JP5311577B2 - 圧力センサの検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力センサの検査装置に関し、更に詳しくは、圧力センサの温度特性を測定するための検査装置に関する。
圧力センサの性能を検査するための装置として、被検査物である圧力センサを収納する圧力容器(加圧容器)と、この圧力容器内の圧力を制御する圧力制御部(加圧部)と、圧力センサの出力信号を計測する計測部(電気的接触導通を取るプローブ)と、計測部で得られた出力信号を処理する演算処理部とを備えてなるものが提案されている(特許文献1参照)。
圧力センサの出力信号(電圧または電流)は、温度に対してほぼ直線的に変化し、2種類以上の温度において出力信号を計測することにより、圧力センサの温度特性を検査(測定)することができる。
そして、圧力センサの温度特性(温度と出力信号との関係)が、直線関係(理想直線)から許容値を超えてずれている場合には、圧力センサの温度特性が理想直線に近づくように適宜補正(温度補正)される。
特開2004−108888号公報
圧力センサの温度特性を測定するためには、同一の圧力条件下に、2種類以上の温度で出力信号を計測する必要がある。
ここに、圧力センサの温度特性を測定する検査装置の構成として、図7に示したように、ボート基板90に実装された圧力センサSを収納する圧力容器91と、この圧力容器91内の圧力を制御する圧力制御部92と、加圧のためのコンプレッサー93と、圧力センサSの出力信号を計測する計測部(プローブユニット94および測定回路95)と、圧力容器91を収納する恒温槽96と、圧力制御部92、計測部および恒温槽96の内部温度を制御するとともに、計測部により得られた圧力センサSの出力信号を取得して処理する演算処理部97とを備えてなるものが考えられる。
このような装置において、圧力センサの温度は、演算処理部97により温度制御される恒温槽96によって調整される。
このような装置によって圧力センサの温度特性を計測する方法の一例としては、先ず、恒温槽96内を冷却して圧力センサSの温度を所定温度(例えば−40℃)まで低下させ、この低温条件下に、所定の圧力で圧力センサSの出力信号を計測する。次に、恒温槽96内を加熱して圧力センサSを所定温度(例えば125℃)まで上昇させ、この高温条件下に圧力センサSの出力信号を計測する。その後、恒温槽96内を冷却して圧力センサSの温度を所定温度(例えば25℃)まで低下させ、この常温条件下に圧力センサSの出力信号を計測する。このようにして得られた高温・低温・常温での出力信号から、圧力センサSの温度特性を測定することができる。
なお、高温・低温・常温のそれぞれの条件下において、複数種類(例えば3種類)の圧力で、圧力センサの出力信号を計測しておくことによって、複数種類の圧力条件における圧力センサの温度特性を測定することができる。
しかしながら、上記のような検査装置によって圧力センサの温度特性を測定する場合には、被検査物である圧力センサが所定の温度(高温・低温・常温)になるまでにきわめて長い時間(昇温時間および降温時間)を必要とする。
例えば、低温(−40℃)、高温(125℃)、常温(25℃)の各温度条件において3種類の圧力で、圧力センサの出力信号を計測しようとすると、すべての計測が完了するまでに9〜10時間を必要とする。
このため、圧力センサ(最終製品)の製造効率はきわめて低いものとなっている。
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の目的は、被検査物である圧力センサを短い時間で所定温度にすることができ、圧力センサの温度特性を短時間で測定することができる圧力センサの検査装置を提供することにある。
(1)本発明の圧力センサの検査装置は、圧力センサの温度特性を測定する検査装置であって、被検査物である圧力センサを収納する圧力容器と、
この圧力容器内の圧力を制御する圧力制御部と、
前記圧力容器の内部において、圧力センサを挟み込むように配置され、この圧力センサを冷却または加熱する2枚の冷熱プレートと、
これらの冷熱プレートの温度を制御する温度制御部と、
圧力センサの出力信号を計測する計測部と、
前記圧力制御部、前記温度制御部および前記計測部を制御するとともに、当該計測部により得られた圧力センサの出力信号を、計測時の温度および圧力の情報とともに取得する演算処理部とを備えてなることを特徴とする。
このような構成を有する検査装置によれば、被検査物である圧力センサは、これを挟み込むようにして、圧力容器の内部に配置された冷熱プレートによって冷却または加熱されるので、圧力容器の外部から冷却または加熱される場合と比較して、格段に短い時間で圧力センサを所定の温度にすることができる。
(2)本発明の圧力センサの検査装置において、前記冷熱プレートの内部には、熱媒体の循環流路が形成され、
前記温度制御部は、温度の異なる熱媒体を収容する複数基の媒体タンクと、
前記演算処理部からの信号に従って、前記冷熱プレートに形成された熱媒体の循環流路に連結させる媒体タンクを前記複数基の媒体タンクの中から選択して切り替える切替機構とを有していることが好ましい。
このような構成を有する検査装置によれば、切替機構により選択された媒体タンク中の熱媒体が冷熱プレートの内部を循環するので、冷熱プレートの表面温度を迅速に変化(低下または上昇)させることができる。
また、切替機構によって媒体タンクを切り替えることにより、切替前とは異なる温度の熱媒体が冷熱プレートの循環流路に直ちに循環するので、冷熱プレートの表面温度を迅速に変化(上昇または低下)させることができる。
(3)本発明の圧力センサの検査装置において、被検査物である複数の圧力センサが実装される実装部と、これらの圧力センサの各々に電気的に接続される端子群が位置するプローブポイントとを有するボート基板
を備えてなることが好ましい。
このような構成を有する検査装置によれば、複数の圧力センサの温度特性を同時に計測することができる。
また、ボート基板において、実装部と離間してプローブポイントが設けられていることにより、計測部を構成するプローブユニットを冷熱プレートから離間して配置することができ、冷熱プレートからプローブユニットへの熱の影響を回避することができる。
本発明の一実施形態に係る検査装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置の主要部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置の主要部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置を構成するボート基板を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る検査装置における熱媒体の流路を示す模式図である。 実施例に係る検査装置において、圧力容器内の圧力およびセンサ温度の経時的変化を示すチャートである。 圧力センサの性能を検査する従来の検査装置の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の圧力センサの検査装置について詳細に説明する。
本発明の検査装置は、圧力センサの温度特性(温度と出力信号の関係)を測定する検査装置である。
本実施形態の検査装置は、MEMS圧力センサの温度特性(温度と出力信号の関係)を測定する検査装置である。
図1に示すように、本実施形態の検査装置は、ボート基板10と、圧力容器20と、圧力制御部30と、冷熱プレート(下側の冷熱プレート41および上側の冷熱プレート42)と、冷熱プレートの温度制御部50と、計測部(プローブユニット61および測定回路62)と、演算処理部70とを備えてなる。
同図において、31はコンプレッサ(加圧装置)、32は真空ポンプ(減圧装置)、33は圧力センサ(圧力容器内の圧力の計測手段)、71は入力部、72は記憶部、73は出力部である。
ボート基板10は、圧力センサのキャリアおよび電気的接続を行うための基板であり、図2および図3に示すように、アルミニウムからなる基台11上に、フレキシブル基板(FPC)12が配置されてなる。
図3において、Sは被検査物である圧力センサ、13は圧力センサを上側から押圧する蓋である。アルミニウムなどの金属からなる蓋13には、圧力センサSの感圧部位に対応して貫通孔(図示省略)が形成されている。
図4に示すように、ボート基板10は、センサが実装される実装部10Aと、これらのセンサの各々に接続される端子群が位置するプローブポイント10Bとを有する。
このボート基板10の実装部10Aには、33個のセンサを実装することが可能であり、例えば、被検査物である32個の圧力センサと、1個の温度センサを実装することができる。
一方、プローブポイント10Bには132個(1個のセンサあたり4個)の端子が配列されている。
圧力容器20には、ボート基板10の実装部10Aに実装されている圧力センサおよび温度センサが収納される。図2および図3に示すように、この圧力容器20は、容器本体21と、開閉可能な蓋部22とを有している。23は把手である。
圧力容器20内の圧力は、圧力制御部30によって制御される。
圧力制御部30は、演算処理部70からの信号を受けて、コンプレッサ31または真空ポンプ32を稼働させるとともに、例えば、内蔵する圧力調整弁により、圧力容器20内を所定の圧力(加圧または負圧)となるよう制御する。
圧力容器20内の圧力は、圧力センサ33により計測され、圧力情報として演算処理部70にフィードバックされる。
圧力制御部30により制御される圧力容器20内の圧力範囲は、圧力センサの用途などにより異なり、特に限定されるものではないが、例えば13〜120kPaとされる。
圧力制御部30は、また、複数の圧力範囲を制御するもの(例えば、第1の圧力範囲を13〜120kPaとし、第2の圧力範囲を101〜608kPa(1〜6気圧)とする)であってもよい。
本実施形態の検査装置を構成する冷熱プレート41および42は、被検査物である圧力センサを冷却または加熱するためのものである。
本実施形態の検査装置においては、被検査物を冷却または加熱する手段である冷熱プレート41および42が、圧力センサSを挟み込むようにして、圧力容器20の内部に配置されている点に特徴を有する。
冷熱プレート41および冷熱プレート42に挟まれた状態で圧力センサSが冷却または加熱されるので、圧力容器の外部から冷却または加熱される場合と比較して、格段に短い時間で圧力センサSを所定の温度にすることができる。
図3に示すように、下側の冷熱プレート41は、プレート要素411および412から構成され、冷熱プレート41の内部には、水平面に沿って蛇行するように、熱媒体の循環流路が形成されている。
また、上側の冷熱プレート42は、プレート要素421および422から構成され、冷熱プレート42の内部には、水平面に沿って蛇行するように、熱媒体の循環流路が形成されている。
なお、図3において、43はプレート要素の固定ネジ、44はガスケットである。また、図1〜図3において、451、452および453は、それぞれ、熱媒体の流路を区画する外部配管である。
冷熱プレートの内部を循環する熱媒体は、図5に示すように、後述する媒体タンクから外部配管451を通って冷熱プレート41の内部に流入され、蛇行する循環流路41Fを流動することにより冷熱プレート41の表面(上面)を冷却または加熱し、冷熱プレート41の内部から流出される。
冷熱プレート41の内部から流出された熱媒体は、外部配管452を通って冷熱プレート42の内部に流入され、蛇行する循環流路42Fを流動することにより冷熱プレート42の表面(下面)を冷却または加熱し、冷熱プレート42の内部から流出される。
冷熱プレート42の内部から流出された熱媒体は、外部配管453を通って媒体タンクに戻る。
上記のようにして、冷熱プレート41および42の内部に熱媒体が循環される。
なお、熱媒体の順路は、上記に限定されるものではない。
冷熱プレート41および42の表面温度は、温度制御手段50によって制御される。
図1に示すように、温度制御部50は、高温(通常60〜150℃、例えば125℃)の熱媒体を収容する媒体タンク511と、常温(通常20〜40℃、例えば25℃)の熱媒体を収容する媒体タンク512と、低温(通常−50〜0℃、例えば−40℃)の熱媒体を収容する媒体タンク513を有している。
媒体タンク511、512および513に収容される熱媒体としては、冷熱プレートの設定温度(高温・常温・低温)において流動性を有するものであれば特に限定されるものではない。
なお、媒体タンク511、512および513に収容される熱媒体は、同じ化合物からなることが好ましいが、媒体タンクごとに異なる種類の熱媒体を使用することも可能である。
また、温度制御部50は、冷熱プレート41および42に形成された熱媒体の循環流路に連結させる媒体タンクの切替機構として、高温の熱媒体の流路に設けられた循環ポンプ521並びにバルブ531および541と、常温の熱媒体の流路に設けられた循環ポンプ522並びにバルブ532および542と、低温の熱媒体の流路に設けられた循環ポンプ523並びにバルブ533および543とを有している。
ここに、演算処理部70からの信号に従って、循環ポンプ523を稼働させるとともに、バルブ533および543を開いて、他のバルブを閉じることにより、媒体タンク513に収容されている低温の熱媒体が、循環ポンプ523により送り出され、バルブ533、外部配管451、下側の冷熱プレート41の循環流路、外部配管452、上側の冷却プレート42の循環流路、外部配管453、バルブ543をとおって、媒体タンク513に戻ることになり、これにより、冷熱プレート41および42の表面が低温状態となる。
また、演算処理部70からの信号に従って、循環ポンプ521を稼働させるとともに、バルブ531および541を開いて、他のバルブを閉じることにより、媒体タンク511に収容されている高温の熱媒体が、循環ポンプ521により送り出され、バルブ531、外部配管451、下側の冷熱プレート41の循環流路、外部配管452、上側の冷却プレート42の循環流路、外部配管453、バルブ541をとおって、媒体タンク511に戻ることになり、これにより、冷熱プレート41および42の表面が高温状態となる。
更に、演算処理部70からの信号に従って、循環ポンプ522を稼働させるとともに、バルブ532および542を開いて、他のバルブを閉じることにより、媒体タンク512に収容されている常温の熱媒体が、循環ポンプ522により送り出され、バルブ532、外部配管451、下側の冷熱プレート41の循環流路、外部配管452、上側の冷却プレート42の循環流路、外部配管453、バルブ542をとおって、媒体タンク512に戻ることになり、これにより、冷熱プレート41および42の表面が常温状態となる。
このような構成を有する本実施形態の検査装置によれば、媒体タンク511、512、513のうち、切替機構により選択された一基の媒体タンクに収容されている熱媒体が、冷熱プレート41および42の内部を循環するので、冷熱プレート41および42の表面温度を迅速に変化(低下または上昇)させることができる。
また、切替機構によって媒体タンクを切り替えることにより、切替前とは異なる温度の熱媒体が冷熱プレート41および42の循環流路に直ちに循環するので、冷熱プレート41および42の表面温度を迅速に変化(上昇または低下)させることができる。
本実施形態の検査装置の計測部は、プローブユニット61および測定回路62を備えてなり、圧力センサの出力信号(電圧または電流)を計測する機能を有する。
プローブユニット61には、ボート基板10のプローブポイント10Bに配列された端子群の各々に接続される複数のプローブが設けられている。
プローブユニット61により計測された圧力センサの出力信号(電圧または電流)は、測定回路を経て演算処理部70に入力される。
このような構成を有する本実施形態の検査装置によれば、プローブユニット61を構成するプローブにより、ボート基板10の実装部10Aに実装された圧力センサの温度特性を同時に計測することができる。
また、ボート基板10において、実装部10Aとプローブポイントが離間していることにより、プローブユニット61を冷熱プレート41および42から離間して配置することができ、冷熱プレート41および42からプローブユニット61への熱の影響を回避することができる。
本実施形態の検査装置の演算処理部70は、圧力制御部30、温度制御部50および計測部を制御するとともに、計測部により得られた圧力センサの出力信号を、計測時の温度情報(計測部によって得られた温度センサからの情報)および圧力情報(圧力制御部30または圧力センサ33からの情報)とともに取得し、これらの情報を演算処理する装置である。
演算処理部70には、入力部71、記憶部72および出力部73が接続されている。
入力部71からは、圧力容器20内の設定圧力、被検査物である圧力センサの設定温度などを入力することができる。入力された設定圧力の情報は演算処理部70によって処理され、演算処理部70からの処理信号によって圧力制御部30が制御される。また、入力された設定温度の情報も演算処理部70により処理され、演算処理部70からの処理信号により温度制御部50が制御される。
記憶部72は、演算処理部70によって取得された情報(圧力センサの出力信号の計測値、計測時の温度および圧力の情報)などを記憶することができ、記憶部72により記憶された情報は、出力部73により出力(表示・印字)することができる。
図1〜図3に示したような構成の検査装置を使用し、ボート基板10の実装部10Aに32個の圧力センサと1個の温度センサとを実装し、低温、高温および常温の各温度条件において、圧力容器20の内部圧力を3とおりに変更することを目的とする、温度および圧力の制御を実施した。
温度の制御は、演算処理部70からの信号を受けた温度制御部50において、切替機構により、冷熱プレート41および42の循環流路に連結させる媒体タンクを、媒体タンク513、媒体タンク511、媒体タンク512の順に切り替えることによって、前記循環流路に、低温(−40℃)、高温(125℃)、常温(25℃)に温度調整された熱媒体「ガルデン」(登録商標)を順次循環させることにより行い、被検査物である圧力センサの温度変化に一致するものとして、前記温度センサにより温度変化を計測した。
また、圧力容器20の内部圧力の制御は、低温、高温および常温の各温度条件において、演算処理部70からの信号を受けた圧力制御部30によって、順次、120kPa、13kPa、60kPaの3種類の圧力になるように設定し、圧力容器20の内部における実際の圧力変化を圧力センサ33(圧力容器内の圧力の計測手段)により計測した。
温度センサにより計測した温度変化、および、圧力センサ33により計測した圧力変化を図6に示す。
図6に示したように、冷却を開始してから約10分間で(−40℃,120kPa)、(−40℃,13kPa)、(−40℃,60kPa)の計測環境を得ることができた。 その後、加熱を開始してから約10分間で(125℃,120kPa)、(125℃,13kPa)、(125℃,60kPa)の計測環境を得ることができた。
その後、冷却を開始してから約10分間で(25℃,120kPa)、(25℃,13kPa)、(25℃,60kPa)の計測環境を得ることができた。
すなわち、この検査装置によれば、低温(−40℃)、高温(125℃)、常温(25℃)の各温度条件において、3種類の圧力(120kPa、13kPa、60kPa)で、圧力センサの出力信号を計測しようとする場合に、すべての計測を30分程度の時間で完了することが可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の検査装置はこれらに限定されるものでなく、種々の変更が可能である。
例えば、1枚のボート基板に更に多数のセンサを実装することも可能である。
また、圧力容器の内部に、複数のボート基板を配置してもよい。この場合、ボート基板に実装された圧力センサのすべてを挟むように、2枚または(2×n)枚の冷熱プレートを配置してもよい。
また、被検査物である圧力センサは、MEMS圧力センサ以外のものであってもよい。 また、冷熱プレートを冷却または加熱する手段として、熱媒体を循環させること以外の手段を採用(併用)してもよい。
10 ボート基板
10A 実装部
10B プローブポイント
11 基台
12 フレキシブル基板(FPC)
13 蓋
20 圧力容器
21 容器本体
22 蓋部
23 把手
30 圧力制御部
31 コンプレッサ
32 真空ポンプ
33 圧力センサ
41 冷熱プレート(下側)
411,412 プレート要素
41F 循環流路
42 冷熱プレート(上側)
421,422 プレート要素
42F 循環流路
43 固定ネジ
44 ガスケット
451、452、453 熱媒体の外部配管
50 温度制御部
511 媒体タンク(高温用)
512 媒体タンク(常温用)
513 媒体タンク(低温用)
521 循環ポンプ(高温用)
522 循環ポンプ(常温用)
523 循環ポンプ(低温用)
531、541 バルブ(高温用)
532、542 バルブ(常温用)
533、543 バルブ(低温用)
61 プローブユニット
62 測定回路
70 演算処理部
71 入力部
72 記憶部
73 出力部

Claims (3)

  1. 圧力センサの温度特性を測定する検査装置であって、
    被検査物である圧力センサを収納する圧力容器と、
    この圧力容器内の圧力を制御する圧力制御部と、
    前記圧力容器の内部において、圧力センサを挟み込むように配置され、この圧力センサを冷却または加熱する2枚の冷熱プレートと、
    これらの冷熱プレートの温度を制御する温度制御部と、
    圧力センサの出力信号を計測する計測部と、
    前記圧力制御部、前記温度制御部および前記計測部を制御するとともに、当該計測部により得られた圧力センサの出力信号を、計測時の温度および圧力の情報とともに取得する演算処理部とを備えてなることを特徴とする圧力センサの検査装置。
  2. 前記冷熱プレートの内部には、熱媒体の循環流路が形成され、
    前記温度制御部は、温度の異なる熱媒体を収容する複数基の媒体タンクと、
    前記演算処理部からの信号に従って、前記冷熱プレートに形成された熱媒体の循環流路に連結させる媒体タンクを前記複数基の媒体タンクの中から選択して切り替える切替機構とを有していることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサの検査装置。
  3. 被検査物である複数の圧力センサが実装される実装部と、これらの圧力センサの各々に電気的に接続される端子群が位置するプローブポイントとを有するボート基板
    を備えてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力センサの検査装置。
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