JP5320368B2 - 時計 - Google Patents

時計 Download PDF

Info

Publication number
JP5320368B2
JP5320368B2 JP2010223707A JP2010223707A JP5320368B2 JP 5320368 B2 JP5320368 B2 JP 5320368B2 JP 2010223707 A JP2010223707 A JP 2010223707A JP 2010223707 A JP2010223707 A JP 2010223707A JP 5320368 B2 JP5320368 B2 JP 5320368B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
constant load
load spring
winding
winding amount
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010223707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012078205A (ja
Inventor
雄基 佐藤
卓男 占部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Time Creation Inc
Original Assignee
Seiko Clock Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Clock Inc filed Critical Seiko Clock Inc
Priority to JP2010223707A priority Critical patent/JP5320368B2/ja
Publication of JP2012078205A publication Critical patent/JP2012078205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5320368B2 publication Critical patent/JP5320368B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

本発明は、時計に関する。
特許文献1には、駆動源としてぜんまいばねを用いた時計が開示されている。特許文献2には、ぜんまいばねの巻取り量を表示する機構が設けられた時計が開示されている。
特開2007−212217号公報 特開平9−21886号公報
ぜんまいばねは、通常、巻取り量によって弾性復元力に差がある。詳細には、巻取り量が所定範囲までは巻取り量に従って弾性復元力が上昇し、巻取り量が所定範囲を超えると弾性復元力は急激に増大する。
特許文献1に一般的な機械式時計の調速機構が示されている。一般的な機械式時計の調速機構は、ガンギ車40及びアンクル50から構成される脱進機と、テンプ60とから構成されている。なお、特許文献1の説明において、符号は同文献に記載のものを用いる。特許文献2についても同様とする。
ガンギ車40には、ぜんまいばねの弾性復元力が伝達され、当該ガンギ車40を回転させる。ガンギ車40に伝達された弾性復元力はテンプ60へと伝達され、テンプ60を回転させる。
テンプ60は、ガンギ車40から伝達される弾性復元力によって一方方向に回転するが、それにともないテンプ60に取り付けられたひげぜんまいが巻き込まれていき、やがて、ひげぜんまいの弾性復元力によってテンプ60は逆方向に回転する。このようにテンプ60は、ガンギ車40から受ける弾性復元力と、ひげぜんまいの弾性復元力とに基づいた振幅で回転している。
テンプ60は、上述のように回転する過程においてアンクル50を揺動させるとともに、アンクル50のそれぞれの揺動端においてガンギ車40の一時的な停止および停止状態のからの解除をおこなっている。従って、ガンギ車40はテンプ60の振幅に基づいた回転速度で間欠的に連続回転する。
ところが、ガンギ車40から伝達される弾性復元力は、ぜんまいばねの巻取り量によって異なる。このため、ぜんまいばねの巻取り量によってテンプ60の振幅が変動する。
このことにより、ガンギ車40の回転速度が変動する。ガンギ車40の回転は輪列を介して指針に伝達されているので、ガンギ車40の回転速度が変動すると、時計の指針の進み具合が変動する。
このため、巻取り量によって弾性復元力が変動すると、1日における正確な時刻と時計が示す時刻との差、いわゆる日差にバラつきが生じる恐れがある。
また、特許文献2の時計には、ぜんまいばねにより駆動する香箱車2と、ぜんまいばねの巻取りに用いられる角穴車1と、ぜんまいばねの巻取り量を示す表示車18とが設けられている。香箱車2又は角穴車1から表示車18への動力の伝達は複数の輪列により確保されている。ここで、運針時の香箱車2の回転方向と巻取り時の角穴車1の回転方向とは一致している。しかしながら、運針時と巻取り時とでは表示車18の回転方向を逆にする必要がある。このため、特許文献2の時計においては、香箱車2とは噛合わないが角穴車1とは噛合う遊星伝え車19を設けることにより、運針時と巻取り時とで表示車18の回転方向を逆にしている。このようにぜんまいばねの巻取り量を表示するための機構が必要となる。
そこで本発明は、ばねの巻取り量による日差のバラつきを抑制しつつ部品点数が削減された、ばねの巻取り量表示付き時計を提供することを目的とする。
上記目的は、時刻表示部を駆動するための定荷重ばねと、前記定荷重ばねが巻かれた状態で保持する保持ドラムと、前記定荷重ばねの弾性復元力に抗して巻取り可能であり、前記定荷重ばねの弾性復元力に従って前記定荷重ばねを巻き取る方向とは逆方向に回転させられて前記時刻表示部を駆動する、駆動ドラムと、前記駆動ドラムに連動し、前記駆動ドラムにより巻き取られた前記定荷重ばねの巻取り量を示す巻取り量表示部と、前記駆動ドラムの動力を前記巻取り量表示部に間欠的に伝達するゼネバ歯車と、前記巻取り量表示部の可動範囲を制限することにより、前記駆動ドラムにより巻取り可能な前記定荷重ばねの巻取り可能範囲を制限するストッパと、を備えた時計によって達成できる。
定荷重ばねを採用することにより日差のバラつきが抑制される。ゼネバ歯車は、定荷重ばねに連動した駆動ドラムの動力を巻取り表示部に間欠的に伝達するので、定荷重ばねの動力を巻取り量表示部に伝達するための歯車の数を減少させることができる。ストッパは、巻取り量表示部の可動範囲を制限しつつ定荷重ばねの使用範囲を制限する。これにより、定荷重ばねの巻取り可能範囲を制限する機構と巻取り量表示部の可動範囲とを制限する機構を個別に設けた場合と比較して、部品点数が削減されている。
ばねの巻取り量による日差のバラつきを抑制しつつ部品点数が削減された、ばねの巻取り量表示付き時計を提供できる。
図1は、本実施例に係る時計の断面図である。 図2は、正面板と、正面板の正面側に配置されている部品とを示した透視図である。なお、図1は図2のA−A断面図である。 図3は、中板と、正面板と中板との間に配置された部品とを示した透視図である。 図4は、背面板と、中板と背面板との間に配置されている部品とを示した透視図である。 図5は、図2のB−B断面図である。 図6は、定荷重ばね周辺の構造の透視図である。 図7は、定荷重ばね周辺の構造の透視図である。 図8Aは、定荷重ばねの巻取り量と弾性復元力との関係を示した図であり、図8Bは、定荷重ばねを用いた場合の日差と巻取り量との関係を示した図であり、図8Cは、ぜんまいばねを用いた場合の日差と巻取り量との関係を示した図である。 図9は、ゼネバ歯車周辺の構造を示した模式図である。 図10Aは、ゼネバ歯車周辺の構造を示した模式図であり、図10Bは、その斜視図である。
図1は、本実施例に係る時計1の断面図である。時計1は、正面板10a、中板10b、背面板10cを含む。正面板10aは、時計1の正面側に配置されており、背面板10cは、時計1の背面側に配置され、中板10bは、正面板10aと背面板10cとの間に配置されている。図2は、正面板10aと正面板10aの正面側に配置されている部品とを示した透視図である。図3は、中板10bと、正面板10aと中板10bとの間に配置された部品とを示した透視図である。図4は、背面板10cと、中板10bと背面板10cとの間に配置されている部品とを示した透視図である。
図1、図2に示すように、時計1は、秒針3a、時針3b、分針3cを有している。秒針3a、時針3b、分針3cは、時刻を表示するための時刻表示部に相当する。時針3b、分針3cは、同軸状に回転可能に設けられている。秒針3aは、時針3b、分針3cよりも時計1の上方に設けられている。時針3b、分針3cよりも下方には、ゼネバ歯車50、巻取り量表示部60が設けられている。巻取り量表示部60は、詳しくは後述するが定荷重ばねSの巻取り量を表示する機能を有している。巻取り量表示部60は、定荷重ばねSの巻取り量の視認を容易にするための指針68が固定されている。ゼネバ歯車50は、巻取り量表示部60を間欠駆動するためのものである。
図1、図3に示すように、時計1は、歯車30a〜30eを含む。歯車30a〜30eは、後述する定荷重ばねSの動力を秒針3a、時針3b、分針3cに伝達する機構である。歯車30a〜30eは、正面板10a、中板10bとの間で回転可能に支持されている。なお、歯車30aは、軸28aに対して一方向に回転自在に保持されている。また、他方向への回転を防止するために歯車30aは、逆回転防止のためのラチェット車41、係合部材43を備えている。ラチェット車41、係合部材43については、詳しくは後述する。
図1、図4に示すように、時計1は、駆動ドラム20a、保持ドラム20bを含む。駆動ドラム20a、保持ドラム20bは、中板10bと背面板10cとの間に回転可能に支持されている。駆動ドラム20aは時計1の下方に配置され、保持ドラム20bは時計1の上方であるとともに駆動ドラム20aの上方に配置されている。駆動ドラム20aには、軸28aが連結されている。この軸28aは、正面板10a及び中板10bに設けられた軸受26aにより回転可能に支持され、駆動ドラム20aの回転に伴なって軸28aも回転する。軸28aは、中板10b、正面板10aに対して回転可能に保持されている。中板10bと背面板10cとの間には軸26bが保持されており、軸26bの中板10b側端と背面板10c側端には軸受26cが設けられ、この軸受26cによって保持ドラム20bは、中板10bと背面板10cとの間で回転可能に支持されている。これにより、保持ドラム20bは、中板10b、背面板10c間で回転する。
駆動ドラム20aは、後述する定荷重ばねSの弾性復元力により回転する。定荷重ばねSの弾性復元力によって駆動ドラム20aが回転することにより、駆動ドラム20aの動力が秒針3a、時針3b、分針3cに伝達される。駆動ドラム20aから秒針3a、時針3b、分針3cに駆動力が伝達される構造について説明する。
駆動ドラム20aから秒針3aに駆動力が伝達される構造について説明する。
最初に、駆動ドラム20aから歯車30aに駆動力が伝達される構造について説明する。図1、図3に示すように、軸28aにはラチェット車41が連結されている。軸28aが回転することによりラチェット車41も回転する。ラチェット車41は、歯車30aと正面板10aとの間で軸28aに固定されている。ラチェット車41の外周部には歯部42が形成されている。
正面板10aと対向する歯車30aの正面には、係合部材43が設けられている。係合部材43の先端部の一方は、ラチェット車41の歯部42と係合している。係合部材43は、歯車30aに固定されたピン34aにより揺動可能に歯車30aに支持されている。詳細には、係合部材43は、係合部材43の先端部が歯部42と係合する位置と歯部42から退避した位置との間を揺動可能に支持されている。歯車30aの中板10bと対向する面には線ばね48が固定されている。線ばね48は、係合部材43の先端部が歯部42と係合するように、係合部材43をラチェット車41側に付勢している。具体的には、係合部材43には、歯車30aを貫通する突起部44が設けられており、この突起部44に線ばね48が当接することで、係合部材43をラチェット車41側に付勢している。
定荷重ばねSの弾性復元力により駆動ドラム20aは、図3、図4では時計方向に回転する。これにより、ラチェット車41も時計方向に回転する。ラチェット車41が時計方向に回転すると、歯部42と係合部材43の先端部とが噛合うことにより、歯車30aが時計方向に回転する。このようにして、駆動ドラム20aの時計方向の回転は、歯車30aに伝達される。詳しくは後述するが、歯車30aが回転することにより、秒針3aが駆動する。
尚、後述する定荷重ばねSの巻取り作業の際には、駆動ドラム20aは反時計方向に回転させられる。駆動ドラム20aが反時計方向に回転するとラチェット車41も反時計方向に回転するが、この場合、歯車30aは停止したままである。係合部材43が揺動して、歯部42と係合部材43の先端部との噛合が外れることで係合部材43の先端部が歯部42上を摺動するからである。この場合、歯車30aは停止したままになるので秒針3aは駆動しない。このように、ラチェット車41、係合部材43は、定荷重ばねSを巻取る方向に回転した際には駆動ドラム20aの動力を秒針3aに伝達しないが、巻取り方向と逆方向に回転した際には駆動ドラム20aの動力を秒針3aに伝達する機能を有している。これにより、秒針3aの駆動へ影響を与えずに定荷重ばねSの巻取りが可能となる。
次に、歯車30aから秒針3aに動力が伝達される構造について説明する。
歯車30aの外周部には歯部31aが形成されている。歯部31aは、歯車30bの歯部32bと噛合う。歯車30bは、歯部32bと、歯部32bよりも径の大きい歯部31bとを有している。歯車30bの歯部31bは、歯車30cの歯部32cと噛合う。歯車30cは、歯部32cと、歯部32cよりも径の大きい歯部31cとを有している。歯車30cの歯部31cは、歯車30dの歯部32dと噛合う。歯車30dは、歯部32dと、歯部32dよりも径の大きい歯部31dを有している。歯車30dの歯部31dは、歯車30eの歯部32eと噛合う。歯車30eは、歯部32eと、歯部32eよりも径の大きい歯部100aとを有している。歯部100aはクラウン歯車となっており、ガンギ車101のガンギ車カナ101aと噛み合っている。図示はしないが、ガンギ車101は特許文献1に示すような一般的な機械式時計の調速機構へと動力を伝達しており、この調速機構の備えるテンプの振幅に基づいた回転数で回転する。
歯部32eと同軸状に、秒針3aが固定された軸が連結されている。従って、歯車30eが回転することにより、秒針3aが回転する。このように、歯車30aの動力が秒針3aへと伝達される。
次に、駆動ドラム20aから分針3cに駆動力が伝達される構造について説明する。
図5は、図2のB―B断面図である。図5に示すように、歯車30cには、回転軸33bが嵌合している。歯車30cが回転することにより、回転軸33bも回転する。回転軸33bは、正面板10aの正面側にまで貫通している。回転軸33bの先端には、筒部34bが固定されている。筒部34bには、分針3cが連結されている。このように、回転軸33bが回転することにより分針3cが回転する。なお、歯車30cは、歯車30d、歯車30eを介してガンギ車101と連動しているので、分針3cは、調速機構の備えるテンプの振幅に基づいた回転速度で回転する。
次に、駆動ドラム20aから時針3bに駆動力が伝達される構造について説明する。
図5に示すように、筒部34bには、歯部37bが設けられている。歯車37bは、歯車30gの歯部31gと噛合う。歯車30gは、正面板10aと正面板10aよりも正面側に配置された支持板38との間で回転可能に支持されている。歯車30gは、歯部31gと、歯部31gよりも径の小さい歯部32gを有している。歯部32gは、筒部34bに挿通された筒部36bと嵌合する歯車30fの歯部31fに噛合っている、筒部36bは、筒部34bの外側に配置されている。筒部36bの先端には、時針3bが連結されている。歯車30gが回転することにより、歯部32g、31fが噛合い、筒部36bは回転する。これにより、時針3bが回転する。ここで、歯部37bは歯車30cの回転に伴って回転するので、時針3bは調速機構の備えるテンプの振幅に基づいた回転数で回転する。
尚、歯車30gの歯部31gは、歯車30iの歯部31iとも噛合っている。歯部31iは、歯車30jに噛合っている。歯車30i、30jは、正面板10aと支持板38との間で回転可能に支持されている。歯車30jには、調節軸33jが連結されている、調節軸33jは、正面板10a、10bを貫通して背面板10c側に延びている。図示はしないが、背面板10cの開口部を通して、ユーザが調節軸33jを回転させることにより、歯車30j、30i、30gを介して、筒部34b、36bを駆動させることができ、これにより時針3b、分針3cの位置の調整をすることができる。
次に、定荷重ばねSについて説明する。
図6、図7は、時計1を正面側から見た場合の定荷重ばねS周辺の構造の透視図である。尚、図6、図7は、駆動ドラム20a、保持ドラム20bや、ゼネバ歯車50、巻取り量表示部60についても示している。定荷重ばねSは、一定の曲率で曲げられた帯状の板ばねであり、駆動ドラム20a、保持ドラム20b周りに巻かれる。定荷重ばねSの一端は、2つのネジ23aにより駆動ドラム20aに固定されている。定荷重ばねSの他端側は、保持ドラム20bに巻きつけられているが、保持ドラム20bに固定されていない。図6は、定荷重ばねSの大部分が保持ドラム20bに巻き付けられるとともに、後で詳述する所定量だけ駆動ドラム20aに巻き付けられた状態を示しており、図7は、定荷重ばねSの大部分が駆動ドラム20aに巻き付けられた状態を示している。定荷重ばねSは、自身の弾性復元力により、保持ドラム20bに巻き付けられた状態に戻ろうとする。駆動ドラム20aは、背面板10cから部分的に露出しており、露出した駆動ドラム20aの部分を回転させることにより、定荷重ばねSを駆動ドラム20aに巻取ることができる。
図6に示した状態から、駆動ドラム20aを手動により反時計方向に回転させると、定荷重ばねSの一端はネジ23aにより駆動ドラム20aに固定されているので、駆動ドラム20aは定荷重ばねSの弾性復元力に抗して定荷重ばねSを巻取ることができる。定荷重ばねSは、駆動ドラム20aに巻き取られる際には、保持ドラム20bに巻き付けられた状態に対して定荷重ばねSの表面と裏面とが逆になるようにして駆動ドラム20aに巻き取られる。更に、駆動ドラム20aを反時計方向に回転させると、図7に示すように、定荷重ばねSの大部分が駆動ドラム20aに巻取られる。
図7の状態で放置すると、定荷重ばねSは、自らの弾性復元力により、徐々に保持ドラム20b側に巻き戻る。この過程で、駆動ドラム20aは時計方向に回転する。このようにして定荷重ばねSは、駆動ドラム20aを駆動する。駆動ドラム20aが駆動することにより、上述したように秒針3a、時針3b、分針3cが駆動する。このように、定荷重ばねSは、時刻表示部である秒針3a、時針3b、分針3cの駆動源として機能する。また、駆動ドラム20aは、定荷重ばねSの弾性復元力に抗して巻取り可能であり、定荷重ばねSの弾性復元力に従って定荷重ばねSを巻き取る方向とは逆方向に回転させられて秒針3a等を駆動する。尚、駆動ドラム20aが回転することにより、ゼネバ歯車50、巻取り量表示部60も回転する。ゼネバ歯車50、巻取り量表示部60については後述する。
巻取り量表示部60の構造について説明する。
前述したように、巻取り量表示部60は、正面板10aの正面側に回転可能に支持されている。巻取り量表示部60は、円板状である。巻取り量表示部60の外周には、歯部63が形成されている。また、駆動ドラム20aと共に回転する軸28aの先端側にはゼネバ歯車50が固定されている。ゼネバ歯車50は、詳しくは後述するが2つの歯部が形成されている。駆動ドラム20aによる定荷重ばねSの巻取り作業が行なわれている間は、ゼネバ歯車50も反時計方向に回転する。ゼネバ歯車50の動力は、間欠的に巻取り量表示部60に伝達される。これにより、巻取り量表示部60は、間欠的に時計方向に回転する。尚、定荷重ばねSの弾性復元力により駆動ドラム20aが時計方向に回転すると、ゼネバ歯車50も時計方向に回転して巻取り量表示部60は反時計方向に回転する。このように、駆動ドラム20aにおける定荷重ばねSの巻取り量に応じて巻取り量表示部60が回転する。これにより、ユーザは定荷重ばねSの巻取り量を把握することができる。このように、巻取り量表示部60は、駆動ドラム20aに連動し、駆動ドラム20aにより巻き取られた定荷重ばねSの巻取り量を示す。
また詳しくは後述するが、巻取り表示部60は、上述したゼネバ歯車50によって減速されることで、駆動ドラム20aに定荷重ばねSが巻き取られて弾性復元力が略一定となる状態から、ドラム20aに巻き付けられる最大の巻取り量に至るまでに要するドラム20aの回転量に対して1回転以内で回転する。
ゼネバ歯車を用いなくても、輪列によって巻取り表示部60を減速させることができるが、輪列を構成するための歯車のためのスペースが必要となるとともに部品数が増加する。
しかしながら、本実施形態は、このような構成を持っているので、余計な輪列を用いること無く、巻取り量表示部60の回転を制限するだけで駆動時のドラム20aの定荷重ばねSの巻取り量を、定荷重ばねSの弾性復元力が略一定なる量から、保持ドラム20bから定荷重ばねSが離脱する手前の範囲内で制限することが可能である。
定荷重ばねSの巻取りを可能な範囲を制限する構造について説明する。
上述したように本発明においては、巻取り量によらずに弾性復元力が略一定となる領域で定荷重ばねSを用いている。そのため巻取り量を増やしても弾性復元力が上昇することがないので、負荷が増えないままに巻取りを行うことができるが、定荷重ばねSの全長が決まっているので巻き取れる範囲には限界がある。限界に到達した状態で、さらに定荷重ばねSを巻きとろうとすると、本実施例においては定荷重ばねSは保持ドラム20bに固定されていないため、定荷重ばねSが保持ドラム20bから離脱してしまい駆動ドラム20aを駆動させることができなくなる。また、仮に定荷重ばねSが保持ドラム20bに固定されていた場合には、定荷重ばねSに負荷がかかって破損するおそれがある。従って、いずれの場合であっても定荷重ばねSの巻取り可能範囲を制限する必要がある。
図1、図2に示すように、本発明における巻取り量表示部60の背面側には円弧状の係合溝66が形成されている。係合溝66は、巻取り量表示部60の回転方向に延在している。換言すれば、係合溝66は、巻取り量表示部60の回転軸心周りに延在している。また、係合溝66と係合したストッパ16が正面板10aに固定されている。ストッパ16は、ピン状である。巻取り量表示部60が回転することにより、ストッパ16は係合溝66内を移動する。図6に示した状態では、ストッパ16は係合溝66の一端に当接し、巻取り量表示部60の更なる反時計方向の回転を制限している。また、図7に示した状態では、ストッパ16は係合溝66の他端に当接し、巻取り量表示部60の更なる時計方向の回転を制限している。
巻取り量表示部60の回転範囲を制限することにより、駆動ドラム20aの回転範囲を制限することができる。巻取り量表示部60と駆動ドラム20aとは、ゼネバ歯車50、軸28aを介して連動しているからである。これにより駆動ドラム20aの回転範囲が制限される。すなわち、図6に示すようにストッパ16が巻取り表示部60の更なる反時計方向への回転を制限している場合、駆動ドラム20aの更なる時計方向への回転が制限される。従って、その状態から更に定荷重ばねSが保持ドラム20bに巻き取られることを制限している。
また、図7に示すようにストッパ16が巻取り表示部60の更なる時計方向への回転を制限している場合、駆動ドラム20aの更なる反時計方向への回転が制限される。従って、その状態から更に駆動ドラム20aに定荷重ばねSが巻き取られることを制限している。
上述したように、巻取り量表示部60の回転範囲を制限するストッパ16により、定荷重ばねSの巻取り量を制限している。このため、巻取り量表示部60の表示機構と定荷重ばねSの巻取り可能範囲を制限するための制限機構を個別に設けた場合と比較し、時計1は部品点数が削減されている。
ストッパ16により制限された定荷重ばねSの巻取り可能範囲について説明する。
図8Aは、定荷重ばねSの巻取り量と弾性復元力との関係を示した図である。ここで巻取り量とは、定荷重ばねSの弾性復元力に抗してドラムに巻取られた長さである。巻取り量ゼロから所定の巻取り量まで間は、定荷重ばねSの弾性復元力は徐々に増大する。その後、定荷重ばねSの弾性復元力は、巻取り量に関わらずに略一定となる。弾性復元力が初めて一定となる時の巻取り量をR1とする。巻取り量R1よりも大きく、定荷重ばねSの全長よりも短い時点での巻取り量を巻取り量R2とする。
ストッパ16は、巻取り可能範囲を、定荷重ばねSの弾性復元力が一定に維持される巻取り量R1〜R2の範囲内に制限している。図6は、巻取り量R1での定荷重ばねSの状態を示しており、駆動ドラム20aには巻取り量R1に相当するだけの定荷重ばねが巻かれた状態にある。この状態でストッパ16により駆動ドラム20aの更なる時計方向への回転が制限されているため、それ以上、定荷重ばねSは保持ドラム20bへと巻き取られることはない。従って時計1が弾性復元力一定ではない状態で駆動されることはない。すなわち、すでに駆動ドラム20aには所定量の定荷重ばねSが巻かれた状態にあるが、見かけ上、時計1において巻取り量表示部60が巻き取り量ゼロを表示するのは巻取り量R1の状態である。
図7は、巻取り量R2での定荷重ばねSの状態を示している。この状態でストッパ16により駆動ドラム20aの更なる反時計方向への回転が制限されているため、それ以上、定荷重ばねSが駆動ドラム20aに巻き取られることはない。従って定荷重ばねSが全長を越えて巻き取られようとすることで破損したり、保持ドラム20bから離脱してしまうようなことはない。
図8Bは、縦軸を日差dとし、横軸を定荷重ばねSの巻取り量とした場合の、日差と巻取り量との関係を示した図である。図8Bに示した直線L1は、定荷重ばねSを用いた場合の日差を示す。ここで、「日差」とは、1日当りにおける、正確な時刻と時計が示す時刻との差を示している。
また、図8Cは、縦軸を日差dとし、横軸をぜんまいばねの巻取り量とした場合の、日差と巻取り量との関係を示した図である。図8Cに示した直線L2は、ぜんまいばねを用いた場合の日差と巻取り量との関係を示す。
通常のぜんまいばねは、定荷重ばねSと異なり、巻取り量によって弾性復元力が異なる。具体的には、巻き量が少ないうちは巻取り量に伴って弾性復元力が上昇していくが、やがて急激に弾性復元力が上昇して、それ以上巻きとることができなくなる。このように弾性復元力が変化すると、調速機のテンプの振幅が弾性復元力に応じて変化してしまい、ガンギ車101の回転数もこれに応じて変化するので、指針の回転速度が変動してしまう。すなわち日差が変動する。一方、定荷重ばねSは、弾性復元力が略一定であるため、調速機のテンプの振幅は略一定となるから、巻取り量によらずに指針の回転数は略一定となる。従って日差が略一定となる。
図8Bにおいて、巻取り量R1の状態から所定量だけ巻き取った際の巻取り量をRaとする。そして、Raにおける弾性復元力で駆動される時計1の調速機を既知の方法により時計1の日差を可能な限り小さい状態に調整し、その際の図8Bにおけるd軸上の位置をda0とする。
上述のように、日差は調速機に伝達される弾性復元力に応じて変化するが、定荷重ばねSを用いた場合には巻取り量によらず弾性復元力が略一定であるため、テンプの振幅周期が略一定となる。そのため巻取り量Raの状態で調整したにもかかわらず、巻取り量がR1からR2の範囲内であれば日差は略一定となる。
図8Cにおいて、時計が動作できる最小量だけぜんまいばねを巻き取った位置をRb1とし、ぜんまいばねを巻き取ることができなくなる巻取り量をRb2とし、Rb1の状態から所定量だけ巻き取った状態をRbとする。そしてRbにおける弾性復元力で駆動される時計の日差を可能な限り小さい状態に調整し、その際のd軸上の位置をdb0とする。
図8Cに示すようぜんまいばねを用いた時計ではぜんまいばねの巻取り量が少ない場合と多い場合とでは弾性復元力が異なるので、ぜんまいばねを用いた時計の日差は略一定とはならず、日差が無い状態となるRbからRb1に向かうに従って日差が大きくなる。逆に、RbからRb2に向かうに従って、やはり日差が大きくなる。
従って、通常のぜんまいばねを用いた時計と比較して、本実施例の時計1は、巻取り量によらず日差が略一定となる。このため、通常のぜんまいばねを用いた時計と比較して、時計1は、日差が狂いにくくなっている。
ゼネバ歯車50の間欠駆動について説明する。
図9は、図2の状態にある時計1のゼネバ歯車50周辺の構造を示した模式図である。なお、説明を容易にするため、巻取り量表示部60のフランジ部102を省略した状態で図示している。ゼネバ歯車50は、本体部52、本体部52の外周に部分的に設けられた2つの隣接した歯53a、53b、本体部52よりも径が大きく本体部52よりも軸方向の厚みが薄い外周部56、を含む。巻取り量表示部60の歯部63は、交互に設けられた歯63a、63bを含む。歯63aの歯たけh1は、歯63bの歯たけh2よりも大きい。ゼネバ歯車50が一回転することにより、2つの歯53a、53bが、歯63a、63bに噛合って、巻取り量表示部60を間欠的に駆動させる。このように、ゼネバ歯車50は巻取り量表示部60を間欠的に駆動させる。これにより、ゼネバ歯車50の回転は、結果的に減速されて巻取り量表示部60へと伝達され、巻取り量表示部60は、定荷重ばねS巻取り量がR1からR2へと至るに要する駆動ドラム20aの回転数に対して1回転以内で回転する。このように、ゼネバ歯車50と巻取り量表示部60は、ゼネバ歯車機構として機能する。
これにより、ゼネバ歯車50の動力を減速させて巻取り量表示部60へと伝達させるために常時噛合う複数の歯車を設けた場合と比較して、部品点数が削減されている。
図10Aは、歯53a、53bと、歯部63とが噛合っていないときのゼネバ歯車50周辺を示した模式図である。また、図10Bは、図10Aの斜視図である。なお、説明のため、巻取り量表示部60のフランジ部102を省略した状態で図示している。
歯53a、53bと、歯部63とが噛合っていないときは、外周部56の外周面は、歯63bの外周面に摺接する。ここで、歯63aの歯幅b1は、歯63bの歯幅b2よりも短くなっており、外周部56は歯63aに当接しない。すなわち、時計1の正面から背面に向かって軸方向に見たときの歯63aの歯幅は、歯53a、53bとは噛合うが、外周部56には当接しないような歯幅に調整されている。これにより、歯53a、53bと、歯部63とが噛合っていない時に、巻取り量表示部60が不用意に回転することを抑制している。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
巻取り量表示部には、指針68の代わりに、指標となるラインを描いてもよい。巻取り量表示部は、ラックなどを用いて直線状に移動するものであってもよい。ストッパを、巻取り量表示部の背面側に設け、このストッパと係合する係合溝を正面板側に設けてもよい。上記時計1は、置き時計であるが、壁掛け時計や腕時計であってもよい。
1 時計
3a 秒針
3b 時針
3c 分針
10a 正面板
10b 中板
10c 背面板
16 ストッパ
20a 駆動ドラム
20b 保持ドラム
30a〜30g、30i、30j 歯車
28a 軸
41 ラチェット車
43 係合部材
48 線バネ
50 ゼネバ歯車
53 歯
60 巻取り量表示部
63 歯部
63a、53b 歯
66 係合溝
68 指針
S 定荷重ばね

Claims (5)

  1. 時刻表示部を駆動するための定荷重ばねと、
    前記定荷重ばねが巻かれた状態で保持する保持ドラムと、
    前記定荷重ばねの弾性復元力に抗して巻取り可能であり、前記定荷重ばねの弾性復元力に従って前記定荷重ばねを巻き取る方向とは逆方向に回転させられて前記時刻表示部を駆動する、駆動ドラムと、
    前記駆動ドラムに連動し、前記駆動ドラムにより巻き取られた前記定荷重ばねの巻取り量を示す巻取り量表示部と、
    前記駆動ドラムの動力を前記巻取り量表示部に間欠的に伝達するゼネバ歯車と、
    前記巻取り量表示部の可動範囲を制限することにより、前記駆動ドラムにより巻取り可能な前記定荷重ばねの巻取り可能範囲を制限するストッパと、
    を備えたことを特徴とした時計。
  2. 前記ゼネバ歯車は、前記駆動ドラムに直接連結された回転軸に固定され、
    前記巻取り量表示部は、前記ゼネバ歯車と噛合い可能な歯部を有している、請求項1の時計。
  3. 前記ストッパは、前記巻取り可能範囲を、前記定荷重ばねの弾性復元力が一定に維持される前記巻取り量の範囲内に制限する、請求項1又は2の時計。
  4. 前記巻取り量表示部は、前記駆動ドラムに連動して回転すると共に、回転方向に延在した係合溝を有し、
    前記ストッパは、前記係合溝の端部に当接することで前記巻取り可能範囲を制限する、請求項1乃至3の何れかの時計。
  5. 前記巻き取る方向に回転した際の前記駆動ドラムの動力を前記時刻表示部に伝達せず、前記逆方向に回転した際の前記駆動ドラムの動力を前記時刻表示部に伝達するラチェット機構を備えている、請求項1乃至4の何れかの時計。

JP2010223707A 2010-10-01 2010-10-01 時計 Expired - Fee Related JP5320368B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223707A JP5320368B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223707A JP5320368B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012078205A JP2012078205A (ja) 2012-04-19
JP5320368B2 true JP5320368B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=46238618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010223707A Expired - Fee Related JP5320368B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5320368B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6951855B2 (ja) * 2017-03-30 2021-10-20 セイコーインスツル株式会社 トルク発生機構、定トルク機構、時計用ムーブメント及び時計
JP6548240B1 (ja) * 2018-06-29 2019-07-24 セイコーインスツル株式会社 ひげぜんまい、調速機、時計用ムーブメント及び時計
EP3992727A1 (fr) * 2020-10-30 2022-05-04 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Mouvement d'horlogerie mecanique a detection de reserve de marche
CN112594908B (zh) * 2020-12-09 2021-12-24 珠海格力电器股份有限公司 卷帘机构及空调器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53129759A (en) * 1977-04-20 1978-11-13 Sanko Hatsujiyou Kk Clockwork machine with rotation control mechanism
JPH11183642A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Seiko Instruments Inc ぜんまい巻き状態表示装置付き時計
JP2002281684A (ja) * 2001-01-11 2002-09-27 Seiko Epson Corp 弱電用発電装置
JP4013152B2 (ja) * 2003-04-21 2007-11-28 宏三 大塩 運動量変換バンド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012078205A (ja) 2012-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8342740B2 (en) Oscillating weight for an automatic winding watch, including a power reserve indicator device integrated in said oscillating weight
JP5977393B2 (ja) アナログインジケータの周期的又は間欠的移動のための駆動機構を備える時計ムーブメント
US7508738B2 (en) Display device for a watch
JP5425340B2 (ja) 周期的ジャンプによりカルーセルキャリッジを前進させるための機構
JP2010197392A (ja) クロノグラフおよびウォッチを有する時計
JP2008224668A (ja) パワーリザーブ表示機構を有する時計
JP5320368B2 (ja) 時計
US8971157B2 (en) Display apparatus and electronic device
CN110622073B (zh) 钟表的阻挡装置
JP2006234432A (ja) パワーリザーブ表示機構及びこれを備えた機械式時計
JP5320370B2 (ja) 歯車機構及び時計
JP4508451B2 (ja) 貯蔵動力表示器機構および該機構を備えた時計
JP2009531688A (ja) リボン状ディスプレイタイムピース
US9791832B2 (en) Timepiece and method for manufacturing timepiece
US8506157B2 (en) Uncoupling device for a timepiece mechanism and a watch movement comprising the same
JP2014041127A (ja) 拡張動作用パワーリザーブを有する時計用ムーブメント
JP6827074B2 (ja) 計時器用のパワーリザーブインジケーター機構
JP6659812B2 (ja) カムに巻かれたチェーンを有するリピーター
JP2018155620A (ja) ムーブメント及びそれを備えた時計
US20220163922A1 (en) Mechanical movement watch with a force control mechanism
JP5436831B2 (ja) クロノグラフ時計(ストップウォッチ付時計)
JP7333333B2 (ja) 時計伝達システム
US607144A (en) Winding meghanis
EP3855253B1 (en) Watch
JP2009145155A (ja) 時計用オンデマンド表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5320368

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees