JP5319345B2 - ミストサウナ装置 - Google Patents
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Description
前記運転制御手段が、ミスト運転の開始指令が指令されたときに、前記開閉弁を閉じた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記開閉弁を開くミスト運転処理を実行するように構成されているミストサウナ装置に関する。
そして、運転制御手段が、ミスト運転の開始指令が指令されると、開閉弁を閉じた状態で、熱交換器及び空気加熱用熱交換器に対する熱媒の供給を開始し、供給される熱媒の温度が設定温度(例えば60℃)以上になると、通風手段の通風作動を開始し、その後、吸引温度検出手段にて検出される温度が設定温度(例えば28℃)以上になると、ミスト噴出許可条件が満たされたとして、開閉弁を開くミスト運転処理を実行して、サウナ用空間としての浴室内に湯水をミスト状に噴出するように構成されたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
すなわち、湯水供給用流路における開閉弁と弁手段との間の流路部分は、開閉弁と弁手段とによって両端側が閉じられた密閉状態となっているが、予備運転処理が行われると、このような密閉状態となっている流路部分内の湯水が加熱手段にて加熱されて熱膨張する結果、その内圧が高まり、開閉弁の動作不良や流路形成用配管が損傷する等のトラブルを招く虞があった。
前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに供給される湯水を加熱する加熱手段と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段と前記ミストノズルとの間に位置する流路部分に配設されて、前記ミストノズルに湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切換える開閉弁と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段よりも湯水流動方向上手側の流路部分に配設されて、湯水が湯水流動方向上手側に流動するのを阻止する弁手段と、
運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、ミスト運転の開始指令が指令されたときに、前記開閉弁を閉じた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記開閉弁を開くミスト運転処理を実行するように構成されているものであって、その第1特徴構成は、
前記湯水供給用流路の前記開閉弁と前記弁手段との間に位置する流路部分における流路形成用管部分同士を接続する配管継手が、
筒状部及びその筒状部の先端部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部を備える雌側継手と、前記雌側継手の前記筒状部に内嵌される筒状の挿入部とその挿入部の根元部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部とを備える雄側継手と、前記筒状部に前記挿入部を挿入した状態に接続された前記雌側継手と前記雄側継手とに装着されて、前記雌側継手の前記鍔状部と前記雄側継手の前記鍔状部とが離れる側に移動するのを一対の受止め部にて受止め阻止する抜け止め具とから構成され、且つ、湯水の熱膨張を吸収する吸収手段を備え、
前記吸収手段が、前記挿入部の外周部又は前記筒状部の内周部に熱膨張する湯水の圧力にて収縮するように形成した収縮変形部にて構成され、
前記収縮変形部が、前記挿入部におけるその外周部に装着されたシール用弾性環状体よりも先端側に、環状の凹溝状に形成された空気溜まり部として形成されている点を特徴とする。
つまり、接続された雌側継手と雄側継手とを抜け止め具を装着して抜け止めを行うように構成された配管継手は、接続作業が容易に行える等の利点を備えるものであり、このような配管継手を用いて、湯水供給用流路が形成されることになる。
この空気溜まり部は、湯水供給用流路における開閉弁と弁手段との間の流路部分内の湯水が、予備運転処理により熱膨張すると、その熱膨張する湯水の圧力に収縮して、開閉弁と弁手段との間の流路部分の内圧が上昇することを抑制することになる。
前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに供給される湯水を加熱する加熱手段と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段と前記ミストノズルとの間に位置する流路部分に配設されて、前記ミストノズルに湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切換える開閉弁と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段よりも湯水流動方向上手側の流路部分に配設されて、湯水が湯水流動方向上手側に流動するのを阻止する弁手段と、
運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、ミスト運転の開始指令が指令されたときに、前記開閉弁を閉じた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記開閉弁を開くミスト運転処理を実行するように構成されているものであって、その第2特徴構成は、
前記湯水供給用流路の前記開閉弁と前記弁手段との間に位置する流路部分における流路形成用管部分同士を接続する配管継手が、
筒状部及びその筒状部の先端部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部を備える雌側継手と、前記雌側継手の前記筒状部に内嵌される筒状の挿入部とその挿入部の根元部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部とを備える雄側継手と、前記筒状部に前記挿入部を挿入した状態に接続された前記雌側継手と前記雄側継手とに装着されて、前記雌側継手の前記鍔状部と前記雄側継手の前記鍔状部とが離れる側に移動するのを一対の受止め部にて受止め阻止する抜け止め具とから構成され、且つ、湯水の熱膨張を吸収する吸収手段を備え、
前記吸収手段が、前記雌側継手又は前記雄側継手の鍔状部と前記抜け止め具の前記受止め部との間に、弾性変形により前記雌側継手と前記雄側継手とを互いに離れる側に移動させる弾性体を介装させることにより構成されている点を特徴とする。
このような配管継手としては、一般に、筒状部及びその筒状部の先端部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部を備える雌側継手と、継手の前記筒状部に内嵌される筒状の挿入部とその挿入部の根元部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部とを備える雄側継手と、筒状部に挿入部を挿入した状態に接続された雌側継手と雄側継手とに装着されて、雌側継手の鍔状部と雄側継手の鍔状部とが離れる側に移動するのを一対の受止め部にて受止め阻止する抜け止め具とから構成される配管継手が用いられる。
つまり、接続された雌側継手と雄側継手とを抜け止め具を装着して抜け止めを行うように構成された配管継手は、接続作業が容易に行える等の利点を備えるものであり、このような配管継手を用いて、湯水供給用流路が形成されることになる。
そして、接続された雌側継手と雄側継手とを抜け止め具を装着して抜け止めを行うように構成された配管継手が、湯水供給用流路を形成するために存在することに着目して、湯水供給用流路の開閉弁と弁手段との間に位置する流路部分における流路形成用管部分同士を接続する配管継手に、湯水の熱膨張を吸収する吸収手段を備えさせるものであるから、予備運転処理が行われて、湯水が熱膨張しても、その熱膨張が配管継手に備えられた吸収手段にて吸収されて、開閉弁の動作不良や流路形成用配管の損傷等のトラブルを招くことが抑制されることになる。
説明を加えると、湯水供給用流路における開閉弁と弁手段との間の流路部分は、開閉弁と弁手段とによって両端側が閉じられた密閉状態となっているため、予備運転処理が行われると、このような密閉状態となっている流路部分内の湯水が加熱手段にて加熱されて熱膨張し、その内圧が高まる虞があるが、湯水の熱膨張が吸収手段にて吸収される結果、その内圧の増大が抑制されて、開閉弁の動作不良や流路形成用配管の損傷等のトラブルを招くことが抑制されるものとなる。
しかも、配管用継手は簡素な構成であるため、その配管用継手を改造して吸収手段を備えさせることは行い易いものであることに着目して、配管用継手に吸収手段を備えさせるものであるから、吸収手段を備えた専用の機器類を組み込むようにするに較べて、全体構成の簡素化を図りながら、開閉弁の動作不良や流路形成用配管の損傷等のトラブルを招くことを抑制できるものとなる。
要するに、本発明の第2特徴構成によれば、湯水供給用流路を形成するために用いられる構成を有効利用した簡素な構成にて、湯水の熱膨張に起因する開閉弁の動作不良や湯水供給用流路の損傷を抑制できるミストサウナ装置を提供できる。
また、本発明の第2特徴構成によれば、雌側継手又は雄側継手の鍔状部と抜け止め具の受止め部との間に弾性体が介装されているため、雌側継手と雄側継手とは、弾性体によって互いに接近する状態に保持されることになる。
このように互いに接近する状態に弾性体によって保持されている雌側継手及び雄側継手は、湯水供給用流路における開閉弁と弁手段との間の流路部分内の湯水が予備運転処理により熱膨張すると、その熱膨張する湯水の圧力にて互いに離れる側に向けて移動される力を受けることになる。そして、雌側継手及び雄側継手は、このように互いに離れる側に向けて移動される力を受けると、弾性体の弾性変形により、互いに離れる側に向けて移動して、開閉弁と弁手段との間の流路部分の内圧が上昇することを抑制することになる。
前記吸収手段を備える前記配管継手が、前記湯水供給用流路の前記開閉弁と前記弁手段との間に位置する流路部分に複数配設されている点を特徴とする。
このように吸収手段を備える複数の配管継手にて湯水の熱膨張を吸収できるものとなるから、例えば、吸収手段を備える複数の配管継手の一部のものが作動不良のために、湯水の熱膨張を適確に吸収できないような状態になることがあっても、吸収手段を備える他の配管継手によって、湯水の熱膨張を吸収させることができる等、湯水の熱膨張を吸収することについての信頼性を向上することができる。
以下、本発明のミストサウナ装置をミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機に適用した場合の実施形態を図面に基づいて説明する
図1に示すように、ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機は、浴室Yの天井部に設置される暖房乾燥用の本体ユニット1と、その本体ユニット1の上部に重ねる状態で設置されるミストサウナ用の湯水供給ユニット2とを備えて構成されている。
そして、それら本体ユニット1及び湯水供給ユニット2に対して、往き管3Aと戻り管3Bとを用いて熱媒としての加熱した湯水(例えば80℃)を循環供給する熱源機4が設けられ、また、本体ユニット1及び湯水供給ユニット2の運転を制御するマイクロコンピュータを主要部として構成される運転制御手段H(図3参照)に対して、暖房運転指令、乾燥運転指令、換気運転指令、及び、ミストサウナ運転指令等の各種の情報を指令するリモコン操作部として、浴室内に設置される浴室リモコン5及び脱衣室に設置される脱衣室リモコン6が設けられている。
本体ケーシング1Aの内部には、空気を加熱する加熱用熱交換器K、浴室内の空気を循環通風する循環ファンF、及び、換気ファンGが収納されている。
グリル板1Bには、後述の如く、湯水供給路用流路Rを通して供給される湯水を浴室内にミスト状に噴出する一対のミストノズルNが設けられている。
吸引した空気を空気加熱用の熱交換器Kを通して流動させ、加熱した空気をグリル板1Bに形成した吹出口8を通して浴室内に吹き出す形態で、浴室内の空気を循環通風するように構成されている。
尚、吹出口8には、吹出方向を変更調整する可動ルーバ9が設けられている。この可動ルーバ9は、電動モータ9A(図3参照)にて向き変更操作されるように構成されるものであって、浴室リモコン5及び脱衣室リモコン6にて指令される向き変更指令に基づいて、運転制御手段Hが、電動モータ9Aを作動させるように構成されている。
尚、本体ケーシング1Aの横側壁に形成した換気用排気口12には、換気のために排気される空気にて押し開かれる逆流防止用閉塞板13が設けられている。
したがって、熱伝動弁15を開閉することにより、空気加熱用の熱交換器Kを加熱作用状態と加熱停止状態とに切換えることができるように構成されている。
また、温水比例弁16を開閉することにより、湯水加熱用の熱交換器Mを加熱作用状態と加熱停止状態とに切換えることができ、且つ、温水比例弁16の開度を調節することにより、湯水加熱用の熱交換器Mの加熱量を調整できるように構成されている。
尚、空気加熱用の熱交換器Kは、水平姿勢で設置される第1熱交換部17aと立ち姿勢で設置される第2熱交換部17bとを備えるように構成されている。
そして、湯水がノズルNに供給されるのを断続する電磁式のミスト断続弁20が、一対の分岐案内管19cの夫々に配設されている。
尚、本実施形態においては、水断続弁21及び逆止弁22が、湯水供給用流路Rにおける湯水加熱用の熱交換器Mより湯水流動方向上手側の流路部分に配設されて、湯水が湯水流動方向上手側に流動するのを阻止する弁手段Vとして機能することになる。
放出弁24は、後述の如く、ミストサウナ運転を行う際に、前回のミストサウナ運転を実行してからの経過時間が設定時間以上であるときには、運転制御手段Hにて放出状態に切換えられて、湯水加熱用の熱交換器Mに残留する湯水を放出するのに用いられることになる。尚、このように残留する湯水を排出するときには、水断続弁21が開かれることはもちろんである。
尚、運転制御手段Hは、浴室リモコン5及び脱衣室リモコン6にて各種の運転が指令されたときに、熱源機4からの温水が必要な場合には、熱源機4のコントローラ4Aに対して熱媒供給運転を指令することになる。
熱源機4から湯水が供給される受入管14aに、熱源機4から供給される湯水の温度を検出する湯水温度検出センサ30が設けられ、湯水加熱用の熱交換器Mからの湯水をノズルNに向けて案内する案内管19bに、ノズルNに供給される湯水の温度を検出するミスト温度センサ32が設けられ、また、循環ファンFの通風により、グリル板1Bに形成した吸引口7を通して浴室Yから吸引される空気の温度を検出する浴室温度センサ31が設けられている。
そして、運転制御手段Hは、浴室リモコン5及び脱衣室リモコン6にてミストサウナ運転の開始指令が指令されると、ミスト断続弁20を閉じた状態で湯水加熱用の熱交換器Mを作動させる予備運転処理を実行し、次に、湯水温度検出センサ30にて検出される湯水の温度が設定温度(例えば60℃)以上になると、循環ファンFを作動させる循環ファン作動開始処理を実行し、その後、ミスト噴出許可条件が満たされると、つまり、浴室温度センサ31にて検出される浴室温度が設定温度(例えば28℃)以上で且つ(湯水温度検出センサ30にて検出される湯水の温度が設定温度(例えば60℃)以上になると、ミスト断続弁20を開くミスト運転処理を実行するように構成されている。
先ず、浴室リモコン5及び脱衣室リモコン6にてミストサウナ運転の開始指令が指令されたか否かをチェックし(#1)、指令されていない場合には、メインフローにリターンする。
つまり、配管継手Tが、逆止弁22の入口及び出口、水断続弁21の入口及び出口、湯水加熱用の熱交換器Mの入口及び出口、並びに、ミストノズルNの入口等に設けられている。
雌側継手Tbの挿入部35の外周部には、シール用弾性環状体Pが装着されている。
そして、一対の舌片37の夫々には、雌側継手Taの鍔状部34及び雄側継手Tbの鍔状部36が入り込む開口38が形成されて、その開口38の口縁により、一対の受止め部Uが形成されている。
ちなみに、湯水供給用流路Rを構成するために配設される配管継手Tのうち、吸収手段Aを備えさせないものは、空気溜まり部40aが省略されることになる。
尚、挿入部35における空気溜まり部40aよりも先端側部分の外径は、雌側継手Taの筒状部33の内径よりも少しだけ小さいものであり、空気溜まり部40aに対する湯水の出入により、空気が排出されるのを抑制するようになっている。
次に別実施形態を説明する。
(イ)上記実施形態では、収縮変形部40としての空気溜まり部40aを、雄側継手Tbの挿入部35の外周部に形成する場合を例示したが、図7に示すように、雌側継手Taの筒状部33の内周部に形成するようにしてもよい。
そして、雄側継手の挿入部の外周部や雌側継手の筒状部の内周部に形成する空気溜まり部としては、上記実施形態で述べたように、周方向に連なる環状に形成する他、周方向で断続する形態で形成してもよい。
すなわち、雌側継手Taの鍔状部34と抜け止め具Tcの受止め部Uとの間、及び、雄側継手Tbの鍔状部36と抜け止め具Tcの受止め部Uとの間に弾性体41を介装させることにより構成してもよい。尚、弾性体38としては、樹脂製のものが適用できるが、金属性のものを用いても良く、また、弾性体41を、鍔状部34、36に固定する、あるいは、抜け止め具Tcの受止め部Uに固定しておくと、扱いが容易になって良い。
つまり、吸収手段Aが、湯水供給用流路Rにおける開閉弁20と弁手段Vとの間の流路部分内の湯水が予備運転処理により熱膨張すると、雌側継手Ta及び雄側継手Tbを弾性体41の弾性力に抗して互いに離れる側に移動させることにより、湯水供給用流路Rにおける開閉弁20と弁手段Vとの間の流路部分の容積を増加させて、開閉弁20と弁手段Vとの間の流路部分の内圧が上昇することを抑制することになる。
また、逆止弁22は湯水供給用流路Rではなく、ケーシング2A外の供給管18に設けて実施してもよい。
33 筒状部
34 鍔状部
35 挿入部
36 鍔状部
40 収縮変形部
40a 空気溜まり部
41 弾性体
A 吸収手段
H 運転制御手段
M 加熱手段
N ミストノズル
R 湯水供給用流路
T 配管継手
Ta 雌側継手
Tb 雄側継手
Tc 抜け止め具
U 受止め部
V 弁手段
Claims (3)
- 湯水供給用流路を通して供給される湯水をサウナ用空間にミスト状に噴出するミストノズルと、
前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに供給される湯水を加熱する加熱手段と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段と前記ミストノズルとの間に位置する流路部分に配設されて、前記ミストノズルに湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切換える開閉弁と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段よりも湯水流動方向上手側の流路部分に配設されて、湯水が湯水流動方向上手側に流動するのを阻止する弁手段と、
運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、ミスト運転の開始指令が指令されたときに、前記開閉弁を閉じた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記開閉弁を開くミスト運転処理を実行するように構成されているミストサウナ装置であって、
前記湯水供給用流路の前記開閉弁と前記弁手段との間に位置する流路部分における流路形成用管部分同士を接続する配管継手が、
筒状部及びその筒状部の先端部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部を備える雌側継手と、前記雌側継手の前記筒状部に内嵌される筒状の挿入部とその挿入部の根元部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部とを備える雄側継手と、前記筒状部に前記挿入部を挿入した状態に接続された前記雌側継手と前記雄側継手とに装着されて、前記雌側継手の前記鍔状部と前記雄側継手の前記鍔状部とが離れる側に移動するのを一対の受止め部にて受止め阻止する抜け止め具とから構成され、且つ、湯水の熱膨張を吸収する吸収手段を備え、
前記吸収手段が、前記挿入部の外周部又は前記筒状部の内周部に熱膨張する湯水の圧力にて収縮するように形成した収縮変形部にて構成され、
前記収縮変形部が、前記挿入部におけるその外周部に装着されたシール用弾性環状体よりも先端側に、環状の凹溝状に形成された空気溜まり部として形成されているミストサウナ装置。 - 湯水供給用流路を通して供給される湯水をサウナ用空間にミスト状に噴出するミストノズルと、
前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに供給される湯水を加熱する加熱手段と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段と前記ミストノズルとの間に位置する流路部分に配設されて、前記ミストノズルに湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切換える開閉弁と、
前記湯水供給用流路における前記加熱手段よりも湯水流動方向上手側の流路部分に配設されて、湯水が湯水流動方向上手側に流動するのを阻止する弁手段と、
運転を制御する運転制御手段とが設けられ、
前記運転制御手段が、ミスト運転の開始指令が指令されたときに、前記開閉弁を閉じた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記開閉弁を開くミスト運転処理を実行するように構成されているミストサウナ装置であって、
前記湯水供給用流路の前記開閉弁と前記弁手段との間に位置する流路部分における流路形成用管部分同士を接続する配管継手が、
筒状部及びその筒状部の先端部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部を備える雌側継手と、前記雌側継手の前記筒状部に内嵌される筒状の挿入部とその挿入部の根元部に径方向外方に突出する状態で設けられた鍔状部とを備える雄側継手と、前記筒状部に前記挿入部を挿入した状態に接続された前記雌側継手と前記雄側継手とに装着されて、前記雌側継手の前記鍔状部と前記雄側継手の前記鍔状部とが離れる側に移動するのを一対の受止め部にて受止め阻止する抜け止め具とから構成され、且つ、湯水の熱膨張を吸収する吸収手段を備え、
前記吸収手段が、前記雌側継手又は前記雄側継手の鍔状部と前記抜け止め具の前記受止め部との間に、弾性変形により前記雌側継手と前記雄側継手とを互いに離れる側に移動させる弾性体を介装させることにより構成されているミストサウナ装置。 - 前記吸収手段を備える前記配管継手が、前記湯水供給用流路の前記開閉弁と前記弁手段との間に位置する流路部分に複数配設されている請求項1又は2に記載のミストサウナ装置。
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