JP5311667B2 - ベビースケール - Google Patents

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Description

本発明は、体重計に係り、特に、測定部本体の中皿にロック機構を介して連結一体化されている測定皿を簡単に取り外すことのできるベビースケールに関する。
この種のベビースケールとしては、例えば、下記特許文献が知られている。なお、下記特許文献に記載されているベビースケールの構成の理解を助けるべく、特許文献1の実施例で使用されている符号をそのまま付して従来技術を説明する。
このベビースケールは、測定部本体10の上面に設けた中皿22に、寝台である上皿(測定皿)40が解除可能なロック機構を介して連結一体化された構造で、該上皿(測定皿)40底面には、先端に爪部50Fを有するスイング部材50と、該スイング部材50に対し前後スライド可能なロックレバー42とを備えたロック機構が設けられ、一方、中皿22の上面には、スイング部材50の爪部50Fが係合する爪部30が形成されている。
そして、ロック機構をロックするには、上皿(測定皿)40を中皿22に対し位置決めして組み付けた状態において、引き出されて手前側が押し下げられているロックレバー42の手前側を持ち上げ、スイング部材50を前方下向きにスイングさせてスイング部材50先端の爪部50Fを、中皿22側の爪部30に上方から係合させた後、ロックレバー42を押し込んでスイング部材50に対し前進させると、ロックレバー42先端部が上皿(測定皿)40底面に当接して、スイング部材50が上下にスイングできないロック状態(ロック機構がロックされた状態)となる。
一方、ロック機構のロックを解除するには、逆の操作、即ち、まず、ロックレバー42を引き出して、ロックレバー42先端部の上皿(測定皿)40底面との当接を解除し、ロックレバー42およびスイング部材50を上下にスイングできる形態にする。そして、ロックレバー42の手前側を押し下げて、ロックレバー42とともにスイング部材50を前方上向きにスイングさせて、スイング部材50先端の爪部50Fの中皿22側の爪部30との係合を外せば、ロック機構のロックが解除された状態となる。
そして、ベビースケールでは、使用することで汚れることが避けられないが、ロック機構のロックおよびロックの解除が簡単で、しかも上皿(測定皿)40を測定部本体10(の中皿22)から簡単に取り外すことができ、取り外した上皿(測定皿)40を丸洗い洗浄できる、という効果について記載されている。
特開2008−151587号(段落0038〜0042、図4、図7)
しかし、前記した従来技術(特許文献)では、第1に、取り外した上皿(測定皿)40側にロック機構(スイング部材50やロックレバー42等)が設けられているため、上皿(測定皿)の重量がかさむ上に、ロック機構が複雑な構造で、上皿(測定皿)40の丸洗い洗浄がしにくい。
第2に、ロック機構のロックとロック解除には、ロックレバー42の手前側を持ち上げたり下げたりする操作と、ロックレバー42を押し込んだり引き出したりする操作の2つの異なる操作を行わねばならず、それだけ操作性が悪い。
第3に、一旦取り外した上皿(測定皿)40を再び測定部本体10(の中皿22)に位置決めして組み付ける作業が非常に面倒である。
即ち、一旦取り外した上皿(測定皿)40を測定部本体10(の中皿22)に取り付けるには、図5に示すように、上皿(測定皿)40底面側の位置決めブロック44を中皿22側のブロック24に係合するように位置合わせ(位置決め)する作業が必要であるが、この位置合わせ部(ブロック44,24)が大きな上皿(測定皿)40に隠れて作業者からは全く見えないため、上皿(測定皿)40を測定部本体10側の中皿22に位置決めする作業が非常に面倒である。
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、ロック機構を測定部本体の中皿側に設けて、上皿側を軽量かつシンプルな構造にすることで、取り外した上皿の丸洗い洗浄が容易で、しかもロック機構のロックおよびロック解除操作も容易なベビースケールを提供することである。
また、その第2の目的は、一旦取り外した上皿を簡単かつ確実に中皿に取り付けることのできるベビースケールを提供することである。
前記第1の目的を達成するために、請求項1に係るベビースケールにおいては、測定部本体上面に設けた中皿に、寝台である上皿が解除可能なロック機構を介して装脱着可能に設けられたベビースケールにおいて、
前記上皿の下面には、左右方向所定距離離間させて一対のコ字型アームが突出形成するとともに、前記一対のアームから前後方向所定距離離間させて先端部が膨出する1本のロックピンを突出形成し、
一方、前記中皿の左右の側面には、前記コ字型アームがそれぞれ係合する一対の支軸部を略水平に突出形成し、
前記中皿の上面には、ロックピン係合用の第1の開口部を設けるとともに、
前記中皿上面の前記第1の開口部を含む領域には、ロックピン係合用の第2の開口部を設けた前後方向スライド可能なスライドプレートで構成するロック機構を設け、
前記ロックピン係合用の第2の開口部を、前記ロックピンの膨出先端部が係合可能な幅広開口部と前記ロックピンの基端部が係合可能な幅狭開口部とを前後方向に連成して構成し、
前記第2の開口部に前記ロックピンの基端部が係合する状態で、前記スライドプレートをスライドさせて前記ロックピンのロックまたはロック解除を行うように構成した。
(作用)上皿側のロックピンをロック(抜け止め保持)するロック機構(スライドプレート)が中皿側に設けられているので、上皿にロック機構を設けない分、上皿側はそれだけ軽量かつ簡潔な構造となる。このため、上皿を測定部本体(の中皿)から取り外して洗浄する際に、軽量かつ簡潔な構造の上皿を丸洗い洗浄し易い。
また、スライドプレートを進退動作させるだけで、スライドプレート(ロックピン係合用の第2の開口部)によるロックピンのロックとロック解除を行うことができる。
詳しくは、中皿側の第1の開口部とスライドプレートの第2の開口部(幅広開口部)とが上下に対応する位置において、上皿側のコ字型アームが中皿側の支軸部に係合して上皿が中皿に組み付けられて、上皿側のロックピンの膨出先端部がスライドプレートの第2の開口部(幅広開口部)を貫通してその下方の中皿側の第1の開口部に係合する形態(上皿側のロックピンの基端部がスライドプレートの第2の開口部(幅広開口部)に係合する形態)で、スライドプレートを押し込む(例えば、前方にスライドさせる)と、幅狭開口部がロックピンの基端部に係合し、幅狭開口部の周縁がロックピンの膨出先端部を抜け止め保持する(ロックピンがロック機構を構成するスライドプレートでロックされた)形態となる。即ち、上皿と中皿とがロック機構(スライドプレート)を介して取着(連結一体化)された形態となる。
一方、スライドプレートが押し込まれて、第2の開口部(幅狭開口部)がロックピンの基端部に係合(幅狭開口部の周縁がロックピンの膨出先端部を抜け止め保持)する、ロックピンがロック機構を構成するスライドプレートでロックされた形態から、スライドプレートを引き出す(例えば、後方にスライドさせる)と、幅狭開口部とロックピンの基端部との係合が外れるとともに、ロックピンの膨出先端部が係合している中皿側の第1の開口部とスライドプレートの第2の開口部(幅広開口部)が上下に対応する位置となって、ロックピンをロックピン係合用の第1の開口部から抜き出すことが可能な状態(ロックピンがロック機構を構成するスライドプレートでロックされた形態が解除された形態)となる。
そこで、上皿を取り付ける時とは逆方向に上皿を支軸部周りに回動すれば、ロックピンをロックピン係合用の開口部から抜き出すことができて、中皿から上皿を簡単に取り外すことができる。
前記第2の目的を達成するために、請求項2においては、請求項1に記載のベビースケールにおいて、前記上皿下面における前記一対の支軸部と前記ロックピン間の所定位置に前後方向位置決め用の下方突起を設け、
一方、前記中皿の上面には、前記スライドプレートの走行路を画成するケーシングを設けるとともに、該ケーシング上面の所定位置に前記上皿側の下方突起が係合する前後方向位置決め用の開口部を設けるように構成した。
(作用)測定部本体(の中皿)から一旦取り外した上皿を、再び測定部本体(の中皿)に取り付けるには、一対のアームを一対の支軸部に係合させてから、支軸部周りに上皿を回動すれば、ケーシングの前後方向位置決め用の開口部に上皿側の前後方向位置決め用の下方突起が係合して、上皿が中皿に対し確実に位置決めされる。
詳しくは、一対のアームが一対の支軸部に係合することで、上皿は中皿に対し左右方向に位置決めされ、さらに上皿側の下方突起がケーシングの前後方向位置決め用の開口部に係合することで、上皿は中皿に対し前後方向にも位置決めされる。
即ち、作業者は、上皿側のアームと中皿側の支軸部の係合を直接目で確認しながら、上皿を中皿に対し位置決めできる。
また、スライドプレートは、走行路を画成するケーシングの前後方向に延びる壁にガイドされて前後方向にスライド(走行)するので、スライドプレートを押し込む際には、スライドプレートの幅狭開口部がロックピンの基端部にスムーズに係合し、スライドプレートを引き出す際には、スライドプレートの幅狭開口部がロックピンの基端部からスムーズに逸脱する。
また、スライドプレートの走行路を覆うケーシングは、ゴミなどの予期せぬ異物の走行路への侵入を阻止する。
請求項3においては、請求項2に記載のベビースケールにおいて、前記中皿上面における前記前後方向位置決め用の開口部の真下には、ばね付勢されて突没動作可能な浮動フックを前記スライドプレート走行路上に突出した形態に設け、
前記スライドプレートには、前記浮動フックを上方に露呈させるフック露呈用開口部を設けるとともに、該フック露呈用開口部の近傍には、前記スライドプレートを引き出した位置から前進させる際に前記浮動フックに当接して該スライドプレートの前進を阻止する係止片を設け、
前記上皿を前記中皿に位置決めして組み付けた際に、前記浮動フックが前記上皿側の下方突起に上方から突き押しされて前記スライドプレート走行路の下方に没入した形態に保持されて、前記スライドプレートの係止片との当接が解除されるように構成した。
(作用)スライドプレートを引き出して、上皿を中皿から取り外した状態では、スライドプレート側の係止片がスライドプレート走行路上に突出する浮動フックに当接して、スライドプレートの前進が阻止されるので、スライドプレートのロックピン係合用の第2の開口部(幅広開口部)は、上皿側のロックピン係合用の第1の開口部に対応する位置に保持されて、上皿側のロックピンを上皿側のロックピン係合用の第1の開口部に確実に係合できる。
一方、上皿を中皿に対し位置決めして組み付ける(上皿側のコ字型アームを中皿側の支軸部に上方から係合させた状態で、上皿を支軸部周りに回動して、上皿側の下方突起をケーシングの位置決め用開口部に係合させる)と、上皿側のロックピンがスライドプレートのロックピン係合用の第1の開口部(幅広開口部)を貫通して、その下方の上皿側のロックピン係合用の第2の開口部に係合する。同時に、上皿側の下方突起は、ケーシング内のスライドプレートの浮動フック露呈用開口部から露呈している浮動フック(中皿のスライドプレート走行路上に突出している浮動フック)を上方から下方に突き押しして、スライドプレート走行路の下方に浮動フックを没入した形態に保持する。このため、スライドプレート側の係止片の浮動フックとの当接が解除されて、スライドプレートを前進させることができる。
即ち、スライドプレートを引き出して、上皿を中皿から取り外した状態では、上皿を再び中皿に組み付ける際に、上皿側のロックピンを、スライドプレートのロックピン係合用の第2の開口部を介して中皿側のロックピン係合用の第1の開口部に確実に係合させることができるとともに、上皿を中皿に対し位置決めして組み付けることで始めて、スライドプレートを押し込んで上皿側のロックピンをロックすることができる。
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載のベビースケールにおいて、前記スライドプレートには、前記中皿上面に突出形成されたボスと係合して、左右方向には位置決めされるが前後方向には該ボスに対し摺動可能な長孔を形成し、
前記ボスが前記長孔の前後端部にそれぞれ係合する位置と、前記スライドプレートを引き出して前記ロックピンのロックを解除する位置および前記スライドプレートを押し込んで前記ロックピンをロックする位置とが対応するように構成した。
即ち、中皿上面に突出形成されたボスと、スライドプレートに形成された長孔とは、スライドプレートの中皿に対する前後方向の進退量を設定する進退量設定手段を構成する。
(作用)スライドプレートを引き出してロックピンのロックを解除する位置では、ボスが長孔の一方の端部に当接して、スライドプレートをこれ以上引き出すことができず、スライドプレートの幅広開口部とロックピンの膨出先端部とが係合する形態となるので、ロックピンをロックピン係合用の第1の開口部(第2の開口部)に係合(挿入)したり、ロックピンをロックピン係合用の第1の開口部(第2の開口部)から抜き出す作業をスムーズに遂行できる。
一方、スライドプレートを押し込んでロックピンをロックする位置では、ボスが長孔の他方の端部に当接して、スライドプレートをこれ以上押し込むことができず、スライドプレートの幅狭開口部とロックピンの基端部とが確実に係合する形態となるので、ロックピンをロックした状態に保持できる。
請求項5においては、請求項4に記載のベビースケールにおいて、前記長孔の左右方向外側に該長孔と平行に延びる第2の長孔を形成して、前記長孔と第2の長孔間に帯状弾性領域を形成し、該帯状弾性領域における前記長孔の両端部寄りの内周に、前記ボスを長孔端部に保持する微小突起をそれぞれ設けて、前記スライドプレートが押し込まれた位置および引き出された位置にそれぞれ保持されるように構成した。
(作用)スライドプレートを引き出してロックピンのロックを解除する位置では、長孔に設けられている微小突起によって、ボスが長孔の一方の端部に当接した形態(スライドプレートの幅広開口部が中皿側の第1の開口部に対応する形態)に保持されて、ロックピン(の膨出先端部)を中皿側の第1の開口部に係合(挿入)する作業およびロックピンを第1の開口部から抜き出す作業をスムーズに遂行できる。
一方、スライドプレートを押し込んでロックピンをロックする位置では、長孔に設けられている微小突起によって、ボスが長孔の他方の端部に当接した形態(スライドプレートの幅狭開口部が中皿側の第1の開口部に対応した形態、即ち、幅狭開口部の周縁がロックピンの膨出先端部を抜け止め保持する形態)に保持されて、ロックピンのロックが勝手に外れることがない。
なお、スライドプレートをスライドさせると、長孔内側に突出する微小突起は、ボスが長孔に沿って沿って相対摺動する際の障害となるが、スライドプレートを強く押したり引いたりすれば、微小突起を含む帯状弾性領域がボスに押されて左右方向外側に弾性変形して、ボスの微小突起を乗り越えた滑動が許容されるので、スライドプレートをスライドさせてロックピンのロックとロックの解除を行う際の実質的な障害とはならない。
以上の説明から明らかなように、請求項1に係るベビースケールによれば、上皿にロック機構を設けない分、上皿はそれだけ軽量かつ簡潔な構造となって、測定部本体(の中皿)から上皿を取り外して丸洗い洗浄する作業が容易となる。
また、スライドプレートの前後方向へのスライド操作だけで、上皿と中皿間に介装されているロック機構のロックとロック解除とを簡単に行うことができるので、ロック機構の操作性に優れている。
請求項2によれば、作業者は、上皿側と中皿側の位置合わせ部を直接目で確認しながら、上皿を中皿に対し位置決めできるので、一旦取り外した上皿を簡単かつ確実に中皿に組み付けることができる。
また、スライドプレートは、ケーシングの前後方向に延びる壁にガイドされて走行でき、しかもスライドプレート走行路に異物が侵入することがないので、スライドプレートのスムーズな進退動作が確保されて、ロック機構のスムーズなロックおよびロック解除が長期にわたり保証される。
請求項3によれば、中皿から一旦取り外した上皿を再び中皿に取り付ける際に、スライドプレート側の第2の開口部(幅広開口部)が中皿側の第1の開口部に対応する前後方向所定位置にあるので、上皿側のロックピンをスライドプレートの第2の開口部を介して中皿側の第1の開口部に簡単かつ確実に係合させることができる。
また、上皿を中皿に対し位置決めして組み付けると同時に、スライドプレートの前進が可能となるので、直ちにスライドプレートを押し込んでロックピンをロックすることができる。
請求項4によれば、スライドプレートを引き出して(ロック機構のロックを解除して)、上皿を中皿に対し着脱できる位置、およびスライドプレートを押し込んで(ロック機構をロックして)、ロックピンをロックする位置が設定されているので、上皿を中皿に位置決めして組み付けたり、上皿を中皿から取り外す作業、さらにはロック機構により上皿を中皿にロックしたりロックを解除したりする作業をそれぞれスムーズに遂行できる。
請求項5によれば、スライドプレートは、ロックピンをロックする位置およびロックを解除する位置にそれぞれ保持されるので、ベビースケールの使用中にロックピンのロックが勝手に外れるとか、上皿を中皿に装脱着する際にロックピンが勝手にロックされるといった不具合がなく、ベビースケール使用時の安全性および上皿装脱着時の利便性が確保されている。
本発明の第1の実施例であるベビースケールの分解斜視図である。 同ベビースケールの要部である測定部本体の中皿から上皿を分離して示す斜視図である。 中皿の上面に設けられた浮動フック周辺とスライドプレートを分離して示す斜視図である。 ロック機構を構成するスライドプレートの作用を示す図で、(a)はスライドプレートの開口部によるロックピンのロックが解除された状態(スライドプレートを引き出してスライドプレート側の幅広開口部と中皿側の第1の開口部とが対応した状態)を示す斜視図、(b)はロックピンがスライドプレートの開口部でロックされた状態(スライドプレートを押し込んでスライドプレートの幅狭開口部がロックピンの小径基端部に係合した状態)を示す斜視図である。 浮動フックの拡大側面図で、(a)は浮動フック先端部がスライドプレート走行路上に突出している状態の拡大側面図、(b)は浮動フック先端部がスライドプレート走行路下方に没入している状態の拡大側面図である。 浮動フックの拡大縦断面図で、(a)は浮動フック先端部がスライドプレート走行路上に突出している状態の拡大縦断面図、(b)は浮動フック先端部がスライドプレート走行路下方に没入している状態の拡大縦断面図である。 上皿側のコ字型アームを測定部本体側の支軸部に係合させた状態を示す(中皿を断面で示す)ベビースケールの側面図である。 上皿を測定部本体の中皿に位置決めして組み付けた状態を示す(中皿を断面で示す)ベビースケールの側面図である。 スライドプレートを押し込んでロックピンをロックした状態を示す(中皿を断面で示す)ベビースケールの側面図である。 スライドプレートを押し込んでロックピンをロックした状態を示す中皿の平面図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1,2において、本発明の実施例であるベビースケール100は、主として、軽量センサ(ロードセル)を収容した測定部本体110と、測定部本体110を下方から支持するベース120と、測定部本体110上面に固着された中皿130と、中皿130に取り外し可能に取着された寝台である上皿160とを備え、中皿130には、上皿150側のロックピン166のロックおよびロックを解除を行うロック機構を構成するスライドプレート150が前後方向(図1,2のX方向)スライド可能に設けられている。
測定部本体110は、二つの軽量センサ(ロードセル)113,113を固定した樹脂製の下ケース112に、操作キー115や表示部116等が設けられた樹脂製の上ケース114が組み付け一体化されている。なお、測定部本体110の構成は、特開2008−116224等において詳しく開示されている公知技術であり、その具体的な説明は省略する。
測定部本体110の底面に固定一体化されているベース120は、樹脂の一体成形品で構成され、前後方向(図1,2のX方向)には測定部本体110とほぼ同じ大きさであるが、左右方向(図1,2のY方向)には測定部本体110よりも大きく形成されるとともに、ベース120底面のほぼ四隅には、高さ調節可能な脚122が設けられて、使用時のベビースケール100が安定するように構成されている。また、ベース120の左右方向両端には取手124が設けられて、ベビースケール100全体を持ち運びできる。
中皿130は、平面視矩形枠状の樹脂の一体成形品で構成され、その四隅に設けられた円形下方膨出部132が、測定部本体110の上ケース114に設けられた円形開口部117(図1参照)を貫通して計量センサ113に連結されて、中皿130に作用する荷重を測定部本体110の二つの計量センサ113,113で受け止めるようになっている。図1,2に示す符号133は、中皿130の下方膨出部132を計量センサ113に取着するねじである。
上皿160は、乳児を横にして載置できる十分な大きさの樹脂の一体成形品で構成され、その下面奥側には、図1,2,7に示すように、左右方向所定距離離間させて、左右方向および前後方向位置決め用の一対のコ字型アーム162,162が突出形成されるとともに、一対のアーム162,162から上皿160の下面手前側にそれぞれ所定距離離間させて、前後方向位置決め用の下方突起164と先端部が膨出するロックピン166とが突出形成されている。
一方、中皿130の周縁部には、図2に拡大して示すように、矩形状周縁枠を構成する前後に延びる左右一対の立壁131,131が上皿160下面に当接するように形成されるとともに、中皿130の左右の側面には、上皿160側のコ字型アーム162,162がそれぞれ係合する、左右方向および前後方向位置決め用の一対の支軸部134,134が略水平に突出形成されている。
また、中皿130の上面中央部には、後述するスライドプレート140の外形に整合する平面視コ字型に延びる立壁136(図3,4,10参照)が形成され、この立壁136を覆うようにカバー137が取着されて、スライドプレート140の走行路138を画成するケーシング139が設けられている。該ケーシング139の上面(カバー137の上面)中央部には、上皿160側の下方突起164が係合する前後方向位置決め用の開口部137aが設けられ、中皿130の上面中央部手前側には、図3に示すように、ロックピン係合用の第1の矩形状開口部130aが形成されている。
そして、上皿160を測定部本体110(の中皿130)に取り付けるには、上皿160側の一対のアーム162,162を中皿130側の一対の支軸部134,134に係合させて、支軸部134,134周りに上皿160を回動すれば、上皿160の下面が中皿130の立壁131,131で担持されるとともに、中皿130上面のロックピン係合用の矩形状開口部130a,ケーシング139(カバー137)上面の前後方向位置決め用の開口部137aに上皿160側のロックピン166,前後方向位置決め用の下方突起164がそれぞれ係合して、上皿160が中皿130に対し確実に位置決めされる。
詳しくは、一対のアーム162,162が一対の支軸部134,134に係合することで、上皿160は中皿130に対し左右方向(Y方向)に位置決めされ、さらに上皿160側の下方突起164がケーシング139(カバー137)の開口部137aに係合することで、上皿160は中皿130に対し前後方向(X方向)にも位置決めされる。
このように、本実施例では、作業者が上皿160側のアーム162と中皿130側の支軸部134の係合を直接目で確認しながら、上皿160を中皿130に対し位置決めできるので、一旦取り外した上皿160を簡単かつ確実にしかも短時間で中皿130に組み付けることができる。
また、図4,7に示すように、上皿160側のロックピン166は、中皿130側の矩形状開口部130aに係合可能な幅広矩形ブロック状の膨出先端部166aと、横断面円形の小径基端部166bで構成され、一方、図3に示すように、スライドプレート走行路138をスライドできるスライドプレート140の手前側領域140Aの中央部には、ロックピン166の膨出先端部166aが係合可能な矩形状の幅広開口部(中皿130側の矩形状開口部130aに整合する開口部)142aと、ロックピン166の小径基端部166bが係合可能な略矩形状の幅狭開口部142bとが前後方向に連成されたロックピン係合用の第2の開口部142が設けられている。
スライドプレート140を前後方向所定の長さだけ進退動作させる構造については、後に詳しく説明するが、スライドプレート140は、スライドプレート140側の幅広開口部142aが中皿130側の開口部130aに対応する位置(図4(a)参照)から、スライドプレート140側の幅狭開口部142bが中皿130側の開口部130aに対応する位置(図4(b)参照)までの所定長さ(幅広開口部142aの前後長さに相当する長さ)だけ前後方向にスライドできるように構成されている。
そして、スライドプレート140は、図4に示すように、ロックピン166(の膨出先端部166a)がスライドプレート140の開口部142を貫通して下方の上皿160側の第1の開口部130aに係合させた状態で、スライドプレート140を前後に進退動作させるだけで、スライドプレート140(ロックピン係合用の第2の開口部142)によるロックピン166のロックとロック解除とを行うことができる。
図4および図8,9を参照して、ロックピン166をロックしたりロック解除を行うロック機構であるスライドプレート140の作用について説明する。
図4(a),図8に示すように、上皿166を中皿130に位置決めして組み付けた状態では、スライドプレート140は、中皿130から引き出されて、スライドプレート140側の幅広開口部142aが中皿130側の開口部130aに対応する位置となっている。そして、上皿166側のコ字型アーム162が中皿130側の支軸部132に係合するとともに、上皿160側の下方突起164がケーシング137の開口部137aに係合し、かつ上皿160側のロックピン166(膨出先端部166a)がスライドプレート140の開口部144(幅広開口部144a)を貫通して中皿130の開口部130aが係合する形態)となっている。図4(a)において、仮想線で示すロックピン166は、中皿130の開口部130aに係合している状態を示す。
この状態で、スライドプレート140を前方に所定長さだけ押し込む(スライドプレート140側の幅狭開口部142bが中皿130側の開口部130aに対応する位置までスライドさせる)と、図4(b),図9に示すように、スライドプレート140側の幅狭開口部142bにロックピン166の小径基端部166bが係合し、幅狭開口部144bの周縁がロックピン166の膨出先端部166aを抜け止め保持する(ロックピン166がロック機構を構成するスライドプレート140でロックされた形態となる)。即ち、上皿166と中皿130とがロック機構(スライドプレート140)を介して連結一体化(取着)された形態となる。
一方、図4(b),図9に示すように、スライドプレート140が押し込まれて、幅狭開口部142bがロックピン166の小径基端部166bに係合(幅狭開口部142bの周縁がロックピン166の膨出先端部166aを抜け止め保持)する、ロックピン166がロック機構を構成するスライドプレート140でロックされた形態から、スライドプレート140を所定の長さだけ引き出す(後方にスライドさせる)と、図4(a),図8に示すように、スライドプレート140の幅広開口部142aが中皿130側の開口部130aに対応する位置となって、ロックピン166(の膨出先端部166a)をスライドプレート140の幅広開口部142aを介してロックピン係合用の第1の開口部130aから抜き出すことが可能な状態(ロックピン166がロック機構を構成するスライドプレート140でロックされた形態が解除された状態)となる。
そこで、上皿160を取り付ける場合(図7参照)とは逆方向に支軸部132周りに回動すれば、ロックピン166を中皿130のロックピン係合用の第1の開口部130a(スライドプレート140の幅広開口部142a)から抜き出すことができて、中皿130から上皿160を簡単に取り外すことができる。
このように、本実施例では、上皿160側のロックピン166をロック(抜け止め保持)するロック機構(スライドプレート140)が中皿130側に設けられているので、上皿160にロック機構を設けない分、上皿160側はそれだけ軽量かつ簡潔な構造となる。
このため、上皿160を測定部本体110(の中皿130)から取り外して洗浄する際に、軽量かつ簡潔な構造の上皿160を丸洗い洗浄し易い。
また、本実施例では、スライドプレート140の前後方向へのスライド操作だけで、上皿160と中皿130間に介装されているロック機構のロックとロック解除とを簡単に行うことができるので、ロック機構の操作性が非常に優れている。
特に、本実施例では、スライドプレート140は、走行路138を画成するケーシング139(左右の立壁134)にガイドされて前後方向にスライド(走行)するので、スライドプレート140を押し込む際には、スライドプレート140の幅狭開口部142bがロックピン166の小径基端部166bにスムーズに係合し、スライドプレート140を引き出す際には、スライドプレート140の幅狭開口部142bをロックピン166の小径基端部166bからスムーズに逸脱させることができる。
また、スライドプレート走行路138を覆うケーシング139には、ゴミなどの予期せぬ異物のスライドプレート走行路138への侵入を阻止するという機能もある。
また、図3に示すように、スライドプレート140の奥側領域140Bには、巾方向中央の上面側凸部領域140aの左右両側に上面側凹部領域140b,140bが連成された構造で、上面側凸部領域140aの略中央部には、矩形状に前後に延びる浮動フック露呈用開口部144が形成され、左右一対の上面側凹部領域140bには、中皿130上面に突出形成された前後一対のボス136a,136aとそれぞれ係合して、左右方向には位置決めされるが前後方向には該ボス136a,136aに対し相対摺動可能な長孔145,145が形成されている。
そして、ボス136a,136aが長孔145,145の前後端部145a,145a;145b,145bにそれぞれ係合する位置と、ライドプレート140を引き出してロックピン166のロックを解除する位置(図4(a)に示すように、スライドプレート140側の幅広開口部142aが中皿130側の開口部130aに対応する位置)およびスライドプレート130を押し込んでロックピン166をロックする位置(図4(b)に示すように、スライドプレート140側の幅狭開口部142bが中皿130側の開口部130aに対応する位置)とが対応するように設定されている。
また、長孔145のスライドプレート巾方向外側には、該長孔145と平行に延びる第2の長孔147が形成されて、長孔145と第2の長孔147との間に帯状弾性領域146が形成されている。さらに、該帯状弾性領域146における長孔の両端部145a,145b寄りの内周には、ボス136aを長孔端部145a,145bに抜け止め保持する微小突起148,148がそれぞれ設けられて、スライドプレート140は、押し込まれた位置または引き出された位置にそれぞれ保持されるようになっている。
このため、スライドプレート140を引き出してロックピン166のロックを解除する形態(図4(a)参照)では、ボス136aが長孔端部145aに当接して、スライドプレート140をこれ以上引き出すことができず、しかも長孔端部145a近傍に設けられている微小突起148によって、ボス136aが長孔端部145aに当接した形態に保持されて、即ち、スライドプレート140の幅広開口部142aが中皿160側の開口部130aおよびロックピン166の膨出先端部166aと上下方向に対応する位置に保持されて、ロックピン166を開口部130a(幅広開口部142a)に係合(挿入)する作業およびロックピン166を開口部130a(幅広開口部142a)から抜き出す作業をスムーズに遂行できる。
一方、スライドプレート140を押し込んでロックピン166をロックする形態では、ボス136aが長孔端部145bに当接して、スライドプレート140をこれ以上押し込むことができず、しかも長孔端部145b近傍に設けられている微小突起148によって、ボス136aが長孔端部145bに当接した形態に保持されて、即ち、スライドプレート140の幅狭開口部142bとロックピン166の基端部166bとが係合する形態に保持されて、スライドプレート140によるロックピン166のロックが勝手に外れることがない。
このように、中皿160側のボス136aとスライドプレート140に形成された長孔145とは、スライドプレート140の中皿160に対する前後方向の進退量を設定する進退量設定手段を構成するとともに、長孔端部145a,145b近傍に設けられた微小突起148は、ロック機構であるスライドプレート140を引き出した位置(ロックピン166のロックを解除した位置)またはロック機構であるスライドプレート140を押し込んだ位置(ロックピン166をロックした位置)に保持する保持手段を構成している。
なお、長孔145内側に突出する微小突起148は、スライドプレート140をスライドさせる際(ボス136aが長孔145に沿って相対摺動する際)の障害となるが、スライドプレート140を強く押したり引いたりすれば、微小突起148を含む帯状弾性領域146がボス136aの外形に倣うように第2の長孔147側に弾性変形して、ボス136aの微小突起148を乗り越える滑動を許容するので、スライドプレート140をスライドさせてロックピン166のロックとロックの解除を行う際の実質的な障害とはならない。
特に、長孔端部145a,145bは、スリット145cを介して開口部145d,145eまで延びるとともに、第2の長孔147,147も開口部145d,145eに対応する位置まで延びている。このため、帯状弾性領域146,146は、長孔端部145a,145bを越えて前後に延在し、帯状弾性領域146,146の可撓性がそれだけ高められて、ボス136aの微小突起148を乗り越える滑動(スライドプレート140のスライド)がそれだけスムーズとなっている。
また、スライドプレート走行路138を構成する中皿130の上面における、ケーシング139(カバー137)の開口部137aの真下には、図3、5,6に示すように、ばね付勢されて突没動作可能な浮動フック150がスライドプレート走行路138上に突出した形態に設けられている。
このスライドプレート走行路138上に突出する浮動フック150は、スライドプレート140の前進を規制して、スライドプレート140側のロックピン係合用の第2の開口部142(142a)を中皿130側の第1の開口部130aに対応する所定位置(幅広開口部142aを上皿160側のロックピン166に対応する所定位置)に保持するためのものである。
詳しくは、図3,5,6に示すように、中皿130の上面(スライドプレート走行路138の下面)には、上方(スライドプレート走行路138)に向けて開口する凹部133が形成されている。そして、該凹部133内には、浮動フック150がその基端部側凸条支点151周りに揺動可能に組み付けられるとともに、凹部133底面と浮動フック150下面間に介装された圧縮コイルばね152と、中皿130の上面に突出形成されたL字型のストッパ154とによって、浮動フック150の先端側(図3,4の左側)がスライドプレート走行路138に対し突没動作できるように構成されている。
また、浮動フック150の先端側には、ストッパ154に係合する凹部150aが形成されるとともに、凹部150aの両側には、後述するスライドプレート140側の一対の係止片143,143と前後方向に当接する一対の縦リブ150b,150bが形成されている。また、浮動フック150上面における一対の縦リブ150b,150bの後方には、浮動フック150が上皿160側の下方突起164に突き押しされて沈み込んだときに、一対の係止片143,143がそれぞれ干渉せずに通過(前進)できる、前後に水平に延びる平滑な一対の段差部150c,150cが形成されている。即ち、一対の段差部150c,150cは、下方突起164に突き押しされて浮動フック150が開口部132内に沈み込んだときに、一対の係止片143,143の滑動を許容する軌道を構成している。なお、図5,6における符号133aは、ストッパ154のアンダーカット部となる領域を成形するための分割金型配設用の開口部であって、開口部133aは、スライドプレート走行路138および凹部133における水抜き穴としても機能する。
一方、スライドプレート140には、浮動フック150を上方に露呈させるフック露呈用開口部144が設けられ、該フック露呈用開口部144の前後に延びる側縁部下面には、スライドプレート140を引き出した位置において、浮動フック150の揺動先端部(一対の縦リブ150b,150b)に当接する一対の係止片143,143が突出形成されている。
このため、図5(a),図7に示すように、スライドプレート140を引き出して、上皿160を中皿130に組み付けていない状態(下方突起164が開口部144に係合していない状態)では、スライドプレート140を押し込もうとしても、スライドプレート140側の係止片143,143が浮動フック150(の揺動先端部150b)に当接して、スライドプレート140を前進させることができない。
一方、図5(b),図6(b),図8に示すように、ケーシング139上面(カバー137上面)の開口部137aに上皿160側の下方突起164が係合すると、該下方突起164は、開口部137a真下に位置するスライドプレート140の開口部144を介して浮動フック150を下方に突き押しするように構成されている。
このため、上皿160を中皿130に位置決めして組み付けると、図5(b),図6(b),図8に示すように、浮動フック150の先端側は、上皿160側の下方突起162に上方から突き押しされてスライドプレート走行路138の下方に没入した形態に保持されて、スライドプレート140の浮動フック150による規制が解除されるとともに、浮動フック150側の段差部150c,150cがスライドプレート140側の係止片143より低い位置に水平に延在する形態となって、スライドプレート140を前進させることができる。
次に、浮動フック150の作用について、詳しく説明する。
スライドプレート140を引き出して、上皿160を中皿130から取り外した状態では、スライドプレート140の長孔145内側に形成されている微小突起148によって、スライドプレート140の長孔端部145aに中皿130側のボス136aが係合した形態に抜け止め保持されるとともに、スライドプレート140側の係止片143がスライドプレート走行路138上に突出する浮動フック150の揺動先端部(縦リブ150a)に当接し、スライドプレート140は、前進も後退もできない形態に保持される。
このため、スライドプレート140のロックピン係合用の第2の開口部142(142a)が中皿130側のロックピン係合用の第1の開口部130aと対応する位置となって、上皿160側のロックピン166(の先端側膨出部166a)を確実にロックピン係合用の第1の開口部130a係合させることができる。
一方、上皿160を中皿130に対し位置決めして組み付ける(上皿160側のコ字型アーム162を中皿130側の支軸部134に上方から係合させた状態で、上皿160を支軸部134周りに回動して、上皿160側の下方突起164をケーシング138の位置決め用開口部137aに係合させる)と、上皿160側のロックピン166がスライドプレート140のロックピン係合用の第2の開口部144(幅広開口部144a)を貫通して、下方の中皿130側のロックピン係合用の第1の開口部130aに係合する。同時に、上皿160側の下方突起164は、ケーシング138の位置決め用開口部137a下方のスライドプレート140の浮動フック露呈用開口部144から露呈している浮動フック(中皿130のスライドプレート走行路138上に突出している浮動フック)150を上方から下方に突き押しして、浮動フック150の揺動先端側がスライドプレート走行路138の下方に没入した形態に保持される。
このため、スライドプレート140側の係止片143,143と浮動フック150の先端リブ150b,150bとの当接が解除されて、係止片143,143を浮動フック150上面の段差部150c,150cに沿って滑動できる形態となるので、スライドプレート140を浮動フック150と干渉させることなく、前進させることができる。
このように、本実施例では、スライドプレート140を引き出して、上皿160を中皿130から取り外した状態では、スライドプレート140は、その長孔端部145aがボス136aに当接して後方への移動が規制されるとともに、スライドプレート140側の係止片143がスライドプレート走行路138上に突出する浮動フック150前端部に当接して前方への移動も規制されて、スライドプレート140のロックピン係合用の第2の開口部142(幅広開口部142a)は、中皿130側の第1の開口部130aに対応する、上皿160側のロックピン166を係合させることのできる所定位置に常に保持されることになって、再び、上皿160を中皿130に対し位置決めする際には、ロックピン166を簡単かつスムーズに中皿130側の開口部130aに係合させることができる。
さらに、上皿160を中皿130に位置決めして組み付けると同時に、スライドプレート140の浮動片150による規制が解除されるので、上皿160を中皿130に組み付ける作業に続けて、スライドプレート140を押し込んで上皿160側のロックピン166をスムーズにロックする作業を行うことができる。
なお、前記した実施例では、測定部本体110(中皿130)および上皿160の奥側に支軸部132,132およびコ字型アーム162,162を設けて、測定部本体110(中皿130)に対し上皿160の手前側が開閉するように構成されているが、測定部本体110(中皿130)および上皿160の手前側に支軸部132,132およびコ字型アーム132,132を設けて、測定部本体110(中皿130)に対し上皿160の奥側が開閉するように構成してもよい。
また、前記した実施例では、ベース120が測定部本体110の下ケース11と別体に構成されているが、ベース120と下ケース11を一体的に構成(樹脂の一体成形品で構成)してもよい。
100 ベビースケール
110 測定部本体
113 計量センサ
120 ベース
130 中皿
130a ロックピン係合用の第1の開口部
131 立壁
132 支軸部
133 浮動フック収納用の凹部
136 立壁
136a スライドプレートの進退量設定用のボス
137 カバー
137a 前後方向位置決め用の開口部
138 スライドプレート走行路
139 スライドプレート走行路を画成するケーシング
140 ロック機構を構成するスライドプレート
142 ロックピン係合用の第2の開口部
142a 幅広開口部
142b 幅狭開口部
143 係止片
144 フック露呈用開口部
145 スライドプレートの進退量設定用の長孔
145a,145b 長孔端部
146 帯状弾性領域
147 第2の長孔
148 微小突起
150 浮動フック
150a 浮動フックの揺動先端部(リブ)
152 圧縮コイルばね
154 ストッパ
160 寝台である上皿
162 コ字型アーム
164 下方突起
166 ロックピン
166a ロックピンの膨出先端部
166b ロックピンの小径基端部

Claims (5)

  1. 測定部本体上面に設けた中皿に、寝台である上皿が解除可能なロック機構を介して装脱着可能に設けられたベビースケールにおいて、
    前記上皿の下面には、左右方向所定距離離間させて一対のコ字型アームが突出形成されるとともに、前記一対のアームから前後方向所定距離離間させて先端部が膨出する1本のロックピンが突出形成され、
    一方、前記中皿の左右の側面には、前記コ字型アームがそれぞれ係合する一対の支軸部が略水平に突出形成され、
    前記中皿の上面には、ロックピン係合用の第1の開口部が設けられるとともに、
    前記中皿上面の前記第1の開口部を含む領域には、ロックピン係合用の第2の開口部を設けた前後方向スライド可能なスライドプレートで構成するロック機構が設けられ、
    前記ロックピン係合用の第2の開口部は、前記ロックピンの膨出先端部が係合可能な幅広開口部と前記ロックピンの基端部が係合可能な幅狭開口部とが前後方向に連成されて構成され、
    前記第2の開口部に前記ロックピンの基端部が係合する状態で、前記スライドプレートをスライドさせて前記ロックピンのロックまたはロック解除を行うことを特徴とするベビースケール。
  2. 前記上皿下面における前記一対の支軸部と前記ロックピン間の所定位置には、前後方向位置決め用の下方突起が設けられ、
    一方、前記中皿の上面には、前記スライドプレートの走行路を画成するケーシングが設けられるとともに、該ケーシング上面の所定位置には、前記上皿側の下方突起が係合する前後方向位置決め用の開口部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のベビースケール。
  3. 前記中皿上面における前記前後方向位置決め用の開口部の真下には、ばね付勢されて突没動作可能な浮動フックが前記スライドプレート走行路上に突出した形態に設けられ、
    前記スライドプレートには、前記浮動フックを上方に露呈させるフック露呈用開口部が設けられるとともに、該フック露呈用開口部の近傍には、前記スライドプレートを引き出した位置から前進させる際に前記浮動フックに当接して該スライドプレートの前進を阻止する係止片が設けられ、
    前記上皿を前記中皿に位置決めして組み付けた際に、前記浮動フックは、前記上皿側の下方突起に上方から突き押しされて前記スライドプレート走行路の下方に没入した形態に保持されて、前記スライドプレートの前記係止片との当接が解除されるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載のベビースケール。
  4. 前記スライドプレートには、前記中皿上面に突出形成されたボスと係合して、左右方向には位置決めされるが前後方向には該ボスに対し摺動可能な長孔が形成され、
    前記ボスが前記長孔の前後端部にそれぞれ係合する位置と、前記スライドプレートを引き出して前記ロックピンのロックを解除する位置および前記スライドプレートを押し込んで前記ロックピンをロックする位置とが対応するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のベビースケール。
  5. 前記長孔の左右方向外側には、該長孔と平行に延びる第2の長孔が形成されて、前記長孔と第2の長孔間に帯状弾性領域が形成され、該帯状弾性領域における前記長孔の両端部寄りの内周には、前記ボスを長孔端部に保持する微小突起がそれぞれ設けられて、前記スライドプレートは、押し込まれた位置および引き出された位置にそれぞれ保持されるように構成されたことを特徴とする請求項4に記載のベビースケール。
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