JP5326769B2 - 路側通信機及び路車間通信システム - Google Patents
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Description
このような高度道路交通システムは、インフラ側の複数の路側通信機と、各車両に搭載される車載通信機(移動通信機)とによって構成されており、路側通信機と車載通信機との間で双方向通信を行うための路車間通信システムを含んでいる。路側通信機は、車載通信機と通信を行うことで、車両の安全運転支援に必要な送信情報である、車両の進行方向前方に位置する信号の灯色に関する情報や、渋滞情報等を車載通信機に送信する。(例えば、特許文献1、2参照)。
このため、路車間通信システムにおいて、阻害要因の有無に関わらず、路車間通信の信頼性を高めることで、より確実に安全運転支援を行うことができる方策が嘱望されていた。
また、前記阻害情報は、現状の天候を示す情報を含むものであることが好ましい。
天候が降雨や黄砂が浮遊しているような悪天候の場合、路側通信機と移動通信機との間、すなわち、互いの通信信号の伝搬路に雨滴や黄砂等が存在するため、これらが送信信号伝搬を阻害する阻害要因となる。つまり、天候が良好であるか悪天候であるかに応じて、送信信号を送信する上での阻害状況が異なる。このため、取得手段が現状の天候を示す情報を阻害情報として取得することで、制御手段は、送信信号を送信する上での阻害状況を把握することができ、その阻害状況に応じて送信手段による送信信号の送信態様をより適切に制御することができる。
この場合、天候が降雨であると、通信信号の伝搬路に雨滴が存在することに加え、降雨に伴って被払拭部材に対する払拭動作を行う車両のワイパ装置が伝搬路に存在することとなる。このため、ワイパ装置が送信信号の伝搬を阻害する阻害要因となる。このワイパ装置は、移動通信機(車両)の移動速度が比較的遅い場合には、停止されるか遅い払拭動作に設定され、移動速度が比較的速ければ速い速度で払拭動作するように設定される。つまり、天候及び移動通信機の移動速度に応じて、ワイパ装置による阻害状況が異なる。
このため、取得手段が、現状の天候に加え、移動通信機の移動速度を阻害情報として取得することで、制御手段は、送信信号を送信する上での阻害状況をより確実に把握することができ、その阻害状況に応じて送信手段による送信信号の送信態様をより適切に制御することができる。
ワイパ装置は、一定のタイミングで払拭動作を行うため、このタイミングと一致するような送信情報の配置で送信信号の送信を行うと、ワイパ装置の払拭動作によって送信信号の伝搬が阻害されるタイミングで送信される送信情報は、常に阻害され送信に失敗する可能性が高くなる。これに対して、上記構成によれば、降雨によってワイパ装置が払拭動作を行っていると推定される場合には、複数種類の送信情報を送信する順序をワイパ装置のタイミングと一致しないように設定することができる。この結果、同一の送信情報の送信が常に阻害される確率を減らすことができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
この場合、移動通信機が通信領域に滞在する滞在時間が短ければ、移動通信機との間で通信可能な時間が短くなる。すなわち、この滞在時間が短い場合には、必要な送信情報を移動通信機に送信できないおそれが生じるので、送信信号の伝搬を阻害する阻害要因になるといえる。
このため、取得手段が、移動通信機の通信領域の滞在時間を阻害情報として取得することで、制御手段は、阻害状況をより確実に把握することができ、その阻害状況に応じて送信手段による送信信号の送信態様をより適切に制御することができる。
この場合、阻害情報に基づいて阻害要因が存在する状況であると把握される場合には、繰り返し回数を増加させるように調整することで、移動通信機が送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信信号を送信する上での阻害要因が存在する場合における路車間通信の信頼性をより高めることができる。
この場合、複数種類の送信情報の内、優先度の高い送信情報の送信頻度を高めるように調整することで、移動通信機が優先度のより高い送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信信号を送信する上での阻害要因が存在する場合においても、優先度の高い送信情報を移動通信機に受信させることができる。
送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、データサイズの大きい送信情報を送信する際には、送信情報の送信途中に当該送信信号が阻害され送信に失敗する可能性が高くなる。一方、上記構成とすれば、複数種類の送信情報の内、データサイズのより大きい送信情報の送信頻度を高めるように調整することで、移動通信機がデータサイズの大きい送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、データサイズの大きい送信情報の送信が失敗するのを効果的に抑制することができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
この場合、制御手段は、データベースを参照すれば、阻害情報に応じた送信態様を把握することができ、送信手段の制御が容易となる。
図1は、本発明の路車間通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この路車間通信システムは、インフラ側の交通管制システム1と、道路を走行する複数の車両に搭載された車載通信機(移動通信機)10とから構成されている。交通管制システム1は、管制室に設けられた中央装置2と、道路の各所に多数設置された光ビーコン(光学式車両感知器)20とから構成されており、光ビーコン20は、近赤外線を通信媒体とした光通信によって車載通信機10との間で双方向通信を行う。なお、中央装置2は交通管制室に設けられている。
光ビーコン20は、道路脇に立設した支柱等に設置されており、道路Rの車線の直上に配置されている。光ビーコン20は、LED等からなる投光部21と、フォトセンサ等からなる受光部22とを有している。
投光部21は、近赤外線を発光することで、これを受光した車載通信機10に、近赤外線からなる送信信号を送信する送信手段を構成している。投光部21は、近赤外線を自己の直下よりも上流側に向けて発光しており、車載通信機10との間で路車間通信を行うための通信領域Aを光ビーコン20の上流側(図2の右側)に設定している。投光部21は、通信領域A内に位置する車載通信機10に対して送信信号を送信することができる。
受光部22は、車載通信機10からの近赤外線よりなる送信信号を受光することで車載通信機10からの各種情報を受信する。
車載通信機10を搭載した車両Cが通信領域Aに進入すると、車載通信機10は、自己が通信領域Aに進入したことを認識し、光ビーコン20との間で双方向通信を開始する。なお、光ビーコン20は、通信領域Aであることを車載通信機10に認識させるための情報を常に送信しており、これを受信することで車載通信機10は通信領域Aに進入したことを認識する。
一方、光ビーコン20は、通信領域A内に位置する車載通信機10に対して、中央装置2から送信される渋滞情報や、当該光ビーコン20の下流側に位置する信号機30の灯色、信号機30の手前に設けられている停止線31までの距離等といった、車両Cの運転者に対する安全運転支援のための支援情報を送信情報として送信する。
上記支援情報を受信した車載通信機10は、この支援情報(送信情報)に基づいて、車両Cの運転者に対して安全運転支援を行う。
図3は、光ビーコン20及び車載通信機10の構成を示すブロック図である。
車両Cに搭載された車載通信機10は、光ビーコン20との間で光通信を行うための投受光部11と、制御部12とを備えている。投受光部11は、上述したように、近赤外線を通信媒体として光ビーコン20との間で情報の授受を行う。投受光部11は、車両C内のフロント側ダッシュボード40上に固定されており、フロントガラス41を通過して到達する、光ビーコン20からの送信信号を受信することで光通信を行う。
光ビーコン20は、上述の投光部21及び受光部22の他、これらを制御する通信制御部23と、中央装置2との間で双方向通信を行うための通信部24と、当該光ビーコン20が設置されている場所が降雨であるか否かを検知する降雨センサ25と、各種制御を行うために必要な情報を格納するための記憶部26と、を備えている。
通信制御部23は、投受光部21,22による送信信号の伝搬を阻害する阻害要因の有無を示す阻害情報を取得する阻害情報取得部23aと、投光部21による送信信号の送信態様を制御する送信制御部23bとを機能的に有している。
従って、車載通信機10が通信領域Aに滞在する滞在時間が短ければ、車載通信機10との間で通信可能な時間が短くなる。すなわち、この滞在時間が短い場合には、必要な情報を車載通信機10に送信できないおそれが生じるので、送受信信号の伝搬を阻害する阻害要因になるといえる。
通信領域Aの距離幅a(図2)は、予め設定されるものであるので、この滞在時間は、車両Cの移動速度より推定することができる。すなわち、送受信信号の阻害要因である滞在時間は、車両Cの移動速度に依存する。
具体的に、阻害情報取得部23aは、現状の天候が雨天であるか否かを降雨センサ41の検知結果によって判定し、現状の天候に関する情報を取得する。また、阻害情報取得部23aは、現状の天候に関する情報や、黄砂が浮遊しているか否かに関する情報等を中央装置2から通信部24を介して取得することもできる。
また、車両Cの移動速度は、受光部22により受信する車載通信機10からの送信情報から取得することができる。
また、阻害情報取得部23aは、車両Cの移動速度に基づいて車載通信機10が通信領域Aに滞在する滞在時間を求め、阻害情報として取得する。
図4は、投光部21から送信される送信フレームの一例を示す図である。なお、図例では、光ビーコン20は車載通信機10に対して、互いに異なる3種類の送信情報A,B,Cを送信するものとし、天候は晴天で、各情報A,B,Cそれぞれに付随する優先度に差異はないものとする。
図に示すように、投光部21から送信される送信信号は、送信情報A、送信情報B、送信情報Cがそれぞれ配置されて送信されるものであり、送信情報A、送信情報B、送信情報Cの順序に設定された送信パターンを繰り返して配置されている。
光ビーコン20の送信制御部23bは、投光部21から送信される送信信号が、送信情報A、送信情報B、送信情報Cの順序に設定された送信パターンを繰り返して配置されたものとして送信されるように、投光部21を制御する。
本実施形態において、送信信号の送信態様とは、図4に示す送信フレームFにおける送信情報の配置の形態であり、送信制御部23bは、送信フレームFにおける送信情報の配置についての制御を行う。
制御用データベースは、後述するように、それぞれ異なる複数の送信パタンを含んでいる。なお、ここでは、送信パターンは、互いに異なる3種類の送信情報A,B,Cを送信する場合における、各送信情報の配置を示すものとして説明する。
送信制御部23bは、送信信号の送信態様の制御を行う際に、記憶部26内の制御用データベースを参照し、いずれか一の送信パタンを選択する。投光部21は、送信制御部23bが選択した一の送信パタンを繰り返すことで、各送信情報を送信フレームFに配置し、各送信情報を車載通信機10に対して送信する。
下記表1は、現状の天候及び車両Cの移動速度に応じて送信制御部23bが選択する制御用データベースの各送信パタンを示している。
送信制御部23bは、上記表1に示すように、現状の天候に関する情報に基づいて、天候の状態を、良(晴、曇り)、又は悪(降雨、黄砂)のいずれであるかを判断する。
また、車両Cの移動速度については、予め定めた閾値に基づいて、「速い」、又は「遅い」のいずれであるかを判断する。
なお優先度が高い送信情報としては、光ビーコン20の下流側の信号機30(図2)の灯色に関する情報等が挙げられる。また、優先度が中程度である送信情報としては、信号機30の手前に設けられている停止線31(図2)までの距離等が挙げられる。優先度が低い送信情報としては、渋滞等の交通情報等が挙げられる。
複数の送信パターンは、表1にて示した天候や車両Cの移動速度等の条件に対応しており、対応する条件下において、各送信情報を含む送信信号の送信がより好適に行うことができるように設定されている。
従って、送信制御部23bが表1に基づいて、天候や車両Cの移動速度に応じた送信パタンを選択すれば、投光部21による送信信号の送信をより好適に行うことができる。
送信制御部23bは、上述のように、各送信情報の優先度に相違がある場合には、その優先度に応じて、送信パタンに配置される各送信情報の個数を調整することで送信頻度を調整する。図5中、パタンa−1と、パタンb−1とは、各送信情報の間で優先度の相違の有無以外の条件はすべて同じである。これら両パタンa−1、b−1をみると、優先度に相違がない送信パタンb−1では、各送信情報が一つずつ順番に配置されている。一方、優先度に相違がある送信パタンa−1では、優先度の最も高い送信情報Aは、他の送信情報と比較してより多くの個数が配置されており、その送信頻度が高められている。
また、天候の違い以外の条件が全て同じである、送信パタンa−1と、送信パタンc−1−1とを比較すると、天候が「悪」である送信パタンc−1−1では、優先度の最も高い送信情報Aが5/6の割合で配置されている。
このように、送信制御部23bは、優先度の高い送信情報の送信頻度を高めるように調整するように構成されており、これによって、車載通信機10が優先度のより高い送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信情報を送信する上での阻害要因が存在する場合においても、優先度の高い送信情報を車載通信機10に受信させることができる。
ここで、車両Cのワイパ装置44は、一定のタイミングでフロントガラス41払拭動作を行うため、このタイミングと一致するような送信情報の配置で送信信号の送信を行うと、ワイパ装置44の払拭動作によって送信信号の伝搬が阻害されるタイミングで送信される送信情報は、常に阻害され送信に失敗する可能性が高くなる。これに対して、本実施形態では、降雨によってワイパ装置44が払拭動作を行っていると推定される場合(天候が「悪」の場合)には、送信情報A〜Cをランダムに配置することで、各送信情報が時間軸に対して一定間隔で現れないようにされているので、各送信情報を送信する順序がワイパ装置のタイミングと一致しないように設定される。この結果、同一の送信情報の送信が常にワイパ装置44の動作によって阻害される確率を減らすことができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
車両Cの移動速度が速い場合には、車両Cが通信領域Aに滞在する滞在時間が短かったり、ワイパ装置44の払拭動作の動作速度が比較的高速に設定されていたりするので、投光部21による送信情報の送信が阻害される。これに対して、送信制御部23bは、車両Cの移動速度が速ければ、上述のように必要な送信情報については、その配置数を増やし、送信頻度を高めるように構成されている。この結果、送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、必要な送信情報の送信が失敗するのを効果的に抑制することができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
20 光ビーコン(路側通信機)
21 投光部
23a 阻害情報取得部(取得手段)
23b 送信制御部(制御手段)
26 記憶部(記憶手段)
41 フロントガラス(被払拭部材)
44 ワイパ装置
C 車両
Claims (11)
- 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段により送信される送信情報の情報態様を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする路側通信機。 - 前記送信手段により送信される送信情報の情報態様は、複数の前記送信情報が配置される送信フレームにおける当該送信情報の配置である請求項1に記載の路側通信機。
- 前記阻害情報は、現状の天候を示す情報を含む請求項1又は2に記載の路側通信機。
- 前記送信手段は、当該送信手段によって送信される送信信号が、前記車両に備えられたワイパ装置によって払拭される前記車両の被払拭部材を通過して前記移動通信機に送信されるように設けられ、
前記阻害情報は、前記移動通信機の移動速度を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の路側通信機。 - 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
前記送信手段は、当該送信手段によって送信される送信信号が、前記車両に備えられたワイパ装置によって払拭される前記車両の被払拭部材を通過して前記移動通信機に送信されるように設けられ、
前記阻害情報は、前記移動通信機の移動速度を含むものであり、
前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、
前記制御手段は、前記阻害情報に基づいて、前記送信信号における前記複数種類の送信情報の配置の順序を設定することで、前記送信信号の送信態様を制御する路側通信機。 - 前記取得手段は、前記送信手段が送信可能な道路上の通信領域内に進入する前記移動通信機の当該通信領域の滞在時間を、前記阻害情報として推定し取得する請求項1〜5のいずれか一項に記載の路側通信機。
- 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
前記送信信号は、所定の送信情報が所定回数繰り返して配置されて送信されるものであり、
前記制御手段は、前記阻害情報に基づいて、前記送信情報を配置する際の繰り返し回数を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行う路側通信機。 - 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、
前記制御手段は、前記複数種類の送信情報それぞれに設定された優先度に応じて、前記複数種類の送信情報それぞれの送信頻度を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行う路側通信機。 - 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、
前記制御手段は、前記複数種類の送信情報それぞれのデータサイズに応じて、前記複数種類の送信情報それぞれの送信頻度を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行う路側通信機。 - 前記阻害情報に基づいて前記送信信号の送信態様を制御するためのデータベースを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記制御手段は、このデータベースに基づいて前記送信手段による送信信号の送信態様の制御を行う請求項1〜9のいずれか一項に記載の路側通信機。 - 車両に搭載される移動通信機と、この移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機とを備えた路車間通信システムであって、
前記路側通信機は、
送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段により送信される送信情報の情報態様を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする路車間通信システム。
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