JP5326769B2 - 路側通信機及び路車間通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、高度道路交通システム等に用いることができる路側通信機及び路車間通信システムに関する。
近年、交通の安全性向上の促進や、交通事故の防止を目的として、道路に設置されたインフラ装置からの情報を受信し、この情報を活用することで車両の安全性を向上させる高度道路交通システムが検討されている。
このような高度道路交通システムは、インフラ側の複数の路側通信機と、各車両に搭載される車載通信機(移動通信機)とによって構成されており、路側通信機と車載通信機との間で双方向通信を行うための路車間通信システムを含んでいる。路側通信機は、車載通信機と通信を行うことで、車両の安全運転支援に必要な送信情報である、車両の進行方向前方に位置する信号の灯色に関する情報や、渋滞情報等を車載通信機に送信する。(例えば、特許文献1、2参照)。
特許第2806801号公報 特開2005−268925号公報
上記路車間通信システムでは、無線通信や、近赤外線を通信媒体とした光通信によって路車間通信が行われる。このため、降雨時等に、無線や近赤外線の伝搬路となる、路側通信機と車載通信機との間の空間に、雨滴や、降雨に伴って動作させる車両のワイパ等が存在すると、これらによって両通信機間での送信信号の送受信が阻害される。このように、降雨等といった路車間通信の阻害要因が存在すると、路車間通信の信頼性を低下させるおそれが生じる。
このため、路車間通信システムにおいて、阻害要因の有無に関わらず、路車間通信の信頼性を高めることで、より確実に安全運転支援を行うことができる方策が嘱望されていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、阻害要因の有無に関わらず、路車間通信の信頼性を高めることができる路側通信機及び路車間通信システムを提供することを目的とする。
(1)本発明は、車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段により送信される送信情報の情報態様を制御する制御手段と、を備えていることを特徴としている。
上記構成の路側通信機によれば、制御手段が、送信手段による送信信号の送信を阻害する阻害要因に関する阻害情報に基づいて、送信信号の送信態様を制御するので、阻害要因の有無や態様、種類に応じた送信態様によって送信信号を送信することができる。この結果、各種の阻害要因の有無、態様に関わらず、路車間通信の信頼性を高めることができる。
(2)(3)前記送信手段により送信される送信情報の情報態様は、複数の前記送信情報が配置される送信フレームにおける当該送信情報の配置であることが好ましい。
また、前記阻害情報は、現状の天候を示す情報を含むものであることが好ましい。
天候が降雨や黄砂が浮遊しているような悪天候の場合、路側通信機と移動通信機との間、すなわち、互いの通信信号の伝搬路に雨滴や黄砂等が存在するため、これらが送信信号伝搬を阻害する阻害要因となる。つまり、天候が良好であるか悪天候であるかに応じて、送信信号を送信する上での阻害状況が異なる。このため、取得手段が現状の天候を示す情報を阻害情報として取得することで、制御手段は、送信信号を送信する上での阻害状況を把握することができ、その阻害状況に応じて送信手段による送信信号の送信態様をより適切に制御することができる。
)さらに、前記送信手段は、当該送信手段によって送信される送信信号が、前記車両に備えられたワイパ装置によって払拭される前記車両の被払拭部材を通過して前記移動通信機に送信されるように設けられ、前記阻害情報は、前記移動通信機の移動速度を含むものであってもよい。
この場合、天候が降雨であると、通信信号の伝搬路に雨滴が存在することに加え、降雨に伴って被払拭部材に対する払拭動作を行う車両のワイパ装置が伝搬路に存在することとなる。このため、ワイパ装置が送信信号の伝搬を阻害する阻害要因となる。このワイパ装置は、移動通信機(車両)の移動速度が比較的遅い場合には、停止されるか遅い払拭動作に設定され、移動速度が比較的速ければ速い速度で払拭動作するように設定される。つまり、天候及び移動通信機の移動速度に応じて、ワイパ装置による阻害状況が異なる。
このため、取得手段が、現状の天候に加え、移動通信機の移動速度を阻害情報として取得することで、制御手段は、送信信号を送信する上での阻害状況をより確実に把握することができ、その阻害状況に応じて送信手段による送信信号の送信態様をより適切に制御することができる。
本発明は、車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、前記送信手段は、当該送信手段によって送信される送信信号が、前記車両に備えられたワイパ装置によって払拭される前記車両の被払拭部材を通過して前記移動通信機に送信されるように設けられ、前記阻害情報は、前記移動通信機の移動速度を含むものであり、前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、前記制御手段は、前記阻害情報に基づいて、前記送信信号における前記複数種類の送信情報の配置の順序を設定することで、前記送信信号の送信態様を制御するものであってもよい。
ワイパ装置は、一定のタイミングで払拭動作を行うため、このタイミングと一致するような送信情報の配置で送信信号の送信を行うと、ワイパ装置の払拭動作によって送信信号の伝搬が阻害されるタイミングで送信される送信情報は、常に阻害され送信に失敗する可能性が高くなる。これに対して、上記構成によれば、降雨によってワイパ装置が払拭動作を行っていると推定される場合には、複数種類の送信情報を送信する順序をワイパ装置のタイミングと一致しないように設定することができる。この結果、同一の送信情報の送信が常に阻害される確率を減らすことができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
)上記路側通信機において、前記取得手段は、前記送信手段が送信可能な道路上の通信領域内に進入する前記移動通信機の当該通信領域の滞在時間を、前記阻害情報として推定し取得するものであってもよい。
この場合、移動通信機が通信領域に滞在する滞在時間が短ければ、移動通信機との間で通信可能な時間が短くなる。すなわち、この滞在時間が短い場合には、必要な送信情報を移動通信機に送信できないおそれが生じるので、送信信号の伝搬を阻害する阻害要因になるといえる。
このため、取得手段が、移動通信機の通信領域の滞在時間を阻害情報として取得することで、制御手段は、阻害状況をより確実に把握することができ、その阻害状況に応じて送信手段による送信信号の送信態様をより適切に制御することができる。
本発明は、車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、前記送信信号は、所定の送信情報が所定回数繰り返して配置されて送信されるものであり、前記制御手段は、前記阻害情報に基づいて、前記送信情報を配置する際の繰り返し回数を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行うものであることが好ましい。
この場合、阻害情報に基づいて阻害要因が存在する状況であると把握される場合には、繰り返し回数を増加させるように調整することで、移動通信機が送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信信号を送信する上での阻害要因が存在する場合における路車間通信の信頼性をより高めることができる。
)また、本発明は、車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、前記制御手段は、前記複数種類の送信情報それぞれに設定された優先度に応じて、前記複数種類の送信情報それぞれの送信頻度を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行うものであってもよい。
この場合、複数種類の送信情報の内、優先度の高い送信情報の送信頻度を高めるように調整することで、移動通信機が優先度のより高い送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信信号を送信する上での阻害要因が存在する場合においても、優先度の高い送信情報を移動通信機に受信させることができる。
本発明は、車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、前記制御手段は、前記複数種類の送信情報それぞれのデータサイズに応じて、前記複数種類の送信情報それぞれの送信頻度を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行うものであることが好ましい。
送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、データサイズの大きい送信情報を送信する際には、送信情報の送信途中に当該送信信号が阻害され送信に失敗する可能性が高くなる。一方、上記構成とすれば、複数種類の送信情報の内、データサイズのより大きい送信情報の送信頻度を高めるように調整することで、移動通信機がデータサイズの大きい送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、データサイズの大きい送信情報の送信が失敗するのを効果的に抑制することができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
10)上記路側通信機において、前記阻害情報に基づいて前記送信信号の送信態様を制御するためのデータベースを記憶する記憶手段をさらに備え、前記制御手段は、このデータベースに基づいて前記送信手段による送信信号の送信態様の制御を行うものであってもよい。
この場合、制御手段は、データベースを参照すれば、阻害情報に応じた送信態様を把握することができ、送信手段の制御が容易となる。
11)また、本発明は、車両に搭載される移動通信機と、この移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機とを備えた路車間通信システムであって、前記路側通信機は、送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段により送信される送信情報の情報態様を制御する制御手段と、を備えていることを特徴としている。
上記構成の路車間通信システムによれば、上述のように、各種の阻害要因の有無や態様、種類に関わらず、路車間通信の信頼性を高めることができる。
以上のように、本発明の路側通信機及び路車間通信システムによれば、各種の阻害要因の有無や態様、種類に関わらず、路車間通信の信頼性を高めることができる。
本発明の路車間通信システムの構成を示すブロック図である。 光ビーコン及び車両に搭載された車載通信機を示す側面図である。 光ビーコン及び車載通信機の構成を示すブロック図である。 投光部から送信される送信フレームの一例を示す図である。 記憶部が記憶している制御用データベースの一例を示す図である。
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明の路車間通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この路車間通信システムは、インフラ側の交通管制システム1と、道路を走行する複数の車両に搭載された車載通信機(移動通信機)10とから構成されている。交通管制システム1は、管制室に設けられた中央装置2と、道路の各所に多数設置された光ビーコン(光学式車両感知器)20とから構成されており、光ビーコン20は、近赤外線を通信媒体とした光通信によって車載通信機10との間で双方向通信を行う。なお、中央装置2は交通管制室に設けられている。
図2は、光ビーコン20及び車両に搭載された車載通信機10を示す側面図である。
光ビーコン20は、道路脇に立設した支柱等に設置されており、道路Rの車線の直上に配置されている。光ビーコン20は、LED等からなる投光部21と、フォトセンサ等からなる受光部22とを有している。
投光部21は、近赤外線を発光することで、これを受光した車載通信機10に、近赤外線からなる送信信号を送信する送信手段を構成している。投光部21は、近赤外線を自己の直下よりも上流側に向けて発光しており、車載通信機10との間で路車間通信を行うための通信領域Aを光ビーコン20の上流側(図2の右側)に設定している。投光部21は、通信領域A内に位置する車載通信機10に対して送信信号を送信することができる。
受光部22は、車載通信機10からの近赤外線よりなる送信信号を受光することで車載通信機10からの各種情報を受信する。
車載通信機10は、光ビーコン20との間で光通信を行うための投受光部を有しており、近赤外線を通信媒体として光ビーコン20との間で各種情報の授受を行うことができる。
車載通信機10を搭載した車両Cが通信領域Aに進入すると、車載通信機10は、自己が通信領域Aに進入したことを認識し、光ビーコン20との間で双方向通信を開始する。なお、光ビーコン20は、通信領域Aであることを車載通信機10に認識させるための情報を常に送信しており、これを受信することで車載通信機10は通信領域Aに進入したことを認識する。
車載通信機10は、自己のIDや、車両Cの現状の移動速度等に関する情報を光ビーコン20に送信する。
一方、光ビーコン20は、通信領域A内に位置する車載通信機10に対して、中央装置2から送信される渋滞情報や、当該光ビーコン20の下流側に位置する信号機30の灯色、信号機30の手前に設けられている停止線31までの距離等といった、車両Cの運転者に対する安全運転支援のための支援情報を送信情報として送信する。
上記支援情報を受信した車載通信機10は、この支援情報(送信情報)に基づいて、車両Cの運転者に対して安全運転支援を行う。
以上のようにして、路車間通信システムは、光ビーコン20と車載通信機10との間で双方向通信を行うことで、道路R上の車両の安全運転支援を行うことができる。
〔車載通信機の構成〕
図3は、光ビーコン20及び車載通信機10の構成を示すブロック図である。
車両Cに搭載された車載通信機10は、光ビーコン20との間で光通信を行うための投受光部11と、制御部12とを備えている。投受光部11は、上述したように、近赤外線を通信媒体として光ビーコン20との間で情報の授受を行う。投受光部11は、車両C内のフロント側ダッシュボード40上に固定されており、フロントガラス41を通過して到達する、光ビーコン20からの送信信号を受信することで光通信を行う。
制御部12は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置等を有するマイコンにより構成されており、投受光部11による路車間通信を行うための通信制御を行う機能を有している。また制御部12は、車両Cの制御を行う車両制御部42から車速センサ43により検出される現状の移動速度といった安全運転支援を行うために必要な情報を取得する。制御部12は、この取得した情報や、光ビーコン20から送信される情報に基づいて具体的な安全運転支援のための支援情報を生成し、車両Cの運転者に支援情報を認識させるべく図示しないディスプレイ等の報知手段に出力する。なお、車速センサ43により検出される現状の移動速度に関する情報は、制御部12によって用いられる他、投受光器11を介して光ビーコン20に送信される。
車両Cの車両制御部42は、上述の車速センサ43が接続される他、車両Cのフロントガラス41を払拭するためのワイパ装置44が接続されている。ワイパ装置44は、フロントガラス41の外側表面の雨滴等を払拭するためのワイパブレード44aと、ワイパブレード44aの払拭動作を制御するワイパ制御部44bとを有している。ワイパ制御部44bは、車両Cの運転者の操作等によって、ワイパブレード44aの動作を制御する。ワイパブレード44aの払拭動作は、停止や、低速動作、高速動作等の内から、天候や車両Cの速度に応じて運転者が選択する。
〔光ビーコンの構成〕
光ビーコン20は、上述の投光部21及び受光部22の他、これらを制御する通信制御部23と、中央装置2との間で双方向通信を行うための通信部24と、当該光ビーコン20が設置されている場所が降雨であるか否かを検知する降雨センサ25と、各種制御を行うために必要な情報を格納するための記憶部26と、を備えている。
通信制御部23は、CPU、メモリ(RAM)及び記憶装置等を有するマイコンにより構成されており、通信部24による中央装置2との双方向通信と、投受光部21,22による車載通信機10との路車間通信を行うための制御部としての機能を有している。
通信制御部23は、投受光部21,22による送信信号の伝搬を阻害する阻害要因の有無を示す阻害情報を取得する阻害情報取得部23aと、投光部21による送信信号の送信態様を制御する送信制御部23bとを機能的に有している。
光ビーコン20と、車載通信機10との間で行われる光通信は、これら光ビーコン20と車載通信機10との間の空間が通信媒体である近赤外線の伝搬路となるので、降雨による雨滴や黄砂等が光ビーコン20と車載通信機10との間の空間に存在すると、一方から投光される近赤外線が乱反射して他方に正確に到達せず、両者間で送受信される信号の伝搬を阻害する阻害要因となる。さらに、降雨時には、車両Cの運転者はフロントガラス41表面の雨滴を払拭するためにワイパ装置44を動作させるため、フロントガラス41を通過する送受信信号によって光通信を行う車載通信機10と光ビーコン20との間には、ワイパ装置44のワイパブレード44aも存在することとなり、ワイパ装置44も送受信信号の伝搬を阻害する阻害要因となる。このように、現状の天候が雨天、又は黄砂が浮遊している状態である場合には、送受信信号に対する阻害要因が存在し、逆に晴天あるいは曇天である場合には、上述のような雨滴やワイパブレード44aは存在せず、これらによっては、両者間の送受信信号の伝搬が阻害されることはない。
また、雨天時において、車両Cの運転者がワイパ装置44を動作させる場合、車両Cの移動速度によって、ワイパブレード44aの払拭動作の動作速度を調整する。車両Cの移動速度が比較的遅い場合には、停止されるか低速動作に設定され、通信のための近赤外線が遮られる頻度が少なく、移動速度が比較的速ければ高速動作するように設定され、近赤外線からなる送受信信号が遮られる頻度が多くなる。つまり、雨天時の場合、車両C(車載通信機10)の移動速度に応じて、ワイパ装置44による送信信号の阻害状況が異なる。
さらに、投光部21は、車載通信機10との間で路車間通信を行うための通信領域Aを光ビーコン20の上流側に設定しているので(図2参照)、光ビーコン20は、車載通信機10が通信領域A内に進入してから退出するまでの間において通信が可能である。
従って、車載通信機10が通信領域Aに滞在する滞在時間が短ければ、車載通信機10との間で通信可能な時間が短くなる。すなわち、この滞在時間が短い場合には、必要な情報を車載通信機10に送信できないおそれが生じるので、送受信信号の伝搬を阻害する阻害要因になるといえる。
通信領域Aの距離幅a(図2)は、予め設定されるものであるので、この滞在時間は、車両Cの移動速度より推定することができる。すなわち、送受信信号の阻害要因である滞在時間は、車両Cの移動速度に依存する。
以上のように、現状の天候、及び車両Cの移動速度は、送信信号の伝搬を阻害する阻害要因に影響を与えるものであり、送信信号の伝搬を阻害する阻害要因の有無を示す阻害情報として用いることができる。
そこで、阻害情報取得部23aは、阻害情報として、現状の天候を示す情報、及び車両Cの移動速度を取得する。
具体的に、阻害情報取得部23aは、現状の天候が雨天であるか否かを降雨センサ41の検知結果によって判定し、現状の天候に関する情報を取得する。また、阻害情報取得部23aは、現状の天候に関する情報や、黄砂が浮遊しているか否かに関する情報等を中央装置2から通信部24を介して取得することもできる。
また、車両Cの移動速度は、受光部22により受信する車載通信機10からの送信情報から取得することができる。
また、阻害情報取得部23aは、車両Cの移動速度に基づいて車載通信機10が通信領域Aに滞在する滞在時間を求め、阻害情報として取得する。
送信制御部23bは、阻害情報取得部23aが取得した阻害情報に基づいて、投光部21による送信信号の送信態様を制御する。
図4は、投光部21から送信される送信フレームの一例を示す図である。なお、図例では、光ビーコン20は車載通信機10に対して、互いに異なる3種類の送信情報A,B,Cを送信するものとし、天候は晴天で、各情報A,B,Cそれぞれに付随する優先度に差異はないものとする。
図に示すように、投光部21から送信される送信信号は、送信情報A、送信情報B、送信情報Cがそれぞれ配置されて送信されるものであり、送信情報A、送信情報B、送信情報Cの順序に設定された送信パターンを繰り返して配置されている。
光ビーコン20の送信制御部23bは、投光部21から送信される送信信号が、送信情報A、送信情報B、送信情報Cの順序に設定された送信パターンを繰り返して配置されたものとして送信されるように、投光部21を制御する。
本実施形態において、送信信号の送信態様とは、図4に示す送信フレームFにおける送信情報の配置の形態であり、送信制御部23bは、送信フレームFにおける送信情報の配置についての制御を行う。
記憶部26は、送信制御部23bが送信信号の送信態様を制御するために用いる制御用データベースを記憶している。
制御用データベースは、後述するように、それぞれ異なる複数の送信パタンを含んでいる。なお、ここでは、送信パターンは、互いに異なる3種類の送信情報A,B,Cを送信する場合における、各送信情報の配置を示すものとして説明する。
送信制御部23bは、送信信号の送信態様の制御を行う際に、記憶部26内の制御用データベースを参照し、いずれか一の送信パタンを選択する。投光部21は、送信制御部23bが選択した一の送信パタンを繰り返すことで、各送信情報を送信フレームFに配置し、各送信情報を車載通信機10に対して送信する。
送信制御部23bは、阻害情報取得部23aから与えられる現状の天候及び車両Cの移動速度等に基づいて、上記制御用データベースから一の送信パタンを選択し、送信フレームFにおける送信情報の配置を決定することで、送信信号の送信態様を制御する。
下記表1は、現状の天候及び車両Cの移動速度に応じて送信制御部23bが選択する制御用データベースの各送信パタンを示している。
Figure 0005326769
表1では、現状の天候、車両Cの移動速度や、各送信情報に設定された優先度等に応じて、図5に示す制御用データベースに含まれる各送信パタン(a−1 〜 d−2−2、図5参照)が選択できるように関連づけられている。
送信制御部23bは、上記表1に示すように、現状の天候に関する情報に基づいて、天候の状態を、良(晴、曇り)、又は悪(降雨、黄砂)のいずれであるかを判断する。
また、車両Cの移動速度については、予め定めた閾値に基づいて、「速い」、又は「遅い」のいずれであるかを判断する。
さらに、送信制御部23bは、各送信情報に優先度が設定されている場合には、その優先度に応じて、送信パタンに配置される各送信情報の個数を調整することで送信頻度を調整する。そこで、送信制御部23bは、表1に示すように、各送信情報の間で優先度の相違の有無を判断する。なお、複数の送信情報間で優先度の相違が有る場合、多数のパタンが考えられるが、上記表1では、互いに異なる3つの送信情報A〜Cの内、送信情報Aが最も優先度が高く、次いで送信情報B、Cと順次優先度が低くなる場合のみを例示している。
なお優先度が高い送信情報としては、光ビーコン20の下流側の信号機30(図2)の灯色に関する情報等が挙げられる。また、優先度が中程度である送信情報としては、信号機30の手前に設けられている停止線31(図2)までの距離等が挙げられる。優先度が低い送信情報としては、渋滞等の交通情報等が挙げられる。
また、送信制御部23bは、各送信情報のデータサイズに違いが有る場合には、そのデータサイズに応じて、送信パタンに配置される各送信情報の個数を調整することで送信頻度を調整する。そこで、送信制御部23bは、表1に示すように、各送信情報の間でデータサイズの相違の有無を判断する。なお、上記表1では、データサイズに相違が無い場合としては、各送信情報が全て100バイトである場合を例示し、データサイズに相違が有る場合としては、送信情報Aが100バイト、送信情報Bが200バイト、送信情報Cが300バイトの場合を例示している。
図5は、記憶部26が記憶している制御用データベースの一例を示す図である。図に示すように、制御用データベースは、それぞれ異なる複数の送信パタンを含んでいる。これら複数の送信パターンは、100バイトを最小単位として各送信情報が配置されている。
複数の送信パターンは、表1にて示した天候や車両Cの移動速度等の条件に対応しており、対応する条件下において、各送信情報を含む送信信号の送信がより好適に行うことができるように設定されている。
従って、送信制御部23bが表1に基づいて、天候や車両Cの移動速度に応じた送信パタンを選択すれば、投光部21による送信信号の送信をより好適に行うことができる。
以上のように、本実施形態の光ビーコン20は、阻害情報に基づいて送信信号の送信態様を制御するための制御用データベースを記憶している記憶部26を備えているので、送信制御部23bは、この制御用データベースを参照すれば、阻害情報に応じた好適な送信態様を把握することができ、送信手段の制御が容易となる。
ここで、表1及び図5を参照しつつ、送信制御部23bの送信信号の送信態様の制御について説明する。
送信制御部23bは、上述のように、各送信情報の優先度に相違がある場合には、その優先度に応じて、送信パタンに配置される各送信情報の個数を調整することで送信頻度を調整する。図5中、パタンa−1と、パタンb−1とは、各送信情報の間で優先度の相違の有無以外の条件はすべて同じである。これら両パタンa−1、b−1をみると、優先度に相違がない送信パタンb−1では、各送信情報が一つずつ順番に配置されている。一方、優先度に相違がある送信パタンa−1では、優先度の最も高い送信情報Aは、他の送信情報と比較してより多くの個数が配置されており、その送信頻度が高められている。
また、天候の違い以外の条件が全て同じである、送信パタンa−1と、送信パタンc−1−1とを比較すると、天候が「悪」である送信パタンc−1−1では、優先度の最も高い送信情報Aが5/6の割合で配置されている。
このように、送信制御部23bは、優先度の高い送信情報の送信頻度を高めるように調整するように構成されており、これによって、車載通信機10が優先度のより高い送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信情報を送信する上での阻害要因が存在する場合においても、優先度の高い送信情報を車載通信機10に受信させることができる。
また、送信パタンa−1と、送信パタンc−1−1とにおける送信情報Aのように、天候が悪く、情報送信の阻害要因が存在する状況であると把握される場合には、送信制御部23bは、繰り返し回数を増加させるように調整することで、車載通信機10が送信情報を受信する機会を増やす。この結果、送信信号を送信する上での阻害要因が存在する場合における路車間通信の信頼性をより高めることができる。
送信制御部23bは、上述のように、各送信情報のデータサイズに違いが有る場合には、そのデータサイズに応じて、送信パタンに配置される各送信情報の個数を調整することで送信頻度を調整する。図5中、パタンb−2と、パタンd−2−2とは、各送信情報の間で天候の相違の有無以外の条件はすべて同じであり、共にデータサイズに違いがある場合のパタンである。これら両パタンb−2、d−2−2をみると、天候が「良」である送信パタンb−2に比べて、パタンd−2−2では、最もデータサイズが大きい送信情報Cの配置数が相対的に多く、その送信頻度が高められている。
送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、データサイズの大きい送信情報を送信する際には、送信情報の送信途中に当該送信が阻害され送信に失敗する可能性が高くなる。これに対して、本実施形態では、送信制御部23bは、上記のように、各送信情報の内、データサイズのより大きい送信情報の送信頻度を高めるように調整するので、車載通信機10がデータサイズの大きい送信情報を受信する機会を増やすことができる。この結果、送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、データサイズの大きい送信情報の送信が失敗するのを効果的に抑制することができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
また、送信制御部23bは、天候が「悪」の場合においては、各送信情報それぞれが、時間軸に対して一定間隔で現れないように配置する。具体的には、図5中、送信パターンd−1−2に示すように、送信情報A〜Cをランダムに配置することで、各送信情報が時間軸に対して一定間隔で現れないようにされている。
ここで、車両Cのワイパ装置44は、一定のタイミングでフロントガラス41払拭動作を行うため、このタイミングと一致するような送信情報の配置で送信信号の送信を行うと、ワイパ装置44の払拭動作によって送信信号の伝搬が阻害されるタイミングで送信される送信情報は、常に阻害され送信に失敗する可能性が高くなる。これに対して、本実施形態では、降雨によってワイパ装置44が払拭動作を行っていると推定される場合(天候が「悪」の場合)には、送信情報A〜Cをランダムに配置することで、各送信情報が時間軸に対して一定間隔で現れないようにされているので、各送信情報を送信する順序がワイパ装置のタイミングと一致しないように設定される。この結果、同一の送信情報の送信が常にワイパ装置44の動作によって阻害される確率を減らすことができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
また、送信制御部23bは、車両Cの移動速度に応じて、各送信情報の配置を設定する。例えば、図5中、車両Cの移動速度のみが異なる関係にある送信パタンc−1−1と、送信パタンc−1−2とを比較すると、移動速度の速いパタンc−1−1では、優先度の最も高い送信情報Aを5/6の割合で配置する一方、移動速度の遅いパタンc−1−2では、送信情報Aを4/6の割合で配置し他を送信信号Bに割り当てるように設定されている。
車両Cの移動速度が速い場合には、車両Cが通信領域Aに滞在する滞在時間が短かったり、ワイパ装置44の払拭動作の動作速度が比較的高速に設定されていたりするので、投光部21による送信情報の送信が阻害される。これに対して、送信制御部23bは、車両Cの移動速度が速ければ、上述のように必要な送信情報については、その配置数を増やし、送信頻度を高めるように構成されている。この結果、送信信号に対する阻害要因が存在する場合において、必要な送信情報の送信が失敗するのを効果的に抑制することができ、路車間通信の信頼性をより高めることができる。
上記のように構成された光ビーコン20によれば、送信制御部23bが、投光部21による送信信号の伝搬を阻害する阻害要因の有無を示す阻害情報に基づいて、送信信号の送信態様を制御するので、阻害要因の有無に応じた好適な送信態様によって送信信号を送信することができる。この結果、阻害要因の有無に関わらず、路車間通信の信頼性を高めることができる。
また、上記光ビーコン20において、阻害情報取得部23aが現状の天候を示す情報、車両Cの移動速度、及び車両C(車載通信機10)が通信領域Aに滞在する滞在時間を、阻害情報として取得するので、送信制御部23bは、送信信号を送信する上での阻害状況を把握することができ、その阻害状況に応じて投光部21による送信信号の送信態様をより適切に制御することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、路側通信機として光ビーコンを用いた光通信を行う路車間通信システムに本発明を適用した場合を例示したが、例えば、無線通信による路車間通信システムに本発明を適用することもできる。
本発明に関して、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 車載通信機(移動通信機)
20 光ビーコン(路側通信機)
21 投光部
23a 阻害情報取得部(取得手段)
23b 送信制御部(制御手段)
26 記憶部(記憶手段)
41 フロントガラス(被払拭部材)
44 ワイパ装置
C 車両

Claims (11)

  1. 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
    送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
    前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段により送信される送信情報の情報態様を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする路側通信機。
  2. 前記送信手段により送信される送信情報の情報態様は、複数の前記送信情報が配置される送信フレームにおける当該送信情報の配置である請求項1に記載の路側通信機。
  3. 前記阻害情報は、現状の天候を示す情報を含む請求項1又は2に記載の路側通信機。
  4. 前記送信手段は、当該送信手段によって送信される送信信号が、前記車両に備えられたワイパ装置によって払拭される前記車両の被払拭部材を通過して前記移動通信機に送信されるように設けられ、
    前記阻害情報は、前記移動通信機の移動速度を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の路側通信機。
  5. 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
    送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
    前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
    前記送信手段は、当該送信手段によって送信される送信信号が、前記車両に備えられたワイパ装置によって払拭される前記車両の被払拭部材を通過して前記移動通信機に送信されるように設けられ、
    前記阻害情報は、前記移動通信機の移動速度を含むものであり、
    前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、
    前記制御手段は、前記阻害情報に基づいて、前記送信信号における前記複数種類の送信情報の配置の順序を設定することで、前記送信信号の送信態様を制御する路側通信機。
  6. 前記取得手段は、前記送信手段が送信可能な道路上の通信領域内に進入する前記移動通信機の当該通信領域の滞在時間を、前記阻害情報として推定し取得する請求項1〜のいずれか一項に記載の路側通信機。
  7. 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
    送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
    前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
    前記送信信号は、所定の送信情報が所定回数繰り返して配置されて送信されるものであり、
    前記制御手段は、前記阻害情報に基づいて、前記送信情報を配置する際の繰り返し回数を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行う路側通信機。
  8. 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
    送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
    前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
    前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、
    前記制御手段は、前記複数種類の送信情報それぞれに設定された優先度に応じて、前記複数種類の送信情報それぞれの送信頻度を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行う路側通信機。
  9. 車両に搭載される移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機であって、
    送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
    前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段による前記送信信号の送信態様を制御する制御手段と、を備え、
    前記送信信号は、互いに異なる複数種類の送信情報がそれぞれ繰り返して配置されて送信されるものであり、
    前記制御手段は、前記複数種類の送信情報それぞれのデータサイズに応じて、前記複数種類の送信情報それぞれの送信頻度を調整することで前記送信信号の送信態様の制御を行う路側通信機。
  10. 前記阻害情報に基づいて前記送信信号の送信態様を制御するためのデータベースを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、このデータベースに基づいて前記送信手段による送信信号の送信態様の制御を行う請求項1〜のいずれか一項に記載の路側通信機。
  11. 車両に搭載される移動通信機と、この移動通信機との間で路車間通信を行う路側通信機とを備えた路車間通信システムであって、
    前記路側通信機は、
    送信信号を前記移動通信機に送信するための送信手段と、
    前記送信信号の伝搬の阻害要因に関する阻害情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得する前記阻害情報に基づいて、前記送信手段により送信される送信情報の情報態様を制御する制御手段と、を備えていることを特徴とする路車間通信システム。
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