以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態の半自動式組合せ秤の外観の概略を示す図であり、図1(a)は同組合せ秤を上から見た平面図、図1(b)は同組合せ秤の正面図、図1(c)は同組合せ秤の側面図である。図2は本発明の実施形態の半自動式組合せ秤の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の半自動式組合せ秤は、装置本体5の上部に、作業者によって被計量物が供給される複数の供給ホッパ1が1列に並んで直線状に列設され、装置本体5の上部の天板からなる作業台6には、各供給ホッパ1に対応して開口された供給口6aが設けられている。
各供給ホッパ1の下方には、2つの収納室2a、2bを有する計量ホッパ2が配設されている。各供給ホッパ1は、独立して駆動可能な2つの排出ゲート10a、10bが設けられ、各排出ゲートを開くことにより、計量ホッパ2の収納室2aと収納室2bとへ選択的に被計量物を排出可能なように構成されている。例えば、供給ホッパ1は、排出ゲート10aを開くことにより一方の収納室2aへ被計量物を排出し、排出ゲート10bを開くことにより他方の収納室2bへ被計量物を排出する。
また、各計量ホッパ2は、その一方の収納室2aに排出ゲート11aが設けられるとともに、他方の収納室2bに排出ゲート11bが設けられ、各排出ゲートを開くことにより、各収納室2a,2bから別々に被計量物を排出可能なように構成されている。
計量ホッパ2の下方には、計量ホッパ2から排出された被計量物を受けて例えば矢印Aの方向へ搬送する搬送コンベア3が配設されている。この場合、例えば矢印Aの方向側(図1(b)における右側)に包装機が設置され、搬送コンベア3によって搬送された被計量物は、直接あるいは連結用のコンベアを介して包装機へ供給される。矢印Aの方向と逆方向側に包装機が設置される場合には、計量ホッパ2から排出された被計量物を矢印Aの方向とは逆方向へ搬送するように搬送コンベア3が駆動される。また、搬送コンベア3の両側には、計量ホッパ2から排出された被計量物が搬送コンベア3の外へ飛び出さないようにガイド板12が配設されている。また、装置本体5に支柱4aを介して支持された操作設定表示部4が装置本体5の上方に配設されている。
また、装置本体5の下部には電装品収納部9が備えられ、この電装品収納部9には、図2に示された排出ゲート駆動回路13、14、A/D変換回路15、16、コンベア駆動回路17、制御部18、I/O回路21及び時計22が収納されている。
また、各供給ホッパ1にはロードセル等の重量センサ7が取り付けられており、この重量センサ7によって供給ホッパ1内の被計量物の重量が計測され、その重量値(アナログ重量信号)は、A/D変換回路15でディジタル信号に変換され、制御部18に送られる。これにより制御部18は、供給ホッパ1内の被計量物の重量を認識して、排出ゲート10a、10bの制御等を行う。
また、各計量ホッパ2にはロードセル等の重量センサ8が取り付けられており、この重量センサ8によって計量ホッパ2内の被計量物の重量が計測され、その重量値(アナログ重量信号)は、A/D変換回路16でディジタル信号に変換され、制御部18に送られる。これにより制御部18は、計量ホッパ2内の被計量物の重量を認識する。ここで、各計量ホッパ2では、一方の収納室例えば収納室2aのみに被計量物が供給されているときに、収納室2a内の被計量物の重量が重量センサ8により計量される。さらに他方の収納室2bに被計量物が供給されると、2つの収納室2a,2b内の被計量物の合計重量が重量センサ8により計量される。制御部18では、この2つの収納室2a,2b内の被計量物の合計重量から、先に計量されている収納室2a内の被計量物の重量を減算することで、収納室2b内の被計量物の重量を算出し、各計量ホッパ2の収納室2a,2b内の被計量物の重量に基づいて後述の組合せ処理を行う。
制御部18は、例えばマイクロコンピュータ等によって構成され、CPU等からなる演算制御部19と、RAM及びROM等のメモリからなる記憶部20とを有している。記憶部20には、運転用プログラム、動作パラメータのデータ、計量データ等が記憶される。
制御部18は、演算制御部19が記憶部20に記憶されている運転用プログラムを実行することにより、組合せ秤の全体の制御を行うとともに後述の組合せ処理等を行う。例えば、排出ゲート駆動回路13を介して各供給ホッパ1の排出ゲート10a、10bの開閉を制御する。また、排出ゲート駆動回路14を介して各計量ホッパ2の排出ゲート11a、11bの開閉を制御する。また、コンベア駆動回路17を介して搬送コンベア3の駆動動作を制御する。また、各供給ホッパ1に取り付けられた重量センサ7によって計測された重量値をA/D変換回路15を介して取得し、各計量ホッパ2に取り付けられた重量センサ8によって計測された重量値をA/D変換回路16を介して取得する。また、I/O回路21を介して、外部の包装機(図示せず)等と信号の送受信を行う。また、操作設定表示部4から信号が入力されるとともに、操作設定表示部4へ表示するデータ等の信号を出力する。また、制御部18(演算制御部19)には、例えばリアルタイムクロックからなる時計22から日時情報(年月日、曜日及び時刻)等が提供される。なお、制御部18は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して組合せ秤の動作を制御するよう構成されていてもよい。
制御部18による組合せ処理について説明する。
この組合せ処理では、被計量物を保持している収納室2a、2b内の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、保持している被計量物の合計重量値(組合せ重量値)が所定重量範囲(組合せ目標重量値に対する許容範囲)内になる収納室(2a、2b)の組合せである適量組合せを全て求め、1つの適量組合せを排出組合せに決める。ここで、適量組合せが複数存在する場合には、その複数の適量組合せのうちの、組合せ重量値と組合せ目標重量値との差の絶対値が最小である適量組合せを排出組合せに決める。この排出組合せに選択されている収納室(2a、2b)から被計量物を排出させる。
操作設定表示部4は、例えばタッチスクリーン式のディスプレイ画面を備え、このディスプレイ画面上で、組合せ秤の運転の開始及び停止等の操作、運転パラメータの設定等を行うことができるとともに、制御部18による組合せ処理の結果(組合せ重量値等)をディスプレイ画面上に表示することができる。
以上のように構成された本実施形態の半自動式組合せ秤の動作について説明する。この組合せ秤の動作は制御部18の制御によって実現される。
まず、被計量物の流れに基づいて動作の概略を簡単に説明する。被計量物は、例えば、鶏肉(ブロイラー)、水産物、農産物、漬物などである。
作業者は、空の供給ホッパ1に被計量物を随時供給する。制御部18は、重量センサ7の計測値に基づいて被計量物が供給されている供給ホッパ1を認識し、被計量物が供給されている供給ホッパ1の下方の収納室2a、2bの少なくともいずれか一方が空である場合には、所定のタイミングで上記供給ホッパ1のいずれか一方の排出ゲート(10a、10b)を開閉させて、供給ホッパ1内の被計量物を1つの空の収納室(2a、2b)へ供給させる。予め定められた規定数(所望の組合せ計量精度を維持するために必要な個数として定められた、組合せ演算で用いる重量値の最低個数)以上の収納室2a、2bに被計量物が供給されていると、制御部18は、前述の組合せ処理を行い排出組合せを決定する。包装機等からの排出命令信号がI/O回路21を介して入力されていると、排出組合せに選択されている収納室の排出ゲート11a、11bを開閉させて、収納室(2a、2b)内の被計量物を搬送コンベア3上に落下させる。そして搬送コンベア3を駆動させて、被計量物を搬送コンベア3によって搬送し包装機等へ送り出す。また、制御部18は、排出組合せに選択されている収納室2a、2b内の被計量物を排出させると、I/O回路21を介して排出完了信号を包装機へ出力する。以上の動作が繰り返し行われる。
作業者による半自動式組合せ秤への被計量物の供給作業が順調に行われ、同組合せ秤及び後段の包装機等が正常に動作しているときには、一定時間間隔で、いずれかの供給ホッパ1から被計量物が排出され、下方の計量ホッパ2へ供給される。
また、半自動式組合せ秤への被計量物の供給作業については、複数の作業者の各々が定められた作業時間帯に供給作業を行うようにしている。
そしてさらに、本実施形態の半自動式組合せ秤の制御部18は、作業能力反映情報作成手段、平均組合せ選択数算出手段、及び作業者の作業能力を評価する作業能力評価手段としての機能を有するとともに、その評価結果などに基づいて、供給作業についての作業者の作業時間の割当て表である時間割を作成する時間割作成手段としての機能を有し、さらに作業履歴データ作成手段としての機能等を有している。以下、これらの機能について詳しく説明する。
本実施形態では、各作業者の作業能力の尺度として、作業者ごとに求めた供給エラー率と平均組合せ選択数とを用いている。供給エラー率は、所定期間内における供給エラー回数を計量回数で割った値である。制御部18は、例えば供給ホッパ1の重量センサ7の計量値(供給ホッパ1に供給される被計量物の重量の計測値)がマイナスの値になると被計量物の供給エラーがあったことを検出し、その検出した供給エラーの回数(供給エラー回数)を記憶部20に記憶している。また、計量回数も記憶部20に記憶している。平均組合せ選択数は、排出組合せに選択される収納室の個数(組合せ選択数)の平均値であり、組合せ選択数の累積加算値を計量回数で割った値である。なお、供給エラーとは、作業者が供給ホッパ1へ被計量物を供給するタイミングが悪く、被計量物が供給ホッパ1のゲートに噛み込んだりして供給ホッパ1へ正常に収納されない現象のことである。
図3は、本実施形態の半自動式組合せ秤の動作(制御部18の処理)の一例を示すフローチャートである。
この組合せ秤の操作設定表示部4に設けられている電源スイッチをONすると、操作設定表示部4のディスプレイ画面に、例えば、作業者の氏名とパスワードの入力画面が表示される。作業者は、氏名とパスワードを入力すると(ステップS1)、例えばメニュー画面(図示せず)に切り替わる。このメニュー画面上に表示された例えば「運転開始」のタッチキーをタッチすると、組合せ秤は運転を開始する(ステップS2)。
そして、制御部18は、ステップS3で、各供給ホッパ1に接続された重量センサ7により計測される被計量物の重量値に基づいて、被計量物が供給されている供給ホッパ1を認識し、被計量物が供給されている供給ホッパ1であって、かつその下方の計量ホッパ2の少なくとも一方の収納室(2a、2b)が空である場合には、所定のタイミングで、その供給ホッパ1から被計量物を排出させ、空の収納室へ供給する。
そして、ステップS4において、供給エラーが検出された場合には、供給エラー回数xの値を1増加し(ステップS5)、復帰処理(ステップS6)を行った後、ステップS7へ進む。ステップS4における供給エラーの検出方法及び復帰処理(ステップS6)については、後で詳述する。
ステップS7では、被計量物が供給されている計量ホッパ2の収納室(2a、2b)の個数(組合せ可能な個数)が規定数以上有れば、前述の組合せ処理を行い、排出組合せを求める(ステップS8)。ここで、規定数は、前述のように予め設定された値であり、例えば「10」に設定されている。
ステップS9では、排出組合せに選択されている計量ホッパ2の収納室(2a、2b)から被計量物を排出させる。そして、計量回数zの値を1増加し(ステップS10)、組合せ選択数の累積加算値yに直前の組合せ処理における組合せ選択数を加算して累積加算値yを更新する(ステップS11)。
そして、制御部18は、運転停止信号の入力がない間は、ステップS3へ戻ってステップS3からの処理を繰り返し行い、運転停止信号の入力があれば、ステップS13の処理へ進む(ステップS12)。運転停止信号は、作業者が操作設定表示部4の画面上に表示されている例えば「運転停止」のタッチキーをタッチすることにより入力される。
ステップS13では、ステップS1で入力された作業者に関して、供給エラー回数xを計量回数zで割り算することにより供給エラー率を求め、ステップS11で求めている組合せ選択数の累積加算値yを計量回数zで割り算することにより平均組合せ選択数を求め、さらに作業スキルの値を求めて、記憶部20に記憶されている作業能力評価テーブルを書き換える(作業能力評価処理)。さらに、作業スキル、供給エラー率及び平均組合せ選択数に加え、供給エラー回数x、組合せ選択数の累積加算値y及び計量回数zの各値を、作業者の従業員コード及びその日の年月日、作業時間帯(同作業者に対して割り当てられた時間帯)とともに作業履歴データとして記憶部20に記憶させる(作業履歴データ作成処理)。本実施形態では、作業履歴データを作業者別に作成するようにしている。そして、供給エラー回数x、組合せ選択数の累積加算値y及び計量回数zの各値を0にリセットする(リセット処理)。
図4(a)は、作業能力評価テーブルT1の一例を示す図である。ステップS13における作業能力評価処理では、作業能力評価テーブルT1において、ステップS1で氏名及びパスワードが入力された作業者の供給エラー率と平均組合せ選択数を前述の求めた値に書き換えた後、さらに作業能力について評価する。ここで作業スキルの値は、各作業者について、作業能力の高い人から順番に付与した作業能力の順位を示す。この作業能力評価テーブルT1では、5人の作業者について、作業能力が最も高い人の作業スキルが「1」で、次に作業能力が高い人の作業スキルが「2」で、作業能力が最も低い人の作業スキルが「5」というように、作業能力順に付された順位を作業スキルの値として記憶している。この作業スキルの値(順位)は、供給エラー率が小さい人から順に順位が付され、供給エラー率が等しい人が複数存在する場合には、平均組合せ選択数が基準値(ここでは、「5」)に近い人を優先して順位を付けるようにしている。例えば、従業員コードが「2528」と「2529」との両者は、供給エラー率が同じであるが、平均組合せ選択数が「5」に近い人の方を作業能力が高いと判定するようにしている。ここで、上記基準値を「5」にしているのは、ステップS7における規定数を例えば「10」に設定していた場合を想定しており、例えば、10個の計量値の中から組合せを選択する場合、5個の計量値を選択する組合せの数が最も多くなり、組合せ計量精度が最良になると考えられる。なお、規定数を「10」に設定しておけば、10個以上の計量値の中から組合せを選択することになり、11個以上の計量値の中から組合せを選択する場合もあるが、最低個数すなわち規定数(10個)の計量値の中から組合せを選択する場合に良好な組合せ計量精度が得られれば、規定数より多い個数の計量値の中から組合せを選択する場合にはより良好な組合せ計量精度が得られると考えられる。したがって、組合せ選択数が上記規定数の1/2の値(この値をkとする)になるように、作業者が略(組合せ目標重量値/k)の重量の被計量物を各供給ホッパ1に供給するようにすれば、総じて良好な組合せ計量精度が得られるため、上記基準値は、例えば、上記規定数の1/2の値kになるようにしておけばよい。この場合、作業者は、(組合せ目標重量値/k)の重量を目標にして被計量物を各供給ホッパ1に供給するようにしている。
図4(b)は、作業履歴データを作業者別に作成した場合のある作業者の作業履歴データの一例を示す図である。作業履歴データT2として、供給エラー回数x、組合せ選択数の累積加算値y及び計量回数zだけでなく、作業能力評価処理によって得られる作業スキル、供給エラー率及び平均組合せ選択数も記憶するようにしている。また、他の作業者についても同様の作業履歴データを作成し記憶するようにしている。
上記の作業能力評価テーブルT1の情報及び各作業者の作業履歴データT2の情報は、管理者が操作設定表示部4の例えばメニュー画面等の所定の画面上で所定の操作を行うことにより、操作設定表示部4のディスプレイ画面に表示させることができる。
次に供給エラーの検出方法の一例を図5を参照して説明する。図5(a)〜(d)は、例えば鶏肉などの被計量物が供給ホッパのゲートに噛み込み、供給エラーが検出される場合の一例を示す模式図である。ここで、計量ホッパ2は仕切り板2pによって2つの収納室2a、2bに区画されている。
例えば図5(a)に示すように、供給ホッパ1に被計量物P1が供給されており、計量ホッパ2の収納室2a、2bが空である場合、供給ホッパのゲートを開くべきタイミングで、一方のゲート10aが開かれて被計量物P1は計量ホッパ2の一方の収納室2aへ供給される(図5(b))。ここで、図5(b)に示すように、作業者が供給タイミングを誤り、供給ホッパ1のゲート10aが閉じようとしているときに次の被計量物P2の供給を行うと、ゲート10aが閉じた時に被計量物P2がゲートに噛み込む(図5(c))。このとき、供給ホッパ1の重量センサ7の計量値(供給ホッパ1内の被計量物の重量の計測値)はプラスの値であり、供給ホッパ1に被計量物が供給されていることは認識されている。そして、排出組合せに選択された収納室から被計量物が排出された後、供給ホッパのゲートを開くべき次のタイミングで、他方の収納室2bへ被計量物を供給するために他方のゲート10bが開かれ、その後閉じられると、図5(d)に示すように、計量ホッパ2の仕切り板2pと供給ホッパ1との間に被計量物P2が挟まれた状態になる。
この図5(d)の状態の場合、供給ホッパ1は被計量物P2によって押し上げられた状態であり、その重量センサ7の計量値はマイナスの値になる。逆に計量ホッパ2は被計量物P2によって押し下げられた状態であり、その重量センサ8の計量値は被計量物P1,P2の総重量値より大きな値になる。このとき、先に供給されている被計量物P1は排出組合せに選択されて排出されている場合もある。したがって、制御部18では、供給ホッパ1の重量センサ7の計量値がマイナスの値になれば、被計量物の供給エラーを検出し、この供給エラーを検出すると、同供給ホッパ1の両方のゲート10a、10bを開いた状態にして、組合せ秤の動作を一時停止させる。
そして、供給エラーを検出した場合に、供給エラー回数を1増加することは先に述べた。そして、作業者は、被計量物P2を取り出した後、操作設定表示部4を用いて同供給ホッパ1のゲート10a、10bを閉じるための操作を行った後、組合せ秤の動作を再開させるための操作を行うことにより、組合せ秤の動作(運転)が再開される(図3のステップS6)。
なお、上述の供給エラーの検出方法は一例であり、上述の方法に限らず、他の方法を用いてもよい。例えば、図5(c)の状態になったとき、被計量物P2が計量ホッパ2の仕切り板2pに接触していれば、計量ホッパ2の重量センサ8は被計量物P1の重量を正確に測定できない場合があり、この場合、図5(a)の状態のときの供給ホッパ1の重量センサ7の計量値と、図5(c)の状態のときの計量ホッパ2の重量センサ8の計量値とが異なる。すなわち、同一の被計量物P1が供給ホッパ1で計量されたときの重量と、計量ホッパ2で計量されたときの重量とが異なる場合に、制御部18が被計量物の供給エラーを検出するようにしてもよい。
また、図3のフローによれば、作業者が交代するたびに、ステップS13の作業能力評価処理が行われることになるが、作業者が交代するたびに行うのではなく、例えば、作業能力評価処理を行う日を予め設定しておき、その設定された日に作業能力評価処理を行うように構成してもよい。例えば、作業能力評価処理を行う日を1週間ごと、1か月ごと等として設定することができる。この場合、作業能力評価処理を行う日より前の日のステップS13では、作業能力評価処理を行わずに、作業履歴データ作成処理とリセット処理のみを行うようにし、作業能力評価処理を行う日において、ステップS13で作業能力評価処理を行うようにする。この場合の作業能力評価処理は、前回の作業能力評価処理を行った次の日から今回の作業能力評価処理を行う日までを評価対象期間とし、作業履歴データT2を参照して、各々の作業者について、評価対象期間内の計量回数zを合計した計量回数合算値を算出し、評価対象期間内の供給エラー回数xを合計し、その合計を上記計量回数合算値で割り算することにより供給エラー率を求め、評価対象期間内の組合せ選択数の累積加算値yを合計し、その合計を上記計量回数合算値で割り算することにより平均組合せ選択数を求める。さらに各作業者の作業スキルの値を求めて、記憶部20に記憶されている作業能力評価テーブルT1を書き換える。この場合、作業履歴データT2に作業スキルの値は記憶されず、作業履歴データT2に記憶される作業時間帯ごとの供給エラー率と平均組合せ選択数については、作業履歴データ作成処理において算出される。
あるいは、作業能力評価処理を行わせるためのタッチキーを操作設定表示部4の画面に表示させ、作業能力評価処理の対象にする期間(評価対象期間)を設定できるようにしてもよい。この場合の作業能力評価処理では、作業履歴データT2を参照して、各々の作業者について、評価対象期間内の計量回数zを合計した計量回数合算値を算出し、評価対象期間内の供給エラー回数xを合計し、その合計を上記計量回数合算値で割り算することにより供給エラー率を求め、評価対象期間内の組合せ選択数の累積加算値yを合計し、その合計を上記計量回数合算値で割り算することにより平均組合せ選択数を求める。さらに各作業者の作業スキルの値を求めて、記憶部20に記憶されている作業能力評価テーブルT1を書き換える。この場合、作業履歴データT2に作業スキルの値は記憶されず、作業履歴データT2に記憶される作業時間帯ごとの供給エラー率と平均組合せ選択数については、作業履歴データ作成処理において算出される。
次に、本実施形態の半自動式組合せ秤において、作業者を登録する場合の一例を説明する。
図6(a)は、本実施形態における操作設定表示部4のディスプレイ画面に表示される作業者登録画面の一例を示す図であり、図6(b)は、図6(a)に示す作業者登録画面上に表示される作業スキル設定用のウインドウの一例を示す図である。本作業者登録画面31での設定は、作業者を管理する管理者が行うことを前提とする。したがって、本画面31にアクセスするために、管理者のパスワード入力を必要とすることは一般的な方法であり、例えば、図示しないメニュー画面に表示されている「作業者登録」のタッチキーをタッチすると、パスワード入力用のウインドウ(図示せず)が表示され、管理者のパスワードを入力すると、図6(a)に示すような作業者登録画面31が表示される。なお、図6(a)に示す作業者登録画面31は、従業員コード「2524」の作業者について、以下で述べる登録操作が終了したときの画面が表示されている。作業者登録画面で設定された情報である作業者登録情報は、記憶部20に記憶される。
例えば、登録前の作業者登録画面31において、「氏名」のタッチキー32をタッチすると文字入力用ウインドウ(図示せず)が表示され、それを操作して氏名の設定を行い、同様に、「パスワード」のタッチキー33をタッチするとパスワード入力用ウインドウ(図示せず)が表示され、それを操作してパスワードの設定を行い、「従業員コード」のタッチキー34をタッチすると数字入力用ウインドウ(図示せず)が表示され、それを操作して作業員コードの設定を行い、「性別」のタッチキー35をタッチすると性別選択用のウインドウ(図示せず)が表示され、男か女かを選択して設定を行い、「年齢」のタッチキー36をタッチすると数字入力用ウインドウ(図示せず)が表示され、それを操作して作業者の年齢の設定を行い、「作業持続時間」のタッチキー38をタッチすると数字入力用ウインドウ(図示せず)が表示され、それを操作してその作業者が連続して供給作業を行うことができる時間(連続作業可能時間)を設定する。例えば、作業者によって供給作業を集中して行うことができる時間が異なり、1時間程度しか集中できない作業者も存在するので、「作業持続時間」を個別に設定することは有用である。
また、「作業スキル」のタッチキー37をタッチすると、図6(b)に示す作業スキル設定用のウインドウW1が作業者登録画面31上に表示される。このウインドウW1内の各作業者の作業スキルのタッチキー48をタッチするとさらに数字入力用ウインドウ(図示せず)が表示され、それを操作して作業スキルの値を入力することができる。入力後に「設定」のタッチキー49をタッチすると作業スキルの値が記憶される。なお、本実施形態では、作業スキルの値は、各作業者について、作業能力の高い人から順番に付与した作業能力の順位を示すので、登録されている作業者が同一の値にならないように他の作業者の作業スキルの値を訂正しなければならない場合もあり、その場合、他の作業者の作業スキルの値を訂正した後で、「設定」のタッチキー49をタッチすれば、訂正された他の作業者の作業スキルの値も書き換えられる。「閉じる」のタッチキー50をタッチすれば、作業スキル設定用のウインドウW1が閉じられる。
就業可能時間表示設定エリア40では、作業者の曜日ごとの就業可能時間が表示される。就業可能時間表示設定エリア40内の各曜日の表示エリアにタッチし、図7に示す操作を行うことにより各曜日における就業可能時間を設定することができる。
図7は、作業者登録画面31において就業可能時間を設定する方法を説明するための図である。
作業者登録画面31の就業可能時間表示設定エリア40内の例えば火曜日の表示エリアにタッチすると、図7に示すように火曜日のエリアが反転表示されて、就業可能時間設定用ウインドウ52が表示される。このウインドウ52内の就業可能開始時刻設定エリア53にタッチすると、就業可能時間設定用のテンキーパッド51がウインドウで表示される。このテンキーパッド51の数字をタッチして数値を入力し、「ENT」キーにタッチすることで、入力した数値が就業可能開始時刻設定エリア53にセットされる。同様にして、就業可能終了時刻設定エリア54に就業可能終了時刻をセットして、「決定」のタッチキー55にタッチすると、図6における就業可能時間設定用テンキーパッド51の就業可能時間表示設定エリア40の火曜日の設定が行われる。「消去」のタッチキー56は設定した数値をクリアするのに用いられる。
以上のように各曜日の就業可能時間を設定した後、例えば休暇を設定する場合など、日ごとに就業可能時間の訂正を行うこともできる。「日別入力」のタッチキー45をタッチすると、就業可能時間表示設定エリア40内の表示が曜日別から日別のものに変更される。具体的には、例えば、(月)、(火)〜(日)の曜日が、5/25(月)、5/26(火)〜5/31(日)というように月日が特定された日別の表示に変更される。さらに、「前週」のタッチキー45をタッチすると、その前の週の就業可能時間が表示され、「次週」のタッチキー45をタッチすると、その次の週の就業可能時間が表示される。そして、訂正したい日のエリアをタッチし、あとは前述の各曜日の就業可能時間を設定する場合と同様に操作することにより、その日のみの就業可能時間を変更することができる。
なお、ここでは、作業スキルの値を管理者が入力するようにしたが、最初に1回入力した後は、前述した図3のステップS13によって自動更新される。また、場合によっては、自動更新された作業スキルの値を、管理者が最初に入力する場合と同様の操作を行って変更することもできる。
作業者登録画面31において、「前」のタッチキー41あるいは「次」のタッチキー42をタッチすることにより、他の作業者の登録画面に切り替えることができる。また、「戻り」のタッチキー44をタッチすると、作業者登録画面を呼び出した画面(例えば前述のメニュー画面)に戻る。また、制御部18にプリンタ(図示せず)を接続しておき、「印字」のタッチキー43をタッチすると、作業者登録データの印字を行うことができる。
次に、制御部18の時間割作成手段としての機能について説明する。
図8は、本実施形態における操作設定表示部4のディスプレイ画面に表示される時間割画面の一例を示す図である。例えば、図示しないメニュー画面に表示されている「時間割」のタッチキーをタッチすると、パスワード入力用のウインドウが表示され、管理者のパスワードを入力すると、図8に示すような時間割画面61が表示される。なお、図8に示す時間割画面61では、作成済みの時間割が表示されている。この時間割情報は、記憶部20に記憶されている。
この時間割画面61では、年月日のタッチキー62、63をタッチすると、年月日入力用ウインドウ(図示せず)が表示され、それを操作して所望期間の最初の年月日と最後の年月日を入力して所望期間を設定すると、年月日のタッチキー62、63に表示された期間(所望期間)の時間割が、時間割表示設定エリア64に表示される。本時間割は、半自動式組合せ秤へ供給作業を行う作業者の時間割であり、各曜日の稼働時間帯(稼働予定時間帯)における作業者の供給作業時間の割り当てを従業員コードで表示している。長時間連続して供給作業を行うのは作業者が疲れるので作業持続時間を考慮して、2時間おきに交代する予定を立てている。月曜日から土曜日までの通常の稼働時間帯は午前8時から午前12時までと、午後1時から午後5時までの予定であり、さらに5月30日の土曜日には、午後7時から午後9時まで稼働(作業者は残業)予定があり、5月31日の日曜日(休日)においては、午前8時から午前12時までの稼働(作業者は休日出勤)予定があることを示している。なお、「戻り」のタッチキー66をタッチすると、時間割画面を呼び出した画面(例えば前述のメニュー画面)に戻る。また、制御部18にプリンタ(図示せず)を接続しておき、「印字」のタッチキー65をタッチすると、時間割の印字を行うことができる。
図9は、時間割画面61において時間割の作成方法の一例を示す図である。
時間割画面61の時間割表示設定エリア64の5/25(月)の領域にタッチすると、その領域が反転表示され、時間割設定用ウインドウ71が表示される。この時間割設定用ウインドウ71では、年月日表示エリア72に年月日が表示され、稼働時間帯表示エリア73には、後述の稼働時間帯設定用タッチキー75、76を用いて設定された稼働時間帯が図示表示される。
処理量設定表示用タッチキー74をタッチすると、その日(ここでは5月25日)における一日の被計量物の処理量(予定処理量)の重量を設定するための処理量設定用テンキーパッド(図示せず)がウインドウで表示され、それを操作して処理量を設定するとタッチキー74にその処理量が表示される。
また、稼働時間帯設定用タッチキー75、76を用いてその日(ここでは5月25日)において半自動式組合せ秤を稼動する稼働時間帯を設定する。例えば、稼働時間帯表示エリア73に表示されているように、8時〜12時の時間帯と13時〜17時の時間帯との2つの時間帯をその日の稼働時間帯として設定する場合、例えば、8時〜12時の時間帯を設定し、さらに13時〜17時の時間帯を設定する。例えば、8時〜12時の時間帯を設定する場合、左側のタッチキー75に開始時刻の8時(0800)を設定し、右側のタッチキー76に終了時刻の12時(1200)を設定する。この場合、左側のタッチキー75をタッチすると稼働時間帯設定用のテンキーパッド83がウインドウで表示される。このテンキーパッド83の数字をタッチして開始時刻(0800)を入力し、「ENT」キーにタッチすることで、入力した開始時刻が確定しタッチキー75に表示される。同様にして、右側のタッチキー76に確定した終了時刻を表示させると、その時間帯が設定され、稼働時間帯表示エリア73に表示される。同様にして、13時〜17時の時間帯を設定すればよい。
以上のようにして処理量及び稼働時間帯を設定した後、「自動設定」のタッチキー80にタッチすると、上記設定した処理量、稼働時間帯及び作業者登録情報に基づいて、その日の時間割の作成が自動で行われる(これを、以下「自動設定」という)。この場合の時間割の作成方法の一例を挙げると、作業スキルの優れた作業者から順番に作業時間帯を割り当てるものとし、各作業者の作業持続時間分割り当てる。ここで、各作業者に割り当てられる作業時間帯はその作業者の就業可能時間内の時間帯である。
図8に示す5月25日(月曜日)の例では、従業員コードが「2524」、「2528」、「2529」、「2564」、「2571」の5人の作業者のうち、従業員コード「2524」の作業者の作業スキルが一番優れているので、従業員コード「2524」の作業者から作業スキルの優れた順番に割り当てている。また、5月28日(木曜日)の例では、従業員コード「2524」の作業者が休みであるので、次に作業スキルの優れている従業員コード「2571」の作業者から作業スキルの優れた順番に割り当てている。
また、従業員コード設定表示用タッチキー77と、作業時間帯設定表示用タッチキー78、79とを用いて、上記の自動設定をした後で時間割を変更したり、上記の自動設定をしないで時間割を作成することも可能である。例えば、従業員コード設定表示用タッチキー77を用いて作業者の従業員コードを入力し、その作業者の作業時間帯を作業時間帯設定表示用タッチキー78、79を用いて入力し、「設定」のタッチキー81をタッチすれば、タッチキー77に表示された従業員コードの作業者をタッチキー78、79に表示された作業時間帯に割り当てることができる。これにより、例えば、1日のうち、処理量が多くなる時間帯と処理量が少なくなる時間帯とがある場合に、処理量が多くなる時間帯に作業スキルが優れている作業者の作業時間帯を割り当て、処理量が少なくなる時間帯に作業スキルが劣る作業者の作業時間帯を割り当てるということも可能になる。
なお、上記では、1日ごとに時間割を自動作成できる構成について説明しているが、所望期間内の全ての日の処理量及び稼働時間帯を設定した後で、所望期間内の全ての日の時間割を一括して自動作成できるように構成してあってもよい。
本実施形態の半自動式組合せ秤では、作業者の供給作業の上手下手(作業能力)が直接的に反映される情報(換言すれば、作業能力を一意的に定めることができる情報あるいは作業能力のみが反映される情報)である供給エラー率を主基準にして作業能力(作業スキル)の値が決められるので、各作業者の作業能力を公平に評価することができる。さらには公平に評価された作業者の作業能力に基づいた時間割を作成することができる。
本実施形態では、時間割を作成する際に、「自動設定」のタッチキー80にタッチすると、各日の作業者の作業時間帯の割り当て方法として、作業能力が優れた順番(作業スキルの値が小さい順番)に割り当てるようにしている。このように割り当てることにより、計量作業時間を短くして計量作業を早く終わらせることができる。すなわち、1日の処理量が終了するとその日の計量作業は終了するので、組合せ秤の稼働時間を短縮して電気料金等を低く抑えることが可能になるとともに、作業者の残業時間の短縮等も可能になり、生産コストの低減を図ることができる。また、被計量物が例えば鶏肉等の生ものの場合には、上記のように計量作業を早く終わらせて、包装を行い、冷凍室等に保管し、適宜、出荷する形態が望ましい。
また、本実施形態では、例えば図4(b)に示すような各作業者の作業履歴データT2を記憶しているので、管理者は作業履歴データT2のなかの特に供給エラー率や平均組合せ選択数等を参考にして、作業者の供給作業についての進歩の程度を把握したり、作業者に対する公平な査定を行うこともできる。
なお、本実施形態では、時間割を作成する際に、「自動設定」のタッチキー80をタッチすると、各日の作業者の作業時間帯の割り当て方法として、作業能力が優れた順番(作業スキルの値が小さい順番)に割り当てる(これを「第1の割り当て方法」とする)ようにしたが、これに限られるものではない。例えば、その日の処理量が、各作業者の作業時間帯を作業能力が劣った順番に割り当てたとしても残業時間を含まない基準就業時間内に作業を終了させることができる量である場合に、作業能力が劣った順番(作業スキルの値が大きい順番)に割り当てる(これを「第2の割り当て方法」とする)ことができるようにしてもよい。この場合、例えば図9の時間割設定用ウインドウ71において、「自動設定」のタッチキー80に代えて、「自動設定」と同様の第1の割り当て方法を実施するための「第1の自動設定」のタッチキーと、第2の割り当て方法を実施するための「第2の自動設定」のタッチキーとを設け、2つの割り当て方法を選択することができるようにしてもよい。例えば、「第1の自動設定」のタッチキーをタッチして第1の割り当て方法による時間割を作成することにより、1日の計量作業を早く終わらせることができ、作業者に支払う残業代等の賃金の節約が可能になるとともに、組合せ秤の稼働時間を短縮して電気料金等も低く抑えることができる。一方、第1の割り当て方法のみ用いれば作業能力の優れた作業者への負担が大きくなるので、1日の処理量が少ない場合には、「第2の自動設定」のタッチキーをタッチして第2の割り当て方法による時間割を作成する、というようにすることもできる。
また、各作業者の作業能力の評価において、平均組合せ選択数に代えて、平均組合せ重量値と組合せ目標重量値との差の絶対値、あるいは、その差の絶対値を組合せ目標重量値で割った値、あるいは、平均組合せ重量値を組合せ目標重量値で割った値などを用い、値の小さい方が作業能力が優れていると判定するようにしてもよい。なお、平均組合せ重量値は、各作業者が割り当てられた作業時間内に求められた排出組合せの組合せ重量値の平均値であり、この場合、同作業時間内の組合せ重量値の累積加算値を求めるようにし、その累積加算値を計量回数で割り算することにより求められる。
なお、作業能力(作業スキル)の値として、作業者に付した作業能力の順位を用いるようにしたが、作業能力を複数のランクに分け、作業者の作業能力が該当するランクの値を用いるように構成してもよい。例えば、作業能力のランク分けの一例を挙げれば、供給エラー率が0.05以下のランクを1とし、供給エラー率が0.06〜0.10のランクを2とし、供給エラー率が0.11〜0.15のランクを3とし、供給エラー率が0.16以上のランクを4としてもよい。この場合、複数の作業者が同じランクになることがあり、時間割を作成するときなどに、例えば同ランクの2人の作業者のうち1人を選択しなければならない場合には、他の尺度に基づいて選択するようにすればよい。他の尺度としては、例えば供給エラー率、平均組合せ選択数などを用いればよく、例えば、同ランクの複数の作業者については、供給エラー率が小さい順に作業能力が優れていると判定し、さらに供給エラー率が同じ作業者については前述のように平均組合せ選択数などに基づいて判定するようにすればよい。
また、本実施形態の組合せ秤は、供給ホッパ1と2つの収納室2a、2bを有する計量ホッパ2とを用いたホッパ構成であるが、他のホッパ構成であってもよい。但し、供給エラーを何らかの手段により検出できるように構成する。
例えば、図1の構成の供給ホッパ1(ここでは、「上側ホッパ1」とする)と計量ホッパ2(ここでは、「下側ホッパ2」とする)とにおいて、下側ホッパ2に重量センサ8が取り付けられていない構成であってもよい。この場合、制御部18は、上側ホッパ1に取付けられた重量センサ7により計測される重量値に基づいて、下側ホッパ2の各収納室2a、2bへ供給される被計量物の重量を認識するように構成されている。