JP2009145155A - 時計用オンデマンド表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】オンデマンドの時計用表示装置を提供する。
【解決手段】時分を表示するために配置されている表示装置は、時計のムーブメントのキャノンピニオン1'と筒車1''とによって別々に駆動される二つのカム3'及び9'を有する。バネ6及び11によって待機位置に保持されるレバー5及び10は、対応する時計の外側に配置された押しボタン7によってオンデマンドに手動で稼動されることで、各歯竿4'及び12'の指4及び12がカム3'及び9'にそれぞれ隣接するまで、歯竿4'及び12'をその軸上で回転させる。歯竿は回転している間に時分を示す針を支持するピニオン1'及び1'''を駆動する。
【選択図】図2
【解決手段】時分を表示するために配置されている表示装置は、時計のムーブメントのキャノンピニオン1'と筒車1''とによって別々に駆動される二つのカム3'及び9'を有する。バネ6及び11によって待機位置に保持されるレバー5及び10は、対応する時計の外側に配置された押しボタン7によってオンデマンドに手動で稼動されることで、各歯竿4'及び12'の指4及び12がカム3'及び9'にそれぞれ隣接するまで、歯竿4'及び12'をその軸上で回転させる。歯竿は回転している間に時分を示す針を支持するピニオン1'及び1'''を駆動する。
【選択図】図2
Description
本発明は時計、特に時計の表示装置に関する。
従来技術において多くの時計用表示装置、特に、通常文字盤についている適切な目盛りと対向する表示部材の連続又は跳躍駆動によって情報を表示するための装置が知られている。尚、これらの表示装置はよく知られているので文献を列挙しない。
従来式の時間などを常に表示する時計用表示装置を改良する。
本発明は、時計用のオンデマンド表示装置であり、該装置は時間を示す部材の表示を制御する時計のムーブメントの基礎歯車によって駆動される。時計のムーブメントの基礎歯車とは、針、ディスク又はあらゆる時間表示機構を装置によって制御するための全ての歯車、特に、秒、分、時、日、曜日、週、月、月相、年、又は電力残量などの時計の機能に関するあらゆる表示を制御するための全ての歯車を意味する。
オンデマンド表示装置は以下のことを特徴とする。基礎歯車がカムを駆動する。バネによって待機位置に保持されたレバーが時計の外側に設置された押しボタンによってオンデマンドに手動で稼動される。それによって、歯竿の指がカムに隣接するまで歯竿をその軸上で回動させる。回動している歯竿は時間又は時計の機能を示す部材を支持するピニオンを駆動する。カムは表示される一連の値に対応する構造を有している。
好適な実施形態においては、基礎歯車は分の表示を制御するキャノンピニオンであり、装置は時計の第二の基礎歯車によって駆動される。筒車である第二の基礎歯車は第二のカムを駆動する。同様に第二のバネで待機位置に維持されているレバーは、二つのレバーを体系的に制御する同じ押しボタンによって手動で稼動されることで、第二の歯竿の指がカムに隣接するまで第二の歯竿をその軸上で回動させる。第二の歯竿は回動している間に時間表示部材を支持するピニオンを駆動する。カムは表示される一連の分又は時に対応した形状をそれぞれ有する。
基礎歯車は設定車及びカムに固定された歯車によって回転運動をカムに伝達する。基礎歯車は1時間又は24時間でそれぞれ一回転する。
時間表示部材は、針、ディスク、又は秒、分、時、日、曜日、週、月、月相、年など若しくは時計の機能に関するデータを表示するために配置されたあらゆる装置である。
歯竿によって駆動されるピニオンは同心であり、それぞれ針を支持する前記ピニオンの同心軸の両側に歯竿は配置されている。
歯竿を制御するレバーが待機位置にある時は、時計の二本の針は正午の位置に配置される。
図面は一例として時計用のオンデマンド表示装置の一実施形態を示す。
図1に示される時計は、ケースの右に配置された竜頭と、図1のケースの左に配置された時分のオンデマンド表示を制御するための押しボタンとを有する。
図1及び2に示されるように、分及び時を示す針は、ケースの左に配置された押しボタンが稼動していない時は、12時の位置に配置されている。押しボタンが押されると、装置が稼動し、図2及び3に関して以下において説明されるように時分が表示される。
図2及び3の左部分において、表示装置の分を表示する部分が示されており、一方で表示装置の時を表示する部分は図2及び3の右側に配置されている。オンデマンドに分を表示する時計装置の左部分を参照すると、キャノンピニオンと呼ばれる基礎歯車1があり、該基礎歯車1は一時間で一回転し、分の表示を制御することを意図していることが理解される。基礎歯車又はキャノンピニオン1は時計のムーブメントを設定車2に伝達し、該設定車2はカム3'に固定された歯車3を駆動する。歯車3とカム3'は嵌合することによって一時間で一回転する。
レバー5は、時計の外側からオンデマンドに手動で稼動される押しボタン7と接しているバネ6によって待機位置に保持される。押しボタン7が押されると、該押しボタン7は間接的にレバー5に作用し、該レバー5は歯竿に固定された指4がカム3に対して隣接するまで歯竿4'をその軸上で回動させる。歯竿4'のこの回動運動の間に、分針を支持するピニオン1'が時計の進度に対応する位置まで駆動される。押しボタン7に及ぼされた圧力が解除されると、レバー5は元の位置に戻って分針は12時の位置に戻る。
図面の右部分を参照すると、レバー5が以下に示されるように時針の表示を制御するレバー10に接していることが分かる。レバー5及び10の間の接触はレバー10の末端に配置されたピンによってなされており、ピンは押しボタン7に接するであろう。したがって、押しボタン7が作動された時、該押しボタン7はレバー10のピンによってレバー5に作用し、結果的に二つのレバー5及び10が同時に稼動される。
オンデマンドに時間を表示するための装置の左部分に関して、筒車1''はそのムーブメントを設定車8によって歯車9に伝達する。歯車9はカム9'に固定されており、したがってカム9'に固定された歯車9と同時に筒車1''は24時間で一回転する。
バネ11によって待機位置に保持されているレバー10は、押しボタン7によってレバー5と同時に駆動される。時計の外側から押しボタン7への表示の要求は、歯竿12'をその軸上で回動させるレバー10に作用し、歯竿12'に固定されている指12は移動してカム9'に隣接する。押しボタン7によってなされる作用の間、レバー10は時針を支持するピニオン1'''と嵌合している歯竿12'を回動させる。
時分を表示することを意図する歯竿の指4及び12がそれぞれカム3'及び9'に接している時、時計は時間を表示する。押しボタン7が離されると、レバー5及び10をその待機位置に戻すバネ6及び11の作用によって針は12時の位置に戻る。
上述したように、説明された装置は時計における時分の表示に限定されない。それどころか、この装置の左及び右部分の一方又は他方は時間に関するあらゆる表示を示すのに用いることができる。したがって、秒、日、曜日、週、月、月相、又は年を表示するのみ用いることができる。また、時計の電池残量などの他の表示、又は時計の機能に関するあらゆる表示をオンデマンドで示すために用いることができる。
3'、9' カム
4'、12' 歯竿
5、10 レバー
6、11 バネ
7 押しボタン
4'、12' 歯竿
5、10 レバー
6、11 バネ
7 押しボタン
Claims (6)
- 時間又は時計の機能を示す部材の表示を制御する時計のムーブメントの基礎歯車によって駆動される時計用オンデマンド表示装置であって、
基礎歯車(1)と、基礎歯車(1)によって駆動されるカム(3')と、時計の外側から操作可能な押しボタン(7)と、バネ(6)と、バネ(6)によって待機位置に保持されるレバー(5)と、歯竿(4')と、時間又は時計の機能を示す部材を支持するピニオン(1')とを有し、
待機位置にあるレバー(5)が押しボタン(7)によって駆動されることで、レバー(5)は歯竿(4')の指(4)がカム(3')に隣接するまで歯竿(4')をその軸上で回動させ、回動している歯竿はピニオン(1')を駆動し、カム(3')は表示される一連の値に対応する形状を有する装置。 - 基礎歯車(1)が分の表示を制御するキャノンピニオンであり、筒車である時計の第二の基礎歯車(1'')が第二のカム(9')を駆動し、バネ(11)によって待機位置に保持されているレバー(10)が二つのレバー(5、10)を同時に制御する押しボタン(7)によって手動で稼動されることで、第二の歯竿(12')の指(12)がカム(9')に隣接するまで第二の歯竿(12')をその軸上で回動させ、歯竿(12')は回動している間に表示部材を支持するピニオン(1''')を駆動し、カム(3'、9')は表示される一連の分又は時に対応する形状をそれぞれ有する請求項1に記載の装置。
- 基礎歯車(1、1'')は設定車(1、8)とカム(3'、9')に固定された歯車(5、9)とを介してカム(3'、9')へと回転運動を伝達し、基礎歯車(1、1'')は1時間及び24時間でそれぞれ一回転する請求項1に記載の装置。
- 時間を示す部材が、針、ディスク、又は秒、分、時、日、週、月、月相、年など若しくは時計の機能に関するデータを表示するために設置されたあらゆる装置である請求項1に記載の装置。
- ピニオン(1'、1''')が同心で、それぞれ針を支持するピニオン(1'及び1''')の同心軸の両側に配置された歯竿(4'及び12')によって駆動される請求項2に記載の装置。
- レバー(5及び10)が待機位置にある時、時計の二つの針が正午を指す位置にある請求項5に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007321778A JP2009145155A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | 時計用オンデマンド表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007321778A JP2009145155A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | 時計用オンデマンド表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009145155A true JP2009145155A (ja) | 2009-07-02 |
Family
ID=40915916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007321778A Pending JP2009145155A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | 時計用オンデマンド表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009145155A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107111276A (zh) * | 2014-12-31 | 2017-08-29 | 布朗潘有限公司 | 月相指示器机构 |
CN113557484A (zh) * | 2019-03-11 | 2021-10-26 | 三菱电机株式会社 | 加工面性状评价装置、加工面性状评价方法及机器学习装置 |
-
2007
- 2007-12-13 JP JP2007321778A patent/JP2009145155A/ja active Pending
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CN113557484A (zh) * | 2019-03-11 | 2021-10-26 | 三菱电机株式会社 | 加工面性状评价装置、加工面性状评价方法及机器学习装置 |
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