JP5326819B2 - 電波受信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、アンテナと同調手段とを備えた電波受信装置に関する。
以前より、アンテナに接続された同調回路の周波数特性を変化させて、アンテナの共振周波数を希望波の周波数に同調させる通信装置が提案されている(例えば特許文献1,2)。
特開平11−312958号公報 特開2000―231609号公報
本発明者らは、アンテナと同調回路の部分に正帰還をかけることでアンテナの共振周波数とほぼ等しい周波数の発振信号を発生させ、この発振信号を用いてアンテナの調整処理を行うことのできる電波受信装置について開発している(特願2009−105435)。
この方式のアンテナ調整処理によれば、同調回路の調整によってアンテナの共振周波数が希望波の周波数とほぼ等しくなった際、すなわち、上記の発振信号の周波数が希望波の周波数と等しくなった際に、この発振信号が受信回路の狭帯域フィルタを通過して受信信号のレベル上昇として検出されることになる。従って、受信信号のレベルを監視しながら同調回路の設定を切り替え、受信信号のレベルが上昇する設定状態を探索することで、希望波の周波数に合った同調回路の設定を求めることが可能となる。このような方式により、希望波と同一周波数の信号を外部から供給することなく、アンテナの調整処理が可能となる。
アンテナと同調回路の部分に発生させた発振信号を利用してアンテナの調整処理を行う方式では、アンテナの共振周波数が希望波の周波数から比較的少量でも離れてしまうと、発振信号が受信回路の狭帯域フィルタで大きく減衰されるため、受信信号のレベル上昇として検出することが困難になる。
そのため、上記の方式では、同調回路で接続/切断可能にされる同調コンデンサの数を増して、同調回路における容量の調整間隔を小さくする必要がある。
しかしながら、同調コンデンサの数を増して容量の調整間隔を小さくした場合、同調回路の全ての調整範囲にわたって、同調コンデンサの接続パターンを順に切り替えながら受信信号のレベル検出を繰り返すには、同調コンデンサの数を増しただけ処理時間も非常に増大するという課題が生じる。
一方、同調コンデンサの接続パターンを切り替えた後、発振信号の周波数が変化して、この発振信号が受信回路を通過するか或いは受信回路で減衰されるかして受信信号のレベルに安定的に反映されるまでには、狭帯域フィルタの遅延等によりある程度の時間間隔を必要とする。従って、アンテナの調整処理の時間を短縮するために、単に容量コンデンサの切り替えスピードを上げただけでは、同調回路の調整精度が低下するという課題が生じる。
この発明の目的は、アンテナと同調回路の部分に発生させた発振信号を利用してアンテナの調整処理を行う方式において、アンテナ調整処理の精度を低下させずに、処理時間の短縮を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
電波を受信するアンテナと、
該アンテナの周波数特性を変更可能な同調手段と、
前記アンテナおよび前記同調手段の回路部分を発振させることが可能な発振手段と、
前記アンテナから受信された受信信号のうち希望波の信号を抽出して信号処理を行う受信処理手段と、
前記発振手段により前記回路部分で発振信号を発生させるとともに、前記同調手段の設定を切り替えて、前記発振信号が前記受信処理手段で抽出される前記同調手段の設定状態を探索する制御手段と、
を備え、
前記受信処理手段は、希望波の信号を抽出する帯域フィルタを有し、
前記制御手段は、
前記同調手段の設定を第1調整範囲に亘って、前記帯域フィルタの遅延時間より短い時間に設定されている第1切替周期で切り替えていくことで、前記発振信号が前記受信処理手段で抽出される前記同調手段の調整点を求める第1スキャン制御手段と、
前記第1スキャン制御手段により求められた調整点を含み、且つ、前記第1調整範囲より狭く設定された第2調整範囲に亘って、前記第1切替周期より長い第2切替周期で、前記同調手段の設定を切り替えていくことで、前記発振信号が前記受信処理手段でより多く抽出される前記同調手段の調整点を求める第2スキャン制御手段と、
を有することを特徴とする電波受信装置である。
本発明に従うと、アンテナと同調回路の部分に発生させた発振信号を利用してアンテナの調整処理が行えるとともに、調整処理の精度を低下させずに調整処理にかかる時間の短縮を図ることができる。
本発明の実施形態の電波受信装置の全体を示すブロック図である。 アンテナ調整処理の動作内容を示すもので、(a)は第1スキャンの動作内容を示す説明図、(b)は第2スキャンの動作内容を示す説明図である。 アンテナ調整処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の高速方式のアンテナ調整処理と通常方式のアンテナ調整処理にかかる時間を比較した図表である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態における電波受信装置の全体を示すブロック図である。
この実施形態の電波受信装置は、例えば、腕時計や置時計、壁掛け時計などに内蔵されて、日本国や海外の複数の周波数(例えば、40kHz、60kHz、68.5kHz、75kHz、77.5kHz)の標準電波の受信およびタイムコード信号の復調処理を行うものである。
この電波受信装置は、図1に示すように、電波を受信するアンテナ1と、アンテナ1の周波数特性を調整する同調回路(同調手段)Aと、アンテナ1と同調回路Aの回路部分でループ発振を行わせることが可能な発振手段としての帰還回路Bと、受信信号を増幅するRFアンプ(高周波増幅器)2と、受信信号を周波数変換するミキサ3と、当該ミキサ3に周波数変換用のローカル周波数の発振信号を供給するOSC(発振器)4と、ミキサ3の出力から予め定められた中間周波数の信号を抽出するBPF(帯域フィルタ)5と、BPF5により抽出された中間周波数の信号を増幅するIFアンプ(中間周波数増幅器)6と、IFアンプ6の出力信号を検波して情報信号を出力する検波器7と、RFアンプ2とIFアンプ6の利得制御を行うAGC(自動利得制御)回路8と、アンテナ1の調整処理等を実行する制御手段としてのCPU(中央演算処理装置)11と、アンテナ1の調整処理の制御プログラムや各種制御データを記憶したROM(Read Only Memory)12と、CPU11に作業用のメモリ空間を提供するRAM(Random Access Memory)13等を備えている。上記構成のうちミキサ3、OSC4、BPF5、IFアンプ6、検波器7により受信処理手段が構成される。
アンテナ1は、例えば、フェライトコアに巻き線を設けて構成される、バーアンテナである。アンテナ1は、同調回路Aと結合した共振回路の共振周波数で受信感度がピークとなり、共振周波数から外れるに従って受信感度が低くなる周波数特性を有している。アンテナ1で受信できる信号の周波数帯域は、BPF5の透過周波数帯域と比較して広いものである。BPF5の透過周波数帯域は、例えば10Hzなどと十分に狭く構成されている。
同調回路Aは、アンテナ1に結合される同調容量の大きさを切り替えることでアンテナ1の周波数特性を調整可能としたものである。同調回路Aは、複数(例えば10個)のコンデンサCc,C1〜C9と、コンデンサC1〜C9にそれぞれ直列に接続されたスイッチS1〜S9とを備え、アンテナ1とRFアンプ2の中間に設けられている。複数のコンデンサCc,C1〜C9はそれぞれ並列に設けられ、CPU11がスイッチS1〜S9のオン・オフをそれぞれ独立に切り替えることにより、コンデンサC1〜C9の接続の組み合わせが切り替わって、アンテナ1に結合されるトータルの同調容量が変化するようになっている。
コンデンサC1〜C9は、例えば、容量の小さい順に容量値がほぼ二倍ずつ大きくなるように設計されている。また、CPU11には、コンデンサC1〜C9の個数と等しいビット長を有する2進数カウンタが設けられ、この2進数カウンタの各ビット値に対応するオン・オフ制御信号が各スイッチS1〜S9に出力されて、各スイッチS1〜S9の切り替え制御が行われるようになっている。例えば、ビット値が“1”ならオン信号、ビット値が“0”ならオフ信号が出力されるようになっている。上記2進数カウンタは、その上位ビットから下位ビットにかけて、コンデンサC1〜C9のうち容量の大きなものから小さなものへと、各ビットがそれぞれ対応付けられており、対応するコンデンサC1〜C9に接続されているスイッチS1〜S9へ、各ビット値に応じたオン・オフ制御信号が出力されるようになっている。このような構成により、同調回路Aのトータルの同調容量は、上記2進数カウンタの値(bin値と記す)とほぼ比例した値で切り替えられるようになっている。
帰還回路Bは、帰還ループを形成することで、アンテナ1と同調回路Aの回路部分でループ発振を行わせることを可能とするもので、例えば、非反転アンプ9と、スイッチ10と、結合コンデンサCfとにより構成される。スイッチ10をオンすることにより非反転アンプ9に電力が供給され、RFアンプ2からの出力信号が、非反転アンプ9で増幅されて同調回路Aへと帰還する。帰還回路Bは、アンテナ1や同調回路Aの周波数特性に影響を与えない大きさの結合コンデンサCfを介して信号線に接続されており、この帰還ループの発信周波数はアンテナ1の共振周波数(アンテナ1と同調回路Aとが結合した共振回路の共振周波数)とほぼ等しくなるように構成されている。一方スイッチ10がオフされると、非反転アンプ9はRFアンプ2や同調回路Aとは切り離されるようになっている。結合コンデンサCfの容量はコンデンサCcやC1〜C9と比較して非常に小さく、非反転アンプ9の入力端子はインピーダンスが高い状態に保たれるので、スイッチ10がオフされている間、帰還回路Bは他の回路部分に何ら影響を及ぼさない。
なお、帰還回路Bの構成は、種々に変更可能である。例えば、帰還回路Bを介した信号の帰還先は、例えば、同調回路Aの信号線のほか、アンテナ1に巻回されている信号線に信号を帰還させるように構成しても良い。また、RFアンプ2の出力を差動信号にしてアンテナ1や同調回路Aの一対の信号線にそれぞれ帰還させるようにしても良い。また、アンテナ1のコイルと電磁結合した補助巻線を設けて、この補助巻線に信号を帰還させるようにしたり、放射用のアンテナを設けて電波信号としてアンテナ1に信号を帰還させるようにしても良い。
また、帰還手段として非反転アンプ9と結合コンデンサCfとからなる構成を示したが、非反転アンプ9や結合コンデンサCfを設けずに、RFアンプ2の出力端子と同調回路Aの信号線とを直接に結ぶ配線と、この配線を途中で断続させるスイッチとから構成するようにしても良い。
AGC回路8は、検波器7から適切な信号出力強度を安定して得るために、検波器7の出力信号を入力してRFアンプ2とIFアンプ6の増幅率を自動的に調整する。また、このAGC回路8は、アンテナ1の調整処理の際などに、CPU11からのAGC停止信号によって自動利得制御を停止させることも可能になっている。
CPU11は、検波器7で検波された信号を、例えばアナログ/デジタル変換器(ADC)を介して入力して、検波出力のレベルをデジタル数値化して検出することが可能にされている。また、CPU11は、上述の2進数カウンタのbin値を更新することで、このbin値に応じたコンデンサ切替制御信号が同調回路AのスイッチS1〜S9に出力されて、同調回路Aで接続状態とされるコンデンサC1〜C9の組み合わせを切り替える。さらに、CPU11は、アンテナ調整処理の際に、帰還回路Bにオン切替信号を出力して帰還回路Bを作動状態にしたり、AGC回路8にAGC停止信号を出力して、AGC回路8の自動利得制御を停止したりするようになっている。
次に、上記構成の電波受信装置により実行されるアンテナ調整処理について説明する。先ず、同調回路Aと帰還回路Bを用いたアンテナ調整処理の原理について説明する。
CPU11は、アンテナ調整処理の際、帰還回路Bを作動させる。すると、RFアンプ2と非反転アンプ9と同調回路Aの信号経路で発振ループが形成されて、この部分で発振信号が生成される。この発振ループにおいて、発振周波数を決定するのに支配的となる回路定数はアンテナ1のインダクタンスと同調回路Aの容量成分である。そのため、この発振信号の周波数はアンテナ1と同調回路Aの結合回路の共振周波数とほぼ同一になる。そして、この状態で、CPU11は、同調回路AのスイッチS1〜S9を順次作動させ、同調回路AのコンデンサC1〜C9の接続パターンを切り替えていく。その際、CPU11は、検波器7の出力レベルをデジタル数値化して監視し、必要に応じてRAM13に一時的に記憶させる。この検波出力レベルを監視しながら同調回路Aの接続パターンを切り替えていく操作のことをスキャンと呼ぶ。
上記のスキャン中、発振信号の周波数が希望波の周波数と重なった場合、最もBPF5を通過する信号が多くなり、検波器7の出力レベルも最大になる。従って、CPU11がこの検波出力のレベル上昇を検出したり、検波出力のレベルピークを検出することにより、アンテナ1の共振周波数(アンテナ1と同調回路Aとの結合回路の共振周波数)が希望波の周波数に近づいたことを判定することが可能になる。
なお、アンテナ1の共振周波数が希望波の周波数に近づいたか否かを判定するために、CPU11が監視する信号としては、上記の検波器7の出力信号に限られず、BPF5を通過した信号のレベルを検出できれば、何れの信号としても良い。また、アンテナ調整処理の際にAGC回路8を動作させるとともに、このAGC回路8の制御電圧を監視することで、BPF5を通過した信号のレベル上昇を検出するようにすることもできる。
上記のスキャン中、同調回路Aの接続パターンを1段階切り替えてから、発振信号の周波数が変更され、この発振信号がBPF5や検波器7で処理されて検波出力レベルに安定的に反映されるまでには、所定の時間間隔を要する。特に、BPF5は、通過帯域幅が狭くなるにつれて遅延時間が長くなるため、発振信号の周波数が希望波の周波数とほぼ等しくなって検波出力のレベルが上昇する場合でも、この検波出力が安定するまでに要する時間は長くなる(例えば100ms程度)。
しかしながら、同調回路Aの接続パターンを切り替えてから、上記BPF5の遅延時間が経過する前であっても、発振信号がBPF5を通過する周波数帯にあれば、この信号の一部がBPF5を通過して検波器7の出力レベルを多少上昇させる。従って、この検波出力のレベル上昇を検出することで、発振信号の周波数が希望波の周波数に近づく同調回路Aの調整範囲を大まかに決定することが可能となる。
そこで、この実施形態のアンテナ調整処理では、先ず、同調回路Aの全調整範囲において高速に第1スキャンを行い、発振信号の周波数が希望波の周波数に近づく同調回路Aの調整範囲を大まかに決定する。次に、この大まかに決定された調整範囲に限って通常速度の第2スキャンを行い、これらの結果からアンテナ1の共振周波数を希望波の周波数に同調させる同調回路Aの設定状態を求めるという手法を採用する。
図2には、本発明の実施形態に係るアンテナ調整処理の動作を説明するタイムチャートを示す。
図2(a)は、上記高速の第1スキャンの動作内容を示したタイムチャートであり、CPU11から出力されるコンデンサC1の切替制御信号と、検波出力の信号レベルとを時系列に示したものである。コンデンサC1は、同調回路AのコンデンサC1〜C9のうち最小の容量値を有するものであり、このコンデンサC1の切替制御信号は上述した2進数カウンタの最下位ビットに対応するものである。つまり、このコンデンサC1の切替制御信号は、上記2進数カウンタが10進数の値で「511」から「0」に順に切り替えられていく動作を表わしている。
本実施形態のアンテナ同調処理において、高速な第1スキャンは、次のようにして行われる。すなわち、CPU11は、9bit長で示される上記2進数カウンタのカウンタ値(bin値)を例えば「1」ずつ更新して、コンデンサC1〜C9の接続状態を切り替えていく。これにより、同調回路Aの全調整範囲に亘って、接続状態とされる総容量値が大きいほうから徐々に小さくなるように切り替えられていく。また、この第1スキャンでは、各切り替えのスキャンステップ幅(時間幅)Δtは、BPF5の出力の安定に要する時間(例えば約100ms)と比較して短い時間(例えば50ms)に設定される。このスキャンステップ幅ΔtはBPF5の遅延時間よりも短い時間である。上記全調整範囲が第1調整範囲の一例であり、上記のスキャンステップ幅Δtが第1切替周期の一例である。
この第1スキャンの途中、同調回路Aにより切り替えられたアンテナ1の共振周波数が、希望波の周波数とズレているときは、ミキサ3から出力される信号の周波数は、BPF5の透過周波数帯域から外れるため、BPF5を通過できずに検波器7からの出力は小さくなる。一方、同調回路Aにより切り替えられたアンテナ1の共振周波数が、希望波の周波数と一致すると、ミキサ3から出力される信号の周波数はBPF5の透過周波数帯域と重なり、BPF5を通過する信号が増加するため、検波器7の出力レベルが上昇する。
第1スキャンでは、BPF5の遅延時間よりも短いスキャンステップ幅Δtでスキャンを行うため、各スキャンステップでBPF5が反応しきれず、検波出力レベルのピーク値は、BPF5が安定するまで待って検出した値に比べて低くなる。また、複数ステップに亘る検波出力レベルの変化パターンも不安定になる可能性がある。
その後、同調回路Aの同調容量がさらに切り替えられて、アンテナ1の共振周波数が希望波の周波数から外れると、検波出力の信号レベルは再び低下する。CPU11は、この第1スキャンの中で、最大の検波出力レベルと判定したステップのbin値”1st_Max”を記憶する。
この高速の第1スキャンでは、全512ステップをスキャンステップ幅Δt=50msで切り替えていくため、全スキャン時間は25.6秒となる。なお、各スキャンステップ幅Δtは、スイッチS1〜S9の応答時間や発振信号の周期に比べて十分長くする必要があるが、同調回路Aの切り替えにより発振信号の周波数が希望波の周波数に近づいた場合に、検波出力に僅かでも変化を検出できる時間であれば、例えば10ms等、より短くすることも可能である。
図2(b)は、通常速度で行われる第2スキャンの動作内容を示したタイムチャートであり、CPU11から出力されるコンデンサC1の切替制御信号と、検波出力の信号レベルとを時系列に示したものである。
CPU11は、上記の第1スキャンを実行したのちに、次の第2スキャンを実行する。第2スキャンでは、先の第1スキャンにより検波出力レベルのピークが得られる同調回路Aの調整位置はほぼ判明しているので、第1スキャンで得られたbin値”1st_Max”を中心に、前後にあらかじめ定められたステップ数(例えば±10ステップ、合計21ステップ)を付加した調整範囲(図2(a)内の、破線枠で囲まれた範囲)で同調回路Aの設定を切り替えてスキャンを行う。また、スキャンステップ幅Δtは、BPF5の応答速度に対応する期間より大きい値(例えば100ms)とする。上記の調整範囲が第2調整範囲の一例であり、上記のスキャンステップ幅Δtが第2切替周期の一例である。
そして、この第2スキャンにおいて、CPU11は最大の検波出力レベルを検出したときのbin値”2nd_Max”を求める。通常、第1スキャンで求めた上記のbin値”1st_Max”とこのbin値”2nd_Max”は同値になるが、第1スキャンでは安定した検波出力を待たずに同調回路Aの切り替えを行っていくため、異なる値となる場合もある。
この第2スキャンでは、スキャンステップ幅Δt=100msで、21ステップの調整範囲で同調回路Aを切り替えていくので、全スキャン時間に2.1秒を要する。
CPU11は、これら第1スキャンと第2スキャンの結果に基づいて、アンテナ10の共振周波数(アンテナ10と同調回路Aの結合回路の共振周波数)が希望波の周波数にもっとも近づく同調回路Aの設定状態を求めることができる。
図4には、上記実施形態の2回のスキャンを行う高速方式のアンテナ調整処理と通常方式のアンテナ調整処理にかかる時間を比較した図表である。
上述のとおり、本実施形態のアンテナ調整処理では、第1スキャンに25.6秒かかり、第2スキャンに2.1秒かかり、第1スキャンと第2スキャンとを合わせた合計のスキャン時間は27.7秒となる。一方、スキャンステップ幅Δt=100msで、同調回路Aの全調整範囲をスキャンした通常方式の場合には、所要時間は51.2秒となり、本実施形態の方式の方がに大幅に短縮されている。
なお、第1スキャンにおけるスキャンステップ幅Δtが小さくなるほど、検波出力レベルのピークの値は小さくなり、ピークと判定されるbin値“1st_Max“にも揺らぎが生じる。従って、第1スキャンでのスキャンステップ幅Δtを、BPF5の遅延時間と比較してより小さくとった場合には、上記のbin値“1st_Max“の揺らぎが大きくなることを補うために、第2スキャンのステップ数を、例えばbin値“1st_Max“±20ステップの合計41ステップなど、増やすようにしても良い。また、第1スキャンで検波出力レベルがピークと検出されたbin値の周辺を、第2スキャンでのスキャン範囲とするのではなく、第1スキャンにおいて検波出力レベルの移動平均を算出し、この移動平均が高い値を示したbin値の周辺を、第2スキャンのスキャン範囲とするようにしても良い。
図3には、CPU11により実行されるアンテナ調整処理の処理手順を示すフローチャートである。
このアンテナ調整処理は、工場出荷前の設定調整工程などにおいて外部からの制御指令に基づいて開始される。このアンテナ調整処理が開始されると、CPU11は、ステップJ1において、スイッチ10をオンにして帰還回路Bを動作させ、アンテナ1と同調回路Aの回路部分を発振させる。また、検波出力レベルを一定条件で比較するために、AGC停止信号を出力してAGC回路8の制御電圧を固定し、RFアンプ2およびIFアンプ6の増幅率を一定に保つ。さらに、CPU11は、初期値として、同調回路AのコンデンサC1〜C9の接続パターンの組み合わせを決定する2進数カウンタのbin値を「511」、すなわち、9ビットの2進数で「111111111」にセットする。これにより、コンデンサC1〜C9に対応するスイッチS1〜S9がすべてをオンにされる。
次に、CPU11は、ステップJ2へ移行し、受信チャンネルを設定する。この実施形態では、先ず40kHz帯にセットし、再びこのステップJ2に移行されるごとに、順に、60kHz帯、68.5kHz帯、75kHz帯、77.5kHz帯へと切り替えていく。40kHz帯にセットする場合には、CPU11はOSC4に発振周波数を40kHz用のローカル周波数に変更するよう切替信号を送り、OSC4に予め定められた40kHz用のローカル周波数の信号を出力させる。
次いで、CPU11は、ステップJ3へ移行して、第1スキャンのスキャンステップ幅Δtの設定を行う。このステップ幅ΔtはBPF5の遅延時間より短い値であり、ここでは例えば50msとする。
続いて、CPU11は、第1スキャンを開始する。先ず、ステップJ4において、上記スキャンステップ幅Δtの時間を待機した後、現在のbin値(初期値は「511」)における検波出力レベルをAD変換して、変換された値(以下AD値と呼ぶ)をRAM13に記憶させる。続いて、ステップJ5において、bin値を減算し、ステップJ6においてbin値が「511→510→・・・→1→0→511」と一回りしたか条件比較を行う。そして、bin値が一回りして「511」に戻っていなければ、ステップJ4に戻ってステップJ4〜J6の処理を繰り返す。
前記ステップJ4〜ステップJ6を512回繰り返したら、bin値が再び「511」に戻るので、ステップJ6における比較結果はYESとなって、ステップJ7へ移行する。
ステップJ7に移行したら、CPU11は、第1スキャン(ステップJ4〜J6の繰り返し処理)によってRAM13に記憶された512個のAD値の中から最大のものを求める。そして、この最大のAD値に対応するbin値”1st_Max”をRAM13に保存する。上記のステップJ4〜J7の処理により第1スキャン制御手段が構成される。
なお、上記第1スキャンでは、各bin値に対応する検波出力レベルのAD値をすべてRAM13に記憶すると説明したが、最大のAD値と、対応するbin値のみを上書きしてRAM13に記憶するようにしても良い。
続いて、CPU11は、第2スキャンの設定処理を行う。先ず、ステップJ8において、第1スキャンで得られたbin値”1st_Max”を中心に、前後に所定ステップ(例えば10ステップ)を付加したスキャン範囲で第2スキャンを行うため、第2スキャンにおけるbin値の初期値を”1st_Max+10”に設定する。なお、”1st_Max+10”が「511」より大きい場合は初期値を「511」に設定する。
次に、CPU11は、ステップJ9へ移行して、第2スキャンのスキャンステップ幅Δtを設定する。第1スキャンとは異なり、このスキャンステップ幅Δtは、各ステップの検波出力レベルを確実に得るために、BPF5の応答が安定する時間(例えば100ms)とする。
第2スキャンの設定処理が済んだら、CPU11は、第2スキャンを開始する。先ず、ステップJ10で、上記のスキャンステップ幅Δtの時間を待機した後、検波出力レベルをAD変換し、変換されたAD値をRAM13に記憶する。続いて、ステップJ11でbin値を減算し、ステップJ12でbin値が”1st_Max−10”を下回ったか確認する。その結果、下回っていなければ、ステップJ10へ戻り、ステップJ10〜J12の処理を繰り返す。このステップJ10〜J12の繰り返し処理により、bin値が”1st_Max+10”から”1st_Max−10”の範囲でスキャンが行われる。
なお、ステップJ12において、”1st_Max−10”が0以下になる場合には、スキャン範囲の最終点がbin値“0”の点となるように、比較条件を修正する。
このステップJ10〜ステップJ12のループを21回以下繰り返したら、bin値が”1st_Max−10”以下となるので、ステップJ12の判別結果がYESとなって、ステップJ13へ移行する。
ステップJ13に移行すると、CPU11は、第2スキャンでRAM13に記憶したAD値の中で最大のものを求め、この最大のAD値に対応するbin値”2nd_Max”をRAM13に保存する。上記のステップJ10〜J13の処理により第2スキャン制御手段が構成される。なお、第2スキャンにおいても、各bin値に対応する検波出力レベルのAD値をすべてRAM13に記憶するのではなく、最大のAD値と、対応するbin値のみを上書きしてRAM13に記憶するようにしても良い。
次に、ステップJ14では、CPU11は、ステップJ7で得たbin値”1st_Max”に対応するAD値と、ステップJ13で得たbin値”2nd_Max”に対応するAD値とを比較し、大きい方のAD値に対応するbin値を、アンテナ1の共振周波数を希望波の周波数に同調させるための同調回路Aの設定値“Final_Max”として決定し、RAM13に保存する。
なお、通常は、第1スキャンにおけるAD値は、第2スキャンにおけるAD値より低くなるので、ステップJ14の処理は省略して、第2スキャンで求めたbin値”2nd_Max”をそのまま同調回路Aの最適な設定値“Final_Max”としてRAM13に保存するようにしても良い。
上記のステップJ3〜ステップJ14で1つの受信チャンネルのスキャンおよび同調回路Aの最適な設定値“Final_Max”の保存が済んだら、次に、ステップJ15で、全ての受信チャンネルの処理が終了したか判別する。そして、全ての受信チャンネルの処理が終了していなければ、ステップJ2へ戻って、受信チャンネルを切り替えて、再び、ステップJ3〜ステップJ14の動作を繰り返す。一方、全ての受信チャンネルの処理が終了していれば、ステップJ15でYES側へ進む。ステップJ15に移行したら、CPU11は、スイッチ10をオフして帰還回路Bを非作動状態とし、アンテナ調整処理を終了する。
アンテナ調整処理が完了したのち、実際に電波の受信を行う段階では、CPU11は、他系統の制御情報に基づき標準電波が送信されている受信チャンネルを求め、この受信チャンネルに対応する設定の切り替えを行って受信処理を行う。すなわち、上記アンテナ調整処理でRAM13に記憶した各受信チャンネルに対応する同調回路Aの設定値”Final_Max”の中から、現在の受信チャンネルに対応する設定値”Final_Max”を読み出し、2進数カウンタのbit値をこの値に設定する。これにより、同調回路AのコンデンサC1〜C9の接続パターンが切り替わって、現在の受信チャンネルの周波数にアンテナ1の共振周波数が同調される。さらに、OSC4へチャンネル切替信号を出力して現在の受信チャンネルに応じたローカル周波数の信号を供給させる。これにより、現在の受信チャンネルの標準電波が高感度に受信されて検波処理される。
以上のように、本実施形態の電波受信装置によれば、異なるスキャン範囲で異なるスキャンステップ幅Δtを用いて2回のスキャンを行う構成を採用しているので、アンテナ調整処理の精度を低下させることなく、処理時間を短縮することができる。すなわち、第1スキャンでは、通常より短いスキャンステップ幅Δtで、同調回路Aの設定を広い範囲に亘り切り替えながら、信号出力レベルの上昇を検出することにより、アンテナ1の共振周波数が希望波の周波数と近づく同調回路Aの調整点を、短時間で大まかに求められる。続く第2スキャンでは、第1スキャンで求められた同調回路Aの調整点に基づいて定められた狭いスキャン範囲のみを、第1スキャンより長い通常のスキャンステップ幅Δtで、より正確に出力レベルを検出し、希望波の周波数に合った同調回路Aの設定を求めることができる。従って、2度のスキャン結果を組合せることにより、精度を低下させることなく、処理時間の短縮が図れる。また、この処理時間の短縮によって、アンテナ調整処理にかかる消費電力の削減も図れる。
また、第2スキャンのスキャン範囲は、第1スキャンで求められた同調回路Aの調整点のbin値に対し、あらかじめ設定した幅を前後に加えて決定しているので、第2スキャンのスキャン範囲を決定する処理の単純化が図れる。
また、第1スキャンでは、BPF5の応答の遅延時間よりも短いスキャンステップ幅Δtを用いてスキャンを行っているので、各スキャンステップで安定した信号検出を行う通常速度のスキャンを行った場合に比べて、確実に処理時間が短縮されている。
また、希望波が複数の受信チャンネルを持つ場合、全ての希望波の周波数に亘ってアンテナ1の同調を可能にすると同調回路Aの調整範囲が広くなってしまうので、同調回路Aの全調整範囲に対し通常速度のスキャンを行うと、長大な時間がかかる。従って、このような構成において、上記の第1スキャンと第2スキャンとを併用する構成を適用することで、より大きな時間短縮の効果が得られる。
また、CPU11は、第1スキャンや第2スキャンの際に、AGC回路8の制御を停止させて、RFアンプ2およびIFアンプ6の増幅率を固定にしているので、検波器7の出力レベルは、AGC8によるレベル調整の影響により変動されない。従って、第1スキャンや第2スキャンの際に各スキャンステップの検波出力レベルを正確に比較することができ、それによりアンテナ調整処理の精度もより向上する。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、アンテナ調整処理を、工場出荷前の設定調整工程で行うと説明したが、工場出荷後にユーザの指示操作に基づいて実行されるようにしたり、或いは、電波受信処理の際に良好な受信レベルが得られない場合に実行されるようにしても良い。その場合、アンテナ調整処理で全受信チャンネルについての処理を行うのではなく、現在設定されている受信チャンネルについてのみ処理を行うようにしても良い。
また、上記実施の形態では、第1スキャンで同調回路Aの全調整範囲をスキャン範囲とした例を示したが、予め不要な調整範囲がわかっている場合には、第1スキャンのスキャン範囲から不要な調整範囲を除くようにしても良い。受信チャンネルごとに別個の不要な調整範囲を設定しておくことも可能である。
また、上記実施の形態では、2進数カウンタを用いて同調回路AのスイッチS1〜S9の切替制御をしているが、スイッチS1〜S9を切り替える構成は種々に変更が可能である。また、第1スキャンと第2スキャンの各スキャンステップ幅Δtの値は、BPF5の特性等に応じて適宜変更可能である。また、第1スキャンや第2スキャンの際には、発振信号が高周波数側(bit値小)から低周波数側(bit値大)へ切り替わるように同調回路Aの切り替えを行うようにしても良い。
また、上記の実施形態ではスーパーヘテロダイン方式の受信回路を適用した例を示したが、ストレート方式の受信回路や、ダイレクトコンバージョン方式の受信回路に対しても同様に本発明を適用することができる。その他、実施形態で示した細部は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 アンテナ
4 発振器
5 BPF
7 検波器
8 AGC回路
9 非反転アンプ
10 帰還回路のスイッチ
11 CPU
12 ROM
13 RAM
Cc、Cf、C1〜C9 コンデンサ
S1〜S9 スイッチ
A 同調回路
B 帰還回路
Δt スキャンステップ幅

Claims (4)

  1. 電波を受信するアンテナと、
    該アンテナの周波数特性を変更可能な同調手段と、
    前記アンテナおよび前記同調手段の回路部分を発振させることが可能な発振手段と、
    前記アンテナから受信された受信信号のうち希望波の信号を抽出して信号処理を行う受信処理手段と、
    前記発振手段により前記回路部分で発振信号を発生させるとともに、前記同調手段の設定を切り替えて、前記発振信号が前記受信処理手段で抽出される前記同調手段の設定状態を探索する制御手段と、
    を備え、
    前記受信処理手段は、希望波の信号を抽出する帯域フィルタを有し、
    前記制御手段は、
    前記同調手段の設定を第1調整範囲に亘って、前記帯域フィルタの遅延時間より短い時間に設定されている第1切替周期で切り替えていくことで、前記発振信号が前記受信処理手段で抽出される前記同調手段の調整点を求める第1スキャン制御手段と、
    前記第1スキャン制御手段により求められた調整点を含み、且つ、前記第1調整範囲より狭く設定された第2調整範囲に亘って、前記第1切替周期より長い第2切替周期で、前記同調手段の設定を切り替えていくことで、前記発振信号が前記受信処理手段でより多く抽出される前記同調手段の調整点を求める第2スキャン制御手段と、
    を有することを特徴とする電波受信装置。
  2. 前記同調手段は、
    前記アンテナの信号線に接続可能にされた複数の同調コンデンサと、
    該複数の同調コンデンサの接続状態を切り換える複数のスイッチと、
    を備え、
    前記複数のスイッチを切り替えることにより前記アンテナの共振周波数を段階的に変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の電波受信装置。
  3. 前記第2調整範囲は、前記第1スキャン制御手段により前記受信処理手段での前記発振信号の抽出量が最大と判定された前記同調手段の調整点の前後に、前記アンテナの共振周波数を順に変更させる所定量の調整範囲を付加して設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電波受信装置。
  4. 前記受信処理手段は、複数の受信チャンネルについてそれぞれ信号処理が可能に構成され、
    前記同調手段は、前記複数の受信チャンネルの全ての周波数帯に前記アンテナの周波数特性を同調させることが可能な調整範囲を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電波受信装置。
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