JP5320976B2 - 表示装置、及び情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置、及びこの表示装置を用いた情報処理システムに関する。
ICカードやクレジットカード等の情報記録媒体に磁気層を設けて磁気情報を付与することが知られている。
エンボスや光学マーク等の光学的に読取り可能なパターンを用いて、情報記録媒体へ特有の情報を付与する方法が知られている(例えば、特許文献1、2)。
これらの光学的に読み取り可能なパターンの読取りとしては、これらのパターンに赤外線(又は紫外線)を照射し、照射光の反射率または透過率に基づいてパターンを認識して情報記録媒体の特徴的な情報を読み取っている。詳細には、光学マークを示す領域と、この領域以外の領域との反射率または透過率の差や、エンボスによる凹部と凸部との間の反射率または透過率の差に基づいて、パターンを認識することにより特徴的な情報を読み取っている。
ボードに備わる光学的に読み取り可能な位置符号化パターンをペンに内蔵されたカメラで撮影してペンの位置を特定することが知られている(例えば、特許文献3)。
特開平07−166498号公報 特開平08−120598号公報 特表2003−508831号公報
本発明は、光学的に読み取り可能な符号パターンの形成を隙間形成部材以外によって行う場合と比較して、より良好な画像の視認性が得られるようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の表示装置は、透光可能な表面基板と前記表面基板に対向する背面基板との隙間に位置し、電界又は磁界の印加により、画像を表示する又は画像を表示可能にする表示層と、前記表面基板と前記背面基板との隙間を形成する複数の隙間形成部材と、を有し、前記複数の隙間形成部材は予め定められた情報を符号化した光学的に読み取り可能な符号パターンを形成する。
本発明の請求項2に記載の表示装置は、前記隙間形成部材の赤外線の吸収率が前記表示層よりも高い。
本発明の請求項3に記載の表示装置は、前記隙間形成部材は、有機系の色素材料、又は無機系の重金属材料を含有する。
本発明の請求項4に記載の表示装置は、前記背面基板の前記表示層側に赤外線を反射する赤外線反射層を設ける。
本発明の請求項5に記載の情報処理システムは、予め定められた情報が表示装置の表示面上の位置を特定する位置情報及び表示装置の個体を識別する個体識別情報を含む請求項1〜4の何れか1項に記載の表示装置と、前記表示装置の前記個体識別情報と前記表示装置に表示されている画像の画像情報とが関連付けて保管される保管手段と、前記符号パターンを光学的に読み取り、前記個体識別情報及び画像を追加する領域の位置情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段から取得した前記個体識別情報及び前記位置情報に追加画像の画像情報を関連付ける画像付加手段と、前記画像付加手段から取得した前記個体識別情報に関連付けられた前記追加画像の位置情報に基づき前記画像の画像情報と前記追加画像の画像情報を関連付けて前記保管手段に保管する情報処理手段と、を有する。
本発明の請求項6に記載の情報処理システムは、前記画像付加手段は、前記追加画像を生成する画像生成手段を備え、前記情報処理手段は、前記画像の画像情報と前記追加画像の画像情報とを合成して前記保管手段に保管する。
本発明の請求項7に記載の情報処理システムは、前記表示層に電界又は磁界を印加し、前記表示装置に表示されている前記画像を、前記保管手段に保管されている画像情報に基づいた画像に書き換える画像書換え手段を有する。
請求項1の発明は、本構成を有していない場合と比較して、光学的に読み取り可能な符号パターンの形成を隙間形成部材以外によって行ったものと比較して、より良好な画像の視認性を得ることができる。
請求項2の発明は、隙間形成部材の赤外線吸収率が表示層の赤外線吸収率以下であるものと比較して、符号パターンと符号パターン以外の部分との赤外線の反射率又は透過率の差を大きくできる。
請求項3の発明は、隙間形成部材が有機系の色素材料も無機系の重金属材料も含有しないものと比較して、符号パターンと符号パターン以外の部分との赤外線の反射率の差を大きくできる。
請求項4の発明は、反射層を設けないものと比較して、符号パターンと符号パターン以外の部分との赤外線吸収率の差を大きくできる。
請求項5の発明は、表示装置に表示されている画像の画像情報に位置情報に基づいて追加画像の画像情報を関連付けて保管することができる。
請求項6の発明は、生成した追加画像の画像情報と画像の画像情報とを合成して保管手段に保管することができる。
請求項7の発明は、表示装置に表示されている画像を保管手段に保管された画像情報に基づいた画像に書き換えることができる。
(第1実施形態)
本発明の表示装置の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、電子ペーパー10(表示装置の一例)は、透明な表面基板12と、表面基板12に対向するように設けられた背面基板14と、表面基板12と背面基板14との隙間に位置し、電界の印加によって画像を表示する表示層16と、を備えている。そして、表面基板12の表示層16側の面には第1電極膜18が形成され、背面基板14の表示層16側の面には第2電極膜20が形成されている。なお、本実施形態の電子ペーパー10は正面から見て略矩形状となっている(図6参照)。しかし、本発明はこの構成に限定されず、電子ペーパー10は、正面から見て略多角形状や円形状(楕円含む)であってもよい。
また、表面基板12及び背面基板14としては、例えば樹脂フィルムにそれぞれ第1電極膜18及び第2電極膜20を形成したものを用いるとよい。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート等の高分子フィルムを用いて構成されたものが好適である。
第1電極膜18及び第2電極膜20は、例えばITO(Indium Tin Oxide)を用いて形成したものを用いるとよい。なお、ITO以外にも、Auなどの金属薄膜、SnO、ZnOなどの酸化物、ポリピロールなどの導電性高分子の薄膜など、透光性の導電膜で形成したものを用いてもよい。また、第1電極膜18及び第2電極膜20は、例えばスパッタリングで表面基板12及び背面基板14の各片面(表示層16側の面)に形成し、必要に応じてフォトリソグラフィー等によってパターニングを行ったものを用いてもよい。なお、印刷、CVD、蒸着などにより第1電極膜18及び第2電極膜20を形成してもよい。
表面基板12と背面基板14との間には、表示層16が配置される隙間を形成するリブ22(隙間形成部材の一例)が複数設けられている。このリブ22は、表面基板12の表面の画像表示領域12A(表示面、図6参照)内における位置情報を示す光学的に読み取り可能な多数の符号パターン(詳細は後述する)を形成するように配置されている。なお、本実施形態ではリブ22の形状を四角柱としている。
また、リブ22は、表示層16よりも赤外線(700nm〜1800nmの波長領域の電磁波)の吸収率が高くなっている。このため、電子ペーパー10は、リブ22を設置した設置領域A1(符号パターン)と非設置領域A2(符号パターン以外の部分)とで赤外線を照射した際の光の反射率(反射光の強度)や透過率(透過光の強度)に差が生じ、これらの光の強度の差でリブ22の配置による符号パターンが光学的に認識される。
リブ22を構成する材料としては、電気絶縁性、可撓性、形成容易性などの観点から樹脂が好適である。この樹脂としては、感光性樹脂(例えば、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、など)、熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂、キシレン樹脂など)、熱可塑性樹脂(アクリル樹脂など)等が挙げられる。また、リブ22を構成する材料には、赤外線吸収率を上げるために、有機系の色素材料、又は無機系の重金属材料を分散して混入させることが好ましい。
有機系の色素材料としては、シアニン系色素、ナフトキノン系色素、フタロシアニン系色素、アントラキノン系色素、ジオール系色素、トリフェニルメタン系色素等が挙げられる。これらは可視領域にも吸収があるため、赤みがかったクリーム色を呈している。
これらの有機系の色素材料の具体例としては、n−ブトキシ置換ナフタロシアニン、n−ブトキシ置換バナジルナフタロシアニン、n−ブトキシ置換銅ナフタロシアニン、n−ブトキシ置換ニッケルナフタロシアニン、フェニル置換バナジルナフタロシアニンi−ブトキシ・ニトロ置換銅ナフタロシアニン、t−ブチル置換バナジルナフタロシアニンなどが挙げられる。
また、無機系の重金属材料としては、例えば、少なくともNd(ネオジム),Yb(イッテルビウム),In(インジウム),Sn(スズ),Zn(亜鉛)を含有した化合物を用いるとよい。特に、これら金属及びこれらの酸化物、硫化物、ハロゲン化物などの化合物が好ましい。これら化合物は白色、または淡い青色であり、不可視の材料として優れている。
これらの化合粒の具体的な例としては、酸化イッテルビウム、酸化錫、酸化亜鉛、硫化イッテルビウム、硫化亜鉛、塩化イッテルビウム、塩化インジウム、重化錫、塩化亜鉛、臭化イッテルビウム、臭化インジウム、インジウム−錫混合酸化物、またはインジウム−錫混合酸化物とアルミナ、酸化バリウム、酸化珪素、炭酸カルシウムから選ばれる1種と混合物などが挙げられる。
また、Yb、In、Sn、Znのいずれか1つ以上を含み、これらと酸と塩も有効な材料である。これらの具体的な例としては、硫酸イッテルビウム、硫酸亜鉛、硫酸インジウム、硝酸イッテルビウム、酢酸亜鉛、酢酸錫、ニコチン酸イッテルビウム、リン酸イッテルビウム、リン酸亜鉛、リン酸錫、シュウ酸イッテルビウム、シュウ酸亜鉛、シュウ酸錫等が挙げられる。
なお、リブ22を構成する材料に分散して混入させる材料としては、赤外線吸収率を上げることができれば、これらに限定されず、いかなるものも用いてもよい。
リブ22の高さは、0.1〜100μmの範囲内とすることが好ましく、更に1〜20μmの範囲内とすることが好ましく、特に、3〜8μmの範囲内とすることが好ましい。
また、リブ22は、背面基板14の表示層16側の面にタイミング方法、レーザ加工方法、ドライエッチング方法、インプリント方法等を用いて形成するとよい。なお、リブ22の材料として感光性の有機材料を用いる場合、感光感度領域を紫外線領域とすることが好ましい。
また、背面基板14の表示層16との間、具体的には、第2電極膜20よりも表示層16側には赤外線を反射する赤外線反射層24が設けられている。赤外線反射層24を設けることで、照射した赤外線(図1では矢印R)の反射光(図1では矢印R’)の強度(反射率)が上昇する。ここで、リブ22の非設置領域A2における赤外線の反射光の強度が、リブ22の設置領域A1における赤外線の反射光の強度の1.5〜1000倍となるように、リブ22の赤外線吸収率を調整することが好ましい。なお、電子ペーパー10の赤外線の反射光の強度の差が10倍未満の場合には、設置領域A1及び非設置領域A2における反射光の強度の差が小さく符号パターンを読み取り難くなる。また、赤外線の反射光の強度の差が100倍を超えると反射光の回り込みがノイズとなって解像度が低下する。
また、赤外線反射層24としては、例えば、TiOとSiOとの積層膜や、SiNとSiOとの積層膜等を用いるとよい。この赤外線反射層24の厚みは、0.1μm以上20μm未満の範囲内であることが好ましく、1μm以上15μm以下の範囲内であることが更に好ましく、4μm以上7μm以下の範囲内であることが特に好ましい。また、この赤外線反射層24の形成方法としては、スパッタリング法、CVD法等を用いるとよい。
なお、本実施の形態では、電子ペーパー10に赤外線反射層24を設ける構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、赤外線反射層24を設けない構成であってもよい。
表示層16としては、電界の印加により各種画像を表示する機能層であればよく、例えば、電気泳動方式により各種画像を表示する機能層を用いるとよい。具体的には、表示層16を電気泳動方式により各種画像を表示する構成とする場合には、表示層16を電気泳動粒子の分散された分散媒からなる電気泳動層とし、電界によりこれらの電極層間を移動する電気泳動粒子を用いた一般的な電気泳動層の構成とすればよい。このような構成の電子ペーパー10によれば、第1電極膜18及び第2電極膜20に電界を印加して電気泳動層内の電気泳動粒子を移動させることで、表示層16に各種画像が表示される。
また、表示層16としては、電界の印加により光学的特性の分布が生じて各種画像を表示可能にする機能層を用いてもよい。例えば、表示層16を液晶層とし、この液晶層を、電界によって入射光のうち特定の色光の反射・透過状態を変調すると共に変調された状態が無電界で保持される性質を有する構成とすればよい。このような構成とした場合には、第1電極膜18及び第2電極膜20の所定の領域間に電圧を印加することによって、液晶層の任意の領域に印加された電圧に応じた光学的特性分布が生じる。
表示層16として電界の印加により光学的特性の分布が生じて各種画像を表示可能にする機能層を用いる場合、表示装置(電子ペーパー10)に光学的特性の分布による画像を表示する機能層を設けたり、光学的特性の分布による画像を表示する機能層を備える眼鏡を使用者に着用させて用いたりするのが好適である。電圧の印加により光学的特性の分布が生じる機能層として液晶を用いる場合、光学的特性の分布による画像を表示する機能層としては、例えば、偏光板を用いるとよい。
次にリブ22の配置によって形成される符号パターンについて説明する。図2には、画像表示領域12A内の一領域である領域Bが示されている。この領域Bにはリブ22が9つ配置されて一つの符号パターンが形成されている。また、領域Bには、仮想的な格子Kが設定されており、各リブ22は、格子Kの各交差点Pから外れて配置されている。具体的には、各リブ22の中心軸22Aが格子Kの各交差点Pから外れて配置されている。この符号パターンでは、リブ22の中心軸22Aを格子Kで分割される4つの領域の何れか1つに配置することで、一つのリブ22につき4種類のパターンを表現するようになっている(図5(A)〜(D)参照)。換言すれば、一つのリブ22に付き2ビットが表現されるようになっている。例えば、画像表示領域12AをXY座標等の二次元座標系で表した場合には、符号パターンはX座標値とY座標値とを表している。また、この符号パターンには電子ペーパー10の個体識別情報も含まれている。なお、本実施形態では一例として9つのリブ22で符号パターンを形成する構成としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、必要とされる情報量に応じて、符号パターンを形成するリブ22の数を増減させてもよい。また、本実施形態では、格子Kで分割される4つの領域の何れか1つにリブ22の中心軸22Aを配置する構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、例えば、格子Kの線上にリブ22の中心軸22Aを配置してリブ22の中心軸22Aが交差点Pの上下左右の何れに配置されているかで4種類のパターンを表現してもよい。なお、格子Kは、9つのリブ22の相対的な距離の平均値によって導出される。
図6に示すように、電子ペーパー10には、後述する画像書換装置88と接続するためのコネクタ28が設けられている。このコネクタ28を介して画像書換装置88から表示層16へ電界が印加されて、表示層16が表示している画像が書き換えられる。なお、表示層16に画像が表示されていない場合は、画像書換装置88によって画像が書き込まれる。また、画像書換装置88は、電子ペーパー10に表示されている画像を消去する機能も備える。
次に、本発明の情報処理システムの一実施形態について図6に従って説明する。
この情報処理システムは、前述した電子ペーパー10と、電子ペーパー10の個体識別情報(図6では個体識別情報を個体識別情報Eで示す)と電子ペーパー10に表示されている画像(図6では符号Mで示される画像)の画像情報(図6では符号M’)とが関連付けて保管されるデータベース84と、電子ペーパー10の符号パターンを光学的に読み取り個体識別情報及び後述する追加画像Nを追加する領域(本実施形態では図2の領域B)の位置情報(図6では位置情報を位置情報Fで示す)を取得し、取得した個体識別情報及び位置情報に追加する画像(図6では符号Nで示される画像)の画像情報(図6では符号N’)を関連付けて後述する情報処理装置86に送信する携帯電話50と、携帯電話50から送信された個体識別情報に関連付けられた追加画像Nの位置情報に基づき画像Mの画像情報と追加画像Nの画像情報とを合成してデータベース84に保管する情報処理装置86と、情報処理装置86からの指示を受けて電子ペーパー10に表示されている画像Mをデータベース84に保管されている合成した画像情報(図6では符号L’)に基づいた画像(合成画像L)に書き換える画像書換装置88と、を備えている。
携帯電話50は、画像を表示するディスプレイ54と、文字入力をするキーボード56(画像生成手段の一例)と、電子ペーパー10の符号パターンを光学的に読み取るための光学センサ52と、マイクロプロセッサ57とを備えている。このマイクロプロセッサ57は、光学センサ52、ディスプレイ54、及びキーボード56に夫々接続されている。
光学センサ52は、電子ペーパー10の表面基板12に光を照射する光源58(本実施形態では赤外線を照射)と、表面基板12の表面を撮像する撮像部60とで構成されている(図1参照)。光源58はLED等の発光素子で構成されている。また、撮像部60は、CCDなどの撮像素子60Aと、レンズを含む撮像光学系60Bとで構成されている。例えば、光源58として赤外LEDを用いる場合には、撮像素子60Aとして赤外領域に感度を有するCMOSセンサ、CCDセンサ等の撮像素子を使用する。
光学センサ52は、これらの構成により、光学センサ52を向けた画像表示領域12A内を、予め設定された撮像範囲(領域B)内で所定時間毎に撮像して、撮像範囲にある符号パターンを光学的に読み取るようになっている。
また、携帯電話50は、情報を記憶する不揮発性のメモリ62を備えており、このメモリには、光学センサ52で読み取った符号パターンをマイクロプロセッサ57で復号し、復号した識別情報及び位置情報が記憶されるようになっている。
キーボード56は、ディスプレイ54を見ながら文字情報を生成する入力部であり、この生成された文字(図6では「ABC」の追加画像N)の画像情報は、マイクロプロセッサ57により復号された個体識別情報及び位置情報に関連付けられてメモリ62に記憶される。
また、携帯電話50は赤外線送信部64を備えている。この赤外線送信部64は、サーバー80に設けられた赤外線受信部82を介して復号した個体識別情報及び位置情報をサーバー80に送信するようになっている。これらの情報の送信の際には、個体識別情報及び位置情報に関連付けられた追加画像Nの画像情報も送信される。なお、本実施形態では、赤外線を用いて携帯電話50とサーバー80とを通信させる構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、携帯電話50とサーバー80との通信は、携帯電話50とサーバー80とをケーブル等で接続する(有線接続)構成としてもよく、携帯電話50に内蔵されるアンテナで電話回線を介して通信する構成としてもよい。
赤外線受信部82で受信した情報は、情報処理装置86に送られる。情報処理装置86は、データベース84に保管された画像情報を格納(保管)、読み出しを行うと共に画像Mの画像情報と追加画像Nの画像情報とを関連付け、画像Mの画像情報と追加画像Nの画像情報とを合成する画像処理や、画像書換装置88への画像書換え処理などを指示するようになっている。
情報処理装置86には、情報処理装置からの画像書込み指示に応じて電子ペーパー10に表示する画像を書き込む画像書換装置88が接続されている。また、画像書換装置88では、電子ペーパー10に表示されている画像を一括消去する機能も備える。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
図6に示されるように、画像Mが表示された電子ペーパー10の画像を追加したい位置に携帯電話50の光学センサ52を向けてその位置における符号パターンを光学的に読み取る(図6では領域B)。具体的には、光源58から電子ペーパー10の表面基板12に赤外線が照射され、表面基板12の表面が撮像部60で撮像される。このとき、赤外線を吸収するリブ22の設置領域A1と非設置領域A2とで反射光の強度が異なるため、良好な読み取り精度が得られる。そしてリブ22による符号パターンが撮像される。撮像された符号パターンは、マイクロプロセッサ57で復号される。この符号パターンは、領域Bにおいて、各リブ22間の距離の平均から仮想的な格子Kを算出し、格子で4分割された領域のいずれにリブ22の中心軸22Aが配置されるかに基づいて復号される。
マイクロプロセッサ57によって復号された個体識別情報、及び位置情報はメモリ62に記憶されると共に、携帯電話50のキーボード56で入力された追加画像N(文字「ABC」)の画像情報がマイクロプロセッサ57によって関連付けられる。そして、個体識別情報、位置情報、及び追加画像Nの画像情報は、サーバー80へ送信される。
個体識別情報、位置情報、及び文字情報を受信したサーバー80によって、個体識別情報に関連付けられた追加画像Nの位置情報に基づき画像Mの画像情報と追加画像Nの画像情報とが合成される。
そして、データベース84に保管された合成画像L(画像Mに追加画像Nを合成した画像)の画像情報を電子ペーパー10へ書き込む指示が情報処理装置86に与えられると、情報処理装置86は、データベース84から該当する画像情報、位置情報、追加画像情報を読み出し、画像書換装置88に送信される。
画像書換装置88は、受信した合成画像Lの画像情報に基づいて、電子ペーパー10への電界の印加を制御して、合成画像Lを表示層16に表示させる。このようにすることで、ユーザーは、電子ペーパー10に表示されている画像Mの所望の位置に追加画像Nを合成し、合成画像Lを表示させる(図7参照)。
また、電子ペーパー10は、表面基板12と背面基板14との間に表示層16層を配置するために両者間に隙間を形成する複数のリブ22で多数の符号パターンを形成しているため、良好な視認性を得られる。
なお、本実施形態の携帯電話50のメモリ62に記憶された追加画像Nをサーバー80に送信して、送信された追加画像Nに関連付けられた画像情報(合成画像Lの画像情報)を読み出して電子ペーパー10を書き換えたり、携帯電話50に合成画像Lの画像情報(又は合成画像Lの画像識別情報)を送信してディスプレイ54に画像を表示させたりしてもよい。
上述の実施形態では、赤外線を照射する構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、紫外線を照射する構成としてもよい。この場合には、リブ22の紫外線吸収率を表示層16の紫外線吸収率よりも高くし、赤外線反射層24を紫外線反射層とする必要がある。
また、上述の実施形態では、光学センサ52を用いて電子ペーパー10の赤外線の反射光の強度差でリブ22の配置を特定する構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、赤外線反射層24を電子ペーパー10に設けずに赤外線の透過光の強度差でリブ22の配置を特定する構成としてもよい。
さらに上述の実施形態では、リブ22の形状を四角柱状とする構成としたが、本発明はこの構成に限定されず、例えば、三角柱、五角柱、六角柱などの多角柱を用いてもよく、隣接するリブ22同士を連結する連結リブ23を設ける構成(図3参照)としてもよく、リブ22を十字状とする構成(図4参照)としてもよい。
また、上述の実施形態では、キーボード56で文字を入力して文字情報を作成し、電子ペーパー10の書き換えの際に所望の位置に作成した文字情報を反映する構成としているが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、電子ペーパー10に追加する画像情報は、例えば、インターネット上で収集した画像情報でもよく、携帯電話に50設けられたCCDカメラで撮影した画像情報でもよい。
さらに、上述の実施形態では、携帯電話50に内蔵された光学センサ52を用いて電子ペーパー10の符号パターンを光学的に読み取る構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、光学センサ52を例えば、ペン状の装置の先端側に設けてもよいものとする。
そして、上述の実施形態では、電界の印加によって画像を表示する表示層16を用いる構成としたが、本発明はこの構成に限定される必要はなく、表示層16を磁界の印加により動作する着色粒子を有する電磁誘導層で形成して、磁界の印加によって電子ペーパーに画像を表示させる構成としてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施してよい。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
本発明の第1実施形態の表示装置の断面図である。 本発明の第1実施形態の表示装置のリブの配置を説明するための正面図である。 本発明の第1実施形態の表示装置のリブの第1変形例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の表示装置のリブの第2変形例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の表示装置のリブと格子との関係を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の情報処理システムの動作を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態の情報処理システムによって画像が追加された表示装置の状態を説明するための説明図である。
符号の説明
10 電子ペーパー(表示装置)
12 表面基板
14 背面基板
16 表示層
18 第1電極膜
20 第2電極膜
22 リブ
24 赤外線反射層
52 光学センサ(情報取得手段)
56 キーボード(画像生成手段)
57 マイクロプロセッサ
84 データベース(保管手段)
86 情報処理装置(情報処理手段)
88 画像書換装置(画像書換手段)
A1 設置領域(符号パターン)
A2 非設置領域(符号パターン以外の部分)
B 領域(画像を追加する領域)
M 画像(表示装置に表示されている画像)
N 追加画像
L 合成画像

Claims (7)

  1. 透光可能な表面基板と前記表面基板に対向する背面基板との隙間に位置し、電界又は磁界の印加により、画像を表示する又は画像を表示可能にする表示層と、
    前記表面基板と前記背面基板との隙間を形成する複数の隙間形成部材と、を有し、
    前記複数の隙間形成部材は予め定められた情報を符号化した光学的に読み取り可能な符号パターンを形成する表示装置。
  2. 前記隙間形成部材の赤外線の吸収率が前記表示層よりも高い請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記隙間形成部材は、有機系の色素材料、又は無機系の重金属材料を含有する請求項又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記背面基板の前記表示層側に赤外線を反射する赤外線反射層を設ける請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 予め定められた情報が表示装置の表示面上の位置を特定する位置情報及び表示装置の個体を識別する個体識別情報を含む請求項1〜4の何れか1項に記載の表示装置と
    前記表示装置の前記個体識別情報と前記表示装置に表示されている画像の画像情報とが関連付けて保管される保管手段と、
    前記符号パターンを光学的に読み取り、前記個体識別情報及び画像を追加する領域の位置情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段から取得した前記個体識別情報及び前記位置情報に追加画像の画像情報を関連付ける画像付加手段と、
    前記画像付加手段から取得した前記個体識別情報に関連付けられた前記追加画像の位置情報に基づき前記画像の画像情報と前記追加画像の画像情報を関連付けて前記保管手段に保管する情報処理手段と、
    を有する情報処理システム。
  6. 前記画像付加手段は、前記追加画像を生成する画像生成手段を備え、
    前記情報処理手段は、前記画像の画像情報と前記追加画像の画像情報とを合成して前記保管手段に保管する請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記表示層に電界又は磁界を印加し、前記表示装置に表示されている前記画像を、前記保管手段に保管されている画像情報に基づいた画像に書き換える画像書換え手段を有する請求項5又は請求項6に記載の情報処理システム。
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