JP5324169B2 - 熱交換器用チューブ及び熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器用チューブ及び熱交換器に関する。
従来、熱交換器用チューブ及び熱交換器として特許文献1の記載の技術が知られている(特許文献1参照)。
この発明によれば、チューブの幅方向両端に位置する最外側流通通路を角のない真円形や楕円形等の形状に形成している。
特開平11−44498号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、最外側流通通路が角のない真円形や楕円形等の形状に形成されているため、チューブの大型化を招くという問題点があった。
加えて、飛び石等による衝撃力は必ずしもチューブの幅方向から水平に入力されるとは限らず、斜め下方や斜め上方から入力される場合があるため、飛び石等に対する破壊強度が不足する虞があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、チューブの大型化を招くことなく、飛び石等に対する破壊強度を向上できる熱交換器用チューブ及び熱交換器を提供することである。
請求項1記載の発明では、偏平管状に形成され、その内部が、高さ方向で対向して平行配置された一対の平坦壁部と、該一対の平坦壁部の幅方向における両端同士を結合する結合壁部と、前記一対の平坦壁部間に跨る仕切り壁部によって区画され、複数の流通通路が前記幅方向に並んで形成された熱交換器用チューブにおいて、前記複数の流通通路のうち前記チューブの前記幅方向における両端に位置する最外側流通通路を、前記高さ方向および前記幅方向に平行な平面で切った断面が、前記チューブの前記幅方向における端部側である外側へ向けて突出した頂点部分を有する略三角形状となるように形成し、該略三角形状は、前記最外側流通通路の前記幅方向における内側端を形成する前記仕切り壁部の壁面を底辺部分とし、前記最外側流通通路の前記幅方向における外側端を形成する前記結合壁部の内壁面を前記突出した頂点部分としており、前記三角形状における前記底辺部と前記突出した頂点部分とを結ぶ斜辺部分が前記平坦壁部の該壁面に対して平行となる面部分を有しないようにし、前記斜辺部分で前記最外側流通通路を形成する壁部の前記高さ方向における厚みを、前記幅方向における内側から外側に行くに連れて次第に大きくするとともに、前記結合壁部の前記幅方向における外側端の外壁面に、前記高さ方向に延びる平坦面を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、チューブの幅方向両端に位置する最外側流通通路を、横断面がチューブの幅方向端部へ向けて突出した頂点部分を有する略三角形状に形成し、最外側流通通路におけるチューブの高さ方向の壁の厚みをチューブの幅方向端部側に行くに連れて大きくしている。
これにより、チューブ及び熱交換器の大型化を招くことなく、水平方向のみならず斜め方向から入力される飛び石等に対する破壊強度を向上させることができる。

以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は実施例1の熱交換器用チューブが採用されたコンデンサを示す正面図、図2は実施例1の熱交換器用チューブの横断面図、図3は実施例1の熱交換器用チューブの要部拡大断面図、図4は実施例1の作用を説明する図、図5は設定値Xと破壊強度との関係を説明する図、図6は設定値Xと重量との関係を説明する図、図7は設定値Xと流通抵抗との関係を説明する図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、実施例1の熱交換器用チューブ10(以下チューブ10と称す)が採用されたコンデンサ1(請求項の熱交換器に相当)は、左右に所定間隔を置いて配置された一対のタンク2,3と、両タンク2,3の間に配置されたコア部4等が備えられている。
タンク2は、4枚の板状のディバイドプレートD1で3つの室R1,R3,R6に区分けされる他、室R1に連通した入力ポート5aを備える入力コネクタ5が設けられる一方、室R6に連通した出力ポート6aを備える出力コネクタ6が設けられている。
タンク3は、4枚のディバイドプレートD1で3つの室R2,R4,R5に区分けされる他、接続管7,8を介して室R4,R5に連通したレシーバタンク9が設けられている。
コア部4は、両端部がそれぞれ対応するタンク2,3に挿通し固定された複数の偏平管状のチューブ10と、隣接するチューブ10に波状の頂部が接合された波板状のフィン11とから構成されている。
また、コア部4の積層方向両側は、両端部がそれぞれ対応するタンク2,3に挿通し固定された一対のレインフォース12,13で連結補強されている。
その他、実施例1のコンデンサ1の各構成部材は全てアルミ製であり、各構成部材の接合部のうちの少なくとも一方には、ろう材(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組みした状態で熱処理されることにより、一体的にろう付け接合されている。
なお、レシーバタンク9の内部構造によっては、コンデンサ1の熱処理後に装着する場合もあり得る。
次に、チューブ10について詳述する。
図2に示すように、チューブ10の外形は偏平管状に形成されている。
チューブ10の内部は、上下に対向配置された一対の平坦壁部10a,10aと、該平坦壁部10a,10aの幅方向両端同士を結合する結合壁部10b,10bと、平坦壁部10a,10a間に跨る複数の直線状の仕切り壁部10cによって区画されている。
これにより、チューブ10の内部には、複数の流通通路10dが、横並びに形成されている。
図3に示すように、チューブ10の幅方向両端に配置された最外側流通通路10eは、その横断面がチューブ10の幅方向部側へ向けて突出した頂点部分10fを有する略三角形状に形成されている。
これにより、最外側流通通路10eにおけるチューブ10の高さ方向の壁の厚みはチューブ10の幅方向端部側に行くに連れて大きくなっており、ここに、肉厚部分10gが形成されている。
従って、チューブ10の幅方向端部は外方からの衝撃力に対する破壊強度が高くなっている。
さらに、頂点部分10fは、円弧状の第1円弧部10hと、第1円弧部10hよりも小さな曲率を有して第1円弧部10hの両端に接続された円弧状の第2円弧部10iで構成されている。
また、頂点部分10f以外の頂点部分10k,10mは第2円弧部10iよりも小さな曲率で円弧状に形成されている。
なお、実施例1では、頂点部分10k,10mの曲率(曲率R=0.1mm)<第2円弧部10iの曲率(曲率R=0.2mm)<第1円弧部10hの曲率(曲率R=0.7mm)となるように設定されているが、この限りではない。
このように、最外側流通通路10eには鋭角な角部が形成されないので、外方からの衝撃力を分散させて特定部位への応力集中を回避できるようになっている。
一方、チューブ10の最外側流通通路10e以外の流通通路10dは仕切り壁部10cによって略矩形状に形成されている。
次に、作用を説明する。
[コンデンサの作動について]
このように構成されたコンデンサ1では、入力コネクタ5の入力ポート5aを介してエンジン側からタンク2の室R1に流入した60℃前後の高温な流通媒体が、先ず、コア部4のそれぞれ対応するチューブ10を介してタンク3の室R2、タンク2の室R3、タンク3の室R4の順番にターンしながら流通する間にコア部4を通過する車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて冷却される。
次に、タンク3の室R4の流通媒体は、接続管7を介してレシーバタンク9に流入して気液分離した後、接続管8を介してタンク3の室R5に流入する。
最後に、タンク3の室R5に流入した流通媒体は、コア部4の対応するチューブ10を介してタンク2の室R6に流入する間にコア部4を通過する車両走行風または図示しないファンの強制風と熱交換されて45℃前後まで過冷却された後、出力コネクタ6の出力ポート6aを介してエバポレータ側へ送出され、熱交換器として機能する。
[飛び石について]
前述したように、コンデンサ1のコア部4は、車両走行風やファンの強制風を通過させるために車外に連通させておく必要があるため、通常、コンデンサ1は、エンジンルーム内の前部に搭載されている。
そのため、車両走行中に飛び石等がコア部4のチューブ10の幅方向端部に衝突する虞がある。
この際、前述したように、チューブ10の最外側流通通路10eは幅方向端部側へ突出した頂点10hを有して略三角形状に形成され、さらに、肉厚部分10gが形成されているため、チューブ10の幅方向端部における外方からの入力に対する破壊強度を向上でき、飛び石等の衝突によるチューブ10の亀裂・変形等を防止できる。
加えて、最外側流通通路10eには鋭角な角部がないため、外方からの入力を分散して特定部位への応力集中を回避できる。
次に、図4に基づいて、実施例1のチューブ10(二点鎖線で図示)の横断面と円形状の最外側流通通路14aを有するチューブ14の横断面とを重ねた状態で比較検討する。なお、両チューブ10,14のハッチングの図示は省略する。
[チューブのコンパクト化について]
チューブ14では、最外側流通通路14aが円形状となっているため、チューブ10の最外側流通通路10eにおける幅方向の肉厚D1と同じ厚みの肉厚C1を確保するには幅方向への突出長さが大きくなる。
これにより、チューブの幅方向への大型化と重量増加、ひいてはコンデンサ1全体の幅方向への大型化と重量増加を招いてしまう。
加えて、最外側流通通路14aと隣接する仕切り壁部14bに余分な肉厚部分14cが形成されるため、重量増加に繋がる。
これに対して、実施例1のチューブ10は、耐衝撃性に必要な肉厚D1を頂点部分10fに確保しつつ、幅方向端部の突出長さ、即ち、チューブ10の幅を小さくしてコンパクト化と重量軽減を実現できる。
これにより、コンデンサ1全体のコンパクト化と重量軽減を図ることができる。
また、最外側流通通路10eと隣接する仕切り壁部10n(図3参照)を直線状に形成しているため、頂点部分10k,10mを流通通路の一部として有効利用できると同時に、軽量化を図ることができる。
[チューブの破壊強度について]
チューブ14において、チューブ10の最外側流通通路10aにおける幅方向の肉厚D1と同じ厚みの肉厚C1を確保すると、飛び石等の衝撃力が幅方向から水平(図4の矢印N1で図示)に入力された場合には、チューブ14の変形・破損をある程度防止できると想定される。
しかしながら、実際上の飛び石等の衝撃力は斜め方向(図4の矢印N2で図示)から入力される場合がある。
この際、チューブ14のように幅方向の肉厚C1が高さ方向の肉厚C2となるまでに急激に収束して肉薄になっている場合には、強度不足になる虞がある。
これに対して、実施例1のチューブ10は、外側流通通路10aが略三角形状に形成されて肉厚部分10gを有するため、幅方向の肉厚D1が高さ方向の肉厚D2となるまでに緩やかに収束する形状となる。
これにより、飛び石等の衝撃力が斜め方向から入力された場合においても強度不足になることなく、チューブ10を良好に保護できる。
[チューブの寸法関係について]
ここで、チューブ10の最適形状を設計するのに当たって、図2、3に示す各寸法において以下に記載する(a)〜(c)の条件を満たし、且つ、所望のチッング強度を確保するための次式(1)の設定値Xを求めた。
(a)仕切り壁部10の板厚をT、突出した頂点部分10fのチューブ10の幅方向端部側の板厚をA1とした場合に、2.2<A1/T<6.0
(b)チューブ10の高さをH、平坦壁部10a,10aの板厚をSとした場合に、4.6<H/S<6.6
(c)突出した頂点部分10fの第1円弧部10hと第2円弧部10iを介して接続される斜辺10pとが仮想交差する位置におけるチューブ10の高さ方向端部側の板厚をKとした場合に、1.4<K/S<2.4
X=(1000×A1×B×S)/W・・・(1)
ただし、突出した頂点部分10fを除く頂点部分10k,10mを形成する斜辺10pと底辺10qとの仮想交差位置におけるチューブ10の高さ方向端部側の板厚をB、チューブ10の幅をWとする。
この結果、図5に示すように、設定値X=2.4の場合において、所望のチッピング強度(km/h)=180が得られた。
この際、A1=0.45〜0.55を想定している。この値は、鋭利な飛び石等が衝突した場合にチューブ10の幅方向端部を突き破って貫通しないために必要な板厚である。
また、B=0.22〜0.29を想定している。この値は、丸みを帯びた飛び石等が衝突した場合にチューブ10の幅方向端部に掛かる応力を逃がすために必要な板厚である。
また、S=0.22〜0.3を想定している。この値は、チューブ10の耐食性を確保するために必要な板厚である。
ここで、設定値X<1.8に設定した場合には、チッピング強度(km/h)<150となり、チューブ10が強度不足になる虞があるため、実際上は1.8≦設定値Xに設定するのが最適である。
なお、図6、7に示すように、設定値X=2.4としたときの重量及び流通抵抗を100%として、設定値X=1.8に設定した場合には、約3%の重量低減と約6%の流通抵抗の低減を図ることができる。
一方、チューブ10の製造寸法誤差や、重量及び流通抵抗の増大を考慮すると、設定値X≦4.0に設定するのが最適である。
これにより、1.8≦設定値X≦4.0を満たすようにチューブ10の各寸法を設定することにより、簡便に最適なチューブ10を設計でき、設計コストを大幅に削減できる。
次に、効果を説明する。
以上説明したように、実施例1の発明では、偏平管状のチューブ10の内部が該チューブ10の周壁に対向配置された一対の平坦壁部間10a,10a間に跨る仕切り壁部10cによって区画され、複数の流通通路10dを横並びに有する熱交換器用チューブ10において、チューブ10の幅方向両端に位置する最外側流通通路10eを、横断面がチューブ10の幅方向端部へ向けて突出した頂点部分10fを有する略三角形状に形成し、最外側流通通路10eにおけるチューブ10の高さ方向の壁(肉厚部分10g)の厚みをチューブ10の幅方向端部側に行くに連れて大きくした。
これにより、チューブ10及びコンデンサ1の大型化を招くことなく、飛び石等に対する破壊強度を向上できる。
また、少なくとも最外側流通通路10eと隣接する流通通路10dとの間に形成される仕切り壁部10nをチューブ10の高さ方向に沿って直線状に形成した。
これにより、流通通路の拡大化を図ることができ、チューブ10が大型化するのを防止できる。
また、最外側流通通路10eの略三角形状の各頂点部分10f,10m,10nを円弧状に形成し、突出した頂点部分10fを円弧状の第1円弧部10hと、該第1円弧部10hよりも小さな曲率を有して第1円弧部10hの両端に接続された第2円弧部10iで構成し、仕切り壁部10の板厚をT、突出した頂点部分10fのチューブ10の幅方向端部側の板厚をA1とした場合に、2.2<A1/T<6.0、チューブ10の高さをH、平坦壁部10a,10aの板厚をSとした場合に、4.6<H/S<6.6、突出した頂点部分10fの第1円弧部10hと第2円弧部10iを介して接続される斜辺10pとが仮想交差する位置におけるチューブ10の高さ方向端部側の板厚をKとした場合に、1.4<K/S<2.4を満たし、突出した頂点部分10fを除く頂点を形成する頂点部分10k,10mの斜辺10pと底辺10qの仮想交差位置におけるチューブ10の高さ方向端部側の板厚をB、チューブ10の幅をWとした場合に、次式(1)において1.8≦X≦4.0とした。
X=(1000×A1×B×S)/W・・・(1)
これにより、チューブ10の最適形状を容易に設計可能となる。

以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、この発明の熱交換器用チューブが採用される熱交換器はコンデンサに限らず、ラジエータ、オイルクーラ、インタークーラ等の熱交換器に適用することもできる。
また、仕切り壁部10n以外の仕切り壁の壁部の形状、及び流通通路10cの形状は適宜設定できる。
実施例1の熱交換器用チューブが採用されたコンデンサを示す正面図である。 実施例1の熱交換器用チューブの横断面図である。 実施例1の熱交換器用チューブの要部拡大断面図である。 実施例1の作用を説明する図である。 設定値Xと破壊強度との関係を説明する図である。 設定値Xと重量との関係を説明する図である。 設定値Xと流通抵抗との関係を説明する図である。
符号の説明
1 コンデンサ
2、3 タンク
4 コア部
5 入力コネクタ
5a 入力ポート
6 出力コネクタ
6a 出力ポート
7、8 接続管
9 レシーバタンク
10 熱交換器用チューブ
10a 平坦壁部
10b 結合部
10c 仕切り壁部
10d 流通通路
10e 最外側流通通路
10f、10k、10m 頂点部分
10g 肉厚部分
10h 第1円弧部
10i 第2円弧部
10n 仕切り壁部
10p 斜辺
10q 底辺
11 フィン
12、13 レインフォース
14 チューブ
14a 最外側流通通路
14b 仕切り壁部
14c 肉厚部分

Claims (4)

  1. 偏平管状に形成され、その内部が、高さ方向で対向して平行配置された一対の平坦壁部と、該一対の平坦壁部の幅方向における両端同士を結合する結合壁部と、前記一対の平坦壁部間に跨る仕切り壁部によって区画され、複数の流通通路が前記幅方向に並んで形成された熱交換器用チューブにおいて、
    前記複数の流通通路のうち前記チューブの前記幅方向における両端に位置する最外側流通通路を、前記高さ方向および前記幅方向に平行な平面で切った断面が、前記チューブの前記幅方向における端部側である外側へ向けて突出した頂点部分を有する略三角形状となるように形成し、
    該略三角形状は、前記最外側流通通路の前記幅方向における内側端を形成する前記仕切り壁部の壁面を底辺部分とし、前記最外側流通通路の前記幅方向における外側端を形成する前記結合壁部の内壁面を前記突出した頂点部分としており、
    前記三角形状における前記底辺部と前記突出した頂点部分とを結ぶ斜辺部分が前記平坦壁部の外壁面に対して平行となる面部分を有しないようにし、前記斜辺部分で前記最外側流通通路を形成する壁部の前記高さ方向における厚みを、前記幅方向における内側から外側に行くに連れて次第に大きくするとともに、
    前記結合壁部の前記幅方向における外側端の外壁面に、前記高さ方向に延びる平坦面を形成した
    ことを特徴とする熱交換器用チューブ。
  2. 請求項1記載の熱交換器用チューブにおいて、
    少なくとも前記最外側流通通路と該最外側流通通路に隣接する前記流通通路との間に形成される前記仕切り壁部を前記高さ方向に沿って直線状に形成したことを特徴とする熱交換器用チューブ。
  3. 請求項1または2記載の熱交換器用チューブにおいて、
    前記最外側流通通路の前記略三角形状の各頂点部分を円弧状に形成し、
    前記突出した頂点部分を円弧状の第1円弧部と、該第1円弧部よりも小さな曲率を有して前記第1円弧部の両端に接続されるとともに前記斜辺部分に接続される第2円弧部で構成し、
    前記仕切り壁部の前記幅方向の板厚をT、前記突出した頂点部分における前記結合壁部前記幅方向端部側の前記高さ方向の板厚をA1とした場合に、2.2<A1/T<6.0、
    前記チューブの前記高さ方向の寸法をH、前記平坦壁部の前記高さ方向の板厚をSとした場合に、4.6<H/S<6.6、
    前記突出した頂点部分の前記第1円弧部と前記斜辺部分とが仮想交差する位置から、前記斜辺部分で前記最外側流通通路を形成する壁部の前記外壁面までの前記高さ方向の寸法をKとした場合に、1.4<K/S<2.4を満たし、
    記斜部分前記底辺部分とが仮想交差する位置から、前記斜辺部分で前記最外側流通通路を形成する壁部の前記外壁面までの前記高さ方向の寸法をB、前記チューブの前記幅方向の寸法をWとした場合に、次式(1)において1.8≦X≦4.0としたことを特徴とする熱交換器用チューブ。
    X=(1000×A1×B×S)/W・・・(1)
  4. 請求項1〜3のうちのいずれかに記載の熱交換器用チューブが該チューブの厚み方向に複数積層されたコア部と、
    前記各チューブの長手方向両端部が挿通し固定された一対のタンクを備えることを特徴とする熱交換器。
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