JP5318683B2 - 自動二輪車のエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車のエアバッグ装置に係り、特に、加速度センサの出力信号に基づいてエアバッグ展開用のインフレータを作動させるようにした自動二輪車のエアバッグ装置に関する。
従来から、車体に取り付けられた加速度センサ等の出力信号に基づいて、車体に加えられた減速度が所定値を超えた場合に、エアバッグ装置のインフレータを作動させてエアバッグを展開するようにしたエアバッグ装置が知られている。
特許文献1には、自動二輪車のフロントフォークおよび車体フレームのそれぞれに加速度センサを取り付けることで、衝突の態様に関わらず、車体に加えられる減速度を精度よく検知できるようにしたエアバッグ装置が開示されている。
また、特許文献2には、四輪車のサイドドアへの衝突を検知するため、サイドドアの内部空間に圧力センサを配設し、サイドドアの車体外方側の外壁の変形に伴う内部空間の圧力変化が所定値を超えた場合に、エアバッグ装置のインフレータを作動させるようにしたエアバッグ装置が開示されている。なお、このエアバッグ装置では、圧力センサの近傍に配設した変位センサによって前記内部空間を構成する壁面のうちの車体内方側の一面の変形量を検知して、この変形量に基づいて圧力センサの出力信号を補正するように構成されている。
特開2003−306184号公報 特開2008−137491号公報
ところで、加速度センサの出力信号に基づいて検知される減速度がある所定値(閾値)を超えた場合に、エアバッグのインフレータを点火作動させるようにしたエアバッグ装置において、車体に加えられる衝撃の大きさに応じてエアバッグの展開開始タイミング(インフレータの点火タイミング)を調整できるように、その衝撃の大きさに応じて、前記所定値(閾値)の大小を調整することが検討されている。
このような調整を可能とするためには、エアバッグを展開させるための加速度センサのほかに、該加速度センサよりも先に衝撃の大きさを検知する手段を設けることが考えられる。特許文献1は、複数の加速度センサを配置することで衝撃に対する応答性を高めているが、センサの検出速度が同じため、応答性に改善が望まれる。また、特許文献2は、圧力センサと変位センサ(加速度センサ)は同一面に配置しているため、変位センサより先に圧力センサで衝撃を検出するには不十分である。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、加速度センサが衝撃を検知するよりも先に、圧力センサによって衝突による衝撃の大きさを検知できるようにした自動二輪車のエアバッグ装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車体フレーム(2)の前端部に設けられたヘッドパイプ(3)に、前輪(WF)を回転自在に軸支するフロントフォーク(4)を軸支するようにした自動二輪車(1)に適用される自動二輪車のエアバッグ装置(30)において、前記車体フレーム(2)に固定され、車体に加わる減速度を検知する加速度センサ(46)と、気密性を有する密閉空間(22L,22R)と、前記密閉空間(22L,22R)の圧力を検知する圧力センサ(24,25)と、前記圧力センサ(24,25)の出力信号に応じて、前記エアバッグ装置(30)の作動タイミングを決定するエアバッグ制御部(40)とを具備し、前記密閉空間(22L,22R)が、前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側かつ前輪(WF)の上方に設けられている点に第1の特徴がある。
また、前記密閉空間(22L,22R)が、前記車体フレーム(2)に結合され、かつ前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側に延出するサブフレーム(21)の前端部に設けられている点に第2の特徴がある。
また、前記サブフレーム(21)が、前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側を凸とするアーチ状に形成されている点に第3の特徴がある。
また、前記サブフレーム(21)が左右一対のサブフレーム(21L,21R)からなり、左右それぞれのサブフレーム(21L,21R)は、車体フレーム(2)に結合されて車体前方側に延設されるパイプ部材(210L,210R)の前端部に、前記密閉空間(22L,22R)を形成する外壁からなる箱体(220L,220R)を結合して構成されており、前記サブフレーム(21L,21R)の左右の連結は、前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側で左右の箱体(220L,220R)を結合することで行われる点に第4の特徴がある。
また、前記サブフレーム(21)が、前記自動二輪車(1)のフロントカウル(20)に覆われている点に第5の特徴がある。
また、前記密閉空間(22L,22R)が、前記前輪(WF)の前端部より車体前方側に設けられている点に第6の特徴がある。
また、前記圧力センサ(24,25)が、前記密閉空間(22L,22R)の外壁を構成すると共に前記密閉空間(22L,22R)の車体後方側に配設される仕切板(27L,27R)に取り付けられている点に第7の特徴がある。
また、加速度センサ(46)によって検知される減速度に基づいてエアバッグ装置を作動させる自動二輪車のエアバッグ装置(30)において、車体前方側に設けられ、気密性を有する密閉空間(22L,22R)の圧力を検知する圧力センサ(24,25)と、前記圧力センサ(24,25)の出力信号に応じて、前記エアバッグ装置(30)を作動させる減速度の閾値を補正する減速度閾値補正量算出部(43)とを具備し、前記減速度閾値補正量算出部(43)は、前記圧力センサ(24,25)の出力値に基づいて算出される圧力値(P)および圧力変化率(dp/dt)の値に基づいて、衝突度合いを判定するように構成されている点に第8の特徴がある。
また、前記加速度センサ(46)が自動二輪車(1)の車体フレーム(2)側に配設されており、前記減速度(G)の値を2回積分することで、前記減速度(G)が生じた後の乗員移動量(S)を算出し、前記減速度(G)が、前記乗員移動量(S)の関数として設定される前記減速度(G)の閾値(L)を超えると、インフレータ(31)に点火してエアバッグ(33)の展開を開始するように構成されている点に第9の特徴がある。
また、前記減速度(G)の閾値(L)を、前記衝突度合いに応じて変化させるように構成されている点に第10の特徴がある。
さらに、前記インフレータは、先に点火される第1インフレータ(31)と、次に点火される第2インフレータ(32)とからなり、前記衝突度合いに応じて、前記第1インフレータ(31)を点火してから第2インフレータ(32)を点火するまでの遅延時間を変更するように構成されている点に第11の特徴がある。
第1の特徴によれば、車体フレームに固定され、車体に加わる減速度を検知する加速度センサと、気密性を有する密閉空間と、密閉空間の圧力を検知する圧力センサと、圧力センサの出力信号に応じて、エアバッグ装置の作動タイミングを決定するエアバッグ制御部とを具備し、ヘッドパイプの車体前方側かつ前輪の上方に密閉空間が設けられているので、車体フレームに取り付けられた加速度センサが車体の減速度を検知するよりも早く、車体前方側に設けられた密閉空間の圧力変動に基づいて衝突の度合いを検知することが可能となる。
第2の特徴によれば、車体フレームに結合され、かつヘッドパイプの車体前方側に延出するサブフレームの前端部に密閉空間が設けられているので、自動二輪車の衝突時に、密閉空間の変形を他の部分の変形より優先させることが可能となる。これにより、衝突度合いをより早く検知することが可能となる。
第3の特徴によれば、サブフレームが、ヘッドパイプの車体前方側を凸とするアーチ状に形成されているので、サブフレームの支持剛性を高めることが可能となる。これにより、自動二輪車の衝突時に、サブフレーム全体のうち、密閉空間の部分が最初に変形するように構成することができる。
第4の特徴によれば、サブフレームが左右一対のサブフレームからなり、左右それぞれのサブフレームは、車体フレームに結合されて車体前方側に延設されるパイプ部材の前端部に、密閉空間を形成する外壁からなる箱体を結合して構成されており、サブフレームの左右の連結は、ヘッドパイプの車体前方側で左右の箱体を結合することで行われるので、サブフレームを左右一体式とする構成に比してサブフレームの形成が容易となる。また、左右のサブフレームを共通部品とすることで、さらに生産工数を低減することができる。
第5の特徴によれば、サブフレームが、自動二輪車のフロントカウルに覆われているので、走行中の飛び石や、停車中の第三者による接触等からサブフレームを保護し、衝突時以外に密閉空間が変形することを防止することができる。
第6の特徴によれば、前輪の前端部より車体前方側に密閉空間が設けられているので、例えば、路面に垂直な壁等に衝突する場合に、前輪より先に密閉空間の壁面を壁等に当接させることが可能となる。これにより、前輪やフロントフォーク等が変形するより先に密閉空間を変形させて、より早く衝突度合を検知することが可能となる。
第7の特徴によれば、圧力センサが、密閉空間の外壁を構成すると共に密閉空間の車体後方側に配設される仕切板に取り付けられているので、例えば、車体前方側の仕切板に圧力センサを配設する構成に比して、衝突時の初期段階で圧力センサに衝撃が直接伝わることを防いで、圧力変化の検知精度を高めることが可能となる。
第8の特徴によれば、車体前方側に設けられ、気密性を有する密閉空間の圧力を検知する圧力センサと、圧力センサの出力信号に応じて、エアバッグ装置を作動させる減速度の閾値を補正する減速度閾値補正量算出部とを具備し、減速度閾値補正量算出部は、圧力センサの出力値に基づいて算出される圧力値および圧力変化率の値に基づいて、衝突度合いを判定するように構成されているので、圧力センサの出力値に基づいて、衝突時の衝突度合い(衝撃の大きさ)を検知することが可能となる。これにより、エアバッグ装置を作動させる減速度の閾値を調整し、より適切なタイミングでエアバッグ装置を作動させることが可能となる。
第9の特徴によれば、加速度センサが自動二輪車の車体フレーム側に配設されており、減速度の値を2回積分することで減速度が生じた後の乗員移動量を算出し、減速度が、乗員移動量の関数として設定される減速度の閾値を超えると、インフレータに点火してエアバッグの展開を開始するように構成されているので、エアバッグの展開を開始するタイミングの調整を高い精度で行うことが可能となる。
第10の特徴によれば、減速度の閾値を、衝突度合いに応じて変化させるように構成されているので、例えば、衝突度合いが大きい場合にはエアバッグの展開タイミングを早くし、一方、衝突度合が小さい場合にはエアバッグの展開タイミングを遅らせることで、より適切なタイミングでエアバッグを展開させることが可能となる。
第11の特徴によれば、インフレータは、先に点火される第1インフレータと、次に点火される第2インフレータとからなり、衝突度合いに応じて、第1インフレータを点火してから第2インフレータを点火するまでの遅延時間を変更するように構成されているので、第1インフレータのみではエアバッグが完全な膨張状態には至らないようにし、第2インフレータを点火することで所定の膨張状態が得られるように設定されている場合に、圧力センサの出力信号に基づいて、エアバッグが適切な硬さで膨張している期間を任意に調整することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置を適用した自動二輪車の側面図である。 メインフレームの側面図である。 メインフレームの上面図である。 エアバッグ装置およびその周辺構成を示す機能ブロック図である。 圧力センサの出力値に基づいて衝突度合いを判定する衝突度合マップである。 減速度閾値−乗員移動量マップである。 エアバッグ展開制御の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るエアバッグ装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置を適用した自動二輪車1の側面図である。メインフレーム2の前端部に設けられたヘッドパイプ3には、不図示のステアリングステムが回動自在に軸支されている。該ステアリングステムには、前輪WFを回転可能に軸支する左右一対のフロントフォーク4が取り付けられており、前輪WFは、フロントフォーク4の上端部に取り付けられた左右一対のハンドルバー5によって操舵可能とされている。
車体フレームとしてのメインフレーム2の後方下部には、駆動輪としての後輪WRを回転可能に軸支するスイングアーム8が、ピボット軸11によって揺動自在に軸支されている。スイングアーム8とメインフレーム2との間には、リンク機構を介して互いを連結するリヤクッション12が配設されている。
ピボット軸11の前方かつメインフレーム2の下方には、エンジン6が配設されている。エンジン6の上部には、燃料噴射装置およびスロットルボディを含む吸気管14が取り付けられており、その上部には、エアクリーナボックス13が接続されている。エンジン6の前方側には、該エンジン6の燃焼ガスを車体後端部に配設されたマフラ19に導く排気管7が取り付けられている。エンジン6の回転駆動力は、出力軸に軸支された駆動側スプロケット9に巻き掛けられたドライブチェーン10を介して後輪WRに伝達される。メインフレーム2の上部には、燃料タンク15が配設されており、メインフレーム2から後方上方に延出するシートフレーム17には、シート16およびシートカウル18が取り付けられている。
ヘッドパイプ3の後方でメインフレーム2の上部には、本発明の一実施形態に係るエアバッグ装置30が配設されている。エアバッグ装置30には、第1,第2インフレータ(1段目,2段目インフレータ)31,32および折り畳まれた袋状のエアバッグ33が収納されている。エアバッグ装置30は、車体に所定値を超える減速度が加えられると、第1,第2インフレータ31,32が順次点火して燃焼ガスを発生し、これにより、エアバッグ33が所定の形状に膨張展開するように構成されている。
第1,第2インフレータ31,32に点火信号を発するエアバッグ制御手段としてのエアバッグECU40は、エアバッグ装置30の下方でメインフレーム2に固定されている。なお、詳細は後述するが、エアバッグECU40の内部には、エアバッグ装置30を作動させるため、車体に加わる減速度を検知する加速度センサが配設されている。
ヘッドパイプ3の前方側には、車体前方側への延出部を有するフロントカウル20が配設されている。フロントカウル20の内側には、メインフレーム2に固定されると共に、車体前方側へ延出するサブフレーム21が収納されている。図中の直線Pは、水平な路面Hに垂直な線を示しており、サブフレーム21およびこれを覆うフロントカウル20の先端部は、前輪WFの前端部よりもさらに車体前方側に配置されている。
図2は、メインフレーム2の側面図である。また、図3は、メインフレーム2の上面図である。前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。サブフレーム21は、メインフレーム2と同種の金属で形成されたパイプ材等からなり、車体中心線C上でヘッドパイプ3の前方側を凸とするアーチ状に形成されている。このようなサブフレーム21の形状によれば、サブフレーム21の支持剛性を高めることが可能となる。なお、メインフレーム2とサブフレーム21との結合は、溶着加工のほか、ボルト等の締結部材によって行うようにしてもよい。
サブフレーム21は、左右で同一構造を有する右側サブフレーム21Rおよび左側サブフレーム21Lからなる。左右のサブフレーム21L,21Rは、車体フレーム2の側面に結合されて車体前方に延出するパイプ部材210L,210Rの先端に、箱体220L,220Rを結合して構成されている。箱体220L,220Rは、気密性を有する密閉空間22L,22Rを形成するための板部材からなる部品である。箱体220Lは、中空パイプ部230Lとその両端を塞ぐ板27L,28Lよりなり、箱体220Rは、中空パイプ部230Rとその両端を塞ぐ板27R,28Rよりなる。右側サブフレーム21Rと左側サブフレーム21Lとは、先端部29において、中空パイプ部230L,230Rの前端の板28L,28Rを溶着することで互いに連結されている。
そして、左側サブフレーム21Lの密閉空間22Lには、温度センサ26および第2圧力センサ25が配設され、一方、右側サブフレーム21Rの密閉空間22Rには、第1圧力センサ24が配設されている。第1,第2圧力センサ24,25は、箱体220L,220Rの後端部の板27L,27Rにそれぞれ取り付けられている。
温度センサ26は、温度変化に伴って変動する両圧力センサ24,25の出力値を補正するために設けられるものであり、右側の密閉空間22Rに設けたり、左右の密閉空間に1つずつ設けるようにしてもよい。さらに、密閉空間は、箱体を左右一体としてひとつの空間で構成することもできる。
前記したように、サブフレーム21は、その先端部29が、自動二輪車1の前輪WFの先端よりさらに前方側に位置するように配設されている。したがって、例えば、自動二輪車1が路面と略垂直な壁面に衝突する際には、前輪WFより先に、サブフレーム21の先端部29が壁面に当接することになる。これにより、自動二輪車1が衝突する際には、まず最初にサブフレーム21の密閉空間22L,22Rの車体前方側の壁面を構成する板状部材が変形することとなり、これにより、密閉空間の体積が減少して内圧が上昇する。
本実施形態に係るエアバッグ装置30は、この密閉空間22L,22Rの圧力上昇に基づいて、衝突に伴う衝撃の大きさを検知することが可能である。そして、本実施形態に係るサブフレーム21の配置構成によれば、この圧力上昇を、密閉空間22L,22Rがわずかに変形したタイミング、すなわち、前輪WFがまだ壁面に接触する前のタイミングで検知することができる。なお、サブフレーム21は、密閉空間22L,22Rの位置が、前輪WFの前端部と同じか、またはやや車体後方側となるように形成してもよい。
一方、本実施形態では、エアバッグ33の展開判断に用いる車体の減速度を検知するための加速度センサ46が、メインフレーム2に固定されたエアバッグECU40(図1参照)の内部に配置されている。これは、乗員を効果的に拘束するために適切なエアバッグ展開開始タイミング(インフレータ点火タイミング)が、車体前方側から前輪WRやフロントフォーク4等が順次変形した後、メインフレーム2に衝撃が伝わり始めた時期に存在するため、この衝撃(減速度)を検知するために好適であることに起因する。
ここで、一般に、エアバッグの展開開始タイミングは、同じ速度で衝突した場合でも、その相手が比較的硬いもの(例えば、コンクリートブロック)であって減速度の立ち上がりが早く衝撃が大きい場合には、展開タイミングを早くし、一方、比較的軟らかいもの(例えば、四輪車のサイドドア)であって、減速度の立ち上がりは緩やかなものの衝撃の継続時間が長くなるような場合には、展開開始タイミングを少し遅らせてエアバッグの開いている時間を長くすることが、乗員の効果的な拘束に有効であるとされる。
本実施形態に係るエアバッグ装置30では、圧力センサ24,25の出力信号に基づいて衝突に伴う衝撃の大きさを検知し、この衝撃の大きさに応じてエアバッグの展開開始タイミングを調整できるようにした点に特徴がある。以下、図4ないし7を参照して、本実施形態に係るエアバッグ展開制御を詳細に説明する。
図4は、エアバッグ装置30およびその周辺機器の構成を示す機能ブロック図である。以下では、周辺機器を含む全体構成を、エアバッグ装置と呼称することもある。エアバッグECU40には、主に、車体に加わる減速度を検知してインフレータの点火タイミングを決定するための加速度センサ46と、第1,第2圧力センサ24,25の出力信号に基づいて衝突度合いを判定する衝突度合判定手段41と、エアバッグ装置30の第1,第2インフレータ31,32に点火信号を供給するエアバッグ駆動制御部44とが含まれている。
衝突度合判定手段41には、第1,第2圧力センサ24,25および圧力センサ出力値補正部45からの出力信号が入力される。圧力センサ出力値補正部45は、温度センサ26からの入力信号に基づいて、温度変化に伴う圧力変化が衝突度合いの判定に影響を与えないように、圧力センサの出力信号の補正量を決定する。
また、加速度センサ46からの出力信号は、減速度導出部47および乗員移動量算出部48に伝達される。減速度算出部47では、加速度センサ46の出力信号に基づいて自動二輪車1の減速度が導出され、乗員移動量算出部48では、車体に加えられた減速度を2回積分することにより衝突後の乗員の移動量(推定値)が算出される。
衝突度合判定手段41は、第1圧力センサ24または第2圧力センサ25のうち、圧力(P)または圧力変化率(dp/dt)がより高くなる方のセンサ出力を用いて、図5に示すような衝突度合マップ41aに、圧力および圧力変化率の算出値を適用して、衝突度合い(衝撃の大きさ)が、例えば、大、中、小の三段階のいずれであるかを判定する。
衝突度合判定手段41で判定された衝突度合いは、第2インフレータ点火遅延量算出部42と、減速度閾値補正量算出部43にそれぞれ伝達される。減速度閾値補正量算出部43では、前記判定された衝突度合いに応じて、エアバッグ装置30を作動が必要と判定するための減速度の閾値を補正するように構成されている。なお、第2インフレータ点火遅延量算出手段42の機能に関しては後述する。
エアバッグ駆動制御部44には、減速度閾値補正量算出部43で算出された補正量と、減速度導出部47で導出された減速度と、乗員移動量算出部48で算出された乗員移動量とがそれぞれ入力される。そして、エアバッグ駆動制御部44は、図6に示す減速度閾値−乗員移動量マップ44aに基づいて、減速度が所定値(閾値)を超えた場合に、第1,第2インフレータ31,32に順次点火してエアバッグ33を展開させる。
図6は、減速度閾値−乗員移動量マップ44aの一例である。このマップでは、エアバッグの展開判断に適用する減速度の閾値Lが、自動二輪車1の衝突時に慣性力によって車体前方側に移動する乗員移動量(S)の関数として設けられている。そして、エアバッグ駆動制御部44は、前記算出された閾値補正量に基づいて、閾値Lを、図示下方側に平行移動した閾値L1に補正したり、また、図示上方側に移動した閾値L2に補正してから、減速度(G)および乗員移動量(S)の値を適用する。そして、減速度(G)と乗員移動量(S)との交点がエアバッグ展開領域に入ると、第1インフレータ31が点火作動し、エアバッグ33の展開が開始される。衝撃が大きい場合は閾値を下方に移動し、速くエアバッグが作動するようにしている。
ここで、本実施形態に係るエアバッグ装置30では、先に点火される第1インフレータ31と、第1インフレータ31が点火された後に点火される第2インフレータ32とが備えられている。両者は、第1インフレータ31のみではエアバッグ33が完全な膨張状態には至らないようにし、第2インフレータ32を点火することで所定の膨張状態が得られるように設定されている。これにより、第1インフレータ31の点火後に第2インフレータ32に点火するまでの遅延時間(例えば、10ms)の長さを変更することで、エアバッグ33が適切な硬さで膨張している期間を調整できるように構成されている。
そして、本実施形態では、第1,第2圧力センサ24,25の出力信号に基づいて検知された衝突度合いに応じて、第1インフレータ31を点火する減速度閾値Lを補正するだけでなく、第2インフレータ32に点火するまでの遅延時間を補正できるように構成されている。この補正は、第2インフレータ点火遅延時間算出部42が、予め定められた所定のマップ等から衝突度合いに応じた遅延時間を導出し、この遅延量がエアバッグ駆動制御部44に伝達されることで実行される。なお、第2インフレータ32に点火するまでの遅延時間(例えば、5〜15ms)は、これを短くすると、展開開始からエアバッグ33が所定の硬さに至るタイミングが早くなり、一方、これを長くすると、エアバッグ33が所定の硬さに至るタイミングが遅くなることとなる。
図7は、本実施形態に係るエアバッグ展開制御の流れを示すフローチャートである。ステップS1では、温度センサ26の出力値が検知され、ステップS2では、両圧力センサ24,25の出力値が検知される。続くステップS3では、圧力センサ出力値補正部45によって、温度センサ出力値に基づく圧力センサ出力値の補正が行われる。
ステップS4では、圧力および圧力変化率がそれぞれ所定値以上であるか否かが算出され、肯定判定されると、ステップS5に進む。ステップS4で否定判定された場合は、エアバッグ装置30を作動させる必要がないとして、ステップS4の判定に戻る。次に、ステップS5では、衝突度合判定手段41によって、圧力−圧力変化率マップ(衝突度合マップ)41aに基づいて車両の衝突度合いが判定される。
ステップS6では、減速度閾値補正量算出部43により、ステップS5で算出された衝突度合いに基づいて減速度閾値Lの補正量が算出される。次に、ステップS7では、第2インフレータ点火遅延時間算出部42により、ステップS5で算出された衝突度合いに基づいて第2インフレータ25の点火遅延時間が算出される。
そして、減速度(G)と乗員移動量(S)との交点が、減速度閾値Lを超えてエアバッグ展開領域に入ると、ステップS8において、第1インフレータ31に点火される。続くステップS9では、点火遅延時間が経過したか否かが判定され、否定判定されるとステップS9の判定に戻り、肯定判定されると、ステップS10で第2インフレータ32が点火され、ステップS11でエアバッグの展開処理が完了する。
図8は、本実施形態に係るエアバッグ装置の構成を示すブロック図である。この図は、図4に示した機能ブロック図に示した各手段のより具体的な構成および動作を示すものであり、以下、図8を参照してエアバッグ展開制御の全体の流れを説明する。
まず、図8に示した圧力値温度補正(F4,F5)は、図4に示した圧力センサ出力値補正部45によって実行されるものである。第1圧力センサ24からの第1圧力センサ信号(F1)および第2圧力センサ25からの第2圧力センサ信号(F3)は、温度センサ26の出力信号である温度センサ信号(F2)に基づいて、圧力値温度補正(F4,F5)の処理が施される。
次に、補正後の圧力Pが、衝突度合判定手段41(図4参照)に含まれる微分器(F6,F7)によって微分され、それぞれ、衝突度合いマップ(F8,F9)に入力される。実験等により予め設定された衝突度合マップ(F8,F9)は、図4の衝突度合マップ41aに相当するものである。衝突度合マップ(F8,F9)には、補正後の圧力Pおよび該圧力Pの微分により算出される圧力変化率dp/dtが入力され、これにより、自動二輪車の衝突度合い(例えば、大、中、小)が導出されることとなる。
一方、ECU内部センサ信号(F10)に基づいて減速度Gおよび乗員移動量Sが算出されるまでの流れは、図4に示した減速度導出部47により減速度Gが算出されて、さらに、乗員移動量算出部48により乗員移動量が算出されるまでの流れに相当する。積分器(F11,F12,F13)は、減速度導出部47および乗員移動量算出部48に含まれるものであり、加速度センサ46の出力信号であるECU内部Gセンサ信号(F10)は、積分器(F11)および積分器(F12)によって2回積分されて乗員移動量(S)に変換され、また、積分器(F13)によって1回積分されて減速度(G)に変換される。
そして、S−Vマップ(F14)は、図4に示したエアバッグ駆動制御部44内の減速度閾値−乗員移動量マップ44aに相当するものである。前記したように、エアバッグの展開判断に用いるS−Vマップ(F14)の閾値(L)は、衝突度合いの大小に応じて補正される。閾値(L)の補正値を算出する処理は、図4に示した減速度閾値補正量算出部43で実行される。S−Vマップ(F14)には、衝突度合いマップで求められた衝突度合いと、積分器(F11,F12)によって算出された乗員移動量(S)が入力される。
比較器(F15)およびAND回路(F16)は図4に示したエアバッグ駆動制御部44に含まれ、積分器(F13)は減速度導出部47に含まれるものである。比較器(F15)では、積分器(F13)によって算出された減速度(G)と、補正後の閾値(L)とが比較され、減速度(G)が閾値(L)を超えると、AND回路(F16)に衝突判定信号が入力されるように構成されている。
AND回路(F16)は、衝突度合いマップ(F8,F9)からの衝突判定信号および比較器(F15)からの衝突判定信号がすべて入力されることで、インフレータへの点火信号を出力する。これにより、エアバッグ駆動制御部44から第1インフレータ31への点火信号が出力されることとなる。
一方、衝突度合いマップ(F8,F9)で求められた衝突度合いに基づいて、1段目インフレータの点火から2段目インフレータが点火するまでの遅延量算出(F17)が実行されると、遅延カウンタ(F18)が所定の遅延量(時間)の計測が開始される。この衝突度合いに応じた遅延量算出(F17)の処理は、図4に示した第2インフレータ点火遅延時間算出部42で実行されるものであり、遅延時間を計測するタイマはエアバッグ駆動制御部44に含まれる。そして、1段目インフレータの点火から所定の遅延時間が経過すると、2段目インフレータ(第2インフレータ32)の点火が実行され、エアバッグの展開処理が完了する。
なお、上記した図8の説明では、微分器および積分器がそれぞれ複数存在するものとして記載したが、エアバッグECU40が備える単一の微分器(微分回路)および積分器(積分回路)を、必要な演算時に繰り返して作動するように構成してもよい。
上記したように、本発明に係るエアバッグ装置によれば、車体の最前部に設けた密閉空間の変形を圧力センサで検知し、この圧力変化に基づいて判定される衝突度合いに基づいて、エアバッグを展開させる減速度の閾値を補正するようにしたので、加速度センサによって減速度が検知されるより早い(例えば、数ms)タイミングで衝突度合いを判定することが可能となり、時間的余裕をもって減速度の閾値を補正することができる。
また、圧力センサの出力値に基づいてエアバッグを展開させるのではなく、圧力センサの出力値に基づいて、エアバッグを展開させる減速度閾値を調整するようにしたので、例えば、サブフレームに衝撃が加えられることで、停車中にもかかわらずエアバッグが展開するといった作動状態の発生を防止することが可能となる。
なお、サブフレームやメインフレームの形状や材質、密閉空間の形状や体積、圧力センサやエアバッグECUの配設位置、衝突度合いの判定方法(例えば、4段階以上に分類する等)、衝突度合マップや減速度閾値−乗員移動量マップの形態、第2インフレータを点火させる遅延時間の設定等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、左右のサブフレームを一体形成すると共に密閉空間を左右一対とすることもできる。本発明に係るエアバッグ装置は、自動二輪車に限られず、鞍乗型三輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1…自動二輪車、2…メインフレーム(車体フレーム)、3…ヘッドパイプ、4…フロントフォーク、20…フロントカウル、21(21L,21R)…サブフレーム、22L,22R…密閉空間、27L,27R…仕切板、24,25…第1,第2圧力センサ、26…温度センサ、28L,28R…合わせ面、29…先端部、30…エアバッグ装置、31…第1インフレータ、32…第2インフレータ、33…エアバッグ、41…衝突度合判定手段、41a…衝突度合マップ、42…第2インフレータ点火遅延時間算出部、43…減速度閾値補正量算出部、44…エアバッグ駆動制御部、44a…減速度閾値−乗員移動量マップ、45…圧力センサ出力値補正部、46…加速度センサ、47…減速度導出部、48…乗員移動量算出部、WF…前輪

Claims (10)

  1. 車体フレーム(2)の前端部に設けられたヘッドパイプ(3)に、前輪(WF)を回転自在に軸支するフロントフォーク(4)を軸支するようにした自動二輪車(1)に適用される自動二輪車のエアバッグ装置(30)において、
    前記車体フレーム(2)に固定され、車体に加わる減速度を検知する加速度センサ(46)と、
    気密性を有する密閉空間(22L,22R)と、
    前記密閉空間(22L,22R)の圧力を検知する圧力センサ(24,25)と、
    前記圧力センサ(24,25)の出力信号に応じて、前記エアバッグ装置(30)の作動タイミングを決定するエアバッグ制御部(40)とを具備し、
    前記密閉空間(22L,22R)が、前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側かつ前輪(WF)の上方に設けられており、
    前記圧力センサ(24,25)が、前記密閉空間(22L,22R)の外壁を構成すると共に前記密閉空間(22L,22R)の車体後方側に配設される仕切板(27L,27R)に取り付けられていることを特徴とする自動二輪車のエアバッグ装置。
  2. 前記密閉空間(22L,22R)が、前記車体フレーム(2)に結合され、かつ前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側に延出するサブフレーム(21)の前端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
  3. 前記サブフレーム(21)が、前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側を凸とするアーチ状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
  4. 前記サブフレーム(21)が左右一対のサブフレーム(21L,21R)からなり、
    左右それぞれのサブフレーム(21L,21R)は、車体フレーム(2)に結合されて車体前方側に延設されるパイプ部材(210L,210R)の前端部に、前記密閉空間(22L,22R)を形成する外壁からなる箱体(220L,220R)を結合して構成されており、
    前記サブフレーム(21L,21R)の左右の連結は、前記ヘッドパイプ(3)の車体前方側で左右の箱体(220L,220R)を結合することで行われることを特徴とする請求項2または3に記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
  5. 前記サブフレーム(21)が、前記自動二輪車(1)のフロントカウル(20)に覆われていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
  6. 前記密閉空間(22L,22R)が、前記前輪(WF)の前端部より車体前方側に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
  7. 加速度センサ(46)によって検知される減速度に基づいてエアバッグ装置を作動させる自動二輪車のエアバッグ装置(30)において、
    車体前方側に設けられ、気密性を有する密閉空間(22L,22R)の圧力を検知する圧力センサ(24,25)と、
    前記圧力センサ(24,25)の出力信号に応じて、前記エアバッグ装置(30)を作動させる減速度の閾値を補正する減速度閾値補正量算出部(43)とを具備し、
    前記減速度閾値補正量算出部(43)は、前記圧力センサ(24,25)の出力値に基づいて算出される圧力値(P)および圧力変化率(dp/dt)の値に基づいて、衝突度合いを判定するように構成されていることを特徴とする自動二輪車のエアバッグ装置。
  8. 前記加速度センサ(46)が自動二輪車(1)の車体フレーム(2)側に配設されており、
    前記減速度(G)の値を2回積分することで、前記減速度(G)が生じた後の乗員移動量(S)を算出し、
    前記減速度(G)が、前記乗員移動量(S)の関数として設定される前記減速度(G)の閾値(L)を超えると、インフレータ(31)に点火してエアバッグ(33)の展開を開始するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
  9. 前記減速度(G)の閾値(L)を、前記衝突度合いに応じて変化させるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
  10. 前記インフレータは、先に点火される第1インフレータ(31)と、次に点火される第2インフレータ(32)とからなり、
    前記衝突度合いに応じて、前記第1インフレータ(31)を点火してから第2インフレータ(32)を点火するまでの遅延時間を変更するように構成されていることを特徴とする請求項8または9に記載の自動二輪車のエアバッグ装置。
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