JP3329315B2 - 車両間通信装置 - Google Patents

車両間通信装置

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JP3329315B2
JP3329315B2 JP23274899A JP23274899A JP3329315B2 JP 3329315 B2 JP3329315 B2 JP 3329315B2 JP 23274899 A JP23274899 A JP 23274899A JP 23274899 A JP23274899 A JP 23274899A JP 3329315 B2 JP3329315 B2 JP 3329315B2
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正雄 辻井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両間でデータを
伝送する車両間通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】道路上における人や車
両の安全性、輸送効率、快適性などの向上ならびに環境
保全を図ることを目的としてITS(Intelligent Tran
sport Systems :高度道路交通システム)が提案され、
現在その実用化が進められている。このシステムのうち
例えば運転者に対して衝突などの危険が迫っていること
を報知するシステムあるいは運転補助や自動運転を行う
システムにおいては車両間通信が用いられる。
【0003】この車両間通信では、車両が互いに安全に
走行するための重要な情報(例えば先行車両の車速やブ
レーキ状態)が伝送され、各車両の運転者あるいは緊急
事態回避システムはその伝送された情報を利用して運転
操作を行う。従って、衝突などの危険を回避する上で車
両間通信にはリアルタイム性が必要とされ、高速伝送能
力および高速データ処理能力が要求されている。
【0004】しかしながら、車両間通信の伝送能力を高
めるためにデータ伝送速度を高めると、どのような多元
接続方式を用いた場合であっても広い通信帯域(周波数
帯域)が必要となる。そして、通信エリア内に想定し得
る最大数の車両が全て高速のデータ伝送を行うものとし
て通信帯域を見積もると、非常に大きな通信帯域を確保
する必要が生ずる。その一方で、道路上の車両密度は一
定しておらず、また、緊急状態に遭遇した車両を除いて
は高速伝送の必要性が少ないことから、多くの場合にお
いて通信帯域が十分に使用されず無駄になってしまう。
これは、電波の利用効率からして不経済である。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、緊急事態を回避する上で十分な速さの
データ伝送速度を有し、しかも占有する通信帯域幅が小
さくて済む車両間通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために請求項1に記載した手段を採用できる。この手段
によれば、伝送速度可変手段は、緊急事態判定手段が緊
急事態が発生したと判定した時に、データ伝送速度を非
緊急時において設定されているデータ伝送速度よりも速
く設定するので、緊急事態の発生時においてデータを短
時間で伝送可能となり、緊急事態の回避動作をより早い
タイミングから開始することができる。その結果、デー
タ伝送が間に合わずに緊急事態の回避に失敗するといっ
た事態を防止できる。
【0007】一方、緊急事態に遭遇していない車両間で
は、緊急時に比べて遅いデータ伝送速度を設定しても車
両間通信として十分に機能し得る。また、一般に、ある
通信エリア内において緊急事態に陥って高速のデータ伝
送を必要とする車両は、通信エリア内に存在する車両の
一部に限られる。従って、本発明の車両間通信装置によ
れば、通信エリア内の全車両が同時に高速のデータ伝送
を行うとした場合に必要となる通信帯域幅に比べ狭い通
信帯域幅であっても、車両間で緊急事態を回避しつつ安
全走行上支障なく車両間通信を行うことができる。
【0008】また、車両同士が直接通信する形態により
データ伝送を行うので、車両に備えられた当該車両間通
信装置以外の通信機器や設備、通信網などの通信基盤が
不要となって、各車両ごとに分散型のネットワークを構
築できる。また、比較的小電力で車両間通信を行うこと
が可能となる。
【0009】そして、車両間通信として新たに通信方式
や周波数帯域などを定めることなく、現に実用に供され
ているあるいは実用に供されつつある自動車電話装置あ
るいは携帯型電話装置の装置間直接通話方式を用いて簡
易的に車両間通信を行うため、安価且つ容易に車両間通
信装置を構成することができる。
【0010】請求項2に記載した手段によれば、伝送速
度可変手段は、緊急事態判定手段が緊急事態が発生した
と判定した時に、データ伝送速度を非緊急時において設
定されているデータ伝送速度よりも速く設定するので、
緊急事態の発生時においてデータを短時間で伝送可能と
なり、緊急事態の回避動作をより早いタイミングから開
始することができる。その結果、データ伝送が間に合わ
ずに緊急事態の回避に失敗するといった事態を防止でき
る。 一方、緊急事態に遭遇していない車両間では、緊急
時に比べて遅いデータ伝送速度を設定しても車両間通信
として十分に機能し得る。また、一般に、ある通信エリ
ア内において緊急事態に陥って高速のデータ伝送を必要
とする車両は、通信エリア内に存在する車両の一部に限
られる。従って、本発明の車両間通信装置によれば、通
信エリア内の全車両が同時に高速のデータ伝送を行うと
した場合に必要となる通信帯域幅に比べ狭い通信帯域幅
であっても、車両間で緊急事態を回避しつつ安全走行上
支障なく車両間通信を行うことができる。 また、車両同
士が基地局を介して通信する形態によってデータ伝送を
行うので、広範囲に亘って車両間通信が可能となる。こ
れにより、高速道路などにおいて渋滞情報や事故情報な
どを事前に察知することができ、緊急事態そのものの発
生を防止する効果が高まる。
【0011】そして、基地局を介した通信は、車両間通
信として新たに通信方式などを定めることなく、現に実
用に供されている自動車電話装置や携帯型電話装置ある
いはそれらを発展させた電話装置を用いて通信網経由で
簡易的に車両間通信を行うので、安価且つ容易に車両間
通信装置を構成することができる。
【0012】請求項に記載した手段によれば、自動車
電話装置や携帯型電話装置を用いる場合において、伝送
速度可変手段は占有する通話チャネル数を増減すること
によりデータ伝送速度を可変するので、データ伝送速度
は一つの通話チャネルを用いた場合のデータ伝送速度の
ほぼ整数倍ごとに設定可能となる。この場合、緊急事態
判定手段が緊急事態が発生したと判定した車両の車両間
通信装置は、非緊急時に使用するチャネル数よりも多く
のチャネル数を確保する。
【0013】請求項に記載した手段によれば、緊急事
態判定手段は、車両間距離測定手段により測定された距
離が安全に停止可能な距離未満となった時に緊急事態が
発生したと判定し、データ転送速度を変更して高速でデ
ータ転送を行うので、当該車両ではその伝送データに基
づいて余裕をもった衝突回避動作を行うことが可能とな
る。
【0014】請求項に記載した手段によれば、車両間
で伝送するデータは車両の走行状態(運転者の運転操作
を含む)を示すデータなので、各車両は互いに相手方車
両の現在の走行状態および今後の走行状態を正確且つ確
実に認識することができ、より効果的に緊急事態の回避
動作を行うことができる。
【0015】請求項に記載した手段によれば、車両の
走行状態を示すデータは、車速、ブレーキ状態、アクセ
ル状態、操舵角、ギヤ位置、ウインカー状態など相手車
両の走行状態を認識、予測する上で特に重要となる情報
が得られる。
【0016】請求項に記載した手段によれば、報知手
段は、緊急事態判定手段が緊急事態が発生したと判定し
た時にその緊急事態を運転者に報知するので、例えば運
転者が不注意運転によって衝突などの緊急事態に陥った
ことを見落とした場合であっても、報知によって運転者
が気付き運転者自らの運転操作によって緊急事態を回避
することが可能となる。
【0017】請求項に記載した手段によれば、伝送開
始制御手段が、緊急事態の発生に先だって緊急事態の発
生が予想される車両に対してデータの伝送を開始するの
で、緊急事態が発生する前に車両間通信の通信路(チャ
ネルなど)を確保することができ、緊急事態判定手段が
緊急事態が発生したと判定した時に直ちに相手車両のデ
ータを得て回避動作を行うことができる。
【0018】請求項に記載した手段によれば、伝送開
始制御手段は、GPS受信装置により検出された位置情
報と相手車両から送られてくるGPS受信装置による位
置情報とに基づいて相手車両を特定するので、多数の車
両が存在する場合であっても相手車両の特定が容易とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を2台の車両間における車両間通信に適用した第1の実
施形態について図1ないし図3を参照しながら説明す
る。図3は、車両間通信の実施態様を概略的に示したも
ので、例えば高速道路1上に2台の車両A、Bが前後し
て同方向に走行している状態を表している。ここでは説
明の便宜上、車両A、B以外の車両は、当該車両A、B
それぞれについての車両間通信領域内には走行していな
いものとしている。これら車両A、Bにはそれぞれ車両
間通信装置2(図2参照)が搭載され、後述する車両間
通信処理(図1参照)に従って双方向の車両間通信を行
う。また、車両A、Bは、この車両間通信で得られた情
報を利用して衝突回避処理を行う他、公衆通信網を介し
て交通情報や駐車場の空情報などを得ることができるよ
うになっている。
【0020】図2は、衝突回避システム3の概略的な構
成をブロック図として示している。この図2において、
衝突回避システム3は、車両間通信装置2、車間距離測
定装置4、車速センサ5、ブレーキ装置6、アクセル装
置7から構成されている。また、車両間通信装置2は、
無線装置例えば自動車電話機8、制御装置9、および表
示装置10から構成されている。
【0021】以下、これらの各構成要素について個々に
説明する。車両間距離測定手段としての車間距離測定装
置4は、例えば近赤外線を用いたレーザレーダー方式を
採用しており、レーザダイオード、駆動回路、出射レン
ズなどからなる発光部、反射されたレーザ光を集光する
集光レンズとフォトダイオードとからなる受光部、およ
び発光部から出射したレーザ光が反射されて受光部に戻
るまでの時間を計測し車間距離を演算する演算部(何れ
も図示せず)から構成されている。
【0022】レーザ光は、図3に示すように、車両A、
Bの前部から前方に向けて出射されるようになってお
り、車両A、Bの後部にはこのレーザ光を反射するため
のリフレクタが取り付けられている。また、駆動回路は
レーザダイオードを所定周期で駆動するようになってい
るので、出射されるレーザ光は連続したパルス列状とな
る。
【0023】車速センサ5は、例えばトランスミッショ
ンの回転部分に取り付けられており、車速に応じて可変
するパルス周期を測定することで、車速を検出するよう
になっている。ブレーキ装置6およびアクセル装置7
は、運転者により操作可能であるとともに、制御装置9
からの制御信号によって、運転者の操作よりも優先して
自動的に操作されるようになっている。
【0024】移動体通信方式の自動車電話機8は、アク
セス方式として例えばCDMA(Code Division Multip
le Access )方式を採用し且つ装置間直接通話方式を備
えた電話機である。この自動車電話機8は、車両間通信
領域内にある他の車両の自動車電話機8と装置間直接通
話方式によって車両間通信を行う他、図3に示すように
無線基地局11、12、移動体通信網13、公衆通信網
14を経由してデータベース15との間で通信(以下、
車両基地局間通信と称す)を行うようになっている。
【0025】この車両間通信にあっては、自動車電話機
8は、制御装置9からの制御信号を受けて装置間直接通
話方式において占有するチャネル数を増減することがで
きるように構成されている。なお、自動車電話機8のア
ンテナは、内蔵アンテナの他、図2および図3に示すよ
うに車両A、Bの車体に取り付けた外部アンテナ8aを
用いても良い。
【0026】緊急事態判定手段、伝送速度可変手段、な
らびに伝送開始制御手段としての制御装置9は、マイク
ロコンピュータを主体に構成されており、不揮発性メモ
リに予め記憶された車両間通信処理プログラム(図1参
照)および衝突回避処理プログラム(図示せず)を実行
することにより、車両間通信装置2の制御および衝突回
避システム3全体の制御を行うようになっている。
【0027】報知手段としての表示装置10は、車間距
離測定装置4により測定された先行車両との車間距離を
表示する車間距離表示部、先行車両と衝突する虞がある
緊急事態を運転者に警告する警報ランプおよび警報ブザ
ーなどから構成され、例えば運転席前方のインスツルメ
ントパネルに組み込まれている。
【0028】次に、上記構成の衝突回避システム3を搭
載した車両A、Bが走行中に行う車両間通信および車両
基地局間通信について説明する。まず、車両間通信につ
いて、車両Aの後方を車両Aと同方向(図3の左方向)
に走行する車両Bを主体として、図1に示すフローチャ
ートに従って説明する。車両Bに搭載された衝突回避シ
ステム3の車間距離測定装置4は、車両の前方に対し常
時レーザ光を出射しており、この出射したレーザ光が前
方の車両Aの後部に取り付けられたリフレクタで反射さ
れ戻ってくるまでの伝搬時間に基づいて車間距離を得る
(図3参照)。この場合、車間距離測定装置4は、高速
道路1上で車両AとBとが異なる車線を走行していても
車間距離を正しく測定できるように、出射するレーザ光
を所定角度だけ左右に振るようになっている。
【0029】さて、制御装置9は、ステップS1におい
て車間距離を所定の距離X(例えば100m)と比較
し、車間距離がXよりも小さくなった(YES)と判断
した場合には、ステップS2に移行して車両間通信を開
始する。一方、車間距離がX以上ある(NO)と判断し
た場合には、車両間通信は開始せずステップS1の判断
処理に戻る。つまり、ステップS1では、前方を走行す
る車両Aが車両Bにとっての車両間通信領域に侵入した
かどうかを判断している。この距離Xは、高速道路1を
高速走行している場合でも車間距離として十分に安全な
距離であって、さらに自動車電話機8がチャネルを確保
している間に車両Bが進む距離を考慮して定められてい
る。
【0030】ステップS2では、制御装置9は自動車電
話機8に対して装置間直接通話方式による車両間通信を
行うように制御信号を出す。この時、自動車電話機8は
車両間通信のために1チャネル(1つの搬送波)を確保
し、データ伝送速度として低速(例えば14.4kbp
s)を設定する。車両Bが車両Aに対して車両間通信を
開始すると、車両Aの自動車電話機8もそれに呼応して
同じデータ伝送速度で車両間通信を開始する。
【0031】この双方向の車両間通信では、車両の走行
状態(運転者の運転操作を含む)を示すデータ、例えば
車速、ブレーキ状態、アクセル状態、ハンドルの操舵
角、ギヤ位置、ウインカー状態を伝送する。
【0032】続いて、制御装置9は、ステップS3にお
いて車間距離が距離Y以上あるか否かを判断する。この
距離Yは、車両間通信により得た車両Aの速度、車間距
離測定装置4により測定した車間距離、車速センサ5に
より検出した車両Bの速度から判断して車両Bが安全に
走行することができる安全車間距離である。車間距離が
Y以上ある(YES)場合には、まだ衝突の緊急事態に
は陥っておらず、制御装置9はステップS4に移行して
車間距離と上記距離Xとを比較する。
【0033】そして、このステップS4で、車間距離が
Xよりも小さい場合つまり車両Aが車両Bの車両間通信
領域にある場合には、制御装置9は車両間通信の占有チ
ャネル数を1として伝送速度を低速に設定し(ステップ
S5)、データの送受信を行う(ステップS6)。ま
た、ステップS4で、車間距離がX以上ある(NO)と
判断した場合には、車両Aが車両Bの車両間通信領域外
にあるので、車両間通信を終了し(ステップS7)、ス
テップS1に戻る。
【0034】一方、制御装置9は、ステップS3におい
て車間距離がY未満になった(NO)と判断すると、衝
突する可能性がある緊急事態に陥ったと認識する。そし
て、ステップS8に移行し、そこで自動車電話機8に対
し、車両間通信のために複数チャネル例えば5チャネル
を確保し高速(例えば64kbps)のデータ伝送速度
を設定するように制御信号を与える。ステップS6で
は、この高速のデータ伝送速度でデータの送受信を行
い、その後はステップS3に移行する。
【0035】さらに、図示しないが、制御装置9は、衝
突の緊急事態に陥ったと認識すると、必要に応じて直ち
に衝突回避動作を開始する。具体的には、表示装置10
内の警報ランプを点滅させたり警報ブザーを鳴らすこと
によって、運転者に対し衝突の事態が迫っていることを
報知する。そして、車間距離が安全車間距離Yに対し一
層小さくなった時には、自動的にアクセル装置7を操作
してアクセルを戻すとともに、ブレーキ装置6を操作し
てブレーキを作動させる。
【0036】続いて、車両基地局間通信について説明す
る。車両基地局間通信は、図3に示す通信網を介して行
われる。すなわち、図3において、エリア半径1.5k
m〜数kmの各セル内には、無線回線の割当てなどを行
う無線基地局11、12、…が設けられている。この図
3では、車両AおよびBが異なるセル内を走行してお
り、それぞれ無線基地局11および12と通信している
場合を示している。これら無線基地局11、12は、移
動体通信網13を介して公衆通信網14に接続してい
る。この公衆通信網14には、車両A、Bに対して交通
情報などを提供するデータベース15が接続されてい
る。
【0037】このデータベース15には、道路の一般情
報(最高速度、勾配、車線数、カーブ半径、その場所で
の事故頻度、トンネル・橋・合流の有無など)、事故情
報、渋滞情報、工事情報、路面状況(凍結、乾燥、濡
れ)、天候状況(天候、風速、気温)、交通規制情報
(速度規制、車線規制)、観光情報、サービスエリア混
雑情報、有料道路料金、ガソリンスタンド情報、駐車場
空き情報などのデータが収められている。
【0038】車両間通信装置2は、定期的または必要に
応じて、自動車電話機8の通常通話モードによってデー
タベース15を呼び出し、そこから運転上有用な上記デ
ータを選択的に受信することができる。さらに、車両基
地局間通信として、事故が発生した時に、公衆通信網1
4に接続されたセンター(図示せず)に対し、その事故
の発生場所、事故の状況、負傷者の有無などを自動的に
または運転者が通話する形態で連絡することができる。
また、センターから各車両へは、緊急車両の到着時刻な
どが送られる。
【0039】この車両基地局間通信は、事故発生時など
を除いて緊急を要するものではないので、通常は1チャ
ネルを用いて低速でデータを伝送するようになってい
る。しかしながら、例えば高速道路1上で事故が発生し
た場合には多重事故を防止する必要があるため、複数チ
ャネル(例えば5チャンネル)を確保して事故に関する
データを高速に伝送するようにしても良い。
【0040】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、車両A、Bにそれぞれ搭載された衝突回避システム
3の車両間通信装置2は、前方車両との車間距離が安全
車間距離未満となった場合に衝突する虞のある緊急事態
が発生したと判断し、データ伝送速度を高速に切り換え
て車両の走行状態を示すデータを送受信するので、衝突
を回避する上で有用な相手車両の車速やブレーキ状態な
どのデータを短時間で獲得することができる。これによ
り、車両間通信装置2は、表示装置10を介してより早
いタイミングで運転者に衝突の事態が迫っていることを
報知可能となり、運転者が余裕をもって衝突回避操作を
行うことで衝突事故を未然に防ぐことができる。
【0041】また、この車両間通信装置2は、衝突する
虞のない非緊急時においては、1チャネルのみを占有し
て低速でデータ伝送を行っているので、車両間通信全体
として占有するチャネル数(通信帯域幅)は比較的少な
くて済む。このように、車両間通信装置2を用いること
で、与えられた所定量の通信チャネルを用いても従来よ
り多くの車両間通信を行うことが可能となり、しかも緊
急時にはその緊急事態を回避する上で十分な速さの高速
通信が可能となる。
【0042】さらに、車両間通信装置2は、自動車電話
機8の装置間直接通話方式を用いて簡易的に車両間通信
を行うので、比較的安価且つ容易に車両間通信を行うこ
とができる。
【0043】また、本実施形態においては、運転者が不
注意運転などによって衝突などの緊急事態に陥ったこと
を見落とした場合であっても、衝突回避システム3がそ
の緊急事態を警報ランプおよび警報ブザーによって運転
者に報知するので、運転者の注意が喚起され運転者自ら
の運転操作によって緊急事態を回避することが可能とな
る。しかも、運転者の衝突回避動作が遅れた場合には、
衝突回避システム3が自動的にアクセルを戻すとともに
ブレーキを作動させるので、より確実に衝突事故を回避
することができる。
【0044】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について、図4ないし図6を参照しながら第1
の実施形態と異なる部分について説明する。なお、図5
および図6において、それぞれ図2および図3と同一構
成部分には同一符号を付して示している。
【0045】図6は、高速道路1上を前後して走行する
2台の車両A、B間で行われる車両間通信の実施態様を
概略的に示している。この場合、車両間通信は、自動車
電話機の装置間直接通話方式ではなく、無線基地局1
1、12、移動体通信網13、公衆通信網14を経由す
る通常通話モードにより行われるようになっている。ま
た、公衆通信網14に接続されたデータベース16に
は、前述した交通情報などの他、各車両の位置情報が格
納されている。
【0046】車両A、Bには、図5に示す構成を有する
衝突回避システム18が搭載されている。この衝突回避
システム18は、前述した衝突回避システム3における
車両間通信装置2に替えて車両間通信装置17を備え、
さらにGPS受信部19を備えている。このGPS受信
部19は、GPS(Global Positioning System )を用
いて車両の位置データ(緯度、経度、高度)を得るよう
になっている。ただし、GPSは例えばトンネル内など
では利用できないため、さらに車速センサ5や図示しな
いジャイロセンサを併用して位置を検出するように構成
することもできる。
【0047】車両間通信装置17は、自動車電話機2
0、制御装置21、および表示装置10から構成されて
いる。自動車電話機20は、前述した自動車電話機8と
ほぼ同じ構成を有するが、装置間直接通話方式を具備し
ていない点が異なる。また、制御装置21も前述した制
御装置9とほぼ同じ構成を有するが、予め不揮発性メモ
リに記憶された車両間通信処理プログラム(図4参照)
を一部異にする。
【0048】次に、上記構成の衝突回避システム18を
搭載した車両A、Bが走行中に行う車両間通信につい
て、図4に示すフローチャートに従って車両Bを主体と
して説明する。なお、図4において、図1に示すフロー
チャートと同一の処理については同一のステップ番号を
付している。
【0049】車両A、Bに搭載された車両間通信装置1
7は、それぞれGPS受信部19で得た各車両A、Bの
位置データを自動車電話機20から公衆通信網14を介
してデータベース16に登録している。車両Bの制御装
置21は、ステップS1で車間距離がXよりも小さくな
った(YES)と判断した場合には、ステップS9に移
行して、先行車両の特定処理を実行する。すなわち、制
御装置21は、GPS受信部19から得た自車(車両
B)の現在位置と車間距離測定装置4により測定された
車間距離とから先行車両の位置を推定し、自動車電話機
20からデータベース16を呼び出してその推定位置付
近で登録されている車両(ここでは車両A)を先行車両
として特定する。
【0050】続いて、ステップS2において、制御装置
21は自動車電話機20に対して、特定した車両Aに対
して公衆通信網14を介して車両間通信を行うように制
御信号を与える。この時、自動車電話機20は車両間通
信のために1チャネル(1つの搬送波)を確保し、デー
タ伝送速度を低速に設定する。
【0051】その後、制御装置21は、ステップS3に
おいて車間距離が安全車間距離Y未満になったと判断し
た場合には、前述したように自動車電話機20に対し、
車両間通信のために複数チャネルを確保しデータ伝送速
度を高速に設定するように制御信号を与える。
【0052】なお、車両間通信装置17は、定期的また
は必要に応じて、自動車電話機20の通常通話モードに
よってデータベース16を呼び出し、そこから運転上有
用な交通情報などのデータを選択的に受信するようにな
っている。
【0053】以上述べたように、本実施形態によれば、
車両間通信装置17は、車両間通信領域内にある車両に
対し、自動車電話機20の通常通話モードによって双方
向の車両間通信を行い、相手車両の走行状態を示すデー
タを得る。この場合にも、前方車両との車間距離が安全
車間距離未満となった時に衝突する虞のある緊急事態が
発生したと判断し、データ伝送速度を低速から高速に切
り換えるので、第1の実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0054】また、車両間通信装置17は、自動車電話
機20の通常通話モードによって車両間通信を行うの
で、広範囲の車両間通信領域を設定することができる。
その結果、高速道路1などにおいて、車両A、Bは渋滞
情報や事故情報などを十分な余裕をもって察知すること
ができ、緊急事態の発生を一層確実に防止することが可
能となる。
【0055】(その他の実施形態)なお、本発明は、上
記各実施形態に限定されるものではなく、次のように変
形または拡張が可能である。各実施形態において、車両
間通信装置2、17の無線装置として簡易的に自動車電
話機8、20を用いたが、携帯電話機やPHS(Person
al Handyphone System)を用いても良い。これらの場
合、アクセス方式としてCDMAに限らずTDMA(Ti
me Division Multiple Access )を用いても良く、例え
ば低速のデータ伝送速度として32kbps(1チャネ
ル)を設定し、高速のデータ伝送速度として64kbp
s(2チャネル)を設定すれば良い。
【0056】また、電話機とナビゲーションシステムと
を連動させたり、表示装置10やGPS受信部19をナ
ビゲーションシステムと共用する構成としても良い。さ
らに、電話機ではなく、車両間通信専用の通信プロトコ
ル(例えば、スペクトル拡散方式を用いた同期型または
非同期型の自律分散型ネットワーク用プロトコル)に基
づいた無線装置を用いても良い。
【0057】各実施形態では2台の車両A、Bが互いの
車両間通信領域内を走行している場合について説明した
が、本発明は複数台が走行している場合であっても適用
可能である。
【0058】安全車間距離Yは、車間距離、先行車両の
速度、および自車の速度に基づいて決定したが、さらに
加速度センサ、スリップセンサ、雨滴センサ、温度セン
サなどによって検出した路面状態、外気温、天候などを
考慮して決定しても良い。
【0059】緊急事態は、先行車両への衝突に限られ
ず、例えば後方車両による追突、並走車両による接触な
どを含めても良い。これらの場合には、前方に加え後方
あるいは側方にレーザ光を出射するように車間距離測定
装置を構成すれば良い。また、衝突回避システムは、こ
れらの緊急事態の場合、ブレーキ操作、アクセル操作の
みならず、自動的にハンドル操作を行うように構成して
も良い。
【0060】各実施形態において、制御装置9は、緊急
事態に陥ったと認識した時にまず表示装置10により運
転者に報知し、その後車間距離が安全車間距離Yに対し
一層小さくなった時に自動的にブレーキ操作およびアク
セル操作を行ったが、報知とこれら自動操作とを同時に
行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す車両間通信処理
のフローチャート
【図2】衝突回避システムの概略的構成を示すブロック
【図3】車両間通信の実施態様を概略的に示す図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図5】図2相当図
【図6】図3相当図
【符号の説明】
2、17は車両間通信装置、4は車間距離測定装置(車
両間距離測定手段)、8、20は自動車電話機(自動車
電話装置)、9、21は制御装置(緊急事態判定手段、
伝送速度可変手段、伝送開始制御手段)、10は表示装
置(報知手段)、11、12は無線基地局、13は移動
体通信網、14は公衆通信網である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G08G 1/16 H04M 11/04 H04B 7/26 H04B 7/26 109M H04M 11/04 H H04Q 7/34 106A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両間でデータを伝送する車両間通信装
    置において、 車両走行上の緊急事態が発生したか否かを判定する緊急
    事態判定手段と、 この緊急事態判定手段が緊急事態が発生したと判定した
    時に、データ伝送速度を非緊急時において設定されるデ
    ータ伝送速度よりも速く設定する伝送速度可変手段とを
    備え 前記データ伝送は、車両同士が直接通信する形態によっ
    て行われると共に、 前記直接通信は、自動車電話装置あるいは携帯型電話装
    置の装置間直接通話方式により行われる ことを特徴とす
    る車両間通信装置。
  2. 【請求項2】 車両間でデータを伝送する車両間通信装
    置において、 車両走行上の緊急事態が発生したか否かを判定する緊急
    事態判定手段と、 この緊急事態判定手段が緊急事態が発生したと判定した
    時に、データ伝送速度を非緊急時において設定されるデ
    ータ伝送速度よりも速く設定する伝送速度可変手段とを
    備え、 前記データ伝送は、車両同士が基地局を介して通信する
    形態によって行われると共に、 前記基地局を介した通信は、自動車電話装置あるいは携
    帯型電話装置により通信網を経由して行われることを特
    徴とする車両間通信装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送速度可変手段は、占有する通話
    チャネル数を増減することによりデータ伝送速度を可変
    することを特徴とする請求項1または2記載の車両間通
    信装置。
  4. 【請求項4】 車両間の距離を測定する車両間距離測定
    手段を備え、 前記緊急事態判定手段は、前記車両間距離測定手段によ
    り測定された距離が安全に停止可能な距離よりも小さく
    なった時に緊急事態が発生したと判定することを特徴と
    する請求項1ないし3の何れかに記載の車両間通信装
    置。
  5. 【請求項5】 車両間で伝送するデータは、車両の走行
    状態を示すデータであることを特徴とする請求項4記載
    の車両間通信装置。
  6. 【請求項6】 車両の走行状態を示すデータは、車速、
    ブレーキ状態、アクセル状態、操舵角、ギヤ位置、ウイ
    ンカー状態の何れかであることを特徴とする 請求項5記
    載の車両間通信装置。
  7. 【請求項7】 前記緊急事態判定手段が緊急事態が発生
    したと判定した時にその緊急事態を運転者に報知する報
    知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし6の何
    れかに記載の車両間通信装置。
  8. 【請求項8】 前記緊急事態の発生が予想される走行状
    態を判定し、その走行状態となった時に非緊急時のデー
    タ伝送速度でデータ伝送を開始する伝送開始制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記
    載の車両間通信装置。
  9. 【請求項9】 車両の位置情報を検出するGPS受信装
    置を備え、 前記伝送開始制御手段は、前記GPS受信装置により検
    出された位置情報と相手車両から送られる位置情報とに
    基づいて、データ伝送をすべき相手車両を特定するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項8記載の車両
    間通信装置。
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