置1では、被切断物6をカッタ4で切断する際に、被切断物6が保持シート10からずれないよう、上記の押圧力Fpと粘着力Fsとの合力が必要保持力FN以上とされている。
切断装置1全体の制御を司る制御回路(制御手段)61は、コンピュータ(CPU)を主体に構成されており、ROM62、RAM63、外部メモリ64が接続されている。ROM62には、切断動作を制御するための切断制御プログラムや、各種制御用データ等が記憶され、外部メモリ64には、複数種類の切断データ等が記憶されている。
図5に示すように、切断装置1において被切断物6の切断開始前の状態では、カッタホルダ5が上昇位置に移動されている。この状態で、ユーザは、被切断物6を粘着層10aに貼り付けるようにして保持シート10に保持させる。そして、保持シート10を、切断装置1の開口部2aからセットする。そして、ユーザは操作スイッチ65操作して、例えば外部メモリ64に記憶されている切断データの中から所望の切断データを選択して切断動作を実行させる。切断動作にあっては、先ず、被切断物6を切断開始点に移動させるべく、保持シート10を、駆動ローラ12とピンチローラ13で挟んでY方向へ搬送させる。
これによれば、粘着層10aの粘着力Fsと押圧装置47の押圧力Fpとの合力によって被切断物6を保持シート10に対して移動不能に保持することができる。このため、被切断物6を切断する際、保持シート10における被切断物6のずれを確実に防止することができ、被切断物6を所望の形状に正確に切断できる。このように、保持シート10に要求される必要保持力FNについて、押圧装置47の押圧力Fpにより補完することができるため、粘着層10aの粘着力Fsを、当該粘着力だけで保持部材に保持する従来構成よりも弱く設定することができる。従って、被切断物6として例えば紙等のシートを切断した後、当該シートを破らないように保持シート10から簡単に剥がすことができる。
図12は、本発明の第2実施形態を示すものであり、第1実施形態と異なるところを説明する。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を付している。
また、本第2実施形態の押圧部材56´には、接触部56fに対して前側で斜め上側へ延びる案内部56g´が一体に形成されている。案内部56g´は円弧状をなし、接触部56fに向けて傾斜するように連なる。このため、図12に示すように、仮に被切断物6の一部が保持シート10から捲れても、案内部56g´によって、案内部56gと同様、被切断物6を接触部56fに対して引っ掛からないように案内する。
本発明は、上記したカッティングプロッタとしての切断装置1に限られず、切断機能を備えた各種の装置にも適用できるものである。押圧手段は、ソレノイド57に代えてモータ等の他のアクチュエータを用いて押圧部材を昇降させるように構成してもよい。
また、接触部56fは、テフロン等のフッ素樹脂以外の低摩擦係数の材料で構成されていてもよい。また、接触部56fの表面(被切断物6との接触面)だけに、フッ素樹脂をコーティング加工する構成であってもよい。また、フッ素樹脂をコーティング加工する代わりに、光沢メッキ処理を施す等、適宜変更してもよい。
4 カッタ(切断刃)
6 被切断物
10 保持シート(保持部材)
10a 粘着層
47,47´ 押圧手段
56f 接触部
56g,56g´ 案内部
Claims (4)
- 切断刃と被切断物とを相対的に移動させることで、前記切断刃が前記被切断物を切断する切断装置であって、
前記切断刃と対向する位置に配置され、前記被切断物を剥離可能に保持する粘着層を有する保持部材と、
前記保持部材に保持された前記被切断物を押圧する押圧手段とを備え、
前記押圧手段は、前記切断刃が前記被切断物を切断する際に、前記粘着層の粘着力と前記押圧手段の押圧力とを合成した合力が、前記被切断物を前記保持部材に対して移動不能に保持するための必要保持力を満たす押圧力に設定されていることを特徴とする切断装置。 - 前記押圧手段は、前記被切断物に接触する接触部であって、低摩擦係数の材料で構成された接触部を有することを特徴とする請求項1記載の切断装置。
- 前記押圧手段は、前記接触部が接触する前記被切断物の接触面に対して、直交する方向に前記被切断物を押圧するように構成したことを特徴とする請求項2記載の切断装置。
- 前記押圧手段は、前記保持部材の相対的な移動の際に、前記保持部材に保持された前記被切断物を前記接触部に対して引っ掛からないよう案内する案内部を有することを特徴とする請求項2又は3記載の切断装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011075577A JP5327261B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 切断装置 |
US13/421,950 US20120247297A1 (en) | 2011-03-30 | 2012-03-16 | Cutting apparatus and cutting control program therefor |
US14/754,021 US9827687B2 (en) | 2011-03-30 | 2015-06-29 | Cutting apparatus and cutting control program therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011075577A JP5327261B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012206233A JP2012206233A (ja) | 2012-10-25 |
JP5327261B2 true JP5327261B2 (ja) | 2013-10-30 |
Family
ID=47186464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011075577A Active JP5327261B2 (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5327261B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6325309B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2018-05-16 | グラフテック株式会社 | シートホルダー |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3387613B2 (ja) * | 1994-03-15 | 2003-03-17 | ローランドディー.ジー.株式会社 | シート浮き防止機構 |
JP2000084891A (ja) * | 1998-09-16 | 2000-03-28 | Alps Electric Co Ltd | プリンタ |
JP2005205541A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Graphtec Corp | 被切断媒体駆動型カッティングプロッタの被切断媒体 |
JP4795772B2 (ja) * | 2005-10-24 | 2011-10-19 | リンテック株式会社 | シート切断用テーブル及びシート貼付装置 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011075577A patent/JP5327261B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012206233A (ja) | 2012-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013144342A (ja) | 切断装置 | |
JP2014176936A (ja) | カッタカートリッジ装置、調整治具、及び切断装置 | |
JP5842418B2 (ja) | 切断装置、切断データ処理装置、及び切断データ処理プログラム | |
JP6069907B2 (ja) | 切断装置、及び切断装置の制御プログラム | |
JP2016032847A (ja) | 切断装置、及び切断データ作成プログラム | |
JP5327261B2 (ja) | 切断装置 | |
JP2013091133A (ja) | 切断装置 | |
JP5327260B2 (ja) | 切断装置 | |
JP2010263935A (ja) | 開閉蓋付き電気機器 | |
JP2013144343A (ja) | 切断装置 | |
US20130193902A1 (en) | Driving apparatus, printing apparatus having driving apparatus, and method of controlling driving apparatus | |
EP3427965B1 (en) | Printer | |
US20130276607A1 (en) | Cutting plotter | |
US20160214400A1 (en) | Printer | |
JP5803296B2 (ja) | 駆動装置、これを備えたテープ印刷装置およびステッピングモーターの制御方法 | |
CN201376808Y (zh) | 一种电动胶带切断器的安全装置及胶带切断装置 | |
WO2018179499A1 (ja) | 切断装置 | |
JP2012206236A (ja) | 切断装置、及び保持部材 | |
JP2016069090A (ja) | 切断装置 | |
US20070044627A1 (en) | Speed and stroke control method and apparatus for a product table of a food slicer | |
JP5849439B2 (ja) | ハーフカット装置、これを備えたテープ印刷装置、およびステッピングモーターの制御方法 | |
JP2008280010A (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP2012206235A (ja) | 切断装置 | |
JP2013159409A (ja) | 媒体送り装置およびこれを備えた印刷装置 | |
JP2012206185A (ja) | 搬送切断装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130625 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130708 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5327261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |