JP5311920B2 - 直流高圧接地継電器 - Google Patents

直流高圧接地継電器 Download PDF

Info

Publication number
JP5311920B2
JP5311920B2 JP2008209822A JP2008209822A JP5311920B2 JP 5311920 B2 JP5311920 B2 JP 5311920B2 JP 2008209822 A JP2008209822 A JP 2008209822A JP 2008209822 A JP2008209822 A JP 2008209822A JP 5311920 B2 JP5311920 B2 JP 5311920B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
potential difference
relay
ground
return line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008209822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010042784A (ja
Inventor
敬治 川原
圭樹 藤澤
大輔 研石
宏 前田
敏明 西川
正樹 長森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
West Japan Railway Co
Original Assignee
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by West Japan Railway Co filed Critical West Japan Railway Co
Priority to JP2008209822A priority Critical patent/JP5311920B2/ja
Publication of JP2010042784A publication Critical patent/JP2010042784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5311920B2 publication Critical patent/JP5311920B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

本発明は直流高圧接地継電に関するものであり、詳細には、雷によるインパルスの高電圧が発生した場合にも誤動作することがない高い信頼性を有する直流高圧接地継電に関する。
従来より、電気鉄道用直流変電所において、直流母線に地絡などの重大故障が発生した場合には、多大な地絡電流が流れることにより変電所機器の焼損などの故障が発生する。そこで、電気鉄道用直流変電所の接地マットと帰線(レール)間の電圧を検知し、この電圧が所定の大きさ以上になった場合に、できる限り速やかに変電所を停電させることにより変電所設備への損傷を抑え、変電所を保護するために直流高圧接地継電器を設置することが行われている。
図4は電気鉄道用直流変電所90の一構成を示す図である。この変電所90は遮断器91、トランス92、整流器93を介して帰線94と直流母線95の間に電力を供給するものである。また、95aは直流高速度遮断器、96は電力ろ波器、97は変電所90の地下に埋設された接地マット、98は接地マット97の接地抵抗である。直流高圧接地継電器99は接地マット97と帰線(レールR)との間に設けられ、帰線94に対して接地マット97が正極性の電位となる場合に動作し、前記遮断器91を遮断させるものである。この直流高圧接地継電器99は帰線94に対する接地マット97の電位が例えば500V程度の動作電圧以上である場合に、例えば40ms程度の所定の動作時間以内に故障検出することができるものである。
このように、地絡故障の発生時に変電所において故障検出を速やかに行い故障電流を遮断するための保護装置を設けることは一般的に行われている。また、特許文献1には配電用変電所において、近隣の変電所での地絡故障が発生した場合にも不要動作(誤動作)することがない地絡保護方式が記載されている。
特開2005−192305号公報
しかしながら、従来の電気鉄道用直流変電所90においては、雷によるインパルスの高電圧が接地マット97に印加された場合、またはレールRに接地マット97に対して負極性のインパルスの高電圧が印加された場合に、直流高圧接地継電器99がこの外乱によって地絡故障発生を誤検知することがあり、これによって変電所90の遮断器91が誤って遮断され、長時間にわたって列車への電力供給が停止するという問題があった。
図3は前記構成の変電所90において、接地マット97に雷によって例えば20kVのインパルス電圧が加わった場合の帰線94に対する接地マット97の電位を測定した例を示す図である。図3に仮想線Lpに示すように、接地マット97に加えたインパルスの高電圧はいずれ減衰するものの、帰線94と接地マット97の間の浮遊静電容量に充電された電荷の放電における時定数が大きいため、その減衰が遅くなる。前記測定結果ではインパルス電圧の印加後17.1msの間、直流高圧接地継電器99の動作電圧として例えば500V以上の電圧を維持することが分かる。
また、一般的に継電器は印加電圧が高ければ高いほど動作時間は短くなり、個体差はあるもののその動作時間は15〜25ms程度になるので、前記高圧接地継電器99は動作する範囲に入る。つまり、帰線94と接地マット97との間の電位差が直流高圧接地継電器99の動作時間の間その動作電圧を上回ることになり、この外乱による誤動作が発生し、直流高圧接地継電器99が誤動作した場合には、変電所90の状態を全停電の状態にするため、復旧に多くの時間と列車の運行に多大な障害をきたすという問題が起こる。
本出願人は、前記減衰が遅くなる原因は変電所90の主回路91〜98にそれぞれ存在する対地静電容量などによる浮遊静電容量とその放電回路のインピーダンスの積が大であることにより時定数が大となり、継電器に誤動作を起こさせるような動作電圧・動作時間を保持させているという可能性があることを究明した。
本発明は、上述の事柄を考慮に入れてなされたものであり、その目的は、落雷によって誤動作することがなく、列車の運行に悪影響を与えることがない直流高圧接地継電器を提供することである。
前記課題を解決するため、発明は、電気鉄道用直流変電所の接地マットと帰線の間に設けられ、接地マットと帰線の間の電位差によって動作する電位差検出部を有する直流高圧接地継電器であって、落雷によるインパルス電圧の印加によって浮遊静電容量を有する接地マットと帰線の間に充電された電荷を、前記電位差が前記電位差検出部の動作時間内にその動作可能な領域を逸脱するように放電させる、抵抗体を有する放電回路を備えることを特徴とする直流高圧接地継電器を提供する。(請求項1)
前記構成の直流高圧接地継電器によれば、インパルス電圧の印加によって浮遊静電容量を有する接地マットと帰線の間に充電された電荷を、前記電位差が前記電位差検出部の動作時間内にその動作電圧未満となるように放電させる放電回路を備えるので、変電所または変電所近傍への落雷など、外乱によって対地静電容量などによる浮遊静電容量を持っている接地マットと帰線の間に充電された電荷を、放電回路によって速やかにあるレベルの電圧以下に放電させることができる。他方、前記放電回路はインパルス電圧の印加によって充電された電荷を放電させる程度のものであるから、地絡故障発生時における直流母線から接地マットまでのインピーダンスより放電回路のインピーダンスが十分に高くなる。すなわち、直流高圧接地継電器は地絡故障の発生を確実に検出し、外乱による直流高電圧接地継電器の誤動作を防ぎ、列車の運行に対する障害を防止することができる。
インパルス電圧は雷に起因するものであり、例えば20kV程度の高電圧のインパルスを想定する。前記放電回路は、前記浮遊静電容量に合わせた抵抗値の抵抗体であることが好ましく、より好ましくは可変抵抗、半固定抵抗など、素子単独で抵抗値を変更できるものである。また、放電回路は前記接地マットと帰線の間に接続されたものであることが好ましい。なお、放電回路は電位差検出部に並列に接続されたものであってもよい。
接地マットと帰線の間の浮遊静電容量を測定する静電容量測定部と、この静電容量測定部によって測定された静電容量に応じて抵抗値を調整可能に構成された放電抵抗とを備える場合(請求項2)には、静電容量測定部が接地マットと帰線の間の浮遊静電容量を測定することにより、変電所の主回路に存在する対地静電容量が支配的な影響を及ぼしている浮遊静電容量の大きさを測定し、その大きさに応じて放電抵抗の抵抗値が調整されるので、いかなる変電所においても最適な放電抵抗値を設定でき、対地静電容量に充電された電荷を速やかに放電させることができる。また、変電所の設備を変更した場合にも、その変化に柔軟かつ迅速に対応することができる。
前記静電容量測定部は例えば交流電圧を印加したときの電流位相の進みを測定して静電容量を測定するものであることが好ましく、また、その静電容量の測定は日ごと、週ごと、月ごと等の長時間をおいて間欠的に行ってもよい。あるいは、変電所への給電状態を監視し、給電を停止している状態から給電を開始する起動時点を検出できる起動検出部を設け、この起動検出部が起動時点を検出した時点で変電所の構成が変わっている可能性があると判断して静電容量測定を行うことにより、必要最小限の動作で最も良い効果を得ることができる。また、放電抵抗は可変抵抗、または、半固定抵抗、または、複数の抵抗素子を選択的に切り換えることにより抵抗値を調整可能とするものであることが好ましい。
気鉄道用直流変電所の接地マットと帰線の間に設けられ、接地マットと帰線の間の電位差によって動作する電位差検出部を有する直流高圧接地継電器に取り付けられ、インパルス電圧の印加によって浮遊静電容量を有する接地マットと帰線の間に充電された電荷を、前記電位差が前記電位差検出部の動作時間内にその動作電圧未満となるように放電させる放電回路を備えることを特徴とする継電器の誤動作防止回路を既存の直流高圧接地継電器に取り付けることにより、この直流高圧接地継電器はこれが接続される接地マットと帰線の間に存在する浮遊静電容量が大きい場合にも雷による誤動作を防止することができる。
前述したように、本発明によれば、外乱によって対地静電容量などによる浮遊静電容量を持っている接地マットと帰線の間に充電された電荷を、放電回路によって速やかにあるレベルの電圧以下に放電させることができるので、電位差検出部が外乱の影響を受けて誤動作することがない。従って、雷が発生した場合に変電所の遮断器を不必要に切り離すことが無く、それだけ信頼性が高くなる。
接地マットと帰線の間の浮遊静電容量を測定して放電回路の抵抗値を調整する場合には、変電所の構成が変わった場合にも放電回路の抵抗値の大きさを適宜自動調整することができる。
次に、本発明の直流高圧接地継電器の具体的な構成を示す実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図2は本発明の実施形態に係る直流高圧接地継電器1の構成を説明する図であり、図1は直流高圧接地継電器1を設ける電気鉄道用直流変電所2およびその周辺回路の構成を示し、図2は第1実施形態に係る直流高圧接地継電器1の回路構成を示す。
図1に示すように、電気鉄道用直流変電所2(以下、単に変電所2という)は、電源部3として変電所2への給電を遮断可能に構成された遮断器3aと、例えば22kVの送電電圧を1.2kVに降圧するトランス3bと、交直変換を行う整流器3cとを備え、帰線4と直流母線5との間に直流電圧を給電するものである。6は母線5に交流を流さないように交流成分をカットする電力ろ波器、7は変電所2の地下に埋設された接地マット、8は接地マット7の接地抵抗である。
前記帰線4はインピーダンスボンドRaを介して均等にレールRに接続されており、各レールRと大地Eとの間にはレール漏れ抵抗Rbが存在する。なお、母線5は図外の直流高速度遮断器を介してトロリー線に接続されて電気鉄道車両に電力を供給するものである。
前記電力ろ波器6は例えばコンデンサ6aとコイル6bとからなり、コンデンサ6aは前記接地マット7を介して接地されたコンデンサケース6cによって覆われている。接地マット7は変電所2の下に埋設された導電体からなるメッシュであり、これによって大地Eに対する接地抵抗8が1Ω以下となるようにしている。
C1は変電所2の電力ろ波器6を構成するコンデンサ6aとコンデンサケース6cの間にある静電容量(コンデンサケース6cが接地されているので対地静電容量)を表わし、C2は帰線4の対地静電容量を表わす。前記コンデンサ6aと帰線4に存在する対地静電容量C1,C2は接地マット7と帰線4の間の浮遊静電容量Cの支配的な部分を占めているが、その他の部分(例えばコイル6b、レールR、母線5)を含めて帰線4から接地マット7の間に形成された変電所2の主回路4〜7の対地静電容量C1,C2…の総和が接地マット7と帰線4の間の浮遊静電容量Cに影響する。
図2に示すように、前記直流高圧接地継電器1は電位差検出部10と、電位差検出部10によって所定の電位差が検出されたときに前記遮断器3aを遮断させるための遮断信号Bkを出力する判定出力部11とを備える。また、電位差検出部10は帰線4から接地マット7の間にかかる電圧を分圧する分圧回路10aと、帰線4から接地マット7を順方向として電位差検出部10に並列に接続された整流器10bとを備える。
また、本発明の直流高圧接地継電器1は、帰線4と接地マット7の間にその間の浮遊静電容量Cを測定する静電容量測定部14と、これに並列接続された放電回路15と、この放電回路15の抵抗値を調整する放電抵抗調整部16とを備える。これらの前記静電容量測定部14、放電回路15、放電抵抗調整部16は直流高圧接地継電器1の誤動作防止回路1aである。
前記放電抵抗調整部16は静電容量測定部14によって測定された浮遊静電容量Cの測定値Dに合わせて放電回路15の抵抗値を調整するものであり、より詳細には、落雷などの外乱によってインパルスの高電圧(例えば20kVなど)が印加されたときに接地マット7と帰線4の間に充電された電荷を、帰線4から接地マット7までの電位差が前記電位差検出部10の動作時間内にその動作電圧未満となるように放電させることができる程度の大きさになるように、前記放電回路15の抵抗値を調整(Set)するものである。
本実施形態における分圧回路10aは例えば抵抗分圧回路であり、電位差検出部10および判定出力部11は例えば一つの電磁リレーのコイルと接点である。また、前記静電容量測定部14は例えば帰線4と接地マット7の間に交流電圧を印加し、このときの印加電圧に対して流れる交流電流の位相の進みを測定して帰線4と接地マット7間の静電容量を測定するものである。さらに、前記放電回路15は可変抵抗であり、前記放電抵抗調整部16は可変抵抗15の大きさの調整(Set)を機械的に行う図外のアクチュエータを備えるものである。すなわち、本実施形態では、直流高圧接地継電器1の各部の構成を簡素にすることにより、直流高圧接地継電器1の製造コストを削減できる。
前記電位差検出部10は落雷によって大地Eにインパルスの高電圧(インパルス電圧)が印加されたときにこれに耐えることができるものであれば、分圧回路10aを省略することが可能であり、この場合には電位差検出部10は帰線4と接地マット7の間に直接接続される。なお、本実施形態の電位差検出部10は、帰線4に対して接地マット7が正極性の電位となる場合に動作し、基本的に帰線4に対する接地マット7の電位が例えば500V程度の動作電圧以上である場合に、例えば40ms程度の動作時間以内に故障発生を検出して判定出力部11に前記遮断信号Bkを出力させるものである。これによって、前記遮断器3aが遮断されるので故障電流が流れることによる被害を最小限に抑えることができる。
一方、前記対地Eに落雷などの外乱に起因するインパルス電圧が印加される場合には、電位差検出部10(本実施形態の場合には分圧回路10aを含む)には20kV程度の高電圧がかかることがある。そして、一般的に継電器は印加電圧が高ければ高いほど動作時間は短くなる。つまり、直流高圧接地継電器1にインパルス電圧が印加された場合には、電位差検出部10が通常の故障電圧を検知した場合に比べて早く動作し、その動作時間が15〜25msになることがある。
前記放電回路15は前記インパルス電圧の印加に伴って帰線4と接地マット7の間に充電された電荷を速やかにあるレベル電圧以下に放電させるものであるから、電位差検出部10の動作可能領域(その動作時間と動作電圧)を脱することができるものである。
図3は本発明の直流高圧接地継電器1と従来の直流高圧接地継電器99の放電特性(実測値)を比較して示す。図3において実線Lに示すように、本発明の直流高圧接地継電器1は20kVのインパルス電圧が印加された場合にも、このインパルス電圧の印加によって接地マット7と帰線4の間に充電された電荷を放電回路15によって速やかに放電することができ、帰線4と接地マット7の間の電位差が電位差検出回路11の動作時間15〜25ms内にその動作電圧500V未満となる。
より具体的には図3の実測値では、電位差検出部10の動作電圧500V以上の電圧を維持できる時間が従来の場合は17.1msであるのに対して、本実施形態の場合は7.5msと半分以下の維持時間となっている。つまり、実施形態の直流高圧接地継電器1では大地Eにインパルス電圧を印加した場合にも帰線4と接地マット7の間の電位差が電位差検出回路11の動作可能な領域を逸脱しているので直流高圧接地継電器1が動作することはない。
なお、地絡故障が発生した場合には、大地Eに大電流が流れるため前記放電回路15による放電の影響はほとんど全くなく、放電回路15の存在が直流高圧接地継電器1の正常動作に悪影響を与えることはない。
また、本実施形態の場合、静電容量測定部14が各々の変電所2で変電所の主回路と接地間の対地静電容量に起因する浮遊静電容量Cの大きさを測定し、放電抵抗調整部16が前記測定された浮遊静電容量Cの大きさに応じて、放電に最適な放電回路15の抵抗値を調整するように構成されているので、放電回路15の抵抗値は最適値に調整される。つまり、本実施形態の直流高圧接地継電器1はこれを接地する変電所2の環境に合わせて放電回路15の抵抗値を調整するので、変電所2の構成に影響されることなく設置することができる。
なお、前記静電容量測定部14による浮遊静電容量Cの測定および放電抵抗調整部16による放電回路15の抵抗値の調整は、変電所2の主回路3〜8の構成が変更されない限り行う必要がない。このため、放電回路15の抵抗値の調整間隔は日毎、週毎、月毎といった間欠的なもので十分である。あるいは母線5に対する給電が開始される起動時点を検出できる起動検出部を設け、この起動検出部が起動時点を検出したときに静電容量測定部14による浮遊静電容量Cの測定および放電抵抗調整部16による放電回路15の抵抗値調整を行ってもよい。
また、本実施形態の放電回路15は可変抵抗であるから抵抗値を無段階で調整することが可能であるが、本発明の放電回路15は大きさの異なる複数の抵抗をスイッチ切り換えによって接続して、段階的に抵抗値を調整できるものであってもよい。
加えて、前記静電容量測定部14、放電回路15、放電抵抗調整部16など(場合によっては前記起動検出部を含む)からなる誤動作防止回路1aは既存の直流高圧接地継電器に取付け可能に構成されたものであってもよい。この場合には、既存の直流高圧接地継電器を交換する必要がないので取付けが容易となる利点がある。
さらに、変電所2の構成は頻繁に変更されるものではないことを考慮に入れて、静電容量測定部14および放電抵抗調整部16を省略し、固定的な抵抗値を有する放電回路15を形成してもよい。これによって、直流高圧接地継電器1または誤動作防止回路1aの構成を極めて簡素にすることができるので、その製造コストを削減できる。
なお、前記放電回路15は抵抗に限られるものではなく、例えば、地絡故障発生時に直流高圧接地継電器1に印加される電圧および電位差検出部10の動作電圧よりも高く、落雷時におけるインパルス電圧よりも十分に低い閾値電圧で動作するサージアブソーバ組み合わせたものであってもよい。
本発明の直流高圧接地継電器を取り付ける変電所の構成を示す図である。 前記直流高圧接地継電器の構成を示す図である。 直流高圧接地継電器の動作を説明する図である。 従来の変電所の構成を示す図である。
1 直流高圧接地継電器
1a 継電器の誤動作防止回路
2 電気鉄道用直流変電所
4 帰線
7 接地マット
10 電位差検出部
14 静電容量測定部
15 放電回路
16 放電抵抗調整部
C 浮遊静電容量

Claims (2)

  1. 電気鉄道用直流変電所の接地マットと帰線の間に設けられ、接地マットと帰線の間の電位差によって動作する電位差検出部を有する直流高圧接地継電器であって、落雷によるインパルス電圧の印加によって浮遊静電容量を有する接地マットと帰線の間に充電された電荷を、前記電位差が前記電位差検出部の動作時間内にその動作可能な領域を逸脱するように放電させる、抵抗体を有する放電回路を備えることを特徴とする直流高圧接地継電器。
  2. 接地マットと帰線の間の浮遊静電容量を測定する静電容量測定部と、この静電容量測定部によって測定された静電容量に応じて抵抗値を調整可能に構成された放電抵抗とを備える請求項1に記載の直流高圧接地継電器。
JP2008209822A 2008-08-18 2008-08-18 直流高圧接地継電器 Active JP5311920B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008209822A JP5311920B2 (ja) 2008-08-18 2008-08-18 直流高圧接地継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008209822A JP5311920B2 (ja) 2008-08-18 2008-08-18 直流高圧接地継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010042784A JP2010042784A (ja) 2010-02-25
JP5311920B2 true JP5311920B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42014528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008209822A Active JP5311920B2 (ja) 2008-08-18 2008-08-18 直流高圧接地継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5311920B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6502763B2 (ja) * 2015-06-29 2019-04-17 東日本旅客鉄道株式会社 地絡保護装置及び地絡保護システム
JP6543587B2 (ja) * 2016-03-08 2019-07-10 西日本旅客鉄道株式会社 直流電鉄変電所用高圧接地継電器
JP6599802B2 (ja) * 2016-03-08 2019-10-30 西日本旅客鉄道株式会社 直流き電用整流器の交流側接続線の地絡故障検出方法
CN107402522B (zh) * 2016-05-19 2023-05-16 宁波市轨道交通集团有限公司运营分公司 轨道交通系统验电接地操作方法和装置
KR101770926B1 (ko) 2016-12-30 2017-08-23 엘에스산전 주식회사 직류 성분에 의한 전기적 외란 검출 방법
JP6787600B2 (ja) * 2019-03-04 2020-11-18 Necプラットフォームズ株式会社 放電装置
JP7245127B2 (ja) * 2019-07-03 2023-03-23 東日本旅客鉄道株式会社 地絡保護装置
CN114204527A (zh) * 2021-12-09 2022-03-18 曲娜 一种变电站直流系统跳闸回路一点接地防误跳方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4881325U (ja) * 1972-01-08 1973-10-04
JPS6146841U (ja) * 1984-08-29 1986-03-28 株式会社明電舎 直流地絡継電器
JP2003070157A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Shizuki Electric Co Inc 電車線用保安器及びサージ抑制装置
JP3895148B2 (ja) * 2001-10-29 2007-03-22 財団法人鉄道総合技術研究所 直流き電回路の地絡による変電所遮断器の不要動作防止装置
JP4472472B2 (ja) * 2004-09-03 2010-06-02 財団法人鉄道総合技術研究所 変電所

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010042784A (ja) 2010-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5311920B2 (ja) 直流高圧接地継電器
KR101911417B1 (ko) 전력 시스템 보호를 위한 연속 무정전 ac 접지 시스템
EP2541715B1 (en) Dc power supply insulation fault detection circuit
US20120019962A1 (en) Sensing and Control Electronics for a Power Grid Protection System
US10985559B2 (en) Method and system for improved operation of power grid components in the presence of direct current (DC)
EP3148029B1 (en) Fault protection devices and methods for power systems
JP2015527694A (ja) 雷電流を搬送し通電電流を制限する能力があり、少なくとも1つのスパークギャップを備える封入型過電圧保護装置
CN106970261A (zh) 用于列车的接地漏电检测系统
KR100602914B1 (ko) 비접지 디씨(dc) 급전시스템의 지락 과전류 보호계전시스템과 지락 과전류 보호계전 제어방법
JP2017013547A (ja) 地絡保護装置及び地絡保護システム
JP5035520B2 (ja) 地絡保護用放電装置
JP2008504795A5 (ja)
KR20230023793A (ko) 차량 온보드 전기 시스템의 절연 결함을 검출하는 방법 및 차량 과전압 보호 회로
KR101638632B1 (ko) 누전 차단장치
CA2741382C (en) Measuring transient electrical activity in aircraft power distribution systems
CA2656319A1 (en) System and method for mitigating an electrical arc fault
JP2010268543A (ja) 漏電防止監視システム
JP6867863B2 (ja) 電鉄路線用変電所における地絡保護システム及び地絡保護装置
CN103236687B (zh) 一种短时可控电抗器补偿方法
CN115666998A (zh) 用于检测车辆车载电网中的绝缘故障的方法
JP7245127B2 (ja) 地絡保護装置
JP5320897B2 (ja) 直流機器における地絡事故の検出装置
US20230400531A1 (en) Monitoring the operation of an electrical coil assembly
JP7480445B1 (ja) 絶縁監視装置
KR20100034828A (ko) 지락 보호시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130610

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5311920

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250