JP5320198B2 - 伝送路推定器及びofdm復調器 - Google Patents
伝送路推定器及びofdm復調器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5320198B2 JP5320198B2 JP2009170098A JP2009170098A JP5320198B2 JP 5320198 B2 JP5320198 B2 JP 5320198B2 JP 2009170098 A JP2009170098 A JP 2009170098A JP 2009170098 A JP2009170098 A JP 2009170098A JP 5320198 B2 JP5320198 B2 JP 5320198B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission path
- path
- window
- estimation
- delay profile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
内挿補間推定法では、ローパスフィルタ(以下「LPF」という。)を用いるが、フィルタの通過帯域について次のような特徴がある。
遅延プロファイルから推定する方法では、遅延プロファイルに窓関数を乗じてFFT演算をすることにより、推定誤差の良化、悪化が生じる。この窓関数の窓幅についても、内挿補間におけるフィルタ帯域と同様の性質があり、推定誤差と推定可能なパス存在範囲はトレードオフの関係にある。
図1は、本発明の実施例1のOFDM復調における伝送路推定器を有するOFDM復調器を示す概略の構成図である。
図4は図1の推定窓生成動作を説明する波形図、図5は図1の遅延プロファイルパス検出閾値算出を説明する波形図、図6は図1の遅延プロファイルの最大電力を説明する波形図、図7は図1の前段の利得制御値を説明する波形図、及び、図8は図1の遅延プロファイルパス窓幅算出を説明する波形図である。これらの図4〜図8の横軸は時間(t)、縦軸は電力(p)である。
閾値TH=基本閾値thresh×閾値係数f+閾値オフセット ・・・(1)
但し、基本閾値thresh;遅延プロファイルS21の最大電力に比例する値
閾値係数 ;前段のゲイン制御値に比例する値
閾値オフセット;遅延プロファイルS21の合計電力×SP復調結果による
SNR推定値÷IFFTポイント(既知)
又は、
遅延プロファイルS21の最大電力×SP復調結果による
SNR推定値÷IFFTポイント(既知)
基本閾値thresh=max_power/K ・・・(2)
但し、Kは係数
例えば、K=2:3dB Loss pathまで判定
K=4:6dB Loss pathまで判定
要素(1);「当該パスの電力値」に比例もしくは大小に関連する値
要素(2);「遅延プロファイルの最大電力と当該パスの電力比」に比例もしく
は大小に関連する値
要素(3);「遅延プロファイルの合計電力と当該パスの電力比」に比例もし
くは大小に関連する値
要素(4);「前段のゲイン制御値」に反比例もしくは大小に関連する値
要素(5);「SP復調結果によるSNR推定値」に反比例もしくは大小に関連す
る値
要素(6);「ドップラー(Doppler)周波数推定値」に反比例もしくは大小に関
連する値
本実施例1の伝送路推定器20を有するOFDM復調器によれば、遅延プロファイルS21を利用し、パスS22の存在範囲を判定してFFTの伝送路推定窓S23の窓関数を動的に制御するようにしたので、受信時点のパス存在範囲に応じた推定誤差最良の伝送路推定を実現できる。
図9、本発明の実施例2のOFDM復調における伝送路推定器を有するOFDM復調器を示す概略の構成図であり、実施例1のOFDM復調器を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の伝送路推定器20Aでは、推定窓生成部23で得られた伝送路推定窓S23の窓関数から、FFT部26により、FIR係数S26を算出し、このFIR係数S26をFIRフィルタ27に与える。FIRフィルタ27では、パイロットシンボル抽出部14で抽出されたパイロットシンボルSPによる内挿補間により伝送路推定結果S27を求め、等化器31に与える。その他の動作は、実施例1と同様である。
本実施例2の伝送路推定器20Aを有するOFDM復調器によれば、遅延プロファイルS21を利用し、パス検出部22及び推定窓生成部23により、パスS22の存在範囲を判定して、FFT部26及びFIRフィルタ27により、LPFの内挿補間フィルタ係数を動的に制御するようにしているので、受信時点のパス存在範囲に応じた推定誤差最良の伝送路推定を実現できる。しかも、FFT部26及びFIRフィルタ27を用いているので、実施例1よりも演算量を削減できる。
図10は、本発明の実施例3のOFDM復調における伝送路推定器を有するOFDM復調器を示す概略の構成図であり、実施例1、2のOFDM復調器を示す図1、図9中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図11は図10の推定窓生成を示す波形図、及び、図12は図10の伝送路推定を示す波形図である。これらの図11及び図12において、横軸は時間(t)、縦軸は電力(p)である。
本実施例3の伝送路推定器20Bを有するOFDM復調器によれば、遅延プロファイルS21を利用し、パスS22の存在範囲を判定してLPFの内挿補間フィルタ係数を動的に制御しているので、受信時点のパス存在範囲に応じた推定誤差最良の伝送路推定を実現できる。更に、LPFの内挿補間の推定法については、演算回路削減を目的とするフィルタ係数制御を行っているので、FIRフィルタ27の演算量を削減できる。
図13は、本発明の実施例4のOFDM復調における伝送路推定器を有するOFDM復調器を示す概略の構成図であり、実施例3のOFDM復調器を示す図10中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図14は、図13の伝送路推定を示す波形図である。この図14において、横軸は時間(t)、縦軸は電力(p)である。
本実施例4の伝送路推定器20Cを有するOFDM復調器によれば、実施例3と同様の効果がある。更に、FIR係数選択部28では、テーブルに記憶されたFIR係数を選択する構成であるため、実施例3のFFT部26におけるFIR係数生成演算を省略できる。
図15は、本発明の実施例5のOFDM復調における伝送路推定器を有するOFDM復調器を示す概略の構成図であり、実施例3のOFDM復調器を示す図10中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
図16及び図17は、図15のFFT窓基点位置制御を示す波形図である。この図16及び図17において、横軸は時間(t)、縦軸は電力(p)である。
(パス中心P1と時間0位置とのずれ)S29=(距離C−距離B)/2
となっている。フィルタ30は、図17に示すように、算出されたパス中心P1と時間0位置とのずれS29の値に対し、適度なフィルタリングを行って平均値を求め、フィルタリング後のパス中心P1と時間0位置とのずれS29の値を、FFT入力生成部41における基点時間位置の補正情報S30としてフィードバックする。
本実施例5の伝送路推定器20Dを有するOFDM復調器によれば、実施例3と同様の効果が得られ、更に、演算回路削減を目的とするフィルタ係数制御、及びこのフィルタ制御効果を向上するための最適なFFT窓基点位置制御も実現できる。
本発明は、上記実施例1〜5に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。
12 FFT窓抽出部
13,13D,25,26 FFT部
14 パイロットシンボル抽出部
20,20A,20B,20C,20D 伝送路推定器
21 IFFT部
22 パス検出部
23,23B 推定窓生成部
24 乗算器
27 FIRフィルタ
28 FIR係数選択部
29 パス中心ずれ算出部
30 フィルタ
31 等化器
41 FFT入力生成部
Claims (5)
- OFDM変調されたOFDM信号から抽出されたパイロットシンボルに対して逆高速フーリエ変換を行って遅延プロファイルを求める逆高速フーリエ変換手段と、
前記遅延プロファイルからパス存在範囲を判定し、伝送路推定窓を生成するパス判定・推定窓生成手段と、
生成された前記伝送路推定窓と前記遅延プロファイルとから伝送路推定演算を行って伝送路推定結果を求める伝送路推定演算手段と、を有し、
前記パス判定・推定窓生成手段は、
前記遅延プロファイルからパスを検出するパス検出手段と、検出された前記パスから線対称の前記伝送推定窓を生成する推定窓生成手段とを有し、
前記伝送路推定演算手段は、
生成された前記線対称の伝送路推定窓に基づき、予め格納された有限インパルス応答係数を選択する選択手段と、
選択された前記有限インパルス応答係数と前記パイロットシンボルとから、前記パイロットシンボルによる内挿補間により前記伝送路推定結果を求める有限インパルス応答フィルタとを有することを特徴とする伝送路推定器。 - 前記パス検出手段により検出された全パスのピーク時間の中心位置を決め、現在の前記遅延プロファイルの時間ゼロ位置とのパス中心ずれを算出するパス中心ずれ算出手段と、
算出された前記パス中心ずれ算出手段に対してフィルタリングを行い、前記フィルタリング後のパス中心と時間ゼロ位置とのずれの値を、前記入力データ窓における前記時間基点位置の補正情報としてフィードバックするフィルタ手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の伝送路推定器。 - OFDM変調されたOFDM信号から、高速フーリエ変換の入力データ窓を生成し、高速フーリエ変換演算によりパイロットシンボルを抽出するパイロットシンボル抽出手段と、
抽出された前記パイロットシンボルに対して逆高速フーリエ変換を行って遅延プロファイルを求める逆高速フーリエ変換手段と、
前記遅延プロファイルからパス存在範囲を判定し、伝送路推定窓を生成するパス判定・推定窓生成手段と、
生成された前記伝送路推定窓と前記パイロットシンボルとから伝送路推定演算を行って伝送路推定結果を求める伝送路推定演算手段と、
前記高速フーリエ変換演算の前記入力データ窓における時間基点位置を制御する高速フーリエ変換窓基点位置制御手段と、を有し、
前記パス判定・推定窓生成手段は、
前記遅延プロファイルからパスを検出するパス検出手段と、
検出された前記パスから線対称の前記伝送路推定窓を生成する推定窓生成手段とを有し、
前記伝送路推定演算手段は、
生成された前記線対称の伝送路推定窓に基づき、予め格納された有限インパルス応答係数を選択する選択手段と、
選択された前記有限インパルス応答係数と前記パイロットシンボルとから、前記パイロットシンボルによる内挿補間により前記伝送路推定結果を求める有限インパルス応答フィルタとを有することを特徴とする伝送路推定器。 - 前記高速フーリエ変換窓基点位置制御手段は、
前記パス検出手段により検出された全パスのピーク時間の中心位置を決め、現在の前記遅延プロファイルの時間ゼロ位置とのパス中心ずれを算出するパス中心ずれ算出手段と、
算出された前記パス中心ずれ算出手段に対してフィルタリングを行い、前記フィルタリング後のパス中心と時間ゼロ位置とのずれの値を、前記入力データ窓における前記時間基点位置の補正情報としてフィードバックするフィルタ手段と
を有することを特徴とする請求項3記載の伝送路推定器。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の伝送路推定器と、
前記伝送路推定器で求めた前記伝送路推定結果を用いて前記OFDM信号を等化する等化器と、
を有することを特徴とするOFDM復調器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009170098A JP5320198B2 (ja) | 2009-07-21 | 2009-07-21 | 伝送路推定器及びofdm復調器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009170098A JP5320198B2 (ja) | 2009-07-21 | 2009-07-21 | 伝送路推定器及びofdm復調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011029686A JP2011029686A (ja) | 2011-02-10 |
JP5320198B2 true JP5320198B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43637976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009170098A Active JP5320198B2 (ja) | 2009-07-21 | 2009-07-21 | 伝送路推定器及びofdm復調器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5320198B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120328055A1 (en) * | 2010-03-05 | 2012-12-27 | Ntt Docomo, Inc. | Channel estimation circuit, channel estimation method, and receiver |
JP5570456B2 (ja) * | 2011-02-18 | 2014-08-13 | 日本放送協会 | Ofdm信号受信装置および中継装置 |
JP5837797B2 (ja) * | 2011-10-25 | 2015-12-24 | シャープ株式会社 | 受信装置、受信方法、通信システムおよび通信方法 |
JP5991897B2 (ja) * | 2012-10-17 | 2016-09-14 | 株式会社メガチップス | 通信装置及び通信方法 |
JP6374476B2 (ja) * | 2016-12-20 | 2018-08-15 | 株式会社デンソーテン | 受信装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2671923B1 (fr) * | 1991-01-17 | 1993-04-16 | France Etat | Dispositif de demodulation coherente de donnees numeriques entrelacees en temps et en frequence, a estimation de la reponse frequentielle du canal de transmission et seuillage, et emetteur correspondant. |
FR2743967B1 (fr) * | 1996-01-18 | 1998-03-27 | France Telecom | Procede et dispositif de synchronisation temporelle d'un recepteur d'un signal multiporteuse |
JP4612511B2 (ja) * | 2005-09-09 | 2011-01-12 | シャープ株式会社 | 受信装置及び受信方法 |
-
2009
- 2009-07-21 JP JP2009170098A patent/JP5320198B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011029686A (ja) | 2011-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7684503B2 (en) | OFDM reception apparatus and OFDM reception method | |
JP4516489B2 (ja) | 受信装置 | |
JP4961918B2 (ja) | Ofdm受信装置及びofdm受信方法 | |
JP4975085B2 (ja) | 受信装置および方法 | |
JP5896795B2 (ja) | 等化装置、受信装置及び等化方法 | |
US8155223B2 (en) | Receiving device, receiving method, and program | |
JP5320198B2 (ja) | 伝送路推定器及びofdm復調器 | |
JP4215084B2 (ja) | 等化器及び等化方法 | |
JP4412387B2 (ja) | 受信装置、受信方法、およびプログラム | |
US8019009B2 (en) | Equalizer circuit | |
JP4444229B2 (ja) | Ofdm復調装置、ofdm復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JP2009044364A (ja) | Ofdm受信装置 | |
JP4861796B2 (ja) | 無線通信装置及び通信処理回路 | |
US8139664B2 (en) | Reception apparatus, reception method and program | |
JP2010021670A (ja) | Ofdm信号受信装置および中継装置 | |
JP5995703B2 (ja) | 等化装置及び等化方法並びに受信装置 | |
JP2007288450A (ja) | 復調装置及び方法 | |
JP5110586B2 (ja) | Ofdm復調装置、ofdm復調方法、ofdm復調プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 | |
JP5716617B2 (ja) | 信号処理回路、信号処理方法、及び受信システム | |
JP2007258794A (ja) | Ofdm受信機における雑音低減方法及びその装置 | |
JP2010114883A (ja) | Ofdm受信装置および中継装置 | |
JP2007251436A (ja) | Ofdm復調装置、ofdm復調方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120709 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130326 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130527 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5320198 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |