JP5321364B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像データを圧縮する画像処理装置等に関し、特に、ブロック単位で画像データを圧縮する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
画像データのフォーマットの1つとして高圧縮PDFというフォーマットが知られている。高圧縮PDFとは、画像データを高画質かつ高圧縮でファイル化する技術である。この技術は、絵柄領域と文字領域を判別して、それぞれに適した圧縮方式で圧縮することで高画質と高圧縮を実現している。
高圧縮PDFのファイル構成方法としては、例えば、以下のものが知られている。すなわち、高圧縮PDFのファイルは、
・絵柄領域(文字以外の領域)から構成される背景画像
・文字領域か非文字領域かを示すマスク画像
・文字領域の色を情報としてもつ前景画像
から構成されている。
ファイル構成は高圧縮PDFに共通であるが、圧縮機能を実現する際には、背景画像はJPEG、2値画像はMMR、前景画像はJPEGにより、それぞれ圧縮されることが一般的である。JPEGは、画像データの空間領域を周波数領域に変換してから量子化して圧縮する。一般的に、低周波成分の情報を残し、高周波成分の情報を大幅に削除して量子化を行う。自然画像において、背景画像の高周波成分には重要な情報は含まれていることが少ないことから、画像データを周波数成分に変換してから高周波成分の情報を量子化によって極力落として圧縮することは有用である。
また、文字の色は、文字のエッジで急峻に変わる部分であるが、文字のエッジ情報はマスク画像に持たせ、前景画像は、色情報を持つように構成される。すなわち、文字がないところはどんな色にしても問題ないことから、前景画像においては、文字を含む矩形領域の文字ではない領域に、前景画像の変化量が少なくなるように、文字の色の平均値が与えられている。このため、前景画像も急激に変わることは少ないため、画像データ(前景画像)を周波数成分に変換してから高周波成分の情報を量子化によって極力落として圧縮することは有用である。このように、背景画像、前景画像においてはJPEG圧縮を用いることで、圧縮率を高めることができる。
図1、2は、原稿と、背景画像、マスク画像及び前景画像の関係を模式的に説明する図の一例である。図1は一次元により、図2は二次元により、それぞれ説明した図である。図1では、背景画像と前景画像では、原稿に対し「Hi」の領域に、背景画素、及び前景画素があることを示し、マスク画像では原稿に対し「Hi」の領域は文字があることを、「Low」の領域は非文字であることを示す。したがって、背景画像では原稿の「絵柄」領域において「Hi」になり、マスク画像では原稿の「文字」領域で「Hi」になり、前景画像では原稿の文字のある領域で「Hi」となる。
図2では、赤文字と背景の原稿(図2(a))に対して、マスク画像は、原稿の「赤文字」領域が文字領域であることの情報を、原稿の「背景」領域が非文字領域であることの情報を、有している。前景画像は、原稿の全領域が赤色の文字であることの情報を有している。背景画像では、原稿の「赤文字」領域が白画素であることの情報を、原稿の「背景」領域が背景であることの情報を、有している。
また、赤文字と青文字の原稿(図2(b))に対して、マスク画像は、原稿の「赤文字」領域が文字領域であることの情報を、原稿の「青文字」領域が文字領域であることの情報を、有している。前景画像は、原稿の「赤文字」領域が赤色の文字であることの情報を、原稿の「青文字」領域が青色の文字であることの情報を、有している。背景画像は、原稿の全領域が白画素であることの情報を有している。
このように、文字のようにエッジが強い領域と背景のようにエッジの強度が不定の領域とで区別して保存することで高画質と高圧縮を実現している。
例えば、同様の技術として、画像の特徴に応じてエッジを強調する処理を施すことが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、高周波成分が意図的に付加された画像データに対して、ローパスフィルタ又は量子化等の符号化パラメータを制御することにより、高周波成分の特性を維持した圧縮符号化を図った画像処理装置が開示されている。
しかしながら、従来の圧縮技術には、復元時に文字の色が混じるという画質劣化が生じるケースがあるという問題がある。具体的には、異なる色の文字が隣接した領域で、互いの文字の色が影響し合い、原稿の元の色と異なる色になるという問題があった。上記のように文字の色の情報は、前景画像に格納されている。前景画像を圧縮する際に、高周波成分を大幅に削除すると、色の変化の激しい領域においては復元すると色が混在する。
図3(a)は、異なる色の文字が隣接した領域を含む画像データの一例を示す。また、図3(b)は、図3(a)の「I」の領域の前景画像の画素値の例を、図3(c)は「II」の領域の前景画像の画素値の例を、それぞれ説明する図の一例である。図3(b)に示すようにマスク画像が全体的に「赤」であれば、低周波数成分に有用な情報があり、高周波成分には有用な情報はないことになる。図3(c)に示すようにマスク画像が赤と青で区分されている場合、低周波数成分にも高周波成分にも有用な情報があることになる。
したがって、図3(a)のような原稿を高圧縮PDFにした場合、「I」の領域は均一な色からブロックが構成されるため、高周波成分を大きく削減しても、復元時に赤色以外の色が混ざる問題は生じない。一方、「II」のような複数の色が隣接した領域の場合、高周波成分を大きく削減すると、復元時に赤色と青色が混じることとなる。
文書中のほとんどの領域においては、文字の色に大きな変化があることは少ないが、例えば、見出しと本文で異なる色を割り当てたような場合、文字が隣り合う領域では、このような問題が生じる。
このような問題を生じさせないため、高周波成分の情報を多く残すと、圧縮率が下がりファイルサイズがその分増えてしまう。JPEGという圧縮形式では、DCT(Discrete Cosine Transform)により空間領域を周波数領域に変換してから、あらかじめ作成しておいた量子化テーブルを用いて量子化をする。量子化テーブルの作りによって高周波成分を削除しないようにすることが可能である。しかし、量子化テーブルは画像データ中のブロックごとに変えることはできないために、高周波成分が多く含まれるブロックだけ高周波成分の情報を多く残すことはできない。すなわち、「II」のような領域に対してのみ適切な量子化テーブルを適用することはできず、「I」のような高周波成分を削除しても問題がない領域にもその同じ量子化テーブルを適用せざるを得ない。
本発明は、上記課題に鑑み、異なる色の文字が隣接した領域が存在しても、ファイルサイズの増加を抑制して、復元時に生じる画質劣化を防止する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、入力された画像データから、文字領域の色画像データと、文字領域以外の文字以外画像データを分離して、画像データを圧縮する画像処理装置において、前記色画像データ、及び、前記文字以外画像データを、ブロック単位で周波数領域に変換する周波数変換手段と、周波数変換された前記色画像データの各ブロックについて、高周波成分情報が第1閾値より強いか否かを判定する高周波判定手段と、前記高周波判定手段によって高周波成分情報が第1閾値より強いと判定されたブロックを、低周波成分と高周波成分に分ける高周波成分出力手段と、低周波成分のブロックと高周波成分のブロックをそれぞれ別々に圧縮すると共に、前記文字以外画像データを圧縮する圧縮手段と、圧縮された、低周波成分と高周波成分の前記色画像データ及び前記文字以外画像データを含むファイルを出力する出力画像生成手段と、を有し、前記高周波判定手段は、前記色画像データの色の混在情報が第2閾値以上か否かを判定し、前記混在情報が第2閾値以上の場合、前記高周波成分出力手段は、高周波成分情報が第1閾値より強くなくても、ブロックを低周波成分と高周波成分に分ける、ことを特徴とする。
高周波判定手段によって高周波成分が閾値より強いと判定されたブロックを、低周波成分と高周波成分に分けて圧縮することで、高周波成分を復元できる。
異なる色の文字が隣接した領域が存在しても、ファイルサイズの増加を抑制して、復元時に生じる画質劣化を防止する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することができる。
原稿と、背景画像、マスク画像及び前景画像の関係を模式的に説明する図の一例である(一次元)。 原稿と、背景画像、マスク画像及び前景画像の関係を模式的に説明する図の一例である(二次元)。 異なる色の文字が隣接した領域を含む画像データの一例を示す図である。 JPEG符号化の流れを示す図の一例である。 DCT変換について説明する図の一例である。 高周波成分が強いブロックのJPEG符号化について説明する図の一例である。 復元化時の模式図の一例である。 高周波成分が弱いブロックのJPEG符号化について説明する図の一例である。 1ブロックのDCT変換結果から低周波成分と高周波成分に分けられた画像データの一例を示す図である。 図9の2つのDCT変換結果から画像データを復元する際における、各画像の対応例を示す図である。 図9の2つのDCT変換結果から画像データを復元する際における、各画像の対応例を示す図である。 2つ目のバリエーションにおける各情報を模式的に示す図の一例である。 デジタル式のカラー画像処理装置の概略構成を示したブロック図の一例である。 カラー画像処理装置のブロック図の一例である。 高周波判断を模式的に説明する図の一例を示す。 高周波成分が強く含まれるか否かの判断を模式的に説明する図の一例である。 高周波成分出力手段による前景ブロックの出力手順を示すフローチャート図の一例である。 各量子化テーブルを説明する図の一例である。 カラー画像処理装置のブロック図の一例である(実施例2)。 前景画像の高周波成分を背景ブロックにより出力する場合と、高周波前景ブロックにより出力する場合のトレードオフの関係を説明する図の一例である。 実施例1と2のどちらを選択すべきかの判断を模式的に示す図の一例である。 カラー画像処理装置のブロック図の一例である(実施例3)。 高周波成分出力手段による高周波成分が強いか否かの判定手順の一例を示すフローチャート図である。 画像データと有効な画素値がある有効画素領域の関係の一例を示す図である。 カラー画像処理装置のブロック図の一例である(実施例4)。 最小領域抽出手段が、高周波前景ブロックが形成する最外縁の矩形領域を決定する手順を示すフローチャート図の一例である。 、前景画像の高周波前成分が大きいブロックを模式的に示す図の一例である。 解像度を下げた前景画像の一例を示す図である。 画像データの復元を説明するための図の一例である
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
〔本実施形態の概略〕
まず、本実施形態の概略について説明する。本実施形態の画像処理装置は、JPEG、JPEG2000、JPEGXR、MPEG等のブロック単位で画像データを圧縮する圧縮形式において、高周波成分が強いブロックでは、高周波成分の情報を削除することなく別に保持することで、ファイルサイズの増加を抑制して文字の色混じりを防止する。
本実施形態の技術を説明する前に、JPEGという圧縮方式の原理について、式と図を用いて説明する。
図4は、JPEG符号化の流れを示す図の一例である。図4に示すように、JPEGによる符号化は、DCT(Discrete Cosine Transform)、量子化、ハフマン符号化というステップを有し、画像処理装置はこれらステップを経て画像データを圧縮する。
図5と式を用いて、DCT変換について説明する。符号化時のDCT計算結果は、以下の式で示される。
C=HXHt …(1)
X:元画像の画像信号(ブロック)の行列
H:離散コサイン変換行列
C:2次元DCT
Ht:Hの転置行列
また、復元は、以下の式で表される
X=HtCH …(2)
X:2次元IDCT
次に、本実施形態を適用したJPEG符号化について説明する。なお、JPEGでは、ハフマン符号化も圧縮手段の一部であるが、本実施形態ではハフマン符号化に触れないので、以降の説明では省略する。
本実施形態では、高周波成分が強いブロックと、そうではないブロックで処理を切り替える。
図6を用いて、高周波成分が強いブロックのJPEG符号化について説明する。高周波成分の強いブロックに対し、本実施形態ではDCT変換結果をC1(2次元DCT)とC2(2次元DCT)に分けて出力する。それぞれのDCT変換結果C1,C2は、別の量子化テーブル1,2で量子化され、別の画像情報として出力されることとなる。例えば、C1、C2は、次のようになる。
C1:前景画像の2次元DCT変換
C2:有用な高周波成分から構成される画像の2次元DCT変換
上記C1とC2を用いて、元画像は以下の式で復元が可能である。また、図7は、復元時の模式図の一例を示す。すなわち、画像データに付属された量子化テーブルからDCT結果を導出し、IDCTで元画像を復元する。
X=Ht(C1+C2)H
図8を用いて、高周波成分が弱いブロックのJPEG符号化について説明する。本実施形態では、高周波成分の弱いブロックに対し、DCT変換結果を分けて出力しない。
このため復元は、以下の式で表される。
X=XtC3H
C3:前景画像の2次元DCT変換
DCT変換結果を低周波成分と高周波成分とに分けるか否かは、元画像をブロックごとに周波数領域に変換した後に、高周波領域が強いブロックであるか否かを所定の値と比較することで判断する。高周波成分が強いと判断された場合、DCT変換後のブロックを二つに分けて、圧縮率を調整する量子化テーブルを、別々にして量子化を行う。この二つのDCT変換結果は、別々の画像情報として出力されることとなる。
本実施形態を適用すると前景画像に高周波成分を含ませないので、従来よりもファイルサイズは小さくなる。前景画像に高周波成分を含んだ高周波前景画像や背景画像のファイルサイズは、そのぶん大きくなるが一般的な文書では文字色の種類は少なく、さらに、小さいブロック内で文字の色が混在する頻度も一般的に少ないことから、符号化した高周波前景画像C2のファイルサイズもそれほど大きくなることはない。
上述したように、高周波成分が強いブロックのDCT変換結果を二つに分けたものは、それぞれ圧縮手段で圧縮され、別々の画像情報として出力される。この二つの画像情報には、以下のバリエーションが存在する。
(1)1つ目のバリエーションとしては、前景画像の高周波成分を高周波前景画像として出力し、前景画像の低周波成分を前景画像として出力する態様である。ここで、高周波前景画像とは、前景画像の高周波成分のみを画像化したもの(C2)である。
(2)2つ目のバリエーションとしては、前景画像の高周波成分を背景画像として出力し、前景画像の低周波成分を前景画像として出力する態様である。
以下に、1つ目のバリエーションについての、作用効果を説明する。
図9は、1ブロックのDCT変換結果から低周波成分と高周波成分に分けられた画像データの一例を示す図である。図9の左側のブロックは、1ブロックのDCT変換結果を表し、右下に行くにつれ高周波成分となり、左上に行くにつれ低周波成分となるように表現するものとする。
JPEGでは、8×8単位で圧縮するので、それに応じて8×8のDCT変換結果が出力される。左上の1要素がDC成分、それ以外は右、下、それぞれに進むにつれて、AC成分の第一周波数成分、第二周波成分、、、のようにして表現される。
これは8×8の行列であるので、二つの行列に分解することができる。低周波成分だけを取り出した行列では高周波領域を「0」に、高周波成分だけを取り出した行列では低周波領域を「0」にする。2つのDCT変換結果は、それぞれ別の量子化テーブルで圧縮されることとなる。高周波成分を持つ図9の右側のDCT変換結果は、高周波成分を保持するような量子化テーブルにて圧縮をする。
なお、復元時は、マスク画像が「1」である画素位置に対応する前景画像と高周波前景画像を参照して、足したものを復元時の画素値とすればよい。
図10、11は、図9の2つのDCT変換結果から画像データを復元する際における、各画像の対応例を示す図である。図10は高周波成分が強いブロックを、図11は高周波成分が弱いブロックを、それぞれ示す。いずれの場合も、マスク画像が「1」の前景画像と高周波前景画像を足したものを、復元時の画素値とすることができる。こうすることで、高周波成分が強いブロックは図10のように、前景画像と高周波前景画像との和になり、高周波成分が弱いブロックは、図11のように、前景画像と高周波前景画像との和をとっても、前景画像だけから復元される。
次に、2つ目のバリエーションについての、作用効果を説明する。上述したように、背景画像は前景画像よりも、一般的に解像度が高く設定される。そのため、高周波成分の大きさに応じて、背景画像に前景画像の高周波成分を持たせれば、解像度の高い情報が保てることとなる。
図12は、2つ目のバリエーションにおける各情報を模式的に示す図の一例である。この場合、解像度変換前の前景画像の対応するブロックにおいて、高周波成分が強いものに関しては、背景画像と高周波前景画像の圧縮率調整の違いを利用して、背景として出力することでより有用な高周波成分の情報が保てる。
復元は、マスクが1である画素に関して、背景画像を参照し、前景画像と足し合わせることとなる。なお、当然ながら、背景画像の不可視領域、つまり文字の画素に対応する背景画像の領域は、値を「0」にしておく。
〔カラー画像処理装置100のハードウェア構成〕
図13は、本実施形態に係るデジタル式のカラー画像処理装置100の概略構成を示したブロック図である。カラー画像処理装置100が複写機として動作する場合、スキャナ12は原稿11から画像データを読み取り、当該画像データ(アナログ信号)をデジタルデータに変換して出力する。スキャナ補正部13は、後で述べるように、スキャナ12で読み取った画像データ(デジタルデータ)について、画像領域を文字・線画や写真などに分類したり、原稿画像のRGBデータをフィルタ処理などの画像処理を施す。圧縮処理部14は、スキャナ補正後のRGB各8bit画像データとエッジ文字領域信号(1bit)、色領域信号(1bit)を圧縮処理して、汎用バスにデータを送出する。圧縮後の画像データは汎用バスを通って、コントローラ20に送られる。コントローラ20は図示しない半導体メモリを持ち、送られたデータを蓄積するようになっている。蓄積データには、書誌情報として画像サイズや読み取った原稿11の種類も記録される。
なお、ここでは画像データに対し圧縮を施すとしたが、汎用バスの帯域が十分に広く、蓄積するHDD(ハードディスクドライブ)15の容量が大きければ、非圧縮の状態でデータを扱っても良い。
コントローラ20は、カラー画像処理装置100の全体を統括的に制御するマイコンを実体とする。コントローラ20は、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェイス及びASIC等を有する。
次にコントローラ20は、HDD15の画像データを、汎用バスを介して伸張処理部19に送出する。伸張処理部19は圧縮処理されていた画像データを元のRGB各8bitデータとエッジ文字領域信号(1bit)、色領域信号(1bit)に伸張し、プリンタ補正部18に送出する。プリンタ補正部18では、RGB画像データを色補正処理部にてYMCBkデータに変換して、エッジ文字領域信号であり色領域信号でない部分は、黒文字としてBkの単色データに置き換える。さらにγ補正処理、中間調処理などが行われ、プロッタ17の明暗特性の補正処理や階調数変換処理を行う。ここでの階調数変換処理では、誤差拡散やディザ処理を用いて各色8bitから2bitへと画像データの変換を行う。プロッタ17はレーザービーム書き込みプロセスを用いた転写紙印字ユニットで、2bitの画像データを感光体に潜像として描画し、トナーによる作像/転写処理後、転写紙にコピー画像16を形成する。
また、カラー画像処理装置100が、ネットワークを介してPC22に画像データを配信する配信スキャナ12として動作する場合は、画像データは汎用バスを通って、コントローラ20に送られる。コントローラ20では、色変換処理、フォーマット処理などが行われる。階調処理では配信スキャナ動作時のモードに従った階調変換処理を行う。フォーマット処理では、JPEGやTIFFやPDF形式への汎用画像フォーマット変換などを行う。
HDD15には本実施形態の圧縮を実現するプログラム23が記憶されている。コントローラ20のCPUはプログラム23を実行して、下記の実施例の処理を画像データに施す。これにより、フォーマット処理が実行される。プログラム23は、記憶媒体25に記憶された状態で配布され、記憶媒体I/F24に記憶媒体25が装着されると、HDD15にインストールされる。また、プログラム23は、NIC21を介して不図示のサーバからHDD15にインストールされてもよい。
その後、画像データはNIC(ネットワーク・インタフェース・コントローラ)21を介して外部のPC22に配信される。本実施形態の画像圧縮技術は、主に配信時の圧縮に適用される。
また、カラー画像処理装置100が、ネットワークを介して、PC22からプリントアウトするプリンタとして動作する場合、コントローラ20は、NIC21を介して受信したデータから、画像及びプリント指示するコマンドを解析する。コントローラ20は、画像データとして印刷できる状態にビットマップ展開して、展開したデータを圧縮してデータを蓄積する。蓄積されたデータは随時大容量の記憶装置であるHDD15に書き込まれる。画像データを蓄積する時に、後述する書誌情報もHDD15に書き込む。
次にコントローラ20は、HDD15の画像データを、汎用バスを介して伸張処理部19に送出する。伸張処理部19は圧縮処理されていた画像データを元の8bitデータに伸張し、プリンタ補正部18に送出する。プリンタ補正部18では、RGB入力ならば、色補正処理部にてYMCBkデータに変換をする。次にYMCBkそれぞれ独立にγ補正処理、中間調処理などが行われ、プロッタ17の明暗特性の補正処理や階調数変換処理を行う。ここでの階調数変換処理では、誤差拡散やディザ処理を用いて8bitから2bitへと画像データの変換を行う。プロッタ17はレーザービーム書き込みプロセスを用いた転写紙印字ユニットで、2bitの画像データを感光体に潜像として描画し、トナーによる作像/転写処理後、転写紙にコピー画像16を形成する。
デジタルのカラー画像処理装置100においては、一般に原稿11をスキャナ12により読み取り、画像データをデジタルデータに変換するとともに、原稿11の画像領域(像域)を、異なる特徴を有する領域に分類(像域分離)する。注目画素がそのいずれの領域に属するものか、判定された結果に従い、画像データに対して種々の画像処理を施す。これにより、出力画像の画像品質を大きく向上させられる。
本実施例では、1つ目のバリエーションについて説明する。
図14は、本実施例のカラー画像処理装置100のブロック図の一例を示す。例えば、スキャナ12から画像データがコントローラ20に入力される。コントローラ20の図示しない分離部によって、背景画像、前景画像の二つの画像が生成される。また、コントローラ20は文字領域を認識してマスク画像を生成する。
コントローラ20は、背景画像、前景画像に対し所定のブロック毎に圧縮処理を施す。前景ブロック、背景ブロックは、このブロックに分割された前景画像と背景画像である。周波数変換手段31は、DCT(離散コサイン変換)を利用しており、これには公知の技術を利用できる。DCTは、画像データの空間的な冗長成分を取り除いて画像データを圧縮する直交変換の一手法である。8×8画素のブロックに対し、8×8画素のブロックを階調(輝度)から、周波数に変換する。ブロックの各画素の値を(i,j)とした場合(i=0〜7、j=0〜7)、DCTによる各要素の変換結果Tijは、
Tij=√(2/N)・ki・cos{(i−1)(j−1/2)/N}・π}
ただし、ki=1/√2(i=0) or 1(iが0以外)
実際には、Tijから離散コサイン変換行列Xを求めておくことで、式(1)でDCT変換することができる。図示するように、前景ブロックのDCT変換結果は高周波判断手段32に送出され、背景ブロックのDCT変換結果は圧縮手段34に送出される。
高周波判断手段32は、高周波と判断されたブロックについては、高周波成分出力手段33が、前景ブロックと高周波前景ブロックとして出力する。
<高周波成分が強いか否かの判断>
図15は、高周波成分が強く含まれるか否かの判断を模式的に説明する図の一例を示す。
DCT変換により、8×8画素の画素値は、左上ほど低周波で右下ほど高周波の周波数領域に変換される。そこで、図示するように、左上から所定領域を低周波領域に、残りを高周波領域に区分する。低周波領域は例えば2×2〜7×7等の領域であり、縦横の比が異なっていてもよい。
高周波領域の各セルの値が大きいほど、高周波成分が大きいことになる。このため、高周波判断手段32は、予め記憶している基準テーブルの各要素の値と、高周波領域の各要素の値を比較する。なお、基準テーブルは、高周波領域の大きさをカバーするように作られている。
図16は、高周波判断手段32が、高周波成分が強く含まれるか否を判断する手順を示すフローチャート図の一例である。高周波判断手段32は、前景ブロックごとに、図16の手順を施す。
まず、高周波判断手段32は、高周波判断の結果を格納するフラグ又は変数Resを初期化する(S10)。初期値は「0」である。
ついで、高周波判断手段32は、高周波領域の全ての要素の値と、対応する基準テーブルの要素の値を比較する(S20)。高周波領域の要素の値が、基準テーブルの要素の値よりも大きい場合(S20のYes)、高周波判断手段32はフラグResに「1」を設定する(S30)。すなわち、高周波領域の要素の値が1つでも、基準テーブルの要素の値より大きければ、高周波成分が強いとみなす。なお、この判定は一例に過ぎず、高周波領域の要素の値の全てが、基準テーブルの要素の値より大きい場合に、高周波領域が強いとみなしてもよいし、例えば半数以上の要素の値が、基準テーブルの要素の値より大きい場合に、高周波領域が強いとみなしてもよい。
高周波判断手段32は、判定結果であるフラグResを高周波成分出力手段33に送出する。
<高周波成分の出力>
図14に戻り、高周波成分出力手段33は、フラグResの値に基づき前景ブロックを、そのまま前景ブロックとして、又は、高周波前景ブロックとして、圧縮手段34に出力する。
図17は、高周波成分出力手段33による前景ブロックの出力手順を示すフローチャート図の一例である。
高周波成分出力手段33は、ブロック毎にフラグResを参照し、「1」か「0」かを判定する(S110)。
フラグResが「0」の場合、高周波成分出力手段33は、前景ブロックをそのまま圧縮手段34に出力する(S120)。フラグResが「1」の場合、高周波成分出力手段33は、前景ブロックと高周波前景ブロックを圧縮手段34に出力する(S130)。高周波前景ブロックは高周波成分出力手段33が生成したものであり、高周波成分出力手段33が出力する時点では低周波領域に「0」が、高周波領域には高周波成分がそれぞれ設定されている。
<圧縮符号化>
図14に戻り、圧縮手段34は、前景ブロックと高周波前景ブロックとで異なる量子化テーブルを適用して量子化する。また、圧縮手段34は、背景ブロックを量子化する。
JPEGでの量子化は、8×8の量子化テーブルを利用して行われる。具体的には、量子化テーブルの値で、対応するDCT変換結果の値を除した整数部分が量子化結果となる。したがって、量子化テーブルの値が小さいと、DCT変換されたブロックの情報が保たれる傾向になり、量子化テーブルの値が大きいと、DCT変換されたブロックの情報が削減される傾向になる。
図18は、各量子化テーブルを説明する図の一例である。背景ブロック用の量子化テーブル1は、高周波成分を大幅に量子化する公知のものである。前景ブロック用の量子化テーブル2は、公知ものであるが、一般的に、背景ブロック用の量子化テーブルよりも高周波成分は大幅に量子化するように設計されている。
高周波前景ブロック用の量子化テーブル3は、高周波成分を残すように構成されたテーブルである。すなわち、この量子化テーブル3は、異なる色の文字が隣接した領域で色が混ざらないように、高周波成分が保存されるように設計されている。逆に、高周波前景ブロック用の量子化テーブル3は、低周波成分は不要なので削除するように設計されている。
圧縮手段34は、前景ブロック用の量子化テーブル1を前景ブロックに適用して、前景ブロックを量子化する。また、圧縮手段34は、背景ブロック用の量子化テーブル2を背景ブロックに適用して、背景ブロックを量子化する。また、圧縮手段34は、前景ブロック用の量子化テーブル1を適用して、前景ブロックを量子化する。
また、高周波前景ブロックが出力されている場合、圧縮手段34は、高周波前景ブロック用の量子化テーブル3を高周波前景ブロックに適用して、量子化された高周波前景ブロックを生成する。
以上の処理により、圧縮手段34は、高周波成分が少ないと判定されたブロックついては、前景ブロックと背景ブロックを生成する。また、圧縮手段34は、高周波成分が強いと判定されたブロックついては、前景ブロック、背景ブロック及び高周波前景ブロックを生成する。したがって、高周波前景ブロックについては、図9のように1ブロックのDCT変換結果を低周波成分と高周波成分に分けることができた。
また、圧縮手段34は、生成した、前景ブロック、背景ブロック及び高周波前景ブロックをそれぞれハフマン符号化する。ハフマン符号化は公知であるので簡単に説明する。圧縮手段34は、各ブロックからDC成分だけを取り出し、隣接するDC成分同士の差分を求める。そして、差分に対応づけられたハフマン符号を抽出し、それに付加ビットを加えて、DC成分を符号化する。また、圧縮手段34は、各ブロックのAC成分をジグザグスキャンしてゼロのランレングスと有効係数(AC成分)の組み合わせに対応づけられたハフマン符号を抽出する。
そして、図14の出力画像生成手段35は、各ブロックの圧縮結果(背景ブロック、前景ブロック、高周波前景ブロック、マスク画像(不図示))を一つの画像情報(ファイル)として出力する。
以上のようにして、高周波成分が多く含まれるブロックの前景画像に高周波成分の情報を多く残すことができた。高周波前景ブロックの分だけ、圧縮画像データのファイルサイズが大きくなるが、前景画像に高周波成分が多く含まれることはまれなので、ファイルサイズの増大は最小限に抑制できる。
復元時には、図7に示したように、復元手段が、前景ブロックは、前景ブロック用の量子化テーブル1を用いてDCT変換結果を復元し、高周波前景ブロックは、高周波前景ブロック用の量子化テーブル3を用いてDCT変換結果を復元する。そして、両者を足し合わせたDCT変換結果を逆DCT変換することで、元の前景画像が得られる。
本実施例によれば、異なる色の文字が隣接した領域が存在しても、ファイルサイズの増加を抑制して、復元時に生じる画質劣化を防止することができる。
本実施例では2つ目のバリエーションについて説明する。
図19は、本実施例のカラー画像処理装置100のブロック図の一例である。図19において図14と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。上述したように、前景画像に高周波成分が多く含まれている場合、本実施例のカラー画像処理装置100は、前景画像の高周波成分を背景ブロックとして出力する。
図19のカラー画像処理装置100は解像度変換手段36を有する。ここでは高解像度から低解像度に変換するので、例えば、単純に画素に間引きしてもよいし、4×4等のブロック毎に平均化した画素値で低解像度に変換してもよい。解像度変換手段36は、例えば、300dpiの前景画像を75dpiの前景画像に変換し、同じく300dpiの背景画像を150dpiの背景画像に変換する。このように、背景画像の方が前景画像よりも高い解像度に設定されることが多い。
そして、本実施例では、解像度を変換する前の前景画像(前景ブロック)が周波数変換手段31に送出される。この前景画像は、背景ブロックとして出力されるためと、背景ブロックとして出力するか、高周波成分前景ブロックとして出力すべきかを判定するために用いられる。
周波数変換手段31は、実施例1と同様に、前景ブロックと背景ブロックをそれぞれDCT変換する。高周波判断手段32は、前景ブロックをブロック毎に高周波成分が大きいか否かを判定する。高周波成分出力手段33は、高周波成分が少ない前景ブロックについて、そのまま前景ブロックとして出力する。
また、高周波成分出力手段33は、高周波成分が大きい前景ブロックについて、そのまま前景ブロックとして出力すると共に、背景ブロックとして出力する。この前景ブロックは、解像度が変換された後の前景ブロックである。また、背景ブロックの要素には、解像度が変換される前の前景ブロックの要素が格納される。
圧縮手段34は、前景ブロック用の量子化テーブル1により前景ブロックを量子化する。また、圧縮手段34は、周波数変換手段31から送出された背景ブロックと高周波成分出力手段33が出力した背景ブロックを足し合わせる。なお、周波数変換手段31から送出された背景ブロックにおいて、背景画像の不可視領域、つまり文字の画素に対応する背景画像の領域は、値を「0」にしておく。
そして、圧縮手段34は、足し合わせて得られた背景ブロックを背景ブロック用の量子化テーブル2により量子化する。こうすることで、高周波成分が強い前景ブロックの高周波数領域が背景ブロックに量子化される。
このようにして、図12に示したように、背景画像に、高周波成分が強い前景ブロックが、高解像度で含まれることになる。なお、背景ブロック用の量子化テーブル2により、高周波成分は、前景ブロックほどではないが除去される。
したがって、高周波成分が強い前景ブロックについて、低周波成分は前景ブロックにより出力され、高周波成分は背景ブロックにより高解像度に出力された。
復元時は、復元手段が、文字の有無を指定するマスク画像を参照して、文字がある領域は、前景ブロックだけでなく、背景ブロックを復元する。そして、前景ブロックと背景ブロックの2つの復元結果を足し合わせる。こうすることで、低周波成分と高周波成分(高解像度成分)を復元できる。
〔2つの出力方法の選択について〕
ここで、本実施例のように背景ブロックとして出力することと、実施例1のように高周波前景ブロックとして出力することの効果の違いを説明する。上述したように、一般的な画像圧縮では背景画像の方が前景画像よりも高い解像度に設定されている。そのため、前景ブロックを背景ブロックとして出力すると、より高周波領域の解像力が高くなる。
一方、高周波前景ブロックとして出力すると、解像度は前景画像と同等以下であると仮定する限り、解像力は背景ブロックとして出力するよりも低いこととなる。
また、圧縮率を調整する量子化テーブルで量子化した結果を比較する。背景画像は、一般的には絵柄を圧縮する量子化テーブルで圧縮されるため、高周波領域の情報は大きく削減される。一方、高周波前景ブロックとして出力されれば、高周波領域の情報を保持するように量子化テーブルが設計されているため、情報は大きく損なわれない。
図20は、前景画像の高周波成分を背景ブロックにより出力する場合と、高周波前景ブロックにより出力する場合のトレードオフの関係を説明する図の一例である。すなわち、背景ブロックにより出力した場合、解像度は高いが量子化により高周波成分の情報が削除される。高周波前景ブロックにより出力した場合、解像度は低いが量子化時に高周波成分の情報を保持しやすい。
このトレードオフの関係について、DCT変換前の前景ブロックをDCT変換した結果の高周波成分の強さから、どちらを選択すべきか(高周波成分の保存と高解像に前景ブロックの保存のどちらが優位であるか)を判断可能である。
図21は、実施例1と2のどちらを選択すべきかの判断を模式的に示す図の一例である。
(S1)判定手段37は、解像度の変換後のブロックに対応した解像度の変換前の複数のブロック内の値の平均値を算出する。図21では、元の前景画像を50%にしたので、解像度の変換前のブロックは4つになっている。判定手段37はこの4つのブロック毎に値(画素値)の平均値を算出する。
(S2)次に、判定手段37は、ブロック毎の平均値の最大値と最小値を抽出し、「最大値−最小値」と閾値1を比較する。閾値1は、4つのブロックの画素値の変化が大きいか否かを判定する指標であり、実験的に定めておくことができる。
閾値1よりも「最大値−最小値」が大きい場合、ステップS3に進む。これは、4つのブロックの画素値の変化が大きくない場合、高解像度に前景ブロックを保存する必要はないからである。したがってこの場合、判定手段37は、高周波成分が強い前景ブロックを、高周波前景ブロックとして出力すると判断する。逆に、閾値1よりも「最大値−最小値」が大きい場合、判定手段37は、背景ブロックとして出力することに意味があると仮判断する。
(S3)判定手段37は、周波数変換手段31に、各ブロックにDCTを施すよう要求する。この結果、各ブロックがDCT変換される。
(S4)判定手段37は、圧縮手段34に、各ブロックを背景ブロック用の量子化テーブル2を適用して量子化するよう要求する。この結果、各ブロックの高周波成分はある程度除去される。
(S5)判定手段37は、量子化された各ブロックについて、それぞれ高周波領域にある値の平均を算出する。一度に全ブロックの高周波領域の平均を求めても、ブロック毎に高周波領域の平均を求めてブロック間の平均を算出してもよい。
(S6)次に判定手段37は、解像度変換されたブロックに対し、DCT変換するよう周波数変換手段31に要求する。
(S7)判定手段37は、DCT変換結果の高周波成分の平均を算出する。
(S8)判定手段37は、ステップS5の平均とステップS7の平均を比較する。この結果、ステップS5の平均の方が大きい場合、背景ブロック用の量子化テーブル2で量子化しても高周波成分に大きな値が含まれることになるので、判定手段37は背景ブロックとして出力することが有効であると判定する。
ステップS7の平均の方が大きい場合(以上の場合)、解像度を変換してもDCT変換した時点で高周波成分が強いことになるので、判定手段37は高周波前景ブロックとして出力することが有効であると判定する。
以上の結果から、判定手段37は、高周波成分出力手段33に、前景ブロックの高周波成分を、高周波前景ブロックとして出力するか、背景ブロックとして出力するかを指示する。
このように、情報をより多く保存できる方はどちらかという観点から、高周波前景ブロックとして出力するか、背景ブロックとして出力するかを選択できる。
本実施例では、高周波数判断手段32による判断を補足して、高周波前景ブロックを出力するカラー画像処理装置100について説明する。
図22は、本実施例のカラー画像処理装置100のブロック図の一例である。図22において図19と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。
図22では、高周波成分出力手段33に、周波数変換後の前景ブロックが入力される。高周波成分出力手段33は、ブロック内の画素の色の違いが大きい場合、高周波成分が強いブロックと判断して、高周波前景ブロックとして出力する。したがって、前景ブロックの隣接した領域の色が変化しているような場合に、前段の高周波判断手段32で高周波成分が大きいとみなされなかったブロックの高周波成分を保存できる。
なお、本実施形態においても、判定手段37が背景ブロックとして出力すべきか、高周波前景ブロックとして出力すべきかを判定している。そして、判定手段37は、背景ブロックとして出力することが有効であると判定すると、フラグResに「2」を設定し、高周波前景ブロックとして出力することが有効であると判定すると、フラグResに「1」を設定する。判定手段37による判定は、高周波成分出力手段33による判定よりも優先されるものとする。
図23は、本実施例における高周波成分出力手段33による高周波成分が強いか否かの判定手順の一例を示すフローチャート図である。
まず、高周波成分出力手段33は、変数Max、Minを初期化する(S210)。変数Maxの初期値は「0」、Minの初期値は「255」である。
高周波成分出力手段33は、周波数変換前の全ての要素について、以下の処理を繰り返す。
高周波成分出力手段33は、変数Maxが画素値より小さいか否かを判定し(S220)、変数Maxが画素値より小さい場合に、変数Maxに画素値を設定する(S230)。こうすることで、変数Maxには、周波数変換前の全ての要素のうち、最も大きい画素値が設定される。
同様に、高周波成分出力手段33は、変数Minが画素値より大きいか否かを判定し(S240)、変数Minが画素値より大きい場合に、変数Minに画素値を設定する(S250)。こうすることで、変数Minには、周波数変換前の全ての要素のうち、最も小さい画素値が設定される。
そして、高周波成分出力手段33は、変数Maxの値が「Min+閾値2」より大きいか否かを判定する(S260)。この閾値2は、MinとMaxの差が充分に大きいことを判定するための値が設定されている。
高周波成分出力手段33は、変数Maxの値が「Min+閾値2」より大きい場合(S260のYes)、フラグResに「1」を設定する(S270)。以上から、周波数変換前の前景ブロックの色の変化が大きい場合、Resに「1」が設定された。
これにより、フラグResには「0」「1」「2」のいずれかの値が設定されるので、高周波成分出力手段33は、フラグResの値に応じて、前景ブロックの出力態様を切り替える。すなわち、周波数変換手段31は、フラグRes=「0」の場合、前景ブロックとして出力し(S280)、フラグRes=「1」の場合、高周波前景ブロックとして出力し(S290)、フラグRes=「2」の場合、背景ブロックとして出力する(S300)。
本実施例によれば、前景ブロックの高周波成分では高周波成分が強いと判定されなかった場合でも、周波数変換前の画素値から色の差が大きい場合に、高周波成分を保存することができる。
本実施例では、高周波前景ブロックを出力する領域を制限することで、高周波前景画像のファイルサイズを削減するカラー画像処理装置100について説明する。
図24は、画像データと高周波前景ブロックの位置関係の一例を示す図である。例えばA4などの元の原稿11をスキャナ12で読み取ると画像データの大きさはA4と同程度の大きさになる。しかし、原稿11の全面に文字が存在しても、前景画像に高周波成分が含まれる高周波前景ブロックはごく一部にしか存在しない。図24では、4つの高周波前景ブロックが散在している。
このような原稿11に対して、例えば、カラー画像処理装置100は、高周波前景ブロックが形成する最外縁の矩形領域を前景画像の圧縮画像の生成対象に制限する。すなわち、図24では、点線外の領域で高周波前景画像が出力されることはない。
図25は、本実施例の符号圧縮全体のブロック図の一例を示す。図25において図14と同一部には同一の符号を付しその説明は省略する。図25では、最小領域抽出手段38を有する。
最小領域抽出手段38は、高周波判断手段32が判定した高周波前景ブロックが形成する最外縁の矩形領域を決定する。そして、最小領域抽出手段38は、圧縮手段34に矩形領域内でのみ高周波前景ブロックを圧縮するよう供給し、また、矩形領域の内側の画像データだけをファイルに含むように出力画像生成手段35に要求する。
図26は、最小領域抽出手段38が、高周波前景ブロックが形成する最外縁の矩形領域を決定する手順を示すフローチャート図の一例を示す。
最小領域抽出手段38は、まず初期値を変数にセットする(S310)。変数は、それぞれ最外縁の左端、右端、上端、下端、を格納する。また、初期値は画像データの四隅の座標である。なお、座標は、図示するように、左上を原点とする。したがって、最小領域抽出手段38は、左端=横方向の座標の最大値、右端=横方向の座標の最小値、上端=上下方向の座標の最大値、下端=上下方向の座標の最小値、を設定する。
そして、最小領域抽出手段38は、左端の値が高周波前景ブロックの最も左の座標より大きいか否かを判定する(S320)。この判定は必ずNoになり、最小領域抽出手段38は、変数である左端に、高周波前景ブロックの最も左の座標を設定する(S330)。
最小領域抽出手段38は、上端の値が高周波前景ブロックの最も上の座標より大きいか否かを判定する(S340)。この判定は必ずNoになり、最小領域抽出手段38は、変数である上端に、高周波前景ブロックの最も上の座標を設定する(S350)。
最小領域抽出手段38は、右端の値が有効画素領域の最も右の座標より大きいか否かを判定する(S360)。この判定は必ずNoになり、最小領域抽出手段38は、変数である右端に、高周波前景ブロックの最も右の座標を設定する(S370)。
最小領域抽出手段38は、下端の値が高周波前景ブロックの最も下の座標より大きいか否かを判定する(S380)。この判定は必ずNoになり、最小領域抽出手段38は、変数である下端に、高周波前景ブロックの最も下の座標を設定する(S390)。
最小領域抽出手段38は、左端、右端、上端、下端に格納された座標で囲まれる矩形領域の座標を、圧縮手段34に送出する(S400)。これにより、圧縮手段34は、矩形領域内でのみ高周波前景ブロックを圧縮する。したがって、出力画像生成手段35は、入力された画像データのうち、矩形領域内のみで高周波前景画像を含むファイルを出力する、
本実施例によれば、高周波前景画像が含まれる領域でのみ高周波前景画像を生成すするので、出力される画像データのファイルサイズを削減することができる。
本実施例では、高周波前景ブロックの解像度を下げることでファイルサイズを低減するカラー画像処理装置100について説明する。機能ブロック図は実施例1〜4のいずれのものを利用してもよい。
図27は、前景画像の高周波前成分が大きいブロックを模式的に示す図の一例である。原稿中に異なる色の文字が少ないケース、又は、色の異なる文字の境界が散在しているケース等では、高周波前景ブロックが散在する。前景画像として必要なデータは、高周波成分の強いブロックのみであるため、これらのブロック間の距離が離れている場合には、前景画像の解像度を下げることで画像データ全体としてのファイルサイズを下げることができる。
図27では、横方向に、ブロック4とブロック1は16画素、ブロック1とブロック2は80画素、ブロック2とブロック3,5は32画素、離れている。同様に、縦方向に、ブロック1とブロック3は24画素、ブロック3とブロック2は48画素、ブロック2とブロック4は48画素、ブロック4とブロック5は8画素、離れている。
図28は、解像度を下げた前景画像の一例を示す図である。解像度の下げ方としては、高周波前景ブロックが途中で分割されず、かつ、統合されないことが好ましい。このため、散在している高周波前景ブロック間の距離の最大公約数でブロックを再構成する(解像度を下げる)。横方向の距離、16、80、32の最小公約数は「16」である。縦方向の距離24、24、48、8の最大公約数は「8」である。
したがって、出力画像生成手段35は、横方向に16画素、縦方向に8画素を1つのブロックであることを、周波数変換手段31と圧縮手段34に通知する。この情報に基づき、周波数変換手段31は、横方向に16画素、縦方向に8画素を1ブロックとして前景ブロックをDCT変換する。なお、高周波成分が強いか否かに関係なく、前景画像は8×8画素のブロックで量子化される。
圧縮手段34は高周波前景ブロック用の量子化テーブル3を用いて、解像度の低いブロックを量子化し、次いでハフマン符号化する。こうすることで、高周波前景画像だけ解像度を下げ、圧縮できる。
しかしながら、一方、高周波前景画像は解像度が低いために、本来は高周波領域が強くない領域(元の8×8の領域)においても、"0"とはなっていないという不都合が生じる。このため、復元の際に以下のように処理する。
図29は画像データの復元を説明するための図の一例である。図示するように高周波前景ブロックには、高周波成分の情報が入っている領域と、入っていない領域が存在することになる。このため、前景ブロックと高周波前景ブロックの値を足すと、元の画像データと異なる画像データが復元される。
そのため、復元時は、前景ブロックで高周波領域が"0"であるところだけ、高周波前景ブロックとの和をとる。ただし、前景ブロックにすべての周波数領域の情報が入っている場合には、高周波成分のいずれかの値(例えば、第八周波数成分)を0以外になるようにし、高周波前景ブロックとの和を取るか否かを区別する必要がある。
本実施例によれば、解像度を下げることで圧縮した画像データ全体としてのファイルサイズを下げることができる。
12 スキャナ
13 スキャナ補正部
14 圧縮処理部
15 HDD
17 プロッタ
18 プリンタ補正部
19 伸張処理部
20 コントローラ
21 NIC
22 PC
23 プログラム
24 記憶媒体I/F
25 記憶媒体
100 カラー画像処理装置
特開2007−214904号公報

Claims (6)

  1. 入力された画像データから、文字領域の色画像データと、文字領域以外の文字以外画像データを分離して、画像データを圧縮する画像処理装置において、
    前記色画像データ、及び、前記文字以外画像データを、ブロック単位で周波数領域に変換する周波数変換手段と、
    周波数変換された前記色画像データの各ブロックについて、高周波成分情報が第1閾値より強いか否かを判定する高周波判定手段と、
    前記高周波判定手段によって高周波成分情報が第1閾値より強いと判定されたブロックを、低周波成分と高周波成分に分ける高周波成分出力手段と、
    低周波成分のブロックと高周波成分のブロックをそれぞれ別々に圧縮すると共に、前記文字以外画像データを圧縮する圧縮手段と、
    圧縮された、低周波成分と高周波成分の前記色画像データ及び前記文字以外画像データを含むファイルを出力する出力画像生成手段と、を有し、
    前記高周波判定手段は、前記色画像データの色の混在情報が第2閾値以上か否かを判定し、
    前記混在情報が第2閾値以上の場合、前記高周波成分出力手段は、高周波成分情報が第1閾値より強くなくても、ブロックを低周波成分と高周波成分に分ける
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 入力された画像データから、文字領域の色画像データと、文字領域以外の文字以外画像データを分離して、画像データを圧縮する画像処理装置において、
    前記色画像データ、及び、前記文字以外画像データを、ブロック単位で周波数領域に変換する周波数変換手段と、
    周波数変換された前記色画像データの各ブロックについて、高周波成分情報が第1閾値より強いか否かを判定する高周波判定手段と、
    前記高周波判定手段によって高周波成分情報が第1閾値より強いと判定されたブロックを、低周波成分と高周波成分に分ける高周波成分出力手段と、
    低周波成分のブロックと高周波成分のブロックをそれぞれ別々に圧縮すると共に、前記文字以外画像データを圧縮する圧縮手段と、
    圧縮された、低周波成分と高周波成分の前記色画像データ及び前記文字以外画像データを含むファイルを出力する出力画像生成手段と、
    高周波成分情報が第1閾値より強いと判定されたブロックを最小限に含む画像データの最小領域を抽出する最小領域抽出手段と、を有し、
    前記出力画像生成手段は、入力された画像データのうち、前記最小領域内の高周波成分だけを前記色画像データをファイルに含める、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 入力された画像データから、文字領域の色画像データと、文字領域以外の文字以外画像データを分離して、画像データを圧縮する画像処理装置において、
    前記色画像データ、及び、前記文字以外画像データを、ブロック単位で周波数領域に変換する周波数変換手段と、
    周波数変換された前記色画像データの各ブロックについて、高周波成分情報が第1閾値より強いか否かを判定する高周波判定手段と、
    前記高周波判定手段によって高周波成分情報が第1閾値より強いと判定されたブロックを、低周波成分と高周波成分に分ける高周波成分出力手段と、
    低周波成分のブロックと高周波成分のブロックをそれぞれ別々に圧縮すると共に、前記文字以外画像データを圧縮する圧縮手段と、
    圧縮された、低周波成分と高周波成分の前記色画像データ及び前記文字以外画像データを含むファイルを出力する出力画像生成手段と、
    高周波成分情報が第1閾値より強いと判定したブロックを分離せず、かつ、複数の該ブロックを統合しない、最も大きな低解像度ブロックに前記色画像データを再構成するブロック生成手段と、を有し、
    前記圧縮手段は、前記低解像度ブロック毎に高周波成分を圧縮する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記色画像データよりも前記文字以外画像データの方が、解像度が高い場合、
    前記圧縮手段は、ブロックの高周波成分を、前記文字以外画像データとして圧縮する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 入力された画像データから、文字領域の色画像データと、文字領域以外の文字以外画像データを分離して、画像データを圧縮する画像処理方法において、
    周波数変換手段が、前記色画像データ、及び、前記文字以外画像データを、ブロック単位で周波数領域に変換するステップと、
    高周波判定手段が、周波数変換された前記色画像データの各ブロックについて、高周波成分情報が第1閾値より強いか否かを判定するステップと、
    高周波成分出力手段が、前記高周波判定手段によって高周波成分情報が第1閾値より強いと判定されたブロックを、低周波成分と高周波成分に分けるステップと、
    圧縮手段が、低周波成分のブロックと高周波成分のブロックをそれぞれ別々に圧縮すると共に、前記文字以外画像データを圧縮するステップと、
    出力画像生成手段が、圧縮された、低周波成分と高周波成分の前記色画像データ及び前記文字以外画像データを含むファイルを出力するステップと、
    前記高周波判定手段が、前記色画像データの色の混在情報が第2閾値以上か否かを判定するステップと、
    前記混在情報が第2閾値以上の場合、前記高周波成分出力手段が、高周波成分情報が第1閾値より強くなくても、ブロックを低周波成分と高周波成分に分けるステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  6. コンピュータに、
    色画像データ、及び、文字以外画像データが分離された画像データを入力するステップと、
    前記色画像データ、及び、前記文字以外画像データをブロック単位で周波数領域に変換するステップと、
    周波数変換された前記色画像データの各ブロックについて、高周波成分情報が第1閾値より強いか否かを判定する高周波判定ステップと、
    前記高周波判定ステップによって高周波成分情報が第1閾値より強いと判定されたブロックを、低周波成分と高周波成分に分けるステップと、
    低周波成分のブロックと高周波成分のブロックをそれぞれ別々に圧縮すると共に、前記文字以外画像データを圧縮するステップと、
    圧縮された、低周波成分と高周波成分の前記色画像データ及び前記文字以外画像データを含むファイルを出力するステップと、
    前記色画像データの色の混在情報が第2閾値以上か否かを判定するステップと、
    前記混在情報が第2閾値以上の場合、高周波成分情報が第1閾値より強くなくても、ブロックを低周波成分と高周波成分に分けるステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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